
モンティ・パイソンのSPAMALOT
エイベックス・エンタテインメント
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2021/01/18 (月) ~ 2021/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/01/27 (水) 17:00
ふざけたミュージカルかと思ったら、音楽もよく歌唱力も素晴らしかった。映画のスクリーン・テレビドラマで観る俳優を一気に舞台で観るのはなかなかない。

ミュージカル『刀剣乱舞』 五周年記念 壽 乱舞音曲祭
ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
東京ガーデンシアター(東京都)
2021/01/09 (土) ~ 2021/01/23 (土)公演終了
満足度★★★★★
1/23の千秋楽をライビュで観ました。ナマの臨場感は判りますが、前の人の頭で見えなかったり遠かったり、ライブ会場はデメリットもあると思っています。ライブビューイングではゆっくり座って大きな画面で表情のアップまで見れたりする。体力の無い私にはメリットが大きいです。今回は主に千子村正が目的でしたがいろんな角度から観れて大満足でした。歌もダンスも輝いてプロを強く感じました。きっと次の舞台のオファーがたくさん来たんじゃないかなと思っています。

シェアの法則
劇団青年座
ザ・ポケット(東京都)
2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇はシェアするもの。演劇讃歌。日隠bionの岩瀬晶子さん書き下ろしの本作は、covid-19下における演劇界の苦境に対し、演劇人へ、そしておそらくは自分自身へもエールを送っている作品だろう。日隠bionはずいぶん前から拝見しており、人間愛に溢れる作品を楽しんできた。青年座が依頼したのも頷ける。キーパーソンが最後まで登場しない作りが魅力的で、その人物に対する思いを語らせながら、登場人物の人柄が見え、そして変化していく様を味わった。後半の展開は観客を惹きつけた。
最も良かったのは「カズオ……おやすみ。」
言いたいことを言わない、言わせたいことを言わせない、書きたいことを書かない……そこに一番伝えたいことが滲むような気がする。
そう考えると、終盤には、やや説教じみていると感じる観客もいたのではなかろうか。前半の台詞も隙間が多いと思えたし、説明的にも感じたので、再演の際には改善されるといい気がする。
キュートな尾身美詞さんは、その持ち味を遺憾なく発揮し、隠と陽を誰もが抱えていることを提示した。
地方と首都、他国と日本の関係の在り方が、隣人との関係として感じ得る作品。

舞台「遙かなる時空の中で3 十六夜記」
オデッセー
サンシャイン劇場(東京都)
2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★
東京千秋楽を配信で観ました。前半音声が聴こえ難かったです。
ファンタジーもので最近強く思うのですが、自分にとって大切なものを守る闘いの正当性ってどこにあるのかなと。鬼滅の刃の良かった所は禍々しいものに対する理解と共感。いつまでも悪を倒して自分達は正義の勝利、では人間は進歩しないなと思います。今も世界中で続いている争いの殆どはみんな自分達こそ正義と思っています。そして憎しみの連鎖と共に次世代へ受け継がれて行きます。物語からは敵は絶対悪に見えますが、どの歴史でも敵は絶対悪として語られてきました。そろそろそこから脱却した物語を普通に語れるようになりたいです。いつまでも敵を倒す高揚感とその大義の意味付けに浸るだけでは子供のままのような気がします。

お伽草子
アートプロジェクト集団「鞦韆舘」
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2021/01/16 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
寒かった 外より寒い感じがした。
A:草本・しまうまの毛
卒業後に外から寮を見る 皆がぶら下がっている様なポーズは、寮に確かにいた皆の姿。高校の頃を思い出した。
B:不安のランチ
動くと紐を巻き付ける 動いて紐を絡めていく、紐でからむように繋がっていく 少年に包帯を巻く さだめを越える事は出来ない、人を傷つけないと生きていけない悲しさ。
F:マリリンの月
引きこもりの少女 部屋を出る キッチンへ 行く大冒険 おばあちゃんの記憶 妹はこの家に居ない 父は母と別れて出て行った 母が帰ってきた 今は母と二人 母は喜ぶ いろんな思いが駆け巡る娘 全身から湧き出る様に踊る、もがく、暴れる。引きこもっている心の表現、演技がとても良かった。

メグリアワセ
演劇集団ステージパラノーマル
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2021/01/29 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

足掻き(あしかき)
演劇創造ユニット[フキョウワ]
ウイングフィールド(大阪府)
2021/01/30 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

シーサイドタウン
ロームシアター京都
ロームシアター京都ノースホール(京都府)
2021/01/27 (水) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★
僕も田舎育ちなんで共感するところはあったが、だから?舞台も何もなく、演技も単調で、費用対効果は…😓ホール賃料高いのは分かるが、コロナにかかるリスクを考えると…😣

さいごのきゅうか
キノG-7
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2021/01/28 (木) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★
うーん😔難しい。リゾバが、何故最後の休暇で、その後みんなはどうするのか…言いたいことがよく分からなかった。舞台も内容とは違和感あり、改めて京都の演劇の深さを感じた。

