
不幸探偵
劇団ベイビーベイビーベイベー
ザ・ポケット(東京都)
2019/05/01 (水) ~ 2019/05/05 (日)公演終了
満足度★★
都会と孤島で起こる事件が並行して進んで行き、次第に真実が見えてくる。捜査を担当するのは不幸探偵アンとミラー警部補。マザーグースのような童話をなぞった殺人事件という王道ものである。
翻訳調の大げさで格好を付けたセリフが浮きまくっている。ここは雰囲気作りだと我慢するべきところなんだろうなあ、とは思いつつもやっぱりどう見てもアジア系の俳優さんたちである、まったく馴染まないのだ。気恥ずかしさをはねのけるようにセリフを気張ったりすると益々浮いてしまう。俳優さんの力量がまちまちなことも大きい。
暗転が頻繁にあるので流れがぶつ切りになり、集中力を削がれた。映画並みにシーンを変えるのでそうなるのだが、出て二言三言会話して捌ける、で一々暗転していたのではたまらない。いくら何でも変だと思ってこの団体のコンセプトを調べてみると
***『映画を舞台で』をコンセプトに、映画のような脚本・世界観に、役者の漫画のような迫力ある表現力が加わり、繊細かつ派手なストーリーに大胆な芝居を合わせた、新しいエンターテインメント作品を追求している。***
のだそうだ。そして実際に観て私はその方式が嫌いだということがはっきりした。好きな人は観る、嫌いな人は観ない。それで良いのだ。
以上、この2点「翻訳調のセリフ」「頻繁なシーンチェンジ」が好き、あるいは許容できる人にはお勧めである。

ハイタン2! (ハイスクール短編演劇祭)
ハイスクール短編演劇祭
ナンジャーレ(愛知県)
2019/04/30 (火) ~ 2019/04/30 (火)公演終了
満足度★★★★
パンフを劇場に落としてきたようで、手元にないので思い出しつつ。
上野原高校の「演劇部にて」は、延々と繰り返される芝居の練習が、まるで合わせ鏡のようで、そこに紛れた狂気に虚構と現実が混濁した感を受けた。精華高校の「おしゃべりはやめて」は、とにかく面白かった。と同時に歪な母娘関係の娘が母に抱く心の機微が良い。タイトルと劇中の“おしゃべりはやめて”のフレーズは学生の視点ではないな、と観ながら思っていたが、この脚本は大阪の劇団の作品とのことで、腑に落ちた。名古屋南高校の「キリトラレ」は、他のテーマでも応用の効くフレーム感を感じる作品だった。
高校演劇を観るのはおそらくほぼ初めてだったが、普通に面白い3作品だった。

天狗ON THE RADIO
ものづくり計画
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
以前地方に住んでいた時、地方のFM局の番組を聞いていました。人気のパーソナリティーの公開放送を見に行ったり、オフ会を開いてラヂオネームで呼び合ったり、今でも付き合いが続いている人もいます。そんなことを思い出しながら見ていたので感慨深いものがありました。同じ地域に住み、体験や思い出を共有し、生活の中に生きている、地域に密着したFM局は必要と思います。私が住人なら出資するのですが(笑)
FM局存続のために奮闘する人たち、彼らに協力するために東京から帰ってきたラジオパーソナリティー。彼女が最後に読む手紙は・・・
ものづくり計画さんらしい、あったかいお話でした。

いつもの致死量
こわっぱちゃん家
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/04/24 (水) ~ 2019/04/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
横に広い舞台を5~7つに区切り組み合わせ、場面と同時に前後の火種や残り火を映しながらストーリーが進む。群像劇をリアルタイムで同時描写しているようでもある。この作品、MCMというゲームアプリが観客に如何に面白いと思わせられるかが重要だろう(たぶん)。それに対して役者陣は、演出の要望に見事応えており(たぶん)、観劇中にMCMにまつわるとある事故の余波による紆余曲折に疑念を抱くことはなかった。前に進むことが様々で、どの登場人物・役者も魅力的で、優しい作品だった。一点、観劇して湧いた感動に対して、このタイトルはあくまでも傍観者の視点からのもので、キャッチーで作品を表し悪くないとは思うものの、何故かギャップを感じてしまった。

天狗ON THE RADIO
ものづくり計画
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
ドカンと笑いが起きるようなコメディではなかったけれど、終盤ではほろっとさせられたし、気持ちよく帰途につけた。藤田奈那さんは思っていたよりセリフもちゃんと聞こえるし、なかなか舞台映えしているので、どんどん舞台に出てほしい。

