最新の観てきた!クチコミ一覧

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荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

シアタートラム(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

三軒茶屋のシアタートラムで劇団・阿佐ヶ谷スパイダースの新作・荒野に立つを観劇。

長塚圭史がイギリス留学後の劇団での2作目の新作。

精神に不安を抱えている女性がある日、探偵から貴女の目玉、片方無くしてませんか?という問いかけに自分の目玉を探しに行く話である。彼女の生活と目玉を探しに行く彼女の旅を二重構造で描いていく。断片的な展開の羅列や、別々に描いていた二重構造の世界が簡単に繋がっていたり、これは何かの比喩か?と思わせぶりで全く関係ない構成で舞台は進行していく。見ている観客は明らかに混乱していくが、観客は見ながらフルスロットルで想像力駆使していき、勝手に展開を繋ぎ合わせる行為を楽しみながら舞台を観ていく。これこそ長塚圭史にしか出来ない舞台でしか味わえない演劇での楽しさを満喫させてくれる。どうみてもこれは明らかに玄人向けの芝居。今までの長塚ファンは間違いなく離れていくだろうが、演劇の新しい表現方法と長塚圭史の枯れない才能に喜びを感じる。そしてこれを楽しめないようじゃ演劇を観る資格なし!             
今回は、大好きな女優・佐藤みゆきの活躍の場があまりなくて残念。          
観客席には多数の芸能人を発見。そして斜め前に行定監督を発見(芝居小屋で見かけるのはこれで5回目)
ヨゴレピンク

ヨゴレピンク

スラステslatstick

駅前劇場(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

2/22 観劇

ボンゴレロッソ 2025

ボンゴレロッソ 2025

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
女性15人、人数が多くて混乱するかと思いましたが、それぞれの紹介の演出方法が上手くて、杞憂に終わりました。
役者さん達は、それぞれのキャラクターを好演していて、とても良かったです。
歌、バンド、ダンス等、見所満載で、とても楽しかったです。
ラストのオチ(?)が、ちょっと笑えないないかな・・という印象はありましたが、エンタメ溢れる良い舞台でした。

カルメン

カルメン

東京二期会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2025/02/20 (木) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

22日に鑑賞。しかし、カルメン役が体調不良とのことでダブルキャストのもう一方である加藤のぞみ氏が代演。非常に演技力に優れカルメンに成りきっているかのようだったが、歌唱はむしろ正統的で情緒に流れずしっかり歌っていた。ミカエラ役も相応しい。他の役も水準に達しており、歌を楽しめた。
演出に関して、最初前奏曲の前に幕が開いて瓦礫の山みたいなものが現れた時はギョッとさせられたが、それ以外は違和感というかショックがあるような演出はない。動きや表情、視線についてかなり細かい演技が付けられているように感じた。また、ダンサーの独特の動きや登場人物のような役割などいろいろ演出上の仕掛けがみられた。第4幕のバレエはなかなか見応えがあった。
近年の二期会の公演は本当に水準が高く意欲的でもある。加藤のぞみ氏は本来の出番である23日も歌うらしいが、24日は、3日連続はさすがに無理だろう。本来の歌手が復帰できるのだろうか。

悲しい時には羊のうたを

悲しい時には羊のうたを

mucho produce

新宿村LIVE(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/22 (土) 13:00

開場時の舞台から幻想的で良かった。
とても心に響くお芝居でした。

他者の国

他者の国

タカハ劇団

本多劇場(東京都)

2025/02/20 (木) ~ 2025/02/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/22 (土) 13:00

座席1階

秀作だ。2時間余り、かたずをのんで舞台を見つめ続けた。以前から、社会派劇を創作する劇作家として注目してきた高羽彩だが、これほどまでの舞台を見せてくれるとは。タカハ劇団としてはあこがれてきた本多劇場だそうだが、この作品で大きく羽ばたいたと言っていいと思う。

舞台は戦時色が濃くなりつつあった戦前の日本。東京の大学の解剖室に、当時の医学界の権威とされる医者たちが集められていた。彼らが待っていたのは、とある死刑囚の遺体だ。凶悪犯罪を重ねる人間には、肉体的・精神的に特異なものがあるだろうという仮説に基づき、脳を含めた詳細な解剖を行う予定だった。ところが、遺体が刑務所から届かない。イライラを募らせながら解剖について話す医師たちだが、しばらくすると、この解剖に異議を唱える医師が現れた。議論の行方はどんどん微妙な方向にずれていく。そして、一同は担当の教授が伏せていた重大な事実を知ることになる。

