稽古初日と哲学対話
O企画
アレイホール(東京都)
2024/03/01 (金) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「異邦人の庭」
以前、初顔合わせ(だったかな)と言う舞台?を見たことがあって、これは本当にその日初めて台本を渡されてテーブルに座った状態で読んでいくと言うもの。今回は稽古初日ということで、台本は予め渡されていてそれを役者さんがどのくらい読み込んでいるか、あるいはいないのか分からないという状態です。
初顔合わせは、本当に初めて読む台本なので役者さんが漢字を読めなかったりすることもあるのですが、台本を渡され読んでいても思いちがい、思いこみで読めないこともあるようです。そこを稽古初日でも相方がアドリブ(というのかどうか分かりませんが)で、やんわりと訂正していたりしてさすがです。見ている方はそういう台本なのかと思っていましたので、後で聞いて驚きました。
お話は納得できないところもあったのですが、2人の役者さんが稽古初日でも役柄に入り込んでいて、見ている私も心動かされました。ぜひ完成形(舞台美術、照明、音響などが入ったものとして)を見せて欲しいです。
「屋上の男」
屋上にあるベンチに男が座っていると警備員の男がやって来る。先にいた男が驚いたのは「俺が見えるのか?」ということで、飛び降りる、止めろの攻防が始まって笑えるのですが、やがて1人の女がやって来て最初にいた男の正体がわかって来ます・・・。
こちらも面白かったです。
哲学対話
観客と出演者は演劇を鑑賞した後、円になって哲学的テーマについて議論するとのことで、難しいのかな、やだなと思っていたのでしたが、こども向けに書かれた説明にあるように構えて参加するものではありませんでした。
ディベートではないので、勝ち負けも結論もなく、ただただその時に思いついたこと、感じたことを話したい人が話すという感じでした。
「異邦人の庭」のあとは、舞台となったのが拘置所の面会室でアクリル板の壁があるということから「壁」がテーマのようになりました。
「屋上の男」のあとは主に自殺、そして生きること、死ぬこと。
みなさんの考えがいろいろ聞けて良かったです。私はほとんどの人が初対面ですし、今後会うことも無い(とも言い切れませんが)ので、気楽に話してしまいましたが、知っている人ばかりという状況だとまた違うかもしれないと思いました。
稽古初日、哲学対話、どちらも面白かったので、また機会があったら参加したいです。
あるいは沈む殻
創造Street
AI・HALL(兵庫県)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
BLUE初回観劇。
不慮の妊娠、彼は結婚しようと言ってくれるが、妊婦、結婚、出産、育児、幸せな筈が…
エレベータでは社長とクイズ、他人の幸せと自分の幸せ、
大人に成りきれない大人と、一番オヤジな赤ん坊!
インパクトある公演でした!
ps.上手のエレベータセットが高くて上手だと少し観にくく、且つお芝居は下手のマンションの一室の方がメインなので、少し下手の方が観易いかも…
あかり。
新開地アートひろば
新開地アートひろば(兵庫県)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初日観劇。
変わり行く街も、人も…
とても儚く、とても寂しく😢
でも前を向いて力強く💪
震災の影響もあるが、神戸も以前とは全然様変わりしている!
古き良き神戸に想いを馳せつつ、新しい神戸に期待☺️
とても複雑な感情になる公演。
とても面白かった😆
ぷちっとWOW!! 第2回公演 誠の証明
劇団 ユニットWOW!!
聖天通劇場(大阪府)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
オリジナルコクうまテイストチーム初回観劇。
いじめを苦に自殺を図った中学生の遺書に5人の教師の名が…
教師に落ち度?
いじめの真相は?
”ぷちっと”なのに、本格推理サスペンスの様な醍醐味😱
WSの方含め個性豊かな役者陣😆
台詞が…な場面も皆でフォロー👍
面白かった😍
君がいなくなって
ナハトオイリア
ウイングフィールド(大阪府)
2024/02/17 (土) ~ 2024/02/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽観劇。
人を笑わすのはムッチャ難しい筈なのに…
素直に漫才が面白い😆
それぞれが背負う家庭環境の描き方が、物語に自然に活きていて上手👍
そして三人三様のキャラがこれまた秀逸で、演技も味があって、メッチャ引き込まれた。面白っ!
