unicornの観てきた!クチコミ一覧

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I.W.G.P

I.W.G.P

TANGRAM

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/24 (火)公演終了

満足度★★★

IWGP
チケットプレゼントにて鑑賞。

ネタバレBOX

合併前だけど町おこしのため、ご当地ヒーロー作品を作る。収穫祭を控え、当日ヒーローショーをやろうとするも、バックアップが受けられず、有志で撮影、ネット配信することになる…。

コメディでユルめシーンも、後半の真面目なシーンも、心に響いてこないためダラっとした印象。話もとっちらかった感がある。題材のヒーローモノへの(役たちの)熱意がボヤっとしてたせいかな。
ま・ん・だ・ら

ま・ん・だ・ら

劇団肋骨蜜柑同好会

王子小劇場(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★


面白いけどちょっと長い。

ネタバレBOX

圓朝の「怪談牡丹灯籠」とか「真景累ヶ淵」等が原案だけど、牡丹灯篭くらいしか知らない。詰め込みすぎな気もしたけど、構成は良いと思った。

人間の怖さってとこがキモだけど、ちょっと弱いと思った。生々しさとかもっとほしい。
現代調の舞台にしてたので、そことの兼ね合いの問題か。総合的な演出の問題か。
常に最高の状態

常に最高の状態

財団、江本純子

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/09/17 (火) ~ 2013/09/22 (日)公演終了

満足度★★★★


面白い。80分。

ネタバレBOX

靖恵(千葉雅子)の娘の共同ギャラリーに、靖恵の妹・佳代(柿丸美智恵)とともに出向く。そのギャラリーでの、若い女アーティストらとの会話と酒盛り。

基本笑える。
千葉と柿丸のおばさん演技が上手い。千葉は、一見良い子ちゃんなひとみ(佐久間麻由)を気に入るサマが上手い。柿丸は、酒の入る終盤のパワーがすばらしい。
靖恵の娘と関係のあるようなひとみ、ひとみや靖恵の娘に嫉妬する病的なしほ(松本まりか)、留守番やってた手厳しい美幸(荻野友里)、三人ともいい色出してた。特に、佐久間は腹に何かもってんじゃないかって笑顔が上手い。

若い女たちのぶっ飛んだ性格花開き、終盤の酒盛りがとてもカオス。見た目かわいいキレイなのにいい感じのカオスっぷりを見せてくれた。演技的にはおばさんのが良かったけど。満足した。
『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!

『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

総括しなさい
とても面白いが、柱が邪魔で残念。渋谷はるかはピカイチ。

ネタバレBOX

山荘に逃げてきた男5人。オルグされた山荘の奥さん・西牟田(渋谷はるか)を含めた6人で総括と自己批判を繰り返す中、坂内(浅井伸治)と吉田(加藤大輔)が総括援助され、江藤倫路(西尾友樹)が復讐を目的としていることがわかる。西牟田は共産意識を高め、(赤軍幹部の)永山と呼ばれるが、坂上(岡本篤)から江藤兄弟を逃がすことを言われ異議なしと応える。二人を逃がし、西牟田も逃がそうとする坂上に銃を向ける西牟田が引き金を引く。そして、男5人に歌で送り出され、西牟田は「銃による殲滅戦」に一人身を投じる…。

120分あっという間。序盤の赤軍理論に面食らって笑いそうになったが、西牟田の変貌からグッと引き込まれる。坂内に総括を迫るシーンとか最高。ダンナからの電話に応じる際の声の調子もいい。

赤軍とかの知識はほぼ無いけど(その理屈に理解もないけど)、本作品は赤軍理論と過去の事件に翻弄され苦悩する人間をホットに描いているとこがいい。
兄の復讐を胸に総括を強要する江藤兄とか、永山の夫だった坂上の苦しみとか、「革命」を信じた愚かさとか、どんどん崖っ淵に進んでいるのに引き返せない男たちの暗部を描く。対して、夫に従い横領までして一人山小屋で留守番してた西牟田が、総括で解放され生き生きして見える。幹部・永山と見間違うような振る舞いをし、赤軍理論に染まり、その目的に突っ走る西牟田が美しかった。
hedge

hedge

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★

回避
面白い。130分。音響が素敵。

ネタバレBOX

バイアウト・ファンド会社がカイトというクレーン会社をバイアウトする話をバックに、男たちの生き様を描く。

カジュアルファションでガヤガヤ登場する(経済に疎そうな)面々が、庶民目線で経済ネタに盛り上がる。一転、スーツに着替え物語が始まる手法が、導入として上手い。序盤から中盤にかけて、メタ構造で経済解説を行う親切心もある。解説を切り上げるタイミングも良かった。

