きりみの観てきた!クチコミ一覧

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『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★★

乱痴気ステージです
乱痴気観てきた!
初心者おすすめ度について、乱痴気はおすすめしないけど本ステならおすすめ。わかりやすいし楽しい。

バルコニー席中央、近くてよかったんだけど、前隣の方が大部分の間身を乗り出していらっしゃって…舞台の半分ぐらい見えなかったことが多々…こういう席は椅子に背をつけて観るのがルールだと思っていたんだけど…よほど注意しようかと思いましたがアナウンスもなかったのでできず、バルコニーが人いっぱいのときは場内アナウンス入れてほしいです。

というのは置いといて以下内容、完全ネタバレです。

ネタバレBOX


最初の場内アナウンスは日替わりじゃないんですね。

開始前のアナウンス、楽しい!
多少の噛みもセリフトチリも続行でしたが、乱痴気ならでは?のハプニング?(仕込みなの?)としてはヤンマが出トチリ、その瞬間に場内マイクで「あーちょっとすみません、○○ってセリフからもう一度お願いします、後ろの方いいですかー、はいっ」て放送が入りやり直しが…中屋敷さんなのかな?仕込みにせよハプニングにせよ最高でした

セリフは若干のみ役者に合わせて変更あり、動きはやれる人はどんどん変えてるって感じかな?ナナコはセリフでも「冬のコートを着ていて…全体的に無駄な動きが多い」って言われてた通り、全体的にコミカルになっていました
っていうか深谷さんナナコいいなあ!すごいね、かわいかったですね… 美人なのに道化キャラっていうね… あのブリッコな感じだけだと女の子には嫌われるんだろうけど…お笑いキャラだからそれなりに女の子の友達もいるのかなあみたいな。聞かせるセリフもすごいうまいし。
最後の「行こう?」がめちゃめちゃオンナでしたね、この女、40日でウラシマをものにするかもしれん…と思った…こあい

ウラシマも、2003の大内さんとか細見さんのイメージあったから線が細くてよかったなあ、カブトとはお兄ちゃんと妹みたいでした。パパって感じじゃないけどそれが逆にリアルだなあと。

ムロマチは女っぽくてそれはそれでよかった!本キャストのムロマチは忘れた忘れた、忘れたんだから、バカ!(バカ!は外せない)っていってアルバムとか燃やしてそうだけど乱痴気のムロマチは毎朝ちゃんとお線香あげてて、押し入れの奥には隠してるだけでアルバムがちゃんと全部そろえてありそう。
アオタ先生と、アズチ?(カメラ下げてないほう)楽しそうで非常によかったです アオタ先生爆発してたな…本役はそんなに登場時間ないもんね…よかったね…笑 って思いましためちゃくちゃネタ増えてたけどあれ今日だけなのかな…追加されてるのかな… 例の発言♪セリフは本役のが好きでしたが。(何を言い出すのかわからないところが好き)

熊川さんも背後で運動してるとこが好きでした。

コロさんの動きが気持ちいい、キャラにあわせてセリフも違ってて個性のある方だなと思いました。

迷惑です♪が本役のが好きって思ったのがミドリ先生、全体的に印象が割と近いなって思ったのがカブトとクサナギかなー。この二人セリフも多いしあまり何もできないか。

郵便屋さんと駅長がものすごくキャラ立ってました。かわいかった!

全体的にはやはりトチリが目立つものの楽しかったです~ 普段の乱痴気のようすがわからないけど、今回は柿喰うとキャラメルの役者さんがシャッフルしてるからすごく面白かった!こちらだけの方は本役もぜひ。
無伴奏ソナタ

無伴奏ソナタ

演劇集団キャラメルボックス

東京グローブ座(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/30 (水)公演終了

満足度★★★★

何かを創っているひとに。
いい意味でキャラメルっぽくなくてとてもよかった。そしてとにかく多田さんがかわいくて魅力的。
当日券、ハーフプライスでも良い席が出てそうなので、キャラメル好きさんもそうでない方もぜひこれは観にいったらいいかと思います。

字幕のいらない、クリスチャンの声の聴こえる距離感の劇場で、ぜひ、再演してほしいなあ。照明が難しいかもしれないけど、センティオとか、MOMOとか。

たぶん、荒削りだし、稽古期間も短かったのかもしれない。
けれど、クリスチャンと同じように、わたしにもラストシーンのあの一瞬だけで、観に来てよかったな、と思いました。
何かを創作しているひとには、とても沁みる舞台です。
空気人形のオダギリジョーのシーンがすきなひととかに、おすすめしたい。

ネタバレBOX

ハーフプライス以外の当日券はひさしぶりです。

今回は前説がある!なつかしい!

