
国粋主義者のための戦争寓話
ハツビロコウ
小劇場 楽園(東京都)
2019/09/24 (火) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
開演前から煩いほどのセミの声が響き、舞台上一杯に敷き詰められた藁。
これだけでもなんか凄そうだぞと思いつつ舞台が始まると・・・
恐い、ホラーではなく戦争による人の狂気の奥底を見せられたような。
一番前で見た為にその恐さが物凄く伝わってきて始終ビクビクしてしまった。
戦争中だからといって人としてのモラルも尊厳も無くしてしまったその先は・・・
でも恐いけど見たい、知りたいの欲が強くなり2時間ずっと釘付けで帰りはヘトヘトでした。

君恋し
劇団昴
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/26 (木)公演終了

先天性promise
こわっぱちゃん家
「劇」小劇場(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

リタ・ジョーのよろこび
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
自分は、文明その利便性の中で暮らしており、社会システムに組み込まれ規範に従い行動をする、それが当たり前という感覚にある。その感覚は、物語における一方の視座であり常識である。しかし物語に登場する先住民(ネイティブ)にとっての常識ではなく、文化等の違いによって常識が非常識になるかのようだ。”文明(文化も含む?)”という語彙からするとすぐに利便性を連想するが、そもそも文明は農耕での食糧生産とそこから生まれる余剰農作物が前提だったことを思えば、この物語は常識・非常識も含めた大きな対立ではなく、どこかで行き違った人間の感情、意識、その延長線上の社会組織等々を描き出しているような気がするのだが…。
同時に今、世界的な問題になっている環境についても考えさせる秀作。
(上演時間2時間10分 途中休憩15分)

ミクスチュア
劇団 贅沢貧乏
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
最近は、公共劇場が競って優れた劇団劇作家の発掘に力を入れている。この公演は池袋の東京芸術劇場の「芸劇eyes & eyes plus 2019」の今年の第一弾で、選ばれた5団体の一つだ。こういう場では、青年団系の劇団が、企画書も素材の選択もうまいのでよく見かけるが、この贅沢貧乏と言う劇団も、活動も作品もこの系列だ。
ヨガ教室のある住宅地に入り込んできた野獣(狸とかイタチとか)に、住民たちがどう対処するか、という話が軸だ。広くマットを敷いた四角な舞台を客席が囲み、ノーセットで芝居と、舞台を広く使ったダンスで物語は進む。動物と人間の関係とか、住民間の意識の対立とか、若い世代の労働意識とか、自然回帰への憧れ風俗とか、よくある話、よくある議論、で格別新鮮さはないが、目先、ダンス風の動きとテンポの良さで引っ張っていく。1時間35分。
物語も、その場所を支える清掃員の労働者青年男女に収斂していくように旨く作っているし、振り付けも無駄がない。役者もそつがない。まとまっているのが却って、現代の若者の、傍観するだけで、何事にも無関心という風俗を映している。そこが面白いかと問われれば、さして惹かれることもないが。
昔の小劇場は、旗揚げも大変なら、その維持も大変で、みな血眼でやったものだが、そういう荒々しさが生む演劇の人間的な面白さはない。お利口さんだなぁという印象だが、そこが現代の小劇場で評価されるところなのだろう。

君恋し
劇団昴
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/26 (木)公演終了
満足度★★★★
二村は昭和23年に亡くなるが、初日を前にした芝居小屋の様子が、まだ暑さの残る時期であることと、後半の展開からすると、本作の舞台は昭和22年から翌年にかけてというところか。装置、音響など、さすがにいい出来だったが、二村の歌唱シーンはやはり物足りない。二村定一の歌に思い入れがあるかないかで印象は変わるだろうし、物真似すりゃいいってものではないのだけれど、どうしてもそこで現実に引き戻されてしまった。

リタ・ジョーのよろこび
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

先天性promise
こわっぱちゃん家
「劇」小劇場(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
上演時間130分、キャスト16人ということでどうなるのか少し不安もあったけど見事に裏切ってくれました。短く感じさせるのはキャストの演技もですが、脚本と演出がしっかりしているから。序盤のエピソードも終盤でしっかり回収してくれたからストレスなし。所々に笑える場面もはさんであって飽きさせない。AIをテーマにしつつ人間を掘り下げていて見終わった後はとても前向きになれました。次も行きたいと思わせてくれる劇団です。

