最新の観てきた!クチコミ一覧

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言の葉サーカス#01

言の葉サーカス#01

Tokyo Artist Circus

北とぴあ ドームホール(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/02/26 (木)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

アイロニーの丘:Re:Re

アイロニーの丘:Re:Re

9-States

駅前劇場(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

忘れかけてた日々

忘れかけてた日々

劇団円想者

成蹊大学4号館(東京都)

2026/02/28 (土) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

1つは、どこか懐かしい感じのさわやかな劇。もう1つは、コロナで苦しんだことの、リアルで貴重な心の叫び、でした。

眠レ、巴里

眠レ、巴里

華翔

中野スタジオあくとれ(東京都)

2026/02/12 (木) ~ 2026/02/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前説から物語は始まっていたのですね!?
ちょっと切ないですが、面白かったです!

ネタバレBOX

いわゆる、マッチ売りの少女的なことですかね
WIVES and HUSBANDS

WIVES and HUSBANDS

スラステslatstick

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2026/02/26 (木) ~ 2026/03/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった〜🎶3組の夫婦の愛のコメディ🎵妻同士の場面👧夫同士の場面👨各夫婦の場面👩‍❤️‍👨どの場面も面白く着実に積み上げて行く「可笑しさ」の相乗効果が6人入り乱れるラストに大爆発🔥スラステ×村角太洋作品はいつも最高や‼️今回もお腹いっぱいの楽しさに大満足でした🙆ありがとー🎵ひとつ気になったのはインディ高橋さんの髪型★専務という役職やと絶対チラシのオデコ出しヘアの方が良かった★前髪垂らしやと平社員に見えなくもない雰囲気やったもんな😅

言の葉サーカス#01

言の葉サーカス#01

Tokyo Artist Circus

北とぴあ ドームホール(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/02/26 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。
星をモチーフにした朗読劇8編、どの話も滋味に溢れ心に響くものばかり。
話に関連性はないと思うが、内容は 星を繋ぐとして「星の言葉」に準えているよう。
今回はハグハグ共和国の久光真央さんが作・演出で、出演者も劇団員や馴染みの方が多く、楽しみに そして期待もしていた。その期待を裏切らない出来栄え。

「ドームホール」は「旧プラネタリウムホール」で、投影機本体の老朽化等によりプラネタリウムの投影は終了。現在は ドームの形状を活かした多目的ホールとして使用されているらしい。本作では照明によって、星影を映し出し雰囲気を漂わせていた。
(上演時間1時間20分)

ネタバレBOX

舞台美術は 4本のスタンドマイクのみ。ドーム天井に~星を繋ぐ~の文字と星々が投影されている。役者は黒基調の衣裳だが、1人だけ白衣裳(役柄上、意味があるよう)。ちなみに話によって衣裳替えをする。
基本は正面舞台で朗読するが、話によって客席通路(軌道)を回り、天体が周回するようなイメージ。
話は 次の8編。

①ポラリスー麦茶の香りー
母と息子と娘の3人。幼い頃 母が淹れてくれた麦茶の味、それを懐かしむと同時に母への思い。息子が子供の頃 実母は亡くなり、今 電話口から聞こえる継母とのぎこちない会話。その思い出話が麦茶の味、電話口に向かって「ありがとう」と…。ポラリスの星言葉は「変わらない指針」「道しるべ」と言うらしい。義理の息子が真っすぐ育って安心する(継)母。

②すばるの下でーあの日のすいとんー
方言で喋っている(国防)婦人会の女性3人。時は戦時中、戦地の夫の安否を気遣う女性。それを慰め励ましている2人。不安と恐怖に苛まれているが、とにかく食べて元気を出すこと。心は負けていけん、笑って生(活)きな。すばるの星言葉は「祝福」「幸運を祈る」。

③エリダヌスのほとり
1人語り。何もないところから生まれた 星の川。流れ巡り 命は繋がって…。この話だけ きわめて抒情的に感じた。また話と話の橋渡し(トランジションか?)のような短い語り。エリダヌスの星言葉は「孤独を嫌い、人に尽くす」ということ。

④ミンタカの夜ーあの頃の向こう側
冬の夜 公園に3人の男女ー小学校時のミニ同級会。卒業アルバムに書いた夢、なりたいもの は「何でもいい」。他の友達のように具体的な希望が書けなかった3人の現在は、まだ何者にもなれていない中年。それでも(必死に)生きている。星言葉は「冷静沈着」「論理的思考」、そう言えば、会話が理屈っぽい。

