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魔族会議

魔族会議

たすいち

インディペンデントシアターOji(東京都)

2026/04/22 (水) ~ 2026/05/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/04/25 (土) 18:30

価格4,500円

長い

リバースデイ騎士

リバースデイ騎士

無頼組合

オメガ東京(東京都)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ハードボイルドを超えるハートボイルドでした。

ネタバレBOX

ストーリーがしっかりしていて、登場人物の個性がよく醸し出されており、そして笑いがある、とても中身の濃い時間でした。疾走する、ツイストのシーンが巧みです。シンプルな舞台なのに、奥行きと厚みを感じる、舞台が幾通りにも見えました、最後の展開もいいですね。
黒いチューリップ

黒いチューリップ

新宿梁山泊

新宿 花園神社境内 特設紫テント(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/25 (土) 19:00

座席1階

唐十郎と蜷川幸雄。1983年に初演された伝説の舞台が新宿・花園神社のテント舞台で蘇った。この二人のアングラ劇を次世代にと語る新宿梁山泊の金守珍が「今、やるんだ」と作り上げた舞台には、まさに次世代と言える世代と初演を見たであろう高齢者が混じって食い入るように見つめていた。
 
主役のケイコは初演時は李礼仙、今作は水島カンナだ。自分は、晩年の李礼仙しか見たことはないが、水島カンナとはまったく雰囲気の違う俳優だから、今作はきっと初演とはかなり趣きが違うのだろう。しかし、金守珍はおそらく、唐十郎と蜷川幸雄のトリビュートを強く意識して作り上げたと思われる。いつもの新宿梁山泊の舞台とは流れる空気が違っていた。

今作は舞台美術がとても良い。一幕と二幕の間には10分の休憩があるが、この短時間でのセットの転換には度肝を抜かれる。テント演劇お約束の終幕の演出だが、今作はかなりさわやかなイメージ。主役の水島カンナがお姫様のようだった。

昭和のパチンコ屋を復活させた舞台に、当時の記憶が蘇った。釘師、ゴト屋…。現代のパチンコ店では見られない、怪しさと猥雑さが溢れる風景も唐作品と共に次世代につないでほしい。

アングラ文化の継承を前面に出した今作。その成果はどうだったかとても興味がある。

パズル2026

パズル2026

A.R.P

ウッディシアター中目黒(東京都)

2026/04/22 (水) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高!ARP最強!これまでたくさんARPの作品を観てきましたが今回のものが個人的に一番好きかも。ほんと観て損のない作品です。知人に宣伝しまくりますね。ARPといえば劇場に入ると過去の作品のトレーラーがスクリーンに流れていますが、もうあの映像を見る段階からワクワクがとまりません。今回もそのワクワクに見事に応えてくれてました。今回の作品、ほんと最高でした(ほんと感動したので2度書きました^^)。個人的に映画『トリコロール』に匹敵します^^ 毎回よくもこれだけハイレベルのものを出してこれるなーと。

リバースデイ騎士

リバースデイ騎士

無頼組合

オメガ東京(東京都)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いやー、よかったです。めっちゃ楽しめました。主役の人、原田芳雄に似ていますね。てか、原田芳雄に寄せてますね^^ 最高の演技でした。ボリューミーな工藤静香な役の人、これまた最高の演技でした。あと、執事役の人、めっちゃイケボですね。執事の人が出演する朗読会に出てみたいと思いました。さて、ストーリーですが、ほんと完璧です。伏線がすべて回収されてましたね。なによりわかりやすくときおりあるよしもと新喜劇的な笑いもツボでした。最高の時間をありがとうございました。

リバースデイ騎士

リバースデイ騎士

無頼組合

オメガ東京(東京都)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

登場人物1人1人のキャラクターが際立っていました!
舞台の使い方も工夫されていて、皆さんわからなくなってしまわないのかな?と素人は途中から心配になりました笑
最初から最後まで飽きることなく観劇させていただきました!

