最新の観てきた!クチコミ一覧

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絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

ワタナベエンターテインメント

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2019/08/20 (火) ~ 2019/09/13 (金)公演終了

満足度★★★★

青春のおごりと怯えをよく描いていた。あまり努力もせずにスラスラ傑作を書いてしまう人間より、なかなかうまくいかず、それでも諦めずに頑張って達成した人間が、強い幸福を味わえるのだという説はなるほどと思った。普段は才能ないことを嘆きがちだが、凡才には凡才の喜びがあると。
それを、仙人の雲で山頂に連れて行ってもらうより、自分の足で山頂を踏んだ方が意味があるという例えは面白かった。

加治将樹が良かった。

ネタバレBOX

また、最後に作家志望の主人公が、友人の評論家に語って聞かせる小説の筋、物語が良かった。この世の美を描くことを追い求めた娘。死んだ父の背後にみた極楽の景色が忘れられず、極楽を見たい、描きたいと、苦労して極楽に行く。ところが、極楽に飽きてしまい、苦痛に。蓮池の地獄に気づいて地獄に行きたいと考えて活気付き、美しくなるという凄まじい話。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」や「地獄変」を連想した。
むむちゃん

むむちゃん

U-33project

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/09/13 (金) 19:00

U‐33初見! 阿部百衣子さんが可愛いくて魅力有りますねえ!ストーリーも暗く重くなくクスって笑えて何か心にジーンと感じました(ジャムちゃんが良いですね!)

日の浦姫物語

日の浦姫物語

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/09/06 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

この戯曲の舞台を見るのは二度目。初めてみた大竹しのぶ主演の時は、とにかくクライマックス場面に圧倒された。今回は落ち着いて全体の構造や細部に発見が多々あった。「女の一生」のあのセリフが、一番のクライマックスの決め台詞に使われているのを聞いて、おもわず笑ってしまった。

演出と美術の工夫で、格子状の仕切り板が前後に二列か三列に配されて、その上下の配置で場面転換の変化をつけるのは、シンプルだが奥行きのある変化で良かった。

悪魔を汚せ

悪魔を汚せ

鵺的(ぬえてき)

サンモールスタジオ(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★

淀んだ、ゆがんだ血で呪われたような家族の、いじめと卑屈と悪意と反抗がぶつかり合う。名作「夜の訪問者」を思い起こした。ある裕福な一家の居間で、一家の隠微な秘密が明かされていくところは似ている。一方、場面転換があって一週間ほどの時間があることや、一人の介入者でなく、複数の人物が物語を牽引していくところは違う。

一番年下のサラの悪魔的性格が、最後までしたたかに生き続けるところに怖さがあった。長女の春乃役の歪んだ自己愛がすごい。会社の御子柴役も好演。そのほか、俳優は皆、それぞれの役の葛藤、目標と障害をよく捉えて演じていた。

スリーウインターズ

スリーウインターズ

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2019/09/03 (火) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

クロアチアのオーストリア−ハンガリー帝国時代の人間も含め、100年の歴史の移り変わりを、1945年戦後と1990年のユーゴスラビア分裂の始まりと、2011年のEU加盟の三つの日付の出来事で描く。日時は行ったり来たりする中で、大きな家族の運命が大団円を描く。その影に、皺よせを受けて弾かれた者の悔しさがあることも忘れさせない。出色の舞台であった。

なんといっても、登場人物の存在感が確固としてある。文学座の俳優の層の厚さと安定感が改めてみにしみた。次女役の増岡裕子が、最初は壁家族から浮いた脇役かと思っていると、最後に、彼女がこの家の大黒柱になっていたことが明らかになる。この大化けが良かった。
寺田路恵の没落貴婦人、倉野章子の老け役二人のベテラン女優が良かった。

上川路啓志が語る、敗軍の兵士の悲哀、愛馬との別れの場面も非常に印象深い。深くしみるいい声、いいセリフ術であった。石田圭祐も、いつものことながら、時代に取り残された不器用な男を怪演していた。

ギョエー! 旧校舎の77不思議

ギョエー! 旧校舎の77不思議

ヨーロッパ企画

ABCホール (大阪府)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

こんなコメディ見たことない。ラストまで怖面白いネタが満載で、暴走する幽霊がこれとまた面白い。
ラストは怖がらせて少し嫌な気持ちにさせるという一筋縄に終わらせない演出が見事でした。
久しぶりに他人に勧められる芝居でした。

ネタバレBOX

カーテンコールが終わってのひとネタは笑えました。
ウチの親父が最強

ウチの親父が最強

梅棒EXTRAシリーズ実行委員会

博品館劇場(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/14 (土) 12:30

90分間の身体表現、楽しませてもらいました。
素晴らしいエンターテイメントでした。

暴力先輩

暴力先輩

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/09/13 (金) 19:00

135分休憩なし。
軽快な「パプリカ」の曲と、女性の多い舞台だったが、その実のストーリーは非常に深い。人が生きる時に感じる、他者との違い・・・他人を助ける事とはどういうことなのだろう、とか、他人のために尽くすことが本当に他人のためになるのだろうか、とか、本当の平等とは何だろうか、といった、深いテーマを考えさせられた。ポップなテンポで深いテーマを差し込んでくるスタイルは、非常に秀逸。