冒頭のほう、あれあれ大丈夫~?稽古短いのかな?と思ったのですが、
かつぜつ抜群な岡田さんが登場し、ウォッチャーが登場し(クリスチャンのお父さんと同じ方なのですね)、どんどん場が温まっていきました。

途中の動きのシーンがよかった。多田さん、足が細くて衣装がとても似合っていて、身体が柔らかくて笑顔がすてきでとても魅力的な役者さんですね。集団のシーンでもついクリスチャンを見てしまいます。

登場人物が、確かに悪いひとはひとりもいないのですが、わたしにはとても無意識的な悪意にも見えて、(キャラメルの観方として間違っているのかもしれませんが)みんな悪気はないのにクリスチャンにとっては全くいい結果にならない、というそのすれ違いざまが、キャラメルらしくなくてそこが逆にとてもよかったです。

ずっとひとりで生きてきて、みんなを恨んだっていいのに、誰も恨まなかったクリスチャンが欲していたのが、ただただ芸術家としての喝采のみで、あの一瞬できっと何もかも救われたんだろうなというのが、ほんとうに、なんというか、芸術家の芸術家たるところを見た気がしました。

最後の演出とか、とてもすきです。思わず拍手してしまって。
たった一度の拍手で、言葉で、彼は生きてきた意味があったんだろうなって。

あと、音合わせ~喝采 となる 構成もすき。
音合わせのラストのお母さんのせりふも大好きです。

ウォッチャーは画家さんかな?と思ったのですが(右手と目を潰されていたので)、メイカーは音楽家しかいないのですかね。ウォッチャーの役者さんはカーテンコールで見るととてもかっこよかったのに、あえて帽子をかぶっているのがとてもすてきでした~。


あと。以前の公演で、前の席の方が乗り出していて見づらかった、とここのレビューに書いたのですが、今回パンフレットにその注意書きが記載されていました。
ずっとそうだったのかもしれないし、私の意見がどうこうだったわけじゃないと思うのですが、なんだか嬉しくなりました。そういう嬉しさは、とてもキャラメルっぽいなって。
カンロ 【ご来場いただきまして、誠にありがとうございました!】

カンロ 【ご来場いただきまして、誠にありがとうございました!】

鳥公園

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2013/10/25 (金) ~ 2013/11/02 (土)公演終了

満足度★★★★

ゆるゆるの中に垣間見える不穏と不安
初観劇。面白い!ネタバレボックスに。

ネタバレBOX

客席への入り口が使われておらず、幕のようなところから舞台へ。座ってみて、これはいつもの「舞台側」を客席にしているんだなとやっと気づく。
簡単に組まれたセット、なのだけれどそこを登ったり下りたり座ったり滑り落ちたり、ちゃんと作られていることがわかる。美術凄いなっ。
調光室を使ったシーンなど、面白い。ゆるっとした会話劇で、違う人同士の会話が割り込み割り込みするところなんて好みです。

地下の仕事はどうみてもアレなかんじで想像するといろいろと。「アジとジャップとクロとシロ」って、なんだよー。いやわかるけど、なんだよーこわいよー。
どんどんひっくり返る人間関係で、ぜーんぶ「ましこさん」の妄想かもしれないとか思えたり、登場人物みんなちょっとずつおかしくて、あとからぞわぞわくる不穏さ。

役者さんも皆魅力的。大熊さんの身体がすごいなー。
役者さんを調べていたら、夫婦役の笹野さんと伊藤さんがマジ夫婦で びっくりした!笑

ラストはやや唐突に終わった感がありましたが、とっても好みです。また観に行きます。

そういえば2回目観に行ったら、ラストが変わっていました。
あと、この広いところを通りたいなあと思っていたら、劇場側から退出するよう変更になっていて、ラストも退出もこっちのほうが好み!
芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★