ネタバレBOX

始末屋の金髪のかたの猟奇的な感じも良かったです。
謎の死をとげたのですね、今度は始末された?!!
皆さん登場して最後のご挨拶の時に、目が合ったような感じがしたのですが、恐かったです笑(ほめています!)
碧く哭く

碧く哭く

‐ヨドミ‐

TACCS1179(東京都)

2026/04/22 (水) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

台本自体や演出の部分でちょっと雑な感じも受け、全体として役者さんの技量頼みな感じが強かったが好みの問題もあるしそもそも必要な役者さんを揃えるのも芝居のうち。2時間という時間は終盤にかけてはあっという間でしたが。前半の日常パートの積み重ねはパートは正直気が遠くなる瞬間はあった。ただこの日常パートの積み重ねは弓を引き絞るような感じで放った瞬間(終盤物語が動いた瞬間)に生きてくるものだと思うので大事なの時間だとは思う。もう少しなんとかならないものだったのかなとは思う。
外国人の表現が醜すぎてほぼコントでしたが実際あのレベルで酷かった(現在進行形?)とは思うのでまあそんなものかと思ったり。とりあえず松木さんの幸薄が過ぎてありがとうございます。

ネタバレBOX

アメリカ行きの船で主人公は死んでヒロインが生き残る「タイタニック感」神の視点で見れば希望はあるんだけども個人的には好きではないかな。最後「お前も死んでんのかい!」ってなった人多いと思う。(台本で確認してもしっかり死んでた)
ちょっとモヤっとしたのは国籍は関係なく青い瞳に恋をしたというくだり。国籍なんて関係ないはわかったけど青い瞳だったから恋したのか(人種なのか?)とちょっともやった。
終わってロビーに出ると物販の用意がまだされていなかった。忙しいのはわかる。ただ会場のサイズから見るとそれなりにスタッフはいたように見えた。物販を軽視しているのだろうか。それとも何度も観にくるお客様がメインだったりするのだろうか。
「なんか不愉快な台本だなー」とは思わなかったのでみたい役者さんが出れば見ることは検討する団体とは思う
junksharp Stage16 「溶解する束-fragmentation-」

junksharp Stage16 「溶解する束-fragmentation-」

junksharp

こった創作空間(東京都)

2026/04/24 (金) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/25 (土)

朗読劇だったが美術、照明、音響が良かった。
旧サニーサイドシアターに即した芝居
お馴染みの天井を伝う水音も何か合ってた

ネタバレBOX

朗読劇で定点の演技が多かったが熟練の演出を感じられる転換や照明ワークスだった。
脚本は抽象的だがとってもムーディ。
終盤のMが流れてからの不思議な高揚感と爽快感。
軋み

軋み

Nana Produce

テアトルBONBON(東京都)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/25 (土) 19:00

どんな話の展開になるのかハラハラしながら観劇しました。
シリアスな面もありつつ、笑いどころも多く楽しめました。

チェーホフ in やしゃご 短編集

チェーホフ in やしゃご 短編集

やしゃご

アトリエ春風舎(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/04/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てきました。

役者が違うと描き方も違う。凄い面白いです。

チェーホフというと大昔の戯曲家で、古いと思われがちですが、全く違います。

最近ラミン・ヤマルとチェーホフは非常によく似ていると思うようになりました。

現代サッカーが極めてシステマチックになり、高速トランジションの応酬になることで心理学をピッチにマッピングしたような形になり、アートよりはむしろ戯曲に近づいていると感じるからです。

現代の高度なサッカーは戯曲という骨格から浮き上がった心理部分を抜き出したものを、視覚的にピッチ上にマッピングした様相を呈しています。

チェーホフは市井の市民のちょっとしたアクシデントから生み出される微妙な認知の歪みから、人間の温かさが滲む様子を描写しました。

ラミン・ヤマルは機械化したシステム(4-4-2などのシステム)のなかを、高速で多数の選択肢を示しながら移動(要は色んな選手へのパスやシュートの可能性を示唆しながらドリブルで高速移動したりする)し、チームのシステムの磁場を歪ませる(気づくと画面の端になぜかノーマークの選手が高頻度で出現する…要はディフェンスする相手チーム全員が高速で相手側の意図を取捨選択しなければいけないため、認知のズレが起きて見落としが出るということ)という意味で、チェーホフの戯曲を視覚化したような選手で極めて稀です。なお、現代サッカーでこのタイプの選手はほとんどいません。

