小太郎の観てきた!クチコミ一覧

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ひとりごとターミナル

ひとりごとターミナル

劇団フルタ丸

こった創作空間(東京都)

2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

世界観がオモシロイ。
「きみがツイッターを使うなら、僕はひとりごとを使うよ」(舞台のCMのコピー)

ひとりごとから生まれるコト。。。

殺伐とした通勤電車内で、「あぁ、疲れた。。。」という独り言を聞くと、「席譲ったろか。。。」とは思うよなぁ(←でも、実行に移すのは3割程度か)。

「チッ!疲れてんだから、譲れや・・・」という独り言を聞くと(聞いたこと無いけど)、「寝たふりしたろか」と思うボクは・・・ダメ過ぎっすね。

「ひとりごと」から生まれる「つながり」。。。

この芝居は、テーマがしっかりしていて、安心してみていられました。

それにしても、フルタさんは達者だなぁ、、、顔&姿かたちも・・・ある意味、反則級の役者顔だよ!笑

ネタバレBOX

登場人物のキャラが明快なのがヨカッタなー。

どの登場人物も、それぞれが主役になる芝居を観たいくらいの出来。

中盤から個々の登場となる6名が、終盤になって「一気に重なり合う」のだが、その時間が短かったのは・・・残念!というかモッタイナイ!!!

75分という上演時間ゆえ仕方ないけど・・・柔軟体操バッチリ、さあ!行くぞっ!!よしっイイ感じだ!!!って時に「ちょうど時間となりました~」って感じ。

でも。。。

この『ひとりごとターミナル』、それぞれの登場人物が、どのような人生を歩んでいくのかを想像するのが楽しかったなー。

脚本の後の世界を想像するのって、好きじゃないんだけど・・・この芝居は、その想像が楽しい。。。

それだけ、キャラが立ってたということなんじゃないかな。。。

家に帰って、パンフ見て気づいたんだけど、過去公演のDVDを売ってたんですね・・・受付の人が「DVD買って欲しいなぁ、、、」ってひとりごとしてくれりゃヨカッタのに。。。
ゼロイチ

ゼロイチ

劇団K助

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/12/09 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

プロの演劇を見た。。。
同行者の強い勧めもあっての観劇。
初日公演で、ぎっちり満席(だと思う)。
否が応にも期待は高まる。。。はたして、期待通りの芝居でしたっ!
まだチケットに余裕があるとのこと。。。忘年会のない人は是非!笑

脚本自体は、ベタと言うかスタンダードな感じ。
「0→1」という演題から、数学的なものをイメージすると・・・「!?」だろう。
小学生レベルの「0」「1」の概念なので、文系の方はご安心を!笑

それにしても、役者さんの演技が抜群。
数多ある公演のなかで1人はいる「この役者さん、巧いな」というレベルの人ばかりと言って良いと感じたなぁ。。。

子役も、、、巧いんだ、コレが(台詞はたいして無いが)。



ネタバレBOX

「0→1」というのは、、、舞台上で言うなら「初めてすること」。

ただ、観た感じでは「分かれ道、、、どっちを選ぶ?」かな。

ラストの見せ場は、「0→1」の概念とは、ベクトルの向きが違う感じもするが、帰り道すがらに舞台を振り返ることができる点では秀逸なラストだったなー。


芝居は、妖精ぽくない妖精が案内役として進んでいくのでありますが。


舞台は大きく分けて2本立て。

「1本目」は、学校が舞台。
勘違いから生じるドタバタ喜劇。
アンジャッシュのコント的なもの(←もちろん、コレに抜群の演技が加わるのだが)。
あまりのベタさに「もう笑うしかないっしょ!」。

「2本目」は、若手の作家が主人公。
ミステリー調の人情話(←なんか違う気もする)。
主線とは違うところで、笑いを散りばめているが、正統派の芝居で、じっくりしっとりと演じられている。。。

双方ともに、ビックリするような結末は無いんだけど、じっくりと堪能できたなー。

「大きく分けて2本立て」なんだけど、いわゆるオムニバス物ではなくて、登場人物が重なっている部分があるんだけど。。。

「じつは1本に繋がっている」というよりは、登場人物をたいせつに扱っていると言う印象。
マイナーな作家だけど、坂木司の小説のような感じかな。

いやぁ、、、上質の演劇でした!

