最新の観てきた!クチコミ一覧

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ビキニも夢みる白い部屋

ビキニも夢みる白い部屋

KENプロデュース

シアターシャイン(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なるほど、という内容でした。面白かったです。主人公の内面をとても上手く表現されていて、楽しめました。看護婦さんみんな個性があって良かったですね。松ノ下さんも別のお芝居で拝見していましたが今回もいい感じのお芝居でよかったです。とても面白い作品でした。

江古田通りを曲がって

江古田通りを曲がって

劇団二畳

FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

早坂くんと、咲良を待ちながら を拝見。いつも思いますが、短い時間で良くまとまっていて面白かったです。以前に拝見した短編もありましたが、役者さんや演出が違うとまた印象も違って違う発見でした。今回は2作品しか拝見できませんがいつか他のも見たいですね。江古田の町もこの会場にうかがうときに初めていきましたが、最近好きな町になりました。四方田さんにも挨拶できて良かったです。次回も楽しみにしています。

うすらひの下に、いる

うすらひの下に、いる

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ここ連続で拝見のここ風さん、今回もとても面白かったです。内容もこう来たか、と思いつつ、相変わらずの素晴らしい演技、よかったです。笑いもあるけど、心に染みる内容でなんだかほんわか優しい時間が過ごせました。ありがとうございました。次回は、来年の秋とのこと、楽しみにしてます。

シオンの眠るとき

シオンの眠るとき

縁劇ユニット 流星レトリック

サンモールスタジオ(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。最後、話があっちこっちにいき「えっ?話そっちのほうに行きますか… えっ?今度はそっちにいきますか…」という感じでしたが、でも楽しめました。いろんなところで子ども5人もつくれば、理由はどうであれ、そりゃ遺産相続で揉めるよなーと思いました^^ 女優さんが、おそらくモデルもやっているのでしょうけど、美人さんぞろいでびっくりしました。

ユタと不思議な仲間たち

ユタと不思議な仲間たち

浅利演出事務所

自由劇場(東京都)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/16 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/01 (金) 13:30

座席1階

芥川賞作家三浦哲郎が子ども向けに書き下ろした作品。劇団四季や浅利演出事務所が再演を続けている。名曲「友だちはいいもんだ」は小学校の合唱曲にもなっている。

東京から青森に転校した勇太。地元の子に激しいいじめを受けるが、貧しさ故に子守りをしながら学校に通う小夜子と寅吉じいさんだけが勇太を励ます。勇太は寅吉が話をした5人の座敷わらしに会い、友だちになる。ひ弱なところを気に病んで内向きになっていた勇太が、座敷わらし5人との交流で少しずつ自信を付けていく。
全編南部弁で展開されるが、勇太の標準語が浮いてしまっているように聞こえるのが、よそ者扱いされ孤立する勇太を物語っていることで効果的だ。役者たちは浅利メソッドでゆっくりはっきりの発音。ダンスも含めた役者の動きは正確で切れもいい。
ただ、冒頭のいじめシーンは舞台上の演出とは言え激しい暴力で胸を痛めた。小さな子どもも見る舞台だから、少し考えた方がいいのではないか。

チケットはほぼ完売。固定ファンが多いのは分かっているのだが、カーテンコールが一区切り付いたところで一斉に立ち上がってのスタンディングオベーションはお約束なんだろうが、一般客にはやや違和感を感じた。

邪行提燈

邪行提燈

チリアクターズ

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ハロウィンのこの時期にピッタリの舞台。幻想的な部分と現実的な部分が上手く融合しており、徐々に謎がとけていく感も楽しい。本劇団さんは、言葉選びが面白く、また笑いの中にもフッと入りこむ染みる台詞が心に残る。

ネタバレBOX

あのキャラクターも登場し、知っている方はより楽しめるかも!
#ヘスティア

#ヘスティア

ゴセキカク

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明では、「インターネットと家族。人と人との繋がり。関係性の下に拗らせていくディスコミュニケーション会話劇」とあり、家族でありながら対面で会話をすることが苦手 または出来ない家族関係を連想していたが、少し違った。たしかに出雲家という家族を描いているが、中心は その兄妹のモヤモヤとした不安や依存・他律など、表し難い心の葛藤を繊細に紡ぐ。 自分は何者なのか、何をしたいのか、アラサーになっても定職に就かず実家に住んでいる兄の悠太。一方、妹の環奈は家を出て見知らぬ男の家を転々としている。そして VTuber「丙栖てぃあ」として活動を始めた。

