
ジャンガリアン
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/20 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
横山拓也作、松本祐子演出の信頼できるメインスタッフと、文学座の安定したアンサンブルで、時間を短く感じる舞台だった。老舗豚カツ屋を継いだ長男琢己(林田一高)が、リニューアル工事にかかる前日に突然倒れてしまう。そこから歯車が狂っていく。
モンゴル人の留学生(奥田一平)が「ジャンガリアンハムレット」をネズミ退治(ナワバリ意識を使う)に持ってきたのだが、琢己の入院中に、雇ってくれという。妻の愛(吉野美沙)が雇うと決めるが、自分のいない間に決められた琢己は面白くない。必要以上に意固地になって、「外国人なんて胡散臭い奴らだ」と差別意識をむき出しにする。
急にいろんな軋轢が起き、言わないでもいいことを言ってしまい、傷つけたり自己嫌悪に陥ったり。人間関係と内心の機微を丁寧に描いてよかった。
琢己と愛の夫婦の衝突と和解が心に響いた。

フタマツヅキ
iaku
ABCホール (大阪府)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

SWEET HOME 魂
MousePiece-ree
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2021/11/11 (木) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

剱心と献身
劇団M'sーG(旧)
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2021/11/13 (土) ~ 2021/11/15 (月)公演終了
満足度★★★★
日本史は全く詳しくないが、楽しめた。但し、隣のババアが途中で携帯を鳴らしたり、光らせたり、マスクを取ったりで非常識極まりない。劇場には関係ないが、マイナス要因。

NEXT STAGE
ACファクトリー
シアターサンモール(東京都)
2021/11/10 (水) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今の状況を逆手にとったような、客席を大胆に使った舞台演出、
予想外?な出来栄えのアクションシーンに、ラストの.....
面白かったです!
マスクで顔が見えなかったのが少し残念でした。

浦安鉄筋家族~子ども大戦争~
劇団TEAM-ODAC
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2021/07/10 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
後藤郁さん出演。
登場人物が多く、とても勢いのある演目で、楽しかったです。
原作を知らないまま観劇しました。これは知ってからの方が良かったですね。世界観を理解するのに時間がかかりました。主人公たちが小学何年生かは分かりませんが、低学年でしょうか。主人公のお姉さんのボーイフレンドが変な感じなのは、どう解釈すれば良いか悩みました。原作を少しでも知ってから観劇に臨めば、すんなりと入り込めたでしょう。
後藤郁さんは珍しい役柄でした。ご本人の元を知っている身としては、ピッタリとは言いませんが得意になりうる役かな、と。これまで清楚可憐な役が多かった、というかほとんど。さて今回の本番を拝見すると、これぞ後藤ちゃん。とても良かったです。

セイムタイム,ネクストイヤー
演劇企画イロトリドリノハナ
オメガ東京(東京都)
2021/11/11 (木) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
チームP(森下知香&加藤大騎)を観劇
今回の公演の大きな特徴は2つのチームがキャストだけに留まらず、演出者も異なり、翻訳までもが別々であるという点。
原作という出発点が同じでもチームHとPはほぼ別公演に等しく、その仕上がりの違いをまじまじと見比べられるのがとても興味深かったです。
効率度外視でセットの仕様まで異なるのですから、別モノ感はとことん徹底
何より人物描写、全く異なるカップルから成る物語になっていたのでした。
平野綾子さんのドリスは二人が初めて出逢った当時こそ平凡な女性、ジョージへの愛を生活の張りに自我を広め成長していった印象だったのに対し、森下知香さんのドリスは元々マグマの様な熱い想いを胸の内に秘め、ジョージとの逢瀬を肥やしに、さらには社会情勢をも追い風に着々と野心を具現化していく強い女性の印象。
鯨井智充さんのジョージは同性から共感を得るタイプだった印象に対して、加藤大騎さんのジョージは優し気な喋り方といい独特なオーラを放つジェントルマン。
日常に欠落感を抱えた、なかなかにクセのある人物。
時おり溢れ出すドリスの凄味に普通の男ならドンびいてしまいそうな部分もことごとく「好き」に変換できるタフさは刺激的な女性にどうしようもなく惹かれてしまう性ではないかと。
人生は事件に満ち、散々振り回されながらも、とても幸せそうでした。

半神
ThreeQuarter
中野スタジオあくとれ(東京都)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

The Kitchen
TABACCHI
駅前劇場(東京都)
2021/11/10 (水) ~ 2021/11/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/11/14 (日)
価格4,500円
14日18時開演回(83分)を拝見。
絶賛・酷評と観た方の評価がハッキリ分かれる本作。
私はといえば、酷評されていた方のお気持ちに充分共感しつつも…
小骨だらけのヒラメ…もとい!カレイのヒト皿
歯応え充分過ぎる程の肉料理のヒト皿
と、まるで観客の良識とやらを挑発するような料理の数々に半ば閉口するも、最後には存分に満足させられた、というところか。
あと、今宵の舞台では意図的にボカしているのかな?と感じ、帰宅後に調べてみたら、やはり、原作ではかなり露骨な人種差別的セリフが厨房内を飛び交っていたようだ。
厳然たる階級社会&多民族社会であった当時のロンドンの世情、今の日本の観客にストレートに出しても理解が届かな過ぎ! とはいえ、多少は匂わせないと、何故、登場人物の彼と彼とはいがみ合っているのかが、合点がいきにくかったんじゃないだろうかなぁ、とは余計な心配か。

