最新の観てきた!クチコミ一覧

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ママごと

ママごと

ONEOR8

紀伊國屋ホール(東京都)

2026/01/21 (水) ~ 2026/01/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かった。
凝った場面転換やシーンを二重に重ねるところ、なかなかテクニカルなことを、これ見よがしじゃなくやっちゃうところとか。歴史重ねてるところだなって感心したり。
お話も、ハートフルコメディのようで、なかなか……。

家族と愛のお話なんですけど。
それぞれの、過去があって、この人が正しいってならないのよね。逆にそれは、最近、苛烈に叩かれることも多い”不倫”まで含めて。人間ってままならないよねっていう、誰かを一方的な悪人にもしない視点で。
お互いさまで生きてるんだよなあって、思えたり。

葬祭にて咲く

葬祭にて咲く

劇団サイエンスフィクション眼鏡

πTOKYO(東京都)

2025/12/02 (火) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めての小規模劇場での観劇でした。
3回観劇して、すべての回で泣きました。
ラストシーンや歌のシーンは一生記憶に残ると思います。
誰かにとっては忌み嫌われるひとも、誰かにとっては温かいひと。舞台は葬儀場ですが、SNSの誹謗中傷についても思いを巡らせる時間となりました。

皆殺しのタンバリン

皆殺しのタンバリン

神威少女パンク。

シアターシャイン(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

現代演劇らしいミニマムな仮説の物語。
令和の不条理演劇。

ネタバレBOX

【結果】

面白いか   ずっと面白い 3  端正すぎるほど正統派な不条理
加点項目   ダイナミズム 1  唱和、デフォルメされた演技
       ライブ感   1  演劇空間を疑う仕草、暗転空間

合計星5

コメント

意味が剥ぎ取られた世界から仮説の物語を構築する試み。軽妙にして重厚。
クワイエットルームにようこそ The Musical

クワイエットルームにようこそ The Musical

Bunkamura

THEATER MILANO-Za(東京都)

2026/01/12 (月) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いや~これは面白い。笑いも多いけど、根底はかなりシリアスですね。アキラさんの音楽は実にいい。幕間でのトイレ問題に関する男女の温度差には納得(確かに男子トイレはガラガラでした)。

土砂降りの太陽

土砂降りの太陽

24/7lavo

RAFT(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

視点が違うと善のあり方が変わってくる。考えさせられるストーリー。最後まで釘づけ!良かったです!

聖母像の見た夢

聖母像の見た夢

劇団B♭

座・高円寺2(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/01/24 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

タイトルが秀逸でとても惹かれました。観るまでにどんな演劇なんだろうな、と何度も考えました。舞台は江戸時代と戦前で今の世界とはどちらも遠い時代、でもどの人物も今の人間と変わらない、そして、どこかしら共感できる。最後に輪廻転生に気付き、タイトルにつながった。脚本も面白く、演じる役者が皆個性があって笑いあり。そして、主題であろう戦争の記憶を忘れてはいけないというメッセージの中にも、楽しく見ごたえがあって、充実した時間を過ごすことができました。

コトノハスリット空論

コトノハスリット空論

ムリポプリズム

cafe MURIWUI(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

伝えたいことをまっすぐに伝えようとしてる芝居だと思いました。
こういう2段仕立て(不思議な世界とそのあとに見せる現実)の作品は落差がとても大切なので。
前半部分のわちゃわちゃ感で、もっともっと客席に引き込めたら、より良かったと思います。

星をみるひと

星をみるひと

劇団三日月座

横浜国立大学 第一食堂下 共用室3(神奈川県)

2026/01/20 (火) ~ 2026/01/22 (木)公演終了

実演鑑賞

横浜国立大学唯一の公式演劇サークル、らしいです。
ちょっと存在に興味わいてて、やっと観られた。
タイトルが素敵なのよね。ファミコンの同タイトルとは無関係。
地球を宇宙人の視点で観察するSF話なんだけど制限あるなか、健闘してるなって。

