最新の観てきた!クチコミ一覧

401-420件 / 192200件中
ベガスペガサス

ベガスペガサス

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/05/04 (月) 17:00

あのペガサスホールがベガスに!!な、どこの席に座っても見易そうだったなぁ。私にとってギャンブルはどうしても「負」のイメージが。でもあの緊張感で巻き込む演劇は壮観でしたわね。登場人物それぞれの個もはっきりしていたし。毎日違うゲストにタイトルコールしてもらうのもなんか面白い。そりゃ他の日も観たくなりますね。

DOLL

DOLL

OtO

ささしまスタジオ(愛知県)

2026/05/08 (金) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

役者上手いし、演出も素晴らしい。お勧めできます。

アニー

アニー

日本テレビ

新国立劇場 中劇場(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/05/08 (金) 12:00

モップチーム。160分。休憩20分を含む。

東京金魚

東京金魚

深海洋燈

多摩センター三角広場内特設テント(東京都)

2026/05/02 (土) ~ 2026/05/13 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

新しく登場したテント芝居の3年目。
場数を経て色んな部分にこなれてきて、練られてきた部分あるなって思えました。
桟敷席が今までは完全にフラットだったと思うんだけど、今回は段差があって、だいぶ快適性や見やすさ上がったんじゃないかな。たぶん桟敷はフラットのほうが人詰め込められるから有利なんだけど。

桟敷席、特に最前列のつば被りを選んだら、水を浴びて濡れるのはもう完全に自己責任です。
カッパじゃ防ぎきれない。濡らしちゃいけないものは持って行かないか、ビニール袋に包んできちんと封をしましょう。
自分も初年度には迫力を選んでびしょ濡れで帰ることになりました。でも、楽しかったから不満無しですけどね。
後方の椅子席が全体を俯瞰で見やすくて、腰にも優しいかな。

アングラへの愛をたっぷり感じるんだけど、今年のはフェス感が強くて。
総合芸術として、すごい素敵だった。

特に、今回は史椛穂さんを真ん中に据えていて。
役どころか芝居全体が史椛穂さんへの当て書きだと思えるほどで。
この方の繊細な表現力、情熱をたっぷりと観られて、本当に素晴らしかった。
金魚(主人公)の内面世界を、差別や戦争といったものを織り交ぜながら描く一幕。
幻想的で詩的すぎるので、やや見る人選ぶところはあるかも。
その一幕で金魚の正体がわかって、二幕はそこからのショータイムに。
幕間の休憩時間では、アルコール含む飲み物の販売があって。
二幕は静かに見ないで、大いに盛り上がってねってアナウンス。
そこで始まるのは美も猥雑さも悲哀もある、次から次のダンス。ノンバーバルの芝居もさらっとあるよ。

正直、前の二作は、二幕が解体寄りの構成でして。
アリなんだけど、やや物足りなさもあったんだよね。
でも、今作は、一幕の終わりからおぼえる観客の衝動に、これでもかと応える二幕で。
それでね、ショウだと油断したところで、最後は一幕の芝居へと還っていく。
これは、本当に美しい構成で満足度高かったです。
役者の全力の表現、とんでもない運動量、素晴らしかったなあ。

吉原ロミオとジュリエッタ〜百花繚乱・仇吹雪〜

吉原ロミオとジュリエッタ〜百花繚乱・仇吹雪〜

劇団ドガドガプラス

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/05/05 (火) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

和風アレンジのロミジュリか、面白いかも!?って興味で。
始まってしばらくはちょっと笑いの感覚が自分とは合わない感じで。
これはよくある、ふざけたおして、最後だけちょっと良い話風にまとめるやつかな?って……不安を感じだったのだけど。
見進めていくうちに杞憂になりました。

ダンス、歌謡、こてこての笑い、殺陣。
客いじりもかなりやってきて、通路演出もぞんぶんで。
そして、ロミジュリ要素もきちんとあります。

吉原を持ってきて、家柄の違いを身分差に置き換えて。
そこに、”生類憐みの令”というものも重ねて。
ただ、現代的に問題提起という感じでは無くて、そこが雑念に繋がらず見易かったな。

