+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

421-440件 / 560件中
継ぎはぎChopperギャングスタ★

継ぎはぎChopperギャングスタ★

オッセルズ

シアター711(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了

満足度★★★

おもしろかった☆
ストーリーの筋は、ほぼない。
あるっちゃあるけど、そんなもの追う必要ななし!
ショートコントオムニバスとして、とてもおもしろかったです♪
笑えるネタにつぐネタの波は、かつての爆笑レッドカーペットでも見ているかのよう。
あの狭い舞台上でのあの人数でのダンスも、なかなかにかっこよかったし。
おもしろかったです!楽しめました☆

灼熱恐龍

灼熱恐龍

浪花グランドロマン

大阪城公園太陽の広場内特設銀色テント(大阪府)

2011/09/27 (火) ~ 2011/10/01 (土)公演終了

満足度★★★★

昭和のかほり漂う人間ドラマ
初めてのテント公演観劇でした。
やはり劇場と違って音の響きが違っていて、漂う雰囲気が独特。
そのせいなのかツクリモノめいた感じが薄く、生々しいまでの人間臭さがありました。

休憩挟んで、前半後半で、がらりと変わります。それこそ何から何まで。
前半は、時代設定どおり昭和のかほり漂う、ちょっと新喜劇に通じるような方向性でしたが。
後半は、打って変わって、いっそ衝撃的なくらい。
時代の移り変わり、取り巻く環境の変化、人間性の変化。
描かれる人間ドラマが濃厚で、引き込まれました。

テント公演ということで想像していたものと違い、生きた人間のドラマがしっかり描かれたお芝居でした。
良かった、おもしろかったです。

ネタバレBOX

テント公演ならではの演出としては。
台風の暴風大雨で水を舞台上に大量放出、その量たるや半端ない。
そして劇場ならきっとありえない、舞台上での花火。
でも途中までは、テント公演でありつつ、テントでしかできないことってのが希薄だな~なんて思ってましたが。
そんなわたしの度肝を抜いた、ド派手なラスト。
太陽の塔が燃えていました、これよね~これ!という感じでしたw

ハリーポタ子【大阪】いよいよ大阪千穐楽!当日券あります

ハリーポタ子【大阪】いよいよ大阪千穐楽!当日券あります

石原正一ショー

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/09/13 (火) ~ 2011/09/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

マニアックとことん追求☆
大阪公演の初日と千秋楽を観てきました。
ゲストと小ネタの入れ替わりはあれど、もう初日から全力投球。
初日から千秋楽までブレない舞台で、初日とは思えない、千秋楽がごとし熱気でした♪

タイトルは、ハリーポタ子。
しかしハリポタとは、ほぼまったくといっていいほど、関係ありませんでしたw
全編に渡って、往年の魔女ッ子たちがい~っぱい登場。
しかし中には、それも魔女ッ子というカテゴリに・・・?という魔女ッ子もいたりして。
自分の頭はまだまだ固いなぁと!そうだよ!魔女ッ子なんだよ!うん!

出演陣は、関西小劇場界のめっちゃかわいい女優さんたちが、これでもかというくらいのてんこもり!
その女優さんたちが、懐かし魔女ッ子に扮して、もう舞台上でやりたい放題ですw

なもんで。
東京の方には、だいぶカルチャーショックになるような舞台かと思われます。
大阪でも、石原正一ショー本公演を観た事ない人にはカルチャーショックだったと思うw
もう、頭やわらか~くして、舞台を楽しもう!という気持ちで胸をいっぱいにして、ぜひ恐れず試しに観て欲しい!
ハマる人には、おそろしくツボにくること、間違いなし☆
これほど、舞台上の役者さんたちが楽しそうで、そして観客を楽しませようと心血注いでるのが伝わってくる舞台も、そうそうないかと♪

わたしも、大阪初日&千秋楽と二回観た上で、さらに東京公演も観に行ってきます。
東京バージョン、大阪との変更点が楽しみです!