今まではハロルド・ピンターや三谷幸喜みたいなメッシタイプ(職人芸で最短距離をきり裂くタイプ)が全盛でしたが、現代で実際のところ待望されているのはチェーホフタイプのように思います。フランスなどの戯曲では高速トランジションを応酬しながら物語が歪んでいくみたいな戯曲は試行錯誤されている感じはあります。

極めて分析的な言語体系のフランスらしいとも言えます。でも、日本の観客がそうしたものを求めているのかは自分には確信持てませんが…。自分の感覚では現代のSNS的なスピード感に乗せて高速トランジションを繰り返しながら、登場人物それぞれの認知のズレが物語全体を歪ませるタイプの物語は消費され、数十年後に残るのはチェーホフだけなんじゃないかとさえ思います。

それほどまでに、彼の物語に登場する人たちはみな愛らしく痛ましく、切実なため、消費しにくいからとも言えます。というのも当たり前で、チェーホフの時代はゴッホの時代で、その時代の感性が受け取った光や水を、今でも多くの人が浴びるために美術館に並びます。かく言う僕もその一人ですが。そうした輝かしい苦悩の時代に立ち尽くす人たちが戯曲のなかにいるわけですから、現代芸術を愛する自分もまた愛さずには居られないわけです。それが物乞いできずに若くして死んだ情けない男であったとしても。

これらは僕のチェーホフに対する最大の賛辞です。

日本でチェーホフに憧れた人はいましたが、岸田國士は直線的すぎますし、ケラは憧れつつも不穏さに逃げた感じはあります。そういう意味では世界的にも無二です。

こうした素晴らしい芸術家を生んだ国がまだ戦争しているのは哀しむべきことですが。

やしゃごが面白いな、と思うのは、なんというかストロークス的というのか、ストロークスは言うまでもないと言っていいかはわかりませんが、『ベルベットアンダーグラウンドらを都市型に洗練させ抽出した』バンドです。そういう意味ではやしゃごはチェーホフをストロークス的に都市的に抽出したとも言える気がします。

舞台についてはあとでもう少し具体的に書きます。

ネタバレBOX

ストロークスと言うと、なんで急に音楽?みたくなりそうですが、別に狂ってないんです(苦笑

ストロークスを見るとわかるんですが、彼らは単にカッコよくてコーチェラやサマソニに出るんじゃないんです。

彼らはベルベットアンダーグラウンドのミニマルさや都市の乾きを、ガレージやパンクの文脈を通して再配置したから、みんなから讃えられたんです。『これだよ』と。才能を目新しさよりは過去のものへの再評価に振り向けたというのか。

これは才能の浪費ではなく愛です。

自分が言いたいのは『骨組を再びリスペクトしながら使うのは、盗作ではなく、愛』だと。

身体に染み込んだ愛すべきものが漏れ出しまくることを盗作癖とは呼びません。

アメリカ的な価値観からすると地球上にかつて存在しなかったものをうみだしたら最高で、それ以外は凡庸だと。それを否定はしませんが、愛ゆえに過去の最高すぎるものをマッシュアップして控えめに再配置することを悪とは言えないはずです。

自分がこのことをあえて言うのは、ストロークスが過去の遺産のマッシュアップの成功の最高峰のように見えるからです。

チェーホフをマッシュアップして身体に染み込ませた役者には自信になるはずです。 

例えば牡蠣ですよね。

凄くストロークス的です。
イメージで言うと、

「牡蠣」 = 薄暗い路地で一瞬だけ光る場面

ストロークス = 夜の街で断続的に点滅するネオン

どちらも長々と照らさない。でも一瞬で全体の空気を感じさせる。

短編集 しあわせ

短編集 しあわせ

アクト計画(株式会社バランス企画)