迫力あるシーン、切ないシーン、ふざけたシーンそれぞれに味わいがある感じ。
主演のお二人、丸山正吾さんとシミズアスナさんの愛のシーンがとても好きでした。
二人は本気で大真面目すぎるほどで、端から見ると笑えるほど純粋なシーンでした。

畳み方、ちょっと拍子抜けする感じあるんだけど、舞台賛歌に僕は感じられて好感あった。

ベガスペガサス

ベガスペガサス

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

会場のペガサスホールからラスベガスに韻を踏んだタイトル。
ペガサスも実際に出しちゃうし、ルーレットのランダム性を創作だけじゃなく、物販やら参加型の企画にも組み込んでるのは、モチーフを徹底的に表現に重ねていく、こちらの団体の創作のやり方に触れた感じ。
パラバルーンを使ったルーレットの美術は面白いけど、ひたすらこれだけだったのは、ちょっと単調に思えた。
面白い役者陣で、群像劇なんだけど。
良さでもあるのかもしれないけど、全体的に見え方が軽くて、賭博っていうドロドロとは無縁なのが、ちょっと物足りなかったかも。
あくまでも安全圏からのゲーム的に見えてしまいました。

ヒトモドキの唄

ヒトモドキの唄

route.©︎

萬劇場(東京都)

2026/05/06 (水) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/05/07 (木) 19:00

B班を観劇。気になってる劇団が演じる壮大なるダークファンタジー。今までとちょっと違った雰囲気だが面白い。112分。
 中世風の雰囲気。死の森に捨てられた赤ん坊が魔女に育てられ森を出るが、そこでは人間と「魔なるもの」の闘いが…、の物語。丁寧に作られた世界観、頑張ってる殺陣シーン、美しい舞台美術と小道具による演出(現在上演中の野田地図にちょっと似てる)、プロジェクションマッピングも含めて、「攻めた」作品となってる。今までとはちょっと題材が違うが、それでも作・演出の平安咲貴の構成力が凄い。推しの岡本麻妃呂も、いつもとはちょっと違うテイストの役だが美しく凛々しく演じる。

ベガスペガサス

ベガスペガサス

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白くて2回鑑賞しました😊
本当はもう一度観たかったくらい😭
登場人物のキャラが立っていて
しかもどの役も魅力的に描かれていました✨
舞台セット、シークレットゲスト、マルチエンディング、観客がワクワクするような仕掛けがいっぱい✨️演出もとても素敵でした︎💕︎✨️
演劇観るのが初めての友人も
大満足で『演劇って面白い🤩』と
喜んでくれたのも、本当に嬉しかったです︎💕︎✨️

劇的

劇的

ポッキリくれよんズ

浅草九劇(東京都)

2026/05/01 (金) ~ 2026/05/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

身内やその周辺の人々が、様々な事情で揉めるのは世の常ですが、その様子が劇的に描かれていて、自分事のように観劇しました。
素晴らしかったです。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

ジントサイン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2026/04/15 (水) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大いに笑い、そして泣けました。
感動しました!

ツユコちゃんとすみれちゃんと

ツユコちゃんとすみれちゃんと

劇団道草ハイウェイ

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2026/05/04 (月) ~ 2026/05/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/05/04 (月) 13:00

価格2,000円

実家で一人暮らしをする母親が、階段で転んで入院した。
知らせを受けた長女ツユコと次女すみれが駆けつけます。

病室で数年ぶりの再会。
そこには幼馴染みのえりかの姿も。

えりかは日頃から何かと母の面倒を観てくれている。
えりかは純粋に二人との再会を喜ぶのだが、
ツユコもすみれも仕事やプライベートでストレスを溜めている様子…。

私も四国の実家に母親が一人暮らしをしています。
突然電話が入り、体調不良を訴えてきたので、
職場から羽田に直行したこともあります。

今回の劇は他人事とは思えず、いろいろと考えさせられる劇でした。
役者さんもお上手でした。
ありがとうございました。

LA BOULE ラ・ブール

LA BOULE ラ・ブール

東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2026/05/02 (土) ~ 2026/05/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チームびっくり人間

