最新の観てきた!クチコミ一覧

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だからビリーは東京で

だからビリーは東京で

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/01/08 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/01/25 (火) 18:30

評判がいいので観に行った。確かに面白い。108分ほど。
 大学に入るのに東京に出て来た青年が、初めてのミュージカルとして『ビリー・エリオット』を観て俳優になろうと志し、劇団のオーディションを受けるものの、その劇団は前衛的手法で世間受けせず…、的な物語。劇作家が劇団を中心にした作品を書くと自己弁護的になるという印象があるが、さすがにベテランの蓬莱にはそんなところはなく、ある種リアルな物語が描かれている。コロナも次第に含み、他の5人の劇団員と青年の父親の7人しか登場しないのだが、そのそれぞれにバックグランドを描くなど、巧さもあるし、この劇団どうなるんだろう、と思わせておいて、みんなが予想する方向に進んで行くことなど、展開の起伏もある。でも、期待ほどに面白いとは思わなかったのは、軸が青年なのか劇団なのか、ちょっとハッキリしなかったという思いと、この物語は東京にやってきた人々の物語で、東京で生まれ育った私には少し抵抗あるセリフがあったからだと思う。『ビリー・エリオット』を観たことがないので、その感動とかに付いていけないことも関係しているかもしれない。

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】

シス・カンパニー

スパイラルホール(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/01/22 (土) 18:00

2度目の観劇だが、戯曲を買ってみると、かなり深い作品だと分かる。面白い。90分。
 主要な6人の登場人物は3人で各2役で演じることが戯曲で指定されていることが分かった。主人公のマーラとマイラは1人の人物の両面を描いているように見え、そのことが1人2役で演じるという形になったのか。2人の息子のケニーとベンも八島智人が2役で演じるが、これも正反対のキャラクター。今回は「夢」という場面が2人の和解を求める心を描いているように思え、2役を演じることで「同じ人間だ」と言っているようでもあった。もっと考えていくと、いろいろと解釈できる作品だと思う。さらに使用する劇中曲も「同時代の女性シンガーの曲」を使うことなども指定されていて、それなりに腑に落ちる選曲だと思った。特にオープニングとエンディングの Gloria Gayner "I Will Survive" はピッタリだと思う。

あいついつまでもやってる

あいついつまでもやってる

トローチ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/01/22 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

内容が濃く、ラストを観て改めてタイトルを知らされた作品です。今日も当日券で観劇いたします。なぜなら、そうしないとあのうやむやが解決しないからです。なので、ずっと観ていたい作品なのです。是非、あなたにお薦めいたします。

ガラテアの審判

ガラテアの審判

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

殺人を犯したアンドロイドは人間と同等に裁かれるべきか。
仮にヒロユキが論破したところで、それは無いだろうと思って観ていたのだけれども、とことん重ねられていく審議や証言、ドラマチックな流れに引き込まれるがまま気持ちが大きく揺さぶられていく見事な公演。

審判に向けて事件の本質を突き詰めていく作品力。
ひとつまたひとつと真実が明らかになっていくほどに、浮き上がるそれぞれのカタチ、それぞれのカタチで感情が高ぶっていく役者さん達の熱演が素晴らしい。
体感では劇場のほとんどが舞台スペース、シアター・ミラクルならではの臨場感。
近くを役者さんが通る時には台詞はなく、激しい感情表現の時は必ず飛沫が観客に向かない事等ことごとく配慮されており、安全とエンターテインメントの両立が考え尽されていたと思います。
それらの配慮に守られ、今、これだけの迫力ある舞台を堪能できたのだという事に強く感謝。

アオイの花【1月25日-27日公演中止】

アオイの花【1月25日-27日公演中止】

“STRAYDOG”

テアトルBONBON(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

こういう事態だから急遽休演という事もあるだろう。しかし、今日の対応はいかがなものか。私は13時にストレイドッグのHPを確認して何事もないと、午後の仕事に出かけ、中野へ行って見れば、がらんとしたホールの表にはり紙が一枚。帰宅して私のパソコンをチェックすると、今日休演の通知が来たのは16時30分。開演の1時間半前である。これでは、劇場の前でうろうろしていた今日のチケットを持った客はどうしようもない。緊急事態だからとは言うが、紙一枚で、係員は一人もいない。払い戻し、代替公演の案内もない。いかにも礼を失していないか。こういうところで「アート気質」を出していてはこの劇団に未来はない。まぁ、そんな悪意はなかったとしよう。しかし、世間の常識、儀礼は舞台に立つもの心得ていてもらわなくては困る。雨も降り始めた帰りの夜道、かなり不愉快だった。