テレビドラマや芸人の舞台とは違う「プロの演劇人」の味を堪能いたしましたっ!
モノクローム騎士 KNIGHT

モノクローム騎士 KNIGHT

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/06 (月)公演終了

満足度★★★★

歌舞伎町より濃かったぜ!
いやぁ。。。「汚れた卑しき街」の住民の匂いプンプンの名演技でした。。。

ネタバレBOX

なかでも秀逸なのがLuna Punk Variationsの本多英一郎さん。

顔も表情も仕草も衣装もぜ~んぶ「ダメ男」っぷり炸裂っ!

ボクは、ズーっと本多さんに「イラッ」としてました!笑

このシリーズは、「ハードボイルド」ならぬ「ハートボイルド」を狙っているらしく・・・笑いも散りばめられていて、狙いは成功していると思います。

またまた観てしまったニューハーフ(というよりオカマちゃん系)のショーも、「あっ・・・このクオリティーは、ちゃんと取材してるっぽいな」って感じの出来だったし。

ま、とくに必要の無いシーンではあるのですが・・・しっかり笑いました!

ただ、ラスト近くで披露された「敵役もそろってのダンス」は、ボクにはレベルが高すぎた!

今でも西村晃の水戸黄門を愛してしまっているボクにとって、「真の敵役」には、ずっと悪くいて欲しかった!

ま、役者さんの演技力で、次のシーンではすっかり「憎らしく」なっていましたが。。。

あと好みで言うなら・・・色盲のヤクザ南雲は、もうチト悪い感じでもイイのかな、と。

良い人過ぎ。。。

・・・主人公の風吹もね。。。

ただのお人よし。。。
「ハード」なら、せめて競輪場で大金を賭けるとかして欲しかった(←不景気の昨今、太い勝負をする人はかなりハードでカッコイイっす)。


次回作、楽しみです。
次は、どんなオトコ・オンナに会えるのやら。。。

ヒーロー!

ヒーロー!

劇団YOROZU屋(本店)

MAKOTOシアター銀座(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★

これからこれからっ!!!
巨大掲示板の「戦隊モノ」スレのオフ会が舞台のコメディ。

概要も役者さんの顔も実に良いのだが。。。

サービス精神が強いのか、テーマが多すぎて、舞台・展開に締まりが無かったかなー。ボヤけちゃった。

オフ会メンバーの素性がわからないのも、ツライ。

せめて、レッドぐらいはと思いますが。。。

でも、役者さんの舞台に対する情熱が感じられて・・・すなおに「ガンバレ!!!」と思いました。

期待をこめて、☆ひとつ追加です。

ネタバレBOX

6人戦隊モノのオフ会に6人が集まるんだけど・・・好きなキャラがかぶらない。

ボクはかぶったほうが好き。

「私のほうが、レッドについては詳しい!」なんて喧嘩でもさせてさ。

いや、今回の話なら、レッドのファンだけが集まったほうが良いかも。
「ブルー男」には、「レッドの熱さの奥には・・・哀しみをかんじるんだよ」とでも言わせてさ(←このアイデア、面白くないわ・・・撤回!笑)。

オフ会なのに「そうそう!」っていう会話が少なかったのも残念。
オタク度を強めて欲しかった!

ピンクのキャラは、ちと強過ぎに感じた・・・初対面でここまで晒すか?笑

女優さんは小悪魔っぽいから(文学少女っぽくもあるが)・・・普段は大人しく、微笑みながら毒を吐くとか・・・(←ベタだね・・・撤回!笑)

ラスト。

これは・・・どうなんだろ?