半神
ThreeQuarter
中野スタジオあくとれ(東京都)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今まで観たお芝居とは一風変わってて、予想とはちょっと違ったけど楽しめました。肩肘張らないと言いながら、やっぱり熱い芝居で、良かったです。

ロミオとジュリエット
明治大学シェイクスピアプロジェクト
アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
映像鑑賞
生配信視聴組です。毎年楽しみにしていますが、戯曲が戯曲だけに今年は例年にも増して学生さんたちの若さと情熱が印象的、その熱風に巻き込まれるような疾走感あふれる舞台でした! 会場で観たかった~。これからもずっと続いてほしい事業です。

老いと建築
阿佐ヶ谷スパイダース
吉祥寺シアター(東京都)
2021/11/07 (日) ~ 2021/11/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#老いと建築
#阿佐ヶ谷スパイダース
オープニングがまるでエンディングのような美しさで圧倒された。
同時にその色彩が、初めて観た #長塚圭史 さんの作品の『マイ・ロックンロール・スター』を思い出させた。それはやがて、レオナルド・ダ・ヴィンチの #最後の晩餐 にも見えてくる。圧倒的に美しい美術と照明と肉体があった。
歪み始めた家……いや家族のカタチ……関係性は、実際にそうなのかもしれないし、記憶……つまり認知の歪みなのかもしれない。老いは不条理なんだ。不条理劇は苦手で、あまり好きではなかったが、今作は不条理劇なのかもしれないと考え始めたのと同時に、その不条理の中には演劇の魅力がいっぱい詰まっているのかもしれない……と思えてきた。
今作品は脳を刺激する。我が人生の過去、そして未来へと思考を誘う。その刺激が強いのか、テーマそのもののが比類なき刺激物なのか、思考が自分ごとに全力疾走してしまい、目の前の情景や声から乖離して迷子になった。
齢四十歳を超えた時、人生を折り返した、終わりに向かっていくんだ、枯れていくんだというネガティヴ思考の呪縛は、まるでスクルージに巻き付いた鎖のようにワタシを締め付けていて、SEXに対するイチローの危機感に共感しながら、自分をどこかで憐れみながら嘲笑っていて滅入る。
リボンだよの #木村美月 さんが、作品の毒素を中和させ飲み込みやすくしてくれているが、喉元を過ぎてからその辛味がヒリヒリと臓器を焼いていく。
舞台奥で目を丸くして代わる代わる人を見比べる #藤間爽子 さんのヨシコが事の大きさを表した。可愛くて、異常さも可笑しさに包み込んだ。
カーテンコールの表情に #村岡希美 さんの柔和なお人柄が蘇りホッとするのは、作品中の表情に鬼が潜んでいるからだ。見事に傘寿の鬼を立ち上げた。緩急の違いで40年の時間を飛び越えてみせた。
層の厚い劇団力を改めて証明してみせた公演だった。天晴れ。

舞台「ヒミズ」
劇団時間制作
Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)
2021/09/18 (土) ~ 2021/09/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
古谷実さんによるマンガが原作だが、
作・演出の時間制作、谷碧仁さんが1から作り出したのではないかと思う程、
谷さんの、時間制作さんのテイストが随所に散りばめられていた。
登場人物達の行動が、衝動的であったり唐突であったり、
時々の気分に左右される様なものが多いが、
その辺りは役達の年齢や立場を考えると納得出来るものがあるし、
そして仕方のないものだ、と納得させられるだけの状況がそこにはあった。
排他的でもあり、狭い範囲での交友関係や人間関係から、
どうしても歪な状況が生まれてくるが、それもまた人間同士の間柄であれば
当たり前の様に起こり続けている事だとも理解出来る。
ヒタヒタと忍び寄る影に観客側も徐々に飲まれる様に、
観終わった後に、心の中に黒いシミが広がる様なそんな不気味さが残りました。
ただし万人ウケはしないし、観る人も選ばれる作品だな、とも思いました。

バロック
鵺的(ぬえてき)
ザ・スズナリ(東京都)
2020/03/07 (土) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
凄まじかった。噂に聞いていた鵺的さん、初体験は衝撃でした。
劇場にいるのにどこかの屋敷に一緒に連れて行かれた様な感覚。
音響の波を身体にビリビリと実感し、照明との合わせ技で本当に屋敷が揺れている様な、
作品にあるホラー、何が起こるか分からないハラハラ感はそうは味わえない。
観劇であり、そして体感した感じ。
DVDも購入して観てそれも良かったが、劇場でしか味わえない感覚はまさに演劇。
展開のおどろおどろしさ、緊張感は忘れない、素晴らしかった。