人物の関係性は早い段階で明らかになり、だんたんと性格や立場 おかれた家庭環境が深堀されていく。物語のテーマは「家族と VTuber」らしい。そして当日パンフの主宰 後関貴大 氏の挨拶文を読むと彼自身を投影しているような。物語の見所は、ありふれた家族物語…しかし家族とは、と突き詰めて問われた時に 即答することは難しい。色々な家族があり一概に言い表すことが出来ない。その漠然とした「家族」を、兄や妹そして父や母、さらに周りの人々を通して浮き彫りにしていく過程が面白い。ちなみに、出雲家だけではなく、登場人物たちの家族についても触れられ、そこに家族の多様性を描き出す。

前作「明けちまったな、夜。」も良かったが、既視感が否めなかった。今作もありふれた「家族」を取り上げているが、VTuberという第三者的というか俯瞰するような描き方が、内面を見詰めるという深み味わいを感じさせる。自分に言わせれば、出雲家は典型的な家族構成で他の登場人物の家族に比べれば恵まれている。単に不器用なだけ。その意味では家族というよりは自分探しの彷徨のような物語だ。

舞台美術、その色調と効果的な照明のバランスが実に巧い。配置等はネタバレに記すが、暗幕で囲い配置されているセットは白色。舞台全体がモノトーンのようで落ち着いた、というよりは沈んだような重苦しさを感じる。そこに登場人物の抱えた問題が垣間見えるような気がする。照明は薄暗いが、人物へのスポットライトを多用し 心情表現を豊かにしている。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は暗幕で囲い、上手に環奈が転がり込んだ朝倉くりす の部屋。そこにVTuber「丙栖てぃあ」の配信セット、中央奥にモニター、その手前にテーブルと椅子。下手にも細長いテーブルと椅子、セットは全て白色。

出雲家の食事風景、厳格な父は息子の食事マナーについて注意するところから物語は始まる。それは拳骨で頭を叩くといった行為。悠太はそんな父が嫌いだが、それでも定職にも就かずバイトしながら実家に寄生している。環奈は早々に家を飛び出している。そしてVTuberとして発信を続け 登録者数5万人迄あと僅か。達成させるイベントの最中、裏アカが流れ炎上する。その事件を通して兄・妹が繋がり出す。

家庭内の事は、ある種 密室での出来事のよう。躾と虐待の線引きは曖昧で、毒親なのか否かは一概に決め付けられない。ただ幼い子供たちにとって躾と言われても解らないだろう。その痛い思い出だけが鮮明に残り、ますます萎縮させてしまう。そして家族の中における自分の存在とは という疑問と困惑、さらに家庭内孤独に陥る。悠太と環奈は親に反抗することで必死に自分自身を守っているよう。

さて、悠太の知り合いに一嶋琉衣という女性がいるが、実は環奈の高校時代の級友だったことが後々分かる。彼女は両親が離婚し、母親の苗字になったことから気まずい思いをしてきた。そんな時、環奈は それとなく寄り添ってくれたと感謝。また 朝倉は母一人子一人だったが、母が愛人と出奔し一人になった。何れも親の都合・勝手で子が嫌な思いをした経験を持つ。

悠太と環奈は、自分だけが恵まれない家庭に育ったと思っていたかも。その思い込みが、父危篤の知らせにも蟠りが…。環奈=VTuber「丙栖てぃあ」として、自分自身を愛せないし 他者とうまく関係が築けない。そして誰かに依存し自分を悲劇のヒロインに見立て逃避しているだけ、そんな独白が印象的だ。ここに第三者的な観せ方ーモニターに承認欲求の象徴的な画像を映すといった巧さ。全体的に昏く、自分の心が暗闇を迷走している、そんな表現し難さを表した好公演。
次回公演も楽しみにしております。
ガラクタ

ガラクタ

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/11/01 (金) 14:00

同劇団30周年ということだが、多分その半分くらい観てる。同劇団を観てれば観てるほど面白いだろうと思う。でも観てなくても楽しい(^_^)v。とても楽しい(^_^;)。75分。
 2000年初演の作品の再演で初演は観てない。ガラクタばかり置いてるリサイクルショップには、しょうもない人々が集まるが、常連や謎の客が現われ…、の物語。何を言ってもネタバレになりそうだが、ゲストを何人も入れているので、毎日少しずつ(大幅に?)違っているそうで、そこも楽しい。大石ともこがゲストの回を選んだ自分を誉めてあげたい。

