
ミュージカル レベッカ
東宝
シアタークリエ(東京都)
2019/01/05 (土) ~ 2019/02/05 (火)公演終了
満足度★★★
私 平野綾
ダンヴァース夫人 涼風真世
の回を観劇。
マキシム・ド・ウィンターの山口祐一郎さんはさすがの声量なのですが、高い音域になると喉を締め付けるように声が小さくなるのが気になってしまった。涼風真世さんはレベッカに取り憑かれたような恐い迫力のある低い奥行きのある歌声で聞き惚れた。平野綾さんはかわいらしく安定の歌声だった。
マキシム・ド・ウィンターの姉夫婦の明るく優しい空気は観ていて心地よかった。
tekkanさんの演じるベンの歌や演技は丁寧に演じているのが伝わってきた。
山口祐一郎さんも歌うシーンが多かったので、喉を痛められて高い声が聞き取りにくかったとしたら、ダブルキャストにして安定した歌声をきかせていただけたら、より良かったと思う。

この海のそばに
えにし
「劇」小劇場(東京都)
2019/02/05 (火) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

暗くなるまで待って
日本テレビ
サンシャイン劇場(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了
満足度★★★
ハラハラする展開で上質なサスペンス
スージー役の凰稀かなめさんの演技が素晴らしい。
目が見えないというのを大袈裟ではない演技で見事に表現されていた。グローリアの心情変化もとても伝わってきた。
ロート・マイク・クローカーが出てくるしーんはちょっぴり緊張感が走った。

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812
東宝/ニッポン放送/ミックスゾーン
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2019/01/05 (土) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
数回観劇。
初回は言い回しやメロディが難しく、舞台上の役者さんと客席と一緒に盛り上がるところも遠慮がちで手を叩いていたが、回を重ねるごとに楽しめるようになった。
役者さんが客席にいらっしゃるシーンもあり、舞台と客席がすごく近いし空気感を楽しめる舞台。

ゲートシティーの恋
ドラマデザイン社
ワーサルシアター(東京都)
2016/12/22 (木) ~ 2016/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★
気になっていた舞台「ゲートシティーの恋」を観てきた。
ちょっと気になっていたけれど、女の子ばかりの出演だったので、男性客が多いのかなぁと思ったけれど、出演者のお友だちや家族なのか(?)女性も結構いらしたので、私もさほど浮かずに観劇できた。
話もしっかりしていたし、面白かった。

PARTY PEOPLE
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2019/01/31 (木) ~ 2019/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/05 (火) 19:30
笑いっぱなし、というのではない面白さだった。とある金持ちの家でのパーティシーンと、安アパートの4畳半が対置され、お金があっても、なくても、幸せになったり、不幸せになったりするんだよ、という物語だと思った。時間軸を動かすのもありだと思うが、作・演出の岸本が「異物」を演じるのはちょっと反則技という気がしないでもない。ただ、TVドラマの劇作を通じて、一歩抜けた感じがするのは興味深く見せてもらった。

迷路みたい
青色遊船まもなく出航
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/01/31 (木) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

夜が摑む
オフィスコットーネ
シアター711(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/12 (火)公演終了
満足度★★★★
この数年オフィスコットーネで大竹野作品を数作鑑賞させてもらったが、会場、出演者、演出と趣向も毎度異なり、評伝の新作を出したりと色々工夫されている。
今回の詩森ろば氏の演出への起用は意外、というか何となしに合わない感じがあった。犯罪を好んで(?)題材にし、観客を道徳・通念の埒外へ迷い込ませる大竹野氏作品に、詩森氏の感覚が降りて行けるか、という所に。だがシアター711という、コットーネでも最も小さな会場でうまく舞台を捌いており、何より役者陣の力を引き出し、高い水準の舞台になっていた。
主人公の神経過敏な男(山田百次)を取り巻く団地住民(異儀田、有薗ほか)や、男の「家族」的存在(町田、塩野谷)による喜劇調のオイシイ場面は、役者の高い力量と、テンポ重視の詩森氏演出に拠る事は確か。
さて実際あった殺人事件を題材にした作品という事だが、舞台は抽象度が高く、私の印象では大竹野氏の作品にしてはドライである。そこで戯曲に改めて目を通してみたところ、なるほど自分が微かに感じた事が裏付けられた気がした。
結論的には、「不条理」に近い劇に見えたのは演出詩森氏の処理に拠るところが大きく、しかしそれは元々原作とはやや異なる。特に終盤で回収して行く伏線をあえて「回収しない」事で抽象化しているのが、今回詩森氏のとった選択のようなのだ。その是非は於くとして・・具体的な話はまた後日。

