最新の観てきた!クチコミ一覧

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あの時あの場所で

あの時あの場所で

曼荼羅ジャンキー

シアターシャイン(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/02/06 (木) 19:00

価格4,800円

石巻、あの震災を舞台に心情としては悩ましい
当事者ではない、けれども幾度か訪れている場所、なので目に浮かぶのです
それはそれとして、荒削り、勢いあまり過ぎ、もちっとしっかりしたセット使おうよ!と思うところはあるけれども、作風としては好き
足りなさが青春時代って感じを醸し出させてくれるので、面白くはあったけれど、もうちょっとカタチにしてくれ!と個人的なアレです
ただわたしはおおいに笑いました

家庭教師マミヤ

家庭教師マミヤ

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

8歳の娘が演劇に興味があり、親子で見に行かせてもらいました。時間的にも内容的にも大人向けと思い、子どもにはどうかな?と少し心配でしたが、始まってみるとあっという間でした。笑いが起こるシーンも多く、娘も楽しんでいて、ストーリーもちゃんとわかったようです。大人も子どもも心から楽しませてもらいました。普段はなかなか演劇を見る機会がないので、ステキな世界を教えて頂いて、感謝しています。家に帰ってから「もう一回見たい!」「また見に行こうね」とずっと言っております

取り戻せ、カラー

取り戻せ、カラー

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2025/01/24 (金) ~ 2025/01/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/01/24 (金) 15:00

広田主宰の実体験をベースにした四代にわたる家族の物語。
シリアスでしんどい部分もありつつ、ユーモアで包んで重苦しくならないところや「透明になる病気」(「死」の隠喩?)の設定などはいかにもアマヤドリ、な感じ。
また、ある設定に「そういうのってフィクションではちょくちょくあるものの身近にはあまり……」と思ったが昨年亡くなった叔父が似たことをしていたのを思い出してギクリ。

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かったです。阿弖流為の末路を知っているのでずっと胸がヒリヒリしていましたが、まさかの展開で・・・。
東北生まれの私にも阿弖流為の血が流れているかもしれないと思ったのでしたが、ご先祖は江戸時代の初めに京都から落ち延びて来たというのが我が家の言い伝えでした。

ネタバレBOX

大まかには知っていると思っていた阿弖流為ですが、今回の舞台のおかげでお話がわかりました。フィクション部分もあるのだと思いますが、こんな昔から人はずっと戦っていたのかと思うと悲しくもなりました。
大河ドラマでやって欲しいものですが、帝が悪者なので無理でしょうかね。
時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。時代絵巻AsHさんの舞台観るのはこれで3回目ですが毎回舞台に対する本気度が感じられます。今回もすごくパワーを感じました。阿弖流為の舞台は他の劇団さんがやったものをかつて観たことありますが甲乙つけがたいほどのハイクオリティでした。2時間20分、なかなか長丁場の舞台ですが起承転結ありで最後までじっくり観劇することができました。

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻AsH 其ノ拾八『蒼穹~そうきゅう~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/02/06 (木) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

2月6日観劇。

ネタバレBOX

あまり大きくない舞台スペースで多くの方々が頑張ってました。
家庭教師マミヤ

家庭教師マミヤ

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 途中10分間の休憩を挟む2時間40分の長尺もの。作品解説にもあるように家庭教師は、現在のような不信の時代にあっても他人が堂々と一般家庭に入り込むことができる仕事である。して、これだけ長尺の作品となれば、普通一般の人々が想像する家庭教師とは異なるのが当然だろ? 然り異なるのだ! さて どう異なるのか? それは観てのお愉しみだ。

ネタバレBOX


 板上 下手奥のコーナーに正方形の平台、コーナーの角を挟むように衝立を設け客席正面の衝立は襖仕様になっているので開閉できる。場面によって子供の勉強部屋になったり、上手奥に暖簾の掛かったバーカウンターと箱馬が在ることから見て取れるように店(小料理屋)の隠し部屋になったりと用途は様々。 
 読者をじらすのは此処迄。序盤はマミヤが関わる二つの家庭の、関わる前の各々の家庭の有様やその日常風景など、中・後半からは何と家庭教師マミヤは助手を持つことがまたその手腕は卓越したものであることが明らかにされつつ、同時にその助手もマミヤと同じように鋭い洞察力と鋭敏な感性そして明晰な思考力を持つことも徐々に分かる。更に登場するこれ迄挙げた人物たちと新たに登場する人物たちが密接なくんずほぐれつの諸関係を織りなし、何度も示唆されていた怪しい関係等が、メスの切れ味のように鋭い論理的思考によって沈着冷静に処置され明かされてゆく怖い程の迫真的展開で演じられてゆく。ラストシーンも実に意味深である。
おどる葉牡丹