うすらひの下に、いる

うすらひの下に、いる

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

個人的にテンポ感というか、コメディとシリアスのスパイラルががめちゃくちゃ合ってて、楽しめました。
舞台美術も作り物感がなくて、良い意味で没入出来た感じですねー。

ネタバレBOX

10/30ソワレは #ここ風『うすらひの下に、いる』を下北沢 #劇小劇場 で観てきました。風雷紡の吉水恭子さんにおススメされて。
結果として、過去作のBD/DVDを全部大人買いしちゃうくらいには好き。
以下、多分重要なネタバレ含むこと書くと思うので、未観劇の方はバック推奨。

#うすらひ

そいえば、BD売り切れしててDVDしかなかった作品もあったのですが、売り場の方のご厚意でBD作成してくれることになり、めちゃくちゃ嬉しかったです。
あと、BD作成にお金かけてなくてスリムケースなのも好印象。あの縦長のケース嫌いなんですよね、、場所を取るんで。

結局ケースを捨てて、パッケージとディスクだけ入れ替えちゃうんで、書籍手放して電子書籍勢としては、そこにお金かけないでくれーというのはあります汗
あと鵺的の時も思ったんですけど、過去作安い。1500円とかならとりあえず買っちゃう。追加の収益というよりも、どちらかというとファンサや布教目的で手間賃くらいで抑えてくれてるのかな。

と、このくらい書いておけば、きっとネタバレ書いても目にする人いないはず。

個人的に好きだと感じたのは、全体の流れというかテンポ感なんですよね。
意図的にやられてるかは別として、私がそう感じたってだけなんですけど。
シリアスな部分とコメディな部分が交互に来て、それぞれが長すぎない。

シリアスな部分が長いと心的ストレスが多くて、個人的にイライラしちゃうことが多いです。それでも、その後の展開によってイライラがうまく昇華される展開はめちゃくちゃ好きなんですけど。そういうのはあんまりなくて、面白かったけどしんどかったなぁで終わることも多いんですよね。

逆にコメディ一直線だと、途中まではいいんだけどどんどんハードルが上がって、中だるみし始めちゃうし、観劇後はなんか面白かったな。なんだっけ。みたいなことに良くなりがち。とはいえ、単発だと笑うハードルが高くなっちゃうんですよね。
ある程度、繰り返して場を温める的なのが無いと、笑って良いんだよね?みたいな感じになって、笑いきれない。観客が自然と笑える状況を作って、ハードルをさげたままキープを出来る。シリアスパートが長く続くとこの笑いやすい状況が戻っちゃうから、長く続けずにまた戻してくる。みたいなのが本当に自分の感覚とフィットしてたんですよね。

また、個人的には観客自体も舞台装置の一種だと思ってて、中央部分によく笑われる方がいたのも良かったです。このあたりは運が良かったのもあるかもだけど。
笑いすぎる人がいると、個人的には音割れするくらい大きな音を出すスピーカーみたいにイラっとしちゃうし。よく笑われる方でも隣にいると嫌なんですよね。申し訳ないけどうるさいと感じちゃうし。隣にいる方はどちらかというと笑いを堪えてるけど、空気管として伝わってくる人がベスト。そういう意味で結構ベストな観客でした(謎の上から目線)

でまぁ、こういう笑いの要素って、序盤にうまく作れるかどうかが結構大事だと思ってます。序盤に滑っちゃうと、観客が上手く乗り切れずにぐだぐだした雰囲気になることが多くて。中盤に話が展開してくるまでだるく感じちゃうことが多いんですけど。
序盤の3人のおかしなシチュエーションとすれ違いの掛け合いで、即乗せて来たのは上手かった。

作品的には、設定にめちゃくちゃ既視感が。
核となる出来事として、娘を交通事故で失った母が自分を娘と自認して、なんですけど。これ9月の頭に見た 劇団えのぐ『琥珀色に酔い夢を見る』と同じ設定なんですよね。そういう意味で核となる出来事が同じだけど、全く違うストーリーや演出になってるのが個人的に比較して面白かったです。

ギミックとしては、えのぐさんの方はめちゃくちゃ良くて、前半は母視点で世界が作られているから、娘役の人がちゃんと演じられていて、多少の違和感はあれど本人の存在を疑うことは一切なかったんですよね。その分、後半に急展開みたいな感じでめちゃくちゃ面白かった。

