miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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カフカを読む、カフカを謡う、カフカを想う/カフカ トリビュートPart3

カフカを読む、カフカを謡う、カフカを想う/カフカ トリビュートPart3

夜想 presents パラボリカ・ビス

parabolica-bis(パラボリカ・ビス)(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1156(14-204) 倉知可英さん
19:30の回(小雨)。2014/2、Part2で田中美沙子さんのダンスを観ました(チラシの写真はこの時のものですね)。今回も予定に入れていて、倉知可英さんは初めてなのですが、You Tubeの舞が興味深かったので観に来ました。

18:50会場着、2Fへ上がって受付(整理番号は受付順)、19:21開場、建物向かって右の細長い部屋、白い世界、入り口側に座席、左右の壁に衣装(白)が吊ってあり、やや奥、小さな木製のベッドに横たわってこちらを眺めているのは...人形。

19:34前説(客席後方から)、19:36開演~20:20終演。

受付返信メールには「Open 19:00」とありましたが、前回観に来た時同様、開演10分前が開場のようです。

自らは動くことはない人形、狭い部屋を彷徨する女性、よくみると両者の衣装はよく似ている、いやそっくり、ぎこちなく体を動かし、大きな呼吸、手足をかきむしる仕草、揺れる身体、ハミング、片言のコトバ...大きな傷。

静かで深い空間での幻想的ながら、怖くもある内容でした

「Father Christmas, Don't Cry」 ~2014ラストVer.~

「Father Christmas, Don't Cry」 ~2014ラストVer.~

しゅうくりー夢

「劇」小劇場(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1155(14-203)
19:00の回(曇→雨)。18:35会場着、受付(全席指定)。

こちらは初めて、梅田さん(5作目)がでていらっしゃるので観に来ました。

中央が一段高くなった舞台、19:00前説(アナウンス、140分)、19:04開演~21:25終演(次回作の予告編付)。

調べてみると、亀井さん、鶴さん「飛ぶ金魚(2013/6@みゆき館)」で観ていました。

終盤になると鼻をすする音。懐かしい音楽に手を引かれ70年代の自分と重ね合わせながら観ているお客さんも多かったのではないでしょうか。幼いながらも懸命に生きていたあの頃が鮮やかに甦るのでした。

今夜はホワイトクリスマス。

終演後、台本(丁寧な装丁)を購入。

場内で気になったこと。帽子を被ったままの方(男性も女性も)、暗転時にスマホを覗き込む方(隣)、指定席なのに違う席に座る方…いろいろ。

ネタバレBOX

タイムトラベル物ですが、小さい頃の自分とも普通に会話してます。覚えていること、忘れていたことが、物語に織り込まれ、過去に戻りたかった理由なども良く練られていたと思います。

邦楽は聴かないといっても、今夜の曲の多くは耳にしたことがあります、思い出すことが少なくありません。

二人のももこ、ジョー、ラファエル、他の皆さんも好演。大掛かりな仕掛けや舞台装置があるわけではないのに、こんなにも物語が生き生きとしているのは、脚本や演出もさることながら、役者さんたちによるところが大きい、と今更のように感じた次第です。

梅田さんが出ていなければ観ることはなかったでしょう...良いお芝居に出会うことができ感謝です。
ありがとうの夕陽

ありがとうの夕陽

マーリエ企画

ウッディシアター中目黒(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/07 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1154(14-202)
19:00の回(曇)。18:25会場着、受付、18:30開場。

入ってすぐ左手の壁に「マハロ食堂」の文字。
テーブルと椅子、上手にはソファとモーリスのアコースティックギター(ワインサンバーストっぽい色)、ガラス戸の向こうはデッキ、海が近く波の音が聞こえてくる、CDコンポ、ウクレレ、タンバリン、けん玉、ミッキー...、「元」食堂らしく、上手に配膳窓、メニューを貼った跡。

19:04「アロハ!」で前説(アナウンス)、19:07開演~20:58終演。此処は2年ぶりくらい、こちらは初めて。満席だったでしょうか、少し斜めになりかけた姿勢をまっすぐにしてくれました。

ネタバレBOX

海、風、夏、七夕、アロハ・オエ、歌、ワイン、オーガニック、出会いと別れ(別れの曲はそれを暗示していたのか)、想い想われる、人と人との関係が潮の香りと夕陽の茜色に溶け込んでゆくように感じられました。

