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ラブピー

ラブピー

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

トツゲキ倶楽部の公演は、期待を裏切らない面白さ!
短編三話…プロローグが三話目に繋がりエピローグとしてテーマであろう「思い」と「生きる」をしっかりと浮かび上がせる、その構成は巧み。押し付けがましくなく、さり気なく、しみじみとした味わい。観ているだけで優しく温かい気持にさせる作品群。三話とも基本的(Wキャストの前田綾香さんと横森文さんは除く)には、4人のキャスト(少数精鋭)。ちょっとした仕草や微妙な表情はほんと上手い。バランスも良い。
三話のタイトルは次の通り。英語で副題あり。
①火星の我が家
②見上げてごらん、星空の父を
③俺たちは天使じゃない

(上演時間1時間40分 途中休憩なし)2021.10.28追記

ネタバレBOX

引っ越し荷造用ダンボール大の箱馬を組み合わせた壁のようなものが幾つかある。場面に応じてそれを可動、変形させ情景を作り出す。色がホワイトのようで照明の色彩によって雰囲気が変わる。
短編三話であるが、冒頭のシーンが三話目「俺たちは天使じゃない」へ繋がる。照明が揺れ流れ、駅のアナウンスが聞こえる。同人誌の作家・桜井がボッーとしてホームから転落しそうになっている。自殺かと思った女性ユキが助けたところから物語は始まる。

「火星の我が家」
宇宙ステーションかと思って観ていると、そこはイスラエルの模擬訓練所。ここでのミッションをクリアーすれば本番の宇宙(空間)実験へ参加できる。ミッションには男女2人づつ4人が参加している。が 恋愛禁止という規則。1人の女性が何故恋愛が禁止なのか、素直な意思表示が出来ない不満を口にする。一方、ミッションをクリアーしなければ宇宙への夢が叶えられない、そのジレンマに苛まれる他の人々。「恋」か「夢」の二者択一ではなく、両方とも手に入れる。人々の微妙な感覚、雰囲気が何とも可笑しい。トラブル対処も含め人間観察が鋭い。

「見上げてごらん、星空の父を」
家族の絆。父が逝って気づく その思いを騒がしく思い出す姉・兄・妹の3人。父の遺品処分のために整理(処分)業者に見積もりを依頼している。喧騒した場面の緩衝的役割がこの業者ー上手い設定である。何だかんだと遺品に込められた思いを推察するうちに処分することが早計であるような…。夫婦喧嘩ばかりしていた父・母の子供には解らない愛情表現も何となく分かったような。そして家を処分することなく、実家へ戻って生活を…。主観的な家族と客観的な業者のギャップが可笑しいが、「思い」はしっかり伝わる。

「俺たちは天使じゃない」
自殺しようとした桜井を止めたユキ、その仲間らしき人影。その行為から天使ではないかと誤解したが、実は死神だった。死神=死へ導くと思われているが、それは人間が考え出した妄想であり固定観念。寿命が残っている人が自殺をすれば、死神として予定外の仕事?をすることになり煩わしい。実は桜井は自殺しようとしていた訳ではなく、友人が自殺しボッーとしていただけ。いわゆる心神喪失状態だった。この死神との遣り取りが、同人誌の掲載ネタとして思い付く。

エピローグ…何となくアイデアが枯渇していたところへ「思い」と「生きる」力が漲るようなラストシーン。照明が白壁に虹色のように照射され、実に清々しい余韻を残す。
こんな世の中だけど、今を生きることできっと未来も生きている…見事な応援歌に繋がる。
次回公演も楽しみにしております。
エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

さすがのバンタムクラスステージ。

新作はハリウッドを舞台にしたコメディと謳い、たしかにコメディなのだが軽すぎない。むしろしばらく重い。笑 ただしその重さを気取られないよう軽妙に見せることはやっていて、それが序盤にあらわれている。ものすごい情報量を一気に観客にぶつけるオープニング、見事である。