過去作でも鋭い会話劇を提示してきた高羽だが、今回は医師や看護師、教授夫人まで交えて息をもつかせぬ会話劇を展開する。テーマとなっているのは、精神障害者、知的障害者、犯罪者は優秀な国民の中にあってはならない人間だとして、解剖で犯罪傾向の身体的特性がつかめれば、犯罪を起こす前に対処する(抹殺する)ことで優秀な遺伝子だけを残していくことができるという発想だ。
このような考え方は戦後までひきずられ、優生保護法によって断種や不妊を強いられた障害者らにようやく政府は謝罪して、補償を始めたばかりだ。重い知的障害や肢体不自由で言葉を発することもできない障害者は生きている価値がないと主張して、大量に殺害した事件から、まだそれほどたっていない。この国では、戦前からの優生思想がまだ、生きているのだ。
そうした事実を、この舞台は真正面から鮮烈に提示している。人事権を握る教授に取り入ろうとする医師とか、教授の娘と結婚すれば出世に有利だとか、そうした小さな物語も織り込まれて見る者を飽きさせないが、舞台の本質は「生きる価値がない人間はいるのか」という劇作家の叫びが太い幹になって貫かれているところだ。

自分が見た日は、舞台手話通訳者を袖に配置し、視覚障害者などにもアクセシビリティが図られていた。今回は本多劇場という席数の多い会場にして正解だ。
見ないと損するぞ。

ボンゴレロッソ 2025

ボンゴレロッソ 2025

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とても面白かったです。

ネタバレBOX

随所にクスクス笑ってしまうシーンが数多くあって、ダンスや生演奏もあり、盛り沢山で大いに楽しめました。
トウカク

トウカク

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/02/14 (金) ~ 2025/02/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

将棋というと、駒の進み方と並べる位置を知っている程度の素人ですが、開演前の将棋講座と江戸時代末期の棋士のお話で、更に将棋について興味が湧いてきました。

ネタバレBOX

江戸時代末期の棋士 天野宗歩と彼の周囲の人々に、現代の人達を絡めたストーリー展開で、興味深く観劇できました。
開演前の将棋講座で、駒の並べる順序に、大橋流と伊藤流があることを、初めて知りました。
ボンゴレロッソ 2025

ボンゴレロッソ 2025

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

聖淑高校4期生 3年 2組同窓会を12年ぶりに開催、30歳になる節目の年に集まった13人の悲喜交々を描いた青春群像劇。彼女達以外に2人の女性を加え、15人の女優による遠慮のない会話と演技が可笑しい。なぜ このタイミングで同窓会を行うのかが肝。

その開催場所が 雇われ店長をしているイタリアンレストラン「ボンゴレロッソ」。店の店員が狂言回しを担い、冒頭 この店員が主人公になる女性を早々に明かす。と言っても、最後には別の女性の近未来(数日後)まで言及して…その意味では女30歳、まだまだ若いが それでも色々な事がある。

本作では、たまたま高校時代に優等生であった女性に焦点を当てているが、誰が主人公になってもおかしくない。一人ひとりが卒業後から現在迄の状況を話す、この多様な人生経験が 観ている人の思いに重なるかも知れない。また女子高生の同窓会であるが、男性には男性の30歳が別の形で観えてくるのではないか。

基本コメディであるが、高校時代の文化祭で披露した歌やダンスを交え、面白可笑しく観せている。そして世代間のギャップが時代を感じさせる。時間と言えば、同窓会に集まってくるたびに暗転/明転を繰り返し人数が増える。その時間差を巧く表しつつ、一度に名前や近況が掴めないことから 登場の仕方に工夫を凝らしている。見どころは、30歳女性の複雑な心情、そして12年ぶりの歌・演奏、ダンスを観(魅)せるところ。そのライブ感が実に気持ち好い。
(上演時間1時間45分 休憩なし) 追記予定

『300年の絵画と鉄仮面の姫君』

『300年の絵画と鉄仮面の姫君』

KENプロデュース

萬劇場(東京都)

2025/02/20 (木) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 若者、4人の活躍がグー。(追記2.28)

