最新の観てきた!クチコミ一覧

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新雪之丞変化

新雪之丞変化

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2020/03/19 (木) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/03/27 (金) 19:00

座席H列5番

 まずは、もったいない。ザ・スズナリの舞台間口が狭すぎる。やはり、東京芸術劇場シアターウエストの幅はどうしても欲しい。せっかくのレビューパートが、狭苦しくてかなわない。
全員が、舞台前面に並ぶと、袖にはみ出してしまい、せっかくのゴージャス感がどうしても色あせてしまう。
登場人物の独唱部分、特に障子にもたれての田上唯などは、むしろ舞台の狭さが、観客との距離を縮めて、その雪之丞への哀切がとてもよく伝わってくるという点で、とてもよいのだけれど。

傾向は違うものの、同じアングラの系譜を継ぐ女性舞台「月蝕」や「廻天百目」が、最近どうも貧相で粗雑な感じがするのに、こちらは芸達者、歌上手、ダンス自慢が揃い、見得・セリフの切れと緻密な感情描写が、まさに「女歌舞伎」を掲げるだけの艶やか舞台。そして、アングラ王道の弾けっぷり。
主演の寺田結美は、女性が女形を演じるという転倒に、なんの衒いも感じさせない圧倒の押出し振り。歌舞伎役者として屋号がないのがもったいないほどの、漂う色気と溢れる義侠心。そして、物語に貫かれている仇討の執念は、進行とともに雪之丞の身体に眩いばかりと燃え盛る。
対峙する小谷佳加演ずる奉行の怪物ぶり、枠を固めるもりちえ、佐野美幸の悪党ぶり、雪之丞の子供時代を演じ舞う河辺珠怜の可憐さ、もはや言うことなし。
舞台装置の細密、衣装の絢爛、照明の粋、役者一人ひとりの仕草のなんと折り目正しいこと。そして、観客に痺れを催させる太腿の跋扈がたまらない。
2時間超を感じさせない極上のエンターティメントでした。だから、舞台の狭さが、、、、、もったいない。

ジプシー 〜千の輪の切り株の上の物語〜

ジプシー 〜千の輪の切り株の上の物語〜

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2020/04/01 (水) ~ 2020/04/07 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/04/01 (水) 19:00

Team 葉。110分。休憩なし。

朗読劇『灯喬月塔』

朗読劇『灯喬月塔』

LUCKUP

新井薬師 SPECIAL COLORS(東京都)

2020/03/26 (木) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2020/03/27 (金) 15:00

 天使になりたい悪魔が主人公だが、天使たちと悪魔両方の対立の描き方が現代社会における移民問題を彷彿とさせ、また一見天使と悪魔が仲良く暮らしているが、その実態は悪魔に対する一部の人々による差別意識や偏見が渦巻いていて、それが現代日本における反韓、反中的な考え方とも見事にマッチしていて、リアルに感じた。
 主人公の悪魔に対する天使たちの複雑な思惑の絡み方と、主人公の悪魔が天使に対する憧れとが空回りして、それによるギャップネタなどもところどころあって面白かった。
 朗読劇なのに動き回ってセリフを言う上に、よく役者を見ると、手に持っている台本のようなものの中身が見える瞬間がたまにあったが、中には何も書かれていないように見えたので、これは新しい朗読劇だと実感した。

マクベスの悲劇【3/20(金)~4/3(金)に公演延期】

マクベスの悲劇【3/20(金)~4/3(金)に公演延期】

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2020/03/15 (日) ~ 2020/04/03 (金)公演終了