きえるもの、のこるもの、こわれるもの

きえるもの、のこるもの、こわれるもの

演劇設計局コミュニケ

RAFT(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/13 (金) 15:00

95分休憩なし。
「廃校」を取材して舞台にした、五人の作家の短編集。「廃校」というテーマを、劇中あまり意識する事は無かったけれど、小品を楽しめた。特に、第2話「たまたまあはれ」(菊池 祐児)の妙に楽しそうに人生を描くさ様と、第4話、上演禁止シリーズ②「人生の楽園」(早川 貴久)のブラックな展開が印象に残った。

悪魔を汚せ

悪魔を汚せ

鵺的(ぬえてき)

サンモールスタジオ(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/09/12 (木) 14:00

115分休憩なし。
いろんな見方が出来る作品だと思うが、深く印象に残ったのは、三兄弟姉妹の生き方へのスタンス。場をひっかきまわしているのは、常に末っ子の佐季。でも、最後まで、どこか彼女を憎めない。むしろ、家族がどうしようもない血筋で、絶対的な「悪」であるならば、そこから逃げよう、逃れようとする行為は、実は自然なことではないか、とさえ思えてくる。そんな善悪の境界を考えさせられた。

贋作 春のめざめ

贋作 春のめざめ

もぴプロジェクト

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/30 (金) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/02 (月) 19:30

座席L列9番

ドグラ・マグラをベースにした「マークドイエロー」(2017年)ほど原典に近くはないが、事前にWikipediaで「春のめざめ」の「内容」の項を読んでおいたので「ここはアレか」と思うところがあり、観終えて再度Wikipediaに目を通して頷く点が増えた。
また、ある閉鎖集団に新たな人物が加わることで起こる変化、という点でデール・ワッサーマンの戯曲「カッコーの巣の上を」を連想。
ところでタイトルに冠した「贋作」は一般的な「がんさく」という読みでイイのかな?それとも野田リスペクトで「にせさく」?(笑)

半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

今は亡き家族とそれを取り巻く人間模様。とても優しい話でした。
こんな風に残った家族に贈り物をしたいと思いました。

暴力先輩

暴力先輩

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

過去作品、出演者等、一切予備知識なく、初観劇したため、
今作品のキーポイントの一つに関して、最初から最後まで
頭の中に?マークが浮かんでいた。
終演後に、ネットで調べて、ようやく腑に落ちた次第。

年代を問わず、いろんな人に見てもらいたいテーマ。
テーマ自体は、学校の教材にしたいほど。
ただ、子どもと一緒に観られるかと問われれば、NG。残念。

ドラマパートの内容はよくある話。
予定よりも30分長くする意味はあったのだろうか。
当初通り1時間40分でまとめられていたら、
もっと良かったと思う。

俳優さん達は、みんな役柄に適していて、
とても惹きつけられた。

わたしは…

わたしは…

ソラミミ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

初日を拝見。登場人物3人のほか、ステージ奥にキーボード、ギターの男女ユニットが生演奏で歌と劇伴。途中から、芝居と劇伴の一体感というよりは、演者の芝居が劇伴のタイムにより過ぎているように感じて、(回を重ねると変わっていくようにも思えたが)今日はそこに物足りなさが。

望むツキに想ひをヒメて

望むツキに想ひをヒメて

メグルキカク

テアトルBONBON(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ゲームの世界に入り、現実世界と仮想世界を行き来するストーリーでしたが、POPな印象で面白かったです。衣装も楽しめ、ボケと突っ込みのような台詞のやり取りも楽しかったです。そして、楽しさだけではなく、切なさも感じられる舞台でした。面白かったです。

スリーウインターズ

スリーウインターズ

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2019/09/03 (火) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

一家族を通して綴られるクロアチア現代史・・否、歴史と共に歩んだ家族の物語。アトリエ公演ハズレ無し記録は無理なく更新(観たのは4~5回だが)。蹄型に客席に囲まれた舞台の配置、動線、人物の形象いずれも理に適って、細部から芳香が立ち上る。遠い国の歴史と文化、エートスを俳優を通して感覚した。

