タカキの観てきた!クチコミ一覧

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リリィ

リリィ

劇団競泳水着

元・立誠小学校(京都府)

2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

競泳水着の女優はうまい!
簡単にまとめてしまうと百合のお話。しかもその相手が女の子という。
なんというアブノーマルな恋を扱った芝居なんだろうと言いたいところだが、汚らしさや違和感はない。とても上品なお芝居。
女子高生の複雑で繊細な心が役者によって丁寧に表現されている。それが僕ら客にも伝わって切なくなったり、ほんわかとする。やっぱり競泳水着の女優はすごいや!

非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

ナンジャーレ(愛知県)

2012/08/25 (土) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ふざけているようで
意外と真面目に作っているお芝居でした。
青少年健全育成条例という社会問題をおふざけでつくっていそうに見えて、意外と真面目。社会風刺がピリリと聞いていて、そこが面白い。
芝居のふいんき(なぜか変換できない)はアングラなんだけど、真面目な社会派。アンダーグラウンドな真面目な社会派という一見矛盾していそうで矛盾していないところにこの芝居の魅力があるのだろう。
にしても、この芝居。観客も芝居も2ちゃんねる臭きつすぎ!!

ローザ【全国ツアー!!】

ローザ【全国ツアー!!】

時間堂

津あけぼの座(三重県)

2012/08/04 (土) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇中劇
前回星の結び目を見たときはストーリーの良さに感動したが、今回はどちらかというと空気を楽しみたい作品。
出演者は死んだローラを思い出すためにローラの役を演じる。役を演じることによるままごとみたいなものだが、登場人物それぞれが何かを抱えながらローラを演じる。単なる劇中劇ではなく、演じることそのものが意味をなしているんだから、演じることの深さを感じずには居られなかった。
役者のみなさんの演技が素晴らしく、特にヒザイさんの演技には目を見張るものがあった。
途中、何ども客に話しかける場面があり、自分がいる空間がわからなくなる。対面舞台なので、お客の反応も楽しみながら芝居が見れるのもこの芝居の面白いところだと思う。
ストレート芝居なんだけど、ストレートじゃない。不思議な感じに浸りつつ、じっくりと楽しめる芝居だった。

 ふすまとぐち

ふすまとぐち

劇団野の上

津あけぼの座(三重県)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

田舎なんだけど、社会派
芝居は基本的に東北なまりで行われます。すべてのセリフを理解することはできなんいんですけど、要所要所の重要なセリフはゆっくりと話してくれたりするのでストーリーがわからなくなることはありません。
むしろ、田舎のどこか懐かしい空気感を作り出してくれます。

ネタバレBOX

田舎の懐かしい空気の一方で、芝居は意外な社会派。
ふすまの中にいる桜子は引きこもりを想像させられます。
そしてその桜子をいびり、宗教にはまっていくキヨ。リアルです。
夫のトモノリは仕事をせずに、桜子から逃げる。
キヨは最後には寝たきり状態になる。

再演ということで、時代性を考えてもテーマは引きこもりですね。
暗い重い芝居になりそうなところですが、そこを笑いと方言で重すぎなくサクサクと芝居を進めていきます。
ハッピーエンドを期待する一方で、ラストはバッドともとれるハッピーとも取れる。その感じがまたいい。
いいしばいでした。
家族バカ

家族バカ

KOP

ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

馬鹿はやっぱりバカじゃない
ギャグ家族ものなのかなあ?と思って見に行ったら、思いの外しっかりとしたストーリー構成で期待以上でした。
家族関係は複雑すぎてついていけません。とりあえずわかるのは、血の繋がらない他人の家族。でも、なんか仲良さそうなんだよなあ。平和です。
その家族をストーリーをしっかり進めることで操っているのが兄。この人が無鉄砲なバカなんだけど、ストーリーを進めているのが兄だとわかると全然ばかじゃない。やっぱり馬鹿は馬鹿じゃない!
そして、死んで存在しないのになんか存在感ある父親の姿。これってどこから出ているんだろう?面白い。
密かにかけられた伏線が最後にきれいにどんどん外されていくストーリーはブルっときました。
ストーリーを思い出せば思い出すほど、このストーリーの深さに気がつく。でも、舞台は軽いテイストで書かれているので、気軽にゆったりと見れます。

平成演劇デモクラシー ~高校生文明開化の乱~

平成演劇デモクラシー ~高校生文明開化の乱~

平成演劇デモクラシー実行委員会

ライブハウス・国立リバプール(東京都)

