
ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

狂人と尼僧
サイマル演劇団+コニエレニ
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/23 (金) 14:30
100年前の演劇というとかなり古い感じがするのだけれど、この舞台に見られるフロイト批判の側面からすれば、確かに現代思想批判をなしているわけで、私たちの足元を強く意識させる。
舞台上の虚構と、舞台裏の現実。舞台では死は死ではなく、舞台の裏に一歩引き下がれば死者は生者になり、いつでもまた舞台に登場できるのだということを即物的に見せてくれる。虚構を常に現実が凌駕してしまう、演劇の可変性・脆弱性を突き付けてくるヴィトカッツィの攻撃的な姿勢は、誰が狂人なのか、聖域とは何なのかといった物語性を大いにぐらつかせ、私たち観客を混沌の奈落に落とし込む。物知り顔の観客は、解釈という行為自体も許されない。
よいものを見せていただいた。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/16 (金)
第三部『2011年:語られたがる言葉たち』観劇。第二部を観て自分の好みではないけど気になって当日券で観劇。メビウスの輪とはまた違った味が。でもやはり同じ(笑。冒頭のあの音響には参った。スゴイ。そして震えた。「劇」だわぁ。

DNA
劇団青年座
シアタートラム(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/23 (金)
さらりと観易く、ほろりと涙が。でもね出来すぎでしょ~なラストに、んん~~と唸る。

2020年以降の夏
くによし組
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/26 (月) 19:00
くによし組待望の短編集。若干苦い作品群だ。2020年以降、戦争が頻繁に起こるようになった近未来の物語3話という構成。『セミ人間と恋した夏』は一部のセミが人間となるという設定が巧みで、人権のないセミ人間は殺してもいい、とか、この設定から出る細部の描き方が巧い。25分。『私の頭が消しゴム』は頭が消しゴムになってしまう病気にかかった少女を軸とした周辺の人々の物語、を語る女の物語、とも見える。35分。『晴れた日』は戦争で失った体を、機械に入れ替える男が病気の少女と出会う物語。ここで3話が一つに繋がる40分。どの作品も國吉らしい不条理がいっぱいあるが、全体に切ない物語が泣かせる。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
DULL-COLORED POP
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

檸檬
劇団天動虫
visionary work garage(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/17 (土) 13:00
太宰治や島崎藤村、岸田國士の作品が、江戸川乱歩や夢野久作に縁取りされると立派なサスペンスやホラーに聞こえる。まあ、そうした心理劇を意図的に選んだということもあるんだろうけれど。こういった作劇だと、劇団員の個性を満遍なく見渡せてとても楽しい。
齋藤さんのコケティッシュだが得体のしれない妖しさ、岩井さんの禍々しい力量感、七音さんの腹に一物を抱えた背徳感。それぞれに良かった。2時間という長さも、バリェーションと、適度な作品の刈込で飽きることなく楽しめたし。「押絵と旅する男」「赤い部屋」というチョイスもちょっと意外だけれど、よかったと思う。大きな箱があったので(とはいえ人が入るには小さかったけれど)「お勢登場」か「人でなしの恋」かと思ったのだけれど。
夢野久作は、劇団の特性からして「少女地獄」の「火星の女」か「何でもない」かとも。

紙風☆スクレイパー
UDA☆MAP
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★★
出演者全員がすごく個性があり
オープニングのダンスは圧巻。
基本はコメディーなのでたくさん笑える。
しかし殺陣もしっかりしている。
観て本当に良かったと思える作品。

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
ナイゲンを観るのは、4年連続になるようだ。
脚本は変わってないようだが、4回目でも面白い。わかっているのに、次はどうなるかとワクワクするし、笑ってしまう。
好きな映画を何度も観るのと似ている。
来年もまた是非観たい。

夜よ、あけるな。
ガソリン
スペース・ふうら(大阪府)
2019/08/24 (土) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
この物語は、どこか表現できる場所に集まる人たちの、普通の物語に感じた。 明日恐怖の大王が落ちてくる 日常の事に感じる。 集まった人たちは、お互いを思いやり 恋をして 生きる望みをつなぎ合わせて その町が、場所が聖地になっているのは、聖地に作り上げたからなんだ。 何処にでもできる聖地 何処にでもない聖地 優しい気持ちになれる だれでも想い合えば聖地の仲間になれる 1人じゃない 捨てる物も、守る物も無い 能動的選択 人間はしたい時に自己肯定する 突然サラダが付いた それは毒です。 友よ 喜びを分かち合おう 夜明けは近い 闇の向こうには 輝く世界が有る。

2020年以降の夏
くによし組
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/21 (水) 19:00
価格2,500円
一言で表現すれば「SF風(???)ファンタジック寓話」か?
開幕して間もない頃の短い台詞で明かされる設定のブッ跳び方がいかにもくによし組だが、3編それぞれにもの哀しさが漂い、またその3編がクロニクル的にリンクして一つの世界を形成するのが巧みだし、それもまたくによし組らしい味わいと言えよう。

堕落ビト
劇団桟敷童子
サンモールスタジオ(東京都)
2019/08/23 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

肉体だもん・改
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
満足度★★★★★
脚本が庶民の目線に立っていて良かったです。
特殊慰安婦など歴史も抑えていました。
歌やダンスも良かったですし、役者も美男美女揃いで良かったです。

紙風☆スクレイパー
UDA☆MAP
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/26 (月) 19:00
選択肢が何個もある嬉しくもあり悲しい現実の中選んで観てきました。安定の面白さ。あの狭さであれだけの人数で殺陣、ダンス等も不安感なくどのキャラも立たせるしっかりとした台本(購入済み)衣装、武器などビジュアルも良かった。個人的にはこのクオリティーでこの価格なら高くは感じない。面会時間も参加したが、改めて各キャストを見ると「よく集めたなー」と思える面子、見たいキャスト目的で見に来てもらっても十分ペイするんじゃないかと思うしそれ以上のものを得て帰れると思う。そして久しぶりに「ポスター売ってくれ」と、思った

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ナイゲンを見たのは何度目だが何度見ても面白い!特に恋愛が加わると学生時代を思い出して懐かしい....
初めて演劇見る人にも楽しめるのでお勧めです。

YES I AM …
W.Strudel 2nd Season
近鉄アート館(大阪府)
2019/08/23 (金) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
130分あーだこーだと議論が続く。熱くなり横道にそれて、自分の意見を認めさせようと口角泡を飛ばす。役者さん達本気でエネルギー全開です。面白かったです。脚本も素晴らしいし演技も上手い。楽しい有意義な時間を過ごしました。

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
これで4年連続になるか。feblaboのナイゲン。今年もすんげぇ面白かった。もう自分の中では夏の風物詩,ナイゲン観ないと夏が終わらないという感じ。ストーリーはしっかり頭に入っているんだけど,役者さんの個性と熱量,毎年ナイゲンは興奮させられます。今年の議長,監査,そしてどさまわり,それだけじゃなく全員ですね,良かったです。今年,出来ればもう1回,観に行きたいなぁ。絶対おススメの舞台です。

ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~
東宝
シアタークリエ(東京都)
2019/08/14 (水) ~ 2019/08/27 (火)公演終了