きゅーぴーの観てきた!クチコミ一覧

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憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/08/20 (土) 15:30

壱劇屋さんの作品を生で観たのはまだ三作品目ですが、こちらが1番好きです。
殺陣の迫力と俳優陣の感情表現、そして見る側への余白のバランス全てが見事でした。
あらすじはHPやTwitterアカウントで発表されているのでそこを踏まえた上で、細かな気持ちの流れ生い立ちなどを想像する楽しさと綿密に組まれた殺陣アクションの素晴らしく見応えありました。

私的には王と側近の関係性を想像して楽しんでいました。誰を軸に観るか!これも楽しみのひとつです♪(側近の熊倉さんの殺陣と色気がたまりませんでした!)

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前回の独鬼を観て期待しかない!と観に行きましたが、期待以上で異常なまでの熱量で膨大な感情が詰め込まれた85分。
あっという間な様で、ずっと見守り見つめ戒めてきた水神様の悠久の時に身を置いているかの様な交錯する時間を過ごせました。
そして本当に人間CGでした!カテコでこの人数でやっていたのかとびっくりするかぎり。
セリフが無い分考察も楽しく余韻も半端なく楽しめました。

鼠たちの空

鼠たちの空

黒田芳樹企画部

明石スタジオ(東京都)

2011/10/28 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

ん〜、残念。
始まりの演出は面白かった。
殺陣もまぁ頑張ってると思えた。
でも、残念。というのが正直な感想。
二つの国を対比するのに同じ様なテンションで話すので衣装の違いぐらいしか感じられなくて・・・。

ネタバレBOX

劇場サイズの割りに声を張上げ過ぎている場面が多過ぎて疲れた。
しかも割れていたりと聴きづらかった。
唯一カスミ役の人の声が聴き取りやすかった。
笑いの演出はすっぽ抜けてしまっていたし、もっと狂気を表すならぶっ飛ばないと中途半端に感じてしまった。
ハイトーンヴォイスも絞った上で伸びる声で喋らないと、割れてただ叫んでる様にしか聴こえない。

『忍』と『侍』では怒りの感じ方が違うと思うので、静と動と言った様にハッキリと違いを出した方がいいのではないか?と思えた。

殺陣は近くで観ると上半身の揺れが気になるので体幹を鍛えて欲しいと思った。
髑髏城の七人

髑髏城の七人

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2011/09/05 (月) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

髑髏城登城 三回目!
前回見てから16日ぶりに観た。
素晴らしく誰も彼もが進化していて度肝を抜かれた。

全力で走り抜けてきた髑髏城の七人2011。
前楽や大楽を観れないのは残念だが、見事に完成されたのではないか!と思えた。

ネタバレBOX

多少違和感のあった小栗旬くんの捨之介が2011年版として完成されていて、殺陣も見事にスピード感を身につけていた!
今回一番進化したのが小池栄子さんの太夫!
前回二回は気っぷの良さは感じたが、太夫としては?だったのだが。
それが太夫としての存在感品格を感じであっぱれな感じだった。
彼女の演技に涙が出た。素晴らしい舞台女優だと・・・。

そして元々素晴らしい森山未來くんはもう突き抜け過ぎて何者?状態。
彼の演技力と身体能力には末恐ろしいまでの魅力がある。

仲理依砂さんは舞台はキツいかも。。。声の使い方の面で><
もう潰れ過ぎて聞いててこっちが苦しくなった。
OKICHI

OKICHI

アブラクサス

劇場MOMO(東京都)

2011/09/15 (木) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

みなさん上手いんだけど…
それぞれに持ち味があって上手いと思いました。
ただ、演出の加減かなんと言うか何かが足りないと途中感じてしまった。
メリハリの付け方でしょうか?淡々と進むからでしょうか?
演技力なのある方が揃っていながら勿体ないなぁと感じたのが正直な所です。

役者さんには★4つ差し上げたいですが、何か物足りなさを感じたのがやはり引っ掛かるので3つにします。

ネタバレBOX

お吉の頑として貫き通した行き方はカッコイイと思えました。
鶴松の卑怯な面でさえ許してしまう悲しいくらいに一途で真直ぐな女性なんだなと。
お富のお吉を慕う気持ちが小さな表情や間に込められていて弄らし感じでしたし。

お吉役、お富役、鶴松役、伊佐役。この四人の役者さんが絶品だと思いました。
髑髏城の七人

髑髏城の七人

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2011/09/05 (月) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