ガラテアの審判

ガラテアの審判

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これは観ないと後悔するタイプの演劇だと思い、
無理やりスケジュール調整をして観劇。

SF要素と法廷演劇が上手く融合していた。
SFが絡むと話の内容が安っぽくなったりするのではないかと
心配したが、全くそんなことはなくシリアスな展開が
ずっと続き飽きさせない作りだった。

こんなに練りこまれたシナリオは久々だった。
2時間の演劇ならこれからも絶対観に行く!!
60分だと移動の時間の方が圧倒的に長いので悩む。

ガラテアの審判

ガラテアの審判

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

115分ノンストップの裁判劇。書きたいことは山ほどあるけどすべてネタバレに通じてしまうー(汗)!!とっても面白かったです。おすすめです。

ネタバレBOX

アンドロイドが開発されて早50年、今では自己成長型ニューロチップの開発で人間と遜色ない見た目・頭脳・考え方を持つような存在になっている。
最新型アンドロイドとして開発された製造番号HY-1985型・俗称ジャックの試験機3体は、1体がラボラトリーに、残り2体が開発企業ゼペットワークス社関係先の一般家庭にテスター配備され、出荷前の最終テスト段階にあった。
そのような中、オオサキ家に配備されたジャックが隣人殺人で逮捕され、刑事裁判の被告人となる。
ジャックは人間なのか人間でないのか、人間的な責任能力を問えるのか、これは有責性を問う裁判なのか、それとも。。
これは殺人裁判という一言で片付けられる、いわゆる法廷モノではない。地裁の公判前整理手続における判事・検事・弁護士のやり取り、回数を重ねるに連れて各個人の人間性も透けて見えてきて、すべての関係者の思いに同苦してしまう。
そして判決だが…古い話かも知れないが、私は舞台を鑑賞しながら永山基準について思いを巡らせていた。犯罪の動機の有無や計画性、衝動性、殺害された被害者の人数や被害者家族の感情、前科などを考えていた。それをアンドロイドに適用するならば、どうなるかと。もし機械として裁くならこうであろう、でも人間として裁くならこうであろう、と。
判事の結論は、なるほどと言わざるを得ない。おそらく観ていた人全ての心の中に、新しい「何か」を残し、共有させる舞台であったと思う。
最後のピリッと気の利いた旧型アンドロイドのセリフに笑って締めくくりになったのも良かった。
ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】

シス・カンパニー

スパイラルホール(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

藤田俊太郎演出舞台を観るチャンスが「やっと来た」とチケット購入。最初のチャンスは一昨年春の「VIOLET」だったがコロナで流れ、次なる「NINE」は配信で鑑賞できたが相見えた実感には遠かった。今回は間近でミュージカルや大舞台でない小劇場演劇を藤田演出で観れるてのも興味をそそる所。
一言で印象を言えば、ワイルドな演出だった。ワイルディッシュな、というのではなく、作りそのものがザラっとした感触で、一見不親切でぶっきらぼうに見えるが、何らかの合理性には則っているような、という感じ。第一には戯曲の作りに依るのだろうが、見た目も大きい。両面客席に挟まれた演技スペースは台状で、俳優は両サイドの段を上がって登場するが、この台の表面が見た目に場末のダンスホールの床面みたく美しくなく、これは「狙いか?」、とも思うが「汚し」というには作為的な美がない(大舞台に慣れてると床表面の肌触りまで客席から見える事に注意が及ばないのかも?と思ったり)。また台の上部には、そう高くない天井に接する感じで両側から見える映写板が据えられ、場面のタイトル、年代等を表示するのだが(同じ文字の裏と表が二列並んで見えるので表裏が透けているらしい)、意図的なのかよく分からない場末感を「舞台上に」でなく「舞台そのものとして」作っているので変な感じを覚える。どこから持ってきたんだろう?海外経験のあるという藤田氏が見て来たイメージそのままを反映しているのかも・・?(こんな文字数使う程の事っちゃないが。。)
もしや少しだけ遅れて見始めた事で、会話の意味が耳になじまない間にそんな所に目が行ってしまったのかも。
ただ、ドラマを追う内に、戦後アメリカ史をある特異な角度で縦走するワイルドさに馴染んでくる。例えるのも変だが「イージーライダー」に登場する彼らを今思い出した(内容は全然違うが)。まあ舞台全体が放つ何か「異文化」的なものの正体を見ようとしたがいまいちうまく行かず。また考えてみる。