2012/03/20 (火) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

未来の天才たちに乾杯
とにかくレベルの高さに驚きました。
しっかりと高校演劇フェスの流れを組みながらも、しっかりそれをぶち壊しているギロッポンの制作力もさることながら、twitterを利用しての情宣など新しいというか高校生らしさも加えているところがすごいというか、新しい演劇の風を感じた。
3つの天才たちのお芝居。
ここで終わらすのがもったいない!
ぜひ未来の演劇を支える劇団がここから出て欲しいなあと思った。
3作品の感想はネタバレで

ネタバレBOX

◎もんたげ
THE高校演劇といった感じ。高校生の少女のところに少女がやってくる。高校生の心の葛藤を責める少女。そして徐々に自分のアイデンティティを作っていく少女。少女は未来から来た少女だった。
女2人芝居だが、それぞれの役者の感情表現がきれい。飽きずに見れました。特に、未来からの女をやった髪の短い女の子はレベルが高い。
葛藤を直球で表すのは良いが、それがちょっとクサくなってしまったのは残念。演技のレベルが高いから直球のストレートな現代劇(会話激)でも十分魅せられると思った。でも、高校生の心の動きがじっくり楽しめた。

◎せたそー
柴幸男のあゆみの3人芝居。
人がコロコロ変わりながら、芝居がグルグルループするところは混乱して面白い。なんだろ?不思議な感覚。
劇場の狭さが気になりました。あと、全体的に読み込み不足かなあ?と。
難しい台本ですが、空気感はうまく作れていたと思います。

◎大六本木帝国歌劇団
あなたがたは高校生ですか?
見事なアングラです。キタナイデス。やりたい放題です。
あー。これがやりたかったのねw
そこまでやるか!とりあえず、女どころか人間を捨ててます。
もう大好きです。これからもがんばってください。
グランドルール

グランドルール

劇団KEYBOARD

ひつじ座(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

目の付け所は面白いんだけど・・・
はたしてこれを芝居でやる必要があったのか?といった感じ。
芝居というよりラジオの公開生放送って感じでした。
せっかく劇場に来ているんだから、劇場で見られる芝居でしかできないことが見たかった。

ネタバレBOX

ラジオ番組、「山中のながながし夜をひとり噛むねん」。
そこに3週連続でゲストが「やってくる。
細切れに時間移動しながらラジオをやっていくといった感じ。
中身はドタバタのシチュエーションコメディーだが、基本的にONAIRの最中を見せているって感じ。
これって、ラジオでよくね?
アイドル小林夏鈴は泣き出したり、逃げ出す。
芸人シャンメリーは喋りまくり、変な芝居を始める。
小説家宮沢光央はなんかドSだ。
それをうまくさばいていく山中。
テンポはよく、笑えるんだが・・・。
これってラジオでよくね?つーか、ラジオの方が面白くね?

希望としてはこの「かむねん」をそのままインターネットラジオで公開して欲しいです。すると、何が起こっているかわかる自分としては、ニヤニヤできるかも・・・。
スケベの話

スケベの話

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

セイなる夜
前に見た芝居がハズレだったので、何か見たい!と思って、こりっちで探し、当日突撃で観劇。
いやー。見て正解でした!
笑いあり、感動ありのお芝居。ニヤニヤが止まりませんでした!

完全楽日に見に行ったので、もう一つのバットとボールも見たくなったんだけど、もうやってないんで残念!すごい見たかった!

ネタバレBOX

教会で語られる過去の性生活を表現したお芝居。
役分けが上手にできているのでしょう。コロコロと役が変わりますが、混乱することなく、自然に見ることができました。
性生活がテーマなだけにシモネタ、性表現もどんどん出てくるんだけど、全然お下品ではなく、どこか品がある。教会という性がタブーの場所でよくここまでうまく性を表現したなーといった感じ。すごい!
あと、心の中の人の役を作ったのも面白い!ツッコミとしてすばらしい機能を果たしていました。最後の2人がくっついたところなんかは最高!!
とにかく笑って感動して最高の芝居でした!!ニヤニヤがとまらない!
立入禁止区域のラーメン屋

立入禁止区域のラーメン屋

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

梅ヶ丘BOX(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

満足度

銀河鉄道999?
ちょっと期待はずれというか、想像していたものと違った感じでした。
チラシにもこりっちの説明にも3.11の地震のことをゴリ押ししているから、この芝居は地震をテーマにしたドキュメンタリーなのかな?と思って期待したんだが・・・

ネタバレBOX

中身はそれほど地震とは関係ない世界。
というか、架空の世界。
まず、自分の脳みそを切り替えるのに時間がかかった!

