
じべた
椿組
小劇場B1(東京都)
2026/05/25 (月) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
過去でも現在でも未来でもない、しかし いつの時代にも隣り合わせにある 謂わば普遍的ともいえる物語。以前はネジ工場だったが、今は国策に貢献するモノを忸怩たる思いで作っている人々の群像劇。早い段階で、外波山文明 氏が じべた(板)に耳を当て(胎動を感じ)動いていると、その台詞に物語のすべてが集約されている。まさに大地は母であり命の源と言えよう。少しネタバレするが、その象徴がラストシーンに現れ印象付ける。地続きの じべた の上に国があり 街があり 家族がある。そして人の営みがあり人間模様を綴っていく。
物語を支えているのが舞台美術であり、照明や音響/音楽といった舞台技術である。この劇場の二面客席を活かした壁面への映像は、ワイド画面になり迫力を増す。また薄汚れた情景は、状況のそのままであり人の荒んだ心を表しているよう。この工場で働く人々の思考のあれこれが、リアルな感情として迫ってくる。
(上演時間1時間50分 休憩なし)追記予定

おいコラ、竜蔵!
SYOMIN'S
神田・楽道庵(東京都)
2026/05/23 (土) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/05/24 (日) 14:00
価格4,000円
5月24日〈日〉14時公演を鑑賞。
心温まるストーリーです。
デイサービスのお年寄り達に、大人気の竜蔵。
冒頭このシーンから始まります。
若気の至りで、浮気を繰り返す竜蔵。
ついに奥さんが愛想尽かして離婚します。
一人娘の充希は、竜蔵を完全に拒絶します。
さらに、離婚した奥さんが交通事故で亡くなります。
充希は叔母さん宅に預けられます。
時が流れて、充希は婚約者を連れて叔母宅に帰省します。
叔母夫婦のたっての願いで、充希は結婚式を挙げることに…。
自分の過去を反省し娘の充希のことを想いながら、竜蔵はデイサービスで働いていました。
充希の婚約者が、こっそり竜蔵を訪ねるところから、新たな流れが始まります。
ストーリーが面白くて、すぐに引き込まれます。
ダメ男なんだけど、どこか憎めない竜蔵。
竜蔵・奥さん・充希の3人と、彼らを取り巻く人々を、
役者の方々が上手に演じていきます。
人間くさくて、愛情に満ち溢れた劇でした。
最後に充希が竜蔵に会いに行くシーン。
「おいコラ、竜蔵!」
感動的でした。
思わず涙がこぼれそうになりました。
素敵な素敵な劇でした。
本当に良かったです。
会場も、役者さんたち、スタッフさんたちも
とってもフレンドリーでアットホームな雰囲気でした。
ありがとうございました。