ガラテアの審判

ガラテアの審判

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了

実演鑑賞

迫力ある面白い劇でした。きちんとして輝いた演者に拍手です。

絶叫【公演中止】

絶叫【公演中止】

“STRAYDOG”

HEP HALL(大阪府)

2022/02/05 (土) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

実演鑑賞

この世にあるさまざまな差別やなどの社会問題が1人の女性を軸として描かれて、最初は生きることに必死の女性の姿が勇敢に見えていたが後半につれて人間の醜い部分が全面に出ていて、最後まで面白い舞台でした。

夏の砂の上

夏の砂の上

玉田企画

北千住BUoY(東京都)

2022/01/13 (木) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

主宰が自作以外を演出した舞台。パンフにはこの作品への玉田氏の思い入れが綴られており、十年程前に読んだとある。もしや?私が初めてのこまばアゴラ劇場で、初めて松田正隆作品に触れた舞台を見たのでは、と調べてみた。が、作者と劇場そして平田オリザ演出で検索してヒットするのは2003年「夏の砂の上」のみ。劇団を四つ程度しか知らなかった昔、でも平田オリザの名は知っていただろう。覚えているのは日本家屋の一部屋、畳を踏む音も聞こえそうな張り詰めた静けさの中で、心情が行き交う舞台に少なからず圧倒されたこと。淋し気な夫と、やがて別居中の妻が現われ徐々に「別の男」の影が見えて来る・・3人位の芝居だと記憶していたのだが、本作の出演者は8名。2003年上演には占部房子や内田淳子、金替康博、松井周の名前もある。その後芝居をうんと見るようになった頃、既視感のあった占部房子、松井周のこれが初見だった仄かな記憶は、上書きされたものだろうか・・。(人間の記憶はデータそのものは全て脳に保存され、取り出せないだけだと聞いた事がある。)
本題。端っこが省略された日本家屋の一室と廊下、向かいの部屋の障子戸、等が低い天井の劇場内にしっかり作られ、お膳立ては整っている。男が入って来る。まずまずだ。一人だけ名前を挙げれば用松亮、やはり笑える。・・一人でぼんやり暮らす男、別居中の妻が現われ、長く夫婦だった者同士らしい低いトーンの会話。その中で二人の関係性、近過去の事、うっすら浮かぶ妻と親密な人物の影、といった事が見えて来る。その後の一場の展開は次の通り。突然妹(男の)が十代の娘を連れて訪ねて来て、少しの間預かってくれと言う。博多で店を出すよう勧められたのでその準備で大変という説明にすかさず男は「男か」と見抜くが、今度は本当だと主張する妹と男の押し問答の末、「夫婦に頼み込んだ」つもりの妹は去って行く。妹を追って男が玄関に行った間、黙って座っていた妻が娘に話しかけ、一しきり談話。どころが娘がてっきり同居する人と認識した相手はおもむろに立ち上がり、「じゃ」と帰って行く。唖然と見送る娘。男が戻ってくると、残された二人の図。・・男は仕事の事(整理解雇か倒産か)や妻の事もあってくさっているがどこか諦めの風情があり、娘の方は母の男が変わるたびに引っ張りまわされる運命を半ばあきらめている風情、妙ちくりんなコンビが残り、暗転という文句の付けようのない出だしである。
その後男の元同僚らが久しく顔を合せた宴席からの帰り、男の先輩(用松)、後輩(妻と怪しい)らが騒々しくなだれ込んで来る。そこで娘と顔を合せる場面の妙。その席では後輩が男に難癖をつけ一悶着(男がしっかりしないから妻を不幸にしている、それが俺は許せない・・というポドテキストがむくむくと想像される..が今は推測の範囲)。先輩は明朝から仕事らしく眠くなっており、向かい部屋の布団で大いびき。
後日、今度は娘がバイト先の男を休憩時間に招き入れている。おずおずと上がり込む男が、達観した娘の不思議ちゃんに振り回されるつつも惹かれているらしい図。
また後日、先輩が急死し、お通夜に出ようとする場面、最後の人物が頭と腕、足に包帯を巻いた状態で登場。例の「怪しい仲」の男の妻である。男の妻と自分の夫の関係は疑いのない事実だと告げる。そこへ喪服を取りに元妻がやって来て、対面。ここに娘とバイト男が噛んでいる(ハローワークで夕方まで不在のはずが急遽の訃報で戻ってきた格好)、男がバイト男に「責任を取れるのか」と迫る場面に女の訪問があり、女の話を聴く場面に同席させられているが、妻の訪問で対決場面になりようやく放免される、という「男=バイト男」の図が挿入される事で、女の悲壮な告白が他人事のように見え笑える場面になる。さて妻と女の対面では女は精一杯、猛烈に食ってかかるが、どこか冷めている男。女は敗北感を噛みしめて帰って行く。
その後は収まる所に収まる場面の後、ここで終わっても良い場面、男と娘の心が説明のつかない何かで結ばれ、通い合っている図が残像となり暗転。だが芝居は娘が去る場面で閉じられる。妹の再訪問で一気に現実に引き戻される。店はうまく行かなかったが、また目標が出来たと言う。今度は海外である。二人が去った後、娘が戻ってきて、たぶんそこには行かないと思う、と言う。
一人男が思いにふける図で芝居は終わるが、最初の場面から「生活」そのものは変わらない男の中に、何が残るか、が核である。観客ともども、「どう終わるか」。もっとはっきりと、男の思いが見える芝居の作りもあり得るだろうが、私には見えてこなかったので色々と想像を逞しくした。それを語るのが感想の中心になるのが本当だろうが、それはしない事にする。

