
贋作 桜の森の満開の下
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2018/11/03 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

嫌われ松子の一生
“STRAYDOG”
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/02/07 (木) ~ 2019/02/11 (月)公演終了

僕らの力で世界があと何回救えたか
タカハ劇団
小劇場B1(東京都)
2019/02/08 (金) ~ 2019/02/14 (木)公演終了

ゾ・ゾ・ゾンビ
謎のキューピー
中野スタジオあくとれ(東京都)
2019/02/14 (木) ~ 2019/02/17 (日)公演終了

Le Père 父
東京芸術劇場/兵庫県立芸術文化センター
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

朝に死す
Ortensia
演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)
2019/01/30 (水) ~ 2019/02/02 (土)公演終了
満足度★★★★★
2019.2.2㈯ PM18:00 千歳烏山 演劇集団アクト青山アトリエ
暗くなり始めた夕方の空の下、千歳烏山の駅から演劇集団アクト青山のアトリエへと、小西優司さんと飯田南織さんのユニットOrtensia第四回公演『朝に死す』を観る為に急ぐ。
思えば、去年の丁度2月から、毎月このアトリエにOrtensia、演劇集団アクト青山の公演と足を運ぶようになって丁度1年になる。
まさかこの時、演劇集団アクト青山が3月末で解散するとは思わずにいた。だが、何とはなしに、演劇集団アクト青山のアトリエが移転するのかも知れないとは漠然と感じていた。このアトリエで観る最後のOrtensiaの公演。
アトリエの中に入ると、いつもとは違う舞台の設いに、胸が高鳴る。
入って右手側、普段は客席になっている所に舞台が設えてある。その舞台に向かって横一列に並んだ客席が4、5列後ろ数列が少しずつ高くなるように並べらていた。2列目の真ん中の席に座り舞台に目を向けると、その舞台はピンクベージュの緞帳が下ろされ、人ふたりがすれ違える程の幅しか無く、舞台の左手には電信柱が1本あるだけ。
18:00幕が上がるも、照明は、2人の姿が浮かび上がる程度の極限まで落とされた薄暗い状態。それだけに、声とその所作や動きから2人の表情を探り、情景を自らの中に思い描こうとし、その表情を確かめようと食い入るように集中して舞台を観て、全身と全神経、五感を総動員して『朝に死す』の世界へと引き込まれて行った。
今まで、小西優司さんの書き下ろしOrtensiaの舞台だったが、今回は清水邦夫の『朝に死す』を小西優司さんの演出で、Ortensiaの『朝に死す』を作り上げている。
簡潔にあらすじを書くと、中は工場か何か大きな建物と思われる大きな灰色のコンクリートの壁の前に、若い男(20歳)が女(18歳)を背負ってやって来てくるのだが、どうやら男が仲間を裏切ったことで撃たれそうになったところに、飛び込んできた女の脚に弾があたり、歩けない女を背負いここまで逃げて来たが、男は追っ手から逃げている為、女を置き去りにしようとするが、何故か出来ずにいるうち、それまで顔も知らなかった2人が、片隅で生きるという共通項を持つことを知り、追っ手から逃げる男と男に捨てられたばかり女の奇妙な会話が始まる…という話。
殆ど舞台装置もない舞台の上、照明も極限までに絞り、音楽や効果音もほぼ無い、あるのは2人の役者と発せられる息遣いと言葉と、抑制された動きから発せられる音と追っ手から狙われる男と男と別れたばかりの女の2人の心情感情の動きという、限界まで削ぎ落とされた舞台での芝居は、この2人だから成し得、成り立ったと言える。
観て初めて、『朝に死す』の意味が解る。照明も極限までに抑えられ、中盤近くまでは表情すら目を凝らさなければ解らない中、声だけで、身じろぎの音ひとつで、何が起こり、どんな表情をしているか解る。
そこには、それぞれの追い詰められた理由こそ違え、確かに追い詰めれた20歳の若い男と、18歳の僅かに少女を脱したばかりの若いオンナが居て、ヒリヒリと焼かれキリキリと胸を引き裂かれそうな痛みと葛藤が、この身に移されたような感覚を味わった。
1時間という時間の中、舞台装置もなく、照明も極限までに絞られている事が、緊迫感を生み、乗り出すように息を詰め、じっと耳を澄まし、目を凝らし、神経を集中して観ればこそ、目の裏と脳裏に場面、表情、情景が浮かぶ。凄い舞台であり、ゾクゾクする面白さのある舞台だった。
文:麻美 雪

