満足度★★★
東京千秋楽を配信で観ました。前半音声が聴こえ難かったです。
ファンタジーもので最近強く思うのですが、自分にとって大切なものを守る闘いの正当性ってどこにあるのかなと。鬼滅の刃の良かった所は禍々しいものに対する理解と共感。いつまでも悪を倒して自分達は正義の勝利、では人間は進歩しないなと思います。今も世界中で続いている争いの殆どはみんな自分達こそ正義と思っています。そして憎しみの連鎖と共に次世代へ受け継がれて行きます。物語からは敵は絶対悪に見えますが、どの歴史でも敵は絶対悪として語られてきました。そろそろそこから脱却した物語を普通に語れるようになりたいです。いつまでも敵を倒す高揚感とその大義の意味付けに浸るだけでは子供のままのような気がします。