座席以外は満足
当日券 見切れ席2000円で鑑賞。
コの字客席だったのですが5団体中2団体が正面向きの作品で、とくに範宙遊泳に至ってはネタ部分が全く見えず、見える客が笑っているのに非常にフラストレーションを感じた
あの席は1500円ぐらいの価値かと(範宙遊泳のネタ部分がなければ2000円でいいけど)。あと、1番の人から
1○○○○○5
6○○○○○10
ではなく、
109654
87321
ってちゃんと見やすい順に案内すべきかと…。

好きだったのは範宙遊泳、ジエン社、マームとジプシー。
範宙遊泳、いい意味で浮いててよかった。
ジエン社、やってる役者は頭フル回転させてるんだろうな、と思えて大変楽しめた。もう1仕掛けほしかったかも。
マームとジプシー、さすが。

あとバナナ学園も楽しそうだった。
ロロは影絵のシーンが好き。

パラリンピックレコード

パラリンピックレコード

北京蝶々

シアタートラム(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ミスマッチ感がとても好き
この脚本なのにこの演出、というのがとても好きでした。あまりメッセージは感じなかったな。
でもアフタートークを聞いていると、メッセージを感じた人が(客席に)多かったんだなと思いました アフタートーク、長い質問(というか自己紹介)があって、演出や脚本の話を聞きたいので、客席からの発信は後でやったら!と、正直思ってしまった。

THIS IS WEATHER NEWS

THIS IS WEATHER NEWS

Nibroll

シアタートラム(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

満足度★★★

感傷的
振り付けはシンプルで好み。しゃべりすぎかなあ、という印象があった。内容は感傷的。世界の先行きに不安を感じているということがよくわかった(いい意味でも悪い意味でもなく)。

椅子に座ったシルエット+シルエット映像のシーンがすき。

鈴木拓郎さんの身体が心地いい。

『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★

ハーフプライスなら。
昼休みに頑張って買いに行ったハーフプライスチケットにて。後ろから6列目くらいの中央。見やすさではバルコニー前方ととんとんぐらいの席。

中屋敷演出はほか2本ぐらい(いずれも外部)見たけど、遠慮してるのかな? キャラメル色(脚本? 役者? もしくは圧力…?)が強いのかな? という第一印象 前見た2作より思い切りがなかった、というか、割とキャラメルっぽかった、というか。舞台遠かったから?
中屋敷さんの魅力って、このドシリアスな脚本がなんか演出のせいでどうでもいいことになっちゃってるうううう!(いい意味で)ということだと思っていたんだけど後半は割とまんまキャラメルだったような。やっぱり脚本が強いのかなあ。

冒頭ダンスでやたらキレのいい人がいる!と思ったらヤンマとアヅチ?(どっちかなカメラ下げてるほう)だった
以降も面白いと思ったら柿喰うの役者、ということが多かったな 写真家チームとかテンポが段違いによかった。キャラメルで頑張ってたなと思うのはサルサワ、ウスイケ、アゲハ。アゲハとか柿喰うの人って言われてもやや信じる。
ウラシマはさすがキャラメルみたいな演技が逆によかった 正面の人に話しかけてるのに声が遠い!ていうのが わざとかどうなのかわからないけど、個人的にはとても よかったです
ムロマチが何回も「バカ」「ばか」「ばーか、」って言うけどいちいちかっこよすぎてときめいた 萌えだった(前見たのがそういう役だったから?)