オフ会メンバーと偶然出会った、レッド役の俳優が、暴力組織から、いろいろと揺さぶりをかけられているのを助ける!というのがあらすじなのだが。。。

暴力組織である敵が、実は、とあるオフ会メンバーが若頭をつとめる義侠団体の傘下の組織で・・・結局そのメンバー(若頭)が父親である組長に電話をかけて「一件落着」。

これはない!笑

だって、「弱きを助け強きをくじく」的なことをモットーにしてる義侠団体らしいのに、若頭(ブルー)は、オタク丸出しのレッドを、初対面にもかかわらずイビり続けてたんだもの。

舞台途中の振る舞いも・・・仁義を重んじる任侠団体の若頭というよりも、街のインテリかぶれのチンピラみたい。

こういう結末なら、ブルーは菅原文太っぽいキャラにしたほうがしっくりくるよ(←でも、こうするとオチがバレバレか・・・撤回!笑)


あと。。。

これは、この舞台に限ったことじゃないんだけど。

最近、GID(性同一性障害)とかオカマちゃんの登場人物がよく出てくる。

はるな愛やツバキアヤナのようなNHのみならず、ミッツやマツコのような女装も全国放送に流れる時代だからなのか。

舞台で描かれる、彼ら(彼女ら)は、どれもこれも善い人ばっかり(ボクが観た舞台では、だけどさ)。

でも、同じ人間なんだから。。。

そろそろ、ひねくれた&アクドいオカマちゃんを観たいものですが。

あと、オカマちゃんとGIDって、、、ぜんぜんタイプが違うよ・・・ねぇ。









【AchiTION!AorB】

【AchiTION!AorB】

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

しもきた空間リバティ(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★

次の公演が気になる。。。
役者さんが達者で、楽しめました!

ただし!だからこそ!

オムニバス方式ってのは・・・もったいない!じっくりと長編を見たかったなー。

オムニバスだと、演劇というよりコントだもん(コント好きだけど)。

役者さんの演技力で2時間弱を一気に駆け抜けたって感じでした。

それにしても、人気あるなー。
ボク以上に爆笑してる観客の方、、、すっごく多かったもの。

ネタバレBOX

それにしても、いろんな舞台を見て思うことは。。。

役柄の年齢が、役者さんよりも10歳くらい若いと・・・チト違和感がある。

でも、20歳以上若くなると・・・ガゼン面白くなる!!!

荻原恭子さん演じる小学三年生。笑うしかないょ。。。

まえぞのまいこさん演じる中学2年生。目の前に立たれて、カラダ固まった・・・ょ。
でも、この強烈さを目に焼き付けたかったのか・・・ボクは、ポケーっとした顔で、まえぞのさんの頭の先から白ソックスまでを見てしまったのであります。。。

何十人もの登場人物の中で、ナンバー1は。。。

木村友美さんの「Wデートであぶれた女」!

自分より随分と若い仲間と遊ぶ時に「道化」しちゃう女性って意外と多かったりするわけで(不思議と美人に多い)。

しぐさ、表情、しゃべり方。。。完璧!!!

強烈なキャラなんだけど、現実にいて不思議じゃない&ヤリ過ぎを感じさせないところが、驚異的にスゴイ。

この「あぶれた女」。
彼女にしたいとは全く思わないけど・・・「今晩おヒマですか?」とは言いたくなる!

ヘンっすか?笑
バウンティハンター

バウンティハンター

演劇企画集団LondonPANDA

王子小劇場(東京都)

2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★

なるほど。。。
いやぁ役者さんが達者でした!

主役が舞台にあがった時点で、空気を変えたもんなー。

内容は・・・「負け犬が吠える」って感じは受けなかった。

演出の方がパンフに書いていらっしゃるように「負け犬とは何ぞや」というのはあるとして。。。

パンフを見て、北方謙三の描くハードボイルド小説のような舞台を想像していたボクにとっては、「定職に就いていない=負け犬」的な登場人物の描き方は、若干物足りなかったかなぁ、内容は楽しめたんだけど。

ま、ボク的には(←嫌な言い方だね)、主人公が「30才過ぎ」の設定なら、悲壮感&「もうチト頑張れよ!」感を味わえて好きだったかも、とは思うんだけど。

全体的には、楽しめました!

役者さんや演出家の方と、この作品について語り合いたいなぁ、という舞台でした!!!





ネタバレBOX

ラストの場面は、どうも・・・。

あのラストは、いろんなコトを想起させる為のものだとしても。。。

主人公を一番関係が希薄なヒトの為に、なにゆえ親友&恋人を振り切れるのか?