ネタバレBOX

石原さんのエアオザキが、はんぱなかった!!
本当に歌っちゃってるところもあれば、エアなところもあり、どんだけオザキファンにはたまんない生ライブだったのではw

山浦さんのハウルが大阪限定なのが、惜しすぎる。
ハウルでありつつ、キムタクでもありつつw
あの、よくよく見ると身近な材料で造ってあるにも関わらずハイクオリティなハウルの動く城から繰り出される、めっさミニマムな技がツボでした☆
東京には、せめてお城だけでも・・・と連れていっていただけているそうで、下北沢で再会できるのが楽しみです!

大阪限定といえば、川端さんのエスパー魔美。
あの歌は名曲!めっちゃ好きで、かかった瞬間テンションあがりまくりでした♪
エスパー魔美って、今振り返っても・・・見てていいのだろうかとためらうものがありましたが、確か「ロマンです」と諭されたので、そういうことにしておきますw

あとおひとり、生田さんも大阪限定。
でも町田先生の元ネタがわたしはわからない・・・なんの登場キャラなのだろうw
毎回変わる五箇条でしたっけ?あれが素敵でした♪
千秋楽ラストの一文、ウロ覚えですが・・・「無駄に威嚇」?w
ほんとそれくらいの勢いで!!

不審なのはそっちの方だ

不審なのはそっちの方だ

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2011/09/14 (水) ~ 2011/09/14 (水)公演終了

満足度★★★★

コスプレは。
何になるのかと楽しみにしていたのですが(笑)
無難に審判らしき格好でした。
あえて、「らしき」と・・・言われなきゃわかんないよっw

今回は、いつもはお二人の楽屋だった二階も急遽、関係者席として使われる大盛況ぶりでした。
わたしはいつもの定位置で、いつもの観劇友達さんたちと大爆笑☆

もう3回目なのですが、まだお二人が言葉につまるところを、見たことがありません!
どんなお題が回ってきても、話をとりあえず始めて続けて落とせる手腕たるや、おそるべし。
その内容のいい加減さも、おそるべし(笑)

今回もめっちゃ笑った~♪おもろたのしかったです☆
もちろん来月も行きますよ~。
とりあえず年内は、毎月第二水曜日開催とのことですので、迷われてる方、お時間都合つく方、ぜひぜひ。

under-ground

under-ground

空の驛舎

ウイングフィールド(大阪府)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

刺激的かつ、脳を使うお芝居
初日を観てきました。
試演会はやはりあくまでも、試演でしかなかった。
完成された、より進化したものが、そこにありました。

とても刺激的で、とても思考させられる、そんなお芝居でした。
表現方法が非常におもしろく、芝居世界に引き込んでいく力があります。

個人的には・・・後半部分が、難な感じ。
いっそ前半部分だけでもいいと思うくらいですが、このお芝居はその後半がなければきっとだめなのだろうとも思ったり。
前半の精錬された鋭さが、とても刺激的でした。

最後の最後のほうでは・・・このお芝居の軸を見失ってしまって。
観終わって一晩たった今も、まだ見失ったまま。
一番に伝えたいこと、芯がわからなくなってしまって・・・しばらくは観てきたものに対して思考にふけってしまう。
そんなお芝居でした。

間違いなく言えることは・・・。一見の価値あり!!です。ぜひ。

ネタバレBOX

まだ思考にふけっているので・・・後からまだ書くと思いますm(__)m
極楽百景亡者戯

極楽百景亡者戯

ピースピット

ABCホール (大阪府)

2011/07/29 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高品質
やはりピースピットさん、舞台を形作るありとあらゆるものに強いこだわりを感じました。
照明も、衣装も、舞台美術も、小道具も、仕掛けも、凝りに凝りまくった最高レベル!
ひじょうにエンターテイメント性の高い、見ごたえのある舞台でした。

わたしは歌舞伎を見たことがありません。
でもこれは絶対歌舞伎が由来しているに違いないと思ったものを、試しに検索してみると、やはり歌舞伎のネタで。
そこからごろごろ、ごろごろ、出てきて・・・どこにどう歌舞伎が練りこまれているのかわかった上で見ると、またよりおもしろかったのだろうな~と☆