最強の姉妹
劇団オモテナシ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2018/05/08 (火) ~ 2018/05/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
正直、かなり微妙でした。
ケンカありき、争いありきで作られていて(そういう作品ですが)
いがみ合いも可愛い感じではなく、理由もそんなに説明されないまま、
とにかく、とにかく!いがみ合うって感じで…
役者さん達の熱量みたいなものは感じましたが、逆に熱量しか伝わってこず、
何か共通の理解で全役者さん達が前進して物語が進んでいるなら良いのですが、
そういった感じでもなく、勢いで乗り切ろうとして破綻している感じでした。

夜を治める者(ナイトドミナント)ワーク・イン・プログレス
お布団
アトリエ春風舎(東京都)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
■90分弱■
話がぶっ飛びすぎていて、最後まで戸惑いを抱えたまま鑑賞。
ワーク・イン・プログレスとは言うものの、今回、戯曲を余さず上演し、これで話は完結しているらしいが、謎を明かしながらも増幅させるような、あんなラストじゃ得心がいかない。

半神
ThreeQuarter
中野スタジオあくとれ(東京都)
2021/11/12 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今までにあまり見たことのないお芝居でした。どなたかのコメントにもありましたが、途中の演技指導?は、なくても大丈夫だったかもです。好き嫌いはあると思いますが。
全体的には、2時間という時間を感じさせないとても面白い内容でした。とても難しい内容でしたが、最後までよくまとまっていたと思います。

にんげん日記
トム・プロジェクト
紀伊國屋ホール(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
10月31日午後、東京・新宿の紀伊國屋ホールで上演されたトム・プロジェクト プロデュース『にんげん日記』公演千穐楽感を観てきた。これはこの作品の作・演出が大好きな劇団の一つである劇団桟敷童子の主宰者・東憲司によるもので、出演者の一人にこれまた同劇団の大手忍が出演していたからである。
舞台は昭和24年の九州。コリッチに掲載された解説によると、
老朽化で休業中の銭湯...
男はその銭湯で戦争に行った孫の復員を心待ちにしている。
或る日、男の幼馴染が2人転がり込み大騒ぎに...、
そして同じ日に孫の許嫁だという娘とその母親が現れて...。
昭和24年の戦後混乱期を生きた3人の男と2人の女、
「にんげん」達の笑いと涙の日記が...
とあった。出演者は5人。銭湯「月乃湯」の主人で舞台となる日記を書いている勝浦文ノ輔(小野武彦)、幼なじみで絵も上手い煙突掃除の名人・松尾善太(高橋長英)、同じく幼なじみで建築会社の元社長で闇市に顔の利く浪瀨常幸(村井國夫)。この3人は俳優座養成所第15期の同窓生でベテラン俳優として活躍している。それに、文ノ輔の孫でまだ戦地から復員していない福太郎の許嫁と称する能嶋桜(大手忍)とその母親・三智枝(賀来千香子)。実はこの親子は実の親子ではなく、戦後の世の中を生き抜く爲に騙り屋となって月乃湯に入り込んできただが、なんと三智枝が文ノ輔の東京での教員時代の教え子である事が判明し、騙り屋である事を途中で白状する。しかし、かつての教え子でもあり、わずかな日々とは言え一緒に暮らし、孫のことを思い出させてくれた二人を、男3人は快く受け入れていく。そして桜の一時失踪事件を機に桜と三智枝は月乃湯を去って行く。
物語の核には月乃湯再開という彼らにしてみれば大事業が有り、男女5人がそれぞれ出来る範囲で協力していくことで連帯感が生まれてくる過程が描かれている。
九州が舞台と言えば、作・演出の東憲司の得意分野であり、彼の世界が舞台上に展開していくのがわかる。それを支えていたのは、5人の達者な芸。最もインパクトのあった役者は、大手忍だったように思う。
開幕早々は男性陣の台詞がややボソボソと聞き取りにくい箇所があったが、女優陣が登場してからは会話のメリハリが明確になって観るものを引きつけていった。
観終わって、どことなくほのぼのとした感じが心に染みついていたのは、日記を書いた文ノ輔を演じた小野武彦の好演だったと言えるだろう。ドボルザークのユーモレスクや金魚の絵も印象深いものだった。どことなく劇団桟敷童子公演を観たような感覚に陥ったのは自分だけではあるまい。

たましずめ
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2021/11/10 (水) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ここ数回続けて拝見していますが、今回も、役者の皆さんの演技も確かで、安心して見られる上に、内容も心が暖かくなる内容でとてもよかったです。毎回思うのですが、食べたり、水を使ったりするところもリアリティー重視で私は、好きです。次回作品も楽しみにしています

更地
KUNIO
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/11/07 (日) ~ 2021/11/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
老夫婦(と言っても出演者は若いのだが)の回想劇、めっちゃ感情移入してしまいました。南沢奈央ちゃんがとってもキュート。