
TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら 」たくさんのご来場ありがとうございました!
The Stone Age
TORII HALL(大阪府)
2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
吉本新喜劇の関西小劇場版
よくもわるくも、いつもどおりの変わらないストーンエイジらしいお話でした。
舞台の上には良い人しかおらず、毒はまったくなく。
どたばた泣き笑い、あったか人情劇場。
ここまで歪みなく貫き通してる舞台も、逆に珍しいくらいかもしれないというくらい。
毎週土曜昼にテレビをつければ必ず同じものが観られる吉本新喜劇と同様の、安心感のある舞台だと思います。
上演時間は2時間と、いささか長め。
長いな~と思いますが、登場人物のキャラが濃くって、主にキャラでみせるシーンが多いので、楽しんで観られました。

みそ味の夜空と
Common days
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/04/23 (月) ~ 2012/04/25 (水)公演終了
満足度★★★
ほっこり
前回公演とはまた違って、全体通して和む雰囲気でした。
ケーキを食べきったら別れる、という多少シュールさのあるシチュエーションから始まりつつ、シュール方向にいき過ぎはせずに。
お話の主人公である兄弟の自宅のリビングに集う、別れたりくっついたり何かにつまづいていたりする人々。
けっして大きく揺さぶられることはないけども。
小春日和にさやかなそよ風にふかれるかのような、優しいお話でした。

SiN シン
本若
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2012/04/19 (木) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
高度な殺陣が圧巻
初めての本若本公演でした。
思ってた以上に舞台美術がしっかり造ってあって、衣裳も本格的で、すみません正直驚きました。
お話の筋的には、極めてベタ。
殺陣を際立たせるために、あえてそうしてるのかな?というくらい、ベタな展開に継ぐベタな展開。
でもそれがいやじゃない。むしろ胸が熱くなりました。
設定、展開、登場人物の情、それらが丁寧に作られていて説得力がある。
むしろ、老若男女関係なしに、みんなで一緒に笑って泣けて安心して観られる、ベタ転じて王道ドストライクな舞台でした。
やはり特筆すべきは、殺陣。
いやぁ~すごいですね!高度ですね!かっこいいですね!!
関西小劇場で、ここまでのものを観られるなんて。
本若さん、ハマりました。
次回公演も予定合わせてぜひともおうかがいしたいと思います!

桃源郷のスペクター
化石オートバイ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ふしぎおとぎはなし
これでまだ二回目な化石オートバイさん。
今度の世界も、独特の雰囲気をもった独創的なお伽世界でした。
でも・・・こんな世界があれば、わたしもちょっと行って見たい♪
毎日がテーマパークですよね、探検したい!冒険したい!楽しそう☆
そして、けっこう重いことも、あまり重苦しくなく感じる不思議さも。
出演者数が極めて少ない。かなりの少数精鋭。
その少ない役者さんたちが、それぞれひとり何役もこなす。
しかも、役が代わるごとに衣裳もチェンジするという。
しかも、場面転換は割りと激しく、くるくるくるくる代わるのですが、その場面転換がぱっぱっとほとんどタイムラグなしで代わってゆく。
少人数で何役もこなすため、各自もう入れ替わり立ち代りで、着替える時間もわずかで。
よくこんなことしようと思ったな・・・と(笑)鬼演出!
しかしその少人数の役者さんたちが、み~んな関西小劇場を代表するような精鋭揃いなので。
なんてことない芝居とかでも、やりかたがめちゃんこうまい。
だもんで、1シーン1シーンの拡がりが大きく、質量が高くて。
とっても上質な舞台でした!

