Aprilの観てきた!クチコミ一覧

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贋作 桜の森の満開の下

贋作 桜の森の満開の下

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2018/11/03 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

念願の観劇。昨年歌舞伎版で初めて観て感銘を受けたので、なんとしても観たかった作品(^^)
脇にも実力派な舞台俳優さんたちが勢ぞろいでとても贅沢な舞台。楽しかったです。

ネタバレBOX

昨年の歌舞伎版には、ベースとなった坂口安吾の2作品『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』を事前に読んで挑んで、野田さんの創作した作品世界に圧倒されました。
今回のNODA MAP版もよかったです。役者さんも非常によかったのだけれど、野田さんの脚本が本当にすごいと再び思いました。

女の一生

女の一生

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/10/23 (火) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

一度は観てみたかった文学座の名作。よかったです。

ネタバレBOX

前向きなラストに思ったのは、出演していた若い女優さんたちの誰かがまた近い将来「布引けい」を演じるのかなあ…そうやって大切にされていく作品なんだろうと。
「自分で選んで歩きだした道」「間違いと知ったら自分で間違いのないように」のセリフがぐっと来ました。
修道女たち

修道女たち

キューブ

本多劇場(東京都)

2018/10/20 (土) ~ 2018/11/15 (木)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/26 (金) 18:30

KERAさんのシリアスな西洋物は、見ごたえがあって、面白い。シリアスな展開の中にちょこちょこ笑いもあり、芸達者な役者さんたちのお芝居を十分に楽しませていただきました(^^)

『ソウル市民』『ソウル市民1919』

『ソウル市民』『ソウル市民1919』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/10/14 (日) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

『ソウル市民』は20数年ぶりに再見、『ソウル市民1919』は初見。考えてみると、平田オリザさんの作品も久しぶりでした。『ソウル市民1919』も観たかったので、アゴラ劇場で両方やってくれてちょうどよかったです。

ネタバレBOX

『ソウル市民』は、日常の風景の中での人種差別がさらりと描かれていて、初見時に感銘を受けた作品。観客席に向かって後ろ向きでの演技、ストーリー的に中途半端な感じの終わり方は、今観てみると違和感がありませんでした。
政治や教育、家庭環境などにより、無自覚に持つ差別意識が客観的に描かれていくのを観ながら、SNSなどで散見される現在の露骨なヘイトのことを考えずにはいられませんでした。
お気に召すまま

お気に召すまま

Kawai Project

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)

2018/09/13 (木) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

仕事関係の外部セミナーでお会いした人が面白かったと誉めていたので、観に行きました。役者さんが上手く、確かに面白かったです。
実は観ていて前半のロザリンドとシーリアの親密さが妙に気になっていたのですが、翻訳と演出を担当された河合先生のご著書によると、当時はそうした同性間の親密性が普通だったようで、興味深く思うと同時に妙に納得😉
セリフや歌で韻を踏んでいるところが上手く訳されていて駄洒落っぽかったりしたのも面白かったです。グローブ座を彷彿とさせるこじんまりした円形舞台も効果的な感じでした。

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★

ノゾエさんの作品の方は初演を観ていたので、卜部さんのあの役を観たくて、観劇。
シュールで、毒があって、でもなぜか引き込まれる話なんですよね。キャスティング、ナイスでした。

もう一方の作品もよかったです。役者さんもよかったのですが、舞台装置も面白かったです。
英国のナショナル・シアターが初演のお芝居とのこと。ナショナル・シアター・ライブでやってくれたらオリジナルも絶対観に行きたい!

