最新の観てきた!クチコミ一覧

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岸辺のアルバム

岸辺のアルバム

有限会社モチロン

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2026/04/03 (金) ~ 2026/04/26 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

「出演者の魅力が光る贅沢な3時間」

 山田太一が1974年の多摩川水害に着想を得て新聞に連載した小説をもとに、自身の脚本で77年にテレビドラマ化した作品の初の舞台化である。22年に向田邦子原作のドラマ『阿修羅のごとく』を新たに舞台化した「モチロン」のプロデュースで、倉持裕脚色、木野花演出、小林聡美主演という座組が実現した。

ネタバレBOX

 多摩川沿いの一軒家に暮らす田島則子(小林聡美)は、仕事一筋の夫の謙作(杉本哲太)やなかなか受験勉強に身が入らない長男繁(細田佳央太)、すげない態度の長女律子(芋生悠)に気を揉み、日々の家事に追われてばかりいる。そんなある日家に不審な電話がかかってくる。最初は訝しがる則子だったが、そのうちその電話の男(田辺誠一)との会話が閉じこもってばかりいる日々の気晴らしになるのだった。しかし家族の軋みは思わぬかたちであらわになり……

 主舞台に置かれた田島家からシアターイーストの客席に沿って十字に組んだ舞台を通路や病院、喫茶店などに見立て、出演者がところ狭しと行き来する 贅沢な舞台空間にまずは一驚した。小林聡美の則子は夫に従順な主婦が次第に非日常の誘惑に惹かれていく描き方が丁寧で、終盤で謙作に詰め寄るタイトルの由来にもなった怒涛のセリフが圧巻である。杉本哲太の謙作は家父長制の権化ではあるものの、ところどころおかしみがある芝居で会場をわかせた。細田佳央太の茂は、ドラマ版の国広富之の愛嬌や無垢ではなく実直さで家族の秘密を暴くくだりに一番の魅力があり、クールな芋生悠の律子とバランスがとれていた。ちょっと出るだけだが伊勢志摩が病床で律子にさまざまにアドバイスする友人と、謙作を慮る同僚を演じ分けてうまいものである。
マンマ・ミーア!

マンマ・ミーア!

劇団四季

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2026/04/05 (日) ~ 2026/08/06 (木)上演中

実演鑑賞

満足度★★★

ギリシャ、エーゲ海に浮かぶ小さな島、カロカイリ島。(映画のロケ地となったスコペロス島がモデルらしい)。ドナ・シェリダンはホテル 「Villa Donna」のオーナー、女手一つで娘ソフィを育て上げた。20歳になったソフィは恋人スカイと結婚を決意。ドナは複雑な想い。学生時代、友人のロージーとターニャと「ドナ&ザ・ダイナモス」というバンドを組んでいた程、陽気でエネルギッシュ、パワフルな女。

主人公ソフィ・シェリダンは三平果歩さん。アニメ声優っぽい声。ノリノリダンス。
母親ドナ・シェリダンは江畑晶慧(まさえ)さん。まさかの韓国人、巧い。岡元あつこや渡辺えりのエネルギー。彼女が歌い出すとたちまち世界は持ってかれる。
リッチな友達、ターニャは恒川愛さん。長身173cmの美脚。小林幸子やカルーセル麻紀の面白さ。やたらコミカル。
バーテン、ペッパーは菊池俊氏。ブレイクダンスが強烈。

「マネー、マネー、マネー」がABBAだったとは。
「マンマ・ミーア」、「ダンシング・クイーン」は流石。「スーパー・トゥルーパー」も良い。「ギミー!ギミー!ギミー!」も盛り上がる。この曲のブリッジは凄い。

カーテンコールでミニペンライトの使用がOK。殆どの人が持参している程、大人気。1個1000円でマイクの形。一人で10個以上振っている人も。

ネタバレBOX

第一幕はぼんやり観てた。
第二幕からが面白い。三平果歩さんの「アンダー・アタック」の日本語訳も良い。「ワン・オブ・アス」から江畑晶慧さんのリサイタルのような怒涛のショーが始まる。田中彰孝氏との「SOS」が名曲。鈴木涼太氏との「Our Last Summer」。

