miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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常夜ノ國ノ★アリス

常夜ノ國ノ★アリス

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王子小劇場(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1096(14-134)
19:30の回(曇)。18:49受付(整理券あり)。19:03開場、3列目に。最前列の目の前にはマイクスタンド、周囲は異様なキャラクター、模様で埋め尽くされ、ミラーボールが回っている。19:29前説、19:34〜20:50終演、〜21:01ライヴ終了。

「コルトス脳信号(2012/2@ミラクル)」を観て以来で2作目。

白米少女のやないさんが出るということでしたので観に来ました。

ちょっと後ろに座り様子を伺う気弱な自分、受付に耳栓の用意がしてあったように確かに大音量でした。正面天井付近に字幕が映るもよく見えず。

お話は…置いといて…いい感じのごちゃごちゃ感でした。もうお一人、沈さん…アガリスクで「ナイゲン」を3回観たのに同一人物には見えず…終演後、ご本人に直接確認してしまう(爆)。

大勢いながら終演後の対応もひとりひとりがよくできていて感心。

今後の告知がありました…「白昼夢(2作目)」、「アガリスク(3作目)」を予定。

Reach☆2014春公演

Reach☆2014春公演

Dance Entertainment REACH

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

無題1095(14-133)
19:00の回(曇)。18:59前説(90分)〜20:30終演。イメージしていたダンスパフォーマンスとは違っていましたが、お客さんは楽しそうでした。

ネタバレBOX

物語にのせた進行が流れを中断しているように感じ、群舞では、もっと指先の動きまで揃えた方が綺麗にみえる…少し乱雑。

いろいろ観ていますが(コンテンポラリー、舞踏。モダンダンスは上智、ストリート系を含む大所帯のイベントは毎夏(@昭和女子大))、パンフの経歴をみるとみなさん多才...なのに、はっとするような振付がみえてきませんでした。

大きな仕掛けがあるのではなく、ダンサーの動きだけなので、その点、全体の振付そのものが、見比べるともうひとつかなぁ、と感じました。
弓道ガールズ

弓道ガールズ

東京スピカ

明石スタジオ(東京都)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1094(14-132)
17:00の回(曇)。16:25会場着受付、16:30開場。左右対称、正面に赤い布が4本(長短)、白黒市松模様の床(3段目)、両サイドに2段目、床の3段。正方形/長方形に囲まれた舞台。1~2列目ベンチシート、3列目からイス席。控えめな音量でBGM。聴いた曲が...と思ったら「Hard Luck Womam」のカバー曲(女性Vo)。16:56前説(60分)~18:00終演。

こちらは初めて。チラシを手にして「**ガールズ」というタイトルが気になっていたので最終日になりましたが観に来ました。

少女マンガ、スポーツ物の要素、キャラクター設定がすっきりと構成されたお話し、役者さん好感。BGMも効果的(冒頭の「ツァラトゥストラ」で期待が膨らむ)。弓道の基礎講座あり、弓の放ち方も工夫してありました。「BOSS」は上手くて笑った。

劇中「書道ガールズ(2010/5)」ニ触れていましたが、滅多に邦画は観ないけど「書道~」「武士道シックスティーン(2010/4)」あたりは観ていたのでした。

おはなし

おはなし

tamagoPLIN

小劇場B1(東京都)

2014/05/01 (木) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1093(14-131)
14:00の回(晴)。予約受付メールには「受付開始は開演の60分前」とあったので行ってみると、受付に女性がひとり(携帯を眺めている)、何も言わないので受付可なのか訊いてみると「30分前から」という返事。「メールには…」と事情を説明しても通じないようでぶっきらぼうに「違いますね…」、よほどこのまま帰ろうかと思った…。

千秋楽になるまでに60分前に来てしまったのは私だけ?ということで気分悪いまま観劇。

「さいあい〜シェイクスピア・レシピ〜」を観たのが2011/11@学習院女子。CHAiroiPLINの方でしたら「THE BELL(2013/12@セッションハウス)」。入って左が正面という案内、右をみるとずらっと関係者席。14:01前説(80分)、14:06開演〜15:29終演、チラシの写真をみてソウダッタノカ、と。「THE BELL」の時も合わないと感じ、本作も同様。でも、お話が一周りした時に感じるものは多かった。

