
どん底
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/10/03 (木) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/10/14 (月) 13:00
座席1階A2列6番
「どん底」を舞台で観るのは初めて。おそらく、40年ほど前に、映画で黒沢明の「どん底」とジャン・ルノワールの「どん底」を観ているのだけれど、あいにく筋立てはよく覚えていない。
いざ劇場に入ると、舞台上には高架橋が。工事中の看板や金網があり、はっきりとこれは高架下だということがわかる。高架橋の中央には梯子が設置してあり、これは何に使うのか(実際、1度だけ使われる)。
新訳ともなっていたので、観劇前は現代版への翻案なのかと訝しがってみるが、もうこの時点でギブアップ。原作なんてどうだっていいや。

終夜
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2019/09/29 (日) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/10/11 (金) 17:00
座席1階A列11番
17時開演と、やたらと早いなあと思ってHPを覗くと上演時間が4時間30分とある。17時開演でも、終演は21:30。これでは、開演時刻はさもありなんと思っていたら、実際には、休憩25分を含めて3時間50分。観終わっても決して長く感じなかったし、同時に不足感はなかった。見事な刈り込み、演出と役者の力量のなせる業か。
一夜の兄弟夫婦の会話劇。登場人物は4人、いや語ることはないが母の骨壺も立派な登場人物と言えようか。観客は3時間半に及ぶ、各人の感情の起伏・変化をまざまざと見せつけられるのだが、これが壮大ともいえる愛憎劇(親子、夫婦、兄弟)。登場人物の心は、萎え・疲れ・傷つきながら、また昂ぶり・求め・張り詰める。
登場人物の演技全てにおいて満足度は高いが、観客から心の平安を奪い、ひたすら揺さぶり続けたのは、シャーロット役の栗田桃子。登場場面で、毎度クラッシャー振りを発揮。何度も拝見している役者さんなのだけれど、蟹江敬三の娘さんというのは知らなかった。血は争えないなあ。

計画その7「絆の果」 計画その8「隕石と熱海」
劇団Bケイカク
アトリエ第Q藝術(東京都)
2019/10/01 (火) ~ 2019/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/10/05 (土)
5日に14時の「絆の果」、19時半の「隕石と熱海」を続けて観劇。
共にいわゆる「アクションリーディング」で動きを伴うリーディングであったが、病の少女とその家族を描いた「絆の果」は動きが控えめ、アクションスペクタクル(?)な「隕石と熱海」はテキストを手にしているが一般的な芝居に近い動きと内容に合わせて比率を変えて対照的な味わいに仕上げたのが巧み。

ホテル・ミラクル7
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/10/04 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★
見えない方の、大事な所は隠してる、見える方は晒しても・・・ 傷つけ合わぬよう 装いを凝らして探る 交わりのテクニック。 見えてしまえば ”別れよう” となるかも、そんな儚い場所。 そのためなんてイヤだけど でもそれがないのもやっぱりイヤ・・・ 玉虫色って一体幾個の色でできているのだろう。

ピースフルタウンへようこそ
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
サンシャイン劇場(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/10/14 (月)
サンシャイン劇場にて劇団スーパー・エキセントリック・シアター『ピースフルタウンへようこそ』を観劇。
以前から気になっていた三宅裕司さん主宰の老舗劇団。所属団員さんが出演されている作品は何本か観たことがありましたが、本公演は今回が初観劇でした。いやー、面白い。“ミュージカル・アクション・コメディー”を売りに活動されている劇団だけあり、非常にエンターテイメント性の高い見応えのある公演であったように感じます。三宅裕司さん、小倉久寛さん、野添義弘さん ・・60代になられた大ベテラン役者さん達の存在感がハンパないです。というか、三宅さんって68歳になられたとは。三宅さんに限らず自分自身を含め皆同じように年齢を重ねていくことは平等なことではありますが、こうして実際の年齢を拝見すると、時の流れを痛感させられます。でも実年齢からは到底想像出来ないくらい皆さんお若くて只々驚き。演者さん達のパワー溢れるステージに圧倒されました。お見事です。
過疎、高齢化が進む町と、品がありどんどんと進化し続けている隣町に住む人々の物語。その両極端を描いた情景がユニークで面白く、そこに登場する人物達もキャラが濃くて面白い。単純で馬鹿げているような会話シーンであっても、決して笑いを強制しているような演じ方ではなく、真面目に演じているのがプラスに働き、思わず笑ってしまう心地の好い空間を生んでいたように感じます。アクションシーンは当然迫力がありましたし、アドリブも多く、まさに“演劇は生モノ“を体感出来た瞬間でもありました。ストーリーの流れを考えると最後にあのような結末が待っているとはちょっと想定外で、単にコミカルなだけでなく実はなかなか深い内容かもしれないと感じました。創立40周年の記念公演。ぜひ50年、60年と長く続いて欲しいなと思います。劇団の歴史を振り返る過去ポスターの展示企画も良かったです。40年も続いている人気劇団のスタートが、個人的に何度も訪れている池袋シアターグリーンだったとは驚きました。今回の公演は池袋凱旋にもなるので、当時を知る方にとっては感慨深いものでもあったのだろうなと思います。大いに楽しませていただきました。カーテンコール3回の余韻も素晴らしかったです。