ジュークボックス・ミュージカルは何かカラオケ大会みたい。歌の入る必然性がないような。劇団四季独自の棒読みのような丁寧な台詞回しが時々入る。
話は余り面白くない。誰が父親でもDNA鑑定して判明したところで今更何とも思わない。ソフィが結婚式をやめて世界中を旅する展開もよく分からない。だが全員無理矢理ハッピーエンドなのでまあ、いいか···、みたいな。

アメリカ人建築家・サム・カーマイケル(田中彰孝氏)、ドナと別れ婚約者のもとに帰るが結婚を破棄してドナのもとに戻る。だがビルとドナが付き合っていることを知り、諦めて帰る。
オーストラリア人冒険作家・ビル・オースティン(脇坂真人氏)、叔母が遺産をドナに相続させる。
イギリス人銀行家・ハリー・ブライト(鈴木涼太氏)、同性愛者だが唯一ドナにだけ恋をした。
早苗とみりん

早苗とみりん

さんらん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

セクシャルマイノリティと家族の話。LGBTQも浸透してきて普通の家族物語になったんだなぁと感じました。
店を残していきたい、継がせていきたいという母の気持ち、うろたえながらも受け入れる祖父、一度は強く反対したことを悔いるもう片方の祖父。応援する同僚と今であればリアルな反応と感じます。
他の方の感想にもありますが、転換が多いわりには一本調子なのが気になりました。

日米交流「異文化ダンス記憶の出会い」

日米交流「異文化ダンス記憶の出会い」

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2026/03/28 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

映像鑑賞

セッションハウスによる、異文化交流・共生プログラム「ダンスブリッジ」シリーズの最新作。今回は配信映像で拝見しました。マドモアゼル・シネマ、近藤良平、米国のダンスカンパニー 「サンディエゴダンスシアター」による3演目。三者三様の差異も興味深いけれど、物語性を重視した表現、という意味ではひと繋がりの印象もあり、統一感があるように感じられました。

ネタバレBOX

上演内容とは直接関係のない余談かもしれませんが、「初見であり、おそらく一度しか観られない」団体や演目、そして、「何度も観ているし、今後も観る機会がある」団体や演目では、主観的な見方が変わってくるなぁ…と考えました。比較対象がある、ないという話でもあるし、その一期一会の演目と向き合う際の、観客の覚悟や集中力の話でもあります。「一度きり」だと、どうしても派手さや見易さに影響を受けがちですが、サンディエゴダンスカンパニーの上演は、もっと骨太な、本質的な表現に感じられました。
伝説の樹の下、そうでなくとも...

伝説の樹の下、そうでなくとも...

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区第1学生ホール(北食堂)2階オアシス(大阪府)

2026/04/03 (金) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

恋愛ゲームをほどなく愛するプーの話(高校卒業時の告白がトラウマに…)
ラブストはやはりカオス
最後はどうかな〜と感じたものの、こんな脚本はオッサンには創造出来ない
良かったです😊

コーカサスの白墨の輪

コーカサスの白墨の輪

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2026/03/12 (木) ~ 2026/03/30 (月)公演終了