楽園王版・青森県のせむし男、無事3ステ終了いたしました。

楽園王版・青森県のせむし男、無事3ステ終了いたしました。

楽園王

d-倉庫(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1092(14-130)
19:00の回(晴)。1時間前受付を知らず階段で少し待っていました。中からスタッフの方(?)が出てきても受付している等の案内なく...あとからいらしたお客さんに教えてもらい受付...。

当パンに挟まれていた「長堀版の解説~」にある「実験演劇集団風蝕異人街」による上演を昨夏観ていて(2013/8@ザムザ。YouTubeに動画あり)、とてもよかったので、主演の三木さん、普段ならまず観に行かない作品である「桜の園」を観に行きました(2013/9@サブテレニアン)。

こちらは2作目(仮病ガール2011/12@上野ストアハウス)。

同時上演(先行)「ごっとさん。」、好き嫌いはあれど3作品3様。

19:00前説(フェスティバルについて)、(ごっとさん。)正面奥2階に白い布をまとった男、19:05客席後方から役者登場~20:06、休憩、(楽園王)黒いランドセルをかけた白い少年が白いノート(?)に書きもの...20:20~21:10終演。

両団体とも、中心点に「白」をもってきていたのは偶然?

コーラスが心地よく、色合い、役者さんの配置、精彩。

追記:本日(5/4)、よくダンス公演でお会いする方から、鈴木さんがお茶の水女子大でダンスをしていらしたことを聞きました。 私がお茶の水女子大のダンス公演を観たのは昨年が初めてでした(今年は4/25)。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1091(14-129)
13:00の回(晴、夏日)。12:40会場着、すでに開場していて最後列中央に案内されました。4/27に観ていて2回目、千秋楽、4作目。

12:55「ウミネコのエサ…」、13:01開演(通路にも座席を作っていながらほぼ予定通り)〜15:01終演。

1回目は2列目でしたが、今回は全体がよくみえます(イサナが潜るシーンでは、上手の天井近く、その真下、下手、の3つの視点)。

栄枯盛衰、時代の趨勢を冷静に計算しながら、ひとり、婆の最期を静かに見とどける「会長」。己の使命か、時、人々の、海女の流れる血がそうさせるのか尽き果てることを怖れないイサナ。板垣さん、椎名さんの演技に引き込まれ、大手さんは前3作とは全く違うキャラクター。

稲葉さんは「乱歩の恋文(2012/1@トラム)」、「Hedda(2013/9@雑遊)」で観ていました。

ゴリラ

ゴリラ

unit saneido

名曲喫茶ヴィオロン(東京都)

2014/05/01 (木) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1090(14-128)
20:30の回(曇)。20:03受付(ソフトドリンク付)開場。ちょうどよい時間だったことと、此処は久しぶりなので(「夢訪人・再演 2012/11」以来で3回目)観に来ました。入ってみると「中(半地下)」にも座席があるということでしたのでそちらへ(4席)。正面奥に特大のスピーカー。やや抑えた灯りですが、艶のある手すり等に天井の照明が光っています。20:30開演〜20:57終演。出演のお二人は初めて。高校からの付き合い、40歳のOL、深夜のオフィス、憧れの男が退職する日、さて、恋い焦がれる女は…告白こそ人生の女と陰からそっと慕うべしが信条の女。二人が仕掛け合うリアルタイムの30分。甘さと苦さとがうまく混ざった短編。世に恋話は溢れていても想いを遂げるためには数々の難所を越える勇気がなければ…。恋とは縁遠い毎日ですが、ホッとした30分でした。

- And I -

- And I -

COoMOoNO

キッドアイラックアートホール5階(東京都)

2014/04/29 (火) ~ 2014/04/30 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1089(14-127)
19:30の回(雨)。19:10会場着、少し待って19:16開場。入って手前に椅子席(2列)。中央に絨毯、ソファが奥向きに(ひとり寝ているのがちらっとみえる)あり、こちら(背中)側ノ床には丸いクッション。下手に椅子、クッション、ランタン。窓際にキャンドル。