声が走る。浪曲が走る。
日本浪曲協会
横浜にぎわい座・芸能ホール(神奈川県)
2026/05/26 (火) ~ 2026/05/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/05/26 (火) 13:00
今回横浜にぎわい座と言う演芸場で、『声が走る。浪曲が走る。』と言う女流浪曲師6名、曲師6名による比較的若手の女流浪曲師中心の掛け声コーナーあり、浪曲あり、浪曲の歴史や豆知識について、アメリカのスクールドタバタコメディのようなコント形式で伝えたりと、創意工夫が感じられ、観ていて全然見飽きなかった。
浪曲は今まで、伝統芸能の野外のイベントで複数回観たことはあるものの、屋内の劇場で観たことは無かったので、最初、正直、浪曲師の唸りを静かにじっくり聴くという感じで、一元様お断りな空気もあるんじゃないか、似たような節回しを聴いているうち、退屈で眠くなってくるのではないか等の不安があったが、実際に観聴きしたら、そんなことは一切なく、良いタイミングで、声援を観客が出すこともでき、リラックスして、時に大いに笑いながら楽しめた。
周りの客層は高齢者が多かったが、一元様お断りといった感じはなく、伸び伸びとして、自由な感じで、ノリが良い感じで、温かい気持ちになれた。
浪曲の内容も比較的頭に入ってきやすいものが多く、落語のように伸びやかに難しく考えず、楽しめた。
古典も新作もあったが、飲酒を断った筈の母里太兵衛が福島正則の酒の誘いを断り切れず…というようないつの時代でも頭を悩ます問題等、現代の感覚でも全然共感できる内容のものが多く、物語に入り込みやすかった。
新作の『ルミの場合』では、人生に絶望した若い女性の前に悪魔が現れ、「寿命をいただく代わりにお望みの人生にしたまします」と営業を持ちかけられるが、絶望しているからどう生きたいかなんて分からない。悪魔が去った後、捨てられたギターを持ち帰って弾き始めたところから人生が少しずつ変わっていくという内容で、最近の小劇場演劇やアニメで取り扱いがちな紆余曲折を経ながら主人公が成長していく自分探し作品で、しかも、その新作浪曲の途中の場面で、悪魔の誘いに乗らないと決心したりと、最初自暴自棄になって死にたがっていた主人公の目に見えるような成長ぶりに驚き、最後のほうの場面で、まだやり残した感じもありながら、幸せな感じで終わっていくのに、感動した。
自殺する若者が多発し、精神を病む人も多発し、引き籠もりになって、家を出れなくなる人も多くいる、そんな生き辛い世の中だからこそ、必要な作品だと、強く感じた。
最後の玉川奈々福さんによる浪曲「仙台の鬼夫婦」の実は道楽夫を思えばこそ、鬼となり、厳しく当たる妻のお貞との情愛溢れる感じが、落語「芝浜」と内容は違うけれども、似たような接点を感じ、違うジャンルであっても、似かよる部分ってあるものなんだなぁと感心してしまった。
また、鬼の如く容赦無く恐妻と化すお貞を演じる際の玉川さんの顔芸と怯える駄目夫の表情に大きく変化をつけ、夫婦漫才に匹敵する程、丁々発止のやり取り、ドタバタコメディで大いに笑え、表情を見ているだけで、楽しめた。
それにしても、浪曲師も数多くいるとは思うが、ここまで、落語並みの表情の豊かさとこ気味の良いテンポで話を進める浪曲師はそうそういないのではないかと感じた。
今回の催しを通じて浪曲が、和製ミュージカルと言われる所以が分かった気がした。登場人物たち同士の台詞と謡いとが不自然に聞こえない程自然に連動していて、なる程と思ってしまった。
浪曲自体は、明治から始まった芸能というのも初耳で、良い勉強になった。

最後のブラッディマリー
座キューピーマジック
「劇」小劇場(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想文『Vol.81 最後のブラッディマリー』
https://gen11.seesaa.net/article/2026-05-26.html

じべた
椿組
小劇場B1(東京都)
2026/05/25 (月) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
華5つ☆ 観るべし! 後程追記するかも。
劇空間レイアウトは入口右側が観客席、及び四辺形のA,時計回りにB及び観客席、C,側壁、D,側壁。板上には、至る処に紙屑やらぼろきれやらがまきちらかされており、所々に椅子だの、踏み台だの中華鍋だの、木の棒だのが転がって雑然としている。この混沌の只中に卓袱台。
これらの雑然たる空間の2か所にマンホールのような穴。側壁には各々1か所ずつの切れ込みがあり、都合4か所が出捌けとして用いられている。尚側壁には工場内の作業工程を示す映像が映されたりもする。更にラストシーンではもう一つの仕掛けが明らかになる。

尾﨑優人一人芝居『北極星のがなりマイク』
優しい劇団
吉祥寺シアター(東京都)
2026/05/08 (金) ~ 2026/05/08 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかった!
開場した時から私達の心と身体をリラックスさせてくれながら巻き込んでくださる。
ふわっと始まるのに、その世界にぐっといざなわれた。
50役以上をちょっとした話し方や癖、特徴で印象付けていってくださるので、後半の様々な回収も笑い転げました。もう一度観たくなる作品。

じべた
椿組
小劇場B1(東京都)
2026/05/25 (月) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
さすが椿組!すばらしい!の一言です。劇場に入りセットを目にして「これからただならぬことが起きるな…」と思いましたが、予想通りでした。もう何から何までよかったです。途中くりひろげられるシンクロナイズドダンスぽいものもよかったです。壁面全体をプロジェクター代わりに使うアイデアも最高です。すごく効果的に使われていました。セットですが、床の下、地下道というか地下室になっているのですね… セットつくるのさぞかし大変だったかと思います。これは観て損はないですね。さっそく知人に勧めておきます^^ 戦争には反対だけど生活するためには…というのがよく伝わる舞台でした。