実演鑑賞

瀬戸山美咲による古典作品の翻案の大きな舞台、と言うとKAATホールでの「オレステスとピュラテス」(2020年/演出=杉原邦生)、以後の瀬戸山氏の活躍は世田谷パブリック「現代戯曲集」や「ペーター・ストックマン」等が記憶にあるが、それ以外では劇作家協会会長に就任したくらいで舞台情報はあまり入ってこなかった。が、海外作品の日本輸入版の演出を結構やっている(商業演劇のチラシは小劇場の公演にはあまり入って来ない)。何時からこういう大御所な立ち位置となったのか、と調べると・・、コットーネ「埒もなく汚れなく」(2016)、ミナモザ「彼らの敵」(2016)、青年劇場「オールライト」(2017)、流山児「わたし、と戦争」(2018)、コットーネ「埒もなく汚れなく(改)」(2019)など作・演出をやる小劇場演劇人の仕事を見ていた所、2017年グローブ座系で「グリーンマイル」をやっていた。以後海外物などの大型舞台を手がけている。その合間に利賀演劇人コンクールにも実力派俳優を引き連れて上演。演出のみの仕事も多く、よく書いてもいる。
そんなこんなで暫く見なかった女史の仕事を久々に見てみたく出かけた、というのもあった。
さて、中々無理がある設定や翻案、そして生演奏の音楽の使い方に、些か難ありを感じてしまったのであった。俳優に関しては小劇場でお馴染みの実力は西尾氏、森尾氏らが脇でよく演じていたので嬉しくはあったが・・いずれじっくり書いてみたい。

ネタバレBOX

序盤からイラっとし始めてしまったのが「音」。第一には音量、音の出し方使い方。楽曲のタイプ、質感も、好みもあるだろうが原作からの飛躍がある分、情緒あるメロディ、ハーモニーの判り易い劇伴を欲するも、近未来設定に寄せてか、ビートの効いたロック調であった。

瀬戸山女史が商業公演の音楽劇で毎度起用している坂井田裕紀氏、素性は知らないが海外で学んだ履歴があるよう。音楽プロデュースというポジションで恐らく瀬戸山氏に音楽コンテンツでなく方向性を提案する役割なのではないか。で、そういう立ち位置の人から、起用する音楽家、演奏家込みで提案されたら瀬戸山氏も断れない。人事の提案なので「やらせて見なきゃ分からない」部分が大。ワンクッション置かれている。作曲者と直接、楽曲の細部に分け入った具体的な議論ができる状況であれば、あの結果になっただろうか・・と。坂井田氏は自身が作るのでなければ「頼んでみます」と演出の要望を受けて伝える・・ワンクッション。(・・以上は全くの推測であるが、瀬戸山氏自身が果してあの出来を許しただろうか・・という一抹の疑念が過ぎるからである。)
演出とはプラスに活用する所に腕の見せ所があったりする。今回のも演奏者として出演したドラマー、ベーシスト、ギタリストの手による曲が使われていたが、私はあまり良くなかったと思う。(好みの問題と言えば好みの問題だが。)

それ以上に、音量の問題である。席によって条件は異なるだろうけれど、大変厳しかった。
本作はコーカサスの本編を劇中劇としており、冒頭はオリジナル「人間」以外の種族(人工知能のアンドロイドだったとは後で認識)が、人間以上に人間的な共存関係を築いていたがそこに亀裂が生じかける場面で、両者がある合意に達し事なきを得るが、「コーカサス」はまだ始まっていない。この時点で音楽がビートを効かせて鳴り、台詞を消す。役者が喋り始めるとそれに乗っかって煽るような音が入る。だから台詞が聞こえない。近未来設定であれば今ここで何が起きているか、その土台としてこの近未来ではどういう法則が成立しているのか、それら全てを会話の中から汲み取ろうとする。だからまず台詞を聞かせる、が最優先のはずだ。だが音楽は台詞に当てに行くように鳴らされ、如実に邪魔になる。しかも音楽の格好良さを優先し、ベースがグイングインと押し出して来る。それが台詞をかき消す。台詞のために音量を少し落とす、といった事もしない。「台詞が聞こえてこない」は最悪だ。周りは気使い上手で「聞き返す」事はしない。その代り理解もできない。
配役で言えば、主人公グルシェは良い出来だったが、悪役である王妃が主人公と見紛う派手で年恰好も似通い、何よりスリムなのが紛らわしい。少しでもぽっちゃり型が起用されるべきでは。
短編集 さよならバイバイ。また逢う日まで

