最新の観てきた!クチコミ一覧

21221-21240件 / 191905件中
堕天使たちの鎮魂歌~夢色ハーモニーは永遠に~

堕天使たちの鎮魂歌~夢色ハーモニーは永遠に~

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

サンシャイン劇場(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/25 (火) 13:00

今回も「あ~おもしろかった」でサンシャイン劇場を後にした。
SETは今作で第60回公演。三宅裕司は「公演が還暦、座長は古希。その間に劇団員の幅が広がり、上は介護施設の高齢者から下はひきこもりの少年まで演じられる」とカーテンコールのトークで話していたが、まさにその通り。古希でも年を感じさせない三宅の元気な舞台はまだまだ続くと思うが、三宅裕司&小倉久寛が代名詞のSETもきちんと劇団の役者たちを育てている。今作はそんなことを感じさせるステージだった。

今回は芸能界の舞台裏、といった物語だ。仕事はバックコーラスか脇役ばかり。スターを夢見てこの世界に入って何十年。売れない3人の女性ボーカルグループに秘密の案件が持ち込まれる。芸能界の実力者が売り出す3人組女性アイドルの替え玉として歌ってほしいというものだった。この二つの女性ユニットを中心に話は進んでいく。
3人組女性アイドルは、ルックスやダンスは申し分ないが、何せ歌が下手というのが弱点。そういう歌手に口パクをさせてゴースト歌手に歌わせるというストーリーは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にもあった。やっぱり口パクは芸能界の常識なのか。それにしても、この二つのユニット。替え玉の方の歌唱力は見事だし、アイドルの3人は歌を下手に歌うという離れ業をみごとにやってのける。聴いていて感心してしまった。
要所要所で客席の爆笑を引き出す舞台は、今回も健在だ。時事ネタをふんだんに使い、認知症のおばあちゃん役にまでギャグをやらせる。三宅と小倉だけでなく他の劇団員も爆笑の起点となるところは、さすが本公演60回の熟練を感じさせる。
とはいえ、シメはやっぱり小倉だった。この人は地でやっているのか演技をしているのかよく分からないが笑えてしまうという、傑出したコメディアンだ。SETファンの客席の期待にきっちり応えるところなどは「やっぱりスゴイ」と思ってしまうのである。

冒頭にも書いたが、幅の広い年齢層の登場人物を客演なしでこなしてしまうという実力が、SETにはある。

日本人のへそ

日本人のへそ

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良い出来、良い劇団。これでラストなのは勿体無い。そう思わせるいい芝居だった。『虚構の劇団』、結構観た気がしていたが実はニ回だけ。『サードステージ』と混同していた。

井上ひさしの戯曲デビュー作。こまつ座で観た朝海ひかるさん出演の作品がエロかった。強烈に印象に残っている。
冷静に観ると、日本人論の塊。『日本のボス』なんて、今まさに暮らしているこの現実の仕組みを大声で糾弾している。一般的な皆さんはニヤニヤ苦笑いで収める話なのだが、山上徹也みたいな自爆テロリストがうようようごめいている時代の変革期。「こんな国は嫌だ!」と叫び出す奴が現れるかも知れない。同性愛ネタも強烈で、「昭和天皇のルックスがイマイチだから日本軍は弱くなった」と言いたい放題。タイトに削ってある為、作品の本質が掴み易い。

かつて一世を風靡したストリッパー、ヘレン天津を演じる小野川晶(あき)さんが魅力的。おかっぱの女学生姿はT-ARAのボラムを想起。葉山レイコに似た美人。
狂言回し的存在の久ヶ沢徹氏は膨大な台詞を炸裂。冒頭の歌の途中で「間違えた!この後何だったっけ?」と他の共演者に聞いてそこから立て直す場面も。観ているこっちがハラハラした。
小沢道成氏のスタイリッシュなヤクザ、渡辺芳博氏のクリーニング屋の親父も強烈なインパクトを残す。
健康的な木村友美(ゆみ)さんの肢体も目立つ。
下着姿で踊りまくる華やかな女優陣が美しい。
梅津瑞樹氏のファンが矢鱈いた。
ストリッパーのストライキの歌が秋元康調で良かった。