話自体は、カイトの倉庫事業を比較的穏便に処理し、バイアウトが成功して終わるが、やや刺激に欠けるかなと。そこが舞台の焦点でないにしても、ちょっと淡々とした印象だった。クセがないというか。
むしろ、中盤以降の会話の中が見せ場というべきか。金融とかの実態がない「仕事」とクレーンを作るって実態を生む「仕事」をまたにかけ、そこに存在する人と心を描く舞台に、一種の憧れを持った。一方で、仕事とは何ぞや的な気持ちが生まれた。

経済用語に疎いためか、会話がすっと入ってこないシーンもあった。あと、片桐のおばあちゃんのような人間のバックグランドの描き方が、もうちょい色濃いほうが好み。
失禁リア王

失禁リア王

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★

阿呆
面白い。

ネタバレBOX

老王リア(深谷由梨香)が引退を決め、三人の娘に財産を譲ろうとするが、三女・コーディリア(北原沙弥香)は勘当され、フランス王妃になる。ゴネリル(内田亜希子)もリーガン(杉ありさ)もリアを追放し、グロスター伯(伊東沙保)の非嫡出子で野心家なエドマンド(阪田瑞穂)を夫に迎えようとする。ショックでボケたリアはコーディリアの傍に逃げ込むが、フランス軍が戦に破れ、二人は投獄される。エドマンドとその兄・エドガー(七味まゆ味)の決着がつくが、コーディリアは殺され、リアも死ぬ…。

ミュージカルな作り。90分でテンポ良く、照明もくっきりしてて見やすい。演出的に、毒々しさがあまりなかったといえるかもしれないけど。

話的には、リアの悲哀とかコーディリアの悲劇性とかよりもエドガーとグロスター伯の親子愛が印象的。エドマンドの歪んだ劣等感さはもうちょいほしかった。二人の戦いのシーンの道化(新良エツ子)のボイスミュージックもかっこよかった。
ゴネリルとリーガンはどちらも美しく恐ろしい女という体裁で、程よいデフォルメさが良かった。杉ありさはポージングがイチイチクールで好印象。志村けんネタもバシっと決めてくれてたらなお良かった。

ラスト、チラシデザインと同じように、死人に焦点をあてた構図で終わるが、悲劇性はあまり感じられなかった。死という結果に力点が置かれているように見えなかったせいだろうかしら。
花と魚(第17回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品)

花と魚(第17回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品)

十七戦地

王子小劇場(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★


面白い。

ネタバレBOX

宮崎県の漁村に、半魚人のような怪物が海からやってきて、農作物を荒らしている。殺処分しろと主張する村人らを前に、国から派遣された職員らは共存を考える。しかし、それも空しく殺処分へ方向転換することになり、調査員の七生(北川義彦)は、血まみれになりながら怪物を殺し続ける。田舎の暗部が写し出された矢先、怪物が世界各地に出現するようになる。言い伝え通り村人らは次々に魚となってゆき、神楽の舞手・花(藤原薫)は赤ちゃんの絵を七生へ託す…。

110分。色々削ったろうなと思うけど、登場人物全員が動いてて存在してっていい描き方だった。
田舎っぽい特殊な閉鎖空間と排他的思想、差別意識…おぞましい感情を派手にせず描き、思わず引き込まれる。草野妻(鈴木理保)の手段を選ばないトコとか、先代会長の妻・日出子(峯岸のり子)のおだやかそうなツラしてえげつないトコとか。特に日出子は花の母の件(村の金持ち出し)も分ってたと思うが花に悪びれもしないとか、いいキャラ造形だと思う。根拠とかあいまいなところから、思い込み凄まじい行動力を見せる怖さを垣間見た。殺処分派の根拠より結果優先なトコとか。

舞台は田舎だけど、会社とか教室とか狭い空間で起こりうる、人間の暗黒面の描き方が上手かった。何も起こってないけど恐怖心とか自尊心から結果を決めてかかる(観察・検討をすっとばして)という。

人が魚になるって結末もいい(神話のくだりとか研究所の話はもうちょい尺とってもいいけど)。話だけきけば幻想的だけど、現実はそら恐ろしい。
神が下した天罰というべきか。世界のサイクルというのか。伝説を知ってて神に近い存在だった?花はなにを思って魚になったのか。そんな中、最後まで諦めない七生が希望の星というのか。人間は存在し続けられるのか。それとも赤ちゃんの絵を新たな地球の生物が眺めているのか。
神話的な終末が美しくもあり、厭世的でもある。
家庭的 1.2.3