いろんな面でお祭りな舞台でしたね~♪
観て目に楽しく、おもしろかったです。
生尻を舞台であんなに観ることは、もうないかなと(笑)
初めてみた『BOOK』が重厚なファンタジーだったのに比べて。
今回は痛快人情ものがたりで、ピースピットの舞台の幅広さを感じました。
みどころはたくさんたくさんあるのですが・・・。
最後のようやくの邂逅シーンでは、涙がじんわりと。
いつもハイクオリティなピースピット公演、今回もすごかったです。

ごんべい 江戸版/平成版

ごんべい 江戸版/平成版

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

江戸版
わたしは都合がつかず、平成版だけの観劇となりました。
どうやら江戸版はまたぜんぜん違ったようで、つくづく両方観たかったと・・・。

ゲキバカさんは、ローヤが初で今回まだ二回目なのですが。
やっぱり熱いですね~!
パフォーマンスがかっこいいです。
ゴキブリ隊の動き、キレありすぎ☆

不良漫画系のお話でありつつ。
設定が凝ってておもしろく観られました。
そして・・・ごんべえちゃんが胸がしめつけられるようにせつなかった。

緩急どちらにも振り切ったゲキバカさんの公演。
やはりおもしろくて、楽しくて、かっこいいです☆

ネタバレBOX

ごんべえちゃんが、とかくかわいかったです♪
あの動き、ぽんぽぽ~ん♪ですべてをあらわすしゃべり。
らぶり~すぎる☆

そして、板橋さんの鋼の肉体がすごすぎて。
ちょっと、役者さんの肉体じゃないですよね~!
あまりのまっちょっぷりに釘付けでしたw
LOVE

LOVE

三ツ星キッチン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/07/17 (日) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★

華やか
いろんな面で三ツ星キッチンさんの変化が見えた公演でした。
生バンドによる演奏は変わらず。
照明がとっても華やかで豪華できらびやか。
なんとなく全体的にビジュアル面を向上させた感がありました。
好み的には・・・他とは違う、昨年の『home』のような、アットホームなほっこりしたミュージカルが観たかったので、ちょっと残念。

お話はあたたくて良いお話ではあったのですが。
しかし、疑問符が頭に浮かぶような設定がちらほら。
こういう流れにしたい、こういう雰囲気にしたい、こういう思いを伝えたい。
それが先走っていて、話の筋立てできちんと支えきれてないような、練れてないような。

ちょっと今回は正直、総合的に残念な感じでした。

May’s frontview Vol.29「夜にだって月はあるから」

May’s frontview Vol.29「夜にだって月はあるから」

May

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!!
このたび初めてMayさんを観ました。
良いという評判は聞きつつ苦手意識があり、今回も予定にはなかったのですが。
結果、観て良かった!!知れて良かった!そんな公演、劇団、役者さんでした。

もっと全体的に重苦しい感じなのかと想像してました。
ところが、ぜんぜん違った!
民族の歴史が描かれてはいるのですが、細やかにコメディ要素が盛り込まれていて、とても観やすく作られていました。

背景にあるものは、とてもせつなくて悲しい。
にも関わらず、お芝居を作る楽しさ、おもしろさにあふれてきらきらしていました。
お芝居のもつチカラというものを、この舞台を通じて改めて実感。

以下、ネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

終盤クライマックスの、舞台内公演のシーン。
視点がくるくる変わり、それと同時に演出家の心が童心に返ってゆく様も表現されていて。
とても素敵な演出でした!鮮やか華麗な世界にうっとり。

死は美徳ではない。
想いはある、その想いにたまらない気持ちにはなるけども・・・それでもあえて。
生きていて欲しかったと、生きてお芝居続けて欲しかった、と願ってしまう。

胸が締め付けらるような思いでいっぱいで迎えたラスト。
そこでくすぐりをもってくるなんてw
おかげで、なんともいえず爽快な清々しい余韻に包まれ。
カーテンコールの後は、はっちゃけたお祭り騒ぎ。

Mayさん、素晴らしかった。ほんと素晴らしい公演でした。
観られて、出会えて良かったです!


金哲義さん、今回初めて拝見いたしましたが。
その生命力あふれるオーラ、愛嬌たっぷりな茶目っ気。
素敵な役者さんでした!めっちゃ注目です!