メッチャ良かった。
スパイ・ライクアス
dysmic Entertainment
ABCホール (大阪府)
2024/02/16 (金) ~ 2024/02/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
team BISHOP千秋楽観劇。
国家の威信かけ、スパイの腕を競う、いわば裏社会のオリンピック!
豪華出演陣による怒涛のアクション🔫エンタメ⚔️、本当にABCホールが一席残らず満席🈵に凄いぞ!
スパイの奥の手が次から次に、出るは出るは、愉しい😃💕
team KNIGHTも拝見したかった。
プレゼント・ラフター
ポータブル・シアター
ABCホール (大阪府)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
関西小劇場らしからぬ、素敵なテイストの作品でした。
海外の、それも1940年代のコメディ。馬鹿笑いするのではなく、ちょっとしたセリフの一言にクスっと笑うようなお芝居。
それでも後半には、かなりドタバタするコメディ。
客観的に観たら、主人公は女性関係がどうしようもなくダメな人間なのに、なんか被害者のように見えてくる可笑しさがありました。
猛獣のくちづけ
くちびるの会
OFF OFFシアター(東京都)
2024/02/22 (木) ~ 2024/02/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/27 (火) 14:00
人間が突然ワニになってしまうという異常な事態の中、自分がワニにならないよう、また、知人と共にワニになった者を人間に戻そうと奔走する主人公……なハナシ。
事前に目にした感想の大半で語られていたように確かに「シュール」ではあるがむしろ寓話として「ワニになるとはどういうことか?」「人間であり続けるとはどういうことか?」を問い、「人としての在り方」というか「人生の愉しみ方」を示唆しているのではあるまいか?
なお、観ながら黒沢監督「回路」(2001年)を想起し、終演後に山本主宰に問うてみたらご存知ないそうで、やはり似た発想をするクリエイターはいるのだなぁ、と思ったりも。
舞台『尼崎ストロベリー2024』
舞台『尼崎ストロベリー』実行委員会
アルカイックホール(兵庫県)
2024/03/02 (土) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
萌役の春名真依さんの出演が切っ掛けで
昨年に引き続き観劇をしました。
兵庫県尼崎に実際にある
尼崎中央商店街を舞台にした
小説「尼崎ストロベリー」を題材に
小説には登場しない女子高生二人と
商店街のお店屋さんを追加した、
ほぼノンストップ2時間のお芝居です。
高校生の男子と病気の母親を中心にし、
高校生の幼なじみ男同士が
数ヶ月のお笑い漫才をしながら、
それぞれの彼女と過ごす
愛とお笑いの青春物語でした。
この作品は2025年はキャストを一新して
地元に根付いていく演劇として続けて行きたい
思いがある作品作りとなっているので、
興味をもたれた方は2025年以降の展開に
注目をして尼崎まで足を運んでもらいたい。
エアスイミング
カリンカ
小劇場 楽園(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/02/29 (木) 19:30
橘花梨さん、小口ふみかさんお二人の世界にぐっと引き込まれた。
現実と妄想。
希望と絶望。
胸が痛くなった110分でした。
素晴らしい舞台をありがとう。
WITHOUT YOU
S-SIZE ネルケプランニング キョードー東京
IMM THEATER(東京都)
2024/03/03 (日) ~ 2024/03/10 (日)公演終了
稽古初日と哲学対話
O企画
アレイホール(東京都)
2024/03/01 (金) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/03/03 (日) 19:00
『予約席』を観た。何回か観た面白い試みの上演と、興味深い試み。(5分押し)50分,60分。
「稽古初日」は、役者に台本だけ渡して事前の打ち合わせないままに上演するという試み。何回か観ているのだが、今回も役者の瞬発力に感心させられる。後半は、「哲学対話」で、役者も観客も円形になり、主宰が投げ掛けた題材に関して話し合う。今回は「謎」というテーマだった。手法は聞いたことがあって興味を持って参加したが、面白い。
エアスイミング
カリンカ
小劇場 楽園(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
これは難しい戯曲。初心者が気軽に楽しめるようなものではない。でもガッチリ客は入っていたし、皆結構真剣に観ていた。自分なんかが気楽に観るような代物じゃない作品。あやめ十八番の堀越涼氏演出ということでいろいろサービスしてくれるんだろうと勝手に思っていたが、そういう訳でもなかった。これシアター風姿花伝とかでやる奴じゃん。下北の日曜の昼間に精神病院に監禁された女二人の数十年の闘いをガッチリ観劇する層。凄い文化だ。
