miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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ピンク

ピンク

ソラカメ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題976(14-015)
19:00の回(晴)。18:35会場着、受付。入ってびっくり、懐かしさを感じるセット。18:55前説、19:05開演~20:35終演。第一回の「初めて見る景色」は未見なのでこの公演が初めてです。よく集めたなぁ~と感心、お話の内容も「この場所」に合っていたと思いますし、10代~20代、時の変化も自然に受け入れることができました。

チラシにあるピンクの消しゴムに書かれた純な想いと悔い、父と娘と同級生、女性らしい感性が優しく包み込まれた時間でした。もう一回みようか思案中→行くことにしました。

ネタバレBOX

川口文房具店の店内が舞台、近くにショッピンクーモールができお客さんが減ってしまったが、店を守る「愛」、姉の「宏子」、愛の同級生「さゆり」、後輩である高校2年「美咲」、バツイチで娘を育てている「松田さん」の5人が奏でる「恋バナ(当パンより)」。姉妹の父は出てきませんが意外な展開に。

ノート、鉛筆、消しゴム、クレパス、シークレットペン、ラメペン...在庫がなれければ注文を受け、2日後に引渡し。小さい頃信じていたこと、高校卒業後、それぞれの道を歩んだ友人たちとの再会(同窓会)、父と再婚もありそうな「松田さん」と姉妹。

5人の演技もよく、身近な人たちの物語と思えました。

パンツを忘れた父はどうやって帰ってきたのでしょう??

ラストの落書き...!!

江田さんの出演予定作「青森県のせむし男(@d-倉庫)」は、ちょうど観ようか考えていた公演なので、都合がつけば。
セントエルモの灯は揺らめく

セントエルモの灯は揺らめく

劇団みどり

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

無題975(14-014)
14:00の回(快晴)。13:40会場着、受付(名前がありませんでした…前夜、23時頃予約を入れたためか…)、13:58前説(110分)、14:03開演〜15:47終演。

依然として「銀河鉄道の夜」を読んでおらず…何作か観ているので部分的には知っているものの…ウィキペディアであらすじをチェック。

主演の田中さん好演、真っ直ぐなところがとてもよい、「銀河鉄道」に寄り添うように創られた作品。

田中さんは、2/2(日)、「全国新人舞踊公演 ダンスプラン2014」に出るそうで、ちょうど検討中でしたので行ってみようと思います。

◆2/2追記 田中智子さん。17:50のダンス公演@スペース・ゼロを観てきました。本作とは全く違った印象...天使のようでした

照明の池田さん、「凹(生活図鑑、2013/9)」でもお名前が。

ネタバレBOX

学校の前後にアルバイト、現金を渡そうとする…のはちょっとどうかなと感じました、ないことはないのでしょうか、またお姉さんはどうしているのでしょうね。

相手役の男子はもうすこしハツラツとした(誰からも好かれる+明るい)性格にしたらどうだろうなと思いました。

思いを込めた灯篭を流すことによって死者を弔うものではないかと…
Capsule

Capsule

日本女子体育大学舞踊学専攻

府中の森芸術劇場(東京都)

2014/01/21 (火) ~ 2014/01/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題974(14-013)
18:30の回(曇)。17:50会場着、受付、17:59開場、ロビーにいるお客さんのほとんどが女性、セーラー服の大集団も。18:36開演~10分の休憩が2回~20:24終演。最初は比較的大人しいものが続きましたが、客席からの大きな拍手、声援も湧き上がる内容でした。

昨年も1月に此処で卒業公演をみました。前回は自由席だったかな、と思い確認すると指定席でした。昨年中に予約しようと思っていたのに年明けとなってしまいメールを送ったのが1/8、席は「3列32」でした。この位置ですと目線と床面とがほぼ同じ、ちょっと背筋を伸ばせば…というところです。2階席は前方だけでしたが、1階席はだいたい埋まっています。

図面によると、3列目あたりはオーケストラピット位置のようで、ここらを客席にした場合、1階席は約1500席。

18:16場内アナウンス、18:36ブザーが鳴り開演(スタートは4年生有志、豊澤さん)〜18:57、休憩、19:10〜19:37、休憩、18:47〜20:24終演。

