長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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十人のエスパーたち の殺人

十人のエスパーたち の殺人

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2023/08/11 (金) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

相変わらず相性が悪いのか
ぜんぜん正解にたどりつけない・・・
いろいろと解り易くしてくれてる=らしい=のだがー

90分の芝居に
30分のシンキングタイム
解答編となります

全席自由

ネタバレBOX

調査資料を良く読み込むだけでも
芝居を見なくて寝てても
正解にたどりつくそうです

まぁ密室の成り立ちは何とか解ったが
他の2問は駄目でした

いろいろとミスリードされますが
納得のできる謎解き芝居です(^-^)
ほんとっ
ミスリードが酷いんだ
なんでこれで正解者が5名も出るんだか
先の回でも5名の正解者出たそうです
~でプレゼント貰えたようです~
羨ましい~

次回は来年
ウエストサイドのオペラ座の怪人 とか何とか・・・(^-^;)

さてネタバレしても良い時期だなー
エスパーが集まって10人いる!ってなり
(名作11人いるのパロディ的側面もあるかしら・・)
まあ各人自室で休んで翌日一人が首無し遺体で見つかり
未発見の頭部と犯人探しー
次には磁力能力者も刺殺されてーとなり

頭部が無かったのは透明化のエスパーが殺された人で
死んだと思われた方が犯人~の補助=先の殺人は
2回目の殺人の実行者でー
実はタイトルにある空白の行間には
白い文字で書かれたところがあり
エスパーはホントに10人で
一人の無能力者が死んだという説明文にもなってるという
そういう引っかけが・・・・読めるか白い文字なんぞ!!
と突っ込みを入れても駄目ですねぇ・・・

嬉々として解説してる皆さんの
何と嬉しそうな事(^-^;)

ロボ君が自分的には好みだったなー
マテリアルパレード

マテリアルパレード

LUCKUP

ザ・ポケット(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作品内容は説明通りなんだがー
なんというか古いなぁって感じた

それにSF設定は観客に説明しての展開が基本で
都市開発に関しての重要な集落の説明が
ふんわりとした感じで説得力に欠けてたなぁ と

なんか突っ込みドコロ満載な
懐古的芝居って感じましたわ
全席指定の1時間40分の作品

ネタバレBOX

世界を整える仕事に勧誘された主人公=兄
元ストリートチルドレンであり
家族はたった一人の妹のみ
名前さえも自ら付けた孤児であった
それが戦火の混乱で離ればなれになり
妹は敵対組織に拾われていた という設定で

バイオハザードみたく超人化薬を注射された敵と
アクションを繰り広げるんだが
さくっと自爆して味方を逃がす仲間とかー
いまひとつ琴線に触れなかったなぁ・・・・・

普段の護衛とかでの任務ではハンドガンで良いけど
敵が強いならカリオストロの城の次元大介みたく
敵に対する武器もグレード上げましょうよ
別に対物ライフルでなくともライアットガンとか
(とある事件でスラグ弾が実際に日本でも撃てるのには驚いた)
アサルトライフルとかハンドガン下に付けるランチャーとかとか
工夫が欲しかったなぁー

組織に関しても
裏では まほろまてっく みたく
上層部がーとか いろいろと細かくしても とか思えたっす

男の子を魅了するアーマードマッスルスーツとか
格闘戦特化とか射撃特化とか
いろいろ個性を出したアクションもーとか思えたなぁ

演者さんは結構動きは良かったんだが
見せる方向性がーと 思えたデス

プロジェクションマッピングとかでの
舞台上の動画投影とかは評価できたし
開演前の雰囲気も良かったんだがなぁ・・・・
鬼~贋大江山奇譚 2023Ver.

鬼~贋大江山奇譚 2023Ver.

劇団芝居屋樂屋

たましんRISURUホール(立川市市民会館) 小ホール(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

大江山の鬼退治に沿っての
悲恋モノ系アクション芝居って感じでしたかなーと

わかりやすい構図にしての
女主人公に絡む鬼達や都の権力者という設定はよかったがー
現代と絡めての設定の説明不足で
そこはカットするか作中での上手な説明をして欲しかったなぁ と

全席指定でした

ネタバレBOX

鬼と作中では言ってるけど
時の政策からコボレ落ちたホームレスな感じの方々の呼称で
ヒロインともとれる女主人公は
政府に逆らい討ち滅ぼされた一族の末裔で
100人の鬼を切れば人に人間になるという言葉を信じて
鬼を斬り殺していきますが
大江山の手天童子に惚れられて
といろいろあって
なんとか100人斬って人として迎えられるが
その自分の身を追ってきた鬼らの姿を見て・・となり
それが1000年先の=今日=までの因縁で~と
そこんところが
上手に説明出来て無かったなーって受け取りましたわ
犬の刺客2023

犬の刺客2023

友池創作プロジェクト

駅前劇場(東京都)

2023/08/01 (火) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

男性芸人Ver.を観劇しました
舞台セットはライブハウスの楽屋を
ものの見事に再現されておりました

説明通りに=笑わせたくて涙して
泣きたいのに笑った
夢に敗れた大人たちの会話劇=を
ほんに現実に芸人さんやっている
作演出さんの実体験なんだろうなぁ~と感じる
生々しい台詞が心にいろいろと突き刺さる会話劇でありました

1時間40分の作品
イケメンさんが出てるせいか
女子客層が厚めに思えました(^-^)

ネタバレBOX

一部のお笑いマニアで評判だった漫才コンビ
「犬の刺客」
お笑いブームに乗ろうとするが、
一発屋にもなりきれず解散した二人。
数年後、ユーチューブで
一日限りの「犬の刺客 復活企画」が持ち上がるのだが……

相方が就職で離反しようとするなか
動画でバズらせようとしたり頑張ってる芸人志向の
劇場スタッフさんと
犬の刺客のネタ担当で現在チューバーやるも
フォロワーが2000名にも届いてないリョウタが
雑誌のインタビュー受ける為に初舞台となったハコの
楽屋にやってきてー
その元相方のマネージャー的仕事をしている女性が
インタビュアーと間違われてー実際に来た記者さんは
社会部から危ないネタで弾かれて左遷扱いで