満足度★★★★★

このコロナ騒ぎ、この桜も泣く暗い天候の中、正直、悲劇を見ようという気持ちがすっかりなくなってしまいました。
こうした観客の心を一瞬で集中させたのは冒頭のタンスシーンでした。ここから自然にマクベスの悲劇に入っていきました。
舞台は実際の舞台より広く、役者たちは三つの出入り口から走り出し、高い舞台に飛び上がり、時には観客席まで
回ってくるような演出でとても良かったです。所々の静止シーンも素晴らしいです。中央にある高い舞台を軽やかに上がったり
下がったりする役者たちの雄姿に感動しました。さすが俳優座だなあ、「俳優」はみんないい男です。
内容は永遠のシェイクスピアなので触れないようにしておきます。皆さんの熱演に拍手を送ります。ありがとうございました。

ネタバレBOX

女優陣のヘアスタイルはもう少し工夫して古風にしたらよいかと思います。
二月大歌舞伎

二月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2020/02/02 (日) ~ 2020/02/26 (水)公演終了

満足度★★★★

「道明寺」鑑賞

う~ん木彫りの像が・・・って
ピグマリオン?!
なかなかにファンタジー要素と判官びいきのネタに
親と娘の涙の別れって・・・盛り過ぎな感ありますが
綺麗にまとまってて引き込まれました

Q学【3/28-29公演中止】

Q学【3/28-29公演中止】

田上パル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/03/19 (木) ~ 2020/03/31 (火)公演終了

満足度★★★★

2019年度最後の観劇。アゴラ劇場はそこそこの客入りだった。
一昨年のアトリエ春風舎でドタドタと跳ね回っていた初演に比べ、劇場も役者も変ってしっかりとした舞台であったが、初演の記憶を掘り起こしてみると、粗削り、生々しさ、声やアクションの大きさ(劇場キャパに比して)等の印象の合間に現代の蛹たちの生息地の痛々しさを(こちらが勝手に)読み取っていた気がする。
・・「死んだ魚の目」で学校生活を送る「自分を緩く居させてくれそうな」演劇を選んだ女生徒たち。時系列的にも物語的にもそこが起点である。そんな彼女らを鼓舞し鍛え上げる役割を担い、ある日を境に疎遠になった「軍曹」と呼ばれた女生徒の現在のシビアな状況にも、想像を巡らす余白があった気がする。
今回は、死んだ目を卒業して各々十代を謳歌するJKらの「現在」が完成されており、過去は経緯の説明にとどまる。ただ、何歩も先を行く半ば大人の「軍曹」の現在には畏敬というより不快感(たまに顔を合わせると愉しげな彼女らに冷や水を浴びせる)、もっと進んで無関心の域であった所、彼女の退学とその理由(スナックで酒を飲んでいた所を校長に見つかった)とその噂への反証を耳にし、語り手=主役の「皆が帰った後に彼女は遅れてやって来る」「入院中の母親を見舞った後で」との証言もあって、JKらはその持てる瞬発力でもって能動的な関与の姿勢を示す。
軍曹へのコミットとは具体的には、演劇の授業だから当然ではあるが、彼女をキャストに加えた劇を作る事である。
折しも先日、非常勤担任から「試験をやる。題材は走れメロスにしよう(たまたま話題に出た)。俺その話知らないから俺に教えて~」と言い残して去られ、成績と引き換えと言われれば腰を上げざるを得ず各人が異色の「走れメロス」研究発表を行ったばかり。そこへ公開授業(成果発表会)の話を非常勤が安請け合いで持ち込み、例の発表をまたやるというのでゲロっていたが、公開授業は時間がずれ込むので軍曹が間に合う公算大と踏み、じゃあ、と前のめりとなった彼女らの中で、自分らがやられっぱなしだった軍曹のスパルタへの「仕返し」というアイデアが悪戯心を刺激したらしく、我らが学内事情を様々ぶち込んだ全く新しいメロスを演じる。「観客を驚かせ、一泡吹かせてやろう」に加えて、遅れてやってくる一人を芝居に巻き込んで翻弄してやろうというのである。
さて発表の日、いつもの時間に軍曹は来ず、仕方なく劇は始まり、王様(=校長)の横暴で虐げられるセリヌンティウス(退学させられる軍曹)の物語を、途中からの流れを何度もリフレインしながら到着を待つ。と、ついに現れた彼女を皆は逃さず、取り囲んでスパルタの象徴であるハリセンでもって彼女への「仕返し」を行なうのであった・・。
「恩」に報いる形をとるが、どことなく、ギクシャクながらの友情の奥ゆかしい確認、だが所詮一方通行でしかない(彼女の実情は分からない)友情の押付け感もよぎりつつ、潮が引くように日常の時間に戻って行く。
演劇賛美の物語であり、演劇よかくあれかし、との願望が結実を見たという事で、演劇ファンには感動間違い無しの作品であるが、再演では「痛々しさ」と共に「演劇の効用」的なニュアンスもやや背景に引っ込んだかも。・・どっちが良いかは微妙な好みの範疇、JKたちが凛々しく眩しくあれば正解である。(だったらごちゃごちゃ言うなってか)

