最新の観てきた!クチコミ一覧

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The Silver Tassie 銀杯

The Silver Tassie 銀杯

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2018/11/09 (金) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

森新太郎さんがアイルランドの反戦四幕劇「銀杯」を戯画的に演出。約2時間45分、20分休込み。人形劇が迫力。歌が上手いキャストが多く安心。上質アンサンブル大勢で眼福だが絶対に必要かというと…。スージーは現代のテロリストの表象かと邪推。土屋佑壱さんが笑わせてくれた。

誰もいない国

誰もいない国

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/11/08 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

語られる言葉の意味、関係性の変化が何を示しているのか…明らかな回答は得づらい戯曲です。舞台で起こる出来事を、必死で集中して追いかける緊張感が心地よく、意外性もあって、充実の観劇になりました。男性4人の恋愛がらみのエロティックな空気が流れるのも良かったですね。

ただ、寺十吾さんの演出は音、水、光などの足し算でわかり易い娯楽作を目指したようで、ピンターならではの面白味を切り落としてしまっている気もしました。

柄本明さんの演技が素晴らしかったです。冒頭の「そこに在る」姿こそ私の見たいもの。宇宙で、点で、孤独な生命でした。震えるほど感動!

青いプロペラ

青いプロペラ

らまのだ

シアタートラム(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

石川県にあるスーパーマーケットのバックヤードが舞台です。親しみやすい自然なおしゃべりから登場人物の背景がわかる会話劇で、セリフの組み合わせが上手だと思いました。素直な気持ちを表現する演技にも好感を持ちました。ただ、方言の現代口語劇としてシンプルに上演するだけではなく、演出が目立っていました。上演時間は約1時間50分。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/11/30/11328/

豊饒の海

豊饒の海

パルコ・プロデュース

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/11/03 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

三島由紀夫の長編小説の舞台化。原作を全く知らずに拝見。面白かった♪振付、転換のアンサンブルが綺麗。感情に突き動かされる人々の刹那をシンプルかつ美的に表す。制御が効いているのが好み。死と官能の交差を味わえた。上演時間は約2時間40分、休憩15分を含む。

人間ども集まれ!2018

人間ども集まれ!2018

TCアルプ

まつもと市民芸術館 小ホール(長野県)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/03 (月)公演終了

手塚治虫の漫画を劇中劇でコラージュした野心的な約1時間40分。無性人間と人間が対立する原作と、AI支配が予言される現代を相似させて風刺。舞台である質問不可のシェルターは不自由だが守られた社会。性選択等、様々な自由に晒された個人(観客)にどう生きるかと問いかける。

命売ります

命売ります

パルコ・プロデュース

サンシャイン劇場(東京都)

2018/11/24 (土) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

死ぬと決心して「命売ります」という新聞広告を出したコピーライターの若者・羽仁男(はにお)が、彼の命を買いに来た人々と出会っていくのですが、なぜか、死ねない…。
コント風の短編で構成されている印象を受けました。馬渕英里何さんはいつもながら鮮やかな存在感で、彼女が語ると舞台に集中できました。いい俳優さんだなと思います。

俳優教室は、虹の彼方

俳優教室は、虹の彼方

ハマコクラブキヨコクラブ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

飛田さんのジャマ的な存在(笑)と、濱田さんのツッコミを中心としたやりとりが面白く楽しめました♪
去年も観ていた自分にとっては、完全に続きを観ている感じなので、キャラ理解をする必要がなかったのも良かったです。
濱田さんの声枯れや若干のトチリが気にはなりましたが、それも笑い要素に変えていたので、まあ結果オーライと思いました(^o^;

キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

STスポット(神奈川県)

2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

千穐楽の「び」チームを観劇。見終わった後、「だ」チームも見たかったととても後悔しました。キャストが違うとどうなるのか、本当に気になった舞台でした。
キャストは個性の違う若い8人の女性のみ。踊りあり、歌あり、劇だけではない様々な要素を存分に楽しむことができました。女性だったらきっと誰かに共感したり嫌悪感を感じたり、男性だったら誰かを推したり女性って怖いって思ったり、見ている人なりの楽しい見方ができたものと思います。千穐楽は満席で、客席の間隔も狭く、前の方の背中と足が触れそうなくらいで、お世辞にもよい環境ではありませんでしたが、客席もステージもとにかく熱気にあふれていました。
一言で感想をいうとしたら、久しぶりに熱い想いがほとばしるような舞台を拝見しました。大満足の1時間強でした。