上部スクリーンにテンポよく映し出されるイラストが本当によく出来ている。膨大な言葉遊び、聴覚だけの情報が視覚を使ってより深く認識でき、井上ひさしの徹底的に詰め込んだ言語世界を密度濃く味わえる。

ネタバレBOX

岩手の山奥の村から集団就職で上京する女の子。「都会の男に汚される位なら」と、実の父親に強姦される。勤め先のクリーニング屋では主人に愛人になるよう懇願され、奥さんから追い出される。転げ転げて職を転々とし、トルコ嬢からいつしかストリップの舞台に。ストライキのリーダーになり初恋のバッタ屋(ヤクザ)と再会し結婚するもそれも束の間。日本の風習、権力者への贈り物として組長、右翼、遂には代議士の妾に。『嫌われ松子の一生』だ。小野川晶(あき)さんの佇まいが良い。

私立吃音矯正学院の教授の論説。『人間の尊厳を冒す「吃音症(=どもり)」とは“言葉”の病気である。“言葉”(=文字、言語)を操ることこそ、人間が他の動物と一線を画す拠り所である為、真の人間的病気といえる』。井上ひさし自身も吃音症に悩まされた経験があり、それが元になっている。
この人間の尊厳を取り戻す為の治療劇こそが今作。

井上ひさしは「吃音症の人は心の優しい人だ」と書いている。他人の反応を気にする余り、適切な言葉を見付けられず慌ててしまい喋れなくなる。自分の伝えるべき言葉が見付からないまま、羞恥に悶え苦しみ続ける。
結局、今作では誰のどもりも治ることはないのだが、この治療劇をずっと続けていくことそのものが治療であるという結論。井上ひさしは生涯治療を続けたのだろう。
パラダイス

パラダイス

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/11/03 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/10/24 (月) 18:30

間臭糞糞(にんげんしゅうぷんぷん)←褒めてる)な赤堀雅秋作品!!
やっぱり好きだわ。
あの両親の会話とそして出戻り娘の態度が頷けることばかりで面白くも哀しい。
不安要素詰め放題のパラダイス!!
2階のC列。同じ料金で…と嘆いたが、全体がよく観えたので良かったです。
あの舞台美術も好きです!
ボーリング場や屋上、下の世界と上の世界の格差。しっかり受け止めました!

オルガ・トカルチュクの『宝物』

オルガ・トカルチュクの『宝物』

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2022/10/19 (水) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/10/20 (木)

ポーランドのノーベル文化賞受賞者オルガ・トカルチュク (Olga Tokarczuk) の作品
シンプルな舞台美術と生ピアノの音楽(転換にのみ使われていたと思う)にまず魅了された。
とにかく観て感じて欲しくて知り合いに紹介しました。それくらいインパクトがありました。
シアターχの関連企画はきっと観た方が良いと思いました。

高円寺が踊る

高円寺が踊る

東京高円寺阿波おどり演劇公演

座・高円寺1(東京都)

2022/10/13 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/10/13 (木)

まずこれを無料で観ること出来て、ありがたいなぁ!と思いました。
令和4年度「区制施行90周年」の記念行事の一つでもあるとのこと。
高円寺の阿波おどりがここまで有名になるまでのきっかけとか、商店街の方々の意気込みとか面白く観ることが出来ました。
3世代にわたるごく普通の生活のなか阿波おどりの根が張っていく様子が見えました。
またここ3年は新型コロナウィルスの影響で開催できていないということ、でもみんなはいつでも踊れるように稽古をしている。
その様子をラストの踊りで観ることができてそれにも嬉しく思いました。

アルキメデスの大戦

アルキメデスの大戦

東宝

シアタークリエ(東京都)

2022/10/01 (土) ~ 2022/10/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/08 (土)

劇団チョコレートケーキの日澤&古川作品なのでとても楽しみにしていました。
チケット取ること出来て良かったです。
静と動がはっきりしていて、集中して観ることが出来ました。
主役櫂直役の鈴木拡樹さんと田中正二郎訳の宮崎秋人さんとのコンビもすごく見ごたえありました。
大里社長役の岡本篤さんが良い味出していました!!

