石田1967の観てきた!クチコミ一覧

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錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

まごころ18番勝負

王子小劇場(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

二転三転四転
かなり裏返ったと思う。
映像で観たものの、その迫力というか、
言い知れぬものへの恐怖というか、
そんなものがアングラ的な匂いをさせつつ、
ゆっくりと揺らめいていた。

江戸川チックな推理劇としては、かなりのレベルだと感じる。
そして本筋にまったく関係ないキャラが問答無用で解いていく様も面白い。

なのにその浮遊感が、勿体無く感じる。
でもこんな演劇は大阪には無かったと感じました!!

少女教育

少女教育

シンクロ少女

王子小劇場(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

シンクロにティ
3つの関係をシンクロさせながら進む展開。
かなりスリリングな展開であったと思う。

何故ならその関係に『性的』な要素が含まれていたからだ。

それだけに作品は、映像的であり写実的であり面白い。
構成力の勝利だと思う。

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら 」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら 」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age ヘンドリックス

TORII HALL(大阪府)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

悪人が居ない
(tweetより)

石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!人物配置には意味がある。全員野球な座組!ディスカッションがとても有意義。 http://twitter.com/LINXS1967/status/195115483840790528/photo/1





石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!初演、再演、そして三回目!あたたかな気持ちになれる幸せに、この時間だけは酔いたい。





石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!そうだ、僕はここで泣いたんだ。何て切ないシーンなのだろう。当時も思ったが素晴らしい脚本だ。色んなコトが走馬灯のように思い出される。まるで流行歌。 http://twitter.com/LINXS1967/status/195119346568278016/photo/1



石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!一明一人さんは相変わらず場の空気を作る天才。今やストーンエイジに居なくてはならない人だ。くすくすとTwitterしています(笑) http://twitter.com/LINXS1967/status/195126817147990017/photo/1



石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!暖かい人間模様。メンバー全員が参加してなくても、この座組には完コピ女優が居る(笑) http://twitter.com/LINXS1967/status/195136893048991744/photo/1





石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!自由奔放キャラ爆裂登場!本木さんが弾ける!前作でも素晴らしかったが、今回もヤバい!見学者が漏れなく笑う、笑わざるをえない(笑) http://twitter.com/LINXS1967/status/195139542892810240/photo/1





石田1967 ‏ @LINXS1967

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら」稽古場潜入!これ、やっぱり素敵だ! http://twitter.com/LINXS1967/status/195141018696429569/photo/1





石田1967 ‏ @LINXS1967

わあ!何時の間に?“@i_ichimei : 最終稽古に石田1967氏登場! ★The Stone Age『喪主もピアノが弾けたなら』▼4/27-30▼千日前トリイホール▼▼http://bit.ly/x4grMX #ストーンエイジ http://photozou.jp/photo/show/1015146/131944298 ”






今週末に開演する、

敬愛する劇団さんの稽古場にお邪魔させて頂く。



この作品、

僕はとても愛している作品である。

この作品はアトラスという劇団が、初演、再演と回を重ね、

そして今回は自分の劇団で堂々の再々演なのである!

それだけの自信が有る脚本であり、僕もその流れには納得の一品である。

何せ僕は全てを観劇して、更にDVDでまで観ているのだから。

どれだけ好きかは・・・語り尽くせないほど好き。



それは登場人物が、すべからく優しいからかもしれない。



悪人が居ない。

その純然たる事実に、僕らはまるで 『寅さん』 に会いに来たかのように心が癒されるのだ。

時空警察ヴェッカーχ<KAI> 彷徨のエトランゼ

時空警察ヴェッカーχ<KAI> 彷徨のエトランゼ

アリスインプロジェクト

六行会ホール(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★

すごい・・・・・・・・・・・
まず、凄い・・・と言っておく。

関西の片田舎から大都会の東京のやり方に正直、驚きを隠せない。

色々な意味で・・・・

やり過ぎだ。



しかし、

そうする事が、

色々な意味で、生きていく方法だと感じる。




ざっくり書く。

もっともっと、もっともっと!

「愛」 が欲しい。



そんな気持ちが、とぐろを巻く公演だった。

メビウス

メビウス

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

メビウスな芝居
船場サザンシアター という映画のミニシアターのような豪奢な椅子でお芝居を堪能する空間。


にて、

極上の芝居に舌鼓。




前回公演にて同じ小屋で行われた、林遊眠 一人芝居【月下人魚】。

そのクオリティたるや、

まさにこの小屋が最大に輝ける為のコンテンツ!