多彩な演目、衣装や音楽、照明も鮮やか。何よりも同胞に囲まれ作品を演じるという「卒業公演」の雰囲気がとても心地よく感じられました。

パンフをみて確認すると「猛烈浪漫狂詩曲(高襟@アサヒ・アートスクエア、2013/12)」に出ていらした方のお名前も。

赤いビーム、照明にキラキラ反射する衣装、スモークとこれも真っ赤な照明。

「Proud」は、赤と黒、網タイツ、出て来るや…だいたい緞帳の上げ方からして凝っていて、普通は、ただスルスルっと上がるだけなのに、この作品では、さぁ、これから素敵なショーが始まりますよと言わんばかりの上げ方、会場からは大歓声、テンポのよい音楽に乗って大人のムードがいっぱい。

影絵、ドア枠(額縁のよう)、大理石の彫像のような衣装、妖怪(違うかな?)を模した衣装なども。


王さまの悲劇【☃当日券☃毎日あります☃】

王さまの悲劇【☃当日券☃毎日あります☃】

皿小鉢

OFF OFFシアター(東京都)

2014/01/16 (木) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

無題973(14-012)
19:30の回(曇)18:45会場着、受付、19:00開場。終演後、役者とお客さんが出口前の通路を塞いでいたため待たされる。当然、役者は気づいていないので待たされる。さらに、すぐ横にスタッフがいるのに対応しないので待たされる。隣は休演日なので誘導できるのに。と思いながらなんとかかき分け外へ。混雑するのは構わないけど芝居の余韻どころではありませんでした。

『LAST BLACK FISH』

『LAST BLACK FISH』

DanceCompanyMKMDC

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2014/01/16 (木) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題972(14-011)
15:00の回(晴)。14:05会場着、既に並んでいらっしゃる方2名。14:20受付、14:29開場。昨年は「Ghost and Home」を観ていて、2作目です。1〜2列目までフラット、3列目からひな壇。舞台は幾何学模様(水槽をイメージしているのでしょうか)、ガラスのようなところに見えているのは苔?いくつも連なって天井から吊らされている丸い照明は小さな浮き玉のようです。14:45/57前説(アナウンス)、15:07開演〜15:55、休憩、16:06〜16:50終演。

本作も左右に流れる潮流のごとく、緩やかに、激しく。音楽がふんだんに使用され感情を揺さぶります。黒や青の衣装が波のように舞い、大きな波、小さな波、渦潮が舞台に現れました。終演後、DVDを予約。

ブルグミュラー25

ブルグミュラー25

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題971(14-010)
19:00の回(晴)。18:25受付、ドアに貼り紙「当日券はキャンセルが出た場合に販売」,18:30開場。客入れ中のBGMは馴染みのある曲(タイトル思い出せず)、客席右にピアノ、舞台上、椅子が3脚。近藤さんの前説、19:06開演〜20:19終演。短い25曲(正面に曲名などの字幕が映りました)にあわせたそれは楽しい内容でした。中村蓉さんは昨年2月の「横浜ダンスコレクションEX2013」の表彰式で観た後、此処で「ベスト賞公演(3月)」「SONATA(7月)」を観たのですが、他のみなさんは初めて。綺麗な色使いの衣装、ちょっとした小道具、表情に小さな子供さんも笑ってしまいまいす。

ひとしずく

ひとしずく

[魚飛]―トビウオ―

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題970(14-009)
11:00の回(快晴、強風で寒い)。10:30受付、開場。立教、学生さんのお芝居。
立教はテアトルジェンヌ「マジョババさん~(2013/5)」をみたことがあり本作で2劇団目です。10:57前説、11:04開演~12:56終演。青みがかった当パン、各話の間にも青い色調で転換が行われます。舞台三方、稜線を思わせる濃い青の美術、下に向かえば地層にもみえます。カウンター、椅子、酒瓶が薄暗い中、薄っすらとみえています。国語教師、バーのマスター、高校卒業後、東京に行ってしまった男が入ったのは、かつての音楽喫茶「ひまわり」、今はバー..他全4話。生きる、ということが4つの視点で描かれていたように思います。☆5はこれからの期待を込めて。