19:35開演~20:43終演。「-しがない-」「-かさない-」と本作で3作。サリンジャーは読んだことがなく(「ライ麦」は数ページで3度挫折、もうチャレンジすることはないと思います)、海外ものの戯曲が苦手なので始まる前はどうかなと思いましたが、植村さん、畑中さんは「-しがない-」からのおふたりでした。

受付時にいただいた当パンに挟んであったのは「Cui?」のチラシ、で、訊いてみたらやはり日芸つながり。

窓を開ける演出...どうしても「外の音」とちょうど向かいにある「文字」が意識に入り込む。

煙草のシーンは原作からきているのでしょうが、そこまで繰り返す必要があったのか「?」。これだけ頻繁に吸うのは初めて。

フラニーが客席からほとんど見えない位置にいたのはなぜだろう。

3作がいずれも異なった雰囲気を持った作品だったこともあり、作家自身の言葉をもっと訊いてみたいと思いました。

ズーイは長セリフが多かったにもかかわらずよくできていたと思います。

当パンには役者名+配役があるとありがたいです。

本作とは関係ありませんが、伊集院さん「Modern Dance Performance(2010)」の制作やっていらしたのですね(私がMDPを観るようになったのは2012/11から)。

訊くのを忘れましたが...「い」にしている...はず。

attention

attention

相原美紀

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/04/29 (火) ~ 2014/04/29 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1088(14-126)
19:00の回(曇)。18:20受付、18:30開場。下手に椅子がひとつ。SE、雑踏。19:03前説(60分)、19:06開演〜19:59終演。スラりと伸びた四肢、ハイヒール、黒い衣装、髪、黒い眼からは射抜く視線、手袋(黒/白)、左手首・両足首(白)、コート、蒼い唇(絵)。冒頭、白黒の映像、終わりにも行き交う人、追っているのか、追われているのか。舞い終わって客席の拍手に何度も応える相原さん、最後の方でようやく笑顔、大きく手を振って終演。均整のとれた彫像のようでした。

迷迷Q

迷迷Q

Q

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/04/24 (木) ~ 2014/05/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題1087(14-125)
19:30の回(晴)。18:30受付、19:00開場(会員優先)。白いなぁと思ったら、手すりが白く、正面の「小屋(部屋?)」も白く、そこには「Q」が映っていて上に二人、下手に洗濯機と女性がひとり。天井にミラーボールが3つ。床はコンクリートむき出し。

3作目です。「油脂越し(2011/7@プロット)」は全然わからず、なので「プール(2012/1)」には行かず、「地下鉄(2012/5)」はダンサーの木村さんが出るので観に行って..本作に至る。

19:28前説(100分)、19:30開演~21:08終演。物語というよりはパフォーマンスを観ているようでとても面白く感じました。スタッフ「映像」に鳥公演の森さんのお名前があったのでどのようなものかなと思っていましたがこれもよかったです。

検索してみると、坂口さん、吉田さんは「Kと真夜中のほとりで(2011/10@アゴラ)」で観ていましたが、もちろんその時には気づいていませんでした。

当パンをみると舞台監督鈴木さん、7月にセッションハウスでダンス公演、日程があえば行ってることと思います。

特別公演・アパラタス版 『鏡と音楽』

特別公演・アパラタス版 『鏡と音楽』

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1086(14-124)
17:00の回(晴)。16:30受付、16:57開場、17:10前説〜18:12終演〜18:26トーク終了。初日(佐東さん、鰐川さん)を観ていて2回目です。今回は、勅使川原さん、高木さんを加えた4名。観ること、聴くことの2つの感覚、直接受ける刺激、指先に伝わる汗がガラス玉のように輝く。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1085(14-123)
13:00の回(快晴、暑)。12:15会場着、受付(整理番号付前売)、12:30開場。12:56老婆「ウミネコのエサあります」の旗、手前の木組みまで来る。13:01前説、開演、海の「青」い飛沫が会場を埋め尽くし物語は始まる…15:00終演、バックステージツアー(客席から観ていると広そうですが、実にコンパクトに造られています)。