そこまでのものを見せて貰い、

その公演からわずか2ヶ月で、二人芝居のものをスプリット。

今年のショウダウンは一味違う。




さて、

【メビウス】

の話だ。



出演者にしてみれば、

いや一般客の僕からしても、この芝居の二人は、

二人の代表作に成りえたのではないかと思う。



それは二人が二人とも、この作品を心の底から愛しているという事が滲み出ているからである。



いや、

語弊があるな。

愛しているからといって代表作になるなら、

世の中、代表作ばかりで、

代表作同士の、代表作戦争が勃発してしまう。

もとい、

代表作になるべく、二人が、いや作、演出、スタッフも含め一丸となったからこそ極上作品になったのだと僕は思う。

さいはて

さいはて

ともにょ企画

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/04/28 (土) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★★

愛も変わらず!
気持ちの悪い場所を、
堂々と
みせる。

そうして出来た異空間を、
僕らは眺めるしか出来ないジレンマ。

『エキチカヘブン'12』

『エキチカヘブン'12』

名前はまだなゐ

コミュニティカフェpangea(大阪府)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

おまつり!
石田1967 前説的出し物、大喜利に何故か参加。

非常に残念な結果に泣きそうになる。

気持ち敗残兵のまま、コーラを飲む!



名前はまだなゐ 音パフォーマンス。

規則正しい鼓動と毛糸を使い外界(お客様)とコンタクトをはかる。

正しい正しくないではなく、ただ不可思議に時間が浮遊している。

pic.twitter.com/MpGMiyHm



アサダワタルさん。

普通にライブかと思ったらメトロノームでリズムを取りながら、何度も止めたり、曲自体を変更したり、途中ドラムのテクニックを見せつけたりと、まさに、やりたい放題(笑)

リアルな透明。



彗星マジック。

博士と娘とロボットとの、ほんわかファンタジー。

多分、込められた思いは本公演と同じ。

僕は奇跡的にも本読みの稽古場を見せて頂いた作品。

感慨深く、太陽が眩しい。

pic.twitter.com/CyEP52Jn



ギター始めて三ヶ月という、わたなべゆうさん。

なかなか、ゆったりしたペースで甘い音色。

綺麗だなあ最近Fのコードを弾けるようになったとか(嘘でしょ?上手い!)

pic.twitter.com/FKVsTP6k



イカスケ、漫才!

わかり易いストレート漫才。

さすがっす!青木さんにおいては一人芝居トライアル突破後の漫才。

やるなー

pic.twitter.com/SietR6Oz



ターザンボーイ。

強引な幕引き、これもあり!上手いなー!

pic.twitter.com/qriJP253



コレクトエリット。決して交わらない人間の業。マイクだけで単語から派生する言葉の羅列。相変わらず独得の存在感。異質なLINE。 pic.twitter.com/7Ty6w8jV

May's frontview Vol.32 ファンタスマゴリー

May's frontview Vol.32 ファンタスマゴリー

May

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

良質の映画!?
良質の映画を観終えた感覚。
Mayの作品には物語があり、しかも人間が生々しく生きている。
僕らはそれを、ただ観て感じればいい。
人が、国が、世界がと、
僕らはミクロでマクロな時間を生きている。
しかし彼らは違う。
肉を揺らせ、息をし、歩みを進めている。
『演劇』 という名の 『フィルム(人生)』 の中で。

May さんを観るといつも胸の奥を掴まれてしまう。
柔らかくて愛しい部分。
血という下地が、あまりに大きくて嬉しくなるのだ。
千秋楽満席立見のお客様を見て更に跳ね上がる。


『僕なら二刀流で世界を相手に大立ち回りするよ』
何度も反芻して、自分で出来る範囲を考えながら憧れる。
その扉の行先はどこ?






上記のようにtweetをさせて頂いた。
それにしても、
Mayさんの・・・というか金さんの躍進ぶりは異常ともいえるもの。
今年半年で一体何本の作品に携わられたか、考えるだに恐ろしい。
普通、公演を一本行うのに必要な体力は人の力だけではない。
いやらしい話、
お金がかかるのだ。


そういった体力も含めて、
劇団力が半端ない。




さてさて、
話が大いにズレた。
この作品の話である。
ロードムービー形式をとった物語は、何故その配列なのかと純粋に思ったりした。
しかしよく考えると先生役の方が同行するのもやむなしの設定。
そう、あの先生の本質と本懐は、作演出の金さんだからだ。
そう納得すると色んなことに納得して、それが芋づる式にパタパタと「なるほど」に繋がる。

この物語は、いつもMayさんが描く「血の系譜」の物語ではなく、


「前向きな生命」

にまつわる物語だったと言うこと。
だからこそ、主役は田中さんであり、あの木場さんだったのだろう。
また、
Mayに出てくるキャラクターには、いつも「愛」があることも特色。
今回出てくるキャラクターも誰一人として腹に一物を持つようないやらしい人物はいない。
愚鈍なほどまっすぐで、言ってみれば損をするような人間にだけスポットが当てられる。




