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超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

物語は最後まで分からない、と言うか分からせない。何となくある映画のラストシーンを思い出すのだが…。「超ではない能力」、その設定は凝らしており楽しめたが、自分的にはもっと深堀してほしいところがあり少し残念だ。
(上演時間65分)

ネタバレBOX

場内(客席)は、三方に二列づつ設えており、前列はフェイスシールドの着用あり。コーナーに縁台のようなものが置かれ、ラストに近いシーンで使用される。超ではない能力を持った男女6人が集まって、それぞれの能力を披歴するところから物語は始まる。この微妙な「超能力で悩んでいる人」のオフ会そのものが、ラストシーンを考えるとフェイクのような描き方なのだが…。さて”超”能力は、サイコキネシス、テレキニシス、テレパシー、透視、予知、テレポーションの6つ。能力の披歴と同時に悩みも打ち明ける。また自分が置かれている諸々の状況も吐露する。この1人ひとりの紹介的な場面は定番、しかし、どんな能力を秘めているのか明かさない訳にはいかない。ここが1つの見せ場であろう。

超ではない能力を持つことの悩みをもう少し掘り下げてほしかった。人と違う能力、端的に言えば特殊な能力をもった人を認めた場合、周りの人の反応はどうだろうか。奇異な目で見る、その挙句 偏見・疎外、虐めの対象にされる。劇中でその悩みを打ち明ける。世間は特殊(信じられない)な能力に不寛容であるかもしれない。

このオフ会を通じて同じ悩みを共有し、世間に少しでも知ってもらう、理解してもらう行動(経済的な面も含め)としてYouTube配信を行う。自分の能力を多少過大に見せるため、ある細工をするが見破られネット炎上する。本人にしてみれば些細な事であり、寛容さを求めるような気持もあっただろう。しかし信用を失えば一気に見向きもされないのも現代だ。インターネットという玉石混淆の情報が飛び交う中で、真に必要な情報等を得るのは当たり前だ。この(不)寛容という問題を人の生き様に照らし合わせて描いてほしかったところ。せっかくの問題提起をしておきながらスルーして勿体なかった。

旗揚げ公演であるためか、やはり演技が少し かたい ような気がする。総じて若いキャストで、何となく演技をしてますといった感じで自然体ではない。もっと伸び伸びと演じてほしい。一生懸命に演じている、そこには好感が持てるだけに残念。
物語のクライマックスは自殺しようとしている女子高生を、超ではない能力で何とか助けようと…。

さて、この集会の呼びかけ人・東山崇は、脚本家志望(現在はバイト)という設定である。オフ会解散後、誰もいなくなった場内でパソコンを1人打つ姿は、この物語そのものがこの人物が書いた劇中劇のような気(悦に入った表情)がするのだが。映画「蒲田行進曲」では大階段落ち後、カチンコを鳴らし監督の「カット!」の声で、現実へ。同じようにパソコンキーを打ち終え画面を閉じた「パタン」という音が…そう想像したら何ともシュールな公演ではなかろうか。
次回公演も楽しみにしております。
雨が空から降れば

雨が空から降れば

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

別役実が舞台にかかればできるだけ観るようにしているが、特にこの作品はすっとぼけた登場人物ばかりでおもしろい。

「母 MATKA」【5/17公演中止】

「母 MATKA」【5/17公演中止】

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/20 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ザ・母親、というj感じ。幽霊たちの会話のユーモラスさやエンディングはやっぱりカレル・チャペックだなと思わされた。

エンれぱ!Vol.14【無観客配信に変更になりました】

エンれぱ!Vol.14【無観客配信に変更になりました】

しむじゃっく

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2021/05/05 (水) ~ 2021/05/09 (日)公演終了