おどる葉牡丹

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/05 (水) 19:00

ベテラン劇団が女優9人で政治家の妻たちのあれこれを描く。面白い。(3分押し)107分。
 架空の百木市で、夫が市議会議員に立候補するということから、政治に手を染めることになった荘子(福田真夕)が出会う様々な政治家の妻たち、…の物語。9人の「妻」が出てくるのだが、前半はステレオタイプな物語が展開され、選挙戦に入って当否が決まるあたりから、一種のファンタジーになるのが面白い。9人のキャラクターを描き分け、エンタメ要素も入って飽きることはないが、終盤の展開は若干のもたつきも感じる。円形を意識した舞台が面白く、白を基調とした衣装が美しい。

優しい劇団の大恋愛Volume7 妄想特急王子エクスプレス2025〜もう会えない君に会える線!〜

優しい劇団の大恋愛Volume7 妄想特急王子エクスプレス2025〜もう会えない君に会える線!〜

優しい劇団

王子小劇場(東京都)

2025/01/04 (土) ~ 2025/01/04 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/04 (土) 19:00

銀河鉄道999にインスパイアを受けたSFアングラ。噂の池田豊氏のパワーマイム初見。ほんとの話かと思ったら違うらしい。王子小劇場関係者総出演でお祭り騒ぎ。

クラウチング・門出 / 超変形合体分離発射シークエンスZ

クラウチング・門出 / 超変形合体分離発射シークエンスZ

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2024/09/13 (金) ~ 2024/09/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演劇倶楽部新1期新人公演
『クラウチング・門出』
新一期生新人指導担当のさえぐさから新一期生への熱烈応援歌。
笹川幹太はプロとしての活動もあり圧巻。
ターリーズ9月公演
『超変形合体分離発射シークエンスZ』
新投入の林美月、林里咲が登場。「チアキング」をベースになぜか地下鉄が爆速発車。

ネタバレBOX

岡村香苗は相変わらず日光東照宮を守る。
映像都市

映像都市

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

1970年代前半、地方の映画館が次々と閉館して衰退、映画が売れない低迷期が舞台。今の映画しか知らない世代には、映画の転換期の設定に関心を惹かれる。物語は3つの時間・場所も異なるストーリーが並行して進む。映画に夢を抱きながら、アイスクリームを館内販売して斜陽な映画館の経営に苦労する夫婦。撮影現場でわがままで中身のない大監督に無理無体を言われながら苦労する若手脚本家と芋役者ながら親の七光でギャラのことばかり気にする俳優や無尽蔵に消費される資金集めに苦悩しているプロデューサー。足の悪い中年と彼の面倒を見てくれる姉弟。彼らの生活の周囲を現実の世界と映画の中の世界を交差させながら、三つの世界が一つに繋がっていく。個性あふれる役者陣が活き活きとして小気味良い。所々入る踊りや歌も楽しかった。また、劇場を作中の映画館に見立て前振りから芝居に入っていく演出や映画館長がプロマイドやパンフレットをリアルでも売り歩く演出は、臨場感が高まって効果的だった。なお、副題のチネチッタはイタリア・ローマ郊外にある映画撮影所で、 イタリア語で映画を意味する「cinema」と都市を意味する「città」を合わせた造語。

おどる葉牡丹

おどる葉牡丹

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/12 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

主演を始め9人の女優たちがときに2役をこなしながら活き活きと演じている。ストーリーはコメディタッチだが終盤ちょっと展開が飛躍してしまった感があり、今ひとつまとまらなかった印象。

ごはんが炊けるまで(仮)

ごはんが炊けるまで(仮)

演劇企画アクタージュ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/01/30 (木) ~ 2025/02/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

最終日湯のみチーム観劇
舞台セットは畳のある居間で
出入りする人々~家族らの群像劇かな
家族って血の繋がりなのか
それとも心の繋がりで 築き上げていくものか
いろいろと投げかけてきた作品でありました
アンケート用紙に台と鉛筆付き
95分の作品

ネタバレBOX

イトベ家は元々民宿だった家
いろいろな家族~家庭の問題を抱えた人々が
望んで疑似家族を形成する家にて
説明での次男扱いさんが自分の本当の家族
自分を溺愛過ぎる実の母親に会わせたくなくて
理想としてる疑似家族に会わせて
お茶を濁そうとして気付かれて失敗し
他の家族の問題も噴出するも
なんとか雨降って地固まる的な話に落ち着く
という内容ですわ
トランスジェンダーや障害者家族の子供とか
いろいろブチこんできてましたが
なんとかなりそうな明るい終い方は
好感がもてました