芝居は月を探しに来た女とラーメンを食べたことのない男と、ラーメン屋を営むおじいさんの話し。(というか、そこしか印象に残らなかった)999かよ!
でも、なぜだろう?月を探すとか、ラーメンを食べたことがないというのがどうも違和感。
ドキュメンタリーを想像して見に行っていたというのもあるが、舞台美術がすごく現実的なんですよねー。だから、僕らの身近にあるラーメンと月がどうも知らないというのがわからない。架空につくるならもっと架空っぽく作ったほうが客としては見やすいと思う。その一方で、セリフは抽象的・・・。うーんなんかちぐはぐ。
あと、「立ち入り禁止区域」というのも、「異世界」ではあるものの、自分たちとの世界から近い「異世界」。しかも、月を探す人もラーメンを食べたことのない人も立ち入り禁止区域外から来た人。立ち入り禁止区域外から来た人って結局、自分たちと同じ人でしょ?それが月をさがすとかラーメンを食べたことないって言われても・・・

最初からこういう芝居だと思っていったら変わったのでしょうか?
失敗したー。
【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/02/21 (火) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

怖い・・・けどおもしろい
怖い・・・でもめちゃくちゃ面白かった。
ブラックなサスペンスであるが、重すぎなく、でも気持ち悪い、ちょうどいい感じだった。

女たちのトークだがみんなブスである。
ベケットのゴトーを待ちながらと、ケラのフローズンビーチが思い出されたといった感じだがどんどん醜く狂っていく女たちの姿は圧巻。
最後は口をあんぐりと開けたまま、動けなかった。
それほど役者の熱演と台本の巧さに圧倒されました。
でも、醜い女たちよりも一番醜いのは出てこない男なんだろうなー。
かっこよくてもねw
いろいろな意味で衝撃的でした。

セルフポートレート

セルフポートレート

colorchild

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★

荒波の中の大後悔時代
去年から制作伏見実千代が卒業、演出蛯原味茶煎が病気、主催渡辺浩一が看護のため停止といういくつもの荒波に飲まれてきたカラーチャイルド。その荒波を乗り越えての公演でしたが、正直、彼らの偉大さを感じずにはいられないしばいでした。

ネタバレBOX

カラーチャイルドといえば!の体を使った表現も随所に見られたのですが、いつもと比べたら少ないかなあ?というのと、ダイナミックさにかけるなあといった感想。
ファンタジー色あふれる、夢と希望を届けてくれる楽しい芝居だったんだけどね。演出、主催がいればもっと面白い芝居になっていたんだろうなーと思いました。
前のカラーチャイルドを見て、ファンになっているだけに、ちっと残念。
来年には両者とも復活するらしい。次回の公演でさらに進化したカラーチャイルドを期待します!
A-K change Ga jammer

A-K change Ga jammer

カカフカカ企画

劇場MOMO(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

コント祭り
正直、今回は本編が面白いんだなあと改めて感じさせられた。
カカフカカは本編より前説コントが面白いことが多かったんだけど、今回は微妙かなあと思うコントがが多かった。
それでも、アドベンチャーは好き。どっちかと言うと長編で王道ではあったが心から面白いなあと思った。
本編にしても、アドベンチャーにしても今までのカカフカカが得意としてた一発ギャグどかーんというより、じわじわと攻めていくコントにカカフカカの面白さは移ってきているのかなあと思います。
これからカカフカカはどっちの方向にいくのか楽しみな感じです。
でも、やっぱり、ジャンプネタ、ゲームネタ、訴えられそうなバカネタも見たい!

ネタバレBOX

それにしてもあの赤ちゃん。名役者だなあ。
ドリルチョコレート×キコ qui-co.「世田谷童貞機構」

ドリルチョコレート×キコ qui-co.「世田谷童貞機構」

MCR

サンモールスタジオ(東京都)

2012/02/14 (火) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★

童貞もかっこいい(・∀・)
童貞が考えること。女性関係に対して何かしらグジグジしている。
それがかっこ悪いというより萌える。
なんか微笑ましく思えて、笑ってしまう。
でも、最後は男らしさというか、かっこよさが見られました。そこに感動!
男って弱くて強い存在。いいねー。こういう姿は!

童貞とかいうと、シモネタ満載の下品な芝居になりそうだけど、全然品が悪くなく、上質なシチュエーションコメディーでした。おもしろかった!