牡丹灯籠
sunday
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★
乱立する竹
無数の竹が使用されているらしいという舞台美術がとても楽しみでした。
すごかった!
立ってるんじゃなく、無数の竹がぶら下がっていました。
舞台上に竹がない空間なんてあるのだろうか?というくらいの数。
その中をためらいなく縦横無尽にキャストが駆け巡る。
動きに合わせて、竹がカランカランと鳴る、視覚的にも聴覚的にも見事なものでした。
しかし肝心のお話のほうが・・・わたしは座席運悪く。
みっつある立ち位置のうちの、ふたつがまるまる見えず。
低い位置の芝居も全滅で、今回キャストが多く、しかも一人で何役もこなすため、今誰と誰が何の役で何をしていうのかというのが、音声のみでは把握できず。
話の流れにだいぶ早い時点からついていけなくなってしまい、とても残念でした。。。
大好きな役者さん多数、そして何よりsunday、とてもとても楽しみにしていた公演。
そして見えずとも伝わってくる部分、かろうじて理解できた部分や、公演後に聞えてくる感想などが耳にはいってくるにつれ。
この『牡丹灯籠』、あますところなく完全な状態で味わい尽くしたかったです。無念。

英国庭園の謎
劇団P・T企画
大阪木材会館(大阪府)
2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了
満足度★★★
今回は会議室にて
いつも劇場ではない場所で公演されるPT企画さん。
今回はとあるビルの一室でした。
ちょっと遅刻していってしまったので、冒頭の入りの部分を見逃してしまったのですが。
いつもながら、観ながら謎ときできるように資料配布。
地図に、暗号文に、人物相関図。
いつもなら人物相関図などは観る前にじっくり見て頭に入れておけるのですが、今回は余裕がなく。
ただでさえいつもさっぱりなのに、より一層謎ときは諦める方向性で(笑)
いつもどーり、劇中で解説されるのをふむふむと。
いつもね思うのですが・・・。
周りの方みなさん、観ながらカリカリ、カリカリ、すんごいメモとってるのですよね。
何書いてるのだろう・・・どこ?どこがメモとりどころなの!?と。
試験を受けてる学生みたいなプレッシャーを覚えつつ。
のび太くんの心境になります。
今回は、単純作業で解ける謎ときも用意していただいていたのですが。
それすらも途中でめんどくさくなって投げた、ダメダメなわたし。
しかも途中で投げている様がありありと残された用紙を、思いっきり役者さんに目撃されてしまうという(笑)
だって・・・PT企画さんの公演は、観客のすぐそばを役者さんがウロウロしてるからさ・・・。
全身で用紙の上に覆いかぶさって隠したい心境でいっぱいでした。
有栖川有栖公演を観るのは、確か二回目。
おなじみの役者さんに加え、ゲストにはさらになじみ深い役者さんがいらっしゃったり。
ほんと、すぐそばを役者さんがウロウロしてるから、ほんとに殺人現場にいるかのような体験ができてPT企画さん公演はおもしろいです。
謎は解けずとも、今回も楽しませていただきました♪

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.3『理由と誰?』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/14 (水)公演終了
満足度★★★★
腕前を上げている!
お留守番企画も、もう第三弾。
着実に、緒方さんのトークの腕前が上がってきてます(笑)
トークのつかみでもある、ライブタイトルの由来。
「誰?」の部分は緒方さんの、前回トークライブ終了後の実話から。
ライブ終了後に、ク・ビレ邸に来ていた初対面のおじいさんとすっかり打ち解け、何故かその初対面のおじいさんの自宅にまでお邪魔した緒方さん。
宴もたけなわでおじいさん宅を失礼した直後、忘れ物をしたことに気づいて、通報されても仕方ないような侵入方法で戻る緒方さん。
しかし・・・ついさっきまでまるで旧知の仲であるかのように打ち解けていたはずのおじいさんに、不信感丸出しにチェーンつけたドア越しで放たれた言葉が・・・「誰?」という。
もう、つかみの時点からすでに爆笑。
突っ込みどころ満載。
かなり鋭角な捉え方をしたムツゴロウさんのモノマネや。
成り立ってるんだか成り立ってないんだかわからない、即興擬音でお届けするコントや。
今回、出てくるネタ、出てくるネタ、全部大爆笑ものでした!
お腹痛いのなんのって。
1回目、2回目を経て、この3回目で飛躍的に腕前向上!?
こいつぁ~4回目も楽しみですっ☆