映像鑑賞

鑑賞日2021/05/08 (土) 18:00

価格2,000円

配信で視聴。尖った台本だけに、どう「面白く」見せるか工夫と力量が問われる作品であった

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いやいや、そんなことでも普通の人はできないのでやはり超能力で良いのではないでしょうか。のっけから、たかみんの超能力の表現に笑わされました。まさかの・・・
この状況下での旗揚げは大変だったと思いますが、これからもいろんなお芝居を見せてください。応援しています。

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

まあ超能力っぽいものを持っている人達が集まるOFF会。まあそれなりにそれなりなのだが、発起人の男には世界に打って出る野望があった。

ステージを囲んで三方向で二列。一列目はフェイスシールド必須。
開幕からかなり面白い。センスのあるシナリオで話にぐぐっと惹き込まれてゆく。ネタ自体は結構あるモノなので、これをどう落とし込むかに興味がいく。
超能力(?)の発現を補佐する黒子がまたいい味を出す。
ニートと恋愛無縁が一つのステータスを象徴するかのようで興味深い。
地底アイドル役の環幸乃(たまきゆきの)さんが余りに本物だったので、そういう方面の人だと勝手に思い込んで観ていた。彼女の役回りはかなり重要でここを温くすると一気にぐだぐだになってしまう。作者の提示する世界観を観客が共有出来るかどうかの分水嶺。
コミュ障役の安藤悠馬氏も実に魅力的だった。

ネタバレBOX

youtubeでメンバーを人気者にしようとする発起人。けれども上手くいかず空中分解の憂き目。
クライマックスは飛び降り自殺を試みる女子高生を止めようとするメンバー達。勿論それぞれの超能力は全く何の役にも立ちはしない。「何の役にも立たないことにも何某かの意味がある!」との暴論が勇ましい。いつの時代も意味や価値は行動の後の報酬でしかない。それ自体に意味や価値の無いものを情熱で無理矢理中身をパンパンに膨らませてこそが宗教や革命の源泉であったのだ。

『七瀬ふたたび』のように超能力者狩りの秘密結社に追われても面白かった。
ライライライ!

ライライライ!

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

見る前の方に偏見は持ってほしくないので、ネタバレに書きます。

ネタバレBOX

ひどかった。震災後からトツゲキさんを見続けて10年くらい。ほかのお客さんにはもっと長い人もいるようにおもう。今回のはほんとにひどかった。よくあんなものでお金取れるなあ、感染リスクの中見に行ったことを後悔した。あの舞台を見るために、予約、お金、移動、行った行動全て全てが無駄だった。冒頭に演劇とは何かとか言ってたが何ほざいてたんだよっておもった。話がつまらないとか、ある役者の演技が気になったとかのレベルではない。未完成のまま、見せられたような感覚があった。

・脚本が甘い
甘いというのは、ストーリーや大切なワードをちゃんと説明しないで、急に展開や感情の変化が起こり、強引に話が進んでいくシーンがいくつも見受けられた。はじめはあえてそういうシーンを入れたのかとおもったが、違っていた。嫌なのは観客を置いていっているということ。あれ?今の言葉、なに?ってなると話に集中してたのが気になってしまう。そして、次のセリフや会話が頭に入って来なくなる。そうすると、もう自分は演劇の外側に行っていて、また集中が必要になる。
・演技下手で見てられない
全員、コロナで演技が下手になったのでしょうか。
ひとりひとりがずーっとひとりで喋っているようだった。前の人が言い終わったらセリフを言うロボットみたいだった。
演劇というのは多少わざとらしさがあるのはわかるが、感情がおかしい。このキャラクターがこういう感情や気持ちになったからこういう動きになる、じゃなくて、こういう面白おかしいキャラクターを演じたいから声を変えたり、大きくしたりとにかくずーっと違和感があった。
セリフを一度も間違えていなかったようにおもう。しかし前回までは何度も飛ばしそうになったりいい間違えているのを見たことがある。そんなのどうでもいいことで、感情が動きすぎてスムーズに言葉がでないことのほうがキャラクターとして自然。でもひとりで話してるようだったから間違いはなかったのでは?