天狗ON THE RADIO
ものづくり計画
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
地方のFM局の在り方をテーマにし、そこに関わる人々の人間模様を面白可笑しく描いた物語。平成から令和への時代の移ろいもそれとなく感じさせる抒情性ある好公演だ。
(上演時間2時間)

第7回公演 『飛鳥山』
ほりぶん
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

無教訓意味なし演劇vol.10「純喫茶"味噌夢"~蜘蛛でもわかるアクリル製色即是空~」
劇団「地蔵中毒」
千本桜ホール(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★
今回もやっぱり意味がなくあとで思い出すことができない。アフタートークに出てきたカンコンキンシアターと感性が共通するものがある。

そりゃあ、まあ、ええ、
なかないで、毒きのこちゃん
駅前劇場(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/04 (土)公演終了

演劇♡顧問
神保町花月
神保町花月(東京都)
2019/04/26 (金) ~ 2019/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/05/02 (木) 17:00
ロ字ックの山田とボブ美の熱量が他の役者全部を合わせたものより凄い。普段はお笑いの人を見事に演劇の方に引っ張り込んでいる。あんな慰労会あったら嫌だなあ。

背中から四十分
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2019/05/01 (水) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

無伴奏~消えたチェリスト
劇団東京イボンヌ
cafe&bar 木星劇場(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/05/03 (金) 14:00
2016年冬の「酔いどれシューベルト」以来、音沙汰がなくて、どうしたのかなあと思ってたら、今年の1月から復活。演奏家の物語もいいですね。欲を言えば、生演奏も欲しかった。また音楽にこだわりが感じられる素敵な作品をたくさん作ってください。

天狗ON THE RADIO
ものづくり計画
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

釜茹でGO!!!!!タイムマシンは古銭式
劇団 枕返し
オメガ東京(東京都)
2019/05/03 (金) ~ 2019/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★
昔と現代、それに妖怪まで加わって面白い世界観になっていました。女性陣の存在感に比べて男性陣はやや線が細いか…という印象を受けたが、そういうバランスの劇団があってもいいか。

地大さん家の150年+
劇団ダブルデック
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/05 (日)公演終了

吸って吐く
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2019/04/24 (水) ~ 2019/05/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★
シナリオも舞台上もちょっとごちゃごちゃしすぎな感じ。舞台装置がしっかりしているのは悪いわけではないと思うが、やり過ぎなのか死角だらけなのも要因か?これだけシリアスで重い題材を扱うにしては役者さんのチョイスが、これがベストだったのか謎(上手い下手じゃないです念の為)まあ今後見る気もないので関係ないか。

マイノリティ家族。
三栄町LIVE
三栄町LIVE STAGE(旧:フラワースタジオ) (東京都)
2019/04/25 (木) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

地大さん家の150年+
劇団ダブルデック
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/05 (日)公演終了

ほほえみ
スアシ倶楽部
スペースMu(大阪府)
2019/04/23 (火) ~ 2019/04/25 (木)公演終了
満足度★★★★★
台本を貰って読み進める劇中の物語で進む、主人公の未亡人がジゴロの青年との物語、会話 ジゴロの所を感じさせない青年の接し方。 夫人が旅行へ 僕は行かないのですか、青年はジゴロとして夫人に接していたのか、青年に心が傾く夫人 ずるい。 男は、女から金を得て生きているが、一人でも生きていけると言う。 自由になれない夫人の立場 青年の生き方。 別れていく。 越えれない常識がとても悲しい。

それからの夏
“STRAYDOG”
ワーサルシアター(東京都)
2019/05/02 (木) ~ 2019/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★
情感ある台詞に溢れた脚本がスンバラシイ!
個人的に今まで拝見してきた“STRAYDOG”さんの作品で、コメディーな笑いを一切ぶっこまなかった演出作品は初めて。
新鮮であり、本作においては伝わりやすかったと思います。
両サイド客席に挟まれた舞台からは、汗や草木の匂い、時には死者を弔う煙の匂いが香り立ち吹き抜けていくよう。
報われなくともひたすら走りまくる主人公。
その身体を通り過ぎる風もがこちらに伝わってくるようでした。
美しくて残酷、その中から強い生命力を感じる物語。
痛みこそが生きている証でもあるような切なさに胸を締め付けられました。