最新の観てきた!クチコミ一覧

401-420件 / 191050件中
坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

ルスバンズ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

深みのある素晴らしい舞台でした。

闇の六重奏 Dark Sextet

闇の六重奏 Dark Sextet

✴︎ソライロハナビ✴︎

Paperback Studio(東京都)

2026/01/30 (金) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
観応え十分の公演の魅力をどう表現するか、自分の語彙力の無さが悔しい。表層的には説明にある通りだが、前提となる物語性がいくつも重なり、議論が行ったり来たりするが少しずつズレていく。まるで螺旋階段のようにクルクル回りながら上る又は下るが、微妙に見え方 聞こえ方が違う。その歪で軋んだところに面白味がある。敢えて物語性としたが、それは 物語を積み重ねることによって 別の物語を描こうとしているように思えたため。それにしても「不協和音の室内重奏楽」とは上手い謳い文句だ。
(上演時間1時間25分)

ネタバレBOX

舞台美術は 客席に向かってオフホワイトの椅子が6脚 半円を描くように置かれている。後ろの壁もオフホワイト。登場するキャストはデザインこそ違うが皆 黒基調の衣裳で統一。奥壁の前に横並びすると まるで鯨幕のよう。

説明にある「亡くした子供に再び会うための具体的な方法を検討すること」は グリーフケアを指しているが、冒頭 読書会又は戯曲の読み合わせのような始まり方。物語の重なりのように感じるのは、箪笥の引き出しがいくつもあって それごとに物語を持っているよう。議論が対立しているようだが、少し視点もしくは発想を変えてみると違った光景(思考)になる。万華鏡を覗いて 少し手元を動かすと次々と違うようなもの。

説明の「議論の目的は・・・超常的な力を用いて」という手段の方に重きが移っていく。例えば 劇中にある宅配便(荷物は手錠)、相手に届けることによって完結するが、置配便は手交できる相手がいても指定の場所に置いてくる。目的よりも手段が大切になっている。自ら手錠をかけ非正常を表す。コールドスリープ、降霊術、超能力、タイムスリップの実現可能性…それは亡くした子供に再び会うための手段の優位性を議論している。その議論は専門的で少し難しいが興味深い。

いつの間にか グリーフケアが「現実」のことなのか、劇という「虚構」のことか判然としなくなる。また物語よりは そこに登場する人物が重要だという。現実であれば人物が大切で、その歩みこそ人生という物語になる。しかし 舞台であれば物語の中で初めて登場人物の名前や役割が決まる。議論は条理と不条理、倫理と狂気をまたいでいるが、その前提となる世界はどこにあるのか。役者陣の圧倒的な演技力に飲み込まれて、混沌とした世界観に誘われるようだ。

今日取り上げる戯曲 作者はシェークスピア、そして「マクベス」。物語はこの台詞から始まり 終わる。「マクベスに子供がいない?」ことがグリーフケアに繋がってくるようだ。
役者陣の演技力は勿論、照明の諧調によって明暗を そして壁に映像 ノイズといった不気味で不安を想起させる演出が巧い。
次回公演も楽しみにしております。
菊五郎と天狗の冬

菊五郎と天狗の冬

劇団 枕返し

OFF OFFシアター(東京都)

2026/01/30 (金) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 板上は奥に平台を敷いて一段高くしたスペースを設け天狗が棲む秘境を暗示したりもする。オープニングでは若い母から乳児を奪い取る場面が描かれるが、奪った者は天狗では無い。ただ、天狗と関りのある著名な怪異の一人でありこの子は天狗の弟子として他の仲間と共に修行に励むこととなった。(追記後送)

ネタバレBOX


 物語は、日々修行研鑽に励む子らが九歳を迎え明日からは冬休みに入るという処へ間もなく飛ぶ。ここで子供たちが課されている日々の鍛錬の内容が示される、天狗への道である。天狗の能力は高く予知、人の心(思念)を読む力、あらゆる音を聞き分け例えば捜索対象が何処に居るかを知る力、他人の来歴、前世などを知る力など人知を超えた力である。こんな超能力を身につける為、日々厳しい鍛錬に明け暮れている子らだが、当然学友同様に遊び惚けたい、内心ではそんな風に思っている。而も明日からは冬休み。本来なら友達と遊び廻る時間が一日の大半を占めるハズなのだ。然し・・・。厳しい修行は逃れられない。というのも修行する子供たち総てが身よりを持たないからだ。
 こんな子供たちの前に遊び人の菊五郎と菊五郎のダラシナサを何くれとなくケアする女性が現れ伏線で敷かれていた冬彦の生母探しの旅への段取りがつけられてゆく。菊五郎はギャンブル好きで粋がってはいるが、可成りシャイな人間であることが原因でこのような態度を取らせることもおいおい分かってくる。更に、弟子仲間も冬休みらしい行楽に憧れる者が多く各々に超能力の芽生えも見え始めた。
「わたしの町」