アトリエ三軒茶屋(東京都)

2026/01/28 (水) ~ 2026/01/29 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/01/29 (木) 16:00

たすいちの目崎主宰作・演出による二人芝居3編、一人芝居1編のオムニバス。それぞれタイプは違うが「目崎味」満載、中でも4編目は「幸せとは何か?」を問う哲学のようでもあり印象深い。

ひとんちで騒ぐな

ひとんちで騒ぐな

自由劇場

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2026/04/22 (水) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった☆ジゲキの公演見ていつも思うのは上演作品を選定するセンスの良さね♪そのセンスの良さがお芝居にも表れてると思います☆

ビショップマーダーケース

ビショップマーダーケース

ニッポン放送/カンフェティ/全栄企画株式会社

博品館劇場(東京都)

2026/04/22 (水) ~ 2026/04/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

冒頭でサイモン・ブレイって誰だよ?となっただけじゃなく、劇中で言及される「グリーン家」の顛末にも何じゃそれ?状態だったが、要するに自分のような(年寄りの)ヴァン・ダイン好きなんて、ハナから切り捨てた作り(=改変)ってことね。そう割り切れば、それなりに楽しめる仕上がり。1幕50分、休憩15分を挟み、2幕75分。

裏切りのリング

裏切りのリング

アクト計画(株式会社バランス企画)

アトリエ三軒茶屋(東京都)

2026/04/25 (土) ~ 2026/04/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いろんな人の人生を感じました。見れて良かったです。

メアリー・ステュアート

メアリー・ステュアート

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2026/04/08 (水) ~ 2026/05/01 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

女優ふたりの低めの威厳ある声による女王然とした演技がなかなか良い。

世界で一番正体不明なハルシネーション

世界で一番正体不明なハルシネーション

劇団ボンボヤージュ!

APOCシアター(東京都)

2026/04/24 (金) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/25 (土) 12:00

125分。休憩なし。バカ全開。

 THRESHOLD

THRESHOLD

神奈川県演劇連盟

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 各劇団30分の作品を上演。場転はスピーディーで1~2分程。トータル130分休憩なし。各々の劇団の個性が良く出た作品群だ。各作品については後送。全体評価では☆4つ、。追記2026.4.27 15:04

ネタバレBOX

「鹿」平塚直隆氏作の短編戯曲、演出は中山朋文氏
演ずるはtheater 045 syndicateである。尚中山氏は、役者としてもバス運転手を演じている。
 物語は修学両行で訪れた奈良春日大社のバス停留場で起こった極めて奇妙でシュールレアリスティックな変身譚に纏わる。明転するとバス運転手と車内にたった1人残った男子生徒が浮かび上がる。男子はどうやら車内から出たくないらしい。何時迄経っても出ようとしないので運転手が外へ出て鹿と遊んでくればというような声掛けをするが、生徒は出ようとしない。それで運転手と生徒があれやこれや話をしている内に、友達付き合いができないこの生徒の憧れの女性らしい人の名や、今迄に関わりのあったクラスメイトの名等が想起される度に、鹿春日大社内の鹿と戯れていたクラスメイトらが鹿に噛まれたと助けを求める声が届き遂にはバスの真下にまで来て救助を求める。生徒は窓を開けて車内に引っ張り上げようとするが失敗、そのまま被害者は完全な鹿へと姿を変えてしまう・・・。といったシュールな展開が面白い作品だ。このシュールな展開が何を契機として生じたか? が今作の提起する問いであろう。評価☆5つ

「物語の書き方」劇団820製作所
間違いなく20世紀最大の哲学者の1人であったマルティン・ハイデガーと彼の教える学生の内最も優秀な学生であったアンナ・ハーレントは、互いの類稀な才能故の運命的な出遭いに遭遇し惹かれ合う。それは単なる師弟の関係であるというより哲学者としての、知的最大のライバルとしての互いの存亡を賭けての遭遇であった。時代の遷移はナチズムの隆盛を招きハイデガーは大学の学長とされ、吹き荒れるナチズムの最中、ナチ党員となった。一方、ユダヤ人アーレントは亡命を余儀なくされアメリカへ渡った。ドイツ敗戦後、旧師弟は再び会い生涯を通じて交流を続けた。類稀な才能に恵まれた両雄の知的でのっぴきならない関りをその見解の相違を活写して描いた傑作。華5つ☆

