
エレクトラ<新制作>
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2026/06/29 (月) ~ 2026/07/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
特にタイトルロールのソプラノが、太い堂々とした声の優れた歌唱で出色。妹役のほうも声量があって凄い。逆に、母役はアルトで陰影が深く印象的。この主役たちの歌はすこぶるドラマチックでこの一種異様なオペラにぴったり。同作曲家の「バラの騎士」や「アリアドネ」などとと異なり、このオペラではオーケストラが狂ったように終始咆哮を上げ続けるが、これに負けないように歌うわけだから、多少マイクの助けがあったとしても、大したもの。演出は、ブランコやシャンデリアや道化など、隠された意味というか何やら象徴的な解釈がありそうなもので、本オペラには出てこない父の姿と思われる帽子をかぶった男の巨大な輪郭が興味深い。

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Bチームを観劇させていただきました.。実は今回が初めてのミュージカル観劇だったのですが、キャストの皆さんの圧倒的な生歌と声量に最初から最後まで引き込まれっぱなしでした!あんなに沢山の激しい歌やダンスを披露しているにもかかわらず、セリフで一切息を切らさずに完璧な発声ができているプロの凄みには本当に驚かされました。みなさん演技が素晴らしかったですが、特に長谷川桃音さんと松崎ななかさんの演技がとても印象的で素晴らしかったです。
また、舞台としての演出の工夫にも驚きました。メインセットはそのまま固定されているのに、家の「外」から「中」へと見せる視点の切り替えが鮮やかで、空間の使い方がとにかく上手でした。主人公の俳優さんが幼少期から中年期まで目まぐるしく変化していくため、「見分けがつくか、混乱しないか」と観る前は少し心配だったのですが、それも計算された演出のおかげでとても分かりやすかったです。
「暇つぶしチェルトン、人生は暇つぶし」というキャッチコピーに、良い意味で完全に裏切られました。こんなに心が震える最高のエンターテインメントに出会えて、私の初めてのミュージカルがこの作品で本当に良かったです!観終わったあと、胸がいっぱいになり思わず受付の方に「とっても良かったです!」と直接声をかけてしまったほどです(笑)。ぜひ、たくさんの人に劇場で目撃してほしい傑作です!

杏仁豆腐のココロ
演劇ユニット「みそじん」
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2026/06/30 (火) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
チーム緑を観劇させていただきました。
前説からすでに引き込ませてくれ、ワクワクしたまま開演となります。
観ているうちに、自分の過去の記憶が自然と重なり、「あぁ、私も大切な人と別れるとき、まさにこんな感じだったな…」と劇場の客席でじんわりと涙が溢れてしまいました。
「次に付き合う人ができたら、こういうところ気をつけろよ」なんて言葉を交わしたあの日の空気まで、鮮やかに思い出されて、愛おしかったです。
冷たくて甘くて、少し甘ったるい杏仁豆腐のように、観終わったあとに不思議な温かさが心に残る舞台でした

たとえばあの日のこと
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2026/07/02 (木) ~ 2026/07/05 (日)公演終了

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
お昼の回(Aチーム)を観劇しました。
「女」という性別だけであれもこれも制限される時代に、女医という立場を確立した女性たちの物語。
理解してくれる人たちの存在があって、よかった。
ミュージカルということで、突然ハイテンションなナンバーで歌い踊るところはちょっと引いてしまったけれど、
どの方のお歌も素晴らしく、小劇場でのミュージカルという贅沢な時間を堪能できました。
丁度、「存在しない女たち」という本を読んでいる最中だったので、こちらの内容ともリンクし、
分厚い女医というドアをこじ開けていただいた先人に感謝だし、
この先人たちの物語をミュージカルという素晴らしい舞台で拝見できてうれしかったです。

杏仁豆腐のココロ
演劇ユニット「みそじん」
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2026/06/30 (火) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
緑チーム観劇。胸が締め付けられますね。初めて観た作品ですが、何度も上演されているのが分かります。また観てみたい。