だから僕はこの作品がいとしいのだろうなと感じる。

残響アナザー・ヘブン

残響アナザー・ヘブン

Micro To Macro

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

こらぼ!
生演奏と演劇。

前回よりも融合という意味では、成功している。
だが、まだまだ上があるような気がしている。

FOLL IN DOWN FEEL SO GOOD

FOLL IN DOWN FEEL SO GOOD

アコヤの木

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/07/23 (月) ~ 2012/07/25 (水)公演終了

満足度★★★★

アコヤの木
上田ダイゴさんお得意のモダン・コメディ。

ラストの回収の快感は素敵。 曽木さんは様々な劇団に客演をされてきた引き出しをガッツリ披露!

必死でコケティッシュ!

pic.twitter.com/F0RtxHe6







というようなtweetをさせて頂いた。

なるほど。

曽木さんは持てる力を出し尽くした作品であることは間違いない。

そして僕は、

曽木さんが舞台で歌う作品を観るのは4回目になると思う。

何度も目にして、

思う。やはり。




・・・・届いてないのではないか?



なぜ、無理をして歌うのだろうか?

曽木さんクラスの女優であれば、もっと間を持たすことなど出来ようはずなのに、

わざわざ安定しない歌声では、

ちょっと勿体無い気になってしまう。



いやそれにしても、

上田ダイゴさんの脚本は素晴らしい。

言葉のチョイスは、もうひとひねり欲しい所だが、

それでも構成力は半端ない。

観終わった後にうなってしまった!




それからチラシの勝山修平さんの手腕にも改めて舌を巻く。
上手いなー!しびれる。

エンカウントLOVE!

エンカウントLOVE!

ともにょ企画

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2012/07/11 (水) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

壮絶な机上の空論
壮絶な机上の空論。

誰とも話し合わない全力自慰芝居。

今まで色んな自分世界に逃げ込む芝居を観たが、ここまで気持ち悪いのは久々。

突き抜けた気持ち悪さ。




僕が観た回はアフタートークがMay金さんだったが、壮絶なアフタートーク潰しだった!

いい!

ネタバレBOX

などと、その観劇時には書き綴っている。
その感覚から

およそ1ヵ月後に思い起こして書き綴る。(H24.8.9)




主人公である横山さんは、他の人間とひとつも関わることなく物語を終えている。

それはもう、

その事実だけがそこはかとない世紀末で、閉鎖的なものを強烈に感じるのだ。

開かない扉、行き止まり、滞留。

そうした退廃的な事象が安穏と横たわっているという、怠惰な日常。







ともにょ企画は、この作品で一体何を表現したかったのか?




ともにょ企画 としては僕は第2回公演からずっと観させて頂いている。

作、演出の鈴木さんの描く世界は基本、内側に引き篭もる性質の人物を外界と触れさせて嘆く…といった作品を綴っておられる。

誤解を恐れずに言えば、

中枢神経の変性を引き起こすアルツハ●マー病疾患者の症状に似た人物像をモチーフにされる事が多い。


いや、そう向かざるを得ない世間と主人公との認知障害による格差に重きを置いておられる。だから生々しく、痛々しく、そして辛い。





特に物語の進行性に救いがないと更に辛い。




そして今作品に関して言えば、

この作品には「救い」がないが、観劇後 思考は白くなる。

そのさいはてに辿り着くも、何もない世界だからだ。




世界の果てに残る「白」。







つまり「空白」であり、「無」である。




あれだけの大人数で演じられ、2001年宇宙の旅のファーストシーンをそっくりそのまま演じたような作品の終着駅が「無」。

何とも堕胎された乳児のようなイメージを抱くのは僕だけであろうか?
柚と柚彦の神隠し

柚と柚彦の神隠し

シアターOM

シアターOM(大阪府)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

凄い!
ジブ◯への壮大なオマージュ。

主役の『せ◯』を『ゆず』として、小学生からキャバ嬢へと設定を変え見事に観客を巻き込んでいる。

初主演に物怖じせずに演じ切り今後に期待。

協走組曲第3楽章

協走組曲第3楽章

ステージタイガー

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

A‘チーム!
虎本節を堪能したく最初から予約していた回。

ツヅキ役としては内面のチャーミングな部分が出ていて流石。

随所のアドリブも流石。

観に来て良かったと感じる。

最後の挨拶で自身の結婚を報告。からの奥様に対し『愛してるぜ』痺れる!

