
軋み
Nana Produce
テアトルBONBON(東京都)
2026/04/23 (木) ~ 2026/04/29 (水)公演終了
実演鑑賞
劇団ブラジルの2008年作、今年は映画も公開された作品を全く別キャストで日澤雄介の演出で上演。4月29日までテアトルBONBON。120分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/05/post-bf7980.html

世界名作全集 1 & 2
おのまさしあたあ
横浜ベイサイドスタジオ(神奈川県)
2026/04/24 (金) ~ 2026/04/26 (日)公演終了
実演鑑賞
割と無茶な一人芝居を上演し続ける「おのまさしあたあ」、新作再演をとり混ぜ シェイクスピア、ゲーテ、ポー、カフカなどの世界の名作を徹底的にパロディにした、1話30分×3話構成の2プログラム日替わり上演。 4月26日まで横浜ベイサイドスタジオ(神奈川新町駅すぐ)。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/05/post-d9af50.html

『「黒いポスト」』
劇団澄清
大手前大学CELLフォーラム(兵庫県)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/23 (土)公演終了

居場所・ドラマの基礎と応用(2プログラム)
中野成樹+フランケンズ
シアター711(東京都)
2026/05/19 (火) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
久々二度目のフランケンズは超短編と中編の組合せ2パターンの公演、Aプログラムに秋元松代の処女作「軽塵」があるのを見て速攻予約した(二、三日前の事。公演後半には完売間に合って良かった)。
1分の戯曲?を募集し(一、二個身内が提供したのも合わせて)約十編の芝居をやるというユニークな試みで、後半は本域芝居の「軽塵」が始まる。素舞台にユニフォーム的な衣裳、見慣れるのに稍々時間を要したが、リーディングとリアル芝居との中間あたりの感覚である。
演劇的「実験」要素のフランケンズへの先入観に比して「普通に演劇」という初観劇での印象は今回も同じく。

ブン/ダン
劇団チャリT企画
新宿シアタートップス(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
何作か観ずにやり過ごしたチャリT企画、そろそろ観ておこうと足を運んだ。ざっと見たら客層が若い。前の列に並んだあちこちピアスな女子組がどんな反応で観劇かも少しく関心。
日本の「まさに今」を、若干近未来の(前口上では「少しだけ違う世界の」)お話の中に展開。AI自警団(ロボット型)が街中に出没する管理強化された社会、にしては日常性の濃いアパート(シェアハウス的な)住人の様子とのギャップがサスペンス性を高めていく効果を生んでいる。
終演後前の席からは「面白かった」「見て良かったでしょう」、周囲から「怖かった」との声が耳に入って来た。この作品への感想としては100点ではないか。時事批評的な内容には納得な観劇。

チョークで描く夢
トム・プロジェクト
シアターX(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/26 (火)公演終了
実演鑑賞
数年前観たTRASHでの初演がとても良く、チラシと出演俳優にもぐいと引っ張られて中々久しぶりのトムプロジェクト観劇に及んだ。新劇団の客層以上に高齢化の様子(何故だろう..)だったがそれはともかく、中津留作品の独特な台詞運びに思わず笑いつつも(勿論笑う場面ではない)障害を持つ二人を巡る清新さのある舞台であった。初演ではTRASH一流の現代→近未来の2部構成だった(とは忘れていた)のを現代のみの一幕構成とした。荻野貴継氏には初見(確かPカンパニー)より注目のキレる俳優で久々に演じる姿を見たが、障害児(脳性麻痺)役を好演し改めて感じ入る。チョーク工場の社長はえらくふんわりと人の良さの出た二代目らしいイケメン御坊ちゃまキャラで「誰かな」と思ったら、チラシを見てオッと思って忘れていた宮原奨伍氏(途中結構台詞危うい場面も大らかな佇まいで乗り切る)。滝沢花野女史は実は背高の大柄女子であったが今で言う大人の発達障害系のコミュ障な不器用職員。ベテランで口は悪いが裏表はっきりで情もある職人に中嶋ベン。実直真面目で実は弟が障害を持ちつらい少年時代を送ったゆえに今回の事にはビビッドだがいつもながら(TRASHでは)頼りになる中堅社員役星野卓誠。
時は昭和、戦後の経済成長期あたりが舞台らしく、障害児は特殊学校を卒業すれば自宅か施設に入り、どこかへ通う等という福祉的就労もなく増してや一般就労など夢、非現実であった時代に先駆的に障害者を雇用した企業が物語の下敷きとなっている。
障害者(特に知的)を演劇で実際に登場人物ときて描く難しさは、障害者個人の造形(演技)にあり、個人的にそこで溜飲を下げ納得した記憶は燐光群「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」があった。他にも幾つか記憶があるが、それに次いで物語共々グッと拳を握ったのが今作と言える。(もっともまず言わないだろう台詞を言わせたりはあるのだが、これをギリギリ正当化して舞台上のリアルを持続させた荻野氏に⭐︎である。
もう一人の女性障害児役は若手の美利、これは軽度知的でのんびりな言葉遣いとキャラで成立。

