タロウの観てきた!クチコミ一覧

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ぬけがら

ぬけがら

横浜未来演劇人シアター

相鉄本多劇場(神奈川県)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★

意味のある140分。
ゆったりとした座席。中央、若干上手側の好位置で満喫。

役者がいきいきと見える熱い演出でした。もし夏に観ることがあったらまた違った印象な作品かもと。

ネタバレBOX

食卓を囲む奇跡のシーン。観に行けて良かったです。
不透明な室温

不透明な室温

劇団バームクーヘン

タイニイアリス(東京都)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

変幻自在の3トップ
今公演の作は、今村圭佑。120分。

cinra magazine STAGE【世界の劇団】 http://cinra-magazine.net/vol.12/CONTENTS/STAGE/BAUM.HTM

ネタバレBOX

「物語」ではなく、「時間」で語る作品なので120分は必要だったのだと思いますが、タイニイアリスでは正直きつかったです。というか「無し」です。
ファンタジーがふわっと見えてくる瞬間は心地よく。
正しい街

正しい街

飛ぶ劇場

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2007/02/10 (土) ~ 2007/02/11 (日)公演終了

満足度★★★

携帯から投稿してみたり。
演出一つ一つのアイディアは面白いと思います。
遊びを入れてくる感じなので、世界に入り込むというよりは、観て楽しむ感じかなと。それが描きたいものと合ってないように感じる部分もありました。

ネタバレBOX

「狂気の世界の住人」が足りないため、訪問者が異物に見えませんでした。美術がシンプルなので、もっと住人で『街』を魅せて欲しかったです。
下に潜る移動は、演出でもっと触れても面白いかなと。ちょっと気になりました。
糸あやつり人形芝居『平太郎化物日記』

糸あやつり人形芝居『平太郎化物日記』

ITOプロジェクト

ザ・スズナリ(東京都)

2007/02/03 (土) ~ 2007/02/04 (日)公演終了

満足度★★★

後継者不足とのこと。
高年齢化。ロングランができない原因の一つなのかなぁと。
http://www.toramaru.jp/school/index.html
アフタートークでご紹介のあった人形劇の学校です。

スズナリを埋め尽くす人、人、人。スズナリの座席数、230。整理番号はおそらく予約者最後の252番(笑)
受付で配布される整理番号順だったみたいです。お早めのご来場を。

当日券もけっこう出ていました。

ネタバレBOX

怪しく可愛く綺麗な、素敵カラクリの人形達。並列の日記形式でアイディアを詰め込んだとのこと。その為、展開が多少単調にはなりますが、一つ一つの天野天街色が楽しく。
Black Jack Pizza

Black Jack Pizza

仁3プロデュース

OFF OFFシアター(東京都)

2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了

満足度★★★

小里清さんの作品は初めてです。
上演時間は1時間ちょいだったかと。言い回しや、言葉の選び方など、なんとなくですが翻訳もののような質感。スタイリッシュな作品でした。狡さと巧さを持った空間の使い方、照明の魅せ方がおもしろく。

シフト

シフト

サンプル

アトリエ春風舎(東京都)

2007/01/26 (金) ~ 2007/02/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間賛歌。
胸の奥、腹の底がもたれるような、ゆっくりえぐられるような感覚。しかし同時に、見える世界は情けないほど美しく。青年団の俳優の凄さを改めて。
「舞台を初めて観る方」というのが、おおざっぱにハリウッドエンターテイメントな万人へというのなら、確かにお薦めはしませんが、こういう作品こそ初めての観客を圧倒させ虜にする可能性を持っていると思います。単館系って、そういうことだと思うのです。

ネタバレBOX

ブレッシェル、アンソニアのシーンは最低で純粋で気持ち悪く綺麗。アフタートーク、挟み舞台の真ん中でチェル岡田さんと松井さんが向かい合っての半分対談。聖域のようなトーク。ああいう形もおもしろいなぁと。
monde

monde

mon(2008年解散。現在は青年団若手自主大久保企画)

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/01/25 (木) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★

作り手とじっくり話をするような
「コラージュ」
女の子のエネルギーという部分で繋がってはいますが、前半、後半という感じで分かれてしまった印象がありました。後半おもしろかったので、前半がもっと重なってくればと。
短編ですが、ラストの上昇感は魅せてくれます。

「カラメル」
(Wキャスト:新田絵美(SLEEP)バージョン)
一緒に呼吸しているかのように、登場人物がその瞬間瞬間を生きていました。綺麗とか、美しいとかいう言葉よりは、「大切な、大切にされた」作品なんだろうなぁと。


『monde』
素直に良かったと思える公演でした。「つくりたいものをつくる」ことがきっとできたんだと思います。

浮世混浴鼠小僧次郎吉

浮世混浴鼠小僧次郎吉

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2007/01/24 (水) ~ 2007/02/05 (月)公演終了