ゆうめい『姿』
ゆうめい
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2019/10/04 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/10/06 (日) 14:00
作者の体験を元にしたフィクション。以前の「弟兄」はほぼ事実と聞いて魂消たが、本作はアレよりは創作部分の比率が高そう。
そうして描かれる内容はシビアだが演劇表現の面白さや軽妙なタッチによって演劇に昇華させているのが相変わらず見事。
特に「両親の心が離れてゆくのを止めようとする息子」「競馬場」の見せ方は白眉!
今と昔の似た場面を同時に見せて表見上は近くても当人の心境などが異なる、と表現するのも演劇的で◎。
あと、ダブルコールの時に舞台下手袖にいた音響・照明オペレーターを呼び寄せたのも良かった。ああいう位置関係だからできることではあるが。

レネゲイズ
Nana Produce
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/15 (火)公演終了
満足度★★★
新興宗教が絡むドラマ、特に新興宗教の側から描くことはなかなか難しいのかもしれない。今までにいくつか観たことがあるが、あまりリアリティがなかったり、ストーリーが無理筋であったりで、中途半端になりやすいような気が。
新興宗教団体の実態についての情報や印象が鑑賞の邪魔をしてしまうこともあるし、演劇的なヒューマニズムと宗教の神性とが相容れないからかもしれないし・・・。

Blank Blank Brain
劇団芝居屋かいとうらんま
OFF・OFFシアター(東京都)
2019/10/12 (土) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

マジョギター 〜焦がす火花と魔女の指〜
バカバッドギター
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/12 (土) ~ 2019/10/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見で最後なんて残念。とにかく楽しめました。小道具?の使い方が絶妙。深く考えず、ただただ楽しかった。またおまけの公演を期待します。

探偵なのに
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/15 (火)公演終了
満足度★★★★★
23人の登場人物、2hの上演時間の中で「アレ、この人何役だっけ?」と脳内で混乱する事なく、ちゃんと観れた。(それぞれのキャラが立ってた)
ストーリー展開も何転もしたように感じたが、それでも混乱せずに観れた。

のうみん~三人の天草四郎~
劇団そとばこまち
近鉄アート館(大阪府)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
何度観てもいい舞台!
今回、信綱を囲む農民たちのシーン良かった。彼ら彼女らの一人一人の表情・動きが最高!そこから一気にクライマックスへ!
そしてラストシーンは、時代劇シリーズの中でも出色の出来と思います!
もちろん殺陣とダンスは必見です!
今回のSE凄く良かった!