雰囲気のある死体

雰囲気のある死体

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

さすがに50年以上も続く劇団さんで、アットホームな運営は毎回素晴らしく感じます。
ただし、今回の演目は「不条理劇」というジャンルになると当パンにも記載されていましたが、個人的にはこの舞台を通じて出演者は何を訴えたかったのかはっきりしないし、ラストのオチも結局よくわからず、どうもしっくりこなくて、終わっても正直何も心に残らず、あまり感じることもありませんでした。
ハッピーエンドがよいとは言いませんが、いろんな方々が支えている劇団の演目としては、個人的にはあまり適切とは言えなかったのではと少し残念でした。

メガネニカナウ4

メガネニカナウ4

メガネニカナウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/11/27 (火) ~ 2018/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

西郷どんを見ながら今日の観劇を振り返った。3部作3本「メガネニカナウ4」と変わらぬ感動を覚えた、作品ABCそれぞれに名優の称号がふさわしい役者さんが出演されていたし、女優さんも可愛いく美人ぞろいだった。亀山貴也さんが一段と素晴らしく成られ嬉しさもひとしおでした。上杉逸平さんのプロデュースも4となると進化している、芝居もそうだがMCと案内の山本香織さん、スタッフさんの配置1STに足を入れたときから何と贅沢な時間が頂けた事でしょうか。本当にありがとうございました。

ネタバレBOX

サルは好きな動物では有りませんが、さぶりなさんと飯嶋松之助さんのお猿さんは大好きに成りました。
毒づくも徒然

毒づくも徒然

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/12/02 (日) 16:00

座席1階2列

価格3,000円

『価値観』『期待感』など人との付き合いにぶち当たるときをプロレスの控え室という舞台設定がもう面白い。ナニータはその場を中和させたり掻き回す絶妙な存在。久しぶりに演劇で爆笑させていただきました。

残念なのは新日ジャージなのにラスト曲『スパルタンX』。これは三沢光晴なんだよなぁ。
ただオープニングは橋本真也だったので亡くなった二人への想いが詰まっていたのかな。ただカッコいい曲を選んだだけのような気もしますが。

演劇なんて暇つぶし

演劇なんて暇つぶし

あめんぼう 

赤坂CHANCEシアター(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/02 (日) 13:00

座席1階2列

価格0円

立ち上がりの悪さに不安になるも中盤からは盛り返してまずまずの出来映えでした。

前半の劇団建て直しの経緯が長過ぎました。中盤舞台左からスポットを当て、アンサンブルな感じからが良かったです。ここからスタートしても良かったのでは。そこまでの劇団の背景は観客に想像させるぐらいでもいいと思います。

そしてもうひとつ良かったのは劇団員が個性的なこと。終わってみても全員の顔が浮かびます。これは劇団の強みになると思います。
次回作品を楽しみにしています。チケプレありがとうございました。

FranzK

FranzK

早稲田大学舞台美術研究会

早稲田大学学生会館(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミレナへの手紙、みたいな本があるんですねー。私的な手紙を本にされちゃうカフカ、きっと恥ずかしくて死んでも死に切れないでしょうね。カフカが女性で、最初は違和感あったけど、まあ、これはこれでありかなあと途中から思いました。ミレナ、素敵でした。ああいう女性だったんだろうか。
シンプルだけど、素敵な舞台でした。

ネタバレBOX

走り回るところが、ありがちな演出かもしれないけど、よかったです。ほろりとしました。盛り上がるところがひとつないとね。

充分面白かったんですが、
カフカがどうしてミレナと暮らせないのか、もうちょっとわかるといいかなあと。いや、わかんなくていいのかも。
カフカ役が女性ということで、そこにももっと意味が出てくると面白かったかもとも。いや、そんな意味はなくていいのかも。
空想科学II

空想科学II

うさぎストライプ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

シベ少でのコメディエンヌぶりが印象的な川田智美さんの新たな一面を見せてくれた14年『空想科学』の大幅改定版。今回の女役の江花さんも非常にチャーミング。で、“高橋君、私〇〇歳になったよ”の件は、やっぱりうるっときちゃう。

メガネニカナウ4

メガネニカナウ4

メガネニカナウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2018/11/27 (火) ~ 2018/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
1つ目の猿山のやつ、笑えたしちょっぴり感動もして大変良かったです。
今回のメガネニカナウも期待以上でした。次も楽しみです!