短編集 さよならバイバイ。また逢う日まで

アクト計画(株式会社バランス企画)

アトリエ三軒茶屋(東京都)

2026/03/28 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/03/29 (日) 17:00

価格3,000円

タイミーは良かったなぁ

The Closet Revue

The Closet Revue

EPOCH MAN〈エポックマン〉

ザ・スズナリ(東京都)

2026/04/04 (土) ~ 2026/05/04 (月)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/05 (日) 19:00

座席1階

独創的な舞台を提示し続けてきた小沢道成の新作は、LGBTQがテーマ。さまざまな色彩の衣装が吊るされたクローゼットのような円形舞台で、カミングアウトを巡って幻想的な風景が力強いモノローグを散りばめて展開する。

カミングアウトがキーワードなのだが、重要なのはカミングアウトそのものよりもその先にある人生、生き方だ。当たり前のことだが、性的嗜好だけがその人を規定するわけではない。その人の思い、考え方、言いたいこと。とある人間を形作るものは多彩であるからだ。主人公はクローゼットの中で、そうした根源的な姿に脱皮していく。

哲学的とも言える舞台だが、分かりにくい展開ではない。音響、色彩、ダンスがうまく舞台を彩っている。この作品をより深く理解したいなら、それも含め小沢の舞台作りの脳内をのぞき見たいという人には、詳細な制作日記が載っているパンフレットの購入をぜひお勧めしたい。

今日は初日。若い世代に圧倒的に支持されていることがよく分かった。スズナリでのロングランだが、渋谷などの大きな劇場でもよかったように思う。

未だ名乗れない俺たちは

未だ名乗れない俺たちは

NOVA.company

シアターシャイン(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

元々、物語よりもドキュメントが好きな私には刺さった

リアルと芝居が行き来している感覚が面白い
役者は5人だが舞台を作る様々な人たちの輪郭がはっきり見えた

すでに頑張っている人に頑張ってねとは言えないので...
応援しています

いつも楽しい時間をありがとうございます!

GoldenDoubleDeluxe!!

GoldenDoubleDeluxe!!

GDDX製作委員会

新宿眼科画廊(東京都)

2026/04/03 (金) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/04/05 (日) 18:00

価格3,000円

#gddx2 の皆様、お疲れ様でした🙇‍♂
…そそ‼️ #2人芝居 って贅沢でしたね🙆
#推し の役者さんを、ずーっと観れるんですよ🤩 相手の役者さんとの演技を間近で😊
いやーっ、幸せな時間でした💯👏
…次回も行きまーす👍
#なかにしみなみ @minamismmm さん推し
#チームAURYN @AURYN_tale 推し

未だ名乗れない俺たちは

未だ名乗れない俺たちは

NOVA.company

シアターシャイン(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

アンコール回を含め、9公演観劇しました。
何回観ても、ものすごい熱量で、面白くて、胸に刺さって、最高の舞台でした。
俳優さん5人とも、とにかく上手い。そしてバランスもいい。演出もおもしろい。こじゃれてたり、泥臭かったり。あっという間の80分。演者さんとファンとでは、刺さる部分も、感想も違うと思う。観た感想は、とにかくおもしろかった。こんなおもしろい舞台があるから、観劇をやめられないんだと思わせる、素敵な舞台でした。

汗が目に入っただけ

汗が目に入っただけ

フジテレビジョン/LIVE FORWARD/アガリスクエンターテイメント/サンライズプロモーション大阪

IMM THEATER(東京都)

2026/04/03 (金) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/04/05 (日) 13:00

斬新な演出で面白かった。
シチュエーションのバタバタ感も良かった。

汗が目に入っただけ

汗が目に入っただけ

フジテレビジョン/LIVE FORWARD/アガリスクエンターテイメント/サンライズプロモーション大阪

IMM THEATER(東京都)