じべた
椿組
小劇場B1(東京都)
2026/05/25 (月) ~ 2026/05/31 (日)公演終了

短編集 さよならバイバイ。また逢う日まで
アクト計画(株式会社バランス企画)
アトリエ三軒茶屋(東京都)
2026/03/28 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/03/28 (土) 16:00
短編二人芝居3本。
「いまこそわかれめ」を観るのは数回目だが役になりきり感情移入しまくりの演技に見入る。
「ウルドル」はコミカルな中に社会批判も入っており「そう来るか」的な。「沼袋第3号踏切にて、3月」は帰路に池田さんが「「命を弄ぶ男ふたり(岸田國士)」はほぼいなくなってしまった」とツイート/ポストしていたことを思い出し「ああそうか!」と納得。

声が走る。浪曲が走る。
日本浪曲協会
横浜にぎわい座・芸能ホール(神奈川県)
2026/05/26 (火) ~ 2026/05/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めて浪曲を鑑賞しましたが、とても面白く、初心者でも十分楽しめる公演でした。
今回特に印象的だったのは、「初めての人にも浪曲の魅力を伝えたい」という企画全体の温かさです。掛け声コーナーや浪曲講座などもあり、会場の雰囲気も含めて敷居の高さを感じさせず、自然と物語の世界に引き込まれました。
浪曲ならではの迫力ある語りと三味線の掛け合いも素晴らしく、強く印象に残りました。
また、「ここで終わるの!?」という絶妙なところで締められる演目もあり、続きが気になってしまう面白さも。
そして、トリを務めた 玉川奈々福 さんは圧巻。浪曲初心者の自分でも、その凄さがはっきり伝わってくるほどの熱量と表現力で、会場全体を引き込んでいたのが印象的でした。
「浪曲は難しそう」と思っている人にこそ勧めたくなる公演でした。機会があれば、ぜひまた観てみたいと思います。

桜×心中
BLACK★TIGHTS
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2026/03/19 (木) ~ 2026/03/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
12年ぶりの桜心中。たまらない懐かしさを抱く、どうしたって。歌があってダンスがあって殺陣があって華やかな衣装にメイクがあって煌びやかな照明がある、このクオリティのエンターテイメントは関西小劇場ではなかなか見かけなくなって。
令和の世に桜心中を甦らせてくれてありがとう。最高だったよ。やっぱ桜心中いいね。すごくいい。やっぱ好きだよ。満開の桜を見上げるたびに思い出すよ。

退屈忍者
MONO
扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)
2026/03/19 (木) ~ 2026/03/23 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
毎年楽しみにしてるMONO公演。まず!入って驚きのこの圧巻の美術。天井すれすれまで建て込んでいて、そしてまたあそこ開いたりこっち開いたり。めっちゃ忍者いそうでした(笑)灯りもともる。
忍者がいなくなった時代に生きる忍者達…にそこはかとない哀愁を感じつつ。でも忍者はほぼなくのほほんとしている(笑)抜群の間合いでナチュラルに差し込まれるツッコミがツボを貫いてくる。そんな彼らが迎えた結末が大団円ではなく寂しい終焉だったのがご都合ではなくて逆に良かった。
割とロマンスもふんだんで。冒頭から、おおっ!?どうしたどうした!?となるお二人は、その後どないしてんっていうくらい現実的な生活感あるリアリズムで(笑)でもあれくらい気持ちよくお気持ち言い合える関係性ならきっとなんだかんだ仲良くお互いを看取るまで共に人生歩むんやろなぁって羨望感じたり…いやどだろうか。
忍者達のけっしてご都合で終えない結末と共に、残された人のあんなにきゅんきゅんで始まったのにけっしてお綺麗なラブロマンスではない人間味溢るる夫婦像が描かれた終幕が清々しかったです。