PARTY PEOPLE
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2019/01/31 (木) ~ 2019/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★
べらぼうに蓄えてるのが「金持ち」ってやつさ。シンクタンクのリポートによれば億万長者8人の資産は世界人口の半分のそれに匹敵するっていうじゃん。
おいおい。これを分捕ったら地球上から貧困は なくなりはしないけど所得倍増、家計倍増だぞ。
ただ、ネックもあってね。
彼らが保有するのは株式だから、現金化するため売ろうにも株価は下がるし、多額の税金かかるだろ?てなわけで滅多には手放せない資産なのさ。
前置き過ぎたけど、本作は日本版のそんなリッチな世界を見せてくれるよね。
何が魅力って登場するキャラクターが分離されてわかり易いところだと思うよ。「いかにも」でね。コントチックだけど さ、そのやりとりだけで存分に楽しめるつくりになってるのよ。
残念なのはね、シチュエーション・コメディの要締なんだろうけど、「止める」ことだよ。せっかく恋愛模様やら経済やら海外文化で それぞれの展開が煮詰まってるのに、あれはないぜ。

夜が摑む
オフィスコットーネ
シアター711(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/12 (火)公演終了
満足度★★★★
いろいろな面白い見方が出来る異色の公演だ。十年前に亡くなった関西の小劇場作家・大竹野正典の1988年の作品は、当時の風俗を背景にした不条理劇のような趣だ。
まず、脚本。内容は大規模団地に住む孤独な中年男の家族や隣人たちとの距離感・違和感から、現代生活の中の生きづらさを、描いている。タッチは、別役実のような不条理劇のスタイルなのだが、描かれた世界が団地生活のピアノ騒音とか、ごみだしをはじめとする団地の生活とか、児童の生物飼育とか、当時の団地サラリーマンの定型的家庭生活などで世話物風なところがユニークである。主人公の孤独は最後には大きなカタストロフを迎えるが、子供が弾くピアノ曲をうまく使って、情感に抑え、(そこは演出の工夫かもしれないが)何か、現代劇古典のような風格すらある懐かしい味わいである。
演出はここの所話題作の多い詩森ろば。ロシアアヴァンギャルドどのような斜めに交錯した団地のドアの前に、室内の食堂の机とアップライトのピアノ。団地の窓を模様風にあしらった三個の箱をうまく使って抽象的な展開の物語を流れのいい芝居にまとめた。トーンを統一しにくい戯曲なのだが、そこをテンポよく処理して飽きさせない。ラストにつながる、箱を親子で受け渡しながら舞台を一周し、屋上のミニチュアの給水塔からクラゲを取り出すシーン、ここで個人の中に秘めた「夜」が見えてくる。演出の冴えで、うまい。
俳優。役者がハマって生き生きと演じてくれると小劇場は楽しい。この劇場は百人足らずの小劇場だが、その二つ上の四百人クラスの劇場でもよく見かけるベテランの俳優に、新進の俳優が噛ませてあって、制作のキャスティングのうまさもあるが俳優の地力もよく発揮された。皆いいのだが、特に、と言えは、町田マリーの団地妻、塩野谷正幸の子供(秀逸)、有薗芳樹の男女二役、若い方では、主演の山田百次は少し力み過ぎたが、最近目立つ異議田夏葉、ご苦労さんはピアノ演奏の西沢香夏、みな役にはまって個性的だが、息をそろえなければならない台詞や動きも見事に揃う。そういう細かさが行き届いているところが見ていて気持ちがいい。
今となっては昭和回顧のような内容の芝居なのだが、それを現代の生きづらさにも通じるところまで引き出して、いま楽しめる舞台にしたのはこのプロダクションの総合力だろう。すっきり見られ、切なくもあるいい舞台であった。1時間40分。

『天国への登り方』
アマヤドリ
あうるすぽっと(東京都)
2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/27 (日) 15:00
座席H列11番
【千穐楽:通算3度目】
今回は4日間6ステージという短期間だったこともあってか初日から楽日まで大きく変わった部分はないように思えたが、初日と楽前日の座席の違い(下手・上手のそれぞれ前方)による印象の違いが大きかった……ので千穐楽は後方ほぼ中央で観劇。位置的にも客観的に観ることができて総復習的な感覚で満足。
なお、初日を観た翌日、冲方丁原作・堤幸彦監督「十二人の死にたい子どもたち」を観たら「死を選ぶ自由」「他人の世話になってまで生きていたくない」など通ずる台詞がいくつかあり既視感。
また、映画の惹句にある「安楽死」は本作での定義からすれば単なる集団自殺にすぎないとも気付き、相乗効果アリ。