そして、ふくだひと美さんの楚々とした佇まいに。
きらきらしたかわいらしい笑顔が印象的でした♪

斬激 ZANGEKI~spirits of fire

斬激 ZANGEKI~spirits of fire

アクション殺陣教室『たてびと』

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

殺陣のお祭り♪
まさしく暑い季節にふさわしい熱い、大な殺陣の祭りでした!

ストーリーは一応あるにはあって、ジャンプ風。
でもストーリーはさておき(笑)、とかく殺陣とアクションをメインで魅せる舞台でした!
ダンスの公演があるんだもん、こういう殺陣にスポットライトが当てられた公演もあってもいいですよね♪
むしろあって欲しい!

ともかくどえらい大人数での殺陣なので迫力はありありで、逆にひとりひとりの殺陣は把握しずらい面もありつつ。
その中でも中核で暴れまくっておられた小坂さんがやはりずば抜けてすごかった。
そして平宅さんもしなやかでかっこよく、筋肉でふちどられた身体のラインがとても綺麗でした。

なんせ殺陣まみれなので、かきーん、かきーんと、いったいどんだけあるんだ!?というキッカケの嵐も必見(笑)
音響さんはそれはもう大変だったことでしょう・・・ぜひその操作してる様をみてみたい☆

舞台の面積的に、動線が狭めで疾走感は多少不足気味で、その場での動きが多めではあったけども・・・。
あんだけのアクションをよくぞあの暑い劇場内でやりとげたものだと☆
殺陣アクション好きにはたまらん舞台でした!

一心寺恐怖百物語2011

一心寺恐怖百物語2011

ファントマ

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2011/08/13 (土) ~ 2011/08/15 (月)公演終了

満足度★★★★

本気で怖かった。。。
怖い怖いとは聞いていたけども・・・ほんと怖かったです。
なんでも、昨年よりもさらに今年は一層怖かったそうな。

お芝居は全体的には、やはりえん魔さんプロデュース!
笑いどころ満載で笑えるところが大半で、楽しかったです♪
某井戸から出てくる亡霊か!みたいな、あの亡霊が現実に出てきちゃうところなどは、怖くて怖くてムンクの叫びでしたが(/_;)

お芝居の後のトークも、とんでもないオチで落とされたりもしつつ。
よくぞまぁそんなにネタ豊富で・・・というくらい、怖いエピソード満載。
そしてダメ押しが・・・怪奇動画えん魔さんセレクション集。
おもしろ動画もあった、和み動画もあった、でもラストの№1セレクションは恐怖のあまりわたしは涙ぐんでしまいました。。。

わたし怖いの苦手で苦手で、たぶんそうとうリアクションのいい観客になってしまっていたと思います(笑)
来年は、無駄に勇気出さずに昼間に観にいこう!と堅く心に決意するような怖さでした☆

そこは俺たちを褒めろ

そこは俺たちを褒めろ

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/10 (水)公演終了

満足度★★★

2回目も☆
めっちゃおもしろかったです♪
トークの話題が多岐に渡っていて、数日間はあっこれトークで聞いたネタっていうことが多かったです☆

ほんとどんなお題がきても、どんどんトーク繋げる繋げる。
フリートークの神ですね!
お二人が黙り込むことってあるのだろーか。

あー、気になってたタイトルの意味。
トークの内容を横にさておきビールがおいしい!とおっしゃられた某関係者さんに対する突っ込みだったのだそうです(笑)

フローズン・ビーチ

フローズン・ビーチ

シバイシマイ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

初シバイシマイさん
劇場ではよくお見かけしていたシバイシマイさん。
お芝居しているところを観たかった!やっと念願叶いました♪

女性のみ少数精鋭なお芝居。
元を観たことがないので、今公演単体で楽しませていただきました。

まずやはり女性劇団、衣裳がめ~っちゃかわいかったです。
ひとりひとりのテーマカラーにそった衣裳で、手作りっぽい大きなシュシュもそれぞれつけていて、女子力満開☆

元を知らないので、どこまでが元のままなのかわからないのですが。。。
言葉のチョイスが、ちょいちょい、ちょいちょいおもしろい!
演出があの是常さん、やはりそのセンスが表れているのかな~と思ったり。
比較的淡々とすすむお芝居なのですが、シーンひとつひとつがしっかり鮮やかに印象に残る。