ヘカベ/ドゥロイケティス

ヘカベ/ドゥロイケティス

お布団

アトリエ春風舎(東京都)

2026/02/12 (木) ~ 2026/02/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/02/15 (日) 13:00

古代ギリシアの作家エウリピデスによる悲劇の小劇場版。
「そんなこと」で戦争となる愚かしさや戦争によりわが子を喪ったヘカベの復讐劇を通して人の欲や情けを描いて悲劇というより濃密な人間ドラマな印象。
そんな内容を素舞台にサイズの異なる複数の箱馬の並べ替えで構成する簡素な舞台美術やヘカベの息子の霊による概要説明などで解り易く語るのが巧み。
そこに先述のようなイマに通ずるテーマを練り込んだのがお布団のお布団たるところでイイ。

BACKBEAT 2026 FINAL

BACKBEAT 2026 FINAL

シーエイティプロデュース

EX THEATER ROPPONGI(東京都)

2026/05/03 (日) ~ 2026/05/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ビートルズの創成期を描いた作品でしたが、とても良かったです。
結成当初は5人だった事、辞めた(辞めさせられた)メンバーがいた事など、史実に基づいた内容で、何とも興味深かったです。
話も面白かったし、20曲以上の生演奏で、何だかライブ会場にいるような気分になりました。
涙あり、笑いあり、感動ありで、役者さん達の熱い演技も良かったです!
大満足でした。

劇的

劇的

ポッキリくれよんズ

浅草九劇(東京都)

2026/05/01 (金) ~ 2026/05/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

硬派とは無縁そうな劇団名を旗揚げ時に知ってより数年経って初観劇の前回、そして今回二度目であった。意外と硬派で(良い意味で)調子が狂った前作は映画撮影の現場を舞台に芸術論、演技論を(自らに?)問うた作品だったが、演出的に攻めた印象と、役人物と幾分落差のある俳優の「頑張り」が印象に残った。
今作はある家族の物語(何らかの必然があるのか舞台は長野)とし、日常モードが基調である分、配役等では前作に比して完成度は高いリアリズムの舞台として観られた。こういう劇も作るのかという発見と、家族物を描く工夫としてメタ要素が脚本に織り込まれていてこれが効いていた。ある意味でこの要素が前作に続き芸術論にコミットさせ、人間を描く事への問いを置いて劇を終わらせている。これが取って付けたようでないのは、家族の物語の中に十分に問いが籠められているから、と思う。

ネタバレBOX

複雑な家族関係、その成員の3名が突然の滑落事故により同時に失った家族たちの関係と内情が紐解かれる場は、葬儀を終えた彼らの実家の居間。
惜しむらくは死んだ三名が名前のみで呼ばれ、生きて今いる人物との関係を特定するまでに時間が掛かる。最後まで不明だった人もいた。それが作品の、物語の魅力を減じたとは感じなかったが。
さかさまの世界

さかさまの世界

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2026/05/02 (土) ~ 2026/05/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞踊系の舞台で充実感のあるのは久々であった気がする。若手ダンサー男女2名ずつの4名が、子ども対象に作る舞台の第二弾(前回は2023年)という。四者四様のキャラと、遊びの数々が子どもたちに「効いてる」のが、反応から判る。KAAT中スタジオの階段座席と前方の桟敷エリア(子どもオンリー)があり、演者は桟敷の間を通ったり階段を行き来したり、冒頭では観客とやり取りをして客からの反応を出やすくして温まった後、舞台上でのパフォーマンスが展開(合間に客の反応を引き出したりもある)。見て美しい・面白いアンサンブルのダンス、ムーブ。大きくなったり小さくなったり動くスポットライトと闘ったり遊んだり捕まえようとしたりしながらソロのパフォーマンス。丸いライトと一対一のやり取りになるので自然とソロになる。少年のようなAokidは随分前に一度見て小気味よいダンスを堪能した記憶があるが、感性が子ども目線。奇妙な間合いだけでクスクス笑いが起きる。歌を得意とする「優」のお間抜けキャラ、もう一人は小柄ではっちゃけたキャラ、川口ロン(名前はよく目にする)は筋肉系で床スレスレの動きをやったと思えば奇声を上げたり表情も豊か。子どもの反応が頗る良い。前のめりで協力的な子も多く、笑いも起きる。警戒心を解いている。
重要なのは大人も観て面白いパフォーマンスである事。最後は4色のペンキをぶちまけたマットにスライディング、塗りあい。あー楽しかった、と遊びの時間を終える。40分の上演だが一緒に遊んだ気になれる時間。何によってこれが「成立」しているのかは、相変わらず気になるのだが、またおいおい考えて行こうと思う。