ネタバレBOX

 ストレート班を拝見。オープニングから歌を歌ったり作品の案内役を務めたりする女性が登場するが、節回しが微妙にずれているのが気になった。原因は、アラビア風の音程や節、音階と西洋流のそれらとの違いを明確に表現できていない所から来ているのだろうが、研究の要あり。また案内役の女性が"アラーの神“と表現していた部分は、かつて「クルアーン(コーラン)」日本語訳でアラーの神と誤訳されてきた歴史があるから致し方無い面もあるが、これは論理的にはトートロジーであり間違いである。何となればアラーはアラビア語で神という意味だからだ。
 物語はファンタジーの常として、また「アラビアンナイト」中の一話として表現されて居る為「アラジンと魔法のランプ」に登場するようなジンが登場し極めて大きな働きをするし、物語の展開する場所は砂漠を幾つか超えた所にある王国であり、平和で富み300百年の間繁栄を誇ってきたという前提である。然しその繁栄は絵画のジンと呼ばれるこの地最強のジンとの契約を守って来たことによって達成されてきた。その契約とは、年1度の祭日にこの国で最も美しい生娘を生贄として捧げるという約束であった。300年目のその娘は王の一人娘即ち王国の姫であった。
 今作に登場するジンは3体、各々その従者を持つが最強の絵画のジンには火、水、土、風4体の従者(無論、ギリシャの哲学者・エンペドクレスの唱えた世界を構成する四元素を下敷きにしている)、対抗する2体のジンの内絵画のジンに対抗し得るかも知れぬ暴れ者のジンに2体、指輪のジンに1体の従者がいる。後者2体のジンが姫を救う側に立った盗賊団・砂漠の風の4名の味方である。また舞台となる王国の王は絵画のジンに愛娘を差し出せないように計画を立てていた。東西南北から王子を招集し絵画のジンの祭日前に姫と結婚させる算段を付けていたのである。
 世界観として現代の科学に通じる元素に分解して世界を解釈するギリシャの思想を基盤に置き、方位を表す東西南北を用い、盗賊団のメンバーを4名に絞っているのも面白い。以上挙げたような要素が絡み合って展開する物語に愛が絡むのは物語の基本形ということができる。


ミュージカル・クエスト 『ゴールデン・リバティ』 / Takarazuka Spectacular 『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』

ミュージカル・クエスト 『ゴールデン・リバティ』 / Takarazuka Spectacular 『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2025/01/25 (土) ~ 2025/03/09 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて宝塚を観たのですが、すごく良かったです。
歌やダンス、衣裳や演出、本当に豪華で目が釘付けでした。
1部はお芝居で、2部はショーでしたが、どちらも素敵で、目が足りませんでした。
トップスターの輝きとカッコ良さは流石でした。
あっという間に時間が過ぎて、大満足の時間でした!

ボンゴレロッソ 2025

ボンゴレロッソ 2025

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2度目のA.R.P.は前回と打って変わった物語のテイスト、絵柄(出演陣)。興味深く拝見。

ネタバレBOX

タイトルに「2025」とあるし過去作の再演なら劇団の特徴を表す作品かな、と想像逞しく劇場へ赴いたが、女性ばかりの元JKの同窓会のお話。語り手である二十歳そこそこの店員が三十歳になる店長が今日まさに同窓会を開こうとしている事を紹介。18年前憧れの教師(当時25歳位?)に告って交わした約束「30歳になってまだ自分を好きだったら結婚してやる」を実現するイベントとしてこの会を持とうとしており、舞台はその会場となる自分が店長をしているイタリアンレストラン。この設定が二人の会話で説明され、いよいよ同窓生が集うのだが、暗転の都度2,3人ずつ舞台上に現われ、近況報告がてら人物紹介、何度も暗転があって結局(主人公を除いた来訪者)12人が舞台上にひしめく。この人数の多さにまず笑ってしまう。
中心的なストーリーは、入院して来られなくなった先生のために、当時情熱をかけた文化祭でのパフォーマンスを再現する(バンド&ダンス)というもの。そこに立ち塞がるのが、メインボーカルだった優等生(同窓会の音頭も取った)の失踪(劇中では早々に仄めかされる)。その発覚が発表当日である(先生には配信で届ける段取り)。その背景である一人の元JKの高校時代から現在までの半生に分け入る事で、皆が空白の時間を共有する按配である。
さてこの劇では個人的に追求に値するテーマと考えている「音楽との融合」(音楽も演技もライブ)への挑戦があった点で心踊るものがあった。文化祭で披露したブルーハーツのある曲が最後に演奏される事は読める展開ながら、次第に焦点化されるその場面がついに到来し、ギター、ベースにはアンプを通して実際に演奏を披露する事となる。曲の中盤からダンスも加わり(演奏チームとダンスチームが人数的にほぼ半々)、「文化祭」の再現はドキュメントな要素を帯びる。(私的にはもっと生々しさ=ドキュメント性を濃く味わいたかったが、これは冒険である。)
演奏技術の巧拙はともかく(曲の情感を伝えるレベルではあった)、この挑戦には好感であった。
かしましい女子芝居、の範疇ではあったが、このサイズの芝居でこの人数(!)を巧く舞台上に配し、成立させていた。