「わたしの町」

TRASHMASTERS

新宿シアタートップス(東京都)

2026/01/29 (木) ~ 2026/02/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/01/31 (土) 14:00

社会派の雄が実話がベースの物語を描くが、いつもとちょっと違って心温まる作品になっている。観るべし!60分(10分休み)105分。
 北海道浦幌町の「子ども中心の町起こし」の実話をベースにした作品。もちろんフィクションだが、実際にこうあったんだったらいいな、的な物語で、紆余曲折を経ての希望ある展開。2008年にある小学校の総合学習として始まったものが(ここまでが第1幕)、2015年、そして、その後、とどう繋がっていったかを描く。対立を描くことが多く笑いの起きない芝居をやることが多い本劇団だが、本作は随所で笑いが起こる等、『チョークで描く夢』(2023年)に近い感触だった。役者陣は皆熱演だったが、石井麗子・中嶋ベンの演技がシッカリした味わい。久々の出演の藤堂海が元気なのも嬉しい。
 同劇団の本公演では初めて、女性キャストの方が多い。

いのこりぐみ

いのこりぐみ

トライストーン・エンタテイメント

IMM THEATER(東京都)

2026/01/30 (金) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/01/30 (金) 19:00

学校が舞台のシチュエーションコメディ、だが一種のホラーでもあったりして…(^_^;)。105分。
 小学校の教室で教頭(相島一之)とその教え子の若手教員(小栗旬)が、女性教員(平岩紙)が担任するクラスの生徒の親(菊池凛子)を待っている。その親はいわゆるモンスターペアレントで、担任を変えてくれと言っているのだが…、の物語。少し誇張されているものの学校でありそうなエピソードを積み重ねていくが、いかにもモンスターな状況が分かる前半と、真相が分かってくる後半で感触が変わる。冒頭の雑談も含めて、極めて緻密に積み重ねる脚本が見事で、教室の時計が17:00過ぎから1時間45分進む中でリアルタイムで進行する、三谷幸喜がやりたかったと言うシチュエーションコメディの典型。初舞台の菊池凛子は流石なところを見せ、他の3人も巧みに演じ、飽きることなく観ていられる。教員に平岩を配したことでホラーな展開も理解できるというキャスティングも巧い。
 細かいことを言うと、今時は「父兄」とは言わない。「父母」か「保護者」である。

ある夜をめぐって

ある夜をめぐって

パンケーキの会

駅前劇場(東京都)

2026/01/29 (木) ~ 2026/02/04 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『エーリヒ・ケストナー~消された名前~』

秀逸な脚本。劇団印象の「国家権力に翻弄される芸術家」シリーズは本当に出来が良い。子供の頃は抵抗することこそが美徳だと単純に信じ込んだが、それもどうも違うらしいと判ってきた。美しく死んでも仕方ない。この世界は生者のものだ。生き続けることだけが意味のある抵抗。

ロッテ役櫻井成美さんの体調不良による降板の為、二本同時公演のもう一作、『壊れたガラス』に出演する豊田可奈子さんが急遽代役に。本番まで十日もない中、これを引き受ける強さ。純真な中学生時代から演じるルイーゼロッテ・エンデルレ。豊田さんは『ミセスフィクションズのメリークリスマス(仮)』のブルジョワ女優だった!

太ったタイヤ屋ヴェルナー・ブーレ役、ちょびつき雨宮氏は芦澤竜誠っぽい。もっと派手に太っていた方がキャラに合ったろう。妙に勘が良いと思ったら本物の芸人だった。ムードメーカー。

俳優ハンス・オットー役、林大樹氏は原嘉孝っぽい。長身で骨張りドイツ人っぽくも見える。佐藤弘樹氏にも似てる。

パンの売り子、エーバーハルト・シュミットは森山能(のりと)氏。名シーンがある。

美人ダンサー、レニ・リーフェンシュタールは佐乃美千子さん。

主人公の児童文学作家エーリヒ・ケストナーは渡邊りょう氏。どんな役を振ってもきっちり期待に応えてみせる安心感。ケストナーは『飛ぶ教室』を子供の頃に読んだ記憶があるが全く覚えていない。『動物会議』はこまつ座の『どうぶつ会議』として観た。