A-K change Ga jammer

A-K change Ga jammer

カカフカカ企画

劇場MOMO(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

次元を超えています
2年ぶりの復活を遂げたカカフカカ。さらに進化をして帰ってきました。
目で見て楽しみ、耳で聞いて楽しみ、役者の熱気で楽しみ、そして、臭いで楽しむ!臭いで愉しむとはどういうことか?それは、見てのお楽しみってことでw

カカフカカといえば、早稲田でやっていたときは、無茶しまくりって感じの劇団でした。無茶をして笑いを誘うといった感じでしたが、今回はきれいにまとまっていたと思います。
伏線をきれいにかけ、それをネタとして爽快に外していくところはテンションが上がる!役者のみなさんも面白いので、高山さんの台本の面白さが何倍にも引き立ったなといった感じ。最高に面白かった。思いっきり飲み込まれました。そして騙されました。腹抱えて笑いました。
役者の最小年齢2才という(しかも名役者!!)チャレンジしまくり、やりたいこと全部やりましたといった感じの芝居。お腹いっぱい!

ネタバレBOX

でも、考えてみれば、芝居とか役者とかって、客を騙すのが仕事なんだよね。
そう考えるとこの芝居、どこまでが真実でどこまでがネタの嘘なんだ?
とにかく嘘だらけのしばいでした。
騙されたけど、それが爽快でした!面白かった!
最後の芝居そのものを皮肉る終わり方好きです。
乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

桃尻犬

王子小劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

アングラです
とにかく下というか不謹慎というかわけわからんというかキモイというかそんな感じのお芝居。
感動させるかと思うと、いや、感動させるもんかとひどい方向に芝居をもtってくる。
お寺のお葬式のカブトムシの乳首のお話です。
エロいというか気持ち悪いというか。でもそれが苦笑となり面白くなってくる。
何度か笑えました。客席からも乾いた笑いが。
ま、簡単に言うとアングラです。
といっても、ゴキコンみたいな危険なアングラではないのでご安心を!
僕としては少しくらい客席に何か飛ばしてもよかったのにと思いました。

全 員 彼 女

全 員 彼 女

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2012/01/05 (木) ~ 2012/01/09 (月)公演終了

満足度★★★

もうひとひねりほしい
楽しみにしていたトープレでしたが、今回のはもうひとひねりほしいといった感じでした。
彼女が別れてそれぞれの役割を持つという発想は面白い。さらに音響がいい感じで空気をつくり、芝居を盛り上げてくれます。
しかし、1時間という話の短さからかいまいち感情が深めきれてない。もっと時間をかけて深めて欲しかったかなあと思います。
さらに・・・

ネタバレBOX

30分で話が戻ってループしていくのはいただけませんでした。
視点が変わって、この話の真相がわかるというのは面白いが、途中で話が読めてしまう。話が読めてしまうとあとは同じ芝居を見せつけられるだけ。正直、苦痛でした。
せっかくループさせたんだから、最後に面白いどんでん返しが起こるのかと期待したのですが、ストレートに終わってしまい、残念。
これが、3ループするとまた見方が変わってくるのかなあと思います。
でも、もう一度見ようとは思わなかった。
もうひとひねりあれば面白いものになったのになあといった感じ。残念。
新年工場見学会2012

新年工場見学会2012

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/02 (月) ~ 2012/01/04 (水)公演終了

満足度★★★★

ゆるゆる
初五反田団でした。
隣にいたお客さんがいい感じでわらっていたので、自分も伝染。いい感じで笑えました。んで、自分が笑っていたのが隣のお客さんに伝染。隣のお客さんにすごい笑っていましたねと言われてしまいました。
ご迷惑をおかけしました。すみません。
でも、絶対、隣のお客さんにも伝染していたと思います。完全に笑っていたしw

ま、そんなことはどうでもいいとして、、、
内容はとにかくゆるい!でもそのゆるさがツボというかクセになる。
そこらじゅうに細かいネタが仕掛けてあるので、普通に笑える。内容を探ると薄っぺらく、役者もそれほど稽古していないんでしょうね、演技も薄っぺらいんだけど、それがまた面白い。3時間という長時間でしたが笑いっぱなしでした。
いろいろな劇団さんがでてきたのですが、まとまりがあるんでしょうね。どれも面白く、劇団が変わったことに違和感がない。空気が一緒だけど、違うみたいな感じのが、笑いを持続させてくれたと思います。
新春、面白いものが見れました!