ジェシカと素敵な大人たち
ABCホールプロデュース公演
ABCホール (大阪府)
2019/10/10 (木) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

『Q:A Night At The Kabuki』inspired by A Night At The Opera
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2019/10/08 (火) ~ 2019/10/15 (火)公演終了

Blank Blank Brain
劇団芝居屋かいとうらんま
OFF・OFFシアター(東京都)
2019/10/12 (土) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★
スナイパーと幽霊になったらしいその被害者の男が異常を来したと思ったら、流行りのVR装置のようなものを付けた女性3人が登場。どうやら彼女たちが倒れてしまった作者の編集者たちのよう。3人が見守る中、それぞれの物語が抽出されていくのですが・・・
実はもっと面白くなるのだろうと思っていたら、そこまでは(どこまでだ!と突っ込まれそうですが・・・)面白くならないままに終わってしまった感がありました。でも人の頭の中を、しかも複数の人が同時に覗くと言う設定は面白いです。
私なら脳内を覗かれるなんて絶対やだわ。

探偵なのに
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/15 (火)公演終了

猩獣-shoju- <東京公演>
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
凄かったです!物語は愛する人を、仲間を命がけで守ると言うわかりやすいものでしたが上演時間の65分、ずっと殺陣シーンが続きます。敵役の武器や妖力も面白かったです。
刀は落としたのか?演出なのか?とハラハラしたりもしました。これだけのシーンを構成して稽古してと言うのは大変なことと思いますが、また見せに来てくださいね。
お話の説明を読むと逆によく分からなくなったのは私だけ?

パパ、I LOVE YOU!
加藤健一事務所
本多劇場(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/10/15 (火) 14:00
カーテンコールに登場した加藤健一が肩で息をしていたのが、何より全力舞台だったことを示している。年齢的に厳しさを増していたのかもしれませんが。
レイ・クーニーの名作の再演。ウソがウソを呼び、もう何がホントなのか分からなくなるドタバタ劇。爆笑を取るカトケン事務所の得意分野で、客席もこれを十分承知している。期待度が高いだけに客席を満足させるのは大変だが、健闘したと思う。
ただ、狂言回しで登場する車椅子のおじいさんの動きはどうだったか。ちょっとギャグが滑っていた気も。些細なことかもしれないが、一応は患者役の老人を車椅子ごと何度も突き飛ばすギャグはやっぱり心から笑えない。
個人的には婦長さんのギャグが一番の爆笑のツボを押した。

ミニチュア!! フリーペーパーのナイス街
SOLID STAR
俳優座劇場(東京都)
2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
酒井瞳さん出演。
現代の町が舞台のコメディ。酒井さんはバッティングセンターで黙々とホームラン級を打ち続ける女性。
田中章さんがいい味を出していました。禿げていることを武器に活躍されています。
吉岡茉祐さんが出演されていたのですね。当時は意識していなかったのですが、今は注目していますので、演技を思い出せないのが悔しいです。舞台あるあるですが。
このころ、たまたま小林亜実さんを拝見する機会が多かったです。安定した良い感じで、さすがだなと。

墓場、女子高生
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
以前から気になっていた根本宗子作品。
朝ツイート見て当日券情報に触れ、直観で見に行くべしと思ったので下調べゼロ。 知っていたのは根本さん作品。小野川さんが出演していることの2点。 正直タイトル見て「ん? 大丈夫かあ?」と一瞬思ったが直観を信じてみた。これが正解。
「墓場」から当然連想される「死」。これを扱う演劇作品は多いが小難しくなく、美化するわけでもなく、普通の女子高生の繰り広げる会話の中で時折こちらを「くいっ くいっ」と抉ってくる。決して押しつけがましくないのがいい。 展開も後半は「えっ」と驚かせる。そのためのセットだったのか、、
そして音楽。 女子高生のキャラとはちと離れて「合唱部」らしい曲が全編流れて歌われるのがこれが劇の進行に本当に旨く調和している。
恐らく見逃し(聞き逃し)ている点もあったのでできればもう一度見に行きたい作品。

猩獣-shoju- <東京公演>
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★
照明 音楽 演技 テンポがいいのであっという間にみることが出来ます。
セリフがなくても分かる舞台です。
ヒロインの女性は、今回1番難しい役ではないでしょうか。表情で思い伝える。殺陣やアクションで誤魔化せないだけに本当に難しいだろうな。
苦しいのか悲しいのか辛いのかをどう伝えるか もう少し熟練したらもっと相手に伝わるかもしれません。
演劇終了後 皆さんあの体力消耗の中物販立たれていたり、謙虚で努力家集団は頭が下がります。