「かべぎわのカレンダリオ」でもその一端を感じられた作者の映画好きは今作まさにである。映画ネタが分からなくても作品の面白さは変わらない程度にとどめてある、それでも作者の映画好きが伝わるし、なにより主人公が米国映画界で生きていることのリアリティが出ている。

実在のネタと架空のネタが混ざり合い、かつ俳優陣の演技によりエレモア・ノートンが実在の俳優に見えてくるし「デッド・ディール」が実在の映画に思えてくる。


作中のセリフにある通りの練られた脚本が見事であり、すべての登場人物を好きになり、何度見ても面白い。難点は終わりがあっさりしていることだろうか。今作も登場人物たちのその後を知りたいと思わせてくれる見事な作品を作り上げてくれた。

以下ネタバレBOX。

ネタバレBOX

静かに始まり、ケンドラが退場したらエレモアの一人芝居から加速し見事なオープニング。ものすごい早口なのに取りこぼしが無い。吹き替えのような発語が違和感なくすっと耳に馴染む。
とにかくテンポが良い。間も良い。耳だけで聞いていても気持ちがいい芝居にさらに視覚情報も入ってきてさらにそれがナマだなんて贅沢である。

作劇のご都合主義はあるものの話に破綻が無く、劇中で語られる良い脚本というのを体現しているよう。多用される表現の繰り返し「ぐっすり眠れる」「ハリーポッター一冊分」など遊びもあり、普段のバンタムクラスステージ作品より見やすい作品かもしれない。バンタムクラスステージといえば、ということで「客が見たいものを見せる」ために銃声を2発入れてくれているのだろうなと思っている笑。福地教光が俳優役を演じることでできたオーディションシーンでの演じ分けはとても楽しい。そこでエレモアに銃を持たせているのもまた客へのサービスなのだろう。ありがとうございます。

(おそらく加筆します)
ラブピー

ラブピー

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

火星の〜、面白かった。

ネタバレBOX

会場の二酸化炭素濃度が高いのか、睡眠不足なのかわかりませんが、中盤から眠ってしまいました。ごめんなさい。
エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/10/26 (火) 19:00

初見のユニット。ハリウッドを舞台にしたコメディタッチのかなり込み入った芝居だが、ベテランらしく練られていて、面白く観せてもらった。
 落ち目のアクション俳優エレモア・ムーブを取り巻く様々な人たちに、いろいろと取り込まれながら、エレモアが窮地を脱する物語。登場人物が多く、それぞれのエピソードを展開するために、やや冗長な印象がなくもないが、中盤からの展開は素速く、ややご都合主義的な筋もコメディと思えば許容範囲だと思う。楽しく観た115分。カーテンコールはややクドイ気がした。セリフを怒鳴る演出が多用されるのは一考を願いたい。ハウスキーパー役の馬渡直子がいい味を出してる。