ワインを飲むシーンで周囲の表情がちょっと険しくなったのはどうしてなのかな、と思っていました...そういうことだったのですね。

ウクレレ上手ですね。

大人のじれったさ...よくわかります。
ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

王子小劇場(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1153(14-201)
20:00の回(曇、雲の色が濃い)。19:15受付(整理券あり)、19:31開場、L字の客席(パイプ椅子、各3列)、そこかしこに舞台装置、部材、工具、脚立、照明はほとんど外したのか一か所にまとめて。客入時BGMなし、95分との案内。
20:00前説...ここから歪んだ世界に誘い込まれてたことに気づくのは少しあとのこと、21:35終演。

横手さんのお名前があったので観に来ました。「ユメミルヘヤ(2012/5@RAFT」からで3作目になります。「説明」にある「津山三十人殺し」については「十七戦地」の「獣のための倫理学」を観て少し知っている程度。

当パンの配役図がよくできていてわかりやすい(上ジャージ、下ジャージ...そのもの)。

「限定パンフ付」にしたところ、豪華写真集と台本のセットでした。
津山事件にまるまる沿っているいるのではないものの、気がつかないうちににじみ出てくる狂気がS.E.などないなかで演じられました。

ジャージ組の三澤さん、西山さんのまったく異なる性格設定がとても面白かったです。

横手さんはずっとすわり通しで、表情を変えないながらも不気味。

ネタバレBOX

いろいろ雑記

で、動機は何だったのかな…と思う、劇中、特に語られることはなくジャージ組以外は死んじゃったのでしょうかね…。

外からの殺戮者、内側からのどす黒い意思、「城戸」さんはなぜターゲットになったのか、二人いたと言ってなかったかな?

葉は大麻あたりか、この施設で栽培して、さばいたりもするんだろう。本筋とどう絡むのか。

都井は何をやらかしたのか、何十人だと、周囲は大騒ぎじゃないのか。

フラワーシャーベット

フラワーシャーベット

Pal’s Sharer

小劇場 楽園(東京都)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1152(14-200)
19:00の回(曇)。入って右へ、舞台中央にテーブル、3人掛けの大きなソファ、奥に小さな本棚、コートハンガーや椅子。S.E.車、雑踏のざわつき。

18:44、テーブルを持ってくる女性、(前説の練習、20:30終演)、19:00ヘルメットを被ったスタッフが脚立を肩に登場、伊右衛門に紙コップ、お菓子...いつ始まったのか、出てきていた女性は「ユキナ」...~20:30終演。

前作「トーマの頃を過ぎても(2012/1)」がとてもよく(2回観ていて)...再演するのですね!...本作、先日まで気がつかずあやうく見逃すところでしたが最終日に間に合いました。

小関さんは、まったくもってトンデモない演出の「あのっ、先輩(以下、略)@高円寺)」で観ていて、本作でもとても素直な役柄がよかったです。

ひとりひとりの年月が織り込まれた良質なお話でした。

【満員御礼!!終演いたしました!!】ロミミ

【満員御礼!!終演いたしました!!】ロミミ

はちみつシアター

テアトルBONBON(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1151(14-199)
14:00の回(雨)。13:35会場着、受付(全席指定...最後列中央..ちょうど通路の位置で観やすい)。前3列はフラット、4列目からひな壇、13:57前説(アナウンス)、14:08開演~16:40(挨拶など含めて)終演。

「女と、12人の女(2011/11@BONBON)」を観ていて2作目です。リジッター企画の馬渕さんが客演していらっしゃるので観に来ました。郡司さん、木村さん「ロストセブンティーン(2013/10@王子)」。

劇中..雷雨のS.E.かと思ったら本物でした。

ネタバレBOX

カラフルな色合いの舞台、タージマハルを想わせる美術と思ってよくみるとチラシには「魔法のランプ」。

学生の時、前嶋訳『アラビアン・ナイト』東洋文庫を借りて読んだり、アニメの再放送で「アラビアンナイト シンドバットの冒険(シンドバッドは小原さんの声)」を観たり。

ゲームキャラのあたりは、ゲームをしないので「こういった路線なのかな」と思っていましたが、「3つの願い」を成就させてゆくところは、想うことの尊さを、ちょっと照れくさいほどにまっすぐ描いていたと思います。