家庭的 1.2.3

Baobab

d-倉庫(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

赤ちゃん
面白く感じるとこもあったけど、全体的に眠くなった。

ネタバレBOX

家族なテーマがあったのか、その点ピンとこなかった。ダンスと演劇的なとこのメリハリが利いてると嬉しかった。80分くらいだったけど、興味を引き続けるような構成を期待したい。
Woyzeck/W (ヴォイツェク ダブル)

Woyzeck/W (ヴォイツェク ダブル)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★

ダンスver.
初冨士山アネット。
元のストーリーを把握してなかったせいか最後くらいしかわからんかった。虫かご的なパフォーマンスとか面白いなーと思ったけど。

God save the Queen

God save the Queen

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

QUEEN
Q以外は、本公演見たことあり。AT面白かった。

ネタバレBOX

「メトロ」(うさぎストライプ)
メトロでの女と男…好きだった女に告白できなかった男が告白する話と、プロポーズされた女と死んじゃった男の話。
妙でかわいい動きと男女の心を写すという感じ。結構好きだけど。

「クイズ君、最後の2日間」(タカハ劇団)
某ネット掲示板で自殺をすると宣言した「クイズ君」をバックに若者の苦しさを映し出すといった感じ。
つまらなくないけど、シャープな感覚がほしかった。ラストの「ドシャ」って紙の演出が、どこに行き着くのかみたかった。

「蒸発」(鳥公園)
31くらいの男のオナニーを覗く女とデートに出かける女の話。
つかみどころがわからんかった。

「どこ立ってる」(ワワフラミンゴ)
一番面白い。前3本が変化球な感じだったからか。ゆるい会話に癒された。ATでも唯一話に出てたし。

「シースーQ」(Q)
すし屋店員らの会話。
やはりつかみにくい。


全体的にしゃべりが聞き取りにくい箇所がぽつぽつあったのが気になった。あと舞台サイズに合った演出が見たかったなと思う。
ATで言ってたような、痛い実体験とかを舞台にのせちゃうって作品でないのは確かだと思うし、その点嬉しい。ただ、面白いと言い切れないとこが残念。
春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】

春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】

悪い芝居

駅前劇場(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★


面白いけどやや長いなと感じた。

白戦

白戦

東京マハロ

小劇場 楽園(東京都)

2013/09/10 (火) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

ランラン
チケットプレゼントにて鑑賞。

ネタバレBOX

草食系男子の精子たちが子宮で卵子のランラン(広山詞葉)に出会い、自分が選ばれようとがんばる話…。

コメディにしては精子たちのキャラがちょっと弱いと感じた。一転、シリアス調の終盤は、生死をかけたって感じがあまりしない。単純に美人を口説こうとして右往左往しているという印象が強くて、選ばれなかったら死ぬんだ(ランランと一緒になって生まれるんだ)というものが感じられず、終盤の展開に戸惑った。あと、ランランがサマンサ(篠原あさみ)に当たるとことか。精子と卵子の擬人化はいいけど、生き死にって観点から離れているなと思った。

舞台面が低いのに、座り演技が多くて見にくい。椅子とかソファを使ってみやすくしてほしかった。
elePHANTMoon×iaku

elePHANTMoon×iaku

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

ケーキとうんこ
面白い。

ネタバレBOX

「人の気も知らないで」(iaku)
前回観たのより時間が短いため、弟クンなし。
舞台面のせいか、会話のリズムのせいか、濃厚さが足りないような気がした。二回目だからかもしれないけど。それでも話自体面白い。なかなか本題に入らないくせに、始まるとがっつりな女性の姿にしびれる。

「ボクがうんこを食べる理由」(elePHANTMoon)
グルメリポーターの永山智啓と付き合う森南波は、食べ物が食べられない疾患を抱えていて、永山は森の分も食べるんだと意気込むが、森は死ぬ。そして、いつまでもそばに居たいと、その肉を食べ、うんこすら食べ、いつまでも一緒にいようとする…。
うんこって題材を持ってきて、純愛に繋げるって作品。純愛ととれるかどうかは人次第だけど。そもそも愛情自体、まわりの人間と本人らの間に隔たりがあってって話なのか。
赤鬼

赤鬼

MacGuffins

pit北/区域(東京都)