ハードボイルド小説的な「男気」があるタイプの人間には見えなかったし。。。

最後の鏡を見て整髪するシーン。

ボクは、てっきり「勤め人になる決心をした」のかと思ってました。

・・・読解力無い?笑

あと、敵(?)が宗教団体ってのは・・・気持ちが重くなったなー。

なんか潰せそうにないし(特定の信教を持たない僕の「宗教団体への過大評価」なのかもしれないけど)。

宗教団体を敵にするくらいなら、まだ宇宙人が敵のほうが、イイ!

・・・コメディになっちゃうけどさ!笑
嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。

嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。

コーヒーカップオーケストラ

明石スタジオ(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

もう笑うしかないよ!笑
もうね・・・くだらないっ!笑

「見終わっても何も残らない!」とチラシにあるが・・・ホント何も残らん!

スッキリスッキリ!

残るモンはないけど「また見に来たろうやないかっ!」と思ってしまったのであった。。。不覚にも。

ギャグ連発連発&ドタバッタンドタバッタン&チョモランマ級のテンション。。。

そんな「ハチャメチャさ」って、冗長になっちゃうこともあるんだろうけど、妙に一本筋が通ってる感があったのは・・・「ひとり多役」だったからなのかも。

訳わからん登場人物(?)が、別の場面では、妙にシャンとした役で出たり。。。

テンション高い登場人物が、別の場面では、ベクトルの向きが違うテンションの高さを披露したり。。。

「あっ!あの役のヒトだっ!!」ってのが楽しくって楽しくって。

・・・なんて書くと、ひとり多役じゃなかったら、つまらなかったのか?と言われるかもしれないが。。。

ゴメン!それはよくわかりませんっ!

だって内容についちゃ、もう「何も残ってない!」んだもん!笑

ネタバレBOX

最初は浮きまくりの「とある国の王様」が、途中から一番マトモに見えるくらいのハチャメチャぶり。

いや、ハチャメチャってのは違うなぁ。。。

別に奇人変人ばっか出てるわけじゃないからなぁ。。。

ま、とにかく爆笑ってのじゃなくて、ずっとクスクス笑ってるって感じ。

一番好きだったのは・・・ぽっちゃりおかっぱ&薄マユゲの姉さんが、木村カエラをきどってたとこ。

下北とか中野(あとは地方の県庁所在地)あたりに多そうだもんなぁ。

「木村カエラ」っぽいオンナノコ。

オンナノコと言えば、女優陣がイイ味出してんだよねー。

演技はさておき(←悪い意味じゃなく)、顔が実にイイ味だしてる。

蒲田のコンビニの深夜バイト顔の女優。
美人では決してないが、唇と肌が妙に美しい女優(カエラ系)。
サルもアナウンサーもできる顔の女優(同一人物かどうか自信無し)。
くわばた似の女優。。。

みなさん、他の舞台ではどんな芝居を披露していらっしゃるのでしょう。。。

たまらなく観たいっす!

あっそうそう。。。

俳優陣もヨカッタよ!(つけたしのお世辞じゃないぞ!笑)


コレだけの「ひとり多役」。。。

パンフに、役名&演者の紹介がありゃヨカッタなー。




想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】

想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】

タマコロ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぜひ!観てっ!!!
感想といわれても・・・「イイっ!コレは観て!!」というしかない。。。

実際に、旧友に「これ必見!しかも、笑顔がお前にそっくりな女優が金持ち役で出てるぞ!」と即メールしたくらい。

チラシをパッと見して「可愛い子を集めたお遊戯会」を連想したら・・・大間違いじゃ!

緩急がしっかりしたストーリー展開。

笑って、ハッとして、息を呑んで、セツなくなって、また笑って。。。

いやぁ・・・文才のない自分がもどかしい。。。

そのくらいオモシロイ芝居でした!

DVD出ないかなぁ。。。

で、、、次回公演が今から楽しみ!!!

ネタバレBOX

洋服を着てのダンス。

水着でのダンス。

制服を着てのダンス。


みんな!手拍子しよっ!笑

ダメ???

(再演)太陽に恋した童貞モグラ[公演終了!ご来場ありがとうございました!]