そりゃ~いろいろあるよ、ないわけないよ。
でも、こんな風に何年経っても変わらず集う、こういうの・・・いいなぁと、一応女子なわたしは思ったり(笑)
観た後になんだかこう爽やかな気分になれるお芝居でした♪

カミシメル

カミシメル

コレクトエリット

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2011/08/02 (火) ~ 2011/08/03 (水)公演終了

満足度★★

演技の時間
本公演はどんなだろう?と。
秋の時点でおうかがいしていたとおり、やはり過去2回観たコレクトエリットさんのお芝居と、同一のお芝居でした。

お芝居というよりは、演技を観ているという感覚ですね。
話の筋はある、あるけどむしろメインは演技そのもの。
おそらく一般の観客よりも、同じ役者さんのほうが得るものが大きかったのではないでしょうか。

一見意味がなさそうに見える身体の動き。
目の動き、腕の動き、脚の動き、全てが何を指し示そうとしているのか。
それを見極めたくて、最初から最後までとことん神経を集中させて観ていたので、終わった時には疲労感が(笑)

一般的なお芝居とは一線を画したお芝居である、ということだけは間違いない。

NMS_08『紛れて誰を言え』

NMS_08『紛れて誰を言え』

石原正一ショー

ACT cafe(大阪府)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★

いびつな夫婦
意外と、夫婦役は初めてなんだそうな石原さん。
今回は双方ともに整形手術をした夫婦のお話でしたが、そうとういびつな二人でした。

上演時間は45分だったのですが、その45分の中に短編が3つ収められている体。
より美人に整形した妻、対してより不美人に整形した夫。
それは妻にしてみたら、注視していたら吐き気をもよおすほどならしく。
その度に、石原さんがどや顔で正面を向くのが、なんとも(笑)

最後の我が子に対する妻の「傷つけたいほどかわいい」という言葉に、深いふか~い妻の外見に対する歪んだ思いが。。。

毎回違う作家さん、相方さんを迎えてのNMS二人芝居。
今回もまた、招いた方の色が濃く出たおもしろいお芝居でした!

クレイジー・フルーツ・マシンガン・ショウ!!!

クレイジー・フルーツ・マシンガン・ショウ!!!

ババロワーズ

HEP HALL(大阪府)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

エンターテイメント!
初めてのババロワーズさん本公演。
ちょっとシモネタの度合いが心配だったのですが、許容範囲でした(笑)
とても熟練されたベテラン役者さんたちが、各々の持ち味、魅力をいかんなく発揮していた舞台で、見ごたえ抜群☆
観客を楽しませようというパワーに溢れた舞台でした!

衣装も舞台セットもどこかちょっとファンタジックだったので、そういう方向性のお話なのかと思いきや。
始まってみると、ちょっと昭和のかほりのする、ちょっと泥臭さのあるお話。

そして、照明がとっても綺麗でした。
照明が変わるごとに、舞台上の雰囲気ががらりがらりと入れ替わって。
照明の照らし方ひとつで、舞台転換が見事になされていて素敵でした♪

日替わりゲスト、わたしはかのうとおっさんの回狙いで☆
やばいですね~おもしろいですね~♪
ある意味旬、ある意味遅れ気味なあのキャラで、濃ゆい出演陣に違和感なく溶け込んでました。
かのうさんのブレなさ加減が良いw

物販の福袋も楽しませていただきました♪
中身が思った以上の充実感で、ありがとうございました!

俺たちは教育委員会じゃない

俺たちは教育委員会じゃない

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2011/07/13 (水) ~ 2011/07/13 (水)公演終了

満足度★★★★

あどりぶとーくばとる
いやぁ~おもしろかったです!!
もっとお客さん少ないのかと思いきや(笑)、会場内はぎゅうぎゅうの大盛況。
そのぎゅうぎゅうのお客さんからお題を頂いての、即興アドリブトークショーでした。

4月に最後の火ゲキ『アドシバ』を観た方なら想像がつくと思うのですが・・・あれの拡大版です♪
もう、おふたりが好き勝手なこと、しゃべるしゃべるしゃべる!!
どんなお題が来ようとも、とりあえずなんとでも話を進めていけるあの話術の豪腕は素晴らしい☆