協走組曲第3楽章

協走組曲第3楽章

ステージタイガー

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

泣くぜ!
ネコさんツヅキが、ひしひしと伝わる。

Bチーム谷屋さんとの違いに嬉しくなる。

勿論、谷屋さんの艶もいいが、ネコさんから発せられるフレッシュさは素敵。

小野さんの可愛いさにも爆裂!

pic.twitter.com/9xn1OZ6a



石神さんの安心感、抱擁感も流石だし、新人田中くんのフレッシュさもいい。

何より白井さんの父役は、第一楽章より積み重ねてきているだけあって強い。

もう涙腺刺激しまくり。

pic.twitter.com/EeKP4eH9

赤い男の青い春

赤い男の青い春

劇想からまわりえっちゃん

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2012/07/17 (火) ~ 2012/07/18 (水)公演終了

満足度★★★★

若さとは・・・・!これか!
年五回公演を掲げる劇団の威力。
成る程、積み重ねたものが確実に舞台上で弾けている。
彼らの演技にブレがない。
どストレートにオーディエンスに訴えかける力がある。
物語の題材はタイムリーだが警鐘と答えがきちんとある。
素敵。

ゴドーを待たせつつ

ゴドーを待たせつつ

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

池亀ワールド!
とにかく池亀ワールドを体感したかった。

「北京蝶々」さんという劇団の演出をされたものを観劇した。

100分バージョンを東京の王子小劇場で。

20分バージョンをLINX’S-04- 大阪日本橋で。

本編を短縮しての物。

その中で鋭利なポップさを存分に感じ取れた。



が、

その脚本は北京蝶々の大塩さんなので池亀さんからにじみ出る物ではなかった。



なので三作品とも、

僕が観たものよりは池亀さん寄りだろう。



そんな感じで、

やっと、やっと観れた!!

それも3作品中の1本だけではあったが、とにかく観れた!

(関西であれば、必ず全部見た!!)



観終えて感じた事は、

本当に観れてよかったという事だ。

凄い。

原作は勿論あるものなのだが、
そのポップさが半端なかった。



鮮やかなのだ。


物語だけを言うと、あらすじ通りゴドーをちんたら待っているだけの話なのだが、

そこに不条理と、そこから派生するポップさを螺旋状に絡めつつ、

個性極まるキャラクター達がでしゃばりまくる。



その間が、いい。



池亀さんの持つ間は一呼吸、他の劇団さんのものと比べるとズレている。

それは全部ではない。

しかもその一呼吸は、

キャラクターによって微妙に違う一呼吸。

が、

その一呼吸が他の劇作家と一線を画す。

そうした独特のセンスが作品世界をオリジナルなものへと昇華させているのである。

夜明けの、クローカ

夜明けの、クローカ

坂本企画

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

もったいない。
坂本企画「夜明けの、クローカ」観劇。
物語自体に力がない。
柔らかい導線にすがりつく力を要する。
故に観客の力が必要。
それでは弱い。
舞台セットは素晴らしかった。
が、生かしきれてないのは単にスピード感のなさだ。
もったいない。

13~招かれざる客人~

13~招かれざる客人~

Artist Unit イカスケ

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

イカスケ最高傑作!
Artist Unit イカスケ「13~招かれざる客人~」観劇。
イカスケは三回目の観劇だが、間違いなくイカスケ最高傑作だ!
導入部とある箇所が緩い部分を感じるが、それでもドタバタが乗った時の波は凄かった!
青木さんのポジションが中途半端な所がリアルに面白く、まさかアレが凶器とは!(笑)

すぺどら SPACE X DRAGON

すぺどら SPACE X DRAGON

超人予備校

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

奇蹟!
超人予備校 第8回公演「すぺどら space×dragon」観劇。
奇妙な関係、奇妙な出来事、奇妙なやり取り。その全てが何とも心地よい。
月、ウサギ、テンガロハット、龍、ロケット、博士号、カンフー、カメレオン、隕石、愛。
紡がれる話しを目に焼き付け、泣いてしまう。


昨日、夜に、不意に物語を思い出し涙 が出そうになった。
ミツルギさんがたどり着こうとしている途上で紡ぎ出された奇蹟の物語。
僕も一般宇宙飛行士に選ばれたい!貴方はそのロジックに耐えられるか?

リチャード3世

リチャード3世

NPO法人トイボックス

門真市民文化会館ルミエールホール・小ホール(大阪府)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/03 (金)公演終了

満足度★★★★★

布石であり、奇蹟!
トイボックス「RICHARD III-リチャード三世-」観劇。
亀井伸一郎がカメハウスで、出来なかったコトをシンプルに追求している。
また余計な部分がなくなり、純粋に到達している。
もっと自由になった時の亀井さんが本当に観たくなる傑作だ!

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