・感情や状況的に無理のあるキャラクター、必要
のないキャラクターが多すぎ
大人数でたくさんしゃべる、騒がしいシーンがトツゲキさんはよく見られるが、コロナで、大人数がたくさん話すシーンはできないんだろうなとおもった。なら無理してキャスト多くしなくても。舞台も狭いんだし。最後のシーンなんて、全員集合した学芸会じゃないんだから。

・最初の三文芝居やめて
へらへらした役者程見苦しいものはない。へらへらしてても人は笑わない。ほんと演劇がどうこう言う前に自分達の技術に目を向けてほしい。

まとめ
ほんとひどかった。びっくりした。実際の観劇は久しぶりで大変楽しみにしていたのだが、その分落胆が大きかった。全体的な話はいつものトツゲキさんのようで、感情的になった人もいるだろう。もしかしたらコロナで舞台を見なくなって、自分の感性がトツゲキさんが表現するものを好まなくなったのかもしれない。そんなことも思った。役者さん、舞台全体に「私は舞台に戻ってこれた、お客さまありがとう(ウルウル)」みたいな空気が感じられた。そんなのいらないとおもった。むしろそんな雰囲気を出してほしくなかった。色んなことが変わっていく中で、とんでもない状況の中で、つらいことがあってもそこに希望を見出すような、笑って、泣いて、話して、また笑って、明日、こういう日常が来れば、幸せだなあって、思えるような、変わらないトツゲキ倶楽部を見たかった。
ライライライ!

ライライライ!

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2021/05/15 (土)

価格3,900円

15日17時開演回(100分)を拝見。

ネタバレBOX

【訂正】
記載内容につき、私の誤解でしたので、一定期間経過後に削除いたしました。
ころぬのこと【全公演配信実施】

ころぬのこと【全公演配信実施】

東京ノ温度

nakano f(東京都)

2021/05/08 (土) ~ 2021/05/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

11日火曜日、東京・中野のNakano fで上演された東京ノ温度第十四回公演『ころぬのこと おうたむ』を観てきた。これは、知人の役者・水野以津美が出演していた関係からである。思えば、一番最初に水野以津美の役者としての姿を観たのが東京ノ温度の公演であった。

この作品は上映時間約60分で、コロナが流行しているさなか、父親が生前遺言状を書いたことがきっかけで起こる三人娘の動揺というか心に起こったさざ波を、弁護士や長女の夫も巻き込んで進んでいくというもの。水野以津美はその長女役であった。
舞台は三人娘の一人の友人がバイトしている喫茶店。三人娘がそれぞれ資格の異なる役柄を上手く演じていた。ただ、前回の公演でもそうだったのだが役者がマスクをしているので表情がよく分からない。声と身振りで演じている内容を理解しなくてはならないのがちょっと苦痛。体調管理を充分にし、観客との距離をしっかり取っての公演ならマスクなしでも可能ではないだろうか。

なお、当日は本編上演後にやく15分の『ころぬのころに』も上演されたが、頭の中は本編のことで一杯。この『ころぬのころに』の印象が薄かった。終わり方がちょっと中途半端だなぁと言う印象だけが残った。

『"she"』『座席』『○』『ソーニャ』

『"she"』『座席』『○』『ソーニャ』

○○企画

ライト商會三条店 2 階ギャラリー(京都府)

2021/05/09 (日) ~ 2021/06/25 (金)公演終了

満足度★★★

四人の女性が短時間で自分を表現。
とても綺麗でしたが、満足感は足りない。バレエ系は難しい。

事件

事件

村川拓也

京都芸術劇場(京都芸術大学) 春秋座(京都府)

2021/05/14 (金) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

満足度

うーん😔。よくわからん😵🌀。なんなんこれといった感じ。

ひとりじゃないって素敵なことね

ひとりじゃないって素敵なことね

かんから館

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/05/14 (金) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★

タイムリーな話題を取り入れながら、生きていくことの大変さ、大切さそして仲間がいることの良さを上手く表現した作品。京都らしさは残るが、楽しめた‼️

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

旗揚げとのこと。とてもまとまっていてよかったと思います。皆さんの演技も熱演で、良かったです。次回も期待してますね。
こんな時ですが、頑張ってください

ネタバレBOX

全てのことに意味があるというメッセージは、響きましたよ。
ライライライ!