黒いチューリップ

黒いチューリップ

新宿梁山泊

新宿 花園神社境内 特設紫テント(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

本演目はタイトルも初めて目にした。蜷川幸雄演出舞台に書き下ろしたという。三幕物であった。唐十郎はつくづく特異な作家だと思う。唐を日本のシェイクスピアとする言い方があるが、何処となく言い得てるのは一人が放つ長台詞が聴く者の目を見開かせ世界を立ち上げる様や、ちりばめたアイテムが最後の最後に回収されて行く様。だが、唐は常に「過去」への目線を書き込む。郷愁をかぎ取るその先に人物は何かを発見する。時にそれは満州国であったり、鶯谷だったり、母の胎内であったり、下谷万年町だったり・・。喪失を書くのは忘れぬため。多くの無名の、消え去った存在たちの生きた証が、己もそうありたいと願うのと同じに、「思い出される」事への切望が、テント幕の向こうに広がる中空に放たれるラスト。そして登場する者たち皆が物理的あるいは精神的に「地を這う」ような者共。今回は小津の映画に出てくるような手打ちのパチンコ台が並ぶ店内が舞台。私的に注目は客演の鴨鈴女、後半忘れた頃に、姉思いのヒロインの偏執(黒いチューリップの培養への)の発生源である奇態の人物像として登場し、見事に奇態なかつどこかチャーミングなオバサンとして台詞をまくし立てる。気持ちが良かった。
終幕に至る畳みかけも美味しいが、唐作品の特異性という事をまた改めて実感し直してもいた。
戯曲を書いた時点で既に「過去」の出来事や風俗を、郷愁をもって描いたそれを、味わい直す営みの中に、私個人は関心がある。過ぎ去って行く過去の、時代の観念は常にとらえ直しを求められ、時間が「経っただけの事はある」無意識レベルの変化の中に、現在における「断定」を拒み得る根拠が眠っている。現在の独断が断行される事への抗いは、表面的な過去(歴史)理解を覆すことの中にしかなかろうとも思う。

ネタバレBOX

梁山泊の鄭作品上演(テント)で演劇を知り、その後梁山泊を通して唐作品に触れて最初は拒絶反応しかなかったものが、「見慣れた」という事もあろうが、恐らく過去を「知る」事を促され、発見をした分だけ、物事の「一面的で無さ」を悟り、物事から読み取るべき多様な要素を想像し始めた事が、唐作品の物語の背景を知ろうとする観劇姿勢にも反映したような気がする。
抗い続ける事の「無意味さ」が強調される今、何かに抗っている曲者たちを自分に重ねられる事を己にとってのバロメータにしようか。いつかかの面倒臭い人物たちに、違和感や、無関心を覚え始める時が来るかも知れない。だがバタ臭くとも、貧乏でも、何かに抗って生き続けるのも「悪くない」、そんな道を唐は意識してかは判らぬが、示そうとしていたのかな。人知れず異端者として生きる無名の人々に、「語る」事を通じて手を差し伸べていたのかな。
黒いチューリップ

黒いチューリップ

新宿梁山泊

新宿 花園神社境内 特設紫テント(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

新宿梁山泊最高!です。いやー、凄いものを観てしまった…というのが正直な感想です。こういった劇団がテント演劇を守ってくれているんだろうな…と。2時間40分という長尺の舞台ですが、その時間に比する内容でいろんな意味で非の打ち所のない完璧な舞台でした。内容は理解するのに簡単ではありません。が、この舞台は気迫と舞台の根源的なものを「感じる」のが正しい鑑賞方法だと思います。とにかく圧巻でした。あと、最後の最後、あのような見せ方をするとは…です。明日あたり、舞台が終わる時間にでも花園神社の通路にいて通路側からどう見えるのかチェックしてみたいです^^ 最高の演出と演技、ほんとうにありがとうございましたm(_ _)m

ベガスペガサス

ベガスペガサス

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。カジノに行ってしまう各々の事情が笑えましたが、自分がそうならないという保証はありません。まして前身が北とぴあと言う公共施設だったらなんとなく信用してしまうのが性なのではないでしょうか。
マルチエンディングのそれぞれの結末も見たかったです。
大千秋楽に行って良かったです。予算がないくせにリピートしてしまったと思うので。

Qui som?─わたしたちは誰?