「presentation」劇団スクランブル/クエル・ペッパー
 何から何までなってない、作品を観た段階で☆2つ、当パンの言い訳を読んで論外。結果☆1つ

「明日、また、明日」演劇プロデュース螺旋階段
 この劇団は脚本の流れや展開の上手さが光り、台詞のここかしこが立って独特の情緒を醸し出したり感慨を呼ぶ味のあるまた深みのある作品を創るし、役者陣もこの勘所を上手く表現していぶし銀のようにセンスの良さを光らせるが、今作でも短編ならではの形にこれらを凝縮して魅せてくれた。流石である。☆5つ

リバースデイ騎士

リバースデイ騎士

無頼組合

オメガ東京(東京都)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 この劇団らしい人間性と細やかな人情の機微を良く台詞化した脚本が鮮やかだ。尺は約110分。アクション場面も可成り多く特に柊と始末屋・辻の格闘シーンはみもの。殺伐とした世の中、心安らぐ秀作である。未だ席も確保できるようだ、必見! 華5つ☆ 脚本の良さは無論のこと、作品の細部迄出演する役者さん全員で見事に創り上げている。追記25日20時45分

ネタバレBOX

ところで現在の世間は衆知の如く暴走する資本主義の収奪構造に完全に呑み込まれ1%未満の富裕層に囲い込まれ、起業する才も必要な知も学も発想も意欲も環境も無い人々は唯必死に日々の糧を得るべく、毎日同じ環境に置かれた被収奪者との競争を強いられ心身を擦り減らし他者を思いやる力を失って益々無益な競争に駆り立てられていると同時に目先にぶら下がる煌びやかなイメージや宣伝文句に載せられて大して必要でもない商品を買わされ続け、唯でさえ余裕の無い生活を益々貧しくさせられている。結果は更に殺伐とした世界だ。
その結末が、既に地球上の年平均気温は産業革命以前より1.5℃以上高くなり気候変動による異変の齎す影響は風水害等の大規模化、常態化、低地の水没と同時に別地域での砂漠化も留まることを知らない、豪雨や砂漠化による農業の危機、天候異変による農林水産業の衰退、要は食物生産量の劇的減少と食料の高騰、木材の不足は喫緊の大問題だ。またこのまま気温の上昇が続けば南北両極に残っている氷山の氷や高山の氷河も総て溶ける結果水面上昇は全地球規模で起こる。その時水辺に建てられた多くの原発は水没するだろう。それまでに総ての原発の廃炉作業を行える訳ではあるまい。一部のビリオネイヤーが考えている宇宙開発は、そのようなことを考え準備しておけばごく僅かの金持ちだけが変化した地球上に残っても生き残れると考えての上だろう。ということに既に多少回転の速い人々は気付いている。
まあ、我らは一部の大金持ちが以上のような考えの基に考え行動している時代に、彼らの途方もない夢を実現に近付ける為にあくせく他の自分達と同様の人々を出し抜こうと日々を過ごしている者が殆どだ。こんな世知辛い世界で人が人として生き抜こうとし、人の心の温かさ、靭さをややはにかみ乍ら生きている人間が居たとしたらどうだろう? そんな人物が描かれているのが今作ではあるまいか? 殊にリバース探偵事務所長・柊の表向きはザックバランで気の置けない態度の裏に隠された本音を表す台詞の何とも繊細で優しい心遣いが見える点は秀逸だ。柊の気遣いは新入りの五代銀次と鶴田紅を本人達が「名前(ファーストネーム)で呼んで下さい」と言い出す迄は苗字で呼んでいた点にも表れている。アクション場面も始末屋の辻と柊の格闘シーンはみものだと既に書いたが何故、彼らは命懸けの戦をする羽目に陥ったのかなど。無論、物語を観れば、以上述べたような堅っ苦しい内容だけではなくれっきとした活劇であることが、良く判る。だがそれは観てのお愉しみだ。観て十二分に楽しみ、心豊かに劇場を出て欲しい。
 THRESHOLD