まだ一回目、二回目は早くも来月8月10日に開催されるそうです。
ぜひ、とんでもない刺客的お題を携えて♪

会場のク・ビレ邸は、いろんな芸術的イベントを催している、なかなかお洒落な空間で。
すごいビールサーバーがあって、ビールがおいしい!
ビール以外のお飲み物も、軽食もあって、寛いでトーク楽しめちゃいます♪

あ・・・あと、チラシ撮影にまつわるエピソード・・・おもしろかった(笑)
タイトルも何の意味も特になく、チラシ撮影時のエピソードから出た言葉にすぎないという。
次はどんな写真&タイトルになるのかな~?
ハプニングなく無事にまっとうできますように☆

NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい四作品
前回は震災で公演中止になってしまって観られなかったので。
今回、再開にてようやく観ることができました。
こんな贅沢な企画、一回観劇だけではもったいない!
というわけで、最終日の昼と夜の二回観てきました♪

確立をテーマにした公演ではありつつ、ニュアンスとして取り込んではいたものの四作品のうち忠実にテーマに沿っていたのはDART'Sだけだったような気がしますが。
しかし、それにつけても四作品とも素晴らしかった!
クオリティの高さが半端ないショーケース公演でした♪

作品によってカラーがあって、そのカラーに合わせた演目順がまた良かった。
あの順番以外には考えられませんね、やっぱ(笑)

ウチワがいただける抽選は、どうやら毎回違ったようなのですが。
千秋楽では、全員プレゼントで無事いただいて帰ることができました♪
ありがとうございました!

ネタバレBOX

トップバッターはDART'S、今回もっとも楽しみにしていました。
四作品の中でも、異質な作品。
本格的サスペンスを上演し続けてきたDART'Sですが、今回は短編ということで・・・他の部分がそぎ落とされ恐怖の部分だけがむき出しに。
怖いのなんのって!!
明転直後、眼が流血で塞がれた男女が手足を縛られて部屋中に転がされている。
もうそれ見るだけで、一気に恐怖の世界に引きずりこまれました。
数人の男女の中で、他の男女と違う異質な状態な人が、ふたり。
ひとりは、眼が血でふさがれてなく、ひとりはお腹からも大量出血。
それぞれ何かキーとなるんだろうと思っていたら、やっぱり。
犯人が薄ら笑いを浮かべながら、ぱかっと眼を開けた瞬間なんてもぅ、内心ムンクの叫び!
二回目観るとわかった上で観ているので、いかに犯人が入れ替わりを図っているかが節々で細かくみえて、より凄さがわかりました。
ラストシーン、初演では扉が開かなかったそうなのですが。
やはりあそこは開いちゃった再開版のほうが、より救いがなくて演出的に良かった!
そこから先の時間が続いてしまうほうが、そこで終われるより、救いがない。。。
DART'S素晴らしかった!!秀逸でした!
映像作品のように、映像効果や効果音での後押しなどなしに、そこに存在している人間だけでここまで恐怖を具現化できるなんて!
グロいのも、怖いのも、苦手分野なのに・・・それでもこれだけ取り込まれてしまうくらいの質の高さでした!

そのDART'Sが残していったとんでもない空気を(笑)、すこーんと一層したのが世田谷シルクさんでした。
とてもビジュアル系な舞台、えみりゆーなさん以外は全員男性で、しかもALLイケメン。
往年のアイドルえみりゆーなさんのパチンコ新台が登場した日の、とあるパチンコ店でのお話でした。
50代なのに、10代くらいにしか見えないというおそるべき整形技術。
普段ゆる~いのに、マイクパフォーマンスは激熱で、でも甘えたな店長。
個性的な客に、個性的な店員。
新台が出る日にそこに集まった個性的な人々で、すっちゃかめっちゃかなお祭り状態になった店内で巻き起こるお話が、歌とダンスも織り交ぜつつ、とってもエンターテイメントで、見てて楽しかったです♪
えみりゆーなさんのアイドル時代の逃避を表現したあの人体技はすごかった!
そして、熱気と大量の紙吹雪を舞台上に残したまま、休憩時間に(笑)
あの紙吹雪片付けるの大変そうだと思って見ていたら、特殊な機材を使ったりすることなく、案外古典的に出演者総出で片付けきってました☆