ライライライ!

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても好きな劇団です。今回もとてもよかった❗心が暖まるいいお話でした。それぞれのお話がちゃんと最後に繋がる計算された内容もですが、久しぶりに見る役者の皆さんの演技も素晴らしかったです。次回も楽しみです。

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

微妙な能力を持った若者達の奮闘を描いたストーリーでしたが、それぞれのキャラクターを役者さん達が熱演し、どんどん惹き込まれました。登場人物の成長、仲間、恋愛、笑い、感動・・色々な事が詰まった舞台で、短時間でも見応えを感じました。面白かったです!

超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

夜から夜まで

夜から夜まで

劇団競泳水着

駅前劇場(東京都)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

表層的には身近にもありそうな恋愛劇。といっても優柔不断で曖昧な関係で満足している、もしくは進展を望んでいない男女の不器用な恋物語といった方がピッタリとくるか。この公演、恋愛話が淡々と展開していくだけのようだが、不思議と観入ってしまう魅力がある。
一方、どことなくコロナ禍を意識した描写があり、これも世相を反映させているのであろうか?物語は男女の感情や社会状況について、それぞれの憤懣やる方ない思いをしっかり伝えたいというメッセージが込められているかも。「劇団競泳水着、5年ぶりの本公演」…面白かった!
(上演時間2時間 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術はシンプルで、その意味では男女の関係性の変化を際立たせる観せ方になっており、理に適っている。舞台を一段高くし、中央に横長椅子、上手側に円形カウンターテーブル、下手側に丸椅子が2つ。段差を設け、その上下の動作によって場面(情景)の変化を観せる。

梗概(説明から)…曖昧な関係(セフレ状態)を続ける祐平と咲。咲は、結婚3年目の友人・朋子から不倫していることを打ち明けられる。朋子の不倫相手・陸と知り合った咲は、陸に惹かれていくが、必死にその気持ちを抑える。やがて朋子は陸との不倫を終わらせる。それを知った咲は、祐平との関係を解消し陸と付き合う。一方、咲に去られた祐平は、元恋人やデリヘルで出逢った女性らと関係を結ぼうとするが、空回りを繰り返す。ある日、祐平、咲、朋子の三人は、延期となっていた知人の結婚パーティーで顔を合わせることになったのだが……。

どこかシャイで不器用な20歳半ば~30歳代半ばの男女、彼ら彼女らのどこか虚ろで鬱屈した思いが愛の決定打に欠け、真の”愛”を求めて彷徨している。そんな雰囲気が漂う少し切ない青春群像劇は、遥か昔の自分を見るようで甘酸っぱい気持にさせる。たびたび出てくる「東京は広い」という台詞は、多くの人が住んでいる割には、自分の心を満たしてくれる人との出会いが少ない。
コロナ禍の状況下にあっては、なおさら会って話をする機会が減っていることを表している。インターネットを通じた会話は、現代風とも思えるが、東京という大都会の中でのある種の”孤独”をも思わせる。何となくタイトル「夜から夜まで」に寂寥感を覚えてしまうのもそのためであろうか。

コロナ禍は、先に記した憤懣やる方ない思いを吐露する場面において、わざわざマスクを着けて叫ぶ。そこに本音を叫ばずにはいられない苛立ちが見える。かと言って暗く重い展開ではなく、どちらかと言えばカラッと乾いた雰囲気である。そこが淡々とした日常を思わせる。
もどかしい恋愛事情にコロナ禍という閉塞感を重ね合わせた物語(展開)は、観客を今状況に上手く取り込んだ会心作といえるだろう。
次回公演も楽しみにしております。
超ではない能力

超ではない能力

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 役者全員、熱延!