ちなみに数年ぶりに見たので、前説がない!とかケータイ確認のテーマなくなった!とか驚きました アナウンスは回替わりなのかな

役者さんたちはみんなきらきらしていました。そういう意味ではとても満足。
コロさんのばーか、と、下のネタバレ欄にある台詞を見るためにもっかい行ってもいいとは思うぐらいこの台詞が好きだった…。 しかし次行くなら乱痴気ステージかな~ハーフプライスかバルコニー残ってたら行ってみよう
4800円はちょっと高いって思うかもしれないけど ハーフプライスで見た分には充実感ありました。

ネタバレBOX

アオタ先生がアオタ先生がアオタ先生が発言♪
スーサイド・イズ・ペインレス

スーサイド・イズ・ペインレス

(劇)ヤリナゲ

王子小劇場(東京都)

2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

ラストシーンよかった
です。ネタバレボックスに。

ネタバレBOX

カエデさんとは結局誰だったのか…

オープニングも、かっこいいようでかっこよくはなりきれてなくみんな仮面を上げ下げする手もだらだらしていたりなんかして、どこまでわざと?と思いながら見てました。

ところどころで思わず笑いが起きちゃうのがうまい!

でも最後のほうはもうひとひねり欲しかった感…
cocoon

cocoon

マームとジプシー

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/06/27 (土) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

原作とは違うもの
として見ないといけないんだろうな、と思った。漫画原作だけれど、最近のいわゆる「2.5次元」が「再現」に重きを置いているのとはちがうな。
マユとタマキさんは似てたな。

ネタバレBOX

マームを見るたび、やっぱりいつも、泣かせ過ぎ、と思うのだがそうなってしまうのかな…
原作は、淡々としていて、最後の方のサンのセリフも、「戦争だったから」一言で片付けられたそのさまが、ああ、そんな時代だったんだな、と伝わってくるものがあった。泣きじゃくって「もし戦争じゃなかったらこんなことにはならなかった」と言わせた時点でもう、原作とは違うものだなと思いました。
先生は初演の山崎ルキノさん見てみたかったです。
サンの襲われたあとのシーンの、なんで、がとてもよかったです。
あとは、一日2回公演は酷だと思うのでどうぞ1回に…。
容疑者χの献身

容疑者χの献身

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

音楽がとてもいい
無伴奏~はキャラメルっぽくない、という感想を書きましたが、こちらは舞台セットからしてもう、キャラメル!

原作好きとしては、ほほほお~。という感じ。わたしはリアルに石神のような先生を知っていて、原作の石神が大好きなので、どうかなあ~と思っていましたが、
近江谷さんの、ずっと足をぺたぺたつけて猫背で歩く演技は素直にすごいと思いました。

あのひとは、こう、俗世間から一段上に上がってる感じのイメージを持っていたのですが、でも、高校教師になって現実を生きている石神は
存外あれくらい俗っぽいのかなあとも思ったり。
理系を演じるのって難しいですね。
当日券で行ったら割と遠かったので、表情とか、前の方で見たかったなー!

あと、音楽がとてもいいです。これは原作好きとして手放しによかった!雰囲気ぴったりでした。

初演のDVDも見て行ったのですが、実川さんが上手になってたー!

ところで少し前にキャラメルをたくさん見ていた出戻り組の私には、
若手だった岡田さんがすっかり看板役者に!石原さんが中堅になってる!近江谷さんが感じがかわってるー!とか、いろいろ懐かしいものがありました。
多田さんはポスト岡田さんみたいになっていくのかなあ~なんて、未来に思いを馳せたのでした。


でも、7000円はちょと高いなという印象…。ハーフプライス売り切れていたのですが、枚数制限があるんですね。こちら5000円、無伴奏ソナタ3500円くらいだと、許容範囲かなあという気がしました。

ネタバレBOX

完全トリックと原作のネタバレです。私は原作大好きなので、ちょっと辛口。


石神の部屋で湯川に境遇を説明する場面、モノローグがよかったなあ。「説明する必要はない」っていう原作のスタンスが好きだったので。でもそうしたら石神がほとんどしゃべらなくなりますからね…。

「確率を高める」系の理系ワードをもっと拾ってほしかったかも。

脅迫文の文面の解釈、原作は「本心なのか計算なのか何もかかれていない」ところがすきなのですが、舞台版だと本心に近い見せ方をされてましたね。このあたりは小説にしかできない隠し方なのかなーと思いました…!