Le Père 父
東京芸術劇場/兵庫県立芸術文化センター
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★★★
CoRichの説明「記憶や時間が混迷していく父の視点で観客が物語を体験していく、という斬新な手法で描かれた哀しい喜劇」の通りの体験ができた。
それ以外は老人問題最先端の日本に生きる我々には何も得るところはない。別に何か解決策を示唆しているわけでもないし。
(追記:問題解決には役に立たないということで、演劇としては普通に楽しめました。)
それよりも若村麻由美様の美しさを穴のあくほど見つめることができたことと橋爪功さんの老練な演技に間近で接することができたことが嬉しい。

イーハトーボの劇列車
こまつ座
紀伊國屋ホール(東京都)
2019/02/05 (火) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/02/05 (火) 18:30
座席1階
ご存知宮沢賢治の物語。初日に拝見した。悲しいラストシーンだが、「思い残し切符」によってその悲しみが少しだけ希望に変わって受け継がれていくように思える。
井上ひさしはこの物語を丁寧に編んでいる。東北の農村の喜びや悲しみを、そして賢治が作ろうとしたユートピアを。全二幕、3時間半に及ぶ長い舞台も、思いがこもっているだけに食い入るようにみてしまう。
主演の宮沢賢治役、松田龍平は意外なことに舞台初出演という。彼らしい淡々とした演技で宮沢賢治らしいのだが、長丁場だけにちょっと棒読みっぽいところも。賢治の父親や賢治をつけてきた刑事役の山西惇は意図的だと思うが松田龍平よりかなり声が大きい。それはそれで成功していると思うが、むしろ、定番のテレビドラマ「相棒」のテイストでやったらどうかとも感じた。

逢いにいくの、雨だけど
iaku
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

通し狂言 姫路城音菊礎石
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2019/01/03 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
歌舞伎というと敷居が高い気がするけど・・
狂言だとチョイ親しみやすいかな~と思える内容でした♪
時事ネタを取り入れたり(初っ端のUSA・・・(^-^;)
妙に上手な組体操や縄跳び・・・楽しい舞台の表現が凄いなぁ と
素直に感心できました
内容も何というか
今どきのラノベみたいな感じが
人間進歩って・・・等とも思えました
(いやね狐がね亜人というか獣人というか・・ねぇ)

「アカルイユウヤケ」「少女a」
しみくれ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2019/01/23 (水) ~ 2019/01/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
お互いの原作をそれぞれの言葉や演出で再構成された2作。
全く別の舞台でありながらも、さりげなくどこかでリンクされている。
劇場自体は小さいが、この2作においてはその方が良いのかもしれない。
演者さんの細やかな演技や、それをサポートする小道具たち。
『観る』という事に慣れていない人でも、観たままをそのまま感じてほしい作品でした。
また『観る』事に慣れている人にとっても、1回1回のステージによって受け取り方も変わってくると思いますし、新たな発見もされた方もいたはず。
2作品共に考えさせられる部分はあるものの、そういった面をいかに自分で解釈していくかも楽しみの一つ。
次回がまた楽しみにになりましたし、それぞれの原作での再演も期待したいところです。

夜が摑む
オフィスコットーネ
シアター711(東京都)
2019/02/02 (土) ~ 2019/02/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
冒頭「ここは私の部屋ではないですか?」と現れるセールスマンに、酔って帰って別の棟の同じ番号の部屋を開けようとしてしまったという知人の話を思い出してしまいました。知人はその後玄関脇の窓辺に特徴的な飾りをつけたそうです。
団地って似たような(ともするとそっくりな)建物が並んで、均質的な感じがするのに、様々な人が住んでいるわけでいろんな軋轢も生まれるのでしょう。
劇場に入るとその舞台セットに驚かされます。さらにその使い方にも!

ただいま
劇団こふく劇場
パピオビールーム・大練習室(福岡県)
2019/02/01 (金) ~ 2019/02/02 (土)公演終了

溺れるクジラ
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
イムズホール(福岡県)
2019/02/01 (金) ~ 2019/02/03 (日)公演終了
満足度★★★
シチュエーションコメディを得意としておられますが、今回は少々いつもと違うか。
若手が増えたので粗さもありますが、ベテラン陣が押さえていて、まあ楽しめました。

本能寺夢絵巻 慚愧伝
夢劇
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★
エンターテインメント性あふれるステージに素直に感動。
諸説あるある本能寺の変の見方としても面白いが、
それにもまして物語の構成と観せ方がうまい。
真剣な殺陣から飄々とした笑いまで振り幅の広さも魅力。
残念?なのは、あの男気あふれるフライヤーだろうか。
もっと内容に即したエンターテインメントなフィーリングでも良いのでは?
中身を見たことない人(自分もそうであったが)としては
少々敷居が高い雰囲気を醸し出している。
もっと幅広く様々な人に見て欲しい舞台でした。