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.2『マカロニと開放感』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/02/08 (水) ~ 2012/02/08 (水)公演終了
満足度★★★
二回目☆
緒方さんの、王子小劇場主催の演劇賞『佐藤佐吉賞』最優秀助演男優賞の受賞記念。
客席には、クラッカーなどお祝いアイテムが配られました。
緒方さんには内緒で(笑)
そんな仕掛けもしたというのに・・・緒方さん泣いてはくれず、残念☆
観にいらしてた劇団員の中井さんからお祝いの花束贈呈などもあり、めでたいムードでした♪
トークも、1回目よりおもしろかった!
トークライブらしくなってたかな(笑)
相変わらず、ふつうに生活してるだけで伝説まみれ。
今回もおもしろかったです、次回も楽しみ!

Home / ホーム
エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)
ウイングフィールド(大阪府)
2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了
満足度★★★
予想とは違った
この公演に関しては、震災をテーマにむき出しにした舞台なのだと思っていたのですが。
実際には、そうではなく。
地響きの効果音で震災を匂わしていたり、震災から感じたものを心理を表現したものでした。
パフォーマンス、と書かれていたとおり。
始まりはとても変わった趣向でした。
特定の姿勢で静止した沈黙する女性、それにナレーションをあてる。
それは最初のほうはネタもおもしろかったのですが、全出演者分ひとりひとり続いたので、正直ちょっと長く感じました。
その静止ナレーションの一部でも、後半六人全員揃っての後半でも用いられていた演出。
舞台上で実際にリアルタイムに撮影した映像を、舞台上のスクリーンに投影する。
これはドイツ演劇ではよく用いられいるそうなのですが、わたしは前作『最後の炎』でしか観たことがなく。
なかなかおもしろいです。
最後のほうで、みんながひとりに自分の着ている衣服を与える。
みんなで黒い水というひとつのものを分かち合う。
そのあたりに込められた意味、解釈は様々にありそうで、そこに思いを馳せます。
震災が主軸のテーマ・・・となると、ん~?となってしまいますが。
表現方法が変わっている個性的な興味深い舞台でした。

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.1『お留守番とお勉強』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/01/11 (水) ~ 2012/01/11 (水)公演終了
満足度★★★
タイトルどおり、お留守番とお勉強
昨年のうちでいったん休止に入るはずだったトークライブ。
緒方さんという新たる相方を得て、まさかのお留守番企画始動!
いや~慎太郎さんの時と比べて・・・話題が黒な方向に走る傾向が強かったですねw
黒というか・・・桃色というか・・・。
トークライブ、というよりかは、居酒屋などで普通にトークしてるかのような感触ではありましたが(笑)
各自の身を切るようなトーク、今回も楽しませていただきましたっ☆
次どうする?との問いかけには、全力で拍手を!
慎太郎さんが戻ってくるまで、というよりは、戻ってきてもまだやるぞ!くらいな勢いな緒方さん。
また次回も楽しみにいたしております♪

ジョージ
HOP CLUB
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2012/01/20 (金) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★
アイドル
4人のアイドルが、それぞれ順番に一人芝居。
内容は、ジョージというひとりの男性をめぐる恋話。
そして終盤には、4つの一人芝居がひとつにまとまる。
このジョージという男性が、とかくモテる。
とりえはなくてだらしないけれど、優しくて憎めない、かわいいところのある男性っぽい?
一人芝居なので、このジョージという男性の芝居はアイドルさんたちの芝居からの想像で形作られ。
そこに、鍵がある。
ひとつひとつの一人芝居が、最終的にまおちゃんの一人芝居に絡んでくるという伏線のはりかたに、早川さんらしい巧みさを感じました。
惜しむべくは。
アイドルさんたちのファンサービスイベント的要素が強い舞台でしたので。
ただひたすらかわいくはあるのですが、ただそれだけで終わってしまっていて。
芝居自体は物足りなかった、という点でしょうか。。。
フリートークはおもしろかったですけども(笑)