⑤メンカルの水面
通りすがりの銭湯に入った54歳の女性。離婚し寂しさ侘しさから 今にも湯船に沈んでしまいそう。そこへ彼女より年配の女性3人。女に向かって姦しく話しかけ触れ合う。それによって少し元気に…。クジラは沈むのではなく潜る、時には発想(役回り)を変えることも必要。星言葉は「理性的で実直」。

⑥アーネブー孤独なうさぎへー
1人語り。客席通路の上から下に、そして中央舞台を通り 今度は反対側の客席通路を上っていく。その間に闇に手を伸ばし、もういいかいと…。臆病な うさぎは隠れていたが、ごっこ遊びに乗じて 勇気を出して自ら一歩を踏み出したような…。

⑦カストルの真昼
繁華街にある公園に女2人とそれを見ているカラス。2人は双子の姉妹、子供の頃に両親が離婚しそれぞれ父と母に育てられた。別々に育った姉と妹、クリスマスの花(壇)飾りの仕事を介して再会するが、姉は癌で余命僅か。星言葉があるのか分からないが、姉妹の絆といったところ。

⑧真夜中のベテルギウス
冬の真夜中、星を眺めている女とキャバ嬢、そして猫。キャバ嬢は男に貢いでいるが相手にされない。星を眺めている女曰く、星が光って見えるが、あれは遥か昔(数百年前)の輝きが今 見えている。空には星が並んで見えているが、実は奥行きがある。そんな蘊蓄話はキャバ嬢にとって興味なしだが…。人の外見も人生も見た目だけではなく奥行きがある。キャバ嬢は施設育ちで弟の面倒を見ていたが、その弟は<星>になったと…。

話によって 演者は1~4人、話の長さも長短あるが、どの作品も心象深く 冬の寒い日に心温まる話。当日パンフには「言の葉サーカス#05」まで情報が載っていた。次回以降の公演も楽しみにしております。
土曜日の過ごしかた

土曜日の過ごしかた

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
昭和11~12年頃から戦後迄の世相というか世情を軸に描いた群像劇。公演の魅力は、舞台美術と小道具(マスク)を使って逼迫・閉塞していく状況を視覚的に表し、言葉では表し難い時代の空気感を醸し出す巧さ。時代の「圧」が強まること、それはジワジワと得体の知れない不気味さ、そう感じた時には もう遅いのかもしれない。

京都の喫茶店が舞台。新聞「土曜日」という 今でいうミニコミ(タウン)誌までが不穏な時代に飲み込まれ、自由が殺がれていく怖さ。少しネタバレするが、新聞も発行の都度 検閲を受け問題にならなかったが、全体を通してみれば という具体的な根拠/論拠を示すことなく廃刊に追い込んでいく。この庶民の暮らし向きの変化が、物語のテンポに表れているよう。時局が逼迫する前は、のんびりといった感じだが、軍歌が流れ出征の場面から慌ただしくなる。敢えて時代の空気感と物語のテンポの同期を合わせているよう。この緩急によって時代が動いていることが分かる。
(上演時間2時間10分 休憩なし)

ネタバレBOX

舞台は円形、その円周の上 正面奥に本を見開いて立てたような造作。その中心に喫茶店デイジーのカウンター、上手の戸は出入口、下手の戸は屋内へ通じる。全体は焦茶(珈琲)色で格子風の造りが京都といった雰囲気を醸し出している。冒頭 客席側にテーブルとイスが三組あるが、時局とともに本(壁)の両端が少しずつ狭まっていく。同時にテーブルとイスも取り払われ、最後のテーブルとイスは特高警察の取調室や汽車の座席に変わる。
映画俳優(大部屋)の斎藤雷太郎が待遇に不満を抱いていた、それが新聞発行の発端。舞台では自転車に乗って京都の街を といった行動力が描かれている。

当日パンフは「土曜日」のようなタブロイド判の見開き新聞、そこに実際発行されていた新聞の概要が書かれている。それによると「昭和11年7月から12年11月まで・・・紙面は六面あり 映画評を中心とした文芸欄、海外の雑誌記事の翻訳紹介した海外情報や地元京都のこと・・・読者投稿に力を入れ」とある。発行部数は7~8千部。現物を見ていないが、今でいうミニコミ誌と変わらないよう。しかし時局の悪化に伴い、執筆者の多くが検挙され廃刊。表現の自由が殺がれ、反国家的な思想や態度をとれば捕まってしまう。

冒頭は 喫茶店という憩いの場所を中心に、東京から来た大学教授や新聞「土曜日」の発行人 斎藤雷太郎らが映画評論や地域の話題を話している、そんな自由が感じられる光景。それが反国家的な思想(無政府主義など) その集会が弾圧されだす。円形 舞台の外には所々赤い滲みのあるマスクを被り 手に持つ、それは多くの人が監視し、いつの間にか血塗られた同調圧力になっていることを表す。円周の上をなぞる様に奥壁が狭まる様子は、世情の閉塞感に外ならない。圧巻は映画評論を執筆していた文学部教授が特高警察の取調を受けるシーン。留置所に収監したまま しばらく取調をせず精神的な苦痛を与える。そして(反省的な)作文を書かせようとするが…。教授にすれば自分が取り調べられる理由がわからない。本人の自覚なきこと、それでも何らかの理由を でっち上げ起訴し裁判へ。最近の冤罪事件の取調/裁判を連想させる怖さ。戦後 刑事の悔悟、乱れた様子の姿は戦時中の行為が戦争犯罪のメタファーとして描かれている。同時に自分は言われたままやったという責任回避の中に自己崩壊をみる。

公演の魅力(見所)は、戦前の京都の街がだんだんと きな臭い時局に巻き込まれていく様子、そして戦時中の緊迫した様子、最後は「リンゴの唄」が流れる中 舞台セットが元の広さに戻る戦後(喫茶店⇨居酒屋「白菊」)の様子、その節目を視覚的に観せ、観客に考えさせるところ。あくまで押し付けることなく時代の流れを飄々と描いているが、その奥底にある恐怖は犇々と伝わる。知らず知らずに世の中が悪くなっていくこと、そう考えたとき 今(時代)に敏感でいることの大切さが解る。
次回公演も楽しみにしております。
HOPE

HOPE

劇団銅鑼

銅鑼アトリエ(東京都)

2026/02/25 (水) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/02/28 (土) 14:00

座席1階

電子書籍が普及した今では、少し伝わり方が違ったかもしれない。だが、客席を埋めた多くの中高年にはすとんと落ちるお話。時空と場所を超えた三つの場所を描きながら、戦争の惨禍から命を懸けて書物を守るという物語だ。銅鑼らしい、伝えたいことがはっきりしている舞台だ。

東京・多摩地区の古い蔵を内見に来た母親と中学生の息子。この蔵は、戦争中に都心の日比谷図書館から何万冊という本を避難させた場所だった。
時空を超えるという舞台表現は難しい。演出の力を借りるところが大きいとは思うが、今作はよくある普通の描き方だった。特に、アトリエ公演のような限られた舞台装置では限界があるが、少し物足りなかった感じもする。
今作の主役を務めたのは近年に入団した新人俳優。だが、中学生という設定にはやや難があったか。今作にはもう一人、初舞台という新人女性俳優も。こちらは役柄をしっかり演じきっていて、将来有望な若手のお披露目舞台なのかな、という雰囲気も。先輩団員たちがしっかりサポートし、新人を育てようという熱意があふれていた。

戦争のさなかに「命を守るのか、書物を守るのか」とも思う。命を懸けて書物を運んで避難させるという「価値」はデジタル社会ではきっと、様変わりするのだろう。

寝不足の高杉晋作

寝不足の高杉晋作

アナログスイッチ

新宿シアタートップス(東京都)

2026/02/25 (水) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/02/28 (土) 13:00

とても楽しく笑い、ホッコリしました。
開演前から劇場に流れていた曲から、開演に向かう感じが好きでした。
それぞれのキャラクターがチャーミングで良かった。

Chloé-クロエ-

Chloé-クロエ-

紙魚

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

原作は全く知らず予備知識もないまま観たわけだが、物語以上にひたすら歌と演奏を楽しんだ。
前半は恋に恋する軽やかさ、後半は病や人生の選択とは?みたいな少し哲学的な内容をずっしりとした音楽で表現されていて、とても見ごたえがあった。

アイロニーの丘:Re:Re

アイロニーの丘:Re:Re

9-States

駅前劇場(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

廃校になる危機感から色々な事件が起こるのかと思いきや…
ゆったりとした空気感とチクっとするけど愛のあるアイロニーで心が温まる良い作品。
「だな!」が最高。
ラストのモブも良い味出してた。
なんかほっこりした。

アイロニーの丘:Re:Re

アイロニーの丘:Re:Re

9-States

駅前劇場(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お初の劇団。2011年の再演とのことだけど全く古くない。とにかく面白さが爆裂していました。脚本も役者も演技もすべて調和的に揃っている稀有な舞台。次の舞台も期待しています。

土曜日の過ごしかた

土曜日の過ごしかた

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

4年前に観た『チェーホフも鳥の名前』が鮮烈でそれからずっと観たかった劇団。その後、こまばアゴラ劇場で演った『カレーと村民』は予定が合わず観れなかった。やっと東京に来てくれて嬉しい。

脚本の「ごまのはえ」氏。味のある特高刑事役でもある。この役を自分に振るか、やるな。

松竹撮影所の売れない大部屋俳優、斎藤雷太郎が発行した週刊新聞型ミニコミ『土曜日』。昭和11年(1936年)から12年(1937年)まで京都の喫茶店や書店に置かれ最大発行部数は7〜8千部。映画や時事ネタ、政治や海外ニュースに読者投稿を知的欲求の強い連中に向けて挑発的に投げ掛けた。その自由な気風が目を付けられ関係者の殆どが特高に検挙されて1年4ヶ月で廃刊。

喫茶デイジーで千田訓子(せんだとしこ)さんがコーヒーを淹れている。当時の器具を使っているのか手間が掛かり美味しそう。旦那が社会主義運動で検挙され死亡、旦那の妹(仲谷萌さん)と自分の妹(山﨑茉由さん)と店を続けている。山谷一也氏が久方振りの来客。東京からやって来た門脇俊輔氏は置いてあった『土曜日』に興味を惹かれ発行人の斎藤雷太郎(西村貴治氏)に会いたがる。ソ連のコミンテルンの呼び掛けから反ファシズム運動「人民戦線」が日本の地下でも活動していた。仲谷萌さんは死んだ兄の組織から仲間を匿って欲しいと頼まれる。

門脇俊輔氏の役は谷口善太郎がモデルか?

牧歌的な『土曜日』の編集会議。どんどん人気が上がり検挙されない程度の体制批判を織り込む。だが時局はそんな冗談すら許さない恐怖と暴力で人を支配する流れに。

山谷一也氏は大平サブローっぽい。

役者が皆個性的。妙な面白さがある。今の時局に訴えるべきことを込めて。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

静かに淡々と進むので居眠りは多かった。何気ない日常に忍び寄るファシズムを描きたかったのだろう。

喫茶デイジーのセットは時局と共に後ろから押されて両側が閉じていき最後には身動きが取れない程のスペースに。千田訓子さんは恐れおののく。

特高に捕まりずっと無視される拷問を受ける門脇俊輔氏。いつまで経っても取調べが始まらない。耐えかねて取調べをお願いする。刑事の要求するまま作文を書く。とにかく早く終わらせてここを出ないことには。特高刑事の山谷一也氏、ごまのはえ氏、小野毅氏の醸し出す雰囲気がいい。小説調のモノローグで淡々と綴られる日々がより個人の無力さを際立たせる。

賀茂川と高野川の合流地点にある三角州は「糺河原(ただすがわら)」と呼ばれる府民の憩いのスポット。(「出町の三角州」「鴨川の三角州」を経て現在は「鴨川デルタ」と呼ばれている)。執行猶予でやっと拘置所から解放された門脇俊輔氏、斎藤雷太郎(西村貴治氏)、電車でそこをぼんやりと眺める山﨑茉由さん。
体制に思考なく迎合して加担する町の連中に吐き捨てる。「俺はこいつらが嫌いだ。」

血が輪郭に滲んだ白いお面で大衆を表現。誰も彼もが顔を失くし記号化する。両手にもお面を持つ血塗られた白いお面の群衆。そこをぐるぐる走り出す。ぐるぐるぐるぐるただ憑かれたように駆ける。グラウンドを周回する生徒のようにぐるぐるぐるぐる。

今作を観ていて自分が当時の日本に覚える嫌悪感の理由を再確認する。自分よりも劣った連中に従わねばならぬ屈辱感。こんな頭の悪い連中の言いなりにならねばならないのか。知性も思慮も持たない単細胞生物に好きなように蹂躙される惨めさ。せめてもう少し知能があってくれ。人間であってくれ。嘘を付いて騙し続けないと一つになれない国なんてそもそもが間違っている。

『はだしのゲン』の作者・中沢啓治の読売新聞への投書。
「これから先、だれかが戦争や原爆を肯定するようなことを言っても、絶対に信じるな」。
風の夢喰い

風の夢喰い

劇団ZTON

ABCホール (大阪府)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かった!すごかった!面白かった!
演者さん皆さん素晴らしかった
楽しかった!!

海の凹凸

海の凹凸

serial number(風琴工房改め)

ザ・スズナリ(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/02/27 (金) 19:00

実話ベースのフィクションを手慣れた役者陣が丁寧に上演する。(3分押し)126分。
 作・演出で主宰の詩森ろばが俳優座に書き下ろして2017年に上演された作品を自劇団での上演だが、俳優座の舞台は観てない。水俣病を始めとする公害問題の講義で知られる宇井純氏と取り巻く人々のあれこれを描く。水俣病の問題を扱いつつ、それに取り込まれ悩む人々の抱える人間関係が描かれる。それぞれの「正しさ」があり、それぞれの道を選ぶが、それで幸福になるのか、と言えば、そうではないのだな、という、いわば当たり前の出来事が丁寧に描かれる。いつもと違ってエンターテインメント要素が少ないのは、俳優座へ書き下ろしたことが影響しているか。初日のせいなのか、セリフに「滞り」みたいなのがあったように感じた。軸になる女性を演じた川田希の佇まいが良い。

土曜日の過ごしかた

土曜日の過ごしかた

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

知らない歴史のことをたくさん教えてくれる。
取り調べのシーンはリアリティある。実際こんな感じだったのかも。
ただ、劇のテンポがゆるい気がした。前半は特に退屈だ。群衆と仮面の演出もあまり功を奏してないように思う。役者の声が小さくて聞こえない箇所が多々あり。

SERI~ひとつのいのち2026

SERI~ひとつのいのち2026

conSept

あうるすぽっと(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

曲は良いと思います。
やや音響大きすぎた?
どうして産婦人科医のなりてが少なくなるか教えてくれるミュージカルです笑
私はどうしてもこの母親には感情移入できない。なんでだろう。

いきなり本読み!2DAYS

いきなり本読み!2DAYS

CoRich舞台芸術!プロデュース

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/02/26 (木) ~ 2026/02/27 (金)公演終了

実演鑑賞

「いきなり本読み!the Musical」夜の回を観ました。
どんな展開になるの?と、笑ったり切なくなったりでしたが、まさかのラストでした。
出演者達は、対応力が高く、歌声も流石でした。
即興で音楽を引き続けるのも、凄いなぁと感動。
面白かったです。

われらの血がしょうたい

われらの血がしょうたい

範宙遊泳

シアタートラム(東京都)

2026/02/21 (土) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「人工知能が抱える孤独」


 山本卓卓が作・演出した2015年の作品をの再演である。今回は演出を額田大志が担当し、一部出演者を入れ替えての上演となった。

ネタバレBOX

 開演すると舞台上のスクリーンに断片的に「は」「る」「春」「よ」「夜」「女」などと文字が映し出され、やがて「『春の夜』『女性』『失踪』クリック」と投射される。おそらくコンピュータの学習とインターネットのキーワード検索を可視化したのかと見当をつけながら観続けていくうち、「われらの血がしょうたい」というSNS投稿を残して61歳の女性が失踪した事実が観客に知らされる。やがてバッハの無伴奏チェロソナタの旋律にのって現れた二人(植田崇幸、端栞里)は、なにかに操られるかのような不自由な動きを見せる。二人とも失踪した女性にゆかりのある人物だが行方は知らず、なにかに突き飛ばされるようにして舞台奥へと消えてしまう。そのあと投射された字幕から、この失踪した女性が人工知能「ザマ」に変化したことが示唆される。
 
 以降はザマが存在する世界のある場所で起こる様々な出来事を、5名の俳優が何役か演じ分けながら劇が進行していく。お手伝い(井神沙恵)に言い寄るうさんくさそうな若社長(福原冠)の成功と没落、新居を探す若夫婦(植田崇幸、端栞里)の行く末、浮ついた若い警護たち(植田崇幸、埜本幸良)が不審人物(福原冠)にからむ様……ザマに問いかければ今日の天気や株価がわかり、電源のオンオフからひとりのときの話し相手まで担ってくれて便利である。こうしてザマは長い時間、同じ場所で起こる出来事をかわいた感覚で見つめ続けている。やがてこの場所が解体されると、なんとザマは「4分の0」という擬人化されたもの(端栞里)として姿を表す。当初あきらかに機械的に聞こえた「4分の0」の語りは、やがてとめどない絶叫となって人間たちを圧倒するのだった。

 失踪した人物が時間や存在を超越した人工知能になり、時間と存在に固定されている人間の世界に介在し続ける本作を観ていると、常日頃の悲喜こもごもに一喜一憂することがバカバカしく見えて面白い。同時にかわききった視座で人間界に影響をもたらすさまが、まるで己を作り上げた人間たちを凌辱するかのようにも見えて空恐ろしさを覚えた。そして後半に「4分の0」が吐露し続ける叫びは、人工知能のかわきに隠された圧倒的な孤独のように感じられたのである。情報技術が知能の延長であるならば、コンピュータのバグは寂しさや欠落といった人間の感情に由来するのでは、という本作の視座に私は深く思いを馳せることになった。

 多彩な出演者たちの演じ分けはどれも見応えがあったが、特に冒頭で滑らかな動きを見せ、ところどころ情けない男性を演じた植田崇幸、「4分の0」の胸の内をこれでもかと連呼した端栞里が印象深い。ただ作品の構造上是非もないが、演技合戦を堪能するというよりは作品を構成するパーツのように見えてしまった点がやや残念である。

 三面スクリーンに投射された文字やビジュアルに必要以上に雄弁でない音楽、そして蛍光灯を埋め込んだ木枠のセットを使った硬質な空間づくりも作品に多いに貢献していた。私が観たのが最前列だったからか、舞台上下(かみしも)が特にガラガラに感じられたところがあったため、もう少し小さい空間で観たかった。
Chloé-クロエ-

Chloé-クロエ-

紙魚

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2026/02/27 (金) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

スタジオHIKARIで音楽劇か、どうだろうなっ?て思いで場内入った瞬間に。
これは!?って、唸った。
美術はシンプルそのものなんですが、スタジオの使い方が自分はここでは観たことないやりかたで。
対角線を斜めに切って、奥側に客席を。これによって舞台の間口が広くなった。
動線の確保にもなってたのかな。
代わりに舞台奥は狭くなり、センターに太い柱って、いびつなステージなんですが。
とても工夫されていて気にならなかった。むしろ太い柱の使い方が上手かった。
照明の素晴らしさにも触れておきたい。ずっと奇麗なんだけど、自分が特に凄いと思ったのは。
センターにある太い柱が闇にまぎれて消えたとき。演劇の魔法だって思った。

演者は6人。音楽が生演奏でピアノとドラムの2人。
生演奏も歌もほぼ2時間絶えることなく。演者もメインの役だけじゃなくて、アンサンブル的なことも兼ねます。
ミュージカルでもここまで歌が続くのあまり無いんじゃないかな。

セットはほぼ素舞台、しいていうなら例の柱。
小道具と役者の身体表現によった数々の表現で場面はつくられていきます。
凄い段取りの数で、運動量だ。

『うたかたの日々』を自分は読んだことないので、忠実さや翻案具合は言えませんが。
物語自体、凄いことが起きるわけじゃないです。
一幕は、それこそディズニー映画のような、恋に恋するエンタメとして楽しめて。
二幕は、それだけじゃなくなってくるけど。表現方法も、より尖がるっていうか、色んなことやってきます。
幕切れの畳み方がやや淡泊に感じる人もいるかも。ただ個人的にはちょうど良かった。
小さな箱だけど、空間の使い方が良くて、もっと大きいステージで客席がステージ上にあるような臨場感でした。

工夫された劇空間に、役者たちが歌に身体表現に目まぐるしく躍動して。
シンプルなステージを、凝った照明と生の演奏が支えてくれる。
総合点が高く、素晴らしかったです。

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