(再演)太陽に恋した童貞モグラ[公演終了!ご来場ありがとうございました!]

ザ・プレイボーイズ

タイニイアリス(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

もう突っ走っちゃえ!!!
今でも「あ~セックスしてー」と思うことはありますが。。。

ドーテーの頃の「セックスしてー」って、どんなだっただろ?笑

ま、ボクの話はさておき。。。

この舞台を見て、荒削りに感じたり、稚拙に感じたり、、、ってのはわかるんだわ。

でもさ。。。このカンジを持ち続けて欲しいよ!!

馬鹿にされてもさ、やり続けりゃモノになるじゃん。

センスがあるのかないのかわからねぇ「ザ・プレイボーイズ」。

伸び代があるのかないのかわからねぇ「ザ・プレイボーイズ」。

でも。。。「次も絶対見る!」

そんな劇団。そんな舞台。

ネタバレBOX

人物紹介のフィルムに舞台途中のシルエット。。。

こういうのってベタなのかもしれんけど。。。すっげえ好き!

やっぱさ。

登場人物の名前、演者を紹介するのってさ、、、舞台にのめりこむアイテムになるよなぁ。

歌舞伎の場内ラジオも、必ず登場人物名、役者名を紹介するし。

それはさておき。。。

とある童貞が「2次元じゃなく3次元のオンナ」みたいな発言をするけど。。。役者の発声が「2次元」を感じちゃうんよねー。

なんかテレビや映画のような発声って言うの?

悪く言えば、木村拓哉のような感じっての?(←コレって褒め言葉になっちゃうの?笑)

映像やシルエットの2次元がイイだけに、3次元の舞台上では、3次元的な発声をかまして欲しかったなー。

舞台にメリハリつくし、、、大仰な感じがジワーッとくる笑いを生むと思うんすけど。

ま、そんなことはさておき。。。

春風亭昇太じゃないけど「もしもチンポコが2本あったなら、1本は童貞にしておく」って気持ちがよくわかったよ!笑

・・・個人的には、この舞台を2丁目で演るってのが「イイネ」って感じ。
オンディーヌを求めて

オンディーヌを求めて

富良野GROUP

ラフォーレミュージアム 六本木(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★

うん。うん。
マナカナの二人舞台(実質ニ人舞台というべきか)。

説明にもあるように舞台「オンディーヌ」のオーディション会場で10年ぶりに再会した劇団同期の2人の女優が、「3人→1人」の最終オーディション結果を待つ数時間の物語。

感想は、、、一言で言えば、、、

「マナカナを見る舞台」といったところか。

彼女たちの演技は良かったと思う。

ちょくちょくあるコメディも・・・笑った。。。

でも、、、主催者が意図するところの「オーディション結果を待つ緊張は、客席をも巻き込むに違いない」というのは、正直なかったなー。

いや、「誰が選ばれるんだろう?」というのはあった、確かに。。。

ただ、「この子が選ばれて欲しい!」ってのは・・・そんなになかったかも。

内容を盛り込みすぎたからか。。。
人物設定、過去の行為がベタ過ぎたからか。。。

ボクの理解力が足らなかったからか。。。(←たぶん、コレだな)。

それにしても、この舞台。

結末が3つあるらしい。

マナが受かるか。カナが受かるか。2人とも落ちるか。


・・・3つともやったら?というのが感想です。

「他のも見たい!」じゃなくて、「このラストなら、3つやっても良かったんじゃない?」という感じ。


カーテンコール。

カーテンコール→一回下がる→再びマナカナ登場、、、の時に、前3列くらいの客が一気に立ち上がる!

マジで、やんごとなき御方が登場したように、ビシッと立つもんだから、びっくらこいちゃった。。。


終演後、マナカナのお見送りがあったのは、すばらしいと思いました!!!

不要な○○、下取りします。

不要な○○、下取りします。

劇団わらく

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

好きな脚本。好きな俳優。好きなテンポ。
案内してくださった方から「ちょいグロ。ちょい不条理。」と聞かされ。。。

「ダメかも」と思ったが。。。

すっごく良かった!!!

たしかに、後味悪い。。かもしれない。

後味じゃないなぁ、、、もう途中からニガイんだ、かなり。

泣きたくなるくらい。。。

でも、良いっ!!!