父が燃えない

父が燃えない

箱庭円舞曲

浅草九劇(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

一度観たいとずっと思いつつ、気になっていた劇団。初見だったのですが、よかったです。

ネタバレBOX

1人が複数の役を演じるところ、過去と現在を行ったり来たりしているところが、観ていてちょっと混乱してしまいました。
とはいえ、役者さんたちの存在感がイイ感じで、他の作品も観たくなりました。
ドキュメンタリー

ドキュメンタリー

劇団チョコレートケーキ

小劇場 楽園(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

今回のお話は時代的に現在と近く、場所的にも日本が舞台ということで、きわどいテーマを扱っているなあと思いつつ、ストーリーに引き込まれました。
今回、初見の友人2人を誘い、観に行ったのですが、そのうちの1人と11月の公演に行きます。劇チョコ観劇仲間をゲット(笑)
11月のお芝居も楽しみです。

その頬、熱線に焼かれ

その頬、熱線に焼かれ

On7

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/08/09 (木) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

初演を観ていなくて、劇チョコのコンビの作・演出ということでずっと気になっていて、当日券で観劇。
それぞれの女性の心の綾が丁寧に描かれていて、よかった。感動した。

「レント」来日公演 2018

「レント」来日公演 2018

Bunkamura

東急シアターオーブ(東京都)

2018/08/01 (水) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

楽曲が大好きで、映画DVDも含めて何度も観ている作品。エンジェル、モーリーンなど登場人物も魅力的。
今回も行ってよかった。

ミュージカル「エビータ」

ミュージカル「エビータ」

Bunkamura/日本テレビ/TOKYO FM/ぴあ

東急シアターオーブ(東京都)

2018/07/04 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

初見。繰り返し公演される作品というのは、その理由があるのだなあと思った。終演後しばらく「泣かないで、アルゼンチン」が耳から離れなかった。

切実

切実

切実

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2018/07/12 (木) ~ 2018/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

城山羊の会でお馴染みの岡部たかしさんと 岩谷健司さん、木ノ下歌舞伎や範宙水泳で気になっている役者さん武谷公雄さん…この組み合わせは観るしかないと…笑って笑って、最後はちょっと物悲しい感じ。3日前に公演に気づいてよかった(笑)

百年の秘密

百年の秘密

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2012/04/22 (日) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

謎が仕込んであるけれど、わかりやすい
面白かったです。3時間半という長いお芝居でしたが、全く眠くならずに観ることができました。

作品がとてもよくできているし、言うまでもなく役者さんも上手いです。

ナイロン100℃ の作品は初期のナンセンス・コメディ系しか観たことがなかったので、ケラさんはオリジナルでこういう作品も書くのかあ・・・と感心してしまいました。

気になっていたけれど一度もナイロン100℃を観たことがないという友人に付き合っての観劇でしたが「当たり」でした。

ネタバレBOX

この作品を観ていたら、奇しくも峯村リエさんが客演していた「この雨 ふりやむとき」と「往転 - オウテン」を思い出しました。

オムニバス風に過去の出来事が断片的に出てきて、そこにある謎(伏線)が終盤に回収されていく・・・観客をストーリーに引き込む王道パターンの一つなのかも…というか、私が引き込まれやすいパターンなだけかも・・・(^^;

個人的には最後の終わらせ方がよかったです。長丁場の大河ドラマ的作品にありがちな大団円パターンではなく、主人公を敢えて無駄死にさせちゃうところが、どんな作品であろうと一貫しているケラさんの個性を感じさせる部分なのでは・・・と思いました。
現在地

現在地

チェルフィッチュ

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

SFというには・・・
SFというにはリアルすぎる・・・でも、結局リアルじゃない・・・という芝居。
描かれる人々の”或る変化”へのさまざまな反応が、震災後のわれわれを彷彿とさせ、ぞくっとさせられた。しかし、後半の流れや結末がリアルじゃない・・・というか、なんか雨降って地固まる的な感じで、ちょっと消化不良な感が否めず・・・でも、いろいろ考えさせられるという意味で、とても面白い芝居だと思った。

自慢の息子

自慢の息子

サンプル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストが印象的
理解できているとは思わないけど、なんか面白いお芝居。描かれている気持ちの悪さが、逆に妙に心地が良い。脈絡のない感じのごちゃっとしたセットに遊び心が感じられて、結構好み。役者さんたちも良かった。

THE BEE Japanese Version

THE BEE Japanese Version

NODA・MAP

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

English Versionよりソフトな印象・・・
3月のEnglish Versionの初見のインパクトが強すぎたせいか、今回のJapanese Versionの方がソフトな印象。