ネタバレBOX

個人的に琴線に触る主題というのが、高邁な理想(夢、とも言うか)とその挫折。痛苦の体験から立ち上った理想や夢であれば尚のこと、それが無慈悲な現実に敗北していく物語は涙を堪えられない。換言すれば「理想」の存在が「現実」を照らし直し、そこに物語が生まれる(単なる苦痛、理想との対比のない痛いだけの現実は無味乾燥であり我々はこれに冒されている)。理想の敗北のモデルとして前世紀最大のそれはコミュニズムの理想とその瓦解だろうが、ユーゴの場合、これに(既に実現された)多民族の共存という理想があった。1990年、ニュースは連邦議会からスロヴェニアが退場し、それを受けてクロアチアも議会を去ったと淡々と伝える。「終わったわ」・・家族はユーゴ崩壊を認識する。
遠い欧州で起きたその後の悲劇を伝えるレポートは、ルワンダと並んで自分の胸を疼かせた事件の一つだったが、「理想」はあたかも上からの強制ででもあったかもように分断からジェノサイドへと雪崩れ込んだユーゴ。この歴史の当事者(舞台上の人々)は、2011年のある夜、翌日に結婚式を控えた妹を祝うため駆け付けた長女の発言をきっかけに、家族と民族の歴史、現実と理想を総括せんとするかの勢いで厳しく対立する。姉と妹の潜在的(思想的)対立が顕在化するのは「家」(家屋のこと)に対する考えの違いからだった。
1945年建国の年に、何も持たなかった「私たち家族」は「家」を得た。その背景には共同と互助の理想がある。この家には戦前までの家屋の所有者、貴族の末裔の娘が(父がナチ協力で連行されたため一人で)寄る辺なく潜んでいたが、「仕立て」の技術を見込まれ同居する事になった顛末も「戦後の我が家の出発」を彩る。だが今、「家」の1階と3階の住人は長年の住処を追われ、時々大きな音が響いて来る3階は今荷造りの最中であるらしい。実は次女の結婚相手は新時代の申し子的成功者で、住人は金を渡して追い出したという事が後で判る。
3階には長女のかつての恋人が、老母と住まっていた。家族皆が眠れぬ挙式前夜、まだ物音のする3階を長女は訪ねる。その時男は、兵役から帰還した後の自分の振る舞いを詫び、未だ好意を寄せてくれている事に一方ならず思う、と前置きした後、自分らは不本意ながらに出て行くのだ、残念ながらあなたは自分にとっては敵になってしまったと、憤りを堪えながら吐露する。皆が眠れない夜は緊迫の夜と化す。
舞台に登場しない婚約者は幾つかのいけない商売と無関係でない会社の主である事を、長女がネットで突き止める。そして「他の住人たちは、脅されて出て行く事になったの?」と妹に問い質す。またその男を妹の婚約者として認知した父母に対しても疑問を向ける。父母は、その男と自分らとの「考え方」の違いに初め愕然としたが、どうにかそれを乗り越え、折り合いをつけようとしているのだと複雑な思いを吐露する。ところが妹は「あの人は私のお願いをきいてくれただけ」と言い、今この国で「いけない」事に関わっていない商売なんてあるのか、と反問する。そして「彼」は節度を弁えていると擁護し、さらに言う。クロアチア人がどんな目で見られるか知っているだろう、ろくな仕事もない、女は売春婦、違う? ・・それでも長女は、「それ(家を独占すること)は間違っている」と苦悶の顔で言う。これしきで負けるかとばかり、次女は最後に言い放つ。「皆どうしたの。明日は絶対に暗い顔をしないで、笑って。クソみたいな私の人生の中で、たった一回きりの幸せなんだから」(以上台詞は逐語的でなく記憶から)
家族という閉じた物語の中で、人物が歴史的存在としても見えて来る、俳優の仕事は見事であった。
半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

私にとってとっても満足度の高い舞台でした。
家族のお話を丁寧に描かれており、心暖まる作品だったと思います。役者の皆さんも年月の経過を大変上手く演じられており、最後まで違和感無く観劇できました。本劇団は前作の朗読劇を拝見しましたが、丁寧に心に響くお芝居をつくられてる印象です。これからも応援しています

密会

密会

劇的集団まわりみち’39

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

こんな事件があったというすら知りませんでした。社会に認められない…😢しかし、社会とつながっていたい。気持ち分かります。

この星にさよならを

この星にさよならを

華凛

studio BLANZ(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

深刻な舞台のあとの役者のみなさんの挨拶。笑顔がよかったなあと。救われた感じ。

〇〇Pソファ第2回公演『喜劇 暗がりの代筆屋』

〇〇Pソファ第2回公演『喜劇 暗がりの代筆屋』

〇〇Pソファ

シアター風姿花伝(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

華4つ☆(追記後送)

ネタバレBOX

 デジタルが席巻したかに見える現在、人々の多くは溢れかえる情報にともすれば溺れ、何をどのように選択したら良いのかさえ最早曖昧になり、情報の海を唯漂うかのように日々をうっちゃってゆく。然し、こんな時代だからこそ、生の人間を感じさせる情報伝達手段が求められることもあろう。その一つの手法が手紙だ。かつて代筆屋は街角の路地の奥などでひっそり営業していた。文字の読み書きが不自由な人々が多い時代には無論生活に欠くことのできない職業だったのである。然しながら、時は移ろい文字の読み書きのできない人は、戦災孤児や無国籍者など小さい頃から大変な苦労を背負わされた方々を除き絶対数が減り、通常では商売として成り立たない。だからこそ、ニッチな職業として大事な手紙や、どうしても残しておきたい文章をキチンとした文章で残したいと望む人々も現れてくるということだろう。そのような人々の意を本人に代わって他人の心に届く文章に仕上げる仕事場で最も文才のある男・梶野と彼の惚れた女・初華の恋のもつれを中心に編まれた作品。
 ところで、今作には下敷にされている古典がいくつもある。それがどんな作品でどのような形で下敷にされているかを思い出してみるのも良かろう。

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