正義の血が騒ぐ
ライオン・パーマ
テアトルBONBON(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
開始してすぐに、この構造は以前も見たことがあるなと思い、帰宅後検索しました。「海辺のメロ刑事」はもっとシリアスだった印象だけど、今回のはもっと軽いノリのテイストでした。黒澤映画でいえば、「海辺のメロ刑事」が「用心棒」だとしたら、「正義の血が騒ぐ」はもうすこしコメディ要素の強い「椿三十郎」といったところでしょうか。
物語的には、大いなる序章という感じ。この町はどうなってるの? その人はなぜそんな行動を?
病院の女医さんは、「ねじ式」に登場する産婦人科医を連想させる。アンニュイな感じが、、、
あと、物販のTシャツ、Vネックもあればいいのにな~
TシャツはVネックのほうが好き。

正義の血が騒ぐ
ライオン・パーマ
テアトルBONBON(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです!
迷宮入りの殺人事件の真相を追うストーリーでしたが、サスペンス調の中に、独特の(?)笑いが盛り込まれ、目が離せませんでした。
伏線が繋がっていく展開や意外性、癖のある魅力的な登場人物達に惹き込まれ、あっという間の時間でした。
大満足でした!

東京物語(京都公演)
チームラヴ・ガン
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 18:00
刑務所内で同じ部屋なったおかま(八代将弥)と革命家(憲俊)の二人の男たちの会話劇。脱獄を夢想する二人。政治犯に小津映画「東京物語」のあらすじを聞かせ気を引こうとするおかま。二人のやりとりが面白おかしく哀しく舞台を惹き付ける。アフタートークで語っていたが、洋画「蜘蛛女のキス」が下敷きになっている。ずっとでずっぱりの1時間25分の熱演。

手紙
AOI Pro.
よみうり大手町ホール(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 16:00
とても素敵な朗読劇でした。
ただ原作を読んだ時のイメージに比べて、何か違和感があり納得するエンディングでは無かった。

裏緑特技悲喜話(うらみどりとくぎひきばなし)
爍綽と
浅草九劇(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 12:30
舞台裏がこんなに楽しいとはと思いました。
続きが観たくなりました。

裏緑特技悲喜話(うらみどりとくぎひきばなし)
爍綽と
浅草九劇(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ワンシュチュエーションもので、身体を張った見せ場もあって、好きなものが一杯詰まってた。
「マン」と「じゃないほう」との関係性がずっと、ぶれずにストレートなのが良かったなぁ。二人の繋がりが、純粋に描かれているから、笑って、笑って、最後には、泣かされてしまった。
役者のみなさんもそれぞれの役にぴったりで。
主宰の佐久間さん、素晴らしい!次も楽しみです。

亀と潜水艦
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2026/05/22 (金) ~ 2026/06/04 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
アレッサンドロ・マルチェッロの「オーボエと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調」をヨハン・セバスティアン・バッハが鍵盤楽器用に編曲した「協奏曲BWV974の第2楽章アダージョ」。この物悲しく美しい旋律が主題として奏でられる。満洲の首都である新京の映画館のロビーで流されていたという。新京で呉服屋を営み財を成した板垣桃子さん。同じく新京にいた大手忍さん。このアンニュイで悲しい旋律から色々と失った時間を思い出す。玩具のトイピアノでそれを弾くもりちえさん。
天才女優・大手忍さんと劇団の屋台骨の板垣桃子さんが地獄から歩み出す人間の物語を奏でる。何度も何度も何度も何度も同じ話を繰り返す。地獄から遠く遠くの白い光に向かって手を伸ばす。
人間のまんまでいる内に出来ることをやらなければ。
凄く良い作品。
是非観に行って頂きたい。