女の一生

女の一生

松竹

新橋演舞場(東京都)

2022/10/18 (火) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。
新橋演舞場という大きなところ、座敷席は14,000円するそうですが、3階B席はなんとたったの3,000円。パンフレットはとても立派なB5のもので、1,300円。コロナ禍になって舞台の価格がかなり上昇している中、破格すぎてびっくりです。
というわけで3,000円の席から観劇しました。もちろん遠いので表情まではよく見えませんが、演目が素晴らしくて、大満足でした。
30歳になられた森田さんですが、やっぱりというか、演じる役はずっと若く、おそらく10代でしょう。もちろん何の違和感もなく。さすがです。
※後日、とある配信で19歳の役と発言されてました。

ネタバレBOX

5幕で構成されていて、パンフレットでご本人の言葉として書いてあるとおり、森田さんは第4幕に出演です。あらかじめ知っていたので、前半は集中できないかもと思って臨んだのですが。どっこい、目を離すことはできませんでした。
段田安則さんや高橋克実さんが学生服、段田さんの言葉で「笑ってください」とのことですが、3階B席からはまったく気にならないのがむしろ良かったです。遠すぎてお顔のお年がぜんぜんわからないので。
森田さんは第4幕だけの登場なので登場時間という意味では物足りなかったですが、広い劇場にひびく若々しく大きな声はさすがで、大きな存在感を示していました。今後も女優としての活動を願わずにはいられません。
日本人のへそ

日本人のへそ

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

井上ひさしの破格の戯曲を、賑やかな弾けた芝居として見事に成功させた。この戯曲前半は歌とコントとストリップショーの数珠繋ぎで、意外と隙間があって、下手をすると隙間風が入ってきて熱量を下げてしまう。今回はそこを映像と照明とテンポでうまく埋めて、軽やかに見せた。ヘレン天津(小野川晶)の「転々の変転」は、元は合唱隊と教授の歌だけなのに、紙人形芝居の演出で楽しめた。冒頭の「あいうえ王」の吃音矯正セリフや、教授の長セリフも奥の壁に映像や、キーワードを映した。井上ひさしの言葉の芸術を、耳で聞く聴覚だけでなく、視覚化もして観客が飽きずに楽しめるようにした。そういう工夫が随所にあった。カットもうまく施して、長さを感じさせない。前半1時間40分、休憩15分、後半45分。計3時間10分。

何と言っても殊勲賞はストリッパーを演じた女優陣。胸から腰から見事な曲線美と、シェイプアップしたおへそで、見惚れてしまった。しかもたくましい。堂々としたお色気サービスで、安心して見ていられる。特に小野田晶は、セーラー服のおぼこ娘から、成熟したストリッパーに見事な変身で感心した。セーラー服時代は黒髪のカツラを被っていたかな。それも大きい変化。胸も急に大きくなったように見えたのは不思議。おそらく衣装のせいだろう。

コメディアンのチャンバラコントも井上ひさしの戯曲からは離れて、自由に創作。いくら切られても死なないギャグなど、二人の刀の掛け合いが素直に笑えた。。

音楽も良かった。担当は河野丈洋。服部公一、宇野誠一郎の先人のいいところは残しつつ、うまい具合にリニューアル、アップデイトしていた。「10人のコメディアン」は「10人のインディアン」が元なのであまり変わらない。しかし、岩手の農民たちの歌は、メジャーとマイナーの転調を使った、結構聴かせる歌にしていたし、ストリッパーたちの立ち上がる歌も良かった。「日本のボス」だけは、ピアノ以外のドラムや管楽器も入れて派手なアレンジで、非常に盛り上がった。