原作を読んでいたからわかったのですが、「殺人が行われたのは3月9日、なのになぜ刑事は10日のことばかり聞くのか?」(原作で言うところの「なぜ三月十日なのですか―」)ってくだりはなくてもよかったのかな?「的外れだとさえ感じていた。」の後くらいに…みんなわかったのかしら。

あと、ラストはできたら、石神一人で終わってほしかった。彼の感情には、湯川にも介入できるはずないって思った…のですがあれがだいたい原作とおりなのですね。手をかける際、一瞬迷う芝居をする岡田さんの選択は(彼の選択かどうかわかりませんが)台本と役者としての折り合いをつける、素敵な選択だなと思いました。
ひかりごけ

ひかりごけ

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

セットがすてき
初三条会。全席指定でした。前の方にしていただけてうれしかった。

前半は船の甲板?を思わせる後半はうってかわって菜の花?のお花畑。セットがすてきです。

最初に死んだ、後藤?登場時間が短くてもっと見たかった!
皆それなりに魅力的な役者さんなのに短時間でばんばん使い捨てにしていくその精神がすごい。

呉キリコさんの身体が不思議で魅力的でした。

四谷怪談

四谷怪談

AND ENDLESS

シアターX(東京都)

2015/05/03 (日) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

2作品のつながりが?
怪談とありますがホラーではない。役者は皆好演。

続きはネタバレボックスに書きます。

ネタバレBOX

四谷怪談&忠臣蔵と、北九州監禁殺人事件の2本が交互に進んでいく形なのですが、そのつながりがよくわからなかったです。
ラスト近くで、容疑者の妻瑠璃子による「この現実(北九州のほう)の先に、あの物語(四谷怪談)があるような気がする」という台詞があるのですが、
それを言わせるなら全員2役にするか、せめて瑠璃子は四谷怪談と2役がよかったのでは…?
お岩さんは1役でよかった(または瑠璃子と2役)のでは…?

最後の客席に向かって語りかけるシーンがくどかった気がするので上記の台詞のところで終わりで良いなと思いました。

また、途中で弁護士さん?が生き残った少女に「君を救いたいんだ」と言う台詞がありますが、これまでずっと詰問調で話を進めてきた弁護士が突然そう言う(嫌味にも聞こえなかった)のに違和感がありました。

清水一学はとても切なくてよかったのですが、とあるシーンで、その献身に心を許したのかなと思えたお岩さんがまったく彼を愛していなかった(お岩さんの心にあるのは伊右衛門だけ)ことが発覚して可哀想すぎました…。

ルービックキューブのシーンで全員全面そろったらかっこいいなと思いましたがさすがに難しそうですね。
調和と服毒

調和と服毒

Ammo

上野ストアハウス(東京都)

2019/10/17 (木) ~ 2019/10/22 (火)公演終了

満足度★★★

イタリア・ルネサンス時代?の様子がよくわかるセット、台本で面白く楽しめた。絵もたくさん出てきて楽しい。

ネタバレBOX

前半日程で見たせいか、俳優の芝居がうまくいっているように思えなかった…。噛み合ってないというか。ステファノの滑舌がとてもよくて素敵でした。その分滑舌があまりよくない人たちが気になってしまった。
小指の思い出

小指の思い出

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/09/29 (月) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★

青柳いづみを見る1時間50分
とにかく会場が広くて、2ブロック目以降になったのなら双眼鏡があったほうがいいです。

持っていかなかったのでほとんど表情などは見られず残念…

野田版は見ていません。前評判があまりよくなかったので心配していましたが私は楽しく見られました。

ネタバレBOX

はじまってから最後まで、とにかく青柳いづみを見ていました。マイクだから最初はだれが喋っているのかわからなくて、あーか、あーお、とどこかから聞こえる声が青柳いづみのものだと知ってわあー、と思う。少年役で飛び跳ねる青柳も、腰を折ってうふふ、みたいな恰好をする姿も、すべてとても魅力的。舞台上でこんなに自由で、こんなに人を惹きつけるとは。最後の方の声もすばらしい。まったく感情移入できるシナリオではないと思うし、意味もわからなかったですが心が動かされました。

その分他の役者たちが(一部を除いて)弱く感じました。特にお嬢様役の方は髪型や恰好が彼女と似ている分、もっと凛とした強さや芯のようなものを観たかったです。子ども二人は前評判通り何を言っているかほぼわからず…。