6人のキャラ。それぞれいい存在感で、あと、演者のみなさん声が良いなって。
セリフもなかなか立ってた。
小さいスペースのなか、素舞台でって選択しないのも好感。
暗転が長かったので、そこはもう少し頑張って欲しかったです。

※基本無料のカンパ公演なので、星評価はつけません。

土砂降りの太陽

土砂降りの太陽

24/7lavo

RAFT(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/01/26 (月) 17:00

90分。休憩なし。

かがやく都市

かがやく都市

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2026/01/24 (土) ~ 2026/01/31 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

好きな作品。音楽を担当した小林顕作氏がMVP。オリジナルの劇中曲はどれも既成曲を選んだような良曲揃い。金澤昭氏が奏でるギターをバックに夜空の広場の落書きを描き続ける小瀧万梨子さんが名シーン。やたら味のある絵。

筋肉少女帯に『おまけの一日』という曲があって、若くして死んだ少年を憐れに思った神様が「おまけの一日」をプレゼントする。

おまけの一日、さりとてするべき事もなく、
何となく日は暮れて、その夕陽を見ながら少年は
「ああ、僕の一生こそおまけのようなものだったなあ」と思いました。

小瀧万梨子さんはスカーフを真知子巻きにしてサングラスにコートのパリジェンヌ・ファッション。よく似合っていた。

清水緑さんがかなり痩せて更に綺麗になっていた。次はこまつ座だ。

ネタバレBOX

いつからか宇宙人が地球に来ていた。終末の近い地球で人間を選別してさらう。あと猫も好きだからさらう。いつしか空がとんでもない色になっている。小惑星が衝突して地球の生物は絶滅するらしい。それを何となく知っている人もいる。知ったところでどうする訳でもない。ただ時々ふと奇妙な色の空を見上げている。
15年前、高校の同級生だった高橋義和氏と亀山浩史氏。実際に宇宙人の亀山氏はその奇妙な行動から「宇宙人」と呼ばれてた。高橋氏は担任の教師(小瀧万梨子さん)のことが好きだったが、産休の為、クラスを離れることに。激昂した亀山氏は彼女の旦那を探し出してボコボコにする。純粋に高橋氏の為だった。
現在、殆ど人がいなくなった街。高橋義和氏は高校で非常勤講師として都市計画の講義をしている。その授業を取っているのは清水緑さんと一学年上の菊池佳南さん二人だけ。菊池さんは亀山浩史氏の妹で宇宙人だった。菊池さんは高橋氏に好意を伝えるが教師と生徒という立場もあり嬉しく思うものの高橋氏はかわす。
街の何もない広場はかつて高橋氏が設計した物で清水緑さんはその佇まいを気に入っている。そこでベンチに座りアンケートを取っている小瀧万梨子さん。旦那と飼い猫がここで宇宙人にさらわれたらしい。その行方を捜し続けている。H・G・ウェルズの『宇宙戦争』で宇宙人のことを研究しながら。
学校を辞めた高橋義和氏は15年振りに亀山浩史氏の住む工場に会いに行く。そんな再会にも「レベルE」を読み続け、人生ゲームを持って来る亀山氏の風変わりな態度に高橋氏は笑う。「お前、何も変わってないな。宇宙人のまんまだ。」
小瀧万梨子さんは一日24時間稼働し煙を吐き続ける工場が怪しいと睨む。宇宙人の基地では?そこに住んでいる菊池佳南さんは小瀧さんと清水さんを招待する。
宇宙人はさらった人間を人生ゲームの駒にしているらしい。本当なのか冗談なのか。亀山浩史氏は妹に友達が一人も出来ないことを気にしている。最後の一日だというのに。