ネタバレBOX

ちょっと気になった点など

①なんだか「答え」をはぐらかされたような…。飲み物を出さない、豚が出てくる、タバコ…。ラスト、男に何か(心の)変化があったのでしょうか(見逃した?)…。マスターはいい声してました。

②扱っているテーマ(金属バット事件は1980年)が古くからあるものでもいいのだけれど、今風のアレンジがないと結末が容易に想像できてしまいます。実は違う展開になるのかなと思っていたのですがそのままだったのは残念。また、家族が誘拐されて警察に届けない人…いるんだろうか、ここにもひねりがあったら。

③婚約破棄の手段として演出変更をさせるのはかなり不自然。背景に、何か直接言い出せない理由(自分からは言えない)があったのでしょうか。エスカレートしていくのはみていて面白かったので、もう一工夫あれば。

④好みでした。
櫻ふぶき日本の心中

櫻ふぶき日本の心中

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題969(14-008)
19:00の回(晴)。18:20会場着、受付(指定席)、18:29開場。前2列(桟敷)が自由席、3列目(A)から椅子席(クッションあり)、ひな壇。(たぶん)正方形の一段高くなった舞台、赤い模様がちょっと不気味、下手に木らしきもの、壁を伝って天井まで。こちらは2作目(「後ろの正面だあれ!(2013/2)」)、今井さん、長嶺さん、鳥越さんは、先月「THE BELL(@セッションハウス)」を観ました。
お客さん詰まっています。列の前後、間隔「0」。開場時からラジオの「ニュース」番組でしょうか、極東国際軍事裁判、浅沼事件、東京オリンピック…19:01前説、19:02ブザー、暗転〜20:55終演。

壁に暗幕、舞台上、初めは何もないのですが、場面によって小道具が設置され、下手にギター奏者(アコースティックのダブルネック、ボディは小さ目…K.yairiでしょうか?)。

女と男…、旅の一行は時を超えて何処へ行く。エピソードのつながりがよくわからないものの見応えありました。ギター(スライドあり)の音色も綺麗、とてもクリーンなので々、BGMのほうのギターと聴き間違える。会場が少し寒く感じました。

ネタバレBOX

当パンのイラスト(役名とご本人とソックリの衣装を着ているイラスト)がよくできていて楽しい。「ゆう」という女は「遊」「ゆう」「夕」とわかれていました。3名の女性にひた向きさを感じるのに、相手の男はどうしてこんなにも中途半端なのでしょうね...哀しいお話。

暗い世界から、花が舞い散る世界への展開はたいへん鮮やかでした。
幻夜

幻夜

観覧舎

OFF OFFシアター(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

無題968(14-007)
14:00の回(快晴)、13:20受付受付、13:30開場。女の子(役者さん)が一人、イヤホンで何かを聴きながら歌い、カラダを動かしています。下手側に大きな台、幾何学模様(ステンドグラス風?)のパーテーション、台の向こうに布がかけられた高い台らしきもの、床面には、数ケ所黒く勾玉模様。最初は気づきませんでしたが、台に隠れるように誰かが横たわっています(女の子は、時々、蹴りを入れます)。13:45前説(あんずさん、105分)、14:04イヤホンを外すとBGMが流れ、女の子はタオルケットをかけ、仰向けに。

14:05前説②、14:06暗転〜15:43終演。お揃いのスニーカー(黒)、スケッチブックに書かれた名前、役者紹介。

「青ひげマシーン」は「宇宙船に乗りたい女達(2011/10)」「その後、、(2012/4)」「僕と彼の人妻(2012/9)」「夢訪人(再演、2012/11)」、あんずさんがスタッフとして関わっていた「OLと魔王(2011/1)」には今村さんが出演していました。

「夢訪人」「その後、、」は続き物で私は逆に観ることになってしまいましたが、会場となった「ヴィオロン」の濃厚な雰囲気を忘れることはないでしょう。最後の公演であり、劇団の活動を停止するということは観劇日の直前、「その後、、」に出ていらした佐藤さんのブログで知りびっくりしました。後日、某所でお会いした時、作品を創っているということをお聞きしずっと待っていました。

星座のかさは「卒業式」のときの…でしょうか?

