タロウの観てきた!クチコミ一覧

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THE BEE

THE BEE

NODA・MAP

シアタートラム(東京都)

2007/06/22 (金) ~ 2007/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

日本版
前作「ロープ」が個人的に全く受け付けなかったので、クチコミが出始めてからの観劇。落ちて行く最初のきっかけさえ受け入れてしまえば、あとは劇的な遊び・仕掛けも楽しみつつ、内容へ。
久々のヒット。

青い鳥

青い鳥

劇団山の手事情社

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2006/11/23 (木) ~ 2006/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★

トリップっとけば良かったか。
ぎりぎりな若割で観劇。
テクノでポップな「青い鳥」。

3演目通し券「トリップる」にしとけば良かったかなぁと。
コマ足らずですが。

ショウジさんの息子

ショウジさんの息子

渡辺源四郎商店

アトリエ春風舎(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

観るのが10年早かった気もします。
現実で実感として触れているものが不足(?)しているのは、個人的に悔しいところ。「悔しい」というのとも違いますが。10年後の自分が観たら、どうなのだろうかとか考えてしまいます。
ありのままで舞台に生きるお二人と、その圧倒的な存在感を半分力技も使いながら、演劇として軽やかに魅せようとする周りの演技の対比が印象的。

パパ・タラフマラの「シンデレラ」

パパ・タラフマラの「シンデレラ」

パパ・タラフマラ

SuperDeluxe(東京都)

2006/12/20 (水) ~ 2006/12/24 (日)公演終了

満足度★★★★

シンデレラ〜をつくりあげましょ〜♪
変身前はキュートで、変身後はかっこよく。シンデレラ役の白井さん、最高です。くるくる表情と、「ちょこん」からオーラ感までな身体。
魅せて遊べる、バカゴージャスポップ。ダンス、パフォーマンスの類は、ほとんどわからんのですが、パパタラは楽しめます。

楽しみにしていたクリスマスナイト。打ち上げのような感じでした。歌は素敵でしたが、チラシに書くほどではないかなぁと。
知ってたら、アフタートークのある回にしてました。

静かなる演劇

静かなる演劇

Hula-Hooper

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

3回観ろってか。
マチネ5階、ソワレ4階。上下の物語がお互いに作用するあたりは、着いていってリアルタイムで観たいような。一回しか観れない人はきっともどかしいような。
開演前流れてる『静かなラップ』もそうですが、役者のポテンシャルはもちろんあるとして、このそれぞれのキャラクターを魅せるプロデュース能力はかなり高いものが。きらっきらしてます。
演劇しながら、誘導する瞬間がツボ。

パイドラの愛

パイドラの愛

HAMMER-FISH

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2008/02/08 (金) ~ 2008/02/14 (木)公演終了

満足度★★★★

少年性のようなもの
語弊があるかもしれないが、松井周の舞台からは演出家の姿が見えない。それが真実を具現化しているということなのかはわからないが、無垢で無邪気なこの世界の創造主はタブーをありのままに、ぽんと「置く」。
観てはいけないような後ろめたさと、目を奪われる美しさの間で、人間が動き、喋り、生きている。
あぁー気持ち悪い。

ネタバレBOX

綺麗すぎて気持ち悪い空間。創られた汚さがまた気持ち悪く。

ティアラをつけて出て来るだけで、エロい。
あの触れてはいけない感じが、またエロい。
恋人としては無理

恋人としては無理

柿喰う客

ギャラリーSite(東京都)

2008/04/13 (日) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★

新鮮なギアチェンジ。
観る度にスタートの置いてきぼり感が増してる印象の柿喰う客(笑)
今回は開演前の場内にフランス公演の際の映像が流れており、それを見る役者の状態がゆるりと自然体だったため、新たな展開を期待したりもしたのですが、やはりオープニングから全力疾走。これはこれでエネルギーとして面白かったりもしますが、いつも以上に速い気も。
帰国報告会で話されていたフランスの観客や、柿喰う客と同じ大会に参加していた韓国の方とは違い、キリスト教はやはり遠く、登場人物や設定を掴むのに少し時間がかかっている部分もあるかと思います。

ネタバレBOX

物語に追いつく頃に見えてくるのは、役を遊ぶ面白さ。ただ、それぞれの役に正解というかピタリと決まる役者が見えてしまうのは、難しいところでしょうか。
今回、なにより印象的なのは、作品のスピードをぐっと変えてくる場面。ひたすらに突き進むいつもの感じも好きですが、すっと引いて見せるシーンも新鮮で惹かれるものがあります。
おやすみ、枇杷の木