舞台「エグ女2019」
TBSラジオ・スポーツニッポン新聞社
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2019/02/26 (火) ~ 2019/03/03 (日)公演終了
満足度★★★
去年につづき観てきました。同じオムニバス形式でも今作は全体で一つのストーリー上を進んでいて物語が収束していく面白味も。回を重ねるごとにエグさ云々よりとりどりな群像の味わいがよい感じの作になっていったように思います。七瀬役のプレゼンスが強くなると芝居全体の見通しも良くなりました。幸野紘子さんいいですね。少女劇団いとをかしの子達の伸びやかな感じも素敵でした。

コマギレ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/04 (月)公演終了

音楽劇『母さん』
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2019/03/04 (月) ~ 2019/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/03/04 (月) 18:30
素晴らしい舞台だった。詩人のサトウハチローの生涯を、母との関わりを軸に構成された音楽劇で、何度もいろいろな所で上演されているそうだが、初めて観た。いきなり、晩年のフォーク・クルセダーズ「悲しくてやりきれない」で始まり、世代的にジャスト・フィットの私は心を捕まれる。詩人として名を為したハチローが息子を叱る戦時中の場面から始まり、時間軸を大きく前後させて、ハチローの生涯を描く。また同じ役者がハチローの息子と若き日のハチローとか、ハチローの娘とハチローの母とか、いくつもの役を演じるのは巧い作りだと思うのだが、芝居を見慣れていない人には分かりにくいかも知れない。しかし、時折はさまれるハチローが作詞した歌が見事に場面にフィットし、役者陣もバランス良く演じていて、とても素敵な時間を過ごすことができた。使用曲のリストがあるのだが、終盤でリストに無い「悲しくてやりきれない」の3番が歌われたときには、ちょっと泣きそうになってしまった。いい作品である。観るべし。

サンカイ
やみ・あがりシアター
サンモールスタジオ(東京都)
2019/02/27 (水) ~ 2019/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/03/03 (日) 16:00
面白い舞台だった。7階建てのマンションの1階に住む市村家では、父が念願のガラス職人になるため離婚するという。婚約破棄されて戻って来た長女が焦る中、次女がかっていたペットの蛇が逃げ出す。捜索するために、マンションの各階を訊ねるが、それぞれが何かの別れを迎えていた…、という物語。3階だけ空き部屋で、タイトルはその意味が一つ。それとは別に、散会という意味もあり、それぞれの階での別れが一種のハッピーエンドになる。同じ間取りという設定を活かして、同時にいくつもの階の人間が混じって会話する作りなど、巧みな作劇が楽しく、役者もしっかりと演じていたと思う。

『ワンダーランド、跡地』
遠吠え
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/02/27 (水) ~ 2019/03/03 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/03/03 (日) 13:00
不思議なファンタジーの作品だった。元「南の島」だったワンダーランドにあった民宿を改装した、シェアハウス的下宿が舞台。長く飼われていた犬のぽつりが死んで、7日毎に供養にパーティーをやるという。ちょうどその頃、新たな入居者としてやってきた藤倉にだけ、ぽろりの姿が見える……。消えていくもの、消えていないもの、等へのさまざまな思いを描くファンタジーとして、変わった感触を残してくれる舞台だった。

コマギレ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/04 (月)公演終了
観終わっても暫くはじっとしたまま余韻に浸っていたい、と思う公演でした。
ラビット番長さんの将棋モノはこの作品で3度目ですが、将棋の知識が無くても大丈夫というか、むしろ知識無い方が純粋に楽しめるのではないかと思えるほどです。
フィクションと分かっていながらも、ひとつひとつの試合の行方に固唾をのみ、その結果から生まれる物語の流れに心地よく乗ったまま、とうとう最後の試合へと流れ着いてしまいました。
千秋楽、主演・雪島さら紗さんの本当のラストステージ。最高に輝いていました。