満足度★★

天野世界の住人
小屋の大きさに演技が合っていない気がしました。「繰り返し」「夕沈ダンス」など役者の個性が天野天街ワールドの演出内にあるシーンは気にならないのですが、台詞を語り始めると「役者本人」が演出より表に現れ、一気に物語から覚めてしまいました。

ネタバレBOX

役者の個性が作品の邪魔をしてました。へへ、そそ、ぼぼ、という3人組がどうしても「2人と1人」に見えてしまったり。流山児さんは流山児さんだったり。
後半、おもしろくなったのですが、最後がなぁ、、、と。投げてくるあれも、楽しませようとしてるか、ぶつけられる不快感なのか、はっきりせず。個人的には「楽しませようとしてるんだろうけど、危ないよ!」という感じ。
銀髪

銀髪

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2007/01/24 (水) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

2007/01/24 夜
初日。休憩ありで、2時間半。満席でした。

cinra magazine【世界の劇団】 http://cinra-magazine.net/vol.12/CONTENTS/STAGE/HYOTTOKO.HTM

ネタバレBOX

31人が吉祥寺シアターを駆け巡ってました。ダンスをあそこまで引っぱるなら冒頭をもう少しすっきり、例えば2時間弱休憩無しだと、一気に気持ちよく観れる気も。
ポイントポイントでやっぱり魅せてくれます。かっこいいです。
甘い丘

甘い丘

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2007/01/19 (金) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★

いいタイトルだなぁと。
とあるシーンで、観ている途中忘れていたタイトルがふわっと浮かび上がってきました。ゆら〜っと、甘いかおりがした気が。
しっかり「観たなぁ」という充実感。

ネタバレBOX

客入れからの丁寧な導入はいつもながら嬉しく楽しく。オープニングの音が印象的でした。
反復かつ連続もどき

反復かつ連続もどき

cassette conte

Kukui Cafe(東京都)

2007/01/20 (土) ~ 2007/01/20 (土)公演終了

満足度★★★

これをどう作品に持って帰るか楽しみ。
横に長いカフェにぎゅうぎゅう詰めな中、確かに『反復かつ連続もどき』な公演。愛知での『劇王Ⅳ』では、ここに動きが加わるそうで。それを観たら4つ星かもなぁと。ただ、この種類の作品が5つ星になるのは難しいと思うので、これを「物語」とは言いませんが、「公演」にどう持ち帰るか楽しみです。

2006年度後期Field Trial 企画制作発表会

2006年度後期Field Trial 企画制作発表会

多摩美術大学 造形表現学部 映像演劇学科

多摩美術大学 上野毛キャンパス映像スタジオ(東京都)

2007/01/18 (木) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

5作品を観た順に
『「五面シヴァ」』★
『アレルヤの落下』★★☆
『愛$』★★
『○の横腹』★★★
『ホテルタイタン』★

()内は適当に紹介。

『「五面シヴァ」』(舞踏、ダンス寄り)
ある少女の周りで〜〜と紹介文にはありますが、その少女があまり見えて来ないかなぁと。出演者間での差が目立ってしまった気がします。2シーン目のダンス部分は引き込みます。

『アレルヤの落下』(空間演劇)
そんなの無いけど、2.5星。音と光の魅せ方はカッコイイです。語りのテンション自体は好きですが、少しためすぎな印象でした。

『愛$』(ショー)
映画を基に、歌とダンスで綴る裁判劇。得意技を持ってくるところや、曲をフルコーラスで踊っちゃうところや、純粋だなぁと(笑)
やりきってるので、楽しめます。

『○の横腹』(展示、実験)
小指値などに参加している照明さんの展示空間内で、実験公演。ゾーイトロープの中で小指のパフォーマーと、20分強。空間の面白さはどういう方向にも進みそうな感じ。公演はやってる側が一番刺激的かも。

『ホテルタイタン』(コント)
コントと銘打ってはいましたが、どちらかと言えばオムニバス。作者が違う作品同士が喧嘩し合ってるような、統一感の無さ(苦笑)
それぞれにおもしろい部分はあったりするので、もったいない。

ひかりごけ

ひかりごけ

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2007/01/18 (木) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

★★★★
ではありますが、正直ここまで来ると追いつかない部分があります。この作品の感想でその類いの言葉を使うのは嫌なのですが、もう少し「消化できたら」★を付けようと思います。
しばらく頭の中に響いていそうな一本でした。

ネタバレBOX

その作品との出会いが三条会、になることが多いのですが、その点ではあまりお薦めできません。原作を知っている方が、一度別の公演で観ている方が、より楽しめる部分が確実にあるので。そういう意味でも、貴重な存在だなぁと。
煙の先

煙の先

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/01/16 (火) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