キルミーアゲイン'21

キルミーアゲイン'21

劇団鹿殺し

紀伊國屋ホール(東京都)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

映像でしたが、水害にあわれた方、助かった方に感情が描かれて、ラストに向けてつらくなってきます。

ネタバレBOX

はらわたシーンは、ねえ。
いのち知らず

いのち知らず

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

岩松了の芝居では、よく変なことが起きる。観客にとってわけの解らないこと、と言ってもいだろうか。それも突然。
それは作者が舞台の上に起きることに、ある視角をつけているからで、普通は満遍なく観客に説明していくところを隠してしまう。だから、ある俳優が(経歴が隠されているために)突然観客に理解できない言動をしたり、とんでもないところから(セットが隠されているために)あらわれたり、ストーリーが飛躍したりする。劇中人物にとっては当然のことだが、見る方はそのたびにおやっ?となる。
その一部隠しの作劇術は三十余年前の初期のご近所三部作や竹中直人の会から冴えていて作者お手のものだ。岩松流不条理劇の核心だが、今回はミステリである。もともと、隠すことで読者を翻弄するのが本領のミステリではどうなるのか。
設定は平易なもので、人里離れた飯場に、かつては同級生だった若い男二人(勝地涼 仲野太賀)がやとわれている。舞台はその飯場宿舎の一杯。先輩(光石研)やさきにここで働いていた兄を探しにやってきた男(新名基浩)に教えられながらの職場だ。しかしその職場で行われている事業がよくわからない、山中にある療養所なのだが、そこで何が行われているか先輩をはじめ、皆言うことが少しづつ違う。経営者の身内らしい本部の人(岩松了)に聞いても判然としない。
死亡した人を蘇生させる、事業だとも聞かされ、兄を求めてやってきた男は、兄がその実験材料になっているのではと疑っている。先輩もその噂は否定しない。次第に疑惑が濃くなっていく…、という展開を、登場人物のキャラクターや小さな日常的な身近なエピソードを混ぜながら膨らませていく。二時間、三度の暗転だけで、かなり速いスピードで休憩なしで畳み込んでいく。俳優は全員よく頑張ってセリフをこなしている。岩松了。この作品を台本だけ渡されて処理できる演出者は…ちょっと思い浮かばない。やはり、作・演出、それに出演もやって終始舞台を完結させたお点前お見事ではあった。だが、latticeさんの「見てきた」ではないがこのお流儀になれていないとつらいことも事実だろう。終演後の通路では「どーなってんの?}という声も聞かれたが、それでも九分の入り。かつて、東京乾電池は岩松作品を上演することで固定客が大幅に減ったがめげなかった。今はもっと楽に勝負できている。
ここから先はネタバレで書くが、これはミステリのパロディがテーマという芝居でもない。コロナ禍が生んだ、現代の情報社会への痛烈なパロディでもあるし、常に不条理が伴う現代の社会劇でもある。

ネタバレBOX

将棋にはあまり詳しくないが、詰め将棋に「煙詰め」という課題があるそうだ。盤上にあるすべての駒が、詰んだ段階で盤上からすべて消えてしまう。最後に明かされる二人の若者の消し方は全く予想できなかった。学ランを下手から上手へ移す小さな工夫で、それを納得させてしまう。「いのち知らず」というタイトルは何のことかと、最後まで疑問が残っていたが、最後でやっと分かった。
15(Fifteen)

15(Fifteen)

円盤ライダー

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「ト書き」とかワードを出しても、演劇超初心者を置いてけぼりにしない姿勢は素晴らしい。さすが円盤ライダー。

ネタバレBOX

男(パパさん)4人が主軸となって進んでいくストーリーではあるのだが、
個人的には劇場スタッフの女性に、ひどく感情移入してちょっと泣きそうになってしまった。
コロナのせい?自分の実力のせい?そんな事が当事者ですらはっきりわからないまま、演劇とか音楽とか劇場スタッフとかライブハウススタッフの仕事から離れざる決断をした人はたくさんいたんだろうなぁ
(これからもまだまだ出てくるのか?)と思ってしまった。
太秦ラプソディ

太秦ラプソディ

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

サンシャイン劇場(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/10/26 (火) 13:00

座席1階

 スーパーエキセントリックシアターの舞台でいつも期待するのは、座長の三宅裕司と小倉久寛の掛け合いだ。今回も盛り込まれてはいたものの、主な笑いどころは劇団員たちによる軽妙なギャグの数々だった。それはこの舞台が大部屋俳優たちを主役にしているからであり、タイトルにもあるように「名無し」の出演者たちの軽快な動きが今回の舞台を支えている。
 