皆芸達者!!!
賛否両論あるようですが、私は大満足でした♪
新しい形の髑髏城の七人!ありだと思います。
森山未來君の天魔王のイカレ具合、そこかしこに含まられる憂いもいいと思いました。演技力はもとより身のこなしもカッコ良く綺麗で存在感があり眼が引き寄せられました。
早乙女太一君の殺陣は圧巻の一言!
出てきた瞬間照明以上に光り輝いて観えました。
あの優美なセリフ回しも役にピッタリ♪
小栗旬君も想像以上に上手かった!(実はあまり期待していなかったので)

磯平や三五、兵庫、贋鉄斎、他の脇を固める俳優陣の笑いのもって行きどころ等『さすがっ』の一言ですね♪

二回目登城(9/21)
台風中行ってきました。今回は前の方で観劇。
未來くんのマントさばきの美しさと殺陣のカッコ良さを堪能。
やはり群を抜いてると感じた彼の演技力。
来月、三回目登城しますw

ネタバレBOX

森蘭丸がどんどん人格が変化して行くのが不気味で惹かれたw
天魔王の最期の『こんなのあり?』がこのシーンで笑いとるか!で意表をつかれましたねw
極楽太夫がちょっとオーラが足りないかなぁと感じました。

一番残念なのが沙霧役の仲里依紗の声枯れが・・・。
風邪なのか?声の出し方間違ったのか?分らないですがちょっと聞きづらくなってしまってました。
やはりプロなのでそこはちゃんと頑張って欲しいところですねーー;
リタルダンド

リタルダンド

キューブ

PARCO劇場(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

これぞ役者っ!
吉田鋼太郎さんの演技力に脱帽。
こんなに舞台上で極自然で見栄えのする演技をされる方なのかと。
今までのイメージを一新しました。w
高橋由美子さんも昔テレビドラマで観た以来なので、ここまで上手くなってたんだ!と驚きを感じました。

全編に笑いがちりばめられており本当に観ていて惹き込まれ、自分自身がその登場人物の一人になった様な、同じ輪の中で話を聞いている様な錯覚に陥ってました。

ストーリーはありがちなものかもしれないですが、全体が本当に小気味よく観ていて全く疲れない、これぞ役者!という舞台を拝見させて頂きました。
そして最後は涙が後から後から溢れてきて感動しました。

ネタバレBOX

出ていらした役者さん皆さん絶妙な間で、セリフとセリフの間に心の声が聞こえた様に感じる事が出来ました。
飲み込んだ言葉も沈黙の中に『なんでだよ!』『何故?』と言う叫びまで・・・。
ただ息子役の方が少し浮いて感じられたのでそこが一寸マイナス。下手と言う訳ではないですが声量のバランスと言うか、何か全体とのバランスにズレが感る時があったので。
(★は4.5と言う感じの4)

まぁなんと言っても、吉田鋼太郎さん・山崎一さん・市川しんぺ−さん。
この三人の絶妙な間の取り方のセンスが流石!としか言いようがありませんでした。
クスッとした笑いから、爆笑やブラックユーモア。
色々な笑いに心から笑えたり考えさせられたり。

『あなたでなきゃダメなんです!この人でなきゃダメなんです!』
そう言える夫婦ってどれだけいるのだろう?
自分はそう思えているだろうか?そう思って最期を迎えられるだろうか?
自分に問いかけてみたりしました。
マニュエル・ルグリの新しき世界II【Aプロ】

マニュエル・ルグリの新しき世界II【Aプロ】

公益財団法人日本舞台芸術振興会

ゆうぽうとホール(東京都)

2011/07/13 (水) ~ 2011/07/16 (土)公演終了

満足度★★★★★

素晴らし過ぎて・・・
Aプロを観て来ました。
『ホワイト・シャドウ』の吉岡さんが実に見事!いろいろ業や情念や感情、“女性”という存在を具現化した踊りを踊りきっていると感じました。
また、バナの鋭利で力強い踊りとルグリの柔らかく何処までも美しい踊りが対照的で素晴らしい空間を作り上げていた。

今回来日して下さったダンサー誰もが素敵で楽しんでらして、観ていて本当に幸せな気持ちになりました。
そして、ルグリとアイシュヴァルトのオネーギンは言葉にならない位感動的で涙が溢れました。細やかな心の揺れ・葛藤、そして選ばなければいけなかった・選ぶしかなかった結末のタチアーナの感情の爆発に胸を締め付けられました。
この二人でのオネーギンを全幕で観てみたいです!