生活の一部にしたいのです。
脚本を土台にどれだけ、「遊ぶか」「楽しめるか」。そしてある意味「戦えるか」。どこまでフリーにしてるかはわかりませんが、一番刺激的なところにいるのは出演者達だと思います。なので、楽しめるかどうかは分かれるかと。
公演に毎日ってのは難しいですが、今後も贅が何かやるなら追いかけます。

ネタバレBOX

プレビューで気になった「携帯の電源」は、ああ来られると許しちゃいます。

奥寺というか内田さんというか、
花を食べようとした瞬間、サスペンスにもミステリーにも、物語が一気に広がっていくような感覚があり、「うぉ〜、どうなるんだ」、「あの娘はいったいなんなんだ」と、ストーリーに食いついたら、全く、一切、関係なかったです(笑)
「僕を愛ちて。」

「僕を愛ちて。」

劇団鹿殺し

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/01/11 (木) ~ 2007/01/22 (月)公演終了

満足度★★★

「元気があってよろしい」by古田新太
おもしろい劇団は多いですが、勢いのある劇団ってのはなかなか少ない気がします。「勢い」の固まりみたいなそんな鹿殺し。全力サービスっぷりも含めて「らしさ」ではありますが、もう少し短い方が…って言っても仕方ないか(笑)

ネタバレBOX

親子に落ち着くかと思ったら、鶴とのラストへ。ただ、この「両親」と「鶴への思い」ってのが、いまいち見えにくい気がします。ラストの歌なんかはそこが出てくれば、もっとぐっと来るような。

菜月チョビさんの客演が楽しみなのです。
最終試験場の9人

最終試験場の9人

青森中央高校演劇部

アトリエ1007(青森県)

2007/01/14 (日) ~ 2007/01/19 (金)公演終了

満足度★★

55分間のエンターテイメント
雪降る青森へ。55分ということで、力技な部分はありますが、制約の中で、できる限りの姿勢は嬉しく。実際の大会で観てみたかった気もします。

ネタバレBOX

あらすじを読めば、わかる人にはわかります。わからない人でも予想がつきます。ベタを使って、9人をうまく印象づけ。
わかっちゃいますが、ほたての子の部分など、ぐっと来たり。

ますます「修学旅行」が観たくなりました。
今後も機会があれば。
いちじく純情

いちじく純情

劇団きらら

タイニイアリス(東京都)

2007/01/13 (土) ~ 2007/01/14 (日)公演終了

満足度

地方の劇団の危うさと可能性
を色々と考えさせられました。それが独自なものを生み出す場であるのか、それともただ情報の中で孤島になってしまうのか。きららにしか出せない何かというのを、感じることができず残念でした。

ネタバレBOX

話の軸がぶれているように感じました。時間をかけたぶん、思い入れは強いのだと思いますが、個人的にはどれかに絞って短くした方がいいと思います。恋人なのか、兄弟なのか、葬儀屋と客なのか。
法王庁の避妊法

法王庁の避妊法

ハイリンド

「劇」小劇場(東京都)

2007/01/06 (土) ~ 2007/01/14 (日)公演終了

満足度★★★★

満喫。
当日券。開演10分前に到着で、キャンセル待ちでした。観れて良かったです。
上演され続けてほしい本の一つだなぁと改めて。また、こうやって作品を発表しているハイリンドの今後の活動も楽しみです。

ネタバレBOX

わかったうえで、そうしているのかもしれませんが、少し気になったことが。産婦人科(に限りませんが)の入り口に段があるのは、どうなのかなぁと。
動物園物語

動物園物語

THEATRE1010

THEATRE1010(東京都)

2007/01/08 (月) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★

席によって印象が変わると思います。
開演前から空気を作り、引き込む演出な『動物園物語』。この作品を引き込んで魅せるのは相当難しいと思います。観ててきつくなるので。後半、もっと押しても良かったかなぁと思います。

真夜中の弥次さん喜多さん

真夜中の弥次さん喜多さん

KUDAN Project

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2007/01/06 (土) ~ 2007/01/08 (月)公演終了

満足度★★★★

最終公演、千秋楽。
ラストシーン。あぁ、これで終わるんだなぁと。
海外完全バージョン用の字幕ボードは、多少気になるとこはありますが、独自の演出も加わり。
最終公演? という嬉しいような、な話も出てはいるようで。

ネタバレBOX

ネタバレということではないのですが、客席に恵まれず。線路が近いわけでもないのに、なんかゆれるなぁと思ってたら、隣の人のびんぼうゆすり…。
あと楽しんでるからだとは思いますが、言葉を発しちゃうお客さんって苦手なのです。「こわっ」とか、「びっくりした」とかは、まだいい方で。
「(あそこから・そろそろ)出てくるよ」とか、繰り返しシーンの台詞を言っちゃうとかは勘弁してほしいなぁと。

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