この作家は劇団普通の石黒麻衣さんと奏でている曲の音色が近い気がする。死を前にした安らぎ、何だか全てに優しくなれる気持ちと澄んだ悲しみ。きっと死んでいった者達はこんな想いに溢れるんだろうな。全てが終わらないとこの境地には辿り着けないのか。レイ・ブラッドベリの終末モノの感覚。早朝の冷えて透き通った誰もいない冬の公園と白い息。石黒麻衣さんの世界はまだ来ぬ未来への不安と焦燥が高じて、逆に破滅を待ち望んでいる気すら感じさせる。北野武『ソナチネ』の名台詞、「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ」。

BUCK-TICK 「die」

僕は両手を広げ 全てを許したいと願えば
君は空から降り立つ
真実なんてものは 僕の中には何もなかった
生きる意味さえ知らない 何にも
荊棘の途

荊棘の途

teamキーチェーン

吉祥寺シアター(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

それなりにハンセン病やハンセン病施設のことを知ってるつもりでいたし、昔、多磨全生園に見学に行ったこともあった。でも、全然知らなかったのだなと思い知らされる舞台だった。
ハンセン病を患い、施設に隔離された人々にも、普通に生活があり、そこには悲劇だけでなく、楽しいことや嬉しいことなど温かで平和な日々もある。
偏見や国のやり方に疑問を持ちながら、それを受け入れて生きていこうとする者。
声を上げ、変えていこうとする者。
どちらが正しいとかではなく、どちらが間違いというわけでもない。
舞台上で繰り広げられる施設内での出来事は、壮絶で悲しくて、温かくて優しい。
役者がみんなとてもいい。
「嘘がない演技」などとよく言われるが、嘘がないどころじゃない。全員が「そこ」に生きている。
役者の技量と、脚本と演出と、セットや音や光すべてがしっかりと合わさって作り上げた舞台だと思う。
話は時間軸が前後することもなく、真っすぐ進む。奇をてらうような演出もない。
淡々と、丁寧に、けれども深く、紡がれていく。
大げさな表現は何一つないのに、それぞれの登場人物の小さな動きや表情の変化のひとつひとつに、彼らがどんな人でどんな思いを抱えているのか見えてくる。実に見事だと思う。

ラストに読み上げられる日本国憲法。
私たちは過去から何を学び、この先の未来を生きる者たちに何を伝えていけるのか。
改めて考えさせられる舞台でもあった。

300歳の誕生日

300歳の誕生日

香港スケッチ実行委員会

座・高円寺1(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

冒頭はアラフォー女性の愚痴的な展開で乗れなかったが、後半に近づくに連れて物語も音楽も良くなっていった。衣装がなんか良い。

土砂降りの太陽

土砂降りの太陽

24/7lavo

RAFT(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

何となく『蟹工船』みたいな話なんだろうと思っていたら全然違った。TRASHMASTERS系の社会派。よく工夫されている脚本だと思う。

岡山県と広島県の県境にある山を貫く山岳トンネルを掘る掘削工事。県議員の悲願の事業であり、その息子(平井泰成氏)が若いながら現場監督に抜擢された。周囲から親の七光りだと陰口を叩かれながらも必死に職務遂行に専心する。口が悪く粗暴なベテランの金成均(きん・せいきん)氏。残土を運び出すダンプのドライバー、今井未定さん。体調不良で離脱した火薬責任者の代わりを務める風見玄氏。ゼネコンから出向して現場管理に来ている佐神寿歩(ひさほ)さん。若い作業員、秋山拓海氏は食い終わった弁当の割り箸を折る奴。

今井未定さんがほぼスッピンでデコトラのドライバー。非常に魅力的な女性でこういう現場にいたらメチャクチャ可愛がられるタイプ。

平井泰成氏のイラッとしてキレる寸前の演技が流石。

「猫、見ました?」
タイトルの意味が判明する時から話は盛り上がる。

ネタバレBOX

金成均氏はリアル。どの現場にも必ずいる奴。ただちょっと脚本のキャラ設定がぶれている気がした。断固工事遂行派か安全優先派か決めるべき。

どうやら天然のウラン鉱床が工事現場付近にあるようだ。粉塵を吸った作業員は腎臓に障害をもたらす。湧水に高放射能汚染があり猫は内部被曝したのかも知れない。体内に取り込まれた放射性物質は体外に排出されるまで放射線を出し続ける。放射線はDNAを損傷し遺伝子・染色体異常を引き起こす。