うすらひの方は、違和感なくすっと入ってくる感じ。
美咲の登場シーンでも子供に見えない役者さんが出てきたところに、すかさずイジリをいれてきて、観てる側にも演劇だし見た目の年齢と違うこともあるよねと、違和感を与えない。(最前最下手に座ってたので、目の悪い私も思った疑問をいじってくれた)

ヨウコが役に入り込むちょっと変わった人っていう印象を事前に伝えておいて、玉子のBTSダンスに相乗りしてた人がヨウコなんだなと思わせて、ヨウコの実在を記憶の片隅に残させておく。今思えば細部に気を使って作演されてるみたいに感じて、気持ちよく観れましたねー。

作演と言えば、オネエなジャイ子である玉子は結構好きなんですけど。ああいうキャラ行き過ぎると結構イラっとすること多いんだけど。周りのキャラ設定も含めて、いい塩梅に収まってました。書いてて色々思い出してきたなぁ。

各キャラにちゃんと面白いキャラ設定があったのも良いですねー。
一人のキャラに詰め込みすぎると、繰り返しによる笑いはあるんだけど。
それとは違って、お前もかーみたいなギャップによる笑いもそれぞれに合った記憶。
笑いの質や量もあるけど、種類やギャップも大事みたいな。

そして、ラストの演出が個人的には結構好きでした。
役者さんはけた後、カーテンコール前、スポットライトのやつ。
暗転→カーテンコールよりも、なんか余韻に浸る時間を作ってくれる感覚。
言語化すると感想はこんな感じ!
ガラクタ

ガラクタ

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

11/01マチネは #劇団MCR 30周年記念公演『#ガラクタ』を下北沢 #OFFOFFシアター を見てきました。Corichのレビュー評価経由で観に行くことをノリで決めちゃった感じです。

#MCR

MCRさん自体も初めてなので、前情報全くなしなんですけど
多分、30周年記念公演だからなのか、身内ノリで盛り上がっちゃおうみたいな印象かな。なんか否定的に聞こえるけど、部外者置いてけぼりみたいな身内ノリではなくて、身内ノリだけど楽しめるみたいな?

あそこで出てきた話題ってどこまで本当なんだろ。2448とか笑
離婚とかコンビニとか、いや多分本当なんだろうけど。扱っている内容は身内ネタだけど、ああいうノリは好きです。きしたかのの『高野さんを怒らせたい』のマリオ回で個人情報ばらされまくるみたいなノリっぽく見えて、ちょっと好き。

内容自体は正直特になかったかなぁ。。いや、あることはあるんだけど。個々の話題や刹那的な笑いが強すぎて、そこまで印象に思い起こせばなんかあったなぁ。くらいになっちゃってるかも笑

後、観客の方たちが笑いなれている感がすごかった。開幕から店長&店員のぶっとんだ展開に周りを様子見して徐々に笑いの雰囲気を作るって感じじゃなくて。最初から観客も飛ばしてた感じで良かった。

ひと段落終わったところでしんみりした方向になって、ストーリーが進むのかと思ったら、田んぼ!だもの。あれ、テンパってる演技なのか、本当にテンパってるのか分からない笑 普段からこういう公演かは分からないけど。とりあえず頭からっぽにして楽しんじゃいましょって感じで記憶しちゃいました。またタイミング合えばー

式 三部作 第二話「追悼式-まほろ汽船 サンバード号 編-」

式 三部作 第二話「追悼式-まほろ汽船 サンバード号 編-」

studio salt

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

2009年10月、まほろ汽船サンバード号が謎の沈没事故を遂げる。15年後の今も引き揚げられることもなく、事故原因も謎のまま。遺族達が集まる追悼式典の会場。
開演前からピアノを弾き続ける根本修幣氏(a.k.a.堂本修一氏)。式典運営の責任者・仲尾玲二氏。
まほろ汽船の社長未亡人・服部妙子さん。
推しの曲の演奏をリクエストする大図愛さん。

全ては厳かに始まり被害者の生前の記憶を思い起こす慰霊の集いの筈だった。
なかなか変わったニュアンスの世界観。
今日の朝食、誰と何を食べましたか?
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

そこに突然刃物で岩﨑理那さんを人質に取った山ノ井史(ふひと)氏が乱入して来る。事故原因を公開しろ、と。
亡くなった筈の船長を名乗る浅生礼史氏がふらりと現れる。
いつしか追悼式と事故当日の船内の様子が重なって語られていく。
もう少し生死の淡い境目を漂うような感傷的な物語の方が自分は好み。