空想科学II

空想科学II

うさぎストライプ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

かなりシュール。
しっかり見ていないと、見失ってしまうよ。

ネタバレBOX

「嫌われ松子」とか「エルム街の悪夢」を連想してしまいました。
世光ちゃん。ぎらぎら♡

世光ちゃん。ぎらぎら♡

Pityman

北千住BUoY(東京都)

2018/11/13 (火) ~ 2018/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/13 (火) 19:00

価格1,500円

地方の街の再開発をめぐる物語(を展開しておきながら、まさかの……)。
会場の浴場跡(だけ)を劇中の廃業した銭湯として使い、その浴場跡部分が客席よりもわずかに高めなので「劇場っぽさ」も漂う。この会場では既に何本か観ているが、こういう使い方は初めてだったので目からウロコ。

そんな物語は終盤で唐突気味な殺人にまで発展し、まさしく「悪夢のような雰囲気」が漂うが(しかもそこの場造り演出も好き)、「暴走」という感は免れず「何かヘンだな?」と思っていたところで……(ネタバレBOXに続く)

ネタバレBOX

そんな物語は終盤で唐突気味な殺人(刑法的には過失殺人かも?)事件にまで発展し、まさしく「悪夢のような雰囲気」が漂うが(しかもその「場造り」演出も好き)、「暴走」という感は免れず「何かヘンだな?」と思っていたところで客の1人(役の演者)が「チラシに掲載されている役者が出ない」とクレームをつけるというメタフィクション展開に。

8月のなかないで、毒きのこちゃん「二代目なっちゃんの愛人。」を観た身としてこれは「事前情報で架空の(=実在せずもちろん実際に出演することもない)役者を出演者に加える」という発想をする劇作家が複数いたことに小劇場シンクロニシティを感ずるとともに初日直前に当該架空役者を「体調不良で降板」とした「二代目……」に対する「返歌」のように感じて頬の弛むことといったら!

しかもメタに転ずる前の「本編部分」でヒロインが実生活と異なった個性でSNSに投稿しており、SNS上のキャラと現実のキャラのどちらが本質か?な問いかけをしてからのその展開な上に、クレームをつけた客(役の演者)がいないならいないでも構わないがその役者の存在(不在だったかも?)を芝居で信じさせてみろ」と詰め寄るのも「現実と仮想現実(?)」の関係性を問うことを強調して鮮やか。

単に本作だけを観たよりも「二代目……」を観た上で本作を観たことで愉しさがグッと増した気がする。
逢いにいくの、雨だけど

逢いにいくの、雨だけど

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/30 (金) 19:30

結局、人生は、誰のせいとか、だれのせいじゃないとか、そういう事が決め難い出来事が、脈々と連なってできている。事実を淡々と受け入れた「被害者」が存在したとき、「許し」を乞うている側はどのような事を考えるのか。その二つの視点の断絶を描きたかったのかな、と思う。
舞台セットが効果的です。かなり泣いてしまいました。

青いプロペラ

青いプロペラ

らまのだ

シアタートラム(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/29 (木) 19:30

近くに大型ショッピングセンターができて、経営危機の迫る田舎のスーパー。
どこか淡々としていて、醒めた視点で、しかし愛情たっぷりに描く視点がとてもよかった。スチールパンや、舞台セットも非常に効果的だった。さらに踏み込んだテーマ性が欲しいところ。

この星に生まれて

この星に生まれて

アンティークス

「劇」小劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/28 (水) 19:30

Aチームを観劇。4話オムニバス。第4話「この星に生まれて」は、一人の孤独な少年が、大人になって老いの入り口に差し掛かるまでの生き様を、優しい視線で描き切る。観ていて鮮やかすぎるものがありました。涙なくては見れません。

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