落合由人の観てきた!クチコミ一覧

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現代忍法 ぼんやり絵巻

現代忍法 ぼんやり絵巻

KUSARE芸道R

シアターブラッツ(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/15 (火)公演終了

KUSARE芸道R「現代忍法 ぼんやり絵巻」
客演の福代千鶴のアクションがとくに目を引いた。

SOMEDAY

SOMEDAY

studio salt

相鉄本多劇場(神奈川県)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

studio salt「SOMEDAY」
サノモトは私の青春だったから、あの「SOMEDAY」の歌い方はイマイチです。

めいろあそび

めいろあそび

しずくまち♭[フラット]

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

しずくまち♭「めいろあそび」
客演の泉澤尚子の代表作と呼びたい作品。
気高くふるまいながら、孤独から抜け出そうとすればするほど孤独になっていく切なさを見事に演じていた。素晴らしい。

星影のJr.

星影のJr.

庭劇団ペニノ

ザ・スズナリ(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/20 (水)公演終了

庭劇団ペニノ「星影のJr.」
こどもの教育という構造を使った、大人(観客)の教育と見た。

ルーティーンワーク、けけけ

ルーティーンワーク、けけけ

カナデコトビート

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2008/09/05 (金) ~ 2008/09/08 (月)公演終了

カナデコトビート「ルーティーンワーク、けけけ」
脚本上、始末がつけられていない登場人物がいるのが、残念。

松ぼっくり-モクセイの香る頃-

松ぼっくり-モクセイの香る頃-

植吉劇場

サンモールスタジオ(東京都)

2008/09/11 (木) ~ 2008/09/16 (火)公演終了

植吉劇場「松ぼっくり-モクセイの香る頃-」
旗上げ公演が良かっただけに、肩透かしをくらった感じ。
登場人物に魅力を感じるところまで行けていない。

紫式部が言う前に!

紫式部が言う前に!

ユニット美人

王子小劇場(東京都)

2008/10/18 (土) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

ユニット美人「紫式部が言う前に!」
「前衛的を心がけた」シーンは笑ったな。

うみのそこ ハズのくに

うみのそこ ハズのくに

しずくまち♭[フラット]

あかいくつ劇場(神奈川県)

2008/11/20 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

しずくまち♭「うみのそこ ハズのくに」
こども向けの企画だそうだが、多分こどもを連れてきたお父さんのほうが号泣してしまうお話し。

龍宮物語~東京.ver

龍宮物語~東京.ver

劇団BOOGIE★WOOGIE

d-倉庫(東京都)

2008/12/12 (金) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

劇団BOOGIE★WOOGIE「龍宮物語~東京.ver」
以前、麻布die pratzeで見たバージョンと異なる展開。今回の方が素敵でした。

ネタバレBOX

浦島太郎の話を取り込み、乙姫と浦島との愛と別れ、再会そしてまた別れがとても綺麗にまとまったなと。
昔話は、優れたSFであったんだなと再認識した、
Voice, narrative and dialogue

Voice, narrative and dialogue

shelf

MODeL T(東京都)

2008/11/10 (月) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

shelf 「Voice, narrative and dialogue」
朗読、ではないのだよね。
朗読を聴くつもりで行ってしまったので、団体の意図とはずれた受け止め方をしたかな。

ボクコネ

ボクコネ

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

タカハ劇団 「ボクコネ」
美しいラストシーンが心に残った。

ネタバレBOX

大家さんのおばあちゃんを、若いたなか沙織にその若さのまま演じさせていたのは、幼児退行したことでおばあちゃんの中から溢れ出てくる「ピュアな少女性」を表現し、それを「人類という生物の美しさ」につなげたいという演出の意図だな、と感じた。
ラストと中盤で、星に自分(おばあちゃん)の名前が付いているのを喜ぶシーンがあるが、「星になる」=「死」を暗示しているのだろう。

冒頭で、廊下に倒れているおばあちゃんを何者かが発見する。それはこの宇宙船を見つけ、乗り込んできた宇宙人であり、そのあとに描かれる芝居は、おばあちゃんの遺体から復元した記憶映像だと解釈することが出来る。
中盤で、宇宙人へ送信するメッセージを考えるシーンがあるが、おばあちゃん自身が最高のメッセージなのだ。
記憶映像の最後は、星空に浮かぶおばあちゃん。
こんな幸せそうなおばあちゃんを見たら、「人類は良い生物であったのだな」と宇宙人も思ってくれるはずだ。
と、こうした構造は素敵なのだが、周りをとりまく「変な人たち」の書かれ方が割りと単調なため、途中でだれてくるのが残念。
ROMANCEPOOL

ROMANCEPOOL

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/07/26 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

FUKAIPRODUCE羽衣「ROMANCEPOOL」
初見。
好きなミュージシャンのライブに行ったら、芝居仕立ての構成だった、という感じ。観ているうちに、一緒にシャウトしたり、ジャンプしたりダンスしたりしたくなった。

ネタバレBOX

ただ、曲によって、こちらの惹かれ度合いが異なる。
2曲目の「夕暮れCDショップ」で心をわしづかみにされたが、そのあとは今ひとつ。
次に心踊ったのは、9曲目の「夢の中の夢の中の夢の中の夢」の男版だった。
どうやらこの2曲には、私が音楽を聞きまくっていたころの熱い記憶にマッチするフレーズやリズムが織り込まれているような気がする。