セウォル号沈没事故と日本航空123便墜落事故を足したような設定。経済アナリストの森永卓郎氏は現在末期癌との闘病中。長年日本のメディア業界でタブーとされてきたことを書く肚を決めた。①ジャニーズ事務所②財務省の宗教的メカニズム③日本航空123便墜落事故の真相。
かねてから陰謀論が囁かれ続けてきた日航機墜落事故。自衛隊が訓練中に発射した模擬弾か無人標的機が垂直尾翼に激突、その証拠を隠滅する為に救助が大幅に遅れたと言われている。18時56分に墜落し、現場にすぐに(19時15分)到着した米軍輸送機が救助に入ろうとすると横田基地からの帰還命令。自衛隊の救助開始が翌朝8時半。何故救助を遅らせたのかが最大の謎であると。
(但し元海上自衛官・林祐氏はこれ等の陰謀論を明確に否定)。
うすらひの下に、いる

うすらひの下に、いる

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

相変わらず良く出来た美術。コントすれすれのような設定は好みが分かれるかもしれないが、クドくなりそうなシーンを控えめにというか、意外な寸止め感のようなところが今回は面白かった。もう1回観て確認したい箇所がいくつかあるけど、予定が入っていて無理かも。残念。

サラマンドラの星空

サラマンドラの星空

Jungle Bell Theater

萬劇場(東京都)

2024/10/17 (木) ~ 2024/10/23 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/10/22 (火) 13:00

星チームを観劇。
メキシコにあると思われる「幻の遺跡」を探す人々の現代パートとかつてその遺跡周辺で起きたことの古代パートが併走して進行するアドベンチャー・ロマン。そして古代の船で遺跡を目指し遭難した現代人の意識がかつて漂着してそこに居ついた先祖に宿り過去を体験する(「THE WINDS OF GOD」を想起)というのがまた浪漫。
そんなスケールの大きい「ホラ話(褒め言葉)」だが、装置はシンプルで、それでも実在感(?)を持たせるのは演技・演出に加えて衣装の功績か?
なお、初演である「サラマンドラの虹」を観ていたどころかそれがこことの初めての出逢いだったが、そのことどころか内容もすっかり忘れていたことに15年の歳月を実感。(爆)

ビキニも夢みる白い部屋

ビキニも夢みる白い部屋

KENプロデュース

シアターシャイン(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

満席、増席していたようだ。
この演目、10年前にも観ているが、やはり面白い。
説明にある入院先の病院は謎だらけ、外出はおろか、飲食・新聞など外部との接触は一切禁止、おかしな規則が多い病院。そして主人公は主治医より、自身の記憶を失っていると。治療が始まって、段々現実と夢の世界の区別がつかなくなっていき…。物語(表層)はストレートプレイなのに何故か違和感が、この不思議感覚が公演の肝。明るく楽しく、そして おちゃらけた場面で繋ぐが、これらを物語の根幹を支えるショートストーリーのように紡いでいく。
脚本・演出は秀逸だ。ストーリーはネタバレになるので書けないが、途中で話しが散らかり冗長といった感じになり、これをどう収拾するのか。よく使われると思う手法で…見事!

病院という設定から、白衣の看護師が何人か登場する。始めに登場するのが、神崎なお(タオ桃果サン)と婦長 水谷ゆうこ(橋本深猫サン:前回にも出演)。タイトルにあるように 登場する女優陣は皆ビキニ姿になるが、前回より お色気度は少ないような。演技は、生き活きと演じており楽しめた。登場人物のキャラ設定にもメリハリがあり、分かり易い。舞台美術は平凡で、最小必要限であったが、それが逆に芝居に集中させる効果がある。軽妙に展開するが内容はシュール。結末は、冒頭に明かされているのだが、その台詞を聞き逃さなければ…。ぜひ劇場で。
(上演時間 2時間 途中休憩なし) P(ピンク)班  11.3 追記

ネタバレBOX

舞台美術…上演前は病室の仕切りカーテンで見えないが、幕が開くと そこは大(3人)部屋でベットが3つ。上手に病室入口のドアがあり下手に窓がある。3つあるベットには、既に2人が入院しており、そこへ主人公の金田雄太が大怪我をして運ばれてくる。この病院 規則は厳しいが、患者は自由気儘に過ごしている。

上演して直ぐ、暗転したまま 音声で「この物語は僕のモノローグです」という台詞が流れる。ラストになると「なるほど そういうことか」と言葉の意味が氷解する。色々な妄想が頭の中を駆け巡り、登場人物たちの性格や立場が錯綜する、それが物語の肝。そして「人生は舞台だ」「人を傷つけるのも 癒すのも人」等、場面にあった珠玉の台詞が印象的だ。

