ジュリアンの観てきた!クチコミ一覧

1-12件 / 12件中
初雪の味

初雪の味

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度

内容がない
正直、このお芝居の評価がこんなに高い理由がわからない。エピソード的なものは何も起こらず、浅いセリフがサラサラ流れていって、よって、深いセリフも全くなし。何がテーマなのかもわからない。前に見た「きつねの嫁入り」みたいにどんでん返しがあるのかと思って、最後まで見たけどそれもなし。一体何がいいのかわからない。これで3400円もは高すぎ、お金返してくださあい、まじで。

落人たちのブロードウェイ

落人たちのブロードウェイ

Theatre劇団子

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった!
冒頭の、落ち武者のセリフ「礼には及ばぬ、礼には及ばぬ」のところから笑ってました。つぶやきシローさんも面白かった。セリフの間がいい。ちょっとずれると面白さが半減するものだけれも、ぴたっと合ってうまかった。皆で踊るところも、手抜きで踊って、やる気のなさを表現してた。

テーマは、「挫折しても、また頑張ればいいさ」。ちょっとありがち。でも、このテーマを選んだのは、最後に、スナックの従業員で、昔劇団を主宰していたオカマちゃんが、またやるんだって決めて、飛び出していくのを、スナックのマスターが、「絶対、劇団なんかやっちゃだめーー」っていうセリフを言いたいがためだったのかな。タイトルから連想されたのは、落ち武者がもっとうじゃうじゃ出てきて、主人公にあーだこーだ言ってくるみたいな展開だった。落ち武者、もうちょっと登場しても良かった。

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

二回観ました。
よかったです。一回目に観た直後は、どうしてこの時代設定なのかなぁと頭を悩ませましたが、家に帰ったら、梅ちゃんが冒頭で歌った「星の流れにーこんな女にだれがした」がリフレインして、感動がじわじわこみあげてきました。良質なドラマを見せてもらった感じで、二回目行きました。
三越劇場とかでやったら、年配の女性のお客さんに受けると思います。着物もかんざし等の小道具も凝ってましたし、男性も場面に合わせてきがえていくところが丁寧でした。
年末のお芝居の少ないときにこんな素敵なお芝居を見られて感激です。これからも見に行きます。

「神社の奥のモンチャン」 

「神社の奥のモンチャン」 

ゴジゲン

座・高円寺1(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度

つまらなかった
意味がわからなくてというより、つまらなくて困った。
せりふが間延びしていて、予定調和的だったのもあり、いつになったら話が面白くなるのかなと待っていたが、最後まで盛り上がるところなく終わった。
これで3500円は高い。

ストーリーは、童話「泣いた赤おに」を「青おに」の立場から描写したもので、モンチャンが「青おに」で、平八が「赤おに」を表しているのかな。
平八が、モノローグなど、自分の抱える孤独を吐き出していれば、モンチャンの抱える孤独と対比されて面白かったのかもしれないけど。

モンチャン役の役者さんがうまかった。声の出し方、なまりのあるしゃべり方で、純粋さがよく出ていた。他の役者さんと別のレベルで演じていたので、他の役者さんとの違和感が大きかった。でも、それがモンチャンの純真さやひたむきさを引き立たせる結果になったのかも。

でも、こういう自己犠牲って、ふた昔前の日本だったら受け入れられたかもしれないけど、今の時代は、相手のために自分が犠牲になることは決して美しくないってことを、少なくない数の大人は知ってるはず。自分で自分のことを幸せにして、自分のできる範囲で相手の幸せもサポートして、そのことによって、自分もまた幸せになれるってことが、いちばんダメージの少ないやり方ってことをうすうす知ってると思うけど。

ゴジゲンの下ネタ、ちょっときつかった。ラビットパンチのときは、男子高校生が部室で繰り広げられるストーリーだったので、こんなものなのかなと思ってみていたが、今回の下ネタは、言葉が生生しいし、若い男性が内輪で盛り上がっている感じで不愉快だった。

ストーリーと関係なく、笑いを取るためにギャグを入れていたが、笑えなかった(「フォースの力」とか)。笑いってそんな簡単なものじゃないと思うけど。売れないお笑い芸人が顔芸で笑わすようなものだった。笑いを入れたいのであれば、よく考えてストーリーとからめないと。





投げられやすい石

投げられやすい石

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★

意味がわからなかった
期待感が大きかったので、観終わった後意味がわからなくて困った。回りの人は、一部熱烈に拍手している人もいたし、corichの口コミもほとんどが4か5の評価なので、わからない自分に困った。

かつて森繁久弥が、演劇とは「美しい心を呼び起こすもの」と言っていた。だから、芝居は観終わった後には、元気になったり、優しくなったり、向上しようと思うものだかと思っていた。

悲しい人間を描いて、結末も悲しくて、希望がなかったら、それでどうするの。
対等感を持てないコミュニケーション、すごく弱い人間、何を象徴しているのかな。「俳優は、ピンとキリの生活を知っていればいい」(森繁さんagain)ってことばもあることだから、キリの方の人生を描いたってことか。