女優二人は完全に狂っていた。只々それを見詰めるのみ。『蜘蛛女のキス』とかこういった閉鎖的環境での狂気こそ、「これぞ演劇」なのだろう。ただ、もっとサービスしても良かったのでは。字幕の投影とかで時間の経過を示した方が今作の意図が伝わったと思う。(ただ説明を入れると作品の意味合いが変わってしまうのでそこも難しいところ)。
キチガイの妄想なのか?、キチガイ扱いされた常人の苦悩と発狂なのか?で物語の見え方は大きく変わってくる。今作ではキチガイが妄想で生き延びる話に見えてしまう人が多いかも知れない。
ドリス・デイがキーパーソンなのだが、彼女が生まれたのは1922年、小口ふみかさんが収監された年。ドリス・デイの人生と長い監禁生活を重ねているのだろう。1956年の『知りすぎていた男』の劇中歌、『ケ・セラ・セラ』が印象的に使われる。演出で興味深いのは流れる曲と台詞のタイミングが完璧にシンクロしていること。計算され尽くしている。
タイトルの『エアスイミング』の場面は素晴らしい。アンナ・カリーナ主演の『アンナ』を思わせるポップさ。60年代のフランス映画の雰囲気。シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)の気分。
ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち
サンライズプロデュース
サンシャイン劇場(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ヘンリー役の大内リオンさんがまるで少女漫画から抜け出して来たかのよう。その衣装と相まってとても素敵でした。そして岡さんの歌は素晴らしかったです。
実話に基づいているというこの物語。実話ではヘンリーの中に未知の紳士Hは存在したのかが気になります。
しかし「幻影戦争」でも感じましたが、どうしてちゃんと会話しないのでしょう?自分の思い、考えを伝えようとしないのでしょう?話せばわかるものでもありませんが、話さなかったらもっとわからないではないですか。まあ、分かりあっていたらハラハラドキドキのお話にはなりませんからね。お芝居は楽しんでも、こうはならないようにと言う教訓といたしましょう。
エアスイミング
カリンカ
小劇場 楽園(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
正直なところ、現実と虚構が入り混じった本作の内容をどれだけ理解できているかと問われれば甚だ心もとないのだが、小口ふみかさんと橘花梨さんの演技がとにもかくにも素晴らしく、お二人が登場した瞬間から引き込まれた。あとは1時間50分、眼の前で繰り広げられる圧倒的な台詞量とスピーディーな展開を全身に浴び、終演後もしばらくはお二人の表情や動作の残像と声の残響が続いていた。
柏原照観展
牡丹茶房
スタジオ空洞(東京都)
2024/02/21 (水) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
すげぇーおもしろかった!
時間あえばもう1回観たいくらい。笑える要素はほぼない。
フライヤーからじゃなんにもわかんなかったけど、話には引き込まれるし、役者もうまーい!
エアスイミング
カリンカ
小劇場 楽園(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
正直、難しくて話の理解が…けど、すごいのを観たのはわかる気が…
膨大なセリフ量と出ずっぱりでの表情・演技。特に相手を思いやる2人の関係性の変化をあらわす表現、すごかったな。舞台装置と照明や音響がぴったり。
稽古初日と哲学対話
O企画
アレイホール(東京都)
2024/03/01 (金) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最終日、観てきました。いや~良かったなぁ。初めの「稽古初日」ではぶっつけ本番の演技らしいのですが役者さんのポテンシャルが試される素晴らしい企画でした。次の「哲学対話」では観客と役者さん、団体の代表者が一つのテーマについて話し合うのですが、こんな経験は初めてでまた是非参加したいものです。0企画さん次も楽しみにしております。
エアスイミング
カリンカ
小劇場 楽園(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
難解。物語の背景設定は何となく理解したが2人が織りなす虚構、空想の会話の意味、ひいては戯曲が伝えたい事を受け取りきれなかった。
隔離された世界で精神崩壊を防ぐ術だったのか?
女優2人の狂気を纏った演技やカーテンを使った美術、演出は素晴らしいと感じた。
ネバーエンディング・コミックス
東京にこにこちゃん
駅前劇場(東京都)
2024/02/28 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
漫画を知らないと?な部分はありつつも全編通して笑いの渦。そんな中、ストーリーをしっかりと描き時に心に沁みるシーンを差し込むメリハリがとても良かった。
あの斬新な落語と「え?ここなの?」というあれ、言いたい。
面白かった。