世界は一人
パルコ・プロデュース
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2019/02/24 (日) ~ 2019/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
何といっても役者がいい。ちょっとした間や所作で、舞台が一気に活気づく。演劇はまず俳優を見るものだと再認識させられた。話としては幼なじみの三人の男女のの20余年ということになる。この縦糸に、いじめやひきこもりや、初恋と失恋や、親たちの不幸な死や、えげつない東京生活やが横糸としてからむ。この横糸のエピソード一つ一つが結構切なくていい。これら印象的な横糸が、経糸でしっかりつながっていることがこの舞台の骨格を強くしている。
音楽劇であることもよかった。セリフは少なめなのだが、パフォーマンスとして楽しめたし、メッセージとしても伝わるものがあった。「知らない人でいこう 出合いなおそう」なんてフレーズはぐっとくる。
多分台本を読んでも何もわからない芝居。俳優が演じ、歌い、ひとつの舞台になって初めて見えてくるものばかりだった。DVDかテレビ放送があればぜひまた見たい。

LULU
アン・ラト(unrato)
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/10 (日)公演終了
満足度★★★
ベルク作曲のオペラでも知られるドイツの古典的戯曲。前半は分りにくく感じたが、後半はぐっと引き締まり、情感ある舞台だった。主人公のルルは魅力的だが、ファムファタール(悪い女)の典型と言われる。今回の舞台ではそうは思えず、霧矢大夢がさっそうと自然に生きているのに、だらしない男たちが勝手に悩んで死んでいく。死という重い事件が、次々あっけなく起きるので、その展開に戸惑った。
後半のルルは、金と過去の罪で追われるよくある世間知らず女になり、謎の女から一気に愚かで哀れな女になる。実は受動的だった前半と違い、後半は生きるために殺人もおかす、娼婦にもなるという能動的な女になったのもリアリティーがあった。

トゥエンティ
矢崎純也プロデュース
北池袋 新生館シアター(東京都)
2019/02/27 (水) ~ 2019/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/03/01 (金) 14:00
価格2,800円
20歳を目前にしたタイチに「20歳までに云々」という都市伝説を聞かせて慌てさせた親友のカズヤが急逝する。タイチはカズヤが遺したカードを手がかりに「カズヤの軌跡」を辿ることになり……な物語。
前半は大学のサークル絡みの「青春もの」な味わいで実は伏線をあれこれ張っていて、後半はその伏線を回収しながら友達が少なかったタイチが「仲間」を得て行くという、カズヤの生前・死後で二部構成のようにしたのが巧み。
そして全体を通して会話がウイットに富んで面白く、内容もいろいろな要素を取り込んでワカればワカるほど愉しい。落としどころも上手いし、こういうのも好きなんだな。
なお、公表されたあらすじはカズヤの死後パートについてのものであり、事前に読んだ身には「ストーリー、変わったの?」な感が否めなかったのが難点と言えば難点……と言うか、あらすじの書き方が問題ではなかろうか。

TOCTOC あなたと少しだけ違う癖
株式会社NLT
ザ・ポケット(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★
よく練られた脚本、これは面白い。エスプリの効いたフランス喜劇。前半は丁寧なキャラクター設定の解説。後半はその応用が細かく複雑に絡み合ってハイテンポの交響楽に。強迫性神経症の患者六人が医師の到着までの間、お互いの病状について語り合う。細かい約束事がラリーの応酬のように見事に展開。会場の笑いをかっさらったのは、同じ事を二度繰り返して言う強迫観念の女役、井上薫さん。何となくNOKKOを思わせる彼女が観客を爆笑の渦に叩き込む。潔癖症の山崎美貴さん、心配性の中村まり子さんも秀逸。もう一度観て細かい笑いを確認したい程。ルー大柴氏のパブリック・イメージでこれを見逃すと後悔する作品。

あいちゃんはイデオロギーの戦士
南京豆NAMENAME
王子スタジオ1(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

平成31年東京の旅
劇団星乃企画
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2019/02/25 (月) ~ 2019/03/04 (月)公演終了

7ストーリーズ 7階でおきた7つの物語
劇団Kalium
新井薬師 SPECIAL COLORS(東京都)
2019/03/01 (金) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

TOCTOC あなたと少しだけ違う癖
株式会社NLT
ザ・ポケット(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/10 (日)公演終了