あの退屈な日々よ
DanieLonely
Cafe Slow Osaka(大阪府)
2011/12/13 (火) ~ 2011/12/14 (水)公演終了
満足度★★★
味わい深い会話劇
ばらばらに客演先で拝見することの多い、ひとりひとりが巧み人たちの。
男性のみたった4人だけのお芝居。
そりゃあもちろんな見応えでした。
今回はカフェ公演。
初めて行く会場でしたが、通常営業もしているカフェの奥の倉庫スペースを劇場として使用しているもよう。
なんだか素敵な空間でした。
その空間で、ひとりと、ひとりと、ふたりが、順番にそれぞれまったく別の話をはじめる。
ひとりと、ひとりは、誰かに語って聞かせるかのように。
ふたりは、仕事の同僚で愚痴のようなものを語り合っている。
この3組がそれぞれまったく別々の話をしているかと思いきや。
徐々に、ほんとに徐々に、会話の中から繋がりを見せ始め。
4人ともに芝居がとても巧みなので、とてもおもしろかったです。
同僚のふたりが、いったいどうなってしまったのか。
ずばっとみせてしまわないのが、無粋でなくよい。
どうなったんだろうな・・・。
ダニエルロンリーさん、今回でまだ二回目でしたが、今回もよかったです。
次回、まだ日程はぼんやりとしか決まってないのですが、楽しみにおうかがいしたいと思います。

じゃあ抜きますね
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2011/12/14 (水) ~ 2011/12/14 (水)公演終了
満足度★★★★
ラストトークライブ
ついにいよいよこれが最後のトークライブ!
でも最後だからといって、特に何を気負うこともないのが、このお二人なのですよ☆
今回のタイトルの由来は。
なんか、ダイゴさんのおうちの録画機器のケーブルを。
このライブの稽古日が、ダイゴさんが観たい番組の放送日と被っていたため録画予約しているのを聞いた慎太郎さんが、ダイゴさんに向かって放った言葉だそうで。
いや待て、なんでそうなるねんと。
エンドレスにこのくだりを続けてたんだそうな・・・相変わらず日常からおもろいお二人だ。
今回は、出先から直接向かったため早めに会場に着いたら。
らっきーなことにリハーサルというか、もう本番と変わりないいつもの3ミニッツゴーゴーやってて。
1ステージ前に、0ステージ目を観られるなんて、得しました♪
お題求められて、目が合ってるにも関わらず自分じゃない体で全力で目をそらしたのは、仕方ない・・・求められるなんて思ってないじゃないかw
いや~もうラストも相変わらずのトークの豪腕っぷりでした!
おもしろかた~!楽しかった☆
次の開催日は今のところまだ未定ですが。
復活の折には、必ず!必ず!またはせ参じます!
楽しみにお待ちしておりますよ~♪

リトル・ウェンズデイ
劇団赤鬼
ABCホール (大阪府)
2011/12/23 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
素敵でした
劇団員さんの客演先の公演を観る機会はやたら多いものの。
ホームの劇団赤鬼さんの公演はこれが初めてでした。
やっと観られた!
しょっぱなからいきなりやられた。
オープニング直後からオールキャストでのダンス。
かっこよかった~素敵でした☆
やはりさすが高名な赤鬼さん、照明も音楽も舞台美術も素晴らしく、ドラマシティなどでやられてもよいような公演でした。
音楽良かったなぁ・・・サントラあったら欲しかったです。
再演ではありつつ、わたしはこれが初めてだったので話の内容知らないままでの観劇。
第二次世界大戦時代の、戦時下のドイツの兵隊さんの話でした。
でも戦場の話ではなく、街中での兵隊養成所が舞台で。
兵隊になるための場所でありつつ、そこで過ごす学友同士の友情が描かれていて。
そこに、革命家の友人同士の友情も絡み。
スパイとして記憶を封じることにより、立場の相互で、それはそれはもうせつない状況に・・・。
すべてが明らかになった後の主人公の苦しみ。
胸をつかれ、たまらない思いに涙がはらはら零れ落ちました。
戦時下でありつつ、敵味方の立場の変化に翻弄されつつ、そこに描かれているのは人と人のぬくもりのある心の交流。
素晴らしかったです。
この公演を観てよかった、心底思いました。
ありがとうございました!