休憩明けは、The Stone Ageから。ブライアントを観るのは初めてになります。
ヘンドリックスとブライアントで作演違うかたなのですけども、それでも同じ共通の空気が流れているように感じました。
おもしろくって笑えて、どっかせつなくて感動もできる人情話。
アカシックレコード的な「台本」どおりに、自然界を演出する神仏的存在の黒子のお話でした。
その設定がまずおもしろかったのですが。
役者さんが関西出身の方ちらほらで、関西弁丸出しで、言い回しも関西風だったりで、ツアーじゃないのに東京のショーケースに関西が混じってるのが不思議な感じでした☆
それはアドリブ?ハプニング?それとも台本どおり?という台詞や展開もあり、爆笑につぐ爆笑で四作品中で一番会場は沸いていたように思います。
隊長のあやまちの例えに、ひねりが足りなかったのが心残り。
たとえば一反もめんの見間違いが「木にかかった白い布」ではあまりに普通
、「じいちゃんの白いふんどし」くらいのひねりが欲しかった。。。

最後のトリは、同居人さん。まったくの初めてになります。
最後にふさわしい、静かなしっとりした男女ふたりの会話劇。
急ブレーキの効果音からの、幼い子供の悲鳴。
その後に、紅い照明に照らされた空のワイングラスが、そこにはない紅いワインを映し出しているかのようで、血も連想され。
直前のThe Stone Ageの笑いの渦から、一気に空気が締まる始まり方。
普通に夫婦喧嘩をしているのかと思ったら、手元には離婚届けがあって。
そうかと思えば、夫婦の間には連れ子を間に挟んでの確執があって。
さらには、妻のほうは心を病んでいて。
どんどん心の闇の深みに入り込んでいく感じがなんともいえない、しんとした余韻の残るお芝居でした。
「捨てる。」ツアー

「捨てる。」ツアー

feblaboプロデュース

ACT cafe(大阪府)

2011/07/09 (土) ~ 2011/07/09 (土)公演終了

満足度★★★

初の大阪公演
東京では拝見したことのある、feblaboさん。
今回初の大阪公演!
『捨てる。』もすでに再々演ながら、わたしは機会を逃し続け、今回やっと初めて。

やはりいつもながら、落ち着いてしっとりとした、人の心の内側に入り込むお芝居。
いとこ編、きょうだい編、おやこ編、の3つのお話が、ひとつの同じバー内で時系列に沿って展開。
3つのお話それぞれに、「捨て」たいものがあり。
血というフレーズからサスペンス的印象を抱いておりましたが、そうではなく。
それは現実的で身近な、オトナの事情、悩みを抱えた人々のお話でした。

好み的には、やはりきょうだい編が一番おもしろかったかな。
お二人のやりとりが勢いがあって。

でも観て思ったのは・・・これはエビス駅前バーで観たかったな~と。
元々がエビスでの上演仕様になっているお芝居なので、コモンカフェだと演出において練りに不足がどうしても。

でも観られてよかった!やっと観られました♪
今回の上演も石原正一ショーさんのご協力があってこそな面もあることでしょうから、なかなか大変かもしれませんが・・・。
ぜひ、これ限りではなく、また大阪来てください!

いまさら熱海

いまさら熱海

石原正一ショー

ACT cafe(大阪府)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/15 (金)公演終了

満足度★★★

熱海ふたたび
いつものコモンカフェに集結した、『熱海殺人事件』ご出演陣。
つかこうへいさんについて、『熱海殺人事件』について、などなど。
役者さん毎のお話をたくさんおうかがいすることができました。

お話聞いてると、またやっぱり観たくなっちゃいますよね~。
もう今すぐ戯曲読みふけりたくなっちゃいましたもん(笑)

でも、稽古段階での配役シャッフルの話題のお話。
あれ聞くと・・・蒲田みたくシャッフル公演も観たかったかなと思ったり。
またいつか上演する機会が巡ってきたら、その時にはぜひ!シャッフル公演していただきたいです☆

このページのQRコードです。

拡大