日常に潜む恐怖。罠。社会の裏。。。

じっくりと考えさせていただきました(これからも意識しそうだなぁ。。。)

劇団わらく。次回作が今から待ち遠しくてならない。。。





ネタバレBOX

冒頭の会話が冗長な感じがして「ん?大丈夫か?」と思った(実際には、この冒頭部分が重要だったりするのだが)。

そんなボクを一気にこの舞台の世界にのめりこませたのが、長橋佳奈さんの超抜の演技。。。

演技と言うより、ダンス&テンションというべきか?

たしかに、あのテンション&発言は、傍から見れば「・・・アヤしい・・・絶対、これは洗脳を仕掛けとるんや」なんだけど。。。目の前で、あれされると。。。

ボク、ノっちゃうかも。

「シェアしよう!」「ファンタクティ~ックっ!!」(←記憶は定かではないが)って台詞なんざぁ、、、マネしたいもんなぁ。

さて、内容ですが。。。

ラスト部分の夫婦と営業マンの会話で、救われないほどの後味の悪さを感じるわけですが。。。

最後のダンスで、加害者(?)も被害者(?)もゴチャ混ぜに。

ここでチト救われる。

さらに、ダンスの背景に映される映像で、脚本・演出の意図しているところがはっきりと分かる。

ここでホッとする。

だって。。。ボクいわゆる「不条理」っての、苦手なんだもん!

ただ、「あの方」の映像は、ボクには「?」に感じた。

「あの方」ではなくて、田中角栄とか小泉純一郎でよかったような気が。。。

ちょっとストレートな表現で、若干、ひいちゃった。。。。

でも、すばらしい舞台であることには変わりありません!!!



・・・DVD売って欲しいな~。





おまつりしましょ

おまつりしましょ

劇団娯楽天国

TACCS1179(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★

もっともっと。
田舎の風情がよく描かれているな、と思いました。

鹿児島に赴任した時を思い出したなぁ。。。とある島に、2泊3日で出張した時、、、テレビでは「風光明媚」「温かい人情」を喧伝している島なのでありますが。。。

実際は、、、人間関係が濃い濃いっ!

良くも悪くも人間らしい。。。

そんな感じの「村」のお話。


・・・と書くと、重い感じですが。。。

おもしろいですっ!!

胸がチクっとするとこもあるけど。。。爽快ですっ!!!


舞台セットの立派な男根(御神体)。。。そういや、稲取の温泉で女衆がデッカイのを担いでたなぁ(笑)


煩悩。本能。生きる力がみなぎる好舞台でした!


「長者様」。

爆笑ですっ!!!

ネタバレBOX

「八ツ場ダム問題」がモデルなのでしょう。。。

ま、芝居の中では「反対!」「賛成!」というだけで、そこにドロドロした構造は描かれていません。。。

その点は好感。

実際のモデルを意識しちゃうと、「地元住民=善」じゃないことを感じているボクとしては、複雑な気持ちが観劇に入っちゃうから。。。

でも、なんでダムなんだろう。。。

小学校の統廃合や、病院の廃院をめぐるゴタゴタ、、、そんな騒動でもかまわないと思うんですが。。。。

ま、それじゃ「ムラが無くなる→ムラの離散」という構造を描けないことはわかってるけどさ。。。

でも。。。公共事業ってのは、根が深いからなぁ。。。チトつらいとこあるッス!

もっともっと好くなる芝居だと思いました!!!
吉例顔見世大歌舞伎

吉例顔見世大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2010/11/01 (月) ~ 2010/11/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

ぐいぐい引き込まれる。。。
小悪党が、大名を引っ掛ける。。。

その小悪党の立ち回り&恋愛模様。

この単純明快な筋書きがたまらない!とにかくオモシロイ!!

幸四郎は貫禄たっぷり。小ずるい感じもよく出てて、、、イイ感じ。

でも、声小さくないか?最前列だったから、問題なく聞くことができたけど、3階席の方は十分に声が届いたのだろうか?

それに比べ、菊五郎はシっブ~い声がビンビン響く!響く!!

とにかく面白い芝居でした!