2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★


面白い。

ネタバレBOX

浜辺の村に赤鬼(有村優太)が現れ村人は恐れる。部外者扱いされる姉弟の姉(金魚)は赤鬼と接触し、赤鬼が海の向こうから来た「人」とわかり、言葉も次第に理解する。それでも村人らの偏見は変わらず、姉と赤鬼を洞窟へ閉じ込め処刑しようとする。頭の悪い弟・とんび(横田純)と嘘つきで姉とヤリたがるミズカネに助けられ海に出るが、食べ物もなく漂流してしまう。赤鬼以外の3人は運よく村に打ち上げられ助かる。しかし、舟で死んだ赤鬼を食べて生き延びたことを知った姉は、海へ投身自殺してしまう…。

面白い話。言葉も冴えてる。外の人をもってきて、人とはを描く鮮烈な作品。気に入った。
鬼が人を喰うんじゃなく、人が生きるために鬼を喰うってセリフがいい。村人も、嘘吐いて赤鬼の死肉を姉に食べさせたミズカネも、赤鬼の死肉と知ってたかもしれない姉も、鬼だったのか。絶望しない姉が、ついに絶望し身を投げる。村人から迫害されても生き続けた姉が、内の鬼に気づき初めて絶望を知るって、えも言われぬ話。シビれた。

少数(4人)でのスピーディな舞台展開がいい。役の変化も良かった。元の作品は知らないけど、複雑な演出に凝るでもなく、若干劇団のエッセンスを注入したような仕上げ方も良かったと思う。そこらへんのバランス感覚がいい。
語り手であり、頭の弱いとんびのポジションが分らなかった。いらないって意味でなく。姉が身を投げ、彼は何を思ったろうかと。何も思わなかったとしたら、それもまた鬼ということなのかなと。

チラシデザイン◎。
明日も明日も、そのまた明日も

明日も明日も、そのまた明日も

劇団かさぶた

王子小劇場(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

ご縁
心掴まれるものがほしかった。定時開演してたのは○だけど。

ネタバレBOX

研究所に忍び込む泥棒三兄弟、遠くの星とも天国とも連絡とれる通信機器をもつ研究員、とある星から帰れなくなった女3人とオカマ1人、それを救出に向かった男たち、天国で天使になった元お母さんと元お姉さん…の話。

人と人とを繋ぐSFな通信機器って材料があって、救出隊同士の会話とか、お母さんと三兄弟の会話なんて見所かなと思う。ラストのお姉さんと弟のぎこちなさげな会話で幕がいい雰囲気だった。「ごきげんよう~」ってセリフも印象的であるし。
けども、流れ的にそこまでグッとくるでもなかった。舞台の中心をどこに置いたのかよくわからなかったせいかもしれない。バラけた印象でした。

あと、キャラとか設定に興味を引くものがほしかった。
ゴッド☆スピード♯ユー!

ゴッド☆スピード♯ユー!

東葛スポーツ

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ゴッド・スピード
チケット代2200円のままなら次回も観る。

ネタバレBOX

北朝鮮的な話から、荒川だかを海に向かって進む「ママ」とかの話へ繋がる舞台。リーディングってことで、セリフが投影されているので、何言ってるのかわからんということはない(なかったら聞き取れない箇所も多かったと思う)。

みょうちくりんな構成とネタで、結構坦々と舞台は進行する。そのくせ飽きないのが不思議。75分くらいの短さってのもあるけど。あと、なぜか、ちょっとかっこいいと感じてしまった。

北朝鮮の話(だけでなくその他もろもろ)はよくわからんが、「ママ」の話は気に入った。その際映された、昭和のヤラセ番組な映像が笑った。
五反田怪団2013

五反田怪団2013

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ラブホのお化け
面白い。怖いの苦手だけど。

ネタバレBOX

休憩込みの140分。

前半:
出演者の怪談話中心。休憩前のヤツとか苦手。石澤彩美のネタも怖かった(児童福祉施設での口に刺青)。前田司郎のネタは、上手くて爆笑だった(幽霊が出るらしいラブホで幽霊出たけど女とHする)。

後半:
外村道子がファンから貰ったお守りのせいで危ない目にあっているというので、メンバーで茨城のとある村へオタキアゲに向かう話。お守りを持ち帰ったという吉田がたぬきの腹踊り(という呪い)して終幕。
面白さと怖さが絶妙。吉田のクズっぷりもいい。外村が美人。
排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -

まごころ18番勝負

王子小劇場(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

みずほ
作品的にはいいが、舞台が見にくい。

ネタバレBOX

高柳の実妹への愛が起点になってるってのは、安っぽくならず良かった。ATでの、和光が死んで楽屋で立体パンフをしこしこ作ってるのには笑った。
[A.]