客席右側上部まである舞台にぐるっと囲い込まれ、急変する潮の流れに翻弄される人々とともに揺れた2時間。「泳ぐ機関車」からで4作目(此処は3作目)。

荒々しい物語の間に挟み込まれた「花」に向けられた灯り、還ってくることを待ち続ける女、別れゆく者たち、舞い落ちた花片をノートに挟んで会場を後にしました。また12月に。

448の女

448の女

ビニヰルテアタア

宇宙舘(東京都)

2014/04/24 (木) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1084(14-122)
19:00の回(晴)。18:15会場着、初めての会場で住宅街の中、早めに移動したところメールでいただいた(写真)の案内の通りに来たらすいすいと着いてしまいました。18:30受付(整理番号あり)、外で整列、18:40開場、SE鳥の声、せせらぎ。

白いカーテンで仕切られた舞台、上手に姿見(白)。

「原作サラ・ケイン」なので観に来ました。松永さんは「道成寺(2014/3@青の奇蹟)」、永島さんは「かっぽれ!」、堀さんは「アクアリウム」...(もちろん「DULL-COLORED POP」の「心が目を覚ます瞬間(2009)」は観ていないのです...)。

18:54前説、19:01(遅れているお客さん待ち)、19:04風の音、開演~20:24終演。終演後台本を購入すると...448円でした。

実のところ「4.48サイコシス」がどんな内容だったかほとんど憶えていません。
初めて見たのは相当短縮したものだったようで、2回目は演出は面白かったものの肝心の内容は「?」でした。ところが、どうしても気になる作家で、どこかで公演があれば観に行こうと思っていました。なので「原作」をどうアレンジしたのか分かりませんが、なかなか面白く観劇できました。

主人公と男4、女3はどのような時間を共有しているのか、はっきりとは示されませんが、すべてが自身の内側で起こって(創造して)いることなのか/そうではないのか。どこから現れたのか、「日記」が周囲をゆっくりと動かしているようにみえ、徐々に歪んでゆく精神空間は448に向かってゆくのでしょうか。

※5/15~18、中野テルプシコールで「4時48分サイコシス」が上演されます。

ニューオーダー

ニューオーダー

かもめマシーン

北品川フリースペース楽間(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/04/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1083(14-121)
14:30の回(晴、暑い)。14:00受付、開場、萩原さんから白紙とサインペンを渡され「会場内で気になったものの名前を書いて貼ってください」というオーダー。

奥に座席(通路を挟んで左右にパイプ椅子3列)、入って右(座席からだと4本の柱は上手)に。「XTC」からで6作目。


14:33開演(萩原さん、65分)〜15:39終演、4人は表の出入口から入り、ここから出てゆく。萩原さんの「土地に根付いていない」という感覚から生まれた作品。

此処にはいない人物について語る…「XTC(清水さんの「役者1×観客1」@SNAC)」からそうでした。

福岡公演は銀行跡にできたコミュニティスペースで行われ、楽間とは随分違っていたようですが、ここは商店街の一角、(開演前は)客席から通りが見え、軽装の人たちは東へ西へ、車の音も聞こえる。

林さんはなかなか観る機会がないのですが「Baggage Claim」、イグロさん「コロブチカ」、横手さん「犯行予告」、清水さん「時々は、水辺の家で」など観に行きました。

「土地」に「水(海、河川)」を加えると、それは「領土」「領海」に広がり、地図として示されると「境」が描かれ、争うための歴史上の位置関係に重なることが多いのではないかと思うのでした。

終演後、楽間が取り壊されるので跡地で演劇などが続けられるように、という署名の案内があり、迷わず署名。台本を購入したところ、最後の数ページに「かもめマシーンの3年間」という文章があり、いろいろ考えることが多かったです。

取り急ぎ

お茶の水女子大学 第41回創作舞踊公演

お茶の水女子大学 第41回創作舞踊公演

お茶の水女子大学 芸術・表現行動学科 舞踊教育学コース

なかのZERO(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/04/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題1082(14-120)
19:00の回(晴)。17:50会場着、特に案内がないのは昨年と同じ、2Fへ上がって訊いてみると並んでいてよいとのこと(事前購入、当日券、電話ネット予約別に受付が分かれています)。18:08受付、ロビー開場...ここらから混み始め、18:30開場。