韓国現代戯曲ドラマリーディングX
日韓演劇交流センター
座・高円寺1(東京都)
2021/01/27 (水) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

モンテンルパ
トム・プロジェクト
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2021/01/23 (土) ~ 2021/01/30 (土)公演終了

シェアの法則
劇団青年座
ザ・ポケット(東京都)
2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

シェアの法則
劇団青年座
ザ・ポケット(東京都)
2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
文句なしに素晴らしい舞台だった。今年の(始まったばかりだが)最大の収穫。シェアハウスの日常のあるあるから始めて(例えば、若い女性が部屋に男を連れ込む)、意外な展開(男が実は息子!!だった)で、背後の個人的社会的問題を示していく。サラ金・闇金、外国人技能実習制度、東日本大震災のトラウマ、家と個人。戯曲の展開と伏線の回収が見事。中年引きこもりの小池一男(若林久弥)の事情も意外で、楽しめた。しかも演劇(小説)が人間の背中を押し、力になるという演劇論、芸術論も大事な内容になっている。
役者陣も自然体で熱演。おっかない大家の夫の噂話を聞きながら、怖いといえば青年座ならあの人だよな、と思っていると、その通りの山本達二が出てきた。予想通りと笑ってしまった。山本龍二の父と子(嶋田翔平=頼り無さそうな感じがそのまま)の最後の和解は、期待通りなのに、その期待の実現に、ホント涙が抑えられなかった。涙腺の刺激の仕方をよくわかっている。(この和解に、小池一男の存在が深い意味を持つ)

正義の人びと
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
「正義」を実現するための「暴力・殺人」は許されるのか。革命組織内の「恋愛」は、組織を離れても続くのか。革命を支えるのは愛か憎しみか。こうした問題を正面から激しく論じ合い、ぶつかり合う。思想劇であり、絵に描いたような葛藤のドラマである。「大公」は殺せても、その甥・姪の子供は殺せないというのは、ドストエフスキーを思い出した。状況は全く違うが、文豪も子供の命が踏みにじられることに耐えられないさまを「カラマーゾフ」に描いた。「子ども」は無垢、イノセンスの化身であり、特別な意味を持たせうる。
テロ実行犯のヤネクを演じた斎藤隆介が知性と感情を兼ね備えた、抑えがたい悩みと葛藤が非常にリアルで、素晴らしかった。その存在感によって、観念的な議論に血が通った。
でも「子どもを殺すより、失敗を選ぶ」と、一人の冷徹な年長者の革命家以外はみんな一致するところは優等生的、穏健的である。革命組織内で、テロのために皆が集中すればするほど、そうしたヒューマニズムは置き去られてしまうのが現実である。それは歴史とイスラム過激派等の現状が示している。カミュはアルジェリア戦争で「一般人へのテロの停止」を提唱したが、全く容れられず孤立したそうだ。
後半(4幕)の独房での大公妃との対話は、キリスト教をテロ行為に対置してやりあったようだが、よくわからなかった。この芝居の中心は正義と子供の命を天秤にかける2幕と、革命と恋がぶつかる3幕にあるだろう。
休憩15分込み2時間半

『f f f -フォルティッシッシモ-』 ~歓喜に歌え!~ / 『シルクロード~盗賊と宝石~』
宝塚歌劇団
宝塚大劇場(兵庫県)
2021/01/01 (金) ~ 2021/02/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
雪組トップ退団公演、行ってまいりました。トップのお二人の歌はずば抜けてがすばらしいです。前半のお芝居もよかったのですが、後半のレビューが魅力的でした。レビューはおまけのように思っていたのが、最近、宝塚好き、レビュー好きが理解できるようになってきました。

ロボット・イン・ザ・ガーデン
劇団四季
自由劇場(東京都)
2020/10/03 (土) ~ 2021/03/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
賑やかでエネルギッシュなダンスシーンと、しんみり聴かせるバラードと、メリハリの効いた楽しくてジンと来る舞台だった。ダメ男のベンがロボットのタングと次第に心通わせていく「バディもの」であり、かつベンとエイミーの若い夫婦が、離婚の危機から愛を取り戻すまでの恋の物語でもある。さらに、ロボット科学は人間を幸福にするのか、人間を貶めるのかという科学倫理の問題も背景にあり、意外と重層的な深みのある舞台だった。
ロボットのタングがかわいい。ふたりの俳優が後ろに付いて操り、セリフを言い、歌うわけだが、俳優と一体になりつつ、タングとしての仕草(眉毛、まぶたもうごく)がよく、存在感が素晴らしかった。犬のロボットも、チョイ役ながら、やはり人間がつきっきりで動かしているのに、動きが犬らしくて、これも良かった。「ライオンキング」「キャッツ」など人間以外の登場生物で舞台作りを成功させてきた劇団四季ならではだろうか。
美術、衣装、照明、ダンスも非常に洗練されていて、視覚的にも楽しめる。カリフォルニアの場末のホテルのセクシーなパーティーシーンなど、ウエストサイドストーリーのようにスタイリッシュ。マッドサイエンティストの島での最新式アンドロイドの女性たちが銀色の近未来的スーツとヘルメットで整列したシーンはSF的で「クーッ! かっこいい!」とうなった。

足掻き(あしかき)
演劇創造ユニット[フキョウワ]
ウイングフィールド(大阪府)
2021/01/30 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです☆男と女どっちが本物の小説家?どちらが現実でどっちが小説の世界?母親はどっちの親?答えは明確に提示されるけど僕は「どっちの世界も現実に見える」お芝居でそこが魅力の作品と感じました☆それだけ全ての場面がリアルに語りかけてくる物凄い世界でした!

