実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/05/14 (金) 14:00
児童虐待を扱った演劇、と簡単には言えないリアルさを持った作品。いいモノを見せてもらった。
シングルマザー遥を取り巻く人々の造型や、遥の生い立ち・児童虐待の実際など、丁寧に描いて見応えある作品になっていたが、笑える場面もあり、堅苦しくなりすぎず、バランスが取れているのがいい。良い脚本と演出と役者が良い舞台を作る、良いパターンの芝居を見せてもらった。赤ちゃんの泣き声は人間にとっては嫌な音に聞こえる(ので、気づいて見てもらえる)という話を聞いたことがあるが、赤ちゃんの泣き声が続くシーンで、そんなことを思い出してしまった。