19:00開演~19:47、休憩、19:55~20:53終演。

1.2年生群舞「bound for ...」
2.2年生群舞「帰宅論」
3.4年生小作品「ゾウの鼻、カエルの手」
4.3年生群舞「安らかならかならずここに眠る」
5.OG作品「abyss-a-Abyss」
6.第26回All Japan Dance Feasival in Kobe作品「泣かない女」
7.4年生小作品「からだの中に」
8.4年生小作品「喋れども喋れども」
9.「Somewhere」
10.委嘱作品「落ち合っている」より抜粋
11.韓国芸術総合学校舞踊院 招待作品「私に会う」
12.4年生群舞「unfixed」

「落ち合っている」は黒田さんの作品で、他のものとは異なりかなり硬質。OG長内さんも個性的。その他の作品も高い水準で、フレッシュさがあふれ出てくるようでした。言葉にならないくらいの美しさ。

2番目でもいいの♡

2番目でもいいの♡

劇団ズッキュン娘

劇場MOMO(東京都)

2014/04/23 (水) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

無題1081(14-119) B
19:30の回(晴)。18:50受付、整列、19:00開場。

舞台は左右対称。外に向かって階段、3段目に上がると小さな丸テーブルと椅子、床はフローリング状。客席前3列はフラットで椅子の高さが低、中、普通。盛況で中央通路に直座りする方も。

かなり押して、19:37前説、19:38開演〜21:20終演、プレゼント抽選会21:24〜21:28。「2番目の女たち。(2013/10@お隣のHOPE)」というお芝居を観ていまして、(個人的に)ちょっと被ったようです。「グッバイ、マザー(2012/12@ゴールデン街)」からで4作目になります。

藤吉さん、小鶴さんの東西(いや、正副、正室/側室みたいな)対決。@カフェ、左右に応援席(右:独身組+羊/左:主婦組+金魚)

今回はお二人がメインで、今までと構成が変わっているという印象。

リアリティ追求というわけではないにしても、どう受け止めたら良いのか、誰かハッピーになったのでしょうか。

ネタバレBOX

雑記

【いろいろ】浮気、不義密通、隣人の妻を欲してはならない、一夫多妻、健やかなるときも〜尽すことを誓う、only you can make this world seem right…。で、いったい男(夫=不倫相手)の言い分はどうなんだ。

不倫…倫理、人の道から外れる…ことではなかったのか…「Teo Torriatte(Queenですね)」でいいのだろうか。

今、ニュースで男が女にナイフで刺された、とありました。道から外れた勢いだったのか…
特別公演・アパラタス版 『鏡と音楽』

特別公演・アパラタス版 『鏡と音楽』

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1080(14-118)
20:00の回(雨)。受付、開場が遅れ20:03会場へ、20:11開演〜21:17終演。先日より舞台が客席側にせり出していて、随分暗いです。最前列の通路は狭く、段差があるので要注意。

今夜の照明も印象的。前後左右の切り替え、その間ダンサーはじっとたっているだけなのに、目を離すことができません。

明と暗との境、(客席側からの照明で)床に描かれた半円はまるで月のよう。奥の天井には燦めく照明=新星(nova)、半歩足を退けばそこは光とは無縁の空間、そこを切り裂く両腕の軌跡、身体の輪郭を喪いおぼろげに輝く雲のごとく。とても神秘的。

『ダイアローグ』

『ダイアローグ』

重力/Note

両国門天ホール(東京都)

2014/04/22 (火) ~ 2014/04/23 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1079(14-117)
19:30の回(曇)。19:00受付(チケットレス)、19:15開場。

此処は初めてで、こちらは2作目になります(「雲。家。」2012/11)。入って右に客席(パイプ椅子)。左に舞台。譜面台が4つ並び、手前に白いテーブル、置かれているPCから音楽が聴こえます。

19:33前説(70分、お客さん待ち)、19:36テーブルにコーヒーが二つ運ばれ...開演、上手より4人登場~20:53終演。

タイトルに「ダイアローグ」とあるように、基本「1対1」の形式。4人がずっと立ち、譜面台に置かれた「台本」を読むのですが、向かい合ってや隣同士でもなく、一人おきの組み合わせ。シンプルな照明が揺れるように感じ蝋燭の灯りのようでした。