おなかとおへそを出した衣装、ダブルダッチ、ゆるキャラ...いろいろ盛り込んでお得感。

映画

映画

ワワフラミンゴ

王子スタジオ1(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1150(14-198)
17:00の回(曇)。16:30受付開場(靴はビニール袋に)。入って右が客席、最前列は桟敷、2列目はミニ椅子、3列目からパイプ椅子。下手に白い木製の箱(椅子)、上手に(相当キズものの)テーブルと2脚の椅子。

18:57前説、19:01外から3人入ってきて開演~19:45終演。

「バーン・ナ・バーン(2011/7@下北)」「馬のリンゴ(2013/3@フラスコ」と本作で3作目。

妖怪と不思議なお店の2話連続。前説の後も入口のカーテンを閉めないので「来るな..」と思ったら来ました。ヴァンパイアの時も出入りがありました。

ネタバレBOX

濡れせんべい、しょうゆたらし、手からしょうゆがでるためすべる妖怪、万札を拾ってしまう女の子、テーブルクロス、一度に食べようとしてお菓子を床にまき散らす。

まったりしたセリフ、あまり変わることがない表情、ぎこちない喜怒哀楽...他では観ることができない空気感。
地獄任侠観音烈伝 

地獄任侠観音烈伝 

白昼夢

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1149(14-197)
13:30の回(雨)。12:58、レインコートをまとった一団が大きな「→」を持って出てきて、一礼をすると隊列を組んで行進...「道中パフォーマンス」があるというのは公演が終わってから知りました。

13:30受付開場、「南無三シート」というのがありました。L字の客席(各3列)、奥の隅に遺影、布が掛けられた円形の台のようなもの..、手前に線香、鈴...流れるお経、SEは車が走る音にクラクション、13:12一同帰還、13:21前説(120分)、最前列にレインコートを配付(かなり飛んでくると)、13:27前説2(アナウンス)、13:29ひとり登場、場内にナビの声~15:22終演。

「ラフレシア(2013/10@明石)」からで2作目です。鶴田さんは「凹(2013/6@サブテレ)」、高麗さんは水天宮でのバナナ学園(2011/3...50人位出ているので誰が誰なのかわからず)、コウダさん「赤い下着~(2014/5@画廊)」、寿里さん、万葉さんは「常夜ノ國~(2014/5@王子)」、そして平岡さんは5作目。

カラダひとつでぶつかりあう様はなかなかの迫力、「任侠」とあるように仁義を全うしようとする地獄の猛者。跳ね上がる水しぶき、濡れた床面に足をとらえられ立ち上がる、脚立に群がり「上」を目指す...それはうたた寝の中の説法。

ネタバレBOX

水はまだまた冷たいだろうにみなさんずぶ濡れで大奮闘、ダンスシーンでもバテている様子などなく踊り狂う地獄絵図。

地獄..「神曲」や「ファウスト」なんかを読んでみたいとよく思うのですが、分厚いのでいつも敬遠。ずいぶん昔「インフェルノ SF地獄篇(ニーヴン&パーネル)」を読みましたが、すっかり忘れてしまいました。映画では「コンスタンティン(2005)」くらい。

つぎとまります・初夏

つぎとまります・初夏

劇団肋骨蜜柑同好会

pit北/区域(東京都)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1148(14-196)
17:00の回(曇)。16:30受付、開場、受付横から階下へ、いつものサイドに座る..この位置からだと、田中さんは主に横顔、前回とはずいぶん違った構図。

ブルーシート、テーブル、流しそうめん器(泳ぐひよこ)、「西蛙井」のバス停、苦悩する作家...2012/12@王子小で観ているので2回目になります。

衣装、ポジションも変わっていて、上階も使うなどありましたが、ベートーベン(第4楽章)は健在。

フジタさんのあの麺つゆは相当濃いのではないだろうか。

フジタさん&田中さんは「犯行予告(2013/12@サブテレ)」「シスターストロベリー(2014/5@櫂)」を観ていて、今回で4回目。

客入中BGMなし、小説家の横には本棚、夏目漱石集、岩波や学術文庫、16:59前説(75分)、田中さん舞台へ(今回は「白」。タオル、カーテンレース等でつくった衣装、肩ひもはビニールひも、サンダルも白)、流しそうめんの準備、~18:19終演、台本を購入する。

2回目だからか、色の変化が影響したのか、ふたりの間に生まれる気持ちの揺らぎがよく伝わってくるように感じました。

この世は「流しそうめん器」、どこにも行けない私たちが地蔵を前にしてできること、なすべきことは何だろう。待つもよし、進みながらどこかで寄り道をするもよし、そこが「舞台」なのであれば。

これで終わりではなく、また上演してほしい作品です。

命名騒動!