妊娠していてこの地で暮らすことになる佐神寿歩さんと残土集積地に実家がある秋山拓海氏の話になる。自分に直接関係しなければどうでもいい課題、所詮は他人事。だがもろ自分に直撃する場合、一体どうすりゃいい?

作家が誰の側にも立たないので両論併記のみになってしまう。いろいろな意見、考えがあるが現実に選べる選択肢は限られる。その中で生活していくしかないんだと。正論だが作品の余韻としては弱い。間違っていてもいいから作家の生の声が欲しい。
土砂降りの太陽

土砂降りの太陽

24/7lavo

RAFT(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
工事現場の休憩室で交わされる緊張と緊迫した会話劇。いくつもの正しさが対立するが、それは誰の 何のためなのかを考えさせる。少しネタバレするが、熱い意見を戦わせるが 全て納得ずくと言うわけではない。どうしてそういう結末(結論)に至ったか説明し切っていない。その空白とも言える 正しさを観客に委ねたようだ。その問い掛けこそが妙。

対立するのはトンネル工事に関わることだが、それを日常の身近なこと---ゴミの分別を端緒にしているところが面白い。公共事業ということもあり 自治体(地域住民)や個人の思惑、科学的根拠と心情的嫌悪等、色々な問題が絡み合い どういう結末になるのか興味を持たせる。登場人物は6人、しかし その後ろには大勢の人々がいる。その人たちの喧々諤々とした意見を、それぞれが代弁しているかのような説得力がある。

音響・音楽や照明といった舞台技術はなく、まさに骨太な会話の応酬。見応え十分。
(上演時間1時間25分)

ネタバレBOX

舞台美術は、長テーブルに丸椅子がいくつか。隅にコーヒー等の飲物がある置台とその横に分別ゴミ袋。シンプルにすることで会話劇を引き立たせる。

物語は、県議会議員が父で 28歳で現場監督になっている吉田(平井泰成サン)とベテラン作業員 東(金 成均サン)の労働環境に関する議論から始まる。吉田は予算(金)と納期(時)を前提に作業指示を出し、東は安全と健康を守ることを主張する。登場しないが火薬責任者の近衛が肺を患い入院した。夫々の立場で譲れない建前と本音がぶつかり合う。それを新入りダンプカー運転手 小日山(今井未定サン)に状況を説明するといった形で描く。

この現場で猫を飼いだしたが、その顔が2つ 厳密には腫瘍が大きくなり顔が2つに見えるよう。そんな時、発破した影響で湧水という事故が起き、近くにウラン鉱床らしきものが発見される。その真偽が確認されないまま、今迄通り残土を廃棄しに行ったが…。その地が作業員 羽生(秋山拓海サン)の実家がある土地。ウラン鉱床であれば放射能汚染は必至で 猫の奇形という伏線、残土廃棄の意義を言い出した羽生。科学的基準値以下だとしても汚染という心理的嫌悪感は払拭できない。実際残土をどうするか 実家以外の土地なら構わない というエゴが透けて観える。

さらに、近衛に代わって火薬責任者になった重光(風見玄サン)とゼネコンから派遣されている布施(佐神寿歩サン)が付き合っており、妊娠していることが発覚。産むか否かといった判断が迫られている。トンネル工事という公共事業、完成すれば渋滞は解消され地域住民には喜ばれる。しかも莫大な費用を投じており 今更中止には出来ない。しかし現場は作業員の生死は勿論、生まれてくる子供への悪影響が懸念されている。謳い文句にある「安全・理想・工期・未来・環境・矜持---いくつもの正しさに静かな対立が積み重なる」がしっかり描かれており、誰のどの主張も納得と共感ができる。ここで暗転後、場転換する。