宮沢りえさんは痩せぎすなイメージがあったけれど、全然そんなことはなくて、色気もあって、へ~っという感じ。

池田成志さんの百百山警部を観て、『熱海殺人事件』を思い出してしまった。昔池田さんの木村伝平衛部長刑事を観たことがあるのだが、警官役だし、登場するときのセリフ回しとかBGMの入り方が似てる気がしてなんかなつかし~い気分に(^^;

ロッカーの濡れてる床、イスがない

ロッカーの濡れてる床、イスがない

昨日の祝賀会

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

面白かった
会話がなんか笑えた・・・ゆる~い感じで、結構好きな雰囲気なんだけど、気がついたら終わってた感じで、アレ・・・。
若葉さんは、やっぱり面白い。

まほろば

まほろば

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★★

今更ですが・・・面白かった
作品そのものは言うまでもなく、役者さんも演出もすごくよかったと思います。面白かったです。
確かに、他の人にも自信を持って観劇を薦められる作品ではあったのですが、残念ながらストーリーが微妙に個人的な好みに合わなかったかも(^^;

青色文庫

青色文庫

青☆組

ゆうど(東京都)

2012/04/07 (土) ~ 2012/04/14 (土)公演終了

満足度★★★★

昭和な空間での昭和な感じのお芝居
Dプログラムの『時計屋の恋』を観た。

会場の雰囲気がよかった。民家をアートスペースとして利用している場所のようで、お茶の間を舞台にしたお芝居にぴったりとはまっていた。ドラマリーディングなのに、舞台セットが台本のイメージにとても合っていたためか、小道具とかないのに、普通のお芝居を観ている感覚だった。

とはいえ、小道具とかに視線が行くことがない分、台詞を堪能できた。吉田小夏さんは、女性や食べ物の描写がやはり上手だなあ、と実感。向田邦子さんにたとえられることがあるのもなんか納得。

会場が吉田小夏さんの作品と相性が抜群なので、この組み合わせだからこそ観に行く価値がある気がする。

ネタバレBOX

縁側などが舞台の一部としてうまく生かされていて、面白かった。

ドラマリーディングだけど、役者の出入りがあったので、遅れてきたお客さんを最初役者さんかと思ってしまった(笑)

椅子~座布団複数枚重ね~座布団1枚といった感じで、客席に傾斜をつけていたのが、笑えた。座布団席だとちょっときついかも。

ト書きの一部を吉田小夏さん自ら読んでいたけど、素敵ないい声でした。
芸劇+トーク―異世代劇作家リーディング 『自作自演』<第4回> 唐 十郎×渡辺えり

芸劇+トーク―異世代劇作家リーディング 『自作自演』<第4回> 唐 十郎×渡辺えり

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

贅沢なひととき
『自作自演』シリーズ、他の回も観たかったんですが予定が合わず、唐さんと渡辺さんのこの回だけしか観れませんでしたが、とても面白かったです。

破天荒なイメージの唐さんとTVのトーク等でも活躍されている渡辺さんの組み合わせなのでトークは絶対楽しいだろうと思っていたのですが、リーディングもよかったです。

最近ドラマ・リーディング(朗読)といっても芝居さながらの演出のものが多いですが、正統派のドラマ・リーディングもいいなあと思いました。

一人の人間の朗読なので、動きがない分、細かいセリフ回しの絶妙さなどの台本の面白さが堪能できる感じがしました。それも、このお二人の朗読だからという気もします。

お二人はナレーターや役者としても活躍されているので、ト書きや複数の役の演じ分けや芝居の間が絶妙で、笑えるシーンも多くありました。

トークの方も、お二人の個性ならではのいろいろな過去のエピソードが飛び出し、面白かったです。

今年の夏に唐さんの『少女仮面』が、金守珍さん演出で再演されるらしいので、それも観に行きたいなと思いました。

内容とは全然関係ないのですが、ご著書や劇評では知っていた、トークの司会の劇評家の扇田昭彦さんを生で拝見できたのもちょっとよかったです。

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