浜辺で男と女が愛を語るシーンで、波音(波が砕けるザッパーンという音と光景)を男と女の交いに見立てているところが、美しく心に残った。

誰 ガ タ メ ノ 剣

誰 ガ タ メ ノ 剣

シアターキューブリック

ザ・ポケット(東京都)

2008/02/07 (木) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

誰 ガ タ メ ノ 剣
メイク&衣裳が素敵でした。

ネタバレBOX

織田信長が歌うシーンは、もっとコンサート風の音響にして「歌」として聞かせてほしかったな。こんな信長は、商業演劇だったら、デーモン小暮閣下がやったら面白いなと思いました。
ぶつける。

ぶつける。

かやくごはん

「劇」小劇場(東京都)

2008/02/26 (火) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

「ぶつける。」
「劇」小劇場のグレーの壁を、あまり隠さない簡素な舞台美術でしたが、それゆえに舞台に明るさが無く、鑑賞意欲が盛り上がらない。ラジオドラマなら良かったのにと思ってしまった。

お前がダメな理由

お前がダメな理由

箱庭円舞曲

サンモールスタジオ(東京都)

2008/02/27 (水) ~ 2008/03/03 (月)公演終了

「お前がダメな理由」
役者はそれぞれにイイ芝居をしていたと思います。
後半はシーンがカットアウト・カットインしていて印象的ですが、前半ではブリッジ曲のフェードアウトが、カットアウトの効果を削いでいて、芝居に乗り切れず。そのまま2時間の長丁場はきつく、ラストシーンの盛り上がりにもついていけませんでした。

poetic act vol.1 春マチ小唄

poetic act vol.1 春マチ小唄

劇団空とぶ100マイル

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

春マチ小唄
セリフと身体のリズムという視聴覚性を重視した作風。
目と耳には気持ちよいのだが、ロジック的には終盤ちょっとはしょりすぎかと。
そんな中、とくに福代千鶴が好演。

13日のポストパフォーマンストークは、家庭や地域のコミュニケーションの低下に対し、インプロ(即興演劇)のワークショップを、俳優ではない一般の方が受けることが、対策のひとつとして有効かという内容でした。

スチュワーデスデス

スチュワーデスデス

クロムモリブデン

駅前劇場(東京都)

2007/12/28 (金) ~ 2008/01/08 (火)公演終了

スチュワーデスデス
奥田ワレタのファンです。

アニメネタは見ていて楽しいのですが、

「それって、元ネタを知っていてなんぼのものじゃん」

と思って、引いてしまうのです。

とはいえ、「ボーグを脱げ」以来二度目のクロムですが、今回は置いていかれることなく、いい具合に楽しい舞台でした。

サバンナの掟

サバンナの掟

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2008/01/05 (土) ~ 2008/01/06 (日)公演終了

サバンナの掟
2007年10月の「15minutes made」(ザムザ阿佐谷)の中で披露された「傷は浅いぞ(未放送版)」で初めて柿食う客を見て、そのエネルギーとスピード感が、本公演ではどう表現されるのか気になっていた。

ネタバレBOX


今回の劇場シアタートラムは、これまでの公演より大きい空間とのこと。

出演者が31人もいるが、いくつかのセクトに分かれており、それが入れ代わり立ち代りしていくさまは、ふと遊眠社を思い出させるものの、舞台の広さのほか、演出の世界観や構成に対し、役者全体の力が追いついてないと感じた。
人の隠れた思いが積み重なっていくストーリーの中で、私に一番のヒットだったのは、玉置玲央演じる純江。
遊ぶ金目当てのいやな女と思わせておいて、実はそのお金はポリオワクチン提供のための募金に使っていた。
それは自分が子供を産めない身体であるからなのだが、さらにその思いの先に、「子供なんか生まれるな。人間なんて滅んでしまえ」という狂気が立ち現れたのが印象的だった。

翼をくださいっ! さらばYS-11

翼をくださいっ! さらばYS-11

ギンギラ太陽's

天王洲 銀河劇場(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

『翼をくださいっ! さらばYS-11』
タイトルから、「YS-11主役のイイ話」を想像していたが、良い意味で裏切られた。

ネタバレBOX

物を擬人化した話といえば昔、テレビアニメ「トムとジェリー」の間に放映された「ぼくはジェット機」や「ボクはスポーツカー」を思いだす。

その流れでYS-11の成長物語を想像していたが、スカイマークエアラインの1号機の成長を軸に、優秀な機体なのに生産が打ち切られたYS-11の心の再生、敗戦で廃棄されたゼロ戦の無念、帰ってこない戦闘機を待ち続ける飛行場の愛などがちりばめられ、泣き所が満載であった。

また、冒頭ではいやな奴として登場するJALなのだが、終戦後やっと空を飛ぶことを許される時代に、「取り戻した日本の翼、二度と折るまい」と志を持って生まれた会社が日本航空であるとの描写を組み入れるのも上手い。

終盤、ちょっともたついた感じもあったが、とても素敵な作品でした。
劇団の代表作として、今後も育てていってほしいです。

砂漠の音階

砂漠の音階

風琴工房

シアター風姿花伝(東京都)

2007/10/30 (火) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

シアター風姿花伝もいいね
初演も好きですが、

役者が変わり、劇場も変わり、

別物として楽しめました。

ネタバレBOX

場内壁面の青みが、気持ちよい緊張感を与えてくれた。
スズナリ版では、低温室が「下手の先」の設定であったが、今回は客席中央の花道を抜けていく設定。
低温室に向う人たちの表情がよく見えて、すがすがしい。

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