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タカハ劇団「
ボクコネ
」の観てきた!クチコミとコメント
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落合由人(80)
タカハ劇団 「ボクコネ」
美しいラストシーンが心に残った。
ネタバレBOX
大家さんのおばあちゃんを、若いたなか沙織にその若さのまま演じさせていたのは、幼児退行したことでおばあちゃんの中から溢れ出てくる「ピュアな少女性」を表現し、それを「人類という生物の美しさ」につなげたいという演出の意図だな、と感じた。
ラストと中盤で、星に自分(おばあちゃん)の名前が付いているのを喜ぶシーンがあるが、「星になる」=「死」を暗示しているのだろう。
冒頭で、廊下に倒れているおばあちゃんを何者かが発見する。それはこの宇宙船を見つけ、乗り込んできた宇宙人であり、そのあとに描かれる芝居は、おばあちゃんの遺体から復元した記憶映像だと解釈することが出来る。
中盤で、宇宙人へ送信するメッセージを考えるシーンがあるが、おばあちゃん自身が最高のメッセージなのだ。
記憶映像の最後は、星空に浮かぶおばあちゃん。
こんな幸せそうなおばあちゃんを見たら、「人類は良い生物であったのだな」と宇宙人も思ってくれるはずだ。
と、こうした構造は素敵なのだが、周りをとりまく「変な人たち」の書かれ方が割りと単調なため、途中でだれてくるのが残念。
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2008/08/20 02:47
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