ザ・空気 ver. 3
ニ兎社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/01/08 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
「ザ・空気」第一弾の風景が戻った。放送局内のある会議室、ロビー等に使い回される空間はアルミと白いボードの清潔感ある建築部材で簡素に設えられ、絵のキャンバスのように舞台上の芝居をクリアに縁どって見せる。その中で実力ある役者がドラマ世界を立ち上げる。
喜劇の語りで進む芝居。報道現場の通念を一応尊重しつつ軽くいなしつつの日常を象っていくタッチが喜劇調なだけに飲み込みやすく、言うまでもない永井氏の喜劇の作劇の巧さで事態の推移がはっきり見える。そして事態は討論番組出演者の発熱によるコロナ疑惑をもとに「降板かリモート参加か」の条件争い、そこからさらに進んで放送コードへの接近と目が離せない。面白いことこの上ないが、それ以上に「よう言うてくれたわい」と心で手を合わせる台詞。
思えば彼らは皆自分を代弁する者。英雄気取りをしたがり、保身に走りたがり、能天気にふるまって失敗し後始末も愚か、無能の自分に嫌気がさし、出世のチャンスには心踊るが心暗くもなり、魂を売った記憶は埋もれて「蓋をする」技だけは上達するが「本当」らしく生きてるつもりの日常は根から蝕まれている・・。
だが人は敗北するが終わりではないと、第一作でも(別の言葉で)語られたメッセージが残った。人間的に考え抜かなければ書けない戯曲である。

眠れない夜なんてない
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2021/01/15 (金) ~ 2021/02/01 (月)公演終了
満足度★★★★
たまたま時を昭和天皇崩御後に設定し直して改稿中、コロナとなり「自粛」というキーワードが重なったとの事。だが当初の設定のまま「これはあの頃書かれた戯曲」として上演するのも有りだった気がする。時代設定変更が徹底できてないのか、どことは指定できないがどこか部分的にそぐわなさがあった。(そのため時代設定そのものの意味があまり感じられない。)
1989年が日本での(まあ海外でもだが)エポックメイキングな年だったとしても、風景がピタッと来ないのは作家の「この時代を描きたい」という欲求・執念が足らないのでは、と思ったり。
本国を離れたマレーシアの日本人向け別荘では、天皇云々の話題がどの程度「身につまされる」ものだろうか。「本土事情などどこ吹く風」が標準である方が、戦後日本人的であるし、「どこ吹く風」であるならもっとそちらに振り切って帰属国への無責任ぶりを暴走させた方が日本人(論)的ではなかろうか・・と思う所も。。
先進国と発展途上国という当時の国同士の関係が「ソウル市民」に重なるようにも思うが、平田氏がありきたりを嫌うのか、成金根性を具現したような人物はいなかった。
だが代わりにナイーブでむしろ今の日本人の(慎ましさというより卑下した)物腰に傾いている感があったのは「今の日本人」が演じているからか、それとも私が今の気分を投影したものか。
そんな具合で、平田氏の宣言通り「伝えたいもの」は何も感じなかったが、「表現したいもの」は理解でき(人物の人物らしさ、滑稽さ、引いては人間の滑稽さ)、楽しめた。
アフタートークでは平田氏が質問に答えて「歌を入れるのは(それが無いと)終われないから」「そろそろかな、という感じで入れる」という身もふたもない回答。
へえ・・・「終われない」と感じる感覚はあるんだ、と言質を取った気分。
「劇的」なんぞ要らぬとうそぶく平田氏もまんざら冷酷な心の持ち主でもなく、実は最後くらいは幾許かでも「劇的」にしたいと願う好々爺であったのだなあ(はっきり皮肉を言ってるがまあご愛敬)。
いや、「歌で劇的を演出したい訳ではなく、台詞を止める機能を活用しているだけ」と天界にあると言う演劇法廷できっと平田氏は弁解してみせるだろうがもう逃さんぞ(まあご愛敬)。

舞台「パタリロ!」~霧のロンドンエアポート~
舞台「パタリロ!」製作委員会
天王洲 銀河劇場(東京都)
2021/01/21 (木) ~ 2021/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2021/01/28 (木) 13:00
今回も傑作。中盤でイケメン軍団に換気を手伝わせるなど、サービス精神が旺盛。年1作のペースで上演を続けてもらいたい。