想定外?問題外!
東京ガール
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/11/09 (水) ~ 2011/11/16 (水)公演終了
満足度★★
うーん
2バージョンあるうちの、ステージタイガー谷屋さんがご出演されておられる方だけ観ました。
確かに、事前にシュールなコメディだとは聞いてはいたのですが・・・。
いまひとつ、くすぐられない、ピンとこない感じでした。
オムニバスというほどではないもの、短いエビソードの繰り返しで。
エビソード毎に登場人物が増えていって、なんとなく終わる。
終始ぼんやりした、つかみどころのない舞台でした。
もう片方のバージョンはまた違ってちゃんとした芝居なんだそうですが。
もうこのバージョンだけで満足してしまい、もう片方まで観ようと足を運ぶ衝動が残念ながら起こりませんでした。。。

ザ・ナード
TUFF STUFF
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/12/16 (金) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★
上質の海外戯曲☆
まず劇場入ってすぐ目をひくのが、その舞台美術の素晴らしさ。
そうだよね~東京公演ではキンケロシアターなんだもん。
そこで建て込まれていた舞台美術が、2ndの舞台の上に。
去年も思いましたが、やっぱりとっても豪華!
細かいところまで見事な作りこみ具合で、臨場感高いです。
話の内容は。
何かとついてない建築家が、ビジネスチャンスではありつつ自分の意思とはそぐわない仕事を請け負い。
そんないまひとつ覇気のない彼を歯がゆく思い、離れようとする友達以上恋人未満な彼女。
なんとかしてやりたいと思う優しい親友。
そこにやってくるハチャメチャなかつての恩人に引っ掻き回されての、ドタバタコメディ。
詳しくはチラシを・・・というところですが(笑)
やはり海外戯曲らしいニュアンスたっぷりで、設定、仕草、台詞回しなどが海外のかおり満載で、普段観ているお芝居と異なり新鮮。
出演陣は芸達者で上手い役者さんばかりで、ゆるぎない安定感でした。
ドタバタコメディらしい、笑いにつぐ笑いでたたみかけてくるのですが。
そのままするっとは終わらず、そんな仕掛けがほどこされているとは!
正直、頭からもっかい観たくなりました。
今年も、期待どおりのクオリティの高さでしたね~♪
今回は大阪公演実現してくださってありがとうございました。
もうぜひぜひ、来年も大阪にも来て欲しいです!!
心よりお待ちいたしております☆

テノヒラサイズのトナカイガリ
テノヒラサイズ
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2011/12/06 (火) ~ 2011/12/21 (水)公演終了
満足度★★★★
トナカイまみれ
12月クリスマス前の毎週水曜日に3回に渡って公演されていたトナカイガリ。
二回目、最終回も観てきました。
基本のネタは変わりなく。
ゲストと、飼いトナカイ選手権のネタに変化が。
でも・・・変化したところで、川添さんと木内さんはやはりシモに走るという(笑)
シモネタの引き出しが多すぎです。
田所さんは歌で押し切り、そこからさらにひとねたくるかと思いきやそのままネタ終了の合図の「いぇい いぇい♪」が流れ。
いや、いぇいいぇい♪じゃねぇよ!と(笑)
思わず、「えっ!?」と言ってしまいました☆
湯浅さんは、やはりさすがっすね!
おもしろいわ~好きだわ~♪
くすぐりの技が高度で、よくまぁ噛まず間違えずに。
引っ張り出されたしゅんろうさんは、あれガチだったのかな~?
さすが役者さん、飲み込み、返しが、神!
どのネタもおもしろかったので、書ききれないのですが。
木内さんのコメンタリー突っ込み映像とか、観て突っ込んでるだけなのにおもしろかったり。
あと地味にエンディングの肉も気になりました。
思いっきり生肉じゃん!豚バラブロックをそんな風に調理しちゃいかんよ!(笑)
できれば、そこは映像でたとえ伝わりにくかろうが、こだわりで探し出して鹿肉を使って欲しかったかなー。
あーあと、オープニングの映像で使われてたあの曲、良かった。
なんて歌なんだろ??また機会あればおうかがいしてみたいです♪
最終回も思う存分楽しませていただき、クリスマス気分盛り上がりまくりました♪
楽しかったです!!