おやすみ、枇杷の木

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2007/07/10 (火) ~ 2007/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

おもしろ観劇体験。
光の演出が印象的でした。次女と父親、を語らずに見せながらの誕生日のシーンがお気に入り。

アフタートークで出てた隣人との関係の解釈ズレ。あれがわかるのとわからないのとでは、会話の背景の面白さが変わってくると思うのですが、そういう観客席の状態が個人的に面白く。
感じてわかる人もいるようで。どちらかといえば考えて気付いた方でした。

単純に男と女ということではないかもですが、隣人の件含め、女同士のやりとり、三姉妹の関係は観ていておもしろかったです。

岡田利規 新作「ゴーストユース」

岡田利規 新作「ゴーストユース」

桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2007/11/20 (火) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

彼女たちがどうなっていくのか。
楽しみです。演劇界的にですが。

演じるということを演じ、繰り返し、入れ替わり、映像と文字とで遊び…と書くとどこかの誰かみたいですが、チェルフィッチュでした。
物語らず、進まない状態を演劇している前半。次元を突き抜け半歩ずつ進む後半。中盤、記憶が飛んでたりしますが、面白かったです。

ネタバレBOX

「予測辞書」「削除→挿入」というのは、確かに新しい文字感覚だなぁと。
正しい街

正しい街

飛ぶ劇場

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2007/02/10 (土) ~ 2007/02/11 (日)公演終了

満足度★★★

携帯から投稿してみたり。
演出一つ一つのアイディアは面白いと思います。
遊びを入れてくる感じなので、世界に入り込むというよりは、観て楽しむ感じかなと。それが描きたいものと合ってないように感じる部分もありました。

ネタバレBOX

「狂気の世界の住人」が足りないため、訪問者が異物に見えませんでした。美術がシンプルなので、もっと住人で『街』を魅せて欲しかったです。
下に潜る移動は、演出でもっと触れても面白いかなと。ちょっと気になりました。
傷は浅いぞ

傷は浅いぞ

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2007/11/14 (水) ~ 2007/11/26 (月)公演終了

満足度★★★

もう一回。
「濡」あたりが観たかったのですが、さて、行けるかどうか。

初日はまだブレがあったように思います。
「15 minutes made」の時ほどの爽快感が無いのは、1、2、3と段階を踏むことで、ハードルをどんどん上げてしまってるのと、流れが生まれにくいからでしょうか。

人は減っても暴れるスペース1.5倍。席少なっ。
これを贅沢と取るか、もったいないと取るか。

媚励(ビレ)

媚励(ビレ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/04/05 (木) ~ 2007/04/15 (日)公演終了

満足度★★★

綺麗な乞局。
これまでに観た作品の、特殊な設定や空間とは違う綺麗な感じ。見た目や状態・状況の「気持ちいい気持ち悪さ」よりは、人間のそれをいつも以上に丁寧に。全体的に女性な印象も新鮮。
わりと平和な後味。

上演時間約100分。開演前に1時間15分と聞いてた人が何人かいたみたいです。

生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/11/03 (土) ~ 2007/11/12 (月)公演終了

満足度★★★

記憶は曖昧ですが、
ENBUゼミ『ノーバディー』と比べると抽象度が増した印象。物語中盤までを引っぱっていた、原因と思われるものへの追求が弱くなった分、全体の空間設定や、それぞれの関係が断片的になり、なんだかぼんやりと。「そのこと」そのものを純粋に浮かび上がらせる作りなのかなとも。

個人的には事前にダブルキャストの情報が知りたかったり。

うそつきと呼ばないで

うそつきと呼ばないで

タテヨコ企画

Galeri KATAK・KATAK(東京都)

2007/10/17 (水) ~ 2007/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

11日19時追加公演があるそうです。
数年ぶりのギャラリーカタカタ。駅からはわりと近く、ポイントポイントに誘導の方も。
その日その日の変化を出演者も楽しんでいるような、空間への意識、愛情を感じる一本。一部作り過ぎの感もありますが、やわらかく溶け込んだ抽象的な世界観は好み。

ネタバレBOX

バケツ男が入ってきた瞬間の衝撃(笑)
喋らなくても良いかなぁとも。
廃校/366.0【後日譚】

廃校/366.0【後日譚】

NEVER LOSE

千種文化小劇場(愛知県)