願わくはこの作劇の着想の部分「18年前の教師と生徒の口約束」を本気にして今その時を迎えようとする女子、という「夢見がちな少女」キャラが夢潰えた時にどう変化するかも、人間ドラマとしては描いてほしかった。「ズベ公」とディスられ、反省する、という笑いオチになっていたが、彼女の「夢」が何か別の事情を回避するためにかこつけた代償であったとしたら、向き合わない不誠実、昔の恋を引っ張り出して来た(長い手紙を教師に送った)迷惑を「反省」、という事はあり得るだろうけれど、夢見る事は(子供っぽいと突っ込まれようと)全く悪くない。
また生意気な語り手が最初に「本当の主人公はこのズベ公の店長ではなく、こっち(失踪した女性)」と紹介した深刻な方の人物は、文化祭で彼女にこの歌を歌わせる事に先生がこだわった理由であった曲の歌詞(仮面を付けて生きる苦しさから解放されよと促す)を18年越しに受け止めたが、その場で笑顔になるハッピーエンドよりは、各人が三十路にあっても感じる人生の哀感と共に共有する、といったラスト、そこからの踊り!・・と行きたかった。単なる好みと言われればそれまでだが・・。

余談。当日パンフの写真付きリストの名前(+役名)が読めず、拡大コピーして役と顔の照合を試みたのが三日後だったが、全く思い出せず、役者名が上で役名が下、とは出演情報を参照して分かった(家永氏=加藤役、とは辛うじて思い出した...加藤加藤と連呼してたし)。特に店長役と優等生役、店員役、先生の今カノの名前は判りたかったが、この四人が全く分からない(役名も思い出せず、写真を見ても特定できない)。これがちと淋しい。役の「姓名」より役柄が書いてあると有難かったな(まァ写真を上げてるだけ親切ではあるが・・)
→画像検索してどうにか、中冨杏子=優等生役(とすれば、愛子=真の主人公)、中川ミコ=店長役(とすれば、あおい=表向きの主人公)らしいと絞り込めた。重石邑菜は生意気な店員役(とすれば、ひなた=語り手)かも。ちょっとスッキリ。
『300年の絵画と鉄仮面の姫君』

『300年の絵画と鉄仮面の姫君』

KENプロデュース

萬劇場(東京都)

2025/02/20 (木) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「恋の魔法にかけられた 四人の若者たちの物語」…その四人が ロールプレイングゲームのように恋の話を展開していく。それを歌やダンス そしてアクションで観(魅)せるエンターテインメント作品。物語は、世界の童話集にあるような話を織り交ぜて描いているよう。そこに あまり教訓臭を出さず、逆に物語へ巧く溶け込ませ納得や共感を呼ぶ。

アクションシーンや群舞などが多いことから、舞台空間を広く観せる工夫をし、その魅力を十分に堪能させてくれる。また衣裳も華やかで魅惑的な ベリーダンスイメージである。そのダイナミックな動き、それを引き立たせる音響・音楽、そして照明の諧調が印象的だ。

少しネタバレするが、冒頭 シャハラザード(語り)が この話は眠りにつくまでの物語(枠物語の手法か)と言い、歌いながらその世界へ誘う。M-team(ミュージカル班)を観ているから頻繁に歌とダンスが披露されるが、皆うまい。タイトルから何となく想像できるが 妖(アヤカシ)が登場し、その魔法と「300年の絵画と鉄仮面の姫君」に込められた意味と謎が テンポよく明かされていく。序盤は冗長のように思えたが、妖が登場してからは面白味が加速する。
(上演時間2時間35分 休憩なし) 【M-team】 追記予定

Choco Late

Choco Late

伊達屋本舗

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2025/02/21 (金) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

中々のレア体験
準主役が、台詞を飛ばして台本を袖に見に行くといった 他の演者はその間を笑って何とかやり過ごしたものの、めっちゃ違和感…緊張も途切れた感じで、後味悪といった感じ
金返せレベルの体験でした🥲