MVPは挿絵画家のヴァルター・トリアー役、大窪晶氏。もの凄い雰囲気。亡くなるまでケストナーの全ての作品の表紙と挿絵を任されたユダヤ人。文鎮のように作品の要所を締める。

ナチスの興亡と共に同時代の者達の運命も濁流に飲まれた木の葉のように浮き沈み。全てが終わった後でなら幾らでもしたり顔で宣うことは出来よう。だが溺れまいと必死に流されている最中、何が出来たか?

ネタバレBOX

大窪晶氏は幕間の語り部、狂言回しでもある。観客に向かってこの物語の時間の流れを説明してくれる。

①1923年12月 ライプツィヒ
ケストナーと学友との久し振りの飲み会。中学生のロッテはケストナーと知り合いたくて乗り込んで来る。隣の劇場の舞台で踊っていたダンサー、レニの登場。

②1929年12月 ベルリン
児童文学『エーミールと探偵たち』がベストセラーになり、一躍時の人となったケストナー。ユダヤ人の経営する向かいのパン屋のガラスが割られ、犯人のシュミットをヴェルナーが捕まえて連れて来る。シュミットは理由を「汚いやり方で儲けているユダヤ人のパン屋だからだ。」と言う。そこに居合わせたトリアーは瓶を渡し「私もユダヤ人だ。私に投げてみろ。」と迫る。目をつぶって投げようとするもどうしても投げれない。「君が石を投げれるのは目をつぶって相手の顔が見えてないからなんだ。」ボロボロ泣くシュミット。相手のことをきちんと見ないで傷つける行為の愚かさ。名シーン。

③1933年11月13日 ベルリン
ナチスが政権を執り、ユダヤ人への迫害は強まる。トリアーはドイツを去り亡命する決断。ケストナーの児童向けでない小説は焚書される。『飛ぶ教室』の出版。

④1938年12月 ベルリン
「水晶の夜」が起こる。

⑤1941年12月 ベルリン
執筆禁止令を出され経済的に困窮したケストナーをロッテが支える。『ほら男爵の冒険』のシナリオを受けるか断るかの場面。自分と作品との関係性はそんなたやすいものではないのだと渡邊りょう氏は涙を零す。自分の意思でどうにかなるものではないのだと。それを受けて佐乃美千子さんもボロボロ泣く。芸術家にとって自分よりも大切なものが作品である。自分は作品に仕えている下僕に過ぎないのだ。名シーン。

⑥1945年5月4日 オーストリア・マイヤーホーフェン
ドイツの敗戦が知らされ、逃げて来た芸術家達の歓喜。

佐乃美千子さん演じるドイツの女性映画監督、レニ・リーフェンシュタールがもう一人の主人公。1936年ベルリンオリンピック記録映画『オリンピア』の監督。圧倒的な美意識への拘り、美しさを崇めひたすらに追求する視点は誰もが評価せざるを得ない才能。戦後、美しくナチスを表現し鼓舞した戦争責任を生涯追求されて回る。だがそれは敗戦国に付き物の話。勝った戦争を鼓舞した者が糾弾される話なんか聞かない。

劇団印象の初演ではレニ役が今泉舞さん!これも観たかった。

ナチス、戦時中の日本、原爆をテーマにすると定型文のように作品が限定される。逆にどうしてそこまでユダヤ人が憎まれたのかを描く作品なんかが観たくなる。
ある夜をめぐって

ある夜をめぐって

パンケーキの会

駅前劇場(東京都)

2026/01/29 (木) ~ 2026/02/04 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「壊れたガラス」
初めて観たアーサー・ミラーの作だが、リアリティを感じにくい作品と思った。原作が悪いのか翻訳台本が悪いのか。セールスマンの死の劣化コピーという印象。難解というのとは違い、深みが感じられない。意味ありげのそれらしいセリフはたくさんあるが、核心の周りを無駄にグルグル廻るだけで突然話が飛んでしまい、深まらない。登場人物たちの言動も稚拙で、突然キレて怒りだしたり急に無関係な話に変わって明るくなったりと、感情の動きにリアリティを感じられない。医者も治療中にえらく個人的なことをやるものだ。
「エーリッヒ・ケストナー~消された名前~」
日本人作家が、ナチズム時代のドイツを舞台に実在の人物たちを描いているが、非常に優れた戯曲。ナチス台頭前から終戦までのドイツ社会の変化と登場人物たちの変化を緊密に描いた台本で、演出もそれを活かしている。登場人物たちの感情や心理の動きは単純ではないが自然なので、俳優たちの演技もリアルに見える。客席が舞台を挟む構造は、時に手が届くほどに俳優と観客を近づけ、演技を間近で堪能できる。俳優たちの演技はいずれも優れ、特にケストナー役とロッテ役は最高に素晴らしい。