すみません、評価は個人的な思いで…。

シアター21フェスvol.94 "冬編"

シアター21フェスvol.94 "冬編"

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/01/12 (日) ~ 2014/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題967(14-006)
19:00の回(晴)。18:30開場、お客さんとても多く、ぎっしり。舞台には子供用の室内玩具「木馬」がぽつんと置いてあります。19:02前説(途中休憩あり)、19:05男の子が3人..挨拶、で上演~19:34、休憩、19:46~20:15終演。

①カモンウルフ「Dancing wolves」櫻井拓斗、奏汰、歩都
②anikots「禁断の林檎」梅原安紗子、大川千尋、岡崎春奈、岡本つゆな、小林也実、蔓原玲、前島里衣子、三木詩織
③dEc0t0ts「ハマル/ハメル」板垣悠里、清水美紗都、渡辺はるか
④吉村摩耶「10minute」
⑤田村砂理衣「With empty you」
⑥TABATHA「Dianna COMPLEX」工藤響子、柴田奈々子、四戸由香、岡本優。


男の子は3兄弟で、ちゃんとプログラムに組み込まれていました。みんな小学生でしょうか、なんだか長男(下の子たちが気になる)、二男(わが道を行く)、三男(一生懸命追いつく)がよく出ていたように感じました。
これに対して「禁断の林檎瀬」は赤い口紅とマニュキア、黒いドレスで大人の雰囲気。
「ハメル/ハマル」は正面にイラストを映し溶け込む。
後半最初の「10minute」、下手側に台が用意され、とても美しい足を高くあげたシルエットがみえ、正面上部には赤い線が現れ、それは鼓動のような音に合わせて上下に、右端までいくと下に下がって折り返し...明るくなって見れば、赤い聴診器を自らの胸に当てていました...。
田村さん、長身で大きな動きに髪が滑らかに流れます。
TABATHAは、突然のメガネ+セーラー服(左胸にメガネマーク)の女子校生、ヒョウ柄のパンツ全開。

【公演終了】ステロタイプテスト/パス

【公演終了】ステロタイプテスト/パス

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題966(14-005)
19:45の回(晴)、19:01受付(整理番号あり)、19:16開場。19:30開演と思い込んでいて、18:40会場着、ちょうど外に出ていた清水さんに時間を間違えていることを教えられる(なんとも不覚)。中へ入ると、やはり数人の役者さんが舞台に。コの字型の客席、左右の席がお勧めということで、どうしようかちょっとだけ考え、結局、右側の席へ(そういえば前作は左側でした)。役者さんとの距離感や、配置など左右の席がいいと思いました。正面からみて、下手にベンチ、正面にもベンチ、その奥は階段、椅子が数席点在、黒い床、真ん中に長方形の真っ白な窪みがあり、薄く水が張ってあります。階段の上部にせり出した天井(?)、先端に亀裂があり、そこは肉片のような赤い色。役者の一人が手にしているラジオ(?)から音楽が流れ、19:30客席後方より白いレインコートを着た男が現れ前説(あと15分)、19:44(あと5分)、ここまで客席ではほとんど話し声がなく、19:49岡野さん登場〜21:02終演、劇後解説21:09〜21:35。終演後、台本を購入、どのような設定になっているのかト書きを読むと、想像とはかなり違っていましたが、面白かったです。