ネタバレBOX

 この絶妙なタイトルセンスに惹かれた訳だが、無論この設定自体が笑える。但し今作は、それだけに留まらない。チャラついたこの国の可成り多くの表層しか見ない人々の悪弊は相も変わらない。井の中の蛙でしかない彼らが、ある主長や言明の拠って立つファクトの確認もなしに独善的な判断を下し、而も批判する際には殆どが実質的匿名で批判するので極めて無責任な攻撃になりがちである。だが、このような状況を逆用して今作は、人間の本質に切り込んでゆく。死を意識することによって際立つ生きることがその根底を為し、そこで超ではない彼ら・彼女らの能力の成長も描かれるのである。設定自体が日本では余りまともに考えられていないエスパーに関するものなので、役者陣の一所懸命な役創りが勝負の分かれ道だが、出演者全員が懸命に役を生きようとする姿勢に好感を持つと同時にピンチをチャンスに切り替える有様をキチンと描くことで、アホ政治屋とアホ官僚共が牛耳るこの情けない「国」の塗炭の苦しみを日々余儀なくされている庶民を何とかフォローしようとの熱いエールも感じられる。
終わりよければすべてよし【6月12日~6月13日公演中止】

終わりよければすべてよし【6月12日~6月13日公演中止】

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2021/05/12 (水) ~ 2021/05/29 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/05/14 (金) 13:00

座席1階I列2番

上演が少ないとの指摘や、問題劇として分類するとか、話題作りをしようとすればできるけれど、ごくごく単純に、シェークスピアを上演しようとするのに、敢えてこれを選ぶ必要がないから上演が少ない、それだけでしょうね。

そして、このシリーズですから、この金額で観ましたが、そうでなくてもこの出演者でこの作品観たか、と問われれば観なかったろうなというのが正直な感想。やはり、戯曲が面白くない。主人公は設定を支えているだけなので、誰でもよいし。

 この話の大モトは「デカメロン」らしいですけれど、終始「処女」だ「処女」だとうるさいのですが、当時のイギリスでも処女性とかうるさかったのですかねえ。

 見どころは、正名僕蔵と横田栄司の掛け合い、諍いの場面含め計3カ所ほどあるのですが、とにかく2人が楽しんで演じているのがよく伝わってきました。舞台も3日目で、コツがつかみかけてきたところなんでしょうね。きっとこの掛け合いではこの先、いろいろな工夫が施されそうです(特に、横田さんが浮浪者然としてー何と段ボールを持ち歩いている(笑)ー出てくる終盤での掛け合いは、まだまだ突っ込みどころがありそうです)。

正名さんはテレビだと、小役人のような役に縛られていますが、結構オールマイティに演じ切れる方ではないですかね。このシリーズでは、とても新味でした。(もし彼がいなかったらと思うと、、、)

ネタバレBOX

正名さんと横田さんを観るためだけに、「お薦め」
みえないランドセル

みえないランドセル

演劇集団 Ring-Bong

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/05/13 (木) ~ 2021/05/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/05/14 (金) 14:00

 児童虐待を扱った演劇、と簡単には言えないリアルさを持った作品。いいモノを見せてもらった。
 シングルマザー遥を取り巻く人々の造型や、遥の生い立ち・児童虐待の実際など、丁寧に描いて見応えある作品になっていたが、笑える場面もあり、堅苦しくなりすぎず、バランスが取れているのがいい。良い脚本と演出と役者が良い舞台を作る、良いパターンの芝居を見せてもらった。赤ちゃんの泣き声は人間にとっては嫌な音に聞こえる(ので、気づいて見てもらえる)という話を聞いたことがあるが、赤ちゃんの泣き声が続くシーンで、そんなことを思い出してしまった。

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