同じ引きこもり体験を持つ作家で劇団ゴジゲンの松井さんがいるけど、対照的ですね。

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファンになりました。
せりふが深かったです。恋愛している二人のディープなコミュニケーションのお話でした。三通りの恋愛、それぞれ櫻井さんの脚本、経験していないと書けないのかなと思いました。また観にいきます。

微笑の壁

微笑の壁

城山羊の会

ザ・スズナリ(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★

結婚は信頼できる相手と
どなったり、争ったりする内容の芝居は、やはり自分には合わないと再確認。吹越さんは、元気がなかったような気がする。セクシーな役なので、劇場にいる観客全員を魅了するくらいの迫力があるのかなと思ったがそうでもなく。。妻がいるのに、別の女性と結婚し、その披露を妻と住む家で行う理由が描かれていなかった。

彼は死ぬ理由を探していたのだろうか。最後に、夕闇迫る中、律子が、公園を二人で歩きたいと言ったとき、彼の胸中には何があったのか。

グロリア

グロリア

ハイリンド×サスペンデッズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★

声がきれいじゃなかった
発声が悪いのか、大きな声を出すところではがなり声になっていた。もっと声を磨いてほしい。

ストーリーは、よくこんなエピソード探してこれたなと感心した。ただ、男性が女装して2名、ストーリーとあまり関係なく登場してくるところがあざとい。売れないコメディアンが顔芸で笑わせる感じで嫌だった。一生懸命やっててそれが面白さにつながればいいじゃないか。

バニラ

バニラ

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2010/09/29 (水) ~ 2010/10/05 (火)公演終了

満足度★★

何が言いたかったのか
役者さんは熱演で、おもしろい掛け合いがあったりしたが、、何を言おうとしていたのか不明。舞台もロッジが殺風景でもうちょっと何とかならなかったのか。うーん。

坂口安吾 白痴

坂口安吾 白痴

726

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/19 (火)公演終了

満足度★★★

うーん
良かったと思いますが。。。

ネタバレBOX

役者さんの声がよく通ってきれいでした。舞台も不思議な演出で、空間の使い方がうまいと思いました。開演前から開演直後まできこえていたのは外の騒音だったのか。それも不思議感を醸し出していた。

役者さんもうまかったと思います。伊沢が芸術と生活の間で揺れるところ。大家さんの(下世話な)リアリティ。白痴の女はあの時代の中で正気でいるために白痴を装っているのか。家鴨の悲しみ。煙草屋の女の願い。本音を隠して生きる傷痍軍人。

古典はことばがきれいですね。宮本輝の短編小説「幻の光」とかやってほしい。空間の使い方がうまいからできると思う。ただ、終わり方が混沌としていた。原作に忠実なのかもしれないけれども、現代に生きる私たちへのメッセージもほしかったかも。心に残る科白がなくて残念(あまりに期待しすぎか)。最後に、冒頭で着物姿なのにコンビ二の袋を持って出てこられたときには面食らって、最後まで気になった(もうちょっと気ィ使ってくれ)。
「美しきラビットパンチ」

「美しきラビットパンチ」

ゴジゲン

駅前劇場(東京都)

2010/09/18 (土) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった
一番最初の導入部分が嫌だったです。あれは、モッスーに後で言葉で説明させれば良かったのでは。

主題は、「生きていれば何でもできるよ」ってことでしょうか。自転車に細工されたナオキが事故で死んじゃう展開なのかなと思ったら、腕の骨折だけで済んで、ナオキの弟も死んだかと思ったら生きていた。死んだかもと思った瞬間、それまでの(細かい)ことはどうでも良くなってしまう。ただ、生き返ってくれって思うだけ。

役者さんたち熱演でした。コーチはいるだけで面白い。モッスーの心からの叫びも通じました。踊りと歌も良かった。高校生シリーズにして続けてほしい。

ぼくの好きな先生

ぼくの好きな先生

enji

小劇場 楽園(東京都)

2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★

辛口の感想です。
評判が良かったので観に行きました。終わった直後は、役者さんたちの熱演もありましたので、良かったのですが、徐々に後味の悪さが込み上げてきました。馬場少年とその父親に「許さない」というせりふを言わせたことで、救いがなくなってしまったかなと思います。「許さない」ことは、加害者よりもむしろ被害者にとって重荷だからです。でもその科白しかないのかな。あと、いじめは、やってる方が100パーセント悪いって言い切ってほしかった。悪気がなくて、面白がってやってるだけみたいな科白だったけど、思いやりのある人ややさしいひと、強い人は、弱い者いじめしないわけで、やはり、いじめの加害者に問題があるんだってことを強調してほしかったです。また、絶望して自殺するかもしれない人に対するメッセージも入れといてほしかった(「生きてればいいことあるよ」みたいな)。。。

このページのQRコードです。

拡大