Qui som?─わたしたちは誰?

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2026/05/03 (日) ~ 2026/05/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんか不思議でしたね。

隣の人が公演のこと何も知らない人だったのに、めちゃくちゃ拍手してました。

公演後は晴れ渡った富士山をバックに素晴らしい大騒ぎでした。…なんだろう?みんなに、何かを伝えたい、不安に負けてはいけないことをと、と思いながら藻掻いていたら、このようなものになった、と役者が言いながら。…たしかに自分もその言葉を納得しながら受け入れて拍手したのは間違いない(笑

世の中って、何でしょう?

人間って、恐怖に飲まれるとどうとでもなるんです。そんな姿をさんざん観てきました。僕は何一つ悪いことも後ろめたいことも皆無だから平静でも。…じゃあ、どんな予想もしなかったことが起きても、そしてしても、しょうがないねって言われたらどうかと思うと…まぁ皆様と同じように自分も思うと思います。そんなことぁねえだろ、と(苦笑

不安というのは恐ろしいものです。

不安になると本来なら、異常な状況ですから最大限に思考しなければならないはず…でも、脳のスイッチがきり替わるんです。そして思考の範囲が狭まり2-3くらいの候補に逃げ、その狭い選択肢のなかをぐるぐる思考はめぐり、オーバーヒートして、やがて思考停止して役割のテンプレ、要はRPGのキャラ化してしまう。

そうすると、会話は通じません。相手が想定していなかった事実を提示し、第三者に確認可能ですよ、と言っても、RPGの村人になっているので、決められたこと以外は何もしません。

これが不安にのまれた状態というもので、ただ外部から見るとRPGのキャラ化してるので、想定外の応答には答えられないだけで、一見すると明るくて何の不安もないように見えます。

そんな時に怖いのが、倫理や法律を完全に踏み外し『恐怖に飲まれて不動のオーラを醸す』人間が突発的に出現することです。これがどれほどの害悪をもたらすものか。本来ならヒトラーは酒場で酔っ払い相手に演説をしたまま終わるはずでした。でも違った。不安に飲まれてRPG化したドイツ国民はついていき、フランスにワンパンで勝ったんで調子に乗って史上最悪の独ソ戦へ。不安にのまれ、思考の幅が狭まる怖さは歴史が示しています。

何かに巻き込まれて恐怖に飲まれた人たちは小芝居にコロコロ巻き込まれます。僕が『正気になってください、とりあえず警察に相談したら?』と言ってもです。想定外の応答には答えられないんです。へんな犯罪に巻き込まれたなら、普通は警察に相談すればいいのに、その応答がなぜか想定外だと、RPGの村人化して、本来なら当たり前のことさえ考えられなくなるんです。これは恐ろしい。自分のように、常に、まぁ演劇とかを観ながら客観視して、周りで変な状況になっても不安を制御しつつ当たり前の行動を取れるように…できてるかはわかりませんが、でも311のときはみんなそうは思っててもなかなかできなかった。

後になったら大笑いで『なんであんなくだらない小芝居に騙されたんだ』みたいなことを言っても。なんで三文芝居にだまされるのか?それは恐怖にのまれるからです。目の前に巨大な権力か何かがあり、したがわないとどうなるか分からない…みたいな。この演劇はそんなことを教えてくれる気がします。

恐ろしい波でも、あとになって考えたら『落ち着けばなんてことないよ』になりますよね。恐怖に包まれると、正常な判断ができなくなるんです。

静岡の人って、そういう体験をしたのかな?とも思いますが。

このページのQRコードです。

拡大