和室セットの居間で展開する物語
セット右奥に吊り下げられていたカレンダーは
現実の二月のもので作中も同じ流れの時間軸らしい

主宰は茶色いクマさんみたいなオオゼキさん
前説と次回予告の説明でラストにも出てはりました
前説で言うに
スマホを切らないでいると
まぁ着信音とかは聞いたことあるけど
Sirの「よく聞き取れませんでした」という音声が
流れてくるとアドリブで何とか返す役者さんも
さすがに困るとの事で初めて聞いた事案だったなぁと
観劇はお静かにデスよね
映像都市

映像都市

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
1970年代前半、日本映画の低迷期が舞台。映画好きの主人公の過去と現在を行き来し、その哀感と郷愁が相まって叙情豊かな物語を紡ぐ。時代背景には、素朴な日本の原風景と高度成長期へ といった過渡期の世態が垣間見える。脚本(物語)は、斜陽した映画館の中で、若かりし頃の思い出(夢想)に浸っている といった閉塞感を漂わせている。一方、演出は歌や踊りを交えエンターテインメントとして楽しませる。この哀歓するような世界観が好い。

また舞台美術が秀逸で、時代と心情を巧みに表出し 情景も鮮明に映し(描き)出す。その光景は、現在を1970年代前半とすれば、子供の頃は戦後間もない混乱期、青年期は映画全盛期といったことが分かる装置になる。薄昏い中で 手際よく場転換をするが、それによって集中力が途切れることはない。そして この劇場を映画館に見立て、観客を劇中へ誘い込むようなリアリティ。

登場人物は個性豊かな人々で、その化粧や仕草 そして衣裳に至るまで観(魅)せ楽しませる。本筋は、主人公が過去の自分と向き合い、映画こそが生き甲斐だと改めて知る。しかし衰退していく日本映画、それに伴って地方の映画館の行く末も知れてくる。笑い楽しませる中だけに、主人公の悲哀が際立ち印象深くなる。実に巧い。
(上演時間1時間45分 休憩なし)【Aチーム】

ネタバレBOX

舞台美術、冒頭は汚い石塀のよう。それが3つの時代に応じて場転換し、時々の情景をしっかり表出する。戦後間もない時期であろうか 主人公が子供の頃は、下手に手押し井戸と盥・洗濯板といった小道具、青年期は映画撮影所もしくはロケ地。そして現在 1970年代前半の映画館内が飛び出し絵本のように現れる。その館内の左右の壁に「スティング」「パーパームーン」の映画ポスター(両作品とも1973年製作)が貼られており、当時の映画館を彷彿とさせる。

公演は、上演前から既に始まっているような感覚で、幕に“STRAYDOG”に関係した映画が映し出されている。そして売り子に扮した主人公が通路を行き来している。物語は主人公が子供の頃、青年期のシナリオ作家を目指している時期、そして現在 結婚し映画館主、その3つの時代を往還するように紡いだ映画人生劇。主人公の夢と希望、そして現実という悲哀を描き、その背景に時代の流れが透けて見えてくる。何となく「キネマの神様」ー映画に魅せられていた時代を回想 を連想させる。

子供の頃、姉と二人暮らしに跛行の男。姉が見つけた八ミリカメラで遊ぶ様子。その童心、そして姉と男の不穏な関係をうすうす感じ取った心情が切ない。青年期はシナリオ作家として映画撮影に立ち会う。カリスマ映画監督、プロデューサー、二世俳優といった個性豊かな人々との軋轢に苦労している。そして現在、日本映画界は斜陽 映画館を売りマンションへ。子供の頃からの希望、それを転寝しながら見る夢想の中で物語は展開している。

この公演が好いのは、時代の変遷・変化によって浮き沈みする(映画)産業、それに重ね合わせるように映画(人)への思いが切々に語られるところ。物語は映画界を舞台としているが、他の業界でも同じような喜怒哀楽に思いを馳せている。その世態であり風俗史的な内容を舞台という虚構の中で瑞々しく描き(映し)出す。

現在の主人公曰く 夢=思い出を売り払うことは出来ない、しかし それを持ち続けることは重く溺れてしまう。現在も その一瞬を過ぎれば過去、だから残るのは過去しかない。過去のカリスマ映画監督曰く、過去作品の栄光(幻影)を追うのではなく、今できること といった言葉が重い。この現在と過去の対なすような言葉(台詞)が、公演の肝のよう。勿論 映画(芸能)界における往時のパワハラ等、今問題を鏤め 考えさせる。

さて 冒頭の石塀は映画館の裏塀、それをハンマーで壊すことによって光が見え始める。夢想の世界に閉じ籠もり前進出来ない情況からの脱皮。その希望に繋げるためには、敢えて骨太/重厚といった演出ではなく、笑いや憤りを盛り込みノスタルジーを漂わせているようだ。また映画撮影の現場を使っての歌や踊りといったエンタメシーンを盛り込む工夫が好い。
次回公演も楽しみにしております。
平和によるうしろめたさの為の