命名騒動!

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/06/27 (金) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

無題1147(14-195)
19:30の回(曇)。18:58受付開場(傘は預かってくれます)。

床を含め4段の舞台、上手にベビーベッド、手前に小さなテーブル、下手にゴミ箱。客席:左はベンチシート、右は椅子。18:25前説(飲食禁止だが、熱中症対策のため水分補給は可、60分)。19:33開演~20:33終演。

日高さんを初めて観たのは「そこで、ガムを噛めィ!(2011/4@BONBON」で、「8割世界」であと2作、「縁の鵺(2011/7)」もあったので5作目。安助さんは「さくら(2013/7@ワーサル)」。

初日だったせいか、少々硬い印象を受けました。

ネタバレBOX

ちょっと気になったのはまだ「出生届」を出していないようなのに、母親は友人たちと全然変わらず、赤ちゃんもベビーベッドで普通に横になっていたこと...退院は1週間くらいか...届けは「14日以内」なので母親も子供もこの時期こんなに普通にしているのかな...と。


歌は...もっとコンパクトでもいいのでは?ミュージカル仕立てでもないし。

床面のグレーを除き、ピンクの世界(男の子なのに?)。
インシデントさん(三)

インシデントさん(三)

カリバネボタン

ワーサルシアター(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1146(14-194)
19:30の回(曇)。18:45受付(整理券あり)、19:01開場、正方形の舞台を客席が囲みます。入り口からみて、左右1列、奥2列、手前3列の椅子席+ザブトン。舞台上を通ってゆこうとするお客さんが少なくない。2つの(対角線上)の角に白と黒、上手手前に大きな台(これも白黒)、天井にミラーボール。

19:30前説(ちょっと緊張、100分)、19:38開演~21:27終演。こちらは初めて、「EgHOST」の藍沢さんのお名前があったので観に来ました。

冒頭...人が倒れている...事件。この事件を発端として重厚な物語が...ではなく
謎解きに挑戦しようというお客さんにその隙を与えず繰り出されるネタ。どこかで聞いたようでもあり聞いていないようでもあるキャラクターが走り回る滑稽なお話でした。

読書劇「二十歳の原点」

読書劇「二十歳の原点」

オフィス再生

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2014/06/23 (月) ~ 2014/06/24 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1145(14-193)
19:30の回(曇)。19:01受付開場、本作は昨年7月に同じこの会場で観ていて、こちらは4公演目です。

舞台、手前の机には「サントリーホワイト」「echo」、グラス、マッチ、大学ノート、万年筆、電気スタンド...奥、下手にも同じようなテーブル、赤い糸につながれたふたり、たくさんのビニール傘、床には大きな布が敷かれぴっしりと文字が書かれています...「労働」「社会的分業」「使用価値」「商品生産社会」「一定の合理的な生産活動」などからすると「資本論」(?)

19:29開演、暗転、夏..蝉の声~21:12終演。

赤い糸を操る者は「1969年」であり「万年筆」。一冊ずつ積まれる本は「リチャード三世」「大衆の反逆」「石の来歴」...ハーケンクロイツも見える。岩波文庫が多いか...。

「檄」、「傘」、赤い幾何学模様が息をしたり、殺したりしているようにみえる。照明、紫のスモーク、音楽...視覚的聴覚的にも響く演出。

当パンは大学ノート模様、45年前の今日..自殺、本公演は「この日」にあてたと当パンにありました。

キャスト欄に役名がなく、お名前がわからなかったのですが、スタッフの方にお訊きし..あべさん、確認すると「仮病ガール(2011/12@上野)」「青森県のせむし男(2014/5@d)」楽園王で。嶋木さんは「そこで、ガムを噛めィ(2011/4@BONBON)」を観ていました。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

鵺的(ぬえてき)

小劇場 楽園(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1144(14-192)
14:30の回(曇)。13:30受付(全席指定、入って左側)、14:00開場。「不滅」からで7作目。

2辺の壁には洒落た装飾、木製の机と椅子だけの舞台。なかなか予定がたてられず「B」のみ。14:27前説(アナウンス)、14:33開演~15:41終演。鵺的の作品で「笑う」ということは初めて。

ハマカワさんは終始、板の上で「正座」よく足がしびれないものだと驚く(姿勢もいいし)。

帰宅後、ウィキってみると「消息及び生死不明」「没年不明」とありました。

事件は「荒川区尾久」で起こっていて、通勤途中の駅でもあり意外(!)。

終演後、台本を購入。

谷仲さん、やっぱりいい!!