ノバ・ボサ・ノバ

ノバ・ボサ・ノバ

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

初の宝塚劇場♪
宝塚初見でニジンスキーを観て宝塚劇場での公演も見たくて友人と観に行きました。
初見に近い私と初見の友人と観て二人共の感想。
『主役のトップの人のオーラ凄いね!!!群舞綺麗だね!キラキラだね!オケの音もしっかりしてるね!』
と、二人で宝塚の魅力にハマっちゃいました。
今まで食わず嫌いで観ていなかったのが勿体なかったと・・・。

第二部は笑いどころも満載で結構な回数笑わせてもらった^^
ま、ツッコミどころも満載なのも含めて『ザ・宝塚』ここにあり!と思いました。

他の公演もまた観に行きたいです♪

「13日間の罪と罰」

「13日間の罪と罰」

劇団アニマル王子

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2011/06/16 (木) ~ 2011/06/20 (月)公演終了

満足度★★

う〜ん・・・
とても長いセリフを記憶しているのは凄いと思った。
スローモーションを取り入れたりパントマイムで表現したりと、舞台ならではの表現方法を上手く取り入れている所もあった。
が、とにかくバタバタと五月蝿い。
動き回り過ぎてセリフが聞こえなかったりした。
ドストエフスキーという難解なテーマを扱うには不向きなんじゃないかと思えた。

ネタバレBOX

セリフのその長さや難解な言い回しのせいでセリフが一本調子になったり噛んでしまったりと、とても心に響くと言う感じではなかった。
パントマイムもちょっと中途半端で動きから形が見えなかった。

きっと上演時間を三分の二くらいにしてセリフも長いセリフと短いセリフを織り交ぜ、緩急が付けば観やすかったのでは?思う。
また滑舌の悪い人が4人ほどいて早口で捲し立ててるだけで聴きとれなかった。

笑えるはずの所も滑り、きっと感動する所なんだけど心に響かず残念でした。

近くにいた男性が
『シェークスピアならイケルがドストエフスキーは厳しい』
と言う様な事を話されていましたが確かにそうかもしれないと思いました。
唯一表現出来てセリフもよく聞こえたのが佐竹海莉さんでした。
動きが綺麗な事もあって彼女が出てくると目が吸い寄せられました。
主役より遥かにカリスマ性を感じましたし…。

次回のテーマによっては観に行きたいかな?どうなるんだろ?と言う感じです。
天守物語

天守物語

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい世界観。
原作の世界を残しつつ独自のアレンジ、そしてメッセージに心を打たれました。

壮大で普遍のテーマと未来への希望と絶望。
この空間を沢山の方に味わって頂きたい。

千秋楽もチケットを買い、更なる進化を期待して。
もう一度感動したいと思います。

追記:千秋楽を観て来ました。
前回よりテンポが良くなり観やすくなってました。
グッと来る部分も違って観れたしセリフもよく聞こえました。
それと、桃六の方の声枯れのせいか、前回ほど胸に響かず残念。
長丁場で喉から声を出しちゃっていたのでしょね。
で、やはり亀姫と舌長姥の方の演技が大好きです。

ネタバレBOX

最初の踊りと『あやかしは人を殺めると鳥となる…』この場面で既に涙が込み上げそうでした。
ですが、本編始まってすぐは何か違和感。
鏡花の重みのある世界を描くにしては軽い感じと、どこかチグハクした中に浮いた感じでのめり込めない。
富姫も綺麗にしようとして何かウソっぽい。
図書之助も何だか現代っぽい。
主役二人には泣けるくらいのもっと恋の狂気を魅せて欲しかった。
鷹も動きはこの世の物と思えぬ雰囲気は出ているのだけれど、セリフ回しが軽い。
変な間延びも気になりました、しかし薄の秀逸な存在感が際立っていました(笑)
そんな中、亀姫と舌長姥が一気にアヤカシの世界を造り出した。
桃六の存在も凄く気になる、演技力が光ってる!

段々世界に引込まれ最後のシーンの強いメッセージに大粒の涙があふれて、音楽と踊りでは体が震えて来ました。
本当に感動しました。

追記:千秋楽を観て来ました。
図書の想いが今回はズッシリと心に響いて来ました。
彼の演技がこの一週間で上手くなっていた様に感じました。これからも期待したい役者さんですね^^
ラストのセリフは間違えた?
前回は『無様に生きろ!』だった様な記憶違い?
今日は『無様に踊れ!』でした。
・・・『生きろ!』の方がグッと来ると思います。

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