2026/04/03 (金) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なるほどそういうことか!もう斬新!笑った!
多分だけど、あれがあるからこそのシンプルなストーリーなのかなと思った。
とはいえ、動きに意識が行ってしまい物語が入ってこないことも💦
オーソドックスな形でも観てみたい。

ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】

ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】

ガラ劇

シアターシャイン(東京都)

2026/03/25 (水) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

【どん底】
実際の凶悪犯罪と新興宗教を思わせる構成が妙に現実味を掻き立てる。
3作品の中では一番リアルに感じた。
マインドコントロールというのか…怖い

【ブラスフェマス】
キリスト教だったりギリシャ神話だったり、そういった知識があった方がより楽しめたかも知れないが、そんなことを超越して3作品の中で最もダークな世界を感じた。
凄い脚本、凄い役者の熱演でひと時も目が離せなかった。

【カチカチ山】
おじさんだが…この世界観は分からない…
分からないゆえの恐怖…というより狂気。
3作品で最も得体のしれない感覚。

未だ名乗れない俺たちは

未だ名乗れない俺たちは

NOVA.company

シアターシャイン(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

役者さんが役者を演じる‼️
そこにはリアルな悲哀があっても、演劇に真摯に向き合い、愛してやまない人たちの姿が描かれる。演劇好きにはたまらない作品。
本日千秋楽!劇場でその愛溢れる熱を浴びてほしい。

るつぼ The Crucible

るつぼ The Crucible

フジテレビジョン/サンライズプロモーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2026/03/14 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

価格12,000円

名作とされ、繰り返し上演されているのはどうして? 観劇の動機はこれです。
役者、演出家にとって、チャレンジのし甲斐がある作品だから。これが答えです。私なりの。
力のある役者が演じないと、ただの長い芝居になってしまう。主人公に限らず、どの役であっても。
この舞台では、濃密な時間・空間を味わうことができました。
中年女性で埋まる客席。坂本昌行の古くからのファンなのかな。若くないところに歴史を感じる。松崎祐介ファンも一定数? みんな感想はSNSで発信するのかな。上演回数、動員人数のわりに、この「Corichクチコミ」はほとんどありません。マーケットが違う感があります。The商業演劇と小劇場演劇と。世界が重なっていないのかな。
しかしそれはおおいにけっこうなことだと思います。
テレビの人気者が動員を支えて、立派な舞台ができる。であれば、良いことです。
アイドルさん、スターさんが結節点になっているわけです。
ちなみに私は、那須佐代子さんのほうから来ました。
■「悲しみを聴く石」(2015年12月、演出:上村聡史、出演:那須佐代子ほか)
■「いま、ここにある武器」(2016年8月、出演:那須佐代子、斉藤直樹ほか)
■「終夜」(2019年9-10月、演出:上村聡史、出演:那須佐代子、斉藤直樹ほか)
 ※()内の個人名はいずれも、今回の「るつぼ」に関わる方々。
これらを観て、今回の「るつぼ」は信頼できそうだと思って、チケットを買いました。
信頼とは。
「必ずや観る価値のある舞台に仕上がっていることでしょう」という期待感かな。
那須佐代子さん、素敵ですよねぇ。オーナーとして劇場を運営して、作品をプロデュースしているなんて。
今回、老女の役でした。ご自身の実年齢よりはるかに上であろうおばあさんの役でしたが、リアル老女。舞台がピリっとしまるんです、彼女が言葉を発すると。
舞台は床に傾斜があって、前に向かって下がっているようで、前の人がしゃがまなくても記念撮影ができる的な状態です。見やすいです。フォーメーションが前後になっていても後ろの人のお顔がよく見えます。
大道具は、ずっとある馬蹄形の台以外は、ベッドや机・イスなど最小限の家具だけで、舞台転換に時間をとらないところもよかったです。
衣装もよく世界観を作っていて素敵でした。