「あなたの」「明日見た笑顔」
しみくれ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
「明日見た笑顔」「あなたの」
何かを失う物語と、失ったことから立ち直る物語。涙必須です。
感想も全てネタバレになりそうなため、そちらの方に記入させていただきます。
ネタバレにならない感想といえば、今回も騙されます。確実に騙されます。
そして深く心に刻まれます。

Stray Sheep Paradise
オッドエンタテインメント
俳優座劇場(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★
ごめんなさい、私には全く評価出来る要素がありませんでした。
全然、全く内容として、関係性も何が何なのか理解が出来ずでして…
更にちょっと匂わせる様な百合の表現とかも、私には全く合いませんでした。
お客さん達の層(恐らく声優さんのファンとかが多そうな印象でした)として、
たぶんそもそも私向けではなかっただけかもですが、客席で頭抱えました。
あと、これはツイッターにも書いたものですが、前説で演者さん達が出てきて、
観客の皆さんに注意事項を生でお伝えする、のはとても良いと思ったのですが、
「咳が出たら困るので、皆さんで今、一緒に咳をしておきましょう!」という、
地獄の様な提案があり、客席の大きなお友達(つまるところ、中年のオジ…)が
「はぁ~い!」と元気良くお返事をして「せ~の!」という掛け声と共に、
一斉に「ゴホゴホ」とマジで咳をし始めたのは、客席で死にたくなりました。
本当に二度と、ああいう前説に巡り合わない事を祈るばかりです。
舞台の評価以外の部分ではありますが、トラウマの様なので記載しておきます。

漂白剤
ナミプロ
テアトルBONBON(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
4人を連続で拝見してきました。
バスタブに横たわっている(であろう)死んだ「先生」に対する女性の1人芝居。
狂うほど愛したその結果としての現実、ですかね。
4名、それぞれが良さを出していましたが、ご本人にしか見えない方、
全く普段と違う印象に映る方、など印象がとても変わる4舞台でした。
個人的にではありましたが「先生」に話し掛ける女性という事で、
私がイメージしたのが、年齢的に、表現的に一番シックリきたのが相笠萌さんでした。
約40分、たった一人であれだけ静寂と濃い暗闇を纏いながら演じられている皆さん、
それぞれが十分に素晴らしかったです。
狂気なまでの愛情表現って、男性よりも女性にありそうで、
ヒタヒタと間を詰める様な、迫力が素晴らしかったです。

鏡の法則
龍平カンパニー
東京映画・俳優&放送芸術専門学校1階特設劇場(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
劇団四季時代から樋口麻美さんのファンだったので観てきました。
麻美さん、ほぼ出ずっぱりなのでファンの方には絶対観ていただきたい作品です!
私は観やすい2列目を取りましたが、何処からでも近くで観られます。

スロウハイツの神様
自由劇場
シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)
2019/09/21 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
日曜日、お昼の回を観劇。
感動した!千秋楽もオカワリしたかったけど、諸事情で退散。
120分。演者の入れ替わりしながらも、終始早いテンポのセリフのラリーが淀みなく見事いうしかない。
時折挟み込まれるナビゲーター役の主人公の祖母役の語りも良かった。老女役を上手く演じて若者ばかりの舞台を引き締めていたように思う。

太陽が落ちてきた~すずなりの逸声~
劇団生命座
萬劇場(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
被爆体験をVRで共存できるか・・・正直身近に感じることはできても共存は無理だろうと思っていたが桂木少年が見た凄惨な現場は芝居を見ているこちら側にも伝わってきて涙がでてきた。だが桂木が最後に言った「気持ちはわかるまい」の一言にすべてが込められてたように思えた。

あつい胸さわぎ
iaku
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
タイトルから勝手にどんなモンスターが出てくるのかな~と・・・
期待とは違いましたが、楽しめました。
(ただアル中の人は「自己啓発セミナー」では場違いなのでは?)

太陽が落ちてきた~すずなりの逸声~
劇団生命座
萬劇場(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
原爆(戦争)の芝居は他劇団でも何回も観劇をしましたが、今回は衝撃的でした。
戦争の悲惨さを決して忘れてはならない・・・新たに思いました。
役者さん皆さん、素晴らしかったです!!!

カチナシ!
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
毎回、期待以上のお芝居を見せて下さる「ラビット番長」!!!
「介護と将棋」普通ならなかなか融合しないテーマですよね。
井保さんの人柄でしょうか今回も大いに笑い、涙しました。
次回も楽しみにしています。

ワルツ
新宿公社
テアトルBONBON(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/22 (日)公演終了