四人の目撃者
劇団P・T企画
イタリアンブレッドダイニングConPanetti(大阪府)
2011/10/06 (木) ~ 2011/10/11 (火)公演終了
満足度★★★
待望のシャーロックホームズ
これでまだ3回目のPT企画観劇。
今回は大好きなシャーロックホームズでした!
いつも劇場ではないところで公演されるのですが、今回はまたお洒落なレストラン。
1プレートのおいしいお食事とワインをいただきながらの観劇です。
いつもながら、お客さんに囲まれてのあの距離感の中で、よくまぁ集中力を保てるものだなぁと感心。
ホームズさんの持っていらっしゃったパイプが本格的で、ホームズの雰囲気がより一層かもし出されてました。
ワトスンさんが実は地味に楽しみにしていて、お知り合いになってから意識して観る初めてのお芝居だったもので。
いやぁ、なかなかにあまり観ない感じの独創的なワトスンで、おもしろかったです♪
今回も、やはりいつもように犯人はわかりませんでした。
もはや考えることを放棄して、ふつーにお芝居楽しんでたり(笑)
なので、わたしにとって回答時間は、推理などいささかも関係ない、ただの感想を思う存分書きつらねる時間です。
優秀な正解者に贈られるプレゼントは、今回はズッキーニのパウンドケーキ。
どんな味がするんだろ~と興味津々でした。
いつかわたしがプレゼントをゲットする日はくるのだろーか。
こないだろーな。。。
今回も公演めいっぱい楽しませていただきました☆

眠っちゃいけない子守歌
SSTプロデュース
船場サザンシアター(大阪府)
2011/12/21 (水) ~ 2011/12/26 (月)公演終了
満足度★★★
会話の意味を考える会話劇
テレパシーなど使えないのだから、人間は言葉を使ってコミュニケーションを図るしかない。
でもそれがなかなかに難しい。
伝えたいままに伝えること、会話で相互理解、意思疎通を図るには、ただ言葉をつむぐだけではできないことであり。
他者と会話するということの難しさを感じた二人芝居でした。
ごくごく一般的な大衆的な思考回路、会話手段な女性が。
だんだん男性にひきずられて、上っ面のその下の部分が表面に出てくるのが、対話を続けるおもしろみがありました。
男性、女性、おのおのの人生に、思考を揺さぶられた。
会話劇らしく会話でみせるだけではなく。
動き、演出でみせるような場面もあったり。
変化をつける工夫もなされてました。
難しいと聞いていたので身構えておりましたが。
むろんわたしには知識が足りないので深い部分まで掘り下げて観るということはできておりませんが。
素直にそのまま観て、脳が刺激され活性するようなおもしろみのある二人芝居会話劇でした。

ABC漫画朗読フェスティバル
石原正一ショー
ABCホール (大阪府)
2011/12/29 (木) ~ 2011/12/30 (金)公演終了
満足度★★★
二日目
一日目は、主に広く知られる前の時代のお話。
二日目は、主に広く知られている時代のお話でした。
なので、一日目はこんな知られざるエピソードがという新鮮な驚きが多く。
二日目は、知っている有名なシーンの再現に熱く燃え。
年の暮れの忙しい最中に、あれだけ見ごたえのある豪華出演陣が集結して。
漫画の1シーン1シーンを熱演する。
あぁ、こんなの実現できるのは・・・やはり石原正一ショーしかない!
二日間で合計12時間、のびたりしていたので実際にはそれ以上。
生バンドも素敵だった、カフェブースも美味しかった。
最高に楽して盛り上がった、2011年最後の観劇納めにふさわしいお祭りでした!
楽しいひとときをありがとうございました♪