トンネルの発破掘削は続けられ、向こうに微かな光が見える。劇中、東が苦しいトンネル工事の中で2回だけ喜びがあると。1つは県境を越えた時、もう1つは貫通し光が見えた時と語っている。あれだけ喧々諤々と議論したが、ラストは結論ありきで終わる。暗転以降の空白とも言える議論の過程は観客に委ねている。この考えさせる という投げ掛けは、トンネル工事というリアルな現場劇であるが、演劇という虚構の中で紡がれている。観客は 鑑賞眼が求められ、池田智哉(演出家)さんがそこを理解して舞台を創ったのだろう。自分の頭で補うという楽しみが残されたようで、その意味で充実した公演だ。
次回公演も楽しみにしております。
はなたば。

はなたば。

インプロカンパニーPlatform

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

インプロということで、その即興の違いを楽しむため初日と千穐楽の2回観劇した。物語のフレームワークは、チラシにあるように「電車で旅する女がさまざまな乗客との出会いと別れ 『しゅうちゃく』駅を目指す物語」。台本2割インプロ8割ハイブリット演劇という謳い文句だが、肝心の会話が洗練されていないため、心に響いてこない のがもどかしい。

紙が椅子の上に置かれ 上演迄に 「好きな言葉」等を書き込んでスタッフに渡す。キャストにとって、それが切符代わりであり観客からの「お題」になる。乗客はタイトルにちなんで皆 花の名前、電車内で会話を交わし 降車駅で1人また1人と別れていく。別れを惜しむかのように 全員が一旦駅に降り停車時間(2分)に別れる人の即興劇を観る。電車の旅という 人生に準えた枠組みは良かったが、とりとめのない会話に終始。もう少し味わい深い(演劇的な)内容を観たかった。今回はお試し版といったところか。
(上演時間45分)追記予定

Foresight

Foresight

Prayers Studio

Prayers Studio神楽坂アトリエ(東京都)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

上演後に観客同士いろいろお話を聞けたりするのは、やっぱり面白いですね~。いろんな感じ方を知ることができて。ドラマトライアルもやっぱり面白いな。楽しい時間をありがとう。




ネタバレBOX

舞台が横長だったので、首が痛くならないようにと思って、いちばん端の、舞台を俯瞰できる席に座ったんだけど、その席でしか感じなかったであろうことを二点。
食事のシーンは、料理(スパかな)の匂いがふわっと感じられてよかったなと。食卓の近くの席じゃないとわからなかったかも。
もうひとつは後半、ケンジが記者会見で、口調は強いけど静かに語っているシーン。暗幕がすぐ横にあったんだけど、裏側で衣擦れの音が聞こえて、それがすこし気になってしまった。あとで女性ふたりが和服で登場したので、その準備の音だったのかな。

テーマ的には、日本の現在の問題を語っていると思いました。
オールドメディア批判はその通りだと思うし。文明の崩壊みたいな言葉もあったと思うけど、移民問題で揺れる日本。移民を受け入れることで、日本が崩壊しませんようにと願うのみ。

動物実験反対デモで知り合ったふたり。ということは二人ともばかなんだなーと思って見てたけど、後半スパイ大作戦的活躍も見せて、単なるばかでもないんだなーと思った。口悪くてゴメン。動物実験反対には反対。
さらば曽古野遊園地

さらば曽古野遊園地

アガリスクエンターテイメント

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/01/25 (日) 12:00

オムニバスとのことながら、それぞれの話に有機的つながりあり。毎度のことながら、クセツヨキャラクターだらけで楽しくハラハラさせられ、時々、心もあたたまる作品でした。