結局、すべては滲んでゆく「墨」だったように感じました。

壜の中の鳥 没30周年、寺山修司へ~

壜の中の鳥 没30周年、寺山修司へ~

演劇実験室◎万有引力

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題965(14-004)
17:00の回(晴)、16:30受付、16:50開場。入って左側が客席、最前列はミニ椅子、後方にひな壇。舞台奥、2箇所、階下への(奈落)扉が開かれ、下手に小さな四角い机、上手奥はヴァイオリン奏者スペース、各種エフェクターが半円にセットされています。「万有引力」は2作目(奴婢訓@トラム)ですが、最後列のトラムシート(立見)で役者さんの見分けがつかず、実質、村田さんは初めて。太田さん(ヴァイオリン)、浅野さん(舞踏)も初めて。17:04前〜18:21終演。太田さんの変幻のヴァイオリンが会場内を駆け回り(生音も良かったです)、渇いたヴォーカルが染み入り、幼女が語っているような朗読、妖しい舞踏が一体となった時間でした。

ある程度の教育【フリーカンパ制につき無料公演】

ある程度の教育【フリーカンパ制につき無料公演】

ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―

B201 [早稲田大学学生会館](東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題964(14-003)
14:00の回(快晴)、13:32受付(赤いランドセル型のチケット、整理番号あり)、開場は開演と同じ14:00との案内、受付スタッフの皆さん対応がよい。14:02開場、14:05前説(45分)〜14:49終演。前作「余白」を観ていて2作目です。入ると広い会場の中央に、入口から見て左向きに(学校)の机と椅子、女の子が机に伏せています。その周囲に円形の椅子席、観客は全員円の内側を観ることになります。外側には脚立、スピーカー、スタッフ席、天井が高く冷んやりとした雰囲気。突然、暗転…真っ暗、天井に緑と赤の豆粒のような灯。16才の女子校生、パパとの会話。よく響く声、いろいろなことを思わせる事象、鮮やかな照明(タイトル、エコー、一筋のライン…)、高さを利用した距離感。フロムは読んだことがなく、昔々、大学の英語の授業で「愛するということ」が使われ、(不遜にも)何てつまらないんだろう…と思ったのでした。「自由からの逃走」、読んでみるかどうか。

ネタバレBOX

生まれる前の16才、ロボット(キャシャーン)、丸いのは母の胎内であり、どちらをみても外側(外界)に対して等しく「境(拒絶、不安…?)」を設けているようにみえる、パパのいうことに従いいい子であること、学校で学ぶこと(これはパパも)、世界に遍く存在する危険(世界史に示されていること)、陣痛と地震…恐れ。

いろいろな要素がありながら(個人的にですけど)違和感を感じなかったのは、主役、(初めて)福井さんによるところが大きいのでしょう、あどけなさ、反抗心、意思を貫こうと行動するところ等。

ピアニカ、笛はいいのですが、最後のアコースティックギターはもっと音の良いものにならなかったのかな、と思いました…スミマセン。
童貞キューピッド

童貞キューピッド

レティクル座

王子小劇場(東京都)

2014/01/06 (月) ~ 2014/01/08 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題963(14-002)
19:30の回(やや曇)。18:46受付、19:00開場。会場の奥が客席(パイプ椅子/ひな壇)、入口側2つのドアは開け放たれたまま(上演中も)。BGMなし、19:10/19:20/19:31前説(90分)客席中央にやや広めの通路。

説明にある「夏の夜の夢」に時に忠実に、時にぶっ壊しつつおくる...というのは帰宅後ウィキペディアを読んで、よくできてるな、と理解しました。

こちらは初めてですが、河合しおりさん客演なのでみにきました。河合さんは「凹(生活図鑑)」、「ラフレシア(白昼夢:You Tubeにダイジェスト映像あり)」と本作で3作目、調べてみると、先日「大脳神秘」をみに行ったのですが、その前の作品にも出ていらっしゃいました。他にも、ざっと確認すると大竹さん「ラフレシア」、佐治さん「Nazca」、「モンテ・クリスト伯」、本間さん「田中幸子の秘密」「昼下りの岸田」「甘い感情」渡辺さん「伯爵のおるすばん」等々。

それと、意外だったのは舞台監督の井草さん(COMBO×COMBO)、「くろいの×しろいの(2013/12@アトリエ・カノン)」「Step Up vol.48(2013/9@セッションハウス)」でダンス公演をみました。