後半のレズビアン、ゲイとオネエのコント、推理劇風の犯人探しも淀みなく、どんでん返しが綺麗に決まった。劇場は平日の夜なのにほぼ満席。下ネタ満載のお下劣なセリフがポンポン弾けて、げんきになる芝居だった。

ネタバレBOX

友人の感想。見るのは2度目だけど、こんなに下ネタ満載だったかと驚いた。初期の井上ひさしらしい。
どもりは最も人間らしい病気、はなるほどと思った。歌や芝居は吃らないというのは本当? 言葉遊びも多くて、井上ひさしの言葉への愛と執着を感じた。
男の人はストリッパーのビキニ姿に見惚れるだろうけど。女優はどう思って演じているか。インティマシーコーディネーターを使う芝居もあるけど、今回はどうだったか。
SessionYoshiya・語り

SessionYoshiya・語り

かわせみ座

プーク人形劇場(東京都)

2022/10/18 (火) ~ 2022/10/22 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/10/21 (金) 19:00

 私は、10月21日(金)に観に行ったが、アーティスト性が強い人形劇団のかわせみ座の山本由也さんと、詩人で多才な谷川俊太郎の息子でピアノ、作曲を手掛ける多忙な谷川賢作さん、現代詩をうたうバンド“DiVa”のボーカルの高瀬麻里子さん、ベースの大坪寛彦さんという豪華アーティストとの夢のようなコラボレーションを、プーク人形劇場という人形劇専門の本当に小さな小屋で間近で観て、聴けたことに感激した。

 かわせみ座の由也さんは、谷川賢作さんの父谷川俊太郎の詩やまどみちおの童謡、中原中也の詩、その他子ども向けの童謡や子守唄、子ども向けの物語詩などの内容や雰囲気に合わせて、その都度、手作り感溢れ温かみのある童女のマリオネットや現代風な少女のマリオネット、美しい日本か中国とかの女神風なマリオネット、ユニークで味がある鬼のマリオネット、怪しげな老婆のマリオネット、眼が爛々と輝き不気味で、観たものを恐怖のドン底に陥れる感じのマリオネット、クマのぬいぐるみの形をしたマリオネット、木馬の形をしたマリオネットなどを選び出し、巧みに操り、器用に踊らせたりとダイナミックな動きをさせ、谷川賢作さんや高瀬麻里子さん、大坪寛彦さんと共演しつつも、お互いに目立ち過ぎず、バランスがよく取れていて、程よい絡み合い方に、ここにマリオネットと詩と音楽が良い意味で影響し合っているように感じ、無限の可能性を感じた。
 
 全体的には幻想怪奇で時にエロチックで、緊張をどことなく強いる感じの中で、河童のマリオネットを使って養命酒の昔のCMソングに合わせて、時々谷川賢作が自虐ネタを盛り込んだりと、河童のマリオネットが酔っ払った雰囲気で踊るないようはかなりコミカルで、肩の力を抜いて観れて、気楽に楽しめて面白かった。

金魚鉢

金魚鉢

FEVER DRAGON NEO

studio ZAP!(東京都)

2022/10/19 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てるだけなのに疲れました、良い疲れ
最前で見たのでかなりの没入感
シーンによっては取調室にいるかのような錯覚すら覚えました。
しっかりと段差のある客席だしそれほど席数もないので最後尾から客観的に見られて面白いかもしれない。
歴史的なものがわからなくても多分大丈夫だし何ならある程度知っているのとは別の目線で見られるかもしれない。