暁のバッキャロー!!

暁のバッキャロー!!

株式会社Ask

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2020/03/25 (水) ~ 2020/03/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

男臭くて良かったです。

ネタバレBOX

1年前に事故で死んだ新人鳶職人、死なせたことを悔やむ兄貴分、癌を隠して従事する中堅職人、リーダーシップがあって親しまれる親方の話題を中心にして、東京タワー完成前日と当日の工事現場を描いた話。

最上部のアンテナが宙を舞いました。
暁のバッキャロー!!

暁のバッキャロー!!

株式会社Ask

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2020/03/25 (水) ~ 2020/03/30 (月)公演終了

満足度★★★★

最後のアンテナ部分だけなので前半の様な勢いは無かったが、その分人間模様を描いていた♪

『謎の女———《まなみ》。​ × かのうとおっさん』

『謎の女———《まなみ》。​ × かのうとおっさん』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2020/03/17 (火) ~ 2020/03/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

よかった。カノウとおっさんサイコー。

ただ、吸って吐く

ただ、吸って吐く

ボラ☆ボラ

南河内万歳一座稽古場スペース(大阪府)

2020/03/19 (木) ~ 2020/03/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

良かった。楽しめました。この時期に開催してくれて、ありがとー。

カッコーの巣の上を

カッコーの巣の上を

芝居処 華ヨタ

アカルスタジオ(大阪府)

2020/03/19 (木) ~ 2020/03/21 (土)公演終了

満足度★★★

うーん。精神病院を上手く表現している様ですが、難しかった。同じ表現が繰り返されたのが・・・。

野良女

野良女

演劇ユニット 女生徒

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2020/03/20 (金) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

アラサーの女性の生きざまをとても上手く表現していました。実際こうなのか・・・・。次回も楽しみです。

同郷同年

同郷同年

光の領地

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2020/03/26 (木) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

僕も田舎出身なので、あるある話の様な感じでした。同郷同年は、ある意味良いかもしれませんが、うっとおしい面もあります。個人主義のこの世の中を考えさせられました。

演劇落語二人芝居「禁酒番屋」「帯久」  		DJ落語 〜加美幸伸×月亭遊方 二人噺〜

演劇落語二人芝居「禁酒番屋」「帯久」  DJ落語 〜加美幸伸×月亭遊方 二人噺〜

一般社団法人表現者工房

肥後橋セミナールーム(大阪府)

2020/03/27 (金) ~ 2020/03/30 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった。坂口さんのアドリブかどうか分からない演技。最高です。この時期に力をくれました。

シナハノソウ

シナハノソウ

劇団桜月会

イカロスの森(兵庫県)

2020/03/20 (金) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

反対からというのは、劇場に足を運ぶまで・・・。演技はうまかったが、内容は・・・。次回に期待します。

Concorde Effect

Concorde Effect

演劇集団stereotype

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2020/03/20 (金) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです。最後につながって、こうなんだなーと満足。次回も期待します。