 コロナ感染対策?のため1回に制限されているカーテンコールの後の恒例のトークで、三宅さんは「SETは非常に幅広い年齢層で構成されている」と言っていた。舞台のテーマである「いつかは主役を」という夢にあふれる大部屋俳優たちのような劇団であるようだ。老若男女が入り乱れての今回の構成に、それこそ幅広い年齢層が集まっている客席もみんな、よく笑えるわけである。
 SETが時代劇を取り上げたというのもいいな、と思う。描かれている通り、時代劇はテレビの主役からとっくに締め出されていて、今や専門チャンネルのBSで固定ファンをつないでいる状況だ(NHKだけは頑張っているが)。そのテレビも若者たちは見なくなっていて、人気ドラマという言葉さえ存続が怪しい。パンフレットに「時代劇基礎知識集」が載っていたのは、なんだか寂しい気もしたが、時代劇というジャンルを次世代に引き継ぐためには必要なのだと思う。
 時代劇では定番の「人情」を描いているためか、今回の舞台は派手な笑いが起きる仕掛けにはなっていない。だが、私としてはSETの面白さは思いっきり笑える舞台だと思っている。そういう点では少しおとなしい舞台であった。

エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

個人的な事情で半年程劇場から足が遠のいていましたが、当日券で飛び込み実演鑑賞。

映画的演出の喜劇ですが、終盤に伏線がきれいに回収されていき、見ていて、違和感や疑問点が残らず、とても面白かった。

各々のキャラも立っていて、細かい台詞回しもキャラクターの個性作りに効いている印象。

ネタバレBOX

とくにギャング陣の演技は揃って好演だったと思います。
五番目のサリー

五番目のサリー

M・G・H / ニッポン放送

よみうり大手町ホール(東京都)

2021/10/21 (木) ~ 2021/10/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

原作は知っていたが、舞台化でここまで面白くなるとは。実に見事で、スタイリッシュ。グッときましたね。

15(Fifteen)

15(Fifteen)

円盤ライダー

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演者さん達が楽しそうに演じるからか終始笑いっぱなしで見てるこっちまで楽しめました。
特に25日ゲストの足立さんのライオンキングは圧巻でした。(褒めてます)

『動ける/動けない 言える/言えない』を考えるWS 試演会

『動ける/動けない 言える/言えない』を考えるWS 試演会

升味企画

アトリエ春風舎(東京都)

2021/10/24 (日) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/10/24 (日) 16:30

企画が面白く、舞台も興味深く観た。
 3人の作・演出の劇団主宰が、各自書いた脚本をシャッフルして演出する企画で、タイトル通りの試み。3作品ともそれぞれに特徴ある芝居だった。

BROKEN『ロミオとジュリエット』

BROKEN『ロミオとジュリエット』

Rising Generation’s Act

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

日本史は詳しくないけど、蘇我、物部とロミジュリの融合の発想が凄い‼️シビアな場面だけでなく、笑い(稲森さん最高😃⤴️⤴️)もあり、強弱のある演劇で、目👀を離せなかった。最後がわかっているが楽しめた。

15(Fifteen)

15(Fifteen)

円盤ライダー

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/10/25 (月) 19:00

価格4,000円

これぞ円盤ライダー!
久しぶりの東京公演、初日を観劇出来て良かったです。
劇場をこう言う風に使うのかっ!といきなり驚かされました。

笑いあり、そして感動あり。このコロナ禍での円盤ライダーさんの2年間が役者さんの芝居を通して充分過ぎる程伝わる温かい劇でした。

コロナ禍で中学三年生(15才)の子供を持つパパ友たちが劇場を借りて、頑張る姿を子供達に見せると言う導入。なので舞台上でなく、劇場中をかけまわるおじさん達。しかもきっちりとソーシャルディスタンスを守りながら面白い使い方に感服。

お帰りなさい。
そして今までよりパワーアップして帰ってきた東京公演をありがとうございました。

ネタバレBOX

すっかり円盤ライダーさんの追っかけになってしまった小生ですが、今回まず劇場を使っての劇と言うことで驚きました。
劇場の下見という設定に感心しながら
いつものテンポの良い掛け合いで話が進んでいると、代表の渡部将之さん、まさかの変なパパ役。
今までの円盤ライダーではあまり見ない役柄に再度の驚き。