19:35開演~21:07終演、アフターイベント21:13~21:26。

体当たりの90分、BGMなし、素っ気ない会場にはカラダと身につけることができる物だけ…弾けっぷりが心地よく面白かったです。

ネタバレBOX

会場の四方から出入り、走り、激突し、飛ぶと思えば床を這い、見た目あまり美しくない裸体(白いブリーフ)がちらつきました。

河合さんはいままで比較的静かな役どころでしたが、本作では暴れまくっていました。

原作をろくに知らないので、なんでこういうシーンがくるのかな、と思ってしまいましたが…知っていたら…もう一回みたかった。
カルメン

カルメン

シアターカンパニー 象の城

相鉄本多劇場(神奈川県)

2014/01/04 (土) ~ 2014/01/06 (月)公演終了

満足度★★★★

無題962(14-001)
19:30の回(晴)。18:46会場着、受付。19:03開場、此処は2回目(前回、日本女子大の学生さんが客演する作品)で受付後、座って待つよう案内あり。受付の際もそうですが、終演後も外で対応しているスタッフのみなさんの対応はとてもよかったです。

席に着くと「レジュメ」を渡され、見回すと、グレーの舞台...床、奥に設置された家具類、ベンチ、どこでもドア(?)、アナログプレーヤー、椅子、箒・モップ・デッキブラシ、霧吹き、ノート...、正面の大きい円をくり抜いたもの。その外側は会場そのもので黒...

中央にホワイトボードがあり、手前のプロジェクターが「なぜドン・ホセはカルメンを殺してしまったのか」慶応大学総合政策学部(サイトをみると「総合政策学部は、21世紀の世界の問題を発見し、問題を解決して社会を先導する『問題解決のプロフェッショナル』を育成します、と)3年 松本咲、とあります。

開演前から役者さんたちは舞台に、19:25前説、19:30プレゼンに入るということで開演~21:01終演、その後アフターイベント。

松本さん開始の挨拶、堀口研究会(?)のプロジェクトメンバー、演りつつ動機を探る、6人メンバー紹介、誘拐され廃ホテルに連れられ、カルメンを殺すに至った話を聞くことになった松本さん...どうする。

2年前の「ミュージカル地獄八景亡者戯(片倉さん、曽原さん、中川さん、松本さん)」とはガラッと変わった内容でした。

プレゼンという('客観的な)形式が終盤崩れ、個々の感情(身に着けているものを手渡す行為によって?)が表に現れたのかやや唐突感を感じました。

どこまでが大きな枠組みで、どこからが役者に任せられた部分なのか、1回だけではつかみきれず...永遠の謎。

叶わぬ想い(あるいは一方的な感情、はたまた根本的な思い違い)に突き動かされ殺してしまう...のは今でも起きていているので、研究発表として関連づけることができたのではないかと思いました。

ネタバレBOX

初めてみるプレゼンという型式、役者さんが後方で眺めているところなどリラックスした雰囲気が新鮮でした。なので、逆に終盤で感情が乗ってくるあたりから???(もともとこういう進み方だったのかな?)と思ってしまいました。

チラシの表...さりげなく、スペイン/マドリードの案内図。手にしているのは、るるぶのスペインあたりか...演出者名が駐車禁止とは意味深。

廃ホテル=Hi Hotelかと思いました。

ちょっと間が空いてしまうシーンが気になりました。

【ご来場ありがとうございました!】退カヌコビヌカエリミヌヌ

【ご来場ありがとうございました!】退カヌコビヌカエリミヌヌ

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題961(13-400)
13:00の回(曇)。12:15受付(整理券あり)、12:30開場。舞台をみるとかなり手前に「壁」...その前には上手から下手に下る坂道、「止マレ」と大きな文字、自転車が一台。13:08開演、壁は崩れ~14:44終演。

「ファニー・ガール」がよかった満間さん、ポかリンの本公演はいつになるんだろう...中島さん、前月は保健体育だった川田さんと多彩な役者さんたち。いつものように走る...、人の、人生の悲しさを振り切るように走り続ける。

おとし華、波土加美。

おとし華、波土加美。

開座

森下アトリエ(東京都)