ユアちゃんママとバウムクーヘン

ユアちゃんママとバウムクーヘン

iaku

新宿眼科画廊(東京都)

2025/02/21 (金) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

何か変なリーディング公演だなと思って観ていた。横山拓也氏の「小説新潮」に書いた小説を講談師の神田松麻呂氏が絶妙の喋りで語り下ろす。ストーリーテラーであり、主人公・トラベルライターの「ジュンくんパパ」でもある。小学生の息子の所属するサッカーチーム「レアル岡町」。そのクラブマネージャーでもある「ユアちゃんママ」に橋爪未萠里さん。小説を講談師と俳優に託したら面白いんじゃないか、との試み。確かに何だかよく分からない新しい感触。

ドイツで本場のバウムクーヘンの食べ比べの仕事、硬くて甘くなくスパイシーで洋菓子っぽくない。その原稿をどう仕上げるか思案の主人公。締切が迫る中、息子のサッカーチームの合宿の下見の為、長野県戸隠にコーチと行かなくてはならなくなる。だがコーチが突然の高熱、代わりに駅にいたのは可愛くて魅力的な「ユアちゃんママ」。

是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

艶笑コメディかと思っていたがラストまで来ると驚く。もっと描き込んだら映画になるネタ。成程、そういう仕掛けか。
『300年の絵画と鉄仮面の姫君』

『300年の絵画と鉄仮面の姫君』

KENプロデュース

萬劇場(東京都)

2025/02/20 (木) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。ミュージカル要素がかなりありすごく楽しめました。それにしても、女性陣、なかなか歌うまいですね。おみごとでした。衣装もすばらしかったし、劇団さんの力の入れようがすごく伝わりました。お姫様をめぐるバチェラーな展開よかったです^^

ミュージカル ボディ

ミュージカル ボディ

ミュージカル座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽しかったと言う一言です。今まで私が見てきたミュージカル座の公演とは違っていて良い意味で何も考えず見れてあっという間に時間が来てしまいました。まだまだ見ていない作品がありますのでひとつづつ見ていきたいと思います。良い時間をありがとうございました。

ボンゴレロッソ 2025

ボンゴレロッソ 2025

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これだけの数の女性キャストが舞台に揃うと、実に爽快ですね(これも男目線だなー)。芝居の方はちょいとややこしい展開でしたが、盛り沢山で大いに楽しめました。

ボンゴレロッソ 2025

ボンゴレロッソ 2025

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2025/02/19 (水) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

女子高の同窓会を舞台にした、女性キャスト15人による公演。登場人物が多いものの、自己紹介シーンがあり、それぞれのキャラクターがしっかり立っているので混乱することなく楽しめました。
展開はある程度予想しやすい部分もありつつ、伏線の張り方や回収が巧みで、最後まで飽きさせません。
何より、言葉選びが楽しく、テンポよく進むストーリーが心地よかったです。
コメディ色が強く笑いどころ満載ですが、意外と(?)感動的な場面もあり、バランスの良さが光る舞台でした。
さらに、ダンスに歌、演奏シーンも盛り込まれ、エンタメ性たっぷりの華やかな公演でした。

オセロー/マクベス

オセロー/マクベス

劇団山の手事情社

シアター風姿花伝(東京都)

2025/02/21 (金) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/02/21 (金) 16:00

座席1階

「オセロー」を拝見。山の手事情社の2本立ての一つで、もう一つは「マクベス」。シェークスピア4大悲劇のうち2つを扱い、それぞれ70分あまりというコンパクトな舞台に仕立てた。

山の手事情社のメソッドをたたきこまれている俳優たちの演技は、わかりにくいせりふはなく、発語もはっきり、ゆっくりで体に染み渡るように入ってくる。これはシェークスピア劇でもまったく変わらない。それどころか、スローモーションを見るような俳優の動きを含めたこのメソッドがぴったりくる感じだ。
狂言回しとして、愛する夫オセローに殺害される美貌の妻デズデモーナの「魂」の役を配置。真っ白なドレスを身にまとった女性が、静かに舞台を差配するところがとてもいい。
出世争いに敗れてオセローに憎しみを抱き、オセローを陥れようと画策するイアーゴーがいかにも悪役という風情で面白い。デズデモーナが息絶えるところも迫力があった。その「迫力」は激しい動きやせりふでもたらされるものでなく、スローペースかつ明確な動きで客席にもたらされるところが、見ていて熱波のような激しさだと思ってしまう。

客席には若い世代も多かった。山の手事情社のファンが育っているのだと思う。

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