2007/03/09 (金) ~ 2007/03/14 (水)公演終了

満足度★★★

空気は好みです。
確かに引き付ける「手法」は持っています。オープニングの入り方は期待させるものがありました。あの空気は大好きです。空気から物語が生まれたり、質が変化して行けばおもしろいと思います。
ノスタルジーを感じる程に場所・空間が描かれるわけではなく、感情移入できる程に人物・関係が描かれるわけではなく、空気のままで終わってしまったような印象を受けました。

ネタバレBOX

会場内に入ると、床を染める桜の花。散った様子から、何かが起こった後なんだなというのが伝わってきます。上空、奥から伸びる桜の枝の影が、花散る床に。それが満開の桜のようでもあり。

ラストは一個手前のシーン終わりで拍手しそうになりました。空間が変化したあの一瞬で終わっていたら気持ち良かったと思います。
「僕を愛ちて。」

「僕を愛ちて。」

劇団鹿殺し

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/01/11 (木) ~ 2007/01/22 (月)公演終了

満足度★★★

「元気があってよろしい」by古田新太
おもしろい劇団は多いですが、勢いのある劇団ってのはなかなか少ない気がします。「勢い」の固まりみたいなそんな鹿殺し。全力サービスっぷりも含めて「らしさ」ではありますが、もう少し短い方が…って言っても仕方ないか(笑)

ネタバレBOX

親子に落ち着くかと思ったら、鶴とのラストへ。ただ、この「両親」と「鶴への思い」ってのが、いまいち見えにくい気がします。ラストの歌なんかはそこが出てくれば、もっとぐっと来るような。

菜月チョビさんの客演が楽しみなのです。
再演とプレビュー公演

再演とプレビュー公演

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/03/14 (水) ~ 2007/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

本公演が楽しみです。
休憩を挟み、約3時間で2本立て。
プレビューの「おねがい放課後」は、志賀さんを知ってるかどうかで面白さが変わってくるので、そういう意味では『舞台を初めて観る方に』お薦めするのは難しいとこです。
笑いながら観てると、やらかい部分にぎゅーっと迫ってきます。

ネタバレBOX

再演「ヒッキー・カンクーントルネード」
岩井さんバージョン。いつもの位置でも「妹」な中川さんは新鮮だったり。

プレビュー「おねがい放課後」
どうしても志賀さんを想像しながら観てしまう、変則的な面白さ。どっちの客席に座るかでオープニングのインパクトが変わるのは気になるところ。温度が高めな側の客席にちょっととまどったり。
ポップに駆け抜けると思っていたので(勝手)、ラストは少し不思議な気分。本公演だと、泣くかもなぁと。
あーさんと動物の話

あーさんと動物の話

飛ぶ劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/31 (木) ~ 2008/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

見え隠れする裏側がどうも気になる。
以前観た『正しい街』と比べても、完成度は高く、どちらかと言えば好み。ただ、作家な人々にはそういう共通した年齢があるのか、団体や演劇(モノヅクリ)に対する思いや現状を重ねて描くその種の作品は、裏側が少しでも見えてしまうとどうも最後の部分で入りきれず。そういう意味では、個人的に当日パンフの文章は書かずに、ただ「込めて」ほしかったかもなと。
門司さんの魅せるようで存在してる演技体が気になる。

タラチエ『貝峠の夜』

タラチエ『貝峠の夜』

多摩美術大学 造形表現学部 映像演劇学科

BankART Studio NYK(神奈川県)

2006/12/08 (金) ~ 2006/12/14 (木)公演終了

満足度★★★

横浜で東京を思う。
新生活、三人暮らしを始める女たち。女性的感覚で持っていくのかと思っていたら、劇的に魅せる場面や、「今」としっかり絡む部分や。
会場の関係で音の問題はありますが、さほど気にならず。

飛ぶ痛み

飛ぶ痛み

キリンバズウカ

王子小劇場(東京都)

2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了

満足度★★★

〜じゃない。
関西でも関東でもない、SでもMでもない(ように見える(トークより))、なんだかよくわからないこの団体が、プロデュース公演的な一回で終わるのではなく、次にどうとんがって行くのかが楽しみです。
台詞も身体も現代口語じゃない会話劇、というのもそうですが、小劇場らしさを持ちながら、これまでのそれとは違う変な新鮮さがありました。良くも悪くもバランス感覚がいいのかもと。
「〜じゃない」が「らしさ」になるためにも、定期的な活動を希望します。

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