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

今年初芝居
この時期だから引き立ったのかなあという印象。
暗い世の中だからこそ明るく再生できる芝居が見たかった。

ネタバレBOX

氷屋さんのものがたり。
芝居自体はたんたんとしています。
時代の流れとともに破滅の道を着々と進んでいく様はお見事。
淡々としているからこそよりリアルに見せてくれます。
過去に縛られる女、戦争に行く男、素直になれない男、女に溺れる男、酒に溺れる女、様々な登場人物が何かを持っているから楽しい。
物語は暗くなってくるんだけど、最後に再生し、未来に向かっていきます。よかったなー。ハッピーエンドが見たかっただけに、これでよかった。
最初にいいスタートダッシュがきれそうなしばいでした。
無軌道メリーゴーランド

無軌道メリーゴーランド

TEAM NIKUKOPPUN*

pit北/区域(東京都)

2011/12/24 (土) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

どなたかこの芝居の解釈を求めます
評価はしません。
なぜなら全くわからなかったから。
えっと、で、一体何がしたかったの?って感じ。
どなたか、この芝居の解釈をください!!
とりあえずネタバレにて

ネタバレBOX

芝居の構造は主要路線があるショート4本って感じ。
主要路線は客のいない寂れた遊園地。今日の6時までに客がいなければ、この遊園地は閉鎖されるという。だからといって、従業員はダラダラなのだが、この遊園地を辞めたくはなさそう。無責任って感じがする。
そこにやってくる支配人に用事があるという男。男は支配人を殺そうとする。
壊れて動かなかったメリーゴーランドが動いて、その上で、支配人は殺される。
そこにドタバタがあるわけでもなく、なんか急にメリーゴーランドが動いて、なんか支配人が殺されたといった感じ。うん。
そこに、サイドストーリーとして、主要人物3人のサブシナリオがある。
[1話]リ・バースデー
クマガイという女が結婚するまでのストーリー。婚約者は有名な芸能人。その芸能人がダメになり、女も愚痴を言うようになる。リアルなストーリーなのだが、どうもリアリティーがない。もっと深くならないかなあ。と思いながら見ていた。
[2話]ボックスフル
弁当を作るロボットと仕事がクビになった男の話。その男が遊園地に雇われるまでを描く。こっちは星新一のSFみたいでした。なぜ弁当が空なのかが最後までわからなかった。
[3話]デットライン
ホラー?幽霊と作家の話。作家が幽霊に作品をかかせていたが、実はその作者が幽霊でしたというオチ。一番すっきりしてたけど、この時期には早く終わらないかなあと思っていたので、面白さが半減。
最後にこのストーリーを持ってきたのはある意味冷めると思うのだが。

で、死んだはずの支配人はなぜ生き返ったのか?最後の最後までイミフ。
伏線としてサイドストーリーが生きていればすごいのになと思いつつ、サイドストーリーとメインのつながりがいまいちつながっていなかった感じを受けました。それとも、気がつかなかった伏線があるのでしょうか?
書けばわかるかなーと思ったが、やっぱりわからねー!
正しい脚本の書き方

正しい脚本の書き方

劇団KEYBOARD

池袋GEKIBA(東京都)

2011/11/18 (金) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

今後に期待!
あらすじ、設定がぶっ飛んでいる割には、きれいにまとまった芝居でした。
お笑いのギャグに仕上がりそうな設定でしたが、立派な感動ものに仕上げられていたのはすばらしい。いい意味で期待が裏切られて、面白かった。

ネタバレBOX

男勝りな女の子真琴とオカマの祐介はぶつかることで入れ替わりが起こる。
女子高生の体を手に入れた祐介は学校生活を楽しみ、オカマの体になってしまった真琴は大人のオカマの世界に巻き込まれていく。
あらすじだけ書くと無茶苦茶だが、男勝りが男に、オカマが女になるのだから、反対に違和感がなくなるという視点は面白い。役者が自然な演技ができることで反対に感動ものに仕上げている。さらに客の頭の中をいい意味で混乱させてくれた。
さらに真琴が大人のオカマの世界にまきこまれての葛藤がきれいに描かれていたのも面白く、芝居を際立たせていた。
その一方で、今回のテーマであろう恋愛のエピソードはいまいち。もっとこのエピソードを膨らませてくれればさらに面白いものになっただろうに。残念。
脚本家を持ってきたという設定も面白いんだけど、生かしきれてないかなあと。

まだ未熟なところがあるものの、ギャグを感動にもってきたところはさすがでした。そこのセンスがみれただけでもよかった。今後に期待したい劇団です。

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