主人公二人を若手でやってもイイかもしれない。。。役柄の年齢的に。

あと、、、中村芝のぶ。

すごいです。

怪談「色彩寸邪恋(いろもようちょっとジェラシー)」

怪談「色彩寸邪恋(いろもようちょっとジェラシー)」

劇団未来劇場

新宿シアターモリエール(東京都)

2010/11/20 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ううう。。。シブいぜっ!
のっけから、、、もろ「昭和」。

舞台装置の家具、そして小林亜星が歌う曲が流れ。。。

家具の上にはドデカイ金魚数匹が泳ぐ巨大な水槽。。。

もうね。。。モロ『天地茂の明智小五郎シリーズ』の世界。

最高ですっ!

そして、、、主演女優さん、俳優さんのお顔が。。。もろ「昭和」。

いや、コレは悪口ではなく、、、衣装や髪型でアレンジされている結果であると確信しておるわけですが。。。

もう最高!!

ネタバレBOX

とにかく「昭和」なのは、俳優陣がプカプカタバコを吸うこと。。。

いわゆる「放送禁止用語」が飛び交うこと。。。

このあたりは賛否両論あるだろうが、僕は「昭和」の匂いプンプンで大満足!ということで。

ただ、その観点から言うと、途中から出てくる愛人役の女優さんが垢抜けすぎている!

いや、かなり美人でキレイ。。。正直、かなり好みのタイプ。。。

でも、、、この濃密なセット&主演女優・俳優陣の中では・・・違和感はちょっとばかりあった。。。

ま、見た目だけのことで、演技はすばらしかったですが。


「オトコのジェラシー(繊細なロマンチスト)&オンナのしたたかさ」がにじみでている芝居、、、じわじわ面白さがこみ上げてくる舞台でした。

ちょっとエロチック(というよりワイ談)が、直球連発で最高!たまらんかったなぁ。。。


でも、けっこうお上品なお客様が多いらしく、、、「ガハハハハ」と笑えないのも、、、たまらんかったです。。。



ALTAR BOYZ:アルターボーイズ

ALTAR BOYZ:アルターボーイズ

ニッポン放送

新宿FACE(東京都)

2009/02/10 (火) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

新鮮だよ!新鮮っ!!
N.Y.勤務の時に3回ほど鑑賞したミュージカルだけあって、懐かしいキモチを抱きつつ新宿FACEへ。

会場に着いた瞬間、、、連れと顔を見合わせ「タハハ。。。大丈夫か!?」って気分を共有。

「嵐のコンサートか!」という感じの客層、そしてカッコ良すぎるポスター&カタログ。

今まで見てきたアルターボーイズは、、、正直、野暮ったさ&田舎っぽさがヨカッタのに。。。

はたして。。。

一発目の楽曲から、、、、

カッコイイ!カッコイイ!!カッコイイ!!!

秀麗眉目な5人の使徒たちが、キレのよいダンスと歌をキメまくりっ!!!

たしかに、日本人が演じる「使徒」って違和感アリアリで、「いっそのこと、キリスト教を仏教にして、実家の寺を継がなきゃいけない仏教大学の生徒5人に変えちゃったほうがイイんじゃない?」って感じもしたけど・・・

そんな細かいことはドーデモイイ!

とりあえず、大音量を楽しむ!汗をかく!若き日を思い出す!

ただそれだけで、十分に価値のある舞台だと思いました!

でも、マイクを通した音声ってのは。。。チト味気ないっす。

Infinity

Infinity

ハグハグ共和国

新宿シアターモリエール(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

すてき。
かってのトップモデルとホスピスの人たちとの出会いと交流とをえがいた芝居。

ボクは「死」をえがく芝居、本、映画、ドラマ・・・どれもこれも、苦手で逃げてきたクチなんだけど(ツラくなっちゃうから)。。。

観てヨカッタ!

「いつか死ぬ。そうなら善く生きよう!思いっきり生きよう!!」って思ったよ。

カラダとキモチが暖かくなっちゃって(熱くなっちゃったかも)、鑑賞後、新宿三丁目駅に行くべきところを、余韻に浸りたいがために、東新宿駅まで歩いちゃったもの(←飲み会に遅刻した)。

主演女優さん。

キレイでかわいくて(外見だけじゃなくね)。。。よかったなぁ。

ほかの役者さんもイキイキと演じてて、時を忘れる観劇でした!