しかしその上杉パパ、あだ名が暗すぎパパが良い。
渡部さんの低い声の説得力が半端ない変人役がハマり役でした。
そして普段ならおそらく渡部さんがやるような配役に賢茂さん、そして森田さんが入っており
またそのお二人も最後素晴らしい演技を見せてくれました。
「産まれてきてくれてありがとう」ある意味でありふれた台詞ですが、その時の森田さんの格好がもう、、その衣装でそれ言うか!?とか
見守る渡部さんはもうダメでした、普通にしてれば格好いいのに。スイッチの入り方が凄いなと。
賢茂さんはコミカルで、人情味があり温かい人柄を見事に演じてました。
円盤ライダーの三人のバランスが小生の中では最高の劇でした。

そして船戸さんのスケコマシ(古いでしょうか)のパパ、賢茂さんの親友としてとてもピッタリで、こんな二人組学生時代にいたなと。
何より照明の説明を受けている場所からのやりとりは最高でした、なかなか劇場でも見れない場所なので面白かった!
劇場のスタッフさん役の伊藤さんの愛くるしさ、日替わりゲスト、オーナー役の足立さんのシーンですっかり河童の皿を割るファンになりました。

何より春子ママ役の殿さん、今までの円盤ライダーには中々無かったキャラクターの配役だと思います。セクシー過ぎる女優さん。なのに表情や声がとても素晴らしい。釘付けでした。

色々と挑戦もして、それが全ていい形で表れている今作に文句なしの満点と「お帰りなさい」の言葉で締めさせて貰いますね。
最高の劇をありがとうございました。
15(Fifteen)

15(Fifteen)

円盤ライダー

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

脚本がいいと思う。よくできた漫才、コントを見ているようで、とってもおもしろかった。

エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台美術がおしゃれで素敵でした。過去作品に捉われたくないエレモアと、それを愛する人たちの攻防(?)が面白かったです。みなさん、カッコよかったし。
映画にもっと詳しかったら、もっと笑えたのかもと思いました。

ジュリアス・シーザー

ジュリアス・シーザー

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2021/10/10 (日) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

all male ならぬ all female のシェークスピア劇。それって宝塚では?と調べてみると2006年にロック・オペラ 『暁(あかつき)のローマ』- 「ジュリアス・シーザー」より -が上演されていた。しかし“シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を原作にして、ポップな音楽をちりばめたロック・ミュージカルをお届けします。”とあるようにあちらはやはり音楽劇になるのであった。

開幕するとシーザーを真ん中に全員の行進である。シルビア・グラブさん、こういう重厚な役がぴったりだ。観ているこちらもテンションが上がり、この先の展開を期待させる。

いやあしかし、セリフが多い。しかも前半では早口のキャシアス(松本紀保)に対してゆっくり目のブルータス(吉田羊)という対比を付けて、決断を迫るキャシアスと悩むブルータスを表している。そして意思を固めるにつれてブルータスも早口になって当然の演出とは思うものの老人の耳には辛さが増して行く。セリフを追うのに疲れて2時間20分休憩なしが3時間以上に感じた。

何か物足りないのは女優さんが正統派の方ばかりだからだろう。引っ搔き回す人がいない。唯一、異質だったのは外出をやめると言うシーザーを翻意させるディーシアス(智順)である。おっさんがおっさんを説得するのだがここでは若い娘がおっさんをたぶらかすようなウキウキ感を出していた。こういう気分転換をもっと入れないと単調な舞台装置もあって飽きてしまう。1953年の映画ではデボラ・カー演じるポーシャの登場シーンが息をのむくらい美しい。むさ苦しい男ばかりのところに突然美女が現れるから効果的だが、女優さんばかりの本舞台ではそうも行かない。ここはall femaleの弱点かも知れない。また戦闘シーンがカットされていることもあって後半は盛り上がらない。本当はアントニー・オクティヴィアス軍もブルータス・キャシアス軍も互角の大軍なのだがこの舞台では最初からブルータスは落ち武者のようだ。

アントニー役の松井玲奈さん、見事なせりふ回しで光っていた。やや喉を傷めているような声であったが、それが却って説得力となっていた。

オリバー!