ネタバレBOX

その時歴史が動いた的な
大野さんが華麗に踊ってましたねーある意味

ここから本当にネタバレ注意


何も知らないのに突然命を絶たれる事が無いように住民に話したってことは関係者の皆殺しを決断したのだと受けとれた。それを「何も聞いていない」と返された時なにを感じたのだろうか、(見ているコチラ的には終盤の「生きているだけで〜」のセリフでやはり薄々分かっていたのかなと思いました)情報が漏れても漏れなくても一命で責任を取るつもりではいたと思うけども。正直大福もちのくだりがここで思い出され史実ではなかったとは思いつつも最悪の結末もありうると思えた。その後そのようなことは回避されたものの一度はそんな決断をしたわけだから毒をあおって自決となるわけだけど、あのシーンはほんと秀逸、(そこが本当の大福の伏線回収)緊張が一気に解け声出して笑いそうになった。

疎開者を多く受け入れていたのは「保険」かな?とか思ってしまう自分は何とかしたい。

原爆投下の電話、当日その情報を知りえてかつその意味を理解できた人たちへ与えた衝撃を電話一本のシーンで表現。しびれた
【終演:ありがとうございました】JPN

【終演:ありがとうございました】JPN

Not in service

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2022/10/15 (土) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/15 (土) 14:00

事前情報で何となく予見はできたが、いざ実際に観ると思った以上に「都市伝説系現代ホラー」臭満載(笑)、観始めてすぐに中田秀夫監督作品(現在公開中のものよりもむしろ前作)に通ずるテイストを感じる。
ってかここのところ観た芝居・映画にホラー系が多くて「ホラー脳」になっていたのかもなぁ。(笑)
また。舞台下手の壁に投影される字幕/画像/映像がいかにも「イマの演劇」な感じで面白い。概念的な話になるが芝居の「場」というものは一般的には(前後したり複数あったりもするが)物語の「直線上」に配置されているのではないか?
それが本作品では「これはこっちに置いといて」など平面的あるいは立体的に配置されている気がする。(よって視る方向(観る者の解釈)によって見え方が違う)
そんなところも面白かった。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

舞台「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」製作委員会

THEATRE1010(東京都)

2022/10/20 (木) ~ 2022/10/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

原作未読で知識無しで観劇致しましたが、特に問題なく剣と魔法のファンタジーの世界観を堪能できました。映像と役者さんの動きを巧みに組み合わせて舞台を上手に使われておりました。続編があれば観てみたいと思える舞台でした。

少年口伝隊一九四五【チーム・クレセント】

少年口伝隊一九四五【チーム・クレセント】

チーム・クレセント

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/24 (月) 13:00

座席1階

舞台美術もないシンプルな舞台だけに、胸に迫るものがあった。前席の若い女性はハンカチを握り締めてずっと泣いていた。
少年口伝隊とは、広島の地元中国新聞社が原爆投下で印刷不能となり、急きょ子どもたちに市街地を歩き回って口でニュースを伝えるという仕事を与えた。原作は井上ひさしだ。

口伝隊の3人に女性を宛てたのは成功したと思う。原爆投下を生き延びたあどけない子どもたちだが、やがて原爆症に苦しんだりするシーンも出てくる。
ヒロシマの子どもたちに関しては、もう一つ「精神養子」が舞台に登場する。原爆で親を失った子どもたちを援助するために、アメリカ市民が行った援助活動だ。実際に養子にするわけではないが、手紙を送ったり経済的な支援をするなど自国が投下した爆弾で苦しむ子どもたちを救おうとする活動だった。舞台では3人のうち2人にこの話が持ち込まれる。
当然ながら少年たちの反応は拒否的だ。経済的に困窮し、健康状態もよくないが、簡単に受け入れる気持ちになろうはずはない。舞台ではその困惑が少しだけ表現されている。
少年たちの身の上を原爆だけでなく水害も襲う。それでも生きていくんだ、生きなければならないと老人が少年に言う。絶望が支配する街で、それはある意味残酷な響きも持っていた。