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

ルスバンズ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

土台となる「かもめ」は未見ですが、十分楽しめました。役者さんの熱量と迫力がすごかったです。その時代に生きた若者達の想いや気持ちが心に響き、また自分自身も振り返り、色々考えさせられました。舞台の後ろから役者の出入りがあったり、音楽も効果的、話のテンポもよく、2時間・4部構成の長丁場でしたが、見どころがあり、飽きませんでした。特に第4幕の後日談的な話が、3年間の出来事の思いを駆け巡らせました。

野良イス物語

野良イス物語

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2026/01/28 (水) ~ 2026/02/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても心温まるお芝居でした。
現実とファンタジーが入り混じったストーリーですが、主題は人への想いと感じました。
世の中の理想と現実、リアルな世界とバーチャルなゲーム世界の交錯、事故に苦しむ遺族、どれもリアルに起こる話ですね。色々考えさせられました。でもキャストの誰もが悪い人ではなく、そのために劇場全体がとても良い雰囲気で包まれました。終演後のアフタートークも笑わせていただきました!
役者さんのお見送りも嬉しかったです。ありがとうございました。

アクサガ2026

アクサガ2026

EKISHA

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2026/01/31 (土) ~ 2026/02/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

どのように展開していくか、ドキドキ感が高まりました。

ネタバレBOX

即興で役になりきりストーリーを作りながら演じるのはとても難しいと思いますが、すんなりスムーズに芝居へと入っていく役者の、芝居に真正面から真摯に向かい合う姿か、とても印象的でした。決して堅苦しくなくユーモラスさが滲み出るシーンの数々にエールを送りたくなりました。
坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

ルスバンズ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

かもめは未見、帰りの電車であらすじを、ふむふむなるほど。
ユズルと五月親子の鬱積した感情のぶつかり合いが凄い。
梶川さん徳倉さんコンビのキレは見事。
時事や社会性などを意識する以前に役者の熱に当てられた。

菊五郎と天狗の冬

菊五郎と天狗の冬

劇団 枕返し

OFF OFFシアター(東京都)

2026/01/30 (金) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/01/31 (土) 13:00

不良中年がいい味出してるのと、天狗の優しさにグッとくる。
冬彦、この冬大きく成長したんだね。

ネタバレBOX

大音量のBGM、小さな赤ん坊を無理やり取り上げられて追いすがる若い母親…。
冒頭のこのシーンが、思いがけなく深い秘密を持っていたとは、この時はわからなかった。

赤ん坊を連れ去ったのは真っ赤な顔で長い鼻をもった天狗。
天狗のもとには春・夏・秋・冬の名前を持つ4人の子どもがいて、修行中だ。
そのひとり、冬彦が「東京のお母さんに会いに行く」と言い出して
不良中年菊五郎が連れていくことになったのだが、
この菊五郎が、中学生からカツアゲするようなしょうもない男。
なんだけど見事なダメっぷりで一気にキャラが立ち上がる感じで素晴らしい。

冬彦を取り巻くほかの子ども3人の中で突出してユニークなキャラ、秋○(男?夫?彦?)が秀逸。演じる役者さんが丁寧に作りこんでいて巧い。
性別不明の自由人でそれを自然に受け入れている天狗と仲間の懐の深さが心地よく、
冬彦の境遇が決して不幸ではないことが感じられる。
不良中年が、ちゃらんぽらんだが大事なものは守るいいヤツで、
終盤冬彦のけなげな成長を見守り受け止めるところがとてもよかった。
大きな9歳が泣くところ、本当に子どもが泣いていた。

雪女の哀しい運命や、天狗の密かな企てなど、切なく温かなエピソードが重要なカギだ。
これがとても素敵なエピソードなのにさらっとしすぎてもったいない気がした。
どん!とメリハリつけてもっと揺さぶって欲しかったというのは私のわがままか。

馬とか車とか綿あめとか、超アナログな演出がおかしくて妖怪ものに似つかわしい感じ。
頸椎捻挫も芝居に取り込み、真っ赤な顔のまま平然とほかの役もこなす、
そーゆーところ、結構好きです。



ミモザウェイズ 1910-2020

ミモザウェイズ 1910-2020

日仏女性の人権架け橋 ミモザ実行委員会

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2026/01/29 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

フェミニズムの歴史と現状を分かりやすく演じ、参加(観劇)者に、女性地位向上を目指している演劇 私の年代の男性から観ると、女性は大変だったんだな〜と勉強になる反面、今後も女性は強くなるんだな〜と感じました
日本も首相が女性になったしね!