ジン・ゲーム
加藤健一事務所
京都府立府民ホールアルティ(京都府)
2026/06/27 (土) ~ 2026/06/27 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
3年半振りにアルティでの公演、復活!
今回の作品は1976年9月にハリウッド(Hollywood)のアメリカン・シアター・アーツ(American Theater Arts)で初演され、1978年のピューリッツァー賞戯曲部門(Pulitzer Prize for Drama)を受賞したD.L.コバーン(Donald Lee Coburn)の作品。
D.L.コバーンは1938年8月、アメリカ合衆国(U.S.A.)、メリーランド(Maryland)州ボルチモア(Baltimore)生れの劇作家。1957年に高校を卒業後、1958年から1960年までアメリカ海軍(U.S. Navy)に勤務、1965年から1968年まで自身の広告会社を経営、1968年から1971年までテキサス州ダラスのスタンフォード広告代理店に勤務、1973年から1976年まではマーケティングコンサルタントとして働いた後、1976年に劇作家としてデビューした。2025年12月3日、テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)で87歳で死去。
「ジン・ゲーム(THE GIN GAME)」は彼の書いた最初の作品。上述したようにオフ・ブロードウェイで舞台化された後、1977年にブロードウェイ(Broadway)のジョン・ゴールデン劇場(John Golden Theatre)で上演され、1978年末までに517回の公演が行われた。1997年にライセウム劇場(Lyceum Theatre)で再演され、この時には最優秀再演作品賞(Best Revival of a Play)を含む数々のトニー賞(Tony Award)にノミネートされている。さらに、2015年から翌年に掛けても再びジョン・ゴールデン劇場で上演されている。
日本語訳は吉原豊司氏。1970年に住友商事駐在員としてカナダに渡航後、40年間カナダに在住し、日加演劇交流に注力された。カナダ・マクマスター大学名誉文学博士。2024年には第五十八回 紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞されている。
「ジン・ゲーム」は老人ホームのサンデッキで時間つぶしにトランプゲームを始めた孤独な男女が、ゲームの勝敗を巡って激しく対立し、互いの隠された人生をむき出しにしていくビター・コメディー。二人が戦うトランプゲームの名前がジン・ゲーム。一般的にはジン・ラミー(Gin rummy)で知られているゲームのバリエーションのひとつ。
今回の加藤健一事務所公演は124回目。6月11日から14日の新宿の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAでの公演に続いて京都と加藤さんの出身地である磐田で一般公演が行われ、その他7月いっぱいまで静岡県・東北地方、大阪で会員制貸切公演が行われている。
主人公の一人、ウェラー(Weller)を演じるのは劇団主宰の加藤健一(カトケン)さん。彼の経歴については以前に書いたものを参照。
https://stage.corich.jp/user/218679/done_watch
相手役のフォンシア(Fonsia)を演じるのは竹下景子さん。知る人ぞ知る「三択の女王」。1953年9月名古屋市生れ。4歳から10歳までは東京都で育つが、小学校4年の時に名古屋に戻る。南山中学・高校から東京女子大学に進む。高校時代に女優としてデビュー。大学時代の1973年に本格デビューし、以後トップ女優を50年以上続けている。1984年に写真家の関口照生氏と結婚、二人の息子がいる(共に俳優)。
演出の小笠原響は、子供のためのシェイクスピアカンパニーなどで舞台監督・演出助手として演出の研鑽を積み、その後フリーの演出家として活動。2018年に読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。日本芸術文化振興会演劇分野プログラムオフィサーを務めた経験から、近年は劇場を拠点とした演劇事業にも関わり、地域の演劇振興に貢献。2024年、2度目の読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞している。
上演時間は前半が1時間10分で、15分休憩の後、後半35分の合計約2時間。2023年の6月から7月に掛けて東京下北沢の本多劇場で公演されたものの再演だが、今回は笑いだけでなく2人の過ごしてきた人生が伺えるようにアレンジされたそうだ(アフタートークでのお話)。めんどくさい老人を演じさせるとカトケンさんは天下一品だね。竹下さん、よく付き合ってくれました。
15分ほど空いて、そのまま舞台でのアフタートーク。お二人は「ジン・ゲーム」の黒いTシャツと白いパンツのお揃いコーデで登場。現在のアルティ館長の碓井智恵さんの司会で進み、会場からの質問コーナーもあり、さらに楽しく過ごせた。30分ほどで終了。まだ詳細は決まってないが、来年も京都公演が決まったとのことで嬉しい!
以上

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Aチーム観劇。
女性が医学を学ぶことさえ困難だった時代。その中で夢を諦めず、自ら道を切り開いていった彼女たちの苦悩や葛藤が胸に深く響きました。
皆さんが絶賛されるのも納得です。
途中休憩を含め約2時間20分の上演でしたが、物語のテンポが良く、長さをまったく感じさせませんでした。
さらに、歌唱が物語をより一層引き立てていました。
実在の女性医師たちの歩みに思いを馳せながら、最後まで見応えのある素晴らしい作品でした。
多くの方に観ていただきたい、おすすめの舞台です。

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしく表現力のあるミュージカル仕立ての舞台。序盤は女性の人権は何処に?とモヤりながらも着実に未踏地を開拓していく底力に圧倒された。次の公演も是非観たい!