ネタバレBOX

エピローグの場面で、ホスピスの患者さんすべてが天使になったことを知るわけだけど・・・

一人でいい、、、生きてて欲しかったなぁ。。。

たとえばアクション俳優。

彼と後輩とが、モデル一座&ホスピス職員と「ファッションショー」のことを振り返る。。。

ん~

やっぱ、オリジナルのほうがイイね!笑
オトギナブルー

オトギナブルー

LIVEROCK

池袋小劇場(東京都)

2010/11/20 (土) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★

うん。また観たい。
シュールでポップ。。。
ダークファンタジー。。。
「心だけが行けるグニャグニャの世界」。。。

シュールなコントはよくわからないボク。
SFも星新一が精一杯なボクにとって「大丈夫かなぁ、芝居の流れについていけるかなぁ」と思ってた。

はたして。。。

身体の動きやシーツで表現される心象風景?、早めの台詞回しに・・・ついていけません。。。

でも・・・!

奇妙ながらも可愛いキャラクターの出現で、舞台の雰囲気が一変!

へんてこりんな存在が、「こころ」という深遠すぎる(わからな過ぎて、ある意味へんてこりんな)テーマを、吸収しやすくしてくれる。。。

いやいや、、、この劇団、なかなかオモシロいっす!

ボクは、制作者の意図するところの四分の一も理解していないだろうけど・・・こういうポイントポイントで考えさせてくれる場をくれるのって、イイよ!実にイイ!!

あと・・・パンフレットやチラシ?を観劇前に読んでいれば、もっと舞台への理解が深まったのかもしれない。。。


リブロック。
警視庁の交通安全運動のイベントにも出ているとのこと。。。

コレ、すっごくすっごく観てみたいぞ!




あまから

あまから

キューブ

ザ・ポケット(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

うん、やっぱイイ。
スカイツリー界隈の居酒屋が舞台の芝居。

いわゆる「人情コメディ」なんだけど。。。深刻な場面にも、ちょこっとした笑いが散りばめられていて・・・「早く次の場面が見たいっ!」と強く思いながらの観劇でした!

観劇前は、保田圭&三好絵梨香のハロプロメンバーが出演してるだけあって、先月の青山円形劇場の某舞台のように「退屈な展開」「その娘が演じてれば、それだけでイイ!」的な舞台なのかも、とチト思っちゃったりもしたんだけど・・・さすが、東京ヴォードヴィルショー。。。バッチリ芝居を仕上げてくれました!

個性が強くて、芸達者な脇役陣も、彼女たちの魅力を存分に引き出してたなぁ。

終演後は、拍手のし過ぎで手が痛くなっちゃった。。。

これだけのメンバーなのに、「お見送り」があるのも好感!!!

幽霊探偵

幽霊探偵

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2010/11/18 (木) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

スゴイ!!!
一分一秒過ぎていくのがモッタイナク感じる舞台でした。本で言うなら「ページをめくるのもモッタイナイ」ってヤツ?(←なんか間違った表現のような気もしてます。。。)。脚本&構成はバッチグーだし・・・役者さんの発声&舞台装置も感動レベルだったなぁ。舞台鑑賞に慣れている方々は、中央近くの席で観劇するのがデフォルトなんだろうと思いますが・・・最前列での鑑賞も最高っす!なんか、ロッジの宿泊客のような気分になっちゃった!

そんなの俺の朝じゃない!

そんなの俺の朝じゃない!

ライオン・パーマ

王子小劇場(東京都)

2010/11/18 (木) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

普通に笑える。
楽しかったー。。。最初は、家族を描くコメディ程度にしか感じていなかったんだけど、最後には登場人物全員が魅力的に見えてきて・・・それぞれを主人公にした舞台を見たくなってしまった!あまりにも楽しすぎて、おもしろすぎて、興奮して。。。終演後の「お見送り」の場で、とある個性的な衣装を着た役者さんを激写しまくっちゃいました。。。こんなキャラの人間じゃないんすけどね、ボク。

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