ゴドーを待ちたかった

ゴドーを待ちたかった

ユニット美人

KAIKA(京都府)

2020/03/21 (土) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

満足度★★

分からない。笑いが起こっていたが、特定の人だけ。不満足。

さよなら、を言い忘れた

さよなら、を言い忘れた

Nakayubi.

gallery Main(京都府)

2020/03/27 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

うーん。独特です。京都らしさがみえました。

ふたりぼっちの世界革命

ふたりぼっちの世界革命

世界平和書店

green&garden(京都府)

2020/03/27 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

立ち上げにしては、上手かった。次回も期待。

野鴨

野鴨

ハツビロコウ

シアター711(東京都)

2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/03/28 (土) 13:00

座席3列

 ハツビロコウが「野鴨」を上演すると知った時、ついにやったな、という思いが沸き上がった。もちろん、ハツビロコウの役者、演出、志向性あるいは体質というものを鑑みた時に出た心情で、以前から「野鴨」を演るべきだと思っていたわけではない。ただ、とても上演自体がしっくりきたのだ。イプセンであっても「民衆の敵」でも「ヘッダ・ガブラー」「人形の家」、もちろん「幽霊」でもなく、イプセンを上演すべきだと思ったこともなく、それはただ「野鴨」だから。

舞台を盆栽に例えると、今回の舞台には細かい剪定、意図的な構図、宇宙観・自然観の投影というものがない。ただただ、ハツビロコウという盆の上で、幹の強さのみで作品を成立させている。それは、盆栽を盆栽でなくす、つまりは舞台を舞台ではなくす。しかし、そんな惧れをものともせず、ただ自生のみがハツビロコウの「野鴨」であるというような、強烈な自負が、この舞台には芬々と漂っている。

だから、この舞台はシンプルだ。登場する人物に何の癖もない。これは驚くべきことだ。イプセンの芝居を純化することはかなり難しいから。イプセン舞台に登場する人物は、シェイクスピア作品の登場人物のように、ニュートラルな存在ではない。役者が脚本を読み込み、場面の推移を演じる中で想起し、引き起こされる結末に向かい意図をもってしまう。
だから、ついイプセンの作品では、「無作為の悪意」「純粋なるが故の愚かさ」「諦念を装った怨嗟」「勇気に見せかけた蛮行」等々がしばしば演じられる。いや、そう演じるように仕組まれていると言ってもよい。

この舞台はどうか。グレーゲルスはけして、よく言われるような「正義病」ではない。ヤルマールもけして「平均的な人間」ではない。彼らそれぞれにレッテルを貼り、彼らの愚かさを論うことを、演出の松本光生氏は敢えて廃除しているように思える。「この作品が言いたいことは、そんなことじゃないんだよ」と。
グレーゲルスは、友人を思慕し敬愛する、純粋な理想主義者だ。ヤルマールは自己の才気と器量の矮小さに気付き怯えながら、自分を鼓舞する声と支える愛情を信じ、苦悶しながら生きる1市民だ。誰が彼らを非難したり、彼らの言動を蔑んだりできようか。
そう、イプセンは彼らを物知り顔で批評する観客自体を、横目であざ笑っているような気がしてならない。それも意地悪気に。

舞台ラスト、演出家自らが演じるヴェルレが、彼を慰めようとする使用人を遠ざける。音も声もない世界に浸りながら、ただそこで起きた事実を慈しむように(悲しむようにではない)ヴェルレは暗転の中にフェードアウトしていく
ただ、そこで起きた不可避でありながら、あまりにも儚い死への哀悼を包み込みながら。

何とも何とも力強い舞台だったと思う。

葵乃まみ氏のヘドヴィクが好演。この役が「野鴨」の焦点、彼女の心情にどれだけ観客が踏み込めるかが、舞台の成否に関わるから。
そして、グレーゲルス役の石塚義高氏が、驚愕のピュアさをもってエクダル家を蹂躪する。
こんなグレーゲルス見たことない。

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