[A.]

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/09/03 (火)公演終了

満足度★★★★

成長
面白い。70分。

ネタバレBOX

監禁されてたと思われる男・アラタがバーにやってきて育絵がっ面倒を見ることになるが…。

アラタ(山崎雅志)…三ヶ月程度で記憶がリセットされる疾患を持っている。希穂と付き合うも好きな人ができたと別れる。自分のことを知り病院に戻るが、五ヵ月後、記憶がないにもかかわらず戻ってくる。
育絵(田中千佳子)…令嬢であったためか、恋愛に弱い。書店店長の遠田に片思い。誰かの面倒を見ることに充実感を得ている。
鵜飼(萩山博史)…バーのマスター。アラタが病院へ戻ることをアシストする。バーテンなのに接客が苦手。
華苗(榎あづさ)…育絵の妹。姉に看護師学校に出させてもらったことをやっかんだりするも、なんだかんだ姉想い。
遠田(平塚正信)…機械のような男で及川から嫌われている。結婚含めた人間関係を合理的に処理しようとする。バーの常連。
及川(金崎敬江)…育絵の同僚。妊娠し書店をやめるが、店長との仲も修復した。
希穂(片岡ちひろ)…鵜飼の娘。おいなりさん買ってくる。
桑沢(金川周平)…希穂のことが好きでストーカーチックな男。華苗にも振られた。

記憶喪失ネタではあるが、素直にジーンとくる作品。各キャラの描き方のバランスもいいし、造形もいい。マスター鵜飼はところどころでしっかり笑わせてくれるし(ラスト、アラタが戻ってきた際の表情もグッとくる)。
アラタを教育する(母代わりの)育絵が、アラタにとるリアクションがかわいい。田中がハマってた。

若干のクセを残しつつ、テンポのいい王道な流れで客を引き付ける舞台。面白かった。
『MOJITO』『想像』(ご来場ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

『MOJITO』『想像』(ご来場ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

BARHOPPER × MU

BAR COREDO(東京都)

2013/08/27 (火) ~ 2013/09/02 (月)公演終了

満足度★★★★

だー
面白い。演技も上々と思う。

ネタバレBOX

「MOJITO」
大学時代に一度だけ江ノ島にデートして、お互い好きだったけど付き合えず、そのままの人生を歩んだ佐熊(町田彦衛)と一村(高橋恭子)。印刷会社の営業をしていて、彼女と結婚しようと考えている佐熊は、一村に一応の距離を置こうとする。家庭持ちや彼女持ちばかりと付き合っている一村は、色々傷つき江ノ島近くで一人暮らしして、スナックに勤めている。佐熊への想いを匂わせつついるも、佐熊に近づけない一村。佐熊の彼女が浮気していたことをきっかけに仕事をやめる佐熊。二人はついに、江ノ島水族館で合うことを決意する…。
メールという書簡体の朗読劇(初回は手紙だけど)。別々の人生を歩んだ30くらいの男女の、ズルさとストレートさを併せ持ったメールに、ニヤニヤしてしまう。色々と上手いなって思った。
地雷女な一村(女性からしたらそうでもないかもしれないが)が素敵。美人さが地雷さを引き立てている。佐熊の対応の微妙な感じも上手いなと。最後の、会わないと決めてからすぐにメールしなおすとか上手いなと。
水族館で(笑顔で)再会するってとこで終幕。爽やかなラストに満足感もありつつ、二人が上手くいかないような予感も。良くも悪くも等身大で、ちょっとドラマチックなとこが気に入った。

「想像」
双子で近親相姦な順(青木友哉)と尚美(宮田智佳)の電話での会話劇。エロ漫画家(ダー)と結婚したせいで勘当喰らった尚美。バンドのファンだった、バツイチ瘤付きと付き合う順。近親相姦を墓場まで持っていくと約束した二人だったが、このことは二人の人生の底に澱み続けたままだった…。
双子の近親相姦って変化球な作品(mojitoがストレートなので余計感じた)。「シンクロ」することが二人の関係を縛り続けているかのよう。尚美でしか勃たない順。エロ漫画家だったら自分を理解してくれると考えた尚美。終盤で、二人はシンクロしてないと尚美が言うが、無理しているようにもとれる(尚美らに子がいないのは自然なのかシンクロのせいなのか)。
二人の話にやらしさはないけど、ドロっとした感触の作品。これも「男女」であるってとこがミソなのか。同調できないけど。

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