PRETTY WOMAN The Musical

PRETTY WOMAN The Musical

AMUSE CREATIVE STUDIO

東急シアターオーブ(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/02/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

今後に期待!!
詳細はネタバレBOXに書きました。

ネタバレBOX

期待していたのでかなり辛口になってしまいました。
あくまで私が個人的に感じたことです。
再演があるならまた観てみたいです。

全体的に惜しい作品だなと感じてしまいました。
映画の内容を知っているけれど、もう少しヴィヴィアンとエドワードが互いに惹かれるシーンがあると没入できたかも。

キャストについて。
ヴィヴィアン役の星風まどかさん歌声も演技も良かったです。
あえての洗練されていない飾らない歌声ところころ変わる表情が可愛かった。
キット役、エレアンナさんも素晴らしかったです!!歌声はもちろん、演技表情がとてもうまくて、もっと見たかったです。
エレアンナさんが歌うと一気にシーンが華やかになってました。
ハッピーマン役の福井さん、色々な役割があって、歌って踊って、大変そうでした。
スタッキー役の寺西さん、滑舌も声も良かったです。演技も良かったけど、演じてる感が全面に出てたのが残念でした。
私には寺西さんのスタッキーが感じられなかったです。
エドワード役の城田さんは声が良いのに、歌と演技が残念でした。
歌は上手いけれど楽譜をなぞってるようでした。心や思いが感じられなかったです。演技も表情が乏しかったです。
ヴィヴィアンとの対比であえてそうしたのでしょうか。それでも視線一つとっても好きな人を見る目では無かったような。
常に姿勢が悪いのも気になりました。
せっかく良い体格なのに勿体ないと思ってしまいました。

アンサンブルの方々はとても素晴らしかったです。
皆表情がよく、歌も素敵でした。

とても期待していた分、色々気になってしまいました。
坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる

ルスバンズ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/01/22 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/01/31 (土) 18:00

役者さんの演じるキャラクターが綺麗に彩られ、興味深い演劇でした。
特にザンさんと西川さんのシーンが、とても心情表現がリアルで見入って引き込まれるものがあった。
梶川さんの表情豊かな演技も良かった。
あと、久しぶりに榊さんの演技を観れたのも嬉しかったです。

菊五郎と天狗の冬

菊五郎と天狗の冬

劇団 枕返し

OFF OFFシアター(東京都)

2026/01/30 (金) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

生き別れた母を探す少年と、不良中年男との一冬の旅と交流を描いたロードムービー的な物語。

題名と設定から自分が思っていた映画に準えているが、どうして天狗に育てられることになったのかが カギ。劇団のコンセプト「真面目にふざける、必ず妖怪が登場する、なぜか漂う昭和感」の通り、今回の妖怪は「天狗」だが、それ以外の「存在」が重要。また物語は 古き良き時代を思わせるような郷愁に溢れている。ちなみに下北沢では「第94回 下北沢天狗まつり」が開催されている。

緩い演出と演技だが、不思議と物語を引っ張る力は強く、心に響いてくる。小道具などは 学芸会かと思ってしまうものだが、笑いの中にしっかりと情景を表出する巧さ。なにしろ9歳の少年という設定にも関わらず、中年男より体格がデカい。それでも いつの間にか少年と大人の間柄に見えてくる。
冒頭の緞帳代わりの幕開けを始め、小道具の乱れが(悪)目に付き勿体ない。少し辛口の★3
(上演時間1時間30分 休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は 段差があるだけの素舞台。
準えた映画は「菊次郎の夏」(北野武 監督)で、それに伝承「雪女」の後日談を組み合わせた異界作のよう。競馬(映画は競艇だったような?)やヒッチハイク等のエピソードは準えているが、母親が子供と別れた理由はべつ。劇団の謳いである〈人間と妖怪を共存〉させたオリジナル作。