本作品の初演は2008年だとか。当日パンフに 代表の加納健詞が「今の時代にあわない所も多少ありますが、だからこそ、そのまま上演する事」とあり、「コンプライアンスのコの字もない」とある。<舞台 コメディ>であるが、世の中だんだんと不寛容になり、それゆえ自由度も狭まっていくような。舞台として描くには、主人公=入院患者の立場云々といったことが言われそうな危うさが…。

セクハラ・パワハラ等が厳しく問われるようになった今、劇中そのようなお色気シーンがあるが、せめて舞台という虚構の中では弾けて楽しみたいもの。
次回公演も楽しみにしております。
うすらひの下に、いる

うすらひの下に、いる

ここ風

「劇」小劇場(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演劇サークルの同窓会。その真の目的は…。題材はかなりシリアスなんだけど、設定があまりにも突飛なので、入り込むことはできず。まぁ、それでもそれなに最後まで興味を持って見ることはできたかな。

『アラビアの夜』&『メイド・イン・ジャパン』

『アラビアの夜』&『メイド・イン・ジャパン』

エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

ウイングフィールド(大阪府)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

悲しい生い立ちの二人の少女👧の話沖縄と島根から田舎くさいことが嫌で、東京に家出(沖縄の少女は火事のどさくさに紛れて… 島根の少女は神社の娘)同然に上京 東京で出会った二人は自然に身を寄せあい、懸命に生きていくのだが、毒牙にかかり…
一度死んでるから 何だってできるさ〰️ と言った言葉がとても印象的私を含めたぬるま湯人生を送ってきた人々は果たして、このような場面に出会ったらどうするのだろう✨実にHMPらしかった‼️

#ヘスティア

#ヘスティア

ゴセキカク

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2024/10/31 (木) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/10/31 (木) 19:30

vtuberを使って演劇って、いったい何するんだ!?と思ったら、めっちゃ大真面目に人生の話でした

アフタートークであまねまい氏が指摘してたが、Vtuberをモチーフにするのではなく舞台装置として使っている
今回のVtuberという装置は、演劇的に必要な「物」として存在してた

人と向き合うことって苦しいことだし、でも直視できずに逃げることも必要だし
でも逃げられない現実もあるし。

最前のセンターで観れたのがうれしい

こりっちのチケットプレゼントで鑑賞

ビキニも夢みる白い部屋

ビキニも夢みる白い部屋

KENプロデュース

シアターシャイン(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了

実演鑑賞

狭い劇場とはいえ、超満員札止めというのはすごい。
お見事です。

ネタバレBOX

観劇前にもしかして多重人格ものかとちらりと頭をよぎったけど、本当にそうだった。
ここのところそういうストーリーのものずいぶんとみてしまったので。
すべてはポーズでしかない

すべてはポーズでしかない

三転倒立

すみだパークギャラリーささや(東京都)

2024/10/25 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めての三転倒立。同居する二人、本屋の店員さんとお客さん、ヨガの先生と生徒、姉と弟…と様々な形の二人のやりとりがシームレスに繋がっていくことで一つの町(つまりそれは社会)の様相が浮かび上がってくる。ポーズをとること、とらさられること、とらざるをえないこと…あらゆる世界への問いかけが満ちた100分。
生活の中で遭遇する様々な違和感や疑問、祈りや切実が端々に忍ばされていたように思います。
そういった、なかったこと/知らなかったこと/見なかったことにされがちな事柄に辛抱強く向き合い、光を灯そうとするような作品でした。

他者を恐れ拒む時、それはつまるところ「わからなさ」からだろう。そこを飛び越え、世界を変える事は難しいけれど、飛び越え/変えようとする事はできる。そう信じる自分でいたい。たとえ最初はポーズでも。そして体がとるポーズと心がとるそれは違ったりもする。そんなことを考えたりもしました。

ガラクタ

ガラクタ

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ドタバタ劇で楽しめました。「ちょっとでいいから笑ってみよう、そうすれば楽になるから!」がツボりました。ちょっと内輪受けのネタが多いような気がしましたが楽しい時間をすごさせてもらいました^^ 舞台の演出や脚本から察するにPeachboys系の劇団さんなのかな…と。てか、Peachboysの最終公演に出演していた役者さんが出ていたような気がしないでもないかな…と。

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