花よりタンゴ
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2026/05/12 (火) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 18:00
座席1階
度重なるカーテンコールが客席の満足度を示していた。見終わってみると、なぜこの舞台が20年越しの再演なのかが不思議なくらい。何度も上演されてしかるべき演目だと痛感した。
だが、今作の成功は座組の素晴らしさによるものだ。長女役の朝海ひかるの実力はこれまでこまつ座に何度も出た舞台から証明済みだが、こまつ座初出演の大原櫻子と南沢奈央の絶妙な演技の力を見抜いての抜擢は、見事というほかはない。
特に、大原はよかった。美しくて可憐な、力強い歌唱は感動的。南沢の情感あふれる振る舞いは、客席の感涙を絞った。高橋克実は「きらめく星座」にも出ていて、終戦前後、昭和の空気感を舞台に満たす重要な役割を遺憾なく発揮した。
舞台は終戦直後の昭和22年。全てを奪われ平民として懸命に生きる元華族4姉妹の物語。生活のためのダンスホールをどう守るかと奮闘する姿が描かれる。サイドストーリーとしての、郵便配達員とタバコ売りのおばちゃんの人間模様も最高だ。最高たらしめたのは、名優枝元萌あってのことなのだが。
ダンスホールなので歌や踊りが満載なのが、ラストがやりきれない結末だとしても、あくまで底ぬけの明るさで満たした要因だ。戦争が終わり、明日への希望が開けようとしている当時の空気を味わうことができる源になっている。
昭和庶民伝三部作でも知られる井上ひさしの真骨頂を楽しむことができる、いい作品だ。再演を繰り返して当然という名作だと思う。

【衝撃】おまえが貧乏なその理由【洗脳】
社会人天国
イカロスの森(兵庫県)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/24 (日)公演終了

complex
る・ひまわり
博品館劇場(東京都)
2026/05/21 (木) ~ 2026/05/24 (日)公演終了

空が飛べると想ってみる。『NOISY&SILENT GRAY』
Oi-SCALE
ギャラリー十二社ハイデ (東京都)
2026/03/20 (金) ~ 2026/03/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
築80年ほどのまるで一般家屋のようなギャラリーの四畳半(?)の二室を演者が往き来しながら語り紡ぐ物語。
冒頭、開演告知に続いて事故で脚を骨折して入院している小学生の話が語られたかと思えば観客/参加者への問いかけ的な語りとなり、さらに服飾専門学校志望の姪に新宿を案内する男の話などが語られ、その合間にメタ要素や楽屋落ち的な部分(笑)も挟むのは好みだしいかにもここらしい。
さらにトリプルキャストを全て観たので1回目に音で聴くだけだった部分を目視できたり、微妙な違い(どころか人物の性別が違ったりもする(!))に気付いたり、語られる物語の繋がりを確認できたりと面白さが3倍どころか3乗。
なお、林さんによると全員女性キャストのAチームが本来の脚本通りだそうでこれを最後に観たのは「答え合わせ」的な?

ブン/ダン
劇団チャリT企画
新宿シアタートップス(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 14:00
座席1階
タイトルを見て、早割を予約した。想像していたのは、アメリカ社会の分断や、アメリカにべったりの総理を抱える日本の分断社会の物語だったが、分断は分断でも、少し趣が違った。先人が書いている通り、「ふざけた社会派」を自認するチャリT企画にしてはふざけたところはなく、ストレートな社会派劇である。
舞台はあるシェアハウスで、リビングルームの掲示板に、本作のチラシにもなっているデザインが描かれている。物語のカギを握るこのイラストは当初は謎に包まれているが、その上に張られたチラシのポスター「戦争反対」も絡んで、何をデザインしたのかが明らかにされていく。
シェアハウスは、ノンポリで人のよさそうなおじさんによって運営されている。掃除のおばさんもいるが、彼らが高校生くらいであった時に起きた、政治的な課題をめぐる行政による教育への介入のエピソードも語られる。住人たちは全員が若者で、この世代間の意識の「分断」もあるのだと、劇場を出た後に気づいた。
AIによる武器が出てきたり、近未来の世の中の様子が描かれているが、世界の兵器産業の隆盛やアメリカが介入したことによる中東情勢の悪化にどっぷり浸っていると、あまり違和感を感じない。つまり、これは現在進行形の物語なのだ。今、起こりえる物語を楢原は描こうとしているのだと分かる。
チャリTの舞台が連発する社会を皮肉った笑いを期待しているとやや肩透かしかもしれないが、今作はストレートに客席にメッセージが投げかけられる。本来は触れられるべきでない人の内心が侵される恐怖が、雄弁に描かれている。

EVITA
Tokyo International Players
シアターサンモール(東京都)
2026/05/21 (木) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 13:00
145分。休憩実質20分、10分押しを含む。(55-休20-60)英語、字幕なし。

花待つ鏡の向こう側
四宮由佳プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2026/05/19 (火) ~ 2026/05/24 (日)公演終了