ネタバレBOX

会社の不採算部門である斜陽の遊園地をつぶそうという新園長の思惑とは正反対に事態が進み、園の経営が
かがやく都市

かがやく都市

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2026/01/24 (土) ~ 2026/01/31 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初演も見たんですが、改めて見て、昔よりずっと密度があって、複雑なのかなという気がしてきました。ゴドーや岸田國士を思い浮かべました。宇宙人出てるのに。

うまく言えませんが、強いて言うなら凄く1995年的です。爽やかな不穏さへの憧憬にも見えます。エヴァからアリ・アスターあたりへの不穏さのエンタメ化の流れからすると、そこまで逃げ道ないほどではないが、爽やかに不穏、というかメインはそこではない感じというのか。

世界終末前日の夕暮れが永遠に続くようです。

世界終末まえの最後の夕暮れを、ゴドーのように、ミルクのまえで、ふてぶてしい猫がミルク頂きマンボしに来るのを待っているようにも見えます。

これが最後のチャンス。世界が滅亡する前に、いつもミルクを知らないうちに頂きマンボして、可愛さを私たちに分け与えてくれない消費されない可愛いさをもつであろうふてぶてしい猫をみるのは。

たぶんこれ以上ない世界最後の時間の使い方ですよ、ふんとに。
世界が終わる前にミルク泥棒(可愛いさを分け与えることなしに消えるという意味で)の姿を待つのは。普通に歌になりそうです。おしゃれ泥棒や花泥棒捕まえるのに近いですね(違うか)

あと、女の子の必死な『こっち向いてビーム』みたいなのを、消費させない、守るみたいなロックな宇宙人的像(ただし社会性なし)を遠くから観る感じとも言うのか。僕はいつも鼻くそほじくっていたので、そんなビームを受けた記憶はないが、そんなビーム出して無力な妹いたら兄本当に大変だよね…。この宇宙人兄は、自分の宇宙人っぷりは消費されても関係ないのに、マジメそうな妹の可愛さが消費されるのは黙ってらんない感が良いッスね(笑 宇宙人設定あんまし核には関わってない感じが逆に作品の核心にも見えますね。

バブル以降のマンガアニメーションの構造化言語化が進んだ今、この戯曲を分析するなら、凄いマンガアニメーション的な感じの心象風景にも見えます…。意外と似た戯曲はないですよね。皆無?…逆に本家のマンガアニメーションでは、これだけノスタルジックな世界前日の夕暮れは現在では珍しいのかもしれません。なんか。でも世界が終わりそうなのかどうかすら、僕には…わからない。世界は揺らぎの世界を抜けて、日本の法治は洗練され、かつての揺らぎはそこまででもなくなってしまったようにも見える…。

かつての揺らぎの煙漂う夕暮れの世界。いまもあるのか?年取った僕にいま見えるのか?

…いや、でも小難しいこと少し言いましたが、難しくないです。全然素敵です。たぶん若い人のほうがすぐ飲み込めるかも。そうであってほしいですね。

たぶんイスタンブールとか尾道みたいな、汚くて綺麗で、猫と坂がたくさんあって、海が近くにある街とは別の忘れられた街が、あるんだなって。このまちに欠けているものがあるのが、かがやく都市のようにも見えます。

もうちょい細かく書ければ。今日はとりあえずここまで。

エーアイのおかげでこの百倍くらい作ってピックアップできるから便利です…なんだかんだ言って技術の進歩は偉大…

ネタバレBOX

タイトルはル・コルビュジエの輝く都市から来たらしい。

ル・コルビュジエの輝く都市…なぜか日本では邦訳が最近まで全然出ていないのに、ニュータウン開発などの聖典にされて開発業者が科学的の名のもとに権威ビンタの便利な道具にした感のある謎の書…ほとんど誰も通して読んでないのに…。本人にしてみたら『ちゃんと読めよ、温帯で風向きが複雑に変わる日本で全く同じことをやれなんてひと言も書いてないよ』と言いそうな…。