ピアノと二胡のメロディーの生演奏で舞台は進む。その音色は、厳しい物語を見る中で何だかほっとさせる効果を生んでいる。

ネタバレBOX

ラストシーンは現代の広島で生活する市民が描かれるのだが、唐突感があった。あまりの落差に頭を整理するのに時間がかかった。
バリカンとダイヤ

バリカンとダイヤ

劇団道学先生

ザ・ポケット(東京都)

2022/10/15 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

中島淳彦の作品を見るのは、先日のテアトル・エコーに続き二回目。亡くなってから急にあちこちでやりだした気がする。ホンの力の何よりの証拠だろう。確かに面白い。実家の茶の間と2階の物干し場の一杯飾り(左右に家が建て込んでいるようにみえるが、これが娘たちのアパートになる)を舞台に、老いた母親(かんのひとみ)と、3人の娘(もりちえ=好演、関根麻帆、山崎薫)が軸になるホームコメディ。1年前に死んだ夫の預金通帳をみて、最近引き出されていた1500万円をめぐって、あらぬ憶測がふくらんでいく。夫はカタブツの公務員だったのだが、何に使ったのか?

 宮崎に嫁いだ姉(村中玲子)は居候を決め込み、近所のおせっかいおばさん(アメリカ人と結婚している派手で図々しいフジ子=柿丸美智恵、好演)がなにかとひっかきまわす。フジ子は高級化粧品セールス(佐々木明子)、「神の水」を信奉する新興宗教の信者(高橋星音)を次々連れてくる。そこに夫が通っていたマッサージ師(健全なもの)で台湾出身のリン(横田実優)まで現れる。

とにかく笑いが絶えない。場違いなところに困った人が次々現れる、シチュエイションコメディーといえるでしょう。三人の娘の抱えた困難が、ある日、いっぺんに明らかになり、母親も「いったいどうなってるのよ!」と叫ぶ。この場面など、大いに笑わせてもらった。
友人が言っていたが、家族あるあるがたくさんあって、身につまされる。長女が次女、三女より何かと大事にされるのもそう。お金も結婚に120万、車買うのに80万などこっそり援助してもらっていたり。この金額も実感がわく数字。
ただ終わってみるとテーマ性が弱い。夫婦の愛情の機微、よくできた人情喜劇というだけではちょっと物足りない。上演台本あり

ネタバレBOX

リンが2,3年前に1500万円でマンションを買ったというので、てっきり夫がリンに貢いだのではないかと思い込む。長女が「返しなよ」と食って掛かる騒動も大変。客席もそうかもしれないと思わせられた。

バリカンは父の髪を刈っていたもので母の献身の象徴と言える。ラストに父が買ってくれたダイヤの指輪が出てくる。みんなが「ちっちゃい石!」と異口同音に言う、36年前に5万6千円の安物だけど。これが父の愛情の象徴。次女の飲食コンサルタント会社のために、家を売るということになるが、娘たちがフジ子を連れだした後、一人残った母親がバリカンの入った箱の底に、夫の残した預金通帳を見つける。妻の老後のために遺したウン千万円の遺産。ちょっとできすぎのハッピーエンドだった。わが身にはウン千万円は無理だが、ダイヤの指輪を妻にプレゼントしておくのは、参考になる。
「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」

「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」

Antikame?

雑遊(東京都)

2022/10/18 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「見かえしたかっただけ」
コロナ下でなければそうはならなかったかもしれないことが、きっとあちこちでたくさん起きたに違いありません。見ないで済んでいた事を見せつけられたかもしれません。
もしかしたら見えて良かったのかも・・・と思うことにしたいです。
「見かえしたかっただけ」というわかりやすそうなタイトルだったのに、言葉通りで良いものか、私にはわかりませんでした。
静かなお芝居ということで、会場は静かでしたが小さな声のセリフが聞き取れないところもあって残念です。

ネタバレBOX

冒頭、洋服をたくさん捨てようとするシーンがありましたが、いろいろ(思い出やら何やら)染み付いているような洋服を捨てるのは難しいです。断捨離できたらいいのでしょうが、できないのが性格ってもんです。
黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル2022