物語は、赤ん坊を抱いた女から別の女が子を取り上げ、天狗に渡す(預ける)ところから始まる。後々わかるが子を奪ったのは、祖母にあたる。母は雪女でその母である祖母も同じ。雪女の産んだ子が 女の子であれば(雪女として)育てられるが、男の子(人間)の場合は殺(凍死)してしまう。そんな悲しい定めから泣く泣く我が子を手放した。今 母は女の子を生んで幸せに暮らしており、その姿を見て冬彦は諦めがついた。

ちょっと可笑しくて 切ない旅、そこに天狗の下にいる兄弟のような子供が絡んでユーモアとサプライズに満ちたロードムービになっている。天狗の下で修業し神通力を身に付けようとしているが…。人の心が読める、色々な音(声)が聞き分けられる等 6つの神通力があるらしい。その片鱗が寄り道だらけの旅を助ける。冬彦だけの旅ではなく、仲間との絆を深める機会にもなっている。冬彦の孤独感や菊五郎の温かさを 優しさ溢れる眼差しで紡ぎ、笑いと涙を誘う爽やかな感動作に仕上げている。また菊五郎は、介護施設に自分を捨てた母の様子を見に行くが…その親子の情が彼の成長譚にもなっている。冬彦、菊五郎ともに大人(母)の事情によって捨てられたが、それでも力強く生きていこうとする。

布を張り合わせた緞帳代わりの幕(中央に墨痕で「枕返し」と書かれている)が開き切らず、冒頭のシーンが観えない。また錫杖の先頭(遊輪)部分が抜け落ちる、競馬の番号札(ゼッケン)が落ちるなど小道具の乱れが散見されたのが惜しい。
次回公演も楽しみにしております。
野良イス物語

野良イス物語

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2026/01/28 (水) ~ 2026/02/15 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

「わたしの町」

「わたしの町」

TRASHMASTERS

新宿シアタートップス(東京都)

2026/01/29 (木) ~ 2026/02/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても心温まるお芝居でした。
社会問題を扱う劇団ですが、根本は人間ドラマの書き方にあると思いました。
劇場全体がとても良い雰囲気に包まれた、観に行って良かったと思える舞台でした!

ネタバレBOX

終盤のある登場人物の独白は、それまでのリアリティのあるお芝居と異なり劇的な演出となっていましたが、とても心を揺さぶられました。
こういった演出や丁寧な人間ドラマが、ただ社会問題を声高に叫ぶ舞台とは一線を画すこのカンパニーらしさなのかなと思いました。
ある夜をめぐって

ある夜をめぐって

パンケーキの会

駅前劇場(東京都)

2026/01/29 (木) ~ 2026/02/04 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 原作はアーサー・ミラー。翻訳が、さこうみちこさん。「~消された名前~」同様、体面客席に挟まれた空間を板として用いる。劇場入口側にベッド、その対面に椅子等。華5つ☆追記後送

ネタバレBOX


 ユダヤ人に纏わる話だが、恐らく多くの日本人がイメージするアウシュビッツ等でのホロコースト譚では無い。寧ろ心理学的で用いられる患者自身に自覚されぬが或る拘りに束縛されその拘り及び類概念に束縛される状態を示すcomplexの問題を扱っている作品で、シオニストがイスラエエルの若者の洗脳や世界中の人々へのプロパガンダとして盛んに用いるホロコースト(ホロコーストに協力していたシオニストが居た事実などは隠蔽しつつシオニストに都合の良いことだけを喧伝し)とは全く異なり、人類全体に深く関りより本質的であるが故に気付かれ難い根本的且つ本質的な問題を扱った作品である。
 リーディング公演『囚われの本質』

リーディング公演『囚われの本質』

公益社団法人 国際演劇協会 日本センター

上野ストアハウス(東京都)

2026/01/31 (土) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

囚われとは、どこかに誰がが囚われている(逃げ場のない)という一方、囚われる側と囚える側は、一つの社会やヒエラルキーのなかでは、本質的におんなじであり得る、という考察がこのお芝居の中でされていたとおもいます。現在世界で起こっている戦争、攻める側と攻められる側が存在していますが、立場が逆転することもある、また、攻める側もそのヒエラルキーの中で攻められる立場ゆえに前線に送られている、いま起きている戦争では、一次的には攻める側が悪者と理解させやすいとおもいますが、個々の人にまでfocusした場合、攻める人が攻められていることもあるかもしれない。それはこのお芝居の囚われの本質と同義なのかもしれません。

このページのQRコードです。

拡大