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/07/03 (金) 14:00
当時の日本の女性に対しての考え方や対応が分かり、女性の苦労が伝わる舞台でした。

HUG!!!
ギギ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2026/07/02 (木) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/07/03 (金) 15:00
75分。休憩なし。
建物が共鳴する程の爆音。苦手な人は注意。

マクガフィンを待ちながら
ゴセキカク
水性(東京都)
2026/06/30 (火) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
こぢんまりとした空間(元喫茶店の居抜き?)で、きわめて自然体の演技と台詞が展開し、イマーシブ演劇のような、不思議な近さのある舞台でした。ストーリーも、シンプルながら独創的かつ考えさせる内容で、心に残ります。新しい刺激が欲しい人にオススメ。

ギルガメッシュ
カプセル兵団
三鷹Ri劇場(旧 三鷹RIスタジオ)(東京都)
2026/07/02 (木) ~ 2026/07/05 (日)公演終了

ディアマイドクター
演劇ユニット「暇つぶしチェルトン」
萬劇場(東京都)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最初から迫力のある歌が聞こえ、次々と続いた
気持ちの良い歌唱を挟みながらのストーリーは志と実行していく過程、始まりの物語だった
とても良かった

たとえばあの日のこと
演劇プロデュース『螺旋階段』
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2026/07/02 (木) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
重いテーマではあるが、とても斬新な手法によって、その重さがある程度やわらげられており、全体としては観やすい作品だった。
すっと入り込める構造になっている点は印象的だったが、物語としての厚みについてはやや控えめに感じる部分もあった。
時系列が前後する構成は、記憶や感情の揺らぎを表現しているようにも思えた。
ラストの時間が穏やかに収束していく流れは静かで落ち着きがあり、余韻のある終わり方だった。
また、奥行きを活かした舞台美術は効果的だった。

遠くから見ていたのに見えない。2
モモンガ・コンプレックス
吉祥寺シアター(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/06/29 (月) 14:00
モモンガ・コンプレックス『遠くから見ていたのに見えない。2』
祝モモンガ・コンプレックス 20周年!
盲導犬🦮と一緒の盲目の方、未就学児童のみんな、いや赤ん坊もだった。みんな一緒に見れるのが良い!子供の鋭い視線に耐えれる強度を持つモモンガ・コンプレックスだからこそ成せる公演だと思う。

緑が丘
カレーカレーグループ
あさくさ劇亭(東京都)
2026/06/26 (金) ~ 2026/06/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/06/28 (日) 13:00
カレーカレーグループ『緑が丘』(作/演出 鹿内聡)
鹿内氏の戯曲が良くて、拝見しながらこれは 100点以上だな、しっかり感情の細部やその背景まで、日常を背景に描けていて、当て書き的なので、瀧上ねね、服部淳子、山本泰暉、與那城史登、鹿内聡、演者達も達者にそれを受け演じ切っている。幸せとは何気ない日常にという部分に感動すら覚え、本当に文句なしだなと思って油断していたら、そこから急に意味不明の展開が始まり、幸せを揶揄し落して、悶絶し続けた。
細やかな設定でのオムニバス的な展開、かと言ってもったりしておらずアップテンポに物語を展開させるのが見事。
5人の演者が見事だった。作/演の鹿内氏の演技を拝見するのは初めてだと思うけど、何? あの見事なコミカルさ! そんなことも出来るんだ!ちょっと演じて、笑いを堪えているのが見えた気がするけど 笑。
鹿内氏のお姉さまが描かれたフライヤー、なるほど、下にというのはそう言うことなんだ、戯曲の構想段階でここが在ったのだろうかなと思える図柄だな。

「筋肉少女26」「筋肉少年・改」
石原正一ショー
扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)
2026/07/01 (水) ~ 2026/07/05 (日)公演終了

「花ト囮 - 露 -」HANA to OTORI - arawa -
キョードー東京
あうるすぽっと(東京都)
2026/07/02 (木) ~ 2026/07/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
終演後『これは凄まじいものを観た...!』と放心してしまうような舞台作品でした。
圧巻のダンスと躍動的で美しい舞台演出による血が沸るような感動もさることながら、
オリジナルのダンス公演とは思えない物語の面白さや深さもすごかったです!
狐の嫁入りが全体のテーマになっているので、和モノ×ダークな雰囲気の物語が好きな方にはめちゃくちゃ刺さると思います。ダンス公演ですが台詞もあるので分かりやすいです。
各シーンの芸術的な演出は一見の価値ありです。本当にすごい物をみました。
ダンスが好きな方はもちろんですが、ストレートプレイやミュージカルが好きな方にも、舞台作品を愛するあらゆる方達にぜひ観ていただきたいです...!!
最初の十数分で『元が取れた』と感じる公演は中々ないと思います。

シャープさんフラットさん
キューブ
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2026/06/19 (金) ~ 2026/07/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/06/23 (火) 13:30
ナンセンスな要素も多いですが、作品を作る側の大変さ、苦しみ等も反映している劇団あるある的なステージでした。明るさが救い。