春木桜子の死に関する考察

春木桜子の死に関する考察

C×C

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/06/21 (土) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1143(14-191)
19:00の回(曇)。18:25会場着、受付待ち10人位、18:31開場、全席椅子(前3列はミニ椅子)、19:00前説(120分)、19:04開演~21:09終演、演劇7割(実質二人芝居)、パフォーマンス2割、歌1割という構成。

こちらは初めて。

主人公の「春木桜子」にはまったく共感しないけど、相当な量のセリフが早口ながらもはっきりと聞こえてきます。但し、そこからは(個人的に)何も伝わってこなくて、間をあけないためにセリフが吐かれているようにすらに感じました。

ダンスの部分は少なく、細かい動きにとどまっていました。

歌が(1曲が長い、上手)ありますが、なぜ歌うのかわかりませんでした。

当パンによると8章で構成されていますが、暗転が多くて長く、いままでほとんど感じたことがなかったのですが、流れが止まってしまったように感じました。

終盤、草太郎の独白のシーン、わざわざ暗転して位置を変えるのを繰り返す必要性がわかりませんでした。

全体として技巧的な2時間(すみません、距離感を感じ続けました)。

★はいろいろ刺激を受けた..ということで

ネタバレBOX

ここ最近思うのは、肌合い、ニュアンス、テイスト..生理的、感覚的に受け入れることができないものをどのように捉えたらいいのかということで、「つまらない」でもいいし「何がやりたいのかわからない」でもいいのかもしれませんが、そうではない部分、自分に受け取るための「受容体」が備わっていない部分があるはず、という強い思い。

この作品の起点(基点)はどこだったのか、作家の個人的な体験によるものからか、何かに触発されたのか、なぜこのような構成にしたのか、このまま、わからないままになってしまうのでしょうが、大変気になる内容でした。

暗転して位置を変える...というのは、勅使川原さんの公演でダンサーの伊東さんが、微動だにせず「明」と「暗」とのギリギリの位置に佇む(顔や表情は見えません)演出がありました。闇の中、みえないけれど「どこにでもいる」と錯覚させる演出が印象的でした。本公演、照明を絞って...整理しきれない心情が表現できたらもっとよかったのではないかと思いました。

先日、時間堂の新しいスタジオオープンのイベントに行ったのですが、黒澤さんは「壁は白でもいい」とおっしゃっていました。確かに黒ですと暗転しやすいそうで、ならば別に暗転しなくてもいいじゃないかと...。本公演、ほぼ全編照明が当たり続けていますが、「物語」を受け入れる雰囲気ではなかったように感じてしまいました。

今週「二十歳の原点(オフィス再生)」を観に行きます(昨年も観ました)。二十歳で自殺した高野悦子さんを題材としたお芝居です。
THEATER Rrose Sélavy 2nd Anniversary

THEATER Rrose Sélavy 2nd Anniversary

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy(東京都)

2014/06/18 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1142(14-190)
14:00の回(曇)。13:38会場(新宿からですと「ブラッツ」の少し先でした)着、受付は始まっていました。

13:45開場、半地下の小さなスタジオ、丸椅子、少し高くした舞台、中央にみかん箱が一つ、両サイド床、天井に緑(葡萄の房がひとつ、造花)。手前の床に「KEEP OUT」の文字、上手円柱に「ほわいとたいがーをさがしています」の貼紙。客席右上の小窓はステンドグラス。ドアの外で受付をしていらっしゃる方(ふたり)、黒のスーツ、3人でいっぱいの小さな舞台、黒い暗幕ではなく深紅…なんとなく違う雰囲気。

ほとんど内容を確認せずやって来ました。

14:02荘厳な鐘の音、甲高い声が聞こえ、後方から現れたのは、セーラー服、おさげの女学生…次は青い園服に黄色い帽子の幼稚園…その次はランドセルを背負った小学生なぜか3人ともスカート丈(かなり高め)は同じ〜意表を突かれました〜14:42終演。

ひとまず。

怪獣使いの娘たち

怪獣使いの娘たち

味わい堂々×バジリコFバジオ合同公演

駅前劇場(東京都)