オリバー!

ホリプロ / 東宝 / TBS / 博報堂DYメディアパートナーズ WOWOW

東急シアターオーブ(東京都)

2021/10/07 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

歌と踊りは素晴らしいがストーリーは単純でつまらない。まあ、ミュージカルではよくある作りである。キャストの人数が多く、皆さん楽しそう。どうも観る側より演る側の方が幸せになれる舞台のようだ。

ジュリアス・シーザー

ジュリアス・シーザー

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2021/10/10 (日) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

シェイクスピア歴史劇らしい堂々とした朗誦セリフが耳に心地よい。吉田羊のブルータスの融通の効かない正義漢ぶりと、松本紀保のキャシアスの弱さと可愛さを醸す人情家ぶりが対照的である。特に二人が戦場のテントで諍う場面。

そうは言っても1番の見どころはやはりアントーニオ(松井玲奈)の「ブルータスは公明正大の人である」とクリア返して、次第に人身を反ブルータスに導く演説場面。最後の決め手として、シーザーが遺産分配を遺言していたと話が、民衆の歓心を買うためのばらまき政治はここにもあったかと感心した。

女性だけでどうなるかといと、男のようにギラギラしたり派手に激高したりということがない。けんかしても比較的落ち着いている。まあそういう演出のせいもあるだろうが、美しい、整然とした舞台という印象。

シェークスピアには珍しく、寄り道や副筋がほとんどなく、シーザー暗殺からブルータスの死まで一直線。もともとそういう戯曲である。テキストレジーでブルータス邸の謀議を縮めたり、フィリッポの戦いで敗れる最後の5幕を大胆に圧縮したので、それがいっそうきわだった。そのなかで、ブルータスの小姓ルーシアス(高丸えみり)が笛をふき居眠りする場面は、ホッと息が付いた。すぐシーザーの亡霊が出てくるのではあるが。

ブルータスの最初のセリフにヒントを得た、くすんだ鏡をいくつも組み合わせた背景装置が示唆的。2時間15分のコンパクトに収めた演出も良かった。

オリバー!

オリバー!

ホリプロ / 東宝 / TBS / 博報堂DYメディアパートナーズ WOWOW

東急シアターオーブ(東京都)

2021/10/07 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

連載大衆小説の祖ともいうべきディケンズの代表作の舞台化だけに、曲折ある展開に飽きさせない。特に、金持ちの老人とビルサイクス、フェイギンがオリバーを奪い合う後半は、時間を感じないあっという間の65分だった。冒頭の救貧院の歌、フェイギン(市村正親)一家の「ポケットからチョチョイ」の歌など、コーラスのたのしいがっきょくもいっぱい。一方、人生の哀感の歌はフェイギンの曲「こんな年でも人生はやり直せるか」にとどめをさす。ソニンの葉すっぱだが情のある演技も素晴らしく、悪い男ビル・サイクスに「あんたのためならなんだってする」と歌うのも、その後の悲劇も含めて哀切だった。

ドラマというよりショーとしてみれば最高。その中で市村正親のユーモアと哀しみを併せ持った存在感は絶品だった。休憩込み2時間40分

天井が高く舞台袖も空いているシアターオーブの舞台機構を生かして、リアルなロンドンの街の風景や救貧院、フェイギン一味のねぐらなどをササーっと転換する。この美術も良く、とくにセントポール協会が背後にドーンと控えている場面はいい雰囲気だった。

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