アイホール・ショーケース
AI・HALL
AI・HALL(兵庫県)
2026/03/07 (土) ~ 2026/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
Dグループ観てきました!三者三様の視点からアイホールに想い寄せる三作品。人生と共にある演劇もあれば生活と共にある演劇もある。芸術文化は失われてはならない、この世界に必要なものである。賛否両論あったとしてもやはりそう思考するなどする帰路でした。

詩と再生
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2026/03/06 (金) ~ 2026/03/08 (日)公演終了
実演鑑賞
そっか〜初演からそんなに経ってたっけ。。。光陰矢の如しやな。初演のイメージよりいっそう粘度が高く感じました。非常に重苦しく心と身体に纏わりつく。日常的に重苦しさの中で生きてるわたしにとっては非日常感はあまりなく、日常感。
あそこに居た人々は働く場所も生き方も付き合う人間も生きる上でのおらゆる事柄において選択肢がなく、息苦しい生き苦しい閉塞感の中で過ごしてる、その自覚のあるなしに関わらず。希望も救いもない。かりそめの希望も絶望を予感させるものでしかない。稀に見る鬱展開につぐ鬱展開。
そこから目を背けず逃避せずに自分を甘やかさずに、目の前にいるひとの内側を見つめることの大切さを感じ取る事のできる、そんな作品。ペンは剣より強しとは昔からある格言。でも同時に言葉は飾りにもなる。一見美しい言葉は人を酔わせる。惑わされずに心を見る目を養うことが大切。実のある言葉はその先にある。

中之島春の文化祭2026
ABCホールプロデュース公演
ABCホール (大阪府)
2026/05/04 (月) ~ 2026/05/05 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今年もAブロックを観劇して、ライブ観ながらウッドデッキの飲食ブースを堪能して、青空の下で良き休日のひとときを過ごさせていただきました。

山田蟲男:独演会 独りダメ男祭り
突劇金魚
扇町ミュージアムキューブ・CUBE08(大阪府)
2026/05/16 (土) ~ 2026/07/04 (土)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
なんか勝手にとんでもなく情けない男達が出てくるのかなと思ってた。違った。二作品どちらもわたしが知ってるくらいに知られたやべえ男達でした!やべえ男達をやべえ俳優が男達の周りの人物も引っくるめて一人で演じ切る。やべえ時間でした!

モノノケ☆ロック
劇団ようきたなぁ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2026/05/23 (土) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
初めて観る劇団さんなので作風とか雰囲気も全く未知でワクワクな観劇。おもてなし精神溢るる観やすく楽しい舞台でした。割と現実世界でリアルに取り上げられてる社会問題が描かれてて周りをしっかり見て生活されてる方なのだろうなぁと感じ入る面もありつつの、古式ゆかしき伝承を題材に取り入れていて文化的な面ありつつの、今これ何の時間があって、フルコース振る舞って頂いたきもち。色々と忘れられないけれど、とりあえず客席と遊んでくれてる時間は背後で進んでる本筋の会話は微塵も耳にも頭にも入んない(笑)
無料で配布されてる当日パンフがフルカラー10Pで震えてる。見応えというか読み応え抜群過ぎて。演劇愛を感じるわ〜。座長さんのカテコでのキャストひとりひとりの紹介にも愛が溢れてて、なんだかしあわせになれる公演でした。

Amen(アメン)
Mandrake
シアターブラッツ(東京都)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Mandrakeの公演は2回目でした。
狭い舞台、少ない演者の制約の中でのダイナミックな舞台は素晴らしかったです。
テーマもエジプトに伝承される神話の形を借りながら現在にも通じるテーマが散りばめられていて、とても面白かったです。
舞台制作、大変だと思いますが、次回作にも期待しています。

ストリッパー物語
9PROJECT
上野ストアハウス(東京都)
2026/05/21 (木) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
良い。高野愛さんは毎回良いんだけど、今回は相方のシゲさん役の相良長仁さんが特に素晴らしい。後半の長台詞は絶品だった。壮絶なドMの世界

チョークで描く夢
トム・プロジェクト
シアターX(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/26 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2026/05/25 (月) 19:00
なんだかなぁ。と感じました。圧がすごい。トリガーアラート的なこともHPに載っていて、開演前も説明されていたけれど。笑ったり、ウルッと来たりもあったけどなんかイライラしました。