2014/06/18 (水) ~ 2014/06/24 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1141(14-179)
19:30の回(曇)。18:32受付、ロビー開場、過去作品の人形がたくさんある、整理券なしなのでほとんどのお客さんはここで待つ、人で溢れる(30人くらいか)、18:58開場、パイプ椅子にクッション、BGMは大きめの音量、メルヘン調(緑の大きな葉)の舞台、下手に赤い花弁を拡げた花(人形)。19:28〜19:32、人形(3体)による前説、19:36開演〜21:31終演。

「バジリコ」は「ここは世界の〜(2011/2@OFF OFF)」以来、「味わい堂々」は「タマゴの秘密(2011/11)」…お味見公演。

宮本さん「ライクアプラスチック(2013/7)」、浅野さん「ファニー・ガール(2013/10)」「時々は、水辺の家で(2013/12)」「OLと課長さん(2014/4)」。

濃いキャラクターたちが入り乱れるおとぎの世界。子供のような大人とうんちくさえ語ってしまう子供たち、歌にダンスと早い展開でした。

経験の花

経験の花

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/06/16 (月) ~ 2014/06/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1140(14-178)
20:00の回(曇)。20:06開演~20:56終演。2回目です。

少し力が入ったのでしょうかバランスを崩す場面がありましたが、個人的には小さくまとまってしまうより、大胆に演じてもらいたいという気持ちが強いです。

「花シリーズ」の第一弾で、第二弾はいつになるでしょう。

終演後スタッフの方とお話しながら階段をあがると待っていたのはひとりの制服を着た女生徒(高校生でしょうか)、すでに次の世代の育成をしているということでした。

次回の「アップデイト第9弾」は7月中旬。

経験の花

経験の花

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/06/16 (月) ~ 2014/06/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1139(14-177)
20:00の回(晴)。やや押して20:03開場、20:15開演~21:04終演。

若手ダンサー3名による公演。使用楽曲の中には初めてのタイプのものがあり、ダンスそのものにも工夫。静と動が組み合わされた内容でこの先どのように成長するのか期待大です。

ネタバレBOX

暗転、位置に着く微かな足音に続いたのは...まぎれもないリフ...「WHOLE LOTTA LOVE」とPlantのハイトーン。どのライヴ音源だろう。Zeppelinを舞台で聴くのは2度目(最初は「青果鹿」でImmigrant Song)。

続いたのはバッハ(?)...「惑星ソラリス」で使われた曲に似ている(自信なし)ので、その後のシーンはここからイメージする。

タップダンスのステップ(3人)がリズムを変え繰り返される。

水藻の揺らぎにも似た柔らかい舞

まだまだ課題があるようにお聞きしましたが、それを克服する過程を追いかけてみたいと思うのでした。
眠る男

眠る男

吉野翼企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1138(14-176)
13:00の回(カンカン照り、熱い)。12:30開場(客入中には演奏と三文芝居)。「真面目に見ると疲れるよ」「お手洗いは今のうち」「本編ではありません」「三文芝居中 リラックスしてね」等の案内は山羽さん。字が掠れてゆくのがちょっと不気味。

座席は先日(二日目)とほぼ同じ、今回はネットで公開されている台本を読んでの2回目、原作にない台詞はオリジナルでしょうか。「蝶番男」は観客として登場し、舞台はこの男へ語りかける...父は客席にいる、舞台を産み創るのは観客だと叫ぶ。

役者、ダンサー、バンドそして演出。どれもLive感に満ち、私好みでした。

しばらくネットで原作(岸田さん)について調べていると...「1999年の夏休み」の脚本は岸田さんだったのですね。この映画をいつ観たのか覚えていませんが(TV放送だったのか?)、萩尾さんの作品・作風とよく合っていました。

「1999年の夏休み」角川ルビー文庫も買ったし...

このとき深津さんは「水原里絵」で出演、その後「満月のくちづけ」を観てCDを買っていました...

処女作ということは70年代、新劇 「1977年1月号 第285号」に掲載されたようですが、この作品を創るきっかけ(時代なのか。社会なのか、個人的なものなのか)が何だったのか...

ヴァイオリン〜震える影〜

ヴァイオリン〜震える影〜

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1137(14-175)
20:00の回(曇)。19:56開場、20:08開演~21:12終了。

この日は勅使川原さん、伊東さんお二人が一緒でした(先日は交互)。曲も決まったそうで弓と弦が生み出す繊細でなお力強いものとお二人が直接対話しているような印象でした。

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