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/23 (日) 13:00

グーチームを観劇。
からまわりえっちゃんは、凄まじい熱量で舞台の端から端まで暴れ回って面白い。
「Vの字踊り」は飛び出す絵本のようで楽しい。
東京ハイビームは、ドタバタ感が面白い。

テノヒラサイズの人生大車輪2022

テノヒラサイズの人生大車輪2022

BALBOLABO

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ほぼパイプ椅子だけでの、色々な表現,様々な人間模様が描かれていて、とても素晴らしかったです。

ALL TIME-automatic life log-

ALL TIME-automatic life log-

ヒノカサの虜

アルネ543(東京都)

2022/10/19 (水) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/19 (水)

価格3,000円

19日19時開演の初日舞台を拝見(約130分)。

序盤は話の進行に理解が追いつけず。
が、登場人物毎の背景や、他者との関係が明らかになるにつれ、加速度的に舞台に没入。
とはいえ、完全に把握出来た訳でも無く、雰囲気に酔っただけで終わったかも?
そんな具合ではあるが、あえて感想を述べると…
登場人物の中で特に気難しい?性格の黄金真琴が、何故、戸田君佳と打ち解けた仲にあるのか、終盤、その理由が明らかになるわけだが、この二人を引き合わせた(さらには、今回のメンバーを選んだ)君佳の兄・浩司の思慮深さに感銘。

なお、演じ手では、今回、顔と名前が一致する役者さんが9人中5人もいる出演者の中で挙げるのは心苦しくもあるが、今宵の舞台、三浦葵さんとチカナガチサトさんのお二人が大層印象に残った。

ネタバレBOX

【配役】
黄金真琴(共同生活参加者。一冊だけの絵本作家。ニジネの目玉を売る。祖父を見殺し)
…三浦葵さん
四条のいち(参加者。同性愛の息子が自死?)…石黒麻衣さん
佃柩(参加者。妻が他人の子を孕み自死)…渡辺裕也さん
猪俣邦吾(参加者。実父を殺害)…鈴木研さん
阿望実夏(佃の妻の相手の娘)…冨岡英香さん
赤月このむ(四条の亡き息子の恋人。建築事務所勤務)…石川湖太朗さん
猪俣志那(猪俣の姉。恋人の触込みで弟と同居)…三澤さきさん
戸田浩司(アプリ「ツギキ」社員。自身はニジネ)…阿久津京介さん
戸田君佳(浩司の妹。実父を殺害?)…チカナガチサトさん
「若草物語」~小さな貴婦人たち~

「若草物語」~小さな貴婦人たち~

劇団文化座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/10/14 (金) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日13:30

座席1階EX列

原作では続編もある長編ストーリーになるのですが、今作は続編も含んだストーリーでした。その為、幼少期に読んだ時とは異なる感想を持ちました。

ネタバレBOX

三女ベスが亡くなる葬儀シーンで葬儀参加者が讃美歌を歌唱しながら参列していきます。
文化座の中でミュージカル出演経験ある若手が男女でいらっしゃるのでその方達が歌唱をリードしてるような歌声に聞こえました。
(お2人以外は歌声が弱いかな…)

ひとよひとよに呱々の声

ひとよひとよに呱々の声

世界劇団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/10/22 (土) 19:00

初見のユニット。なかなか刺激的な舞台だった。90分。
 竹取物語をベースにしつつ、竹から生まれた女子の物語を女優2人で何役も演じて描くが、物語的には現代的なテーマを扱い、古い言い回しも活かしつつ現代語の台詞も多く、また同じセリフを違った意味で繰り返すなど、刺激的な作品を展開し、歌やダンスっぽいところも見せる。愛媛大医学部の演劇部を母体に医師や医学生を中心にした劇団で、作・演出の本坊由華子は現役の医師だと言う。テーマは「人であるということは…」であろうか。タイトルの「ひとよ」は「人よ」の意味。

このページのQRコードです。

拡大