m_hirarinの観てきた!クチコミ一覧

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全 員 彼 女

全 員 彼 女

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2012/01/05 (木) ~ 2012/01/09 (月)公演終了

切なかったなぁ。
恋する心の、切り取りが絶妙ですよね。
彼女を増やす、という発想がまずとてもおもしろいし、増えていなければできない描写がたくさんあって、あぁなるほどなぁ…と思わせられます。

ネタバレBOX

5人の彼女たちが、てんでんばらばらな風でいて一つにまとまって見えるのがまたおもしろいですね。
一人の人格の中に、違うことを思う人格が強くなったり弱くなったりしながら同居していることをうまく見せてるな、と。その人格はそれぞれ違う顔かたちをしてそれぞれ勝手なことを思っているわけで。

彼女の側の心内語も、聞いていて、こんなふうにおもうのかぁと
いろいろ発見がありました。なるほど…。

こんな心の機微のところまでを抉るような
物語を作られるところに
とっても敬意を払います。すごいなぁ。
吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

女だらけの人間讃歌
女だらけ=男性不在。
サイコドラマを思わせるストーリー。

ネタバレBOX

幸せな子ども時代を描く幕開けに、悲劇的な結末が来るんだろうなぁ…という予感。
役者として男性は登場しないけれど、描かれるのは男性との関わりが軸になってます。

ナオちゃんが関わる男性は、みんなやさしい。
そしてその男性たちとはみな別れてしまう。
憧れの兄、高校時代の恋人マエダくん、今の夫。

憧れの兄の自殺未遂、そして家からの離別に
自分の言動が大きく関わっていると傷つく、小6のナオちゃん。
思春期の時代を穏やかに生き延びることは難しいことだなぁ、と。

ナオちゃんを演じる役者は固定していなくて
複数の役者がさまざまにナオちゃんを演じる。
ナオちゃんはいろんな人格性格をもっていること、
いろんな女性の中にナオちゃんがいることを示しているのかな。

どこかで見落としたのか…、
父親は幼少の頃しか出てきていない。
物語の中には出てくるが、演じられる存在ではない。

去っては行くけれども、どこかで生きている、ときどき電話でその存在を知る兄。
兄がこの場には不在であるけれど、どこかには、いる。

〈死なせてしまったかもしれない〉という、
不在を招いた、中途半端な状態から
〈殺してしまった〉という確定的な状態に移ったことを
結末は示していたのかなぁ。

テキストででももう一度見てみたい、と思った作品でした。
討ち上げベイベー

討ち上げベイベー

イッパイアンテナ

王子小劇場(東京都)

2012/01/13 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

AKO 
京都のお客さんのノリってどんななのかな
東京のノリは違うかな、冷たく感じないかな
そんな心配をしちゃったりしましたが

ネタバレBOX

幕開き、かっこよかったですね~。AKOの歌もぐるぐる頭を回っています。

また、衣装の転換がとても速くて驚きました。
舞台自体がパズルのように動くこと、舞台の中からさまざまな小道具たちが出てくる仕掛けにもびっくりでした☆

AKOは赤穂だけど秋元王子でもありますね。
びんぼう君

びんぼう君

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

餅つき☆
ポストパフォーマンス餅つき、つきたてのお餅が美味しかったです!
家庭の話だし、アトリエヘリコプターだし、
なんだかほんわかしました。

ネタバレBOX

爪、爪切りが効果的だなぁとおもいました。
ぱちっ、ぱちっと静かな空間に微かに聞こえる音がまさにびんぼうくさい。

黒田さん見ながら、「北の国から」の田中邦衛さんをイメージしちゃいました。
こんなにお互い仲よく話する父子なら
なんか楽しそうで、暖かいなぁ。

川森さんのおままごと、
温かな父子に冷たい別世界を知らしめるふうで
ドキリとさせられました。


お餅、ごちそうさまでした☆
もう一度、この手に

もう一度、この手に

シベリア少女鉄道

王子小劇場(東京都)

2011/01/06 (木) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

思わず、笑っちゃいました
終わってみると2時間10分、あれ…もうそんなに経ったのかぁ、なんて感覚でした。楽しかったなぁ。

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

乳首鎹【ご来場ありがとうございました】

桃尻犬

王子小劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

ツボに。うわ。
!! 破壊的!!衝撃的!! ツボでした。
思い出すとまだニヤケちゃう。
いやぁ。すごい。感嘆詞ばっかり。
合わない人もいるかもですが、
この手に嵌まったのかと思われるのが
恥ずかしい(笑)けど公言しちゃう可笑しさ。
まだニヤニヤ。

細かいところにいろんな仕掛けがしてあって
ほんと楽しい。
チケットも…不用意に自宅で出したら
家人に叱られそう。

お話は、いったい何処に連れてかれるんだろうという奇想天外、開いた口が塞がらない、予定不調和物語。
これはぜひネタを知らずに見に行ってほしいな、とおもいます。撃たれます。

投げられやすい石

投げられやすい石

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

痛い…(++)
佐藤君の変化、佐藤君を取り巻く人々の関係の変化が観ていてとても痛くて…。
で、とまどっちゃったのが、客席空間とでも言うのでしょうか、痛いなぁ…とおもってみてるすぐそばで大笑いされる方もたくさんいらしたりして、いや、たしかに笑えるし笑っちゃうしかないのかもしれないけど、とても哀しいよね…、というほんと複雑な劇場体験でした。
“生々しいけれど笑えるコメディ”と、HPにありました。岩井秀人さんの演技が、ずん、と刺さってきました。

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