ネタバレBOX

(実際のセリフを一言一句覚えているわけではありませんので、以下はすべて自分の記憶から再構成した表現です)
「今までこの基準で死刑にしちゃってきたから、今さら変えられない」と裁判官が言う場面がありました。
恐ろしくて震えます。
この裁判官は、「今まで自分がしてきたことはまちがってたのかも」と、内心では揺らいでいるんです。いやむしろ、まちがってたな、まちがってたよ、と思っているんです。
にもかかわらず、「それでやってきちゃったから自分は変えない」と主張するんです。
敗けるとわかっている戦争を続けた心理にも似ています。
自身の判断一つで改めることが可能な状況にあるのに、そうはしないんです。人の命がかかっているというのに!
日本では法律や校則の運用に、こういうことがいっぱいあると思います。
人の命がかかっていても、そうじゃなくても、こうであってほしくない! そう思いました。
未だ名乗れない俺たちは

未だ名乗れない俺たちは

NOVA.company

シアターシャイン(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

役者5人の本音を描いた作品でした。性格、考え方、志が違う5人が暑苦しく、泥臭く一つの舞台を作り上げる様が最高に面白くて格好良いです。
生の舞台でしか味わえない感動があります。
ボトルチケットという観劇後に観客が任意でお金を入れて、希望をすれば他の観客がそれを使い観ることが出来るシステムを導入しているようです。
初めて演劇に触れる方にもオススメしたい作品です。

リコリス・夏水仙

リコリス・夏水仙

東京ストーリーテラー

上野ストアハウス(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

周辺ごと跡形も無くなったシアターKASSAI以来で
何年かぶりの上野ストアハウスでの東京ストーリーテラーでした
朝11時の観劇も何年かぶり
雨降りにもかかわらず100席くらいが満席でした
最後方から観て
ここはこんなに小さかったのかあ・・思いました
スズナリなみのすれ違えない席間隔には難儀しました
小屋の規模にしては充実の照明設備
フル稼働した状態が見てみたかったです

16人ずつのABチームでAチームを観劇
主演のマスターは声優さんだったんでしょうか

GOTTANI!!2026

GOTTANI!!2026

CHAiroiPLIN

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2026/04/04 (土) ~ 2026/04/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

観てきました☆ NY凱旋公演だからって英語だらけでやらなくてもいいんじゃないかな。。

天照と倭姫命

天照と倭姫命

人間の条件

高田馬場ラビネスト(東京都)

2026/04/01 (水) ~ 2026/04/07 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この団体が事前に提示してくれる公演コンセプトやあらすじなどは、とても丁寧で、かつ観劇の参考になるので、興味のある方は公演概要をご覧ください。公演チラシには「本作で挑むのは、神道を切り口とした、日本人のアイデンティティの再定義」とあります。これだけ読むと難解な印象が残りますが、実際の上演には、観客への配慮と見易さへの工夫が多く見受けられます。特に、シーンの意図と表現方法の因果関係が明確で、「いま何が表現されているか?」を想像しやすく、自分の意思で思考を巡らせることの多い、価値のある観劇体験ができました。

ネタバレBOX

舞台構造や演出などに能へのリスペクトを感じ取ることができます。モチーフとの相性もあり、その試みは上手く機能していると感じられました。物語はある種ロードムービー(移動する物語)的な側面があり、天照大神を祀る土地を探す旅に出て、その先々で様々な登場人物たちと出会います。彼らは土地それぞれの神々を信仰しており、天照や大和の国に対して抱く感情も様々。人々がその土地で生きること、そして、その信仰や生活が略奪されたり、服従を強いられることなど、同化や異化、あるいは共生などの諸問題が描かれます。

時代設定は大体2100年くらい前の日本だが、現代に創作され、上演され、現代の観客が観ることで、いまの日本社会が抱える問題をいくつも連想することができます。多くの創作意図が背景にあり、結果としてそうなっていることは理解しつつ、それでも、現代を写す鏡としてしっかり機能していることに感銘を受けました。学びの多い観劇体験に感謝。

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