日常会話とは違った発声、BGMなどなし。どちらかというと非常に「単調」な進行でしたが、面白いフォーマット(対話)だと思いました。

既存の対談をテキストとして用いているようで、古いものでは1954年、新しいものでも2008年。直立不動ではなく、微妙に傾くことや二つのコーヒー、最初は湯気が立ち上っていましたが、終演時には冷え切っていたようです、の意味など不思議な時間。

チラシのなかにttu「おやすみカフカ」がありました。「雲。家。」をみたのも(ttu)増永さんが制作にいらしたからで、5月の公演は日程未定ですが観に行くことにしています。

ネタバレBOX

糸井×黒柳、太田省吾、菅原文太×川本三郎×寺山、寺山×三島、三島×鶴田浩二、向田邦子×澤地久枝が゙参考文献として当パンに記載あるも、ほとんど接点がない方ばかり。

語りは「ひそひそ声」、まるで聴かれたくないかのような掠れたトーンと声量。「ジツハネ、ココダケノ ハナシ ナンダケドサ…」のようなニュアンス※ごく一部で普通の声。

「重力」によって空間が歪んでゆく(相対性理論ですね)ような動きは、貼り付いた表情とよく合っていました。弾き飛ばされた台本は異質なものは排除しているということだろうか。

テキスト間に何か関連性があったのか、不勉強なのでわからず。

笑いを誘うようなシーンはなく淡々と。

五輝様 Francis Bacon 老犬の唄

五輝様 Francis Bacon 老犬の唄

開座

渋谷公園通りクラシックス(東京都)

2014/04/22 (火) ~ 2014/04/22 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1078(14-116)
19:30の回(小雨)。19:00受付(1ドリンク)、開場。

上手奥に2台のピアノ(YAMAHA)、ベース(たぶん、アスリートのエレアコベース)が見えたので楽器に一番近い席にしました。足元にいろいろエフェクター、笛やガラガラ、木箱のようなものでできているオルゴール、音が出るもの総動員、叩く、吹く、揉む、踏む、擦る、引っ掻く。

やや押して19:40開演〜21:01終演。開座では久しぶりの明日香さん、グリーンのスカーフが鮮やか。

すぐ横で演奏、スプーンで弦を擦ったり、大音量のノイズだったり、メロディーから大きく外れた音とピアノ演奏…インプロ、面白かったです。

もうお一人ダンサー(岡庭さんを含め5名)がいらっしゃったのですがお名前わからず。

フライトNo.2037

フライトNo.2037

フランス演劇クレアシオン

シアターX(東京都)

2014/04/17 (木) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1076(14-115)
14:00の回(曇)。13:16受付(当日券はキャンセル待ちのようでした)、13:18ロビー開場、13:29開場。

中央に巨大な墓標のようにもみえるオブジェ、椅子(16)。5段の床、中央、左右に段差をつけたシンプルで開放的な舞台。

14:01SE、14:04空港の搭乗案内を模した前説、14:06下手から男が登場、搭乗客の紹介〜15:22終演。此処は、昨年6月以来(イザベラ・フレヴィンスカのダンス公演)。

海外の作品は(特定の劇団、作家…だいぶ難解なものが多い…を除き)観ないのですが、本公演は「THEATRE MOMENTS」でいつも素晴らしい作品をみせてくださる佐川さん、中原さんが客演ということを知り観に来ました。突然の海外作品というと、同じこの会場で「ギィ・フォワシィ」の作品(「動機/デモ隊」2013/6)がありました。

ケネディ空港、2037便、航空機メーカー、管制室、クルー、メディア。

ネタバレBOX

仕組まれた事故、乗客とクルーを海の底に沈めライバル企業を破滅に追い込み、残ったものは…

(現在進行形):韓国客船沈没、消息不明のマレーシア航空370便。浮かぶものは沈み、飛ぶものは落ちる。

比較的淡々としているように感じましたが、声高に悲劇であることを意識させるのではなく、企業が犯す不正、メディアが追い求めるスクープ、役割を全うするクルー、そして偶然乗り合わせた旅人たちが共有する目的地までの時間、がシンプルな舞台に現れては消え、墓標の影だけが残った、そんな印象でした。

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