2013/11/10 (日) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題960(13-399)
19:30の回(曇)。19:00会場着、受付。手前が客席、奥の畳敷きの部屋、左に竹下さん、右に成田さん。白い灯篭でしょうか、ひとつ。BGM「守ってあげたい」が意表を突きます。

19:43開演~21:03終演。吉里さんは初めてでしたが、調べると@セッションハウスの「カトルカール」に出ていらっしゃいました。二胡の竹下さんは、開座の渡部さんが「梅ヶ丘生エンタ2013(9/23」でソロ公演をしたときに「TOMOMI」さんのお名前で参加していらっしゃいました。You Tube「張艶二胡二重奏ムーンリバー」で演奏を聴くことができます。

【満員御礼】群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌

【満員御礼】群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌

獣の仕業

荻窪小劇場(東京都)

2013/09/28 (土) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題959(13-398)
16:30の回(晴)。16:00受付、開場。16:15男がひとり舞台へ...。16:27前説(立夏さん、80~85分)。照明だけの舞台、16:36開演~17:57終演。此処はグリフラを初めてみて以来(2011/6)、「獣の仕業」は9月に「まめ芝」で「助ける(@ワンズスタジオ)」をみていて今年2作目、通算4作目(「せかいでいちばん~」から)」、手塚さんは「ゲッコウテラス(2013/8@明石スタジオ」、立夏さんは「光(2013/4@櫂スタジオ)」をみました。

今回、あらためて感じたのは合唱曲を聴いているような感覚、セリフが重なり、共鳴し、響きあうように感じました。

パニック+走れメロス(おかげさまで無事に幕を閉じることができました。ご来場に感謝いたします。)

パニック+走れメロス(おかげさまで無事に幕を閉じることができました。ご来場に感謝いたします。)

THEATRE MOMENTS

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題958(13-397)
すみませんこんな遅くなってしまいまして...

19:30の回。18:58受付、19:03開場。約1年前の「RAIL RULE ROOTS」も此処。
6月の「せんがわ劇場演劇コンクール」をみていまして、待望の再演+新作。

このコンクールは今年が初めででしたが、昨年(第3回)の【グランプリ】&【オーディエンス賞】ダブル受賞のキトキト企画 「ヘソのゴマ、ゴマの星」は先日
再演を、第1回の「オーディエンス賞」、たまごプリン『さいあい~シェイクスピアレシピ~』は学習院女子大の「感劇市場(2011/11)」でみていて、なにかと縁がありました。

いつものように佐川さんに飴をいただき開演を待ちます。「せんがわ」は舞台が高いので此処では視点がやや違います。2回目ですが初演で受けた刺激はまだ消えていません。

19:39前説(2本続けて、休みなし)~20:57終演。

毎回感じるのは、加速感、疾走感と表情や仕種から伝わってくる意志の強さ。

「パニック」が終わって暗転...冒頭の一節がどこから聞こえてくるのかと待つ。と、声が聞こえてくる、お客さんとのやりとり..「走れメロス」は何作かみましたが、意表をついて出だしにようやくこちらも始動。役者さんひとりひとりが際立っていました。

「死ンデ、イル。」

「死ンデ、イル。」

モダンスイマーズ

ザ・スズナリ(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

無題957(396)
19:30の回(雨)。19:00開場着受付(指定席)、中へ。階段を上がりつつ傘を持て余していると声をかけられ...PADOMAでお世話になっている金子さん、ご挨拶し場内へ。前2列がベンチシート、3列目からイス席(A~)。前後の間隔がほとんどなく普通に座っても膝が前の椅子の背もたれに触れそう。

正面、左右に白いボード、床面にはグレーの線が入り組んでいて、正面と両壁際に椅子、BGMなし。19:25前説(アナウンス、上演時間なし)、19:33前説2、19:39波の音が大きくなり暗転~21:20終演。こちらは初めて、失踪した少女に関するインタビューという形式は面白いなと思う一方、実際にはありえないだろうとも思いながら観劇。映像の使い方が新鮮で状況理解の参考になりました。

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