奇譚録。バーベキューダンス

奇譚録。バーベキューダンス

劇団「楽」

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2022/01/19 (水) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

まずは観劇前のお願いが芝居の流れのようで良かったので本編も期待できるかもと思いました。物語は奇譚という感じではなく人間の業が描かれていたように思いました。戦いのシーンのアクションはキレが良かったです。

天使は桜に舞い降りて

天使は桜に舞い降りて

演劇の毛利さん

サンシャイン劇場(東京都)

2022/01/06 (木) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

配信で観ました。
すごいクオリティ。最後の歌がとても良かった。
狐役の女性、天使役の女性の演技が良かった。

絶叫【1月25日-30日公演中止】

絶叫【1月25日-30日公演中止】

“STRAYDOG”

テアトルBONBON(東京都)

2022/01/21 (金) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ひとりの女の壮絶な過去をなぞっていくが、場面に合わせたダンスや歌で観客を退屈させない。観ているだけで楽しい!
そしてフライヤーの主人公の女性の喉が心配。まさに、、、絶叫。

FRIEND

FRIEND

CHAiroiPLIN

あうるすぽっと(東京都)

2022/01/19 (水) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

🅱️#よし乃 #小林らら
#鈴木伽実 #遠藤留奈
シングルキャスト
#清水ゆり #ジョディ
#酒井和哉 #小野塚茉央 他(敬称略)
【千秋楽】開場時の隣人の部屋が秀逸。清水さんの作曲作業の環境を想像して楽しむ。ウォーミングアップの要素より、しっかりと作られていることを確認。つまり、隣人だけは85分の上演。そしてあの時間の生活音とBGMが『友達』シバリで粋。ユーミンの『Hello, my friend』から始まって坂本九『ともだち』でポチッ。
積まれたBOXに仕込まれたスマホがそれぞれ持ち主が登場する動画を再生している仕込みも面白い。
不動産屋?のジョディさんが物件を紹介するシーンの音楽と融合した完成度がヤバイ。カップルが契約した56番の賃貸物件。三人の鍵ダンスが美しくて悲しい。結ばれた二人が12号室に描いた未来と、スマホで愛を語るスーラッタッタの向こうに見ていたものの、いったいどこに責められることがあったろうか。
ショパン『別れの曲』の中で、引き裂かれた痛みを時間の経過で麻痺させ、繰り返す日常によって元気になっていくオトコに対し、彼女は絶望の縁で遂に背中のファスナーに手を回す。なんとも心憎い演出で、まんまと胸を締め付けられる。
丹田に響く轟音の中、がんじがらめに捉えられ逃げられないオトコを観ながら不覚にも込み上げてしまった。
隣人は、もう隣で何が起きていようともアイマスクで見て見ぬふり。
だから……やがて……。
春から一人の生活を始める娘たちの部屋の前で、父の「今で〜す」が聞こえないことを願うばかり。