そして、その真実?は…となると、ル・コルビュジエがフランスでこの本を書いたのは1930年代。ナチスドイツがヨーロッパを飲み込もうとしている時期だった。

ユダヤ人やコミュニストを地球上から殲滅するぞとかいう、ほとんど精神疾患に近い倫理崩壊した総督に、隣国ドイツが率いられ…フランスはもうダメかもしれない…そんな時代だった。

フランスの文化人たちも『もうヨーロッパはダメだ。チリかサハラ砂漠に極限都市を作って、ナチスが滅びるまで1000年でも2000年でも待ち続けよう…』そんな悲壮感が漂っていた、らしい。

ちなみにヨーロッパの歴史はそもそも敗者の歴史で、大航海時代のポルトガル、産業革命イングランド、ナポレオンのフランス、ユーラシアのアメリカであるロシアと、どん底の国が発展して脱出して巻き返すことで時代の最先端を更新してきた。

ル・コルビュジエもその文脈のなかで考えるとよくわかる。

ル・コルビュジエの輝く都市は文明が妄想的な戦争で消滅しつつあった時代に緊急避難的に『もう時間がない。このままじゃ生まれつつあったクリエイティブな文明社会は滅んで、パラノイアのような指導者の率いるナチスとソ連に全てが飲み込まれるかも…!』という悲壮な声をあげながら天才が思考実験した精華の極限都市で、そんな切迫感が歴史上なかった日本にそのままの形で置くと、息苦しいのは当たり前…だって平安時代なんて寝殿造みたいな謎のアウトドア建築を編み出すほどのナチュラリスト日本で、ル・コルビュジエいる?みたいになるのは当然…ただ中東のドバイなどの砂漠都市では猛烈に役立っている…そんなことを踏まえると、なんか作品に対する見方が変わってくる気もする。

これは本当に地球なのか?地球の取り残されたまちなのか?宇宙を彷徨う脱出シェルターか何かなのではないのか?ということで。もちろん、戯曲にはそんなこと全く書いてない。タイトルからそういう見方もできるのかもしれないな、というあくまで想像。

そもそもル・コルビュジエの輝く都市の都市はvilleで、メトロポリスではない。どちらかというと文脈からするとhabitantに近い、気がする。そういうのも脱出シェルター説に与する理由もある。

そこで、ウェルズの宇宙戦争の本を布教する謎のおばさんの存在。

これは、こっそり地球にやってきた宇宙人のウイルスや最近によって、宇宙人も地球人もほとんどいなくなって彷徨う都市…まちではないのかな?とか思う。いつか誰かが迎えに来てくれたら、とか祈りながらの。

ここまでで結構重層的にも見える。ほかの作品タイトルが出てくると、短くてもきちんと分析して、試しにいくつか構造化してみて、作品に合うかどうかを見極めないとなな感。

最初ル・コルビュジエの存在をどこまで解釈するのか悩んだ。というのも日本人は都合の良いところだけ切り取って解釈して、ル・コルビュジエの輝く都市を書いたときの文明が世界から消えるかもしれないという強烈な焦りや哲学、そもそも砂漠や高地などの極限状態で文明が必要最低限の資源で生き延びるには、なんて考えたこともないなかでアイデアだけ、哲学正反対のバウハウスと一緒くたに形だけ導入した経緯があるから。

でも見てて、これは普通の建築家よりずっと文明論的にきちんとル・コルビュジエを解釈しているのではないかという結論に勝手に達したため、このように書いております…。

すみません、前置きばかり長くなって、あとで書き出せれば…
マシンオイル

マシンオイル

伊藤えん魔プロデュース

AI・HALL(兵庫県)

2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽拝見
30年前の作品とは思えない出来
フォースコールのスタンディングオベーション
大満足です!次回にも期待

さらば曽古野遊園地

さらば曽古野遊園地

アガリスクエンターテイメント

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/01/25 (日) 17:00

どのオムニバスも面白かったです。
従業員のキャラクターが際立っていて、シリーズ化が楽しみになります。

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