会場はとにかく座席が広すぎた感があります。2ブロック目以降だとかなり勿体ない。当日券で前のほうの見切れ席か階段席が出るのなら、また観に行きたいです。
無伴奏ソナタ

無伴奏ソナタ

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2014/09/26 (金) ~ 2014/10/01 (水)公演終了

満足度★★★

ピアノ弾くシーンが大好き
初演も観に行きました。当日券でぎりぎり駆け込み、一階席一番後ろの席でした。

ネタバレBOX

結論から言うとちょっと後ろすぎました…
でも、初演同様泣けました。

クリスチャンが初めてピアノを弾くシーンが大好き。ピアノの正しい弾き方を、知らない弾き方をするのです。必死で、夢中で、無意識で。何度見ても泣けます。

前回は字幕が入っていたシーンに今回は入っていなくて、字幕なしのほうが想像する喜びがあって断然よかった!

ラストの喝采まで、なんとなく少し短かったような?気がしたのですが、それは、席が後ろのほうだったからかも。前回は随分前の方だったので、思わず拍手してしまう、体験ができたのですが、後ろだと前の方の人が先に「思わず拍手」してしまうから、短く感じてしまうのでしょう~

初見なら前のほうがお勧めです!
この世の楽園

この世の楽園

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★

初日っぽい
のかな?ネタバレ欄に書きます。

ネタバレBOX

初日割で観劇。
酒巻さんのための舞台?!(すごく上手い、この人こういう宗教っぽいのうまいよねえ)と思いきやあっさり途中退場。全員のストーリーを通しての迷いや機微が、あまり見えなかったなあ。
気になったのは衣装、バッグとヒールのピンクと青が目立ちました。あと、同じような色味なので素材感だいじだなと。ひろきくんとしずおさん?がどっちも囚人服っぽいので、しずおさんはボタンダウンのシャツとかのほうがいいのではないかなあ。大事な話し合いに挑みましたってかんじで力んでるくらいのほうがもと?童貞っぽくていい気がしました。
最後のシーンはなにを表してたんだろう、ある意味思いも寄らない結末ではあった…笑
もっと女たちの迷いや、彼女たちにも実はきたないところがあったりして、みたいなのを見せつつ、結末は不明、みたいな作りにすることもできた気がするな、と、これは好みの問題かもしれませんが。
久慈さんの奥さんが落ち着いてて抑えた演技がうまいなと思いました。
チラシ写真どこで撮ったんだろう気になるー 合成かな?
最後

最後

ロスリスバーガー

新宿眼科画廊(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★

歌がすごい
脚本については、どういうストーリーなのか正直わからなかった。演技もちょっとわざとらしさやキャラクター感を感じました。初見なのでそういう劇団なのかもですが。
作中の歌がすごい良くてcCD売ったらいいのにと思いました。彼女、あの衣装であの体格でAKBばりに踊ってくれたらなおよかったのにな。

草苅事件

草苅事件

しむじゃっく

高田馬場ラビネスト(東京都)

2018/07/21 (土) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度

冒頭で台詞が入ってないと思われる俳優が出てきたとき帰りたいと思いました。客席が狭くて出られなかったですが。論外。後半日程はこなれていたという口コミもありますが、多くの観客にとってはこの一回がたった一度の観劇体験なので降板も含めキャスティングと上演に責任を持ってほしいと思いました。

わが星

わが星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/05/16 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

かわいい
衣装や音楽もすてきだし、時折うるっときそうになることもある。

ただ、とても美しいものとして描かれる「家族」や、飛び交う単語のセンチメンタルさはちょっと感傷的すぎたかな、と今の私には思えたのでした。

『アイラブユー』『日本演劇総理大臣賞』

『アイラブユー』『日本演劇総理大臣賞』

ロデオ★座★ヘヴン

王子小劇場(東京都)

2019/10/03 (木) ~ 2019/10/13 (日)公演終了

「日本演劇総理大臣賞」を観劇。ネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

途中、3回同じシーンを繰り返すのが興味深かった。シーンって例えばこんなふうによくなっていくんだなというのがよくわかる。3回目は役者さんの背景と役の心情が重なって素晴らしいシーンになっていました。

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