THRESHOLD

神奈川県演劇連盟

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2026/04/23 (木) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトルである"敷居(THRESHOLD)"は
スレッショルドと読みます
開演前では舞台奥に文字投影とかして
タイトルとか意味を映していましたが
4つの作中でプロジェクターは使わずでした
実験的な分 作風バラバラで楽しめたかな
全席指定 2時間10分の作品

ネタバレBOX

基本舞台は扉3つまでと
4本の柱で構成されてまして
配置は自由に動かしてました

■theater 045 syndicate『鹿』
椅子二つのシンプルなセット使いで
修学旅行に来た学生さん達
此処は どうやら奈良公園らしい
バスから降りない 1男子学生と
それに困っているバスの運転手さん2人の
コントという体を成す芝居です
バスの周囲の状況は天の声で
効果音や他の生徒のセリフが聞こえてくる
というシチュエーションです
どうやら 鹿が人を襲っているようで
バスから出た 同級生は次々と襲われ貪られ
噛まれたものは鹿になるという
恐ろしいシチュエーションです
ラスト ついに 男子学生も出ていき
1人残った運転手さんが
学生さんにも困ったもんだ
という感じで幕です
ホラー シュールな作品でした
丸坊主で詰襟の男子生徒さんの声がよく通り
性格設定も相まって強く印象に残りました

■劇団820製作所『物語の書き方(仮)』
舞台 右手に
タイプライターを叩く女性を配し
その周囲にタイプライターにて紡がれる
物語の中の登場人物達を出して
物語がどう 進み
どうまとまりどう 完結したか を
見せていく 作品
ラストタイプライターを打ち終わり
カシャッと紙を打ち終えるシーンで終演です
メタな展開だったなーと

■劇団スクランブル/クエル・ペッパー
『presentation』
どうやら 新しい技術の発表会のようで
電脳世界に自分の細かな条件を
全てクリアする理想の女性を作り上げる
それを疑似的に 映像として出していく
という話で 客席からあなたどうですか
と呼ばれ台場に上がったのは
実は仕込みでちゃんとした演者でしたが
いろんな細かい設定したという話で
3つの扉から妙に偏った好みの女性が出て
なぜか最後は全員男性に寝取られていく
どうやら 製作者側のアシスタントが
テストデータで入れた昔の旦那の
若い頃のデータが出てきて
それがバグとなってるようです
電脳世界を笑いとスラップスティックスに
入れた作品 怪我をしてたと思われた女性
三角巾から左手を出すと
銀のサイコガンになってるのが
ちょっとツボったかなー
でも全体ワチャワチャしてて今ひとつ感が
強めでしたかねぇ

■演劇プロデュース螺旋階段
『明日、また、明日。』
嫌なコトがあると
自分の好きな動画を見てひたすら見続けて
心の安寧を図る主人公の女性と
周囲にはその女性を気遣う
4人の演者が出てくるのですが
左奥に着替えがありどうやら
現実のイメージに即し着替えて
出てくるようで 配した3つの扉から
様々な女性の過去を表現した
演者が出てきて主人公に絡みます
結局一人芝居 と言えなくもないのですが
女性の過去を知れる
色々な人物との絡みが妙に楽しい
ユニークな 脳内 話となっておりました
NEO大衆アンダーグラウンド~貮~

NEO大衆アンダーグラウンド~貮~

YAMAZAKI GINNOJO

赤坂RED/THEATER(東京都)

2026/04/24 (金) ~ 2026/04/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

山崎銀之丞さんの生きざま
支えた松下由樹さん脇役さん達とスタッフさん達の生きざまに魅入らせられました

A14
この劇場で右端から観劇したのは初めて
愛犬パトラちゃん可愛かったです

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