特筆すべきは、よし乃さんと小林ららさん。
よし乃さんの滑らかな身体と動きと発声が、オトコの悲哀を最大限に増幅させた。その役を演ずる理由が匂い立った。
小林ららさんからは一瞬たりとも目が離せない。万華鏡のように変わる表情は1ミリの隙もないプロフェッショナルなダンサーの証。警官を丸め込むラインダンスの首振りでも、首を倒すカウントで必ず新しい表情を打ち込んでくる。買い物袋に約束のモノが無くたって動じない(後で出てくるのだけれど)。あんなに楽しそうにステージに立つ姿を観たらハッピーにならないはずがない。その上、役と作品の流れに沿った感情まで手に入れて昂らせ溢れさせ、ブルーシートを撫でながら人間の奥底に潜む二面生を立ち上げるのだからお手上げ。その証拠に、裏で赤い紅を引く表情は、もう完全に獲物を狙う戦闘態勢。スイッチングがスゲ〜よ。
それでも、全てを捧げてでも牛乳を貰ってみたいと願ってしまった自分に、男の浅ましさを見て逃げ出したい気分になった。地獄の扉を叩くようなバスタムの重低音が身体中に響いている。

千秋楽を含む最後の4公演を観たけれど、ずっと新鮮だった。
とんでもない作品が上演され、目撃者になれたことを幸せに思う。
それでもきっとまた進化を遂げ、また披露してくれるに違いない。楽しみに待とう。

FRIEND

FRIEND

CHAiroiPLIN

あうるすぽっと(東京都)

2022/01/19 (水) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

🅰️#青井想 #札内茜梨 #古澤美樹 #藤井咲有里
シングルキャスト
#ジョディ #酒井和哉
#清水ゆり #小野塚茉央 他(敬称略)
【千秋楽】唐草模様の顔の無い獅子舞……いや、九の顔を隠した獅子舞。噛まれて無病息災ならめでたいけれど、コイツに狙われたらそうはいかない。クリスマス・キャロルのような歌で始まり、トントントンを指揮する酒井さんの父がイイ。ラストの時事ネタのアドリブも楽しみで、毎回笑わされた。
藤井さんの母のダンスにチクビームを発見して思わず吹き出したのは隠し切れない。
二女の札内さんの声にはウットリする。まるでシルクだ。
長女の古澤さんがオトコを落としにかかるシーンの艶っぽさの進化に目をみはった。あんなの来たら抗える男なんて居やしない。セクシー担当で新境地を拓いた古澤美樹さん。彼女が演じるオトコを観てみたいと思うのは、贅沢ではなく自然の摂理だと思う。彼女の華麗なダンス、これからもチャイロイプリンで繰り返し観てみたい。

ガラテアの審判

ガラテアの審判

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/01/21 (金) 20:00

近い将来、実際に起こりそうと想像出来る世界観。熱演と実際に傍聴しているかのような距離の没入感でした。リアルに結末を考えながらヒリヒリする2時間弱だったけど、濃厚でおもしろかった!

本日、承後過ぎの生き方

本日、承後過ぎの生き方

演人の夜

萬劇場(東京都)

2022/01/19 (水) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

初演つづき今回も観ることができて増えたシーンあったりして新鮮
内容てきにはキツく色々と考えて
何が幸せなのか!
こうなる前に最善導く事ができたのではとい思う
役者さんたちはとても素敵でした
素敵な作品でした

ガラテアの審判

ガラテアの審判

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/01/20 (木) ~ 2022/01/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

圧巻の会話劇。夜公演でちょっと眠かったのですが、眠気吹っ飛ぶし、2時間の尺が全然気にならない。個人的にはfeblaboのベストですね。

恋愛論

恋愛論

動物自殺倶楽部

イズモギャラリー(東京都)

2022/01/11 (火) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/01/15 (土)

身内の話しをお試しで舞台化してる感じ。

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