平和によるうしろめたさの為の

城山羊の会

小劇場B1(東京都)

2024/12/04 (水) ~ 2024/12/17 (火)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

下北沢小劇場B1公演が早くも完売、並ぶ時間の取れた楽日前日、余裕で何時間か前に着いて、と目論むも何のかので到着が開演一時間前。見ればキャンセル待ちの列が予想外の長さ(十数名いたか)しかも周辺に望みを掛けて来たらしい面々がすぐには帰らず滞留し、活気付いていた。
そんな事で今回の配信を有り難く拝見す。相も変わらず男女の際どい綱渡り(要は不倫)ネタでやはり笑わせる。芝居的には飛び道具福井夏に古館氏、常連岡部たかしとキャラも生かして美味しい事この上無しだが、早々に完売は劇場のキャパより出演陣かな。
城山羊の会初見の時は芝居のリアリティの欠如(強引に無茶な展開にしてる。で、観客の乾いた笑いもヤだった)を酷評したものだが芝居が良くなったのか自分の間口が広くなったのかで言えば明らかに後者(と思う)。

おばぁとラッパのサンマ裁判

おばぁとラッパのサンマ裁判

トム・プロジェクト

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/02/03 (月) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いまや、チョコレートケーキは作・古川健、演出・日澤雄介のコンビで、現在の硬派現代劇の代表選手になったが、一方でトムプロジェクトが支えるプロジェクト作品では、かなり大衆的な味付けで現代劇の制作を続けている。両者の関係は外からはうかがい知れない企業秘密なのだろうが、大劇団だって、本公演と、地方巡業作品や児童向け学校向けがあるのだから、演劇で生きていくためには必要な営業手法なのかも知れない。
それにしては、この作品は沖縄問題真っ正面だから、どうなっているのだろうかと見物に行った。かねて見立てていたとおり、この「トムプロジェクト・作品」はチョコレートケーキとはかなり肌合いが違う。共通の課題の沖縄問題では数年前の「ガマ」とは違うタッチである。こちらは小劇場出身とは言え、もう誰でも知っているベテラン女優の柴田理恵が、おなじみのキャラで沖縄の糸満の初老の魚売りを演じる。生活を守るために目先の利益だけが確かな当てだと言いながら地元の弁護士のセンセイ(太川陽介)と組み、ついには地元の裁判所の判事とくんで占領軍政部に一泡吹かす。戦後の沖縄返還が成立する前の60年代の実話がベースになっている。
沖縄の反米、反政府問題のベースになりそうな話を基に、島の生活に埋まっていた地元のサンマにかけられた関税問題を地元の生活と支配者という関係の中であぶり出す。1時間40分。親しみやすい語り口で、チョコレートケーキの素材にもなりそうな話ながらこちらは軟派である。なるほど、内容だけでなく客層もこういう割り振りで制作しているのかと解った。キャストでは柴田、太川、大和田はテレビでも顔なじみ、五人のキャストでもよくわかるように本はよくできている。残念なのは、この事件70年ほどまえの実話で、今の沖縄問題の原点でつながるところがあるとは言えるものの寓話的に見えてしまう。そこもトムプロジェクトの狙いかも知れない。

骸ノ巣

骸ノ巣

夢腐論

アトリエ昭和薬局前(愛知県)

2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがとうございます。
自分は、『腐』の方、見させていただきました。
場の雰囲気が何とも言えず、
謎めいて異様、妖しさもあったけれど
どこかしら懐かしさのようなものも感じられて
まるでおとぎ話のようでした。
他の結末がどんなだったのか興味深いです。

神様の思し召し2025

神様の思し召し2025

ハルベリーオフィス

溝ノ口劇場(神奈川県)

2025/02/05 (水) ~ 2025/02/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/05 (水) 19:00

青春真っ只中のあるある舞台、とても楽しめました!

DANGAN

DANGAN

ターリーズ

早稲田大学学生会館B203(東京都)

2023/11/09 (木) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

人生で初めて演劇を2回見た作品

タはターリーズのタ

タはターリーズのタ

ターリーズ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『家庭訪問は雑然に』
初期の明石家さんまみたいな峰岸航生氏がツボ。ずっと目を閉じて片足立ちさせられる堀井夢香はよく耐えたと思う。
『百獣将軍チアキング』
能見千秋氏がとても愛されていることがよくわかる。完全に内輪ノリだが、腹を抱えて爆笑した。
『シン・ジジイ・オブ・ザ・デッド』
きょ〜じゅ。の「ジジイ」役がとても素晴らしかった。
『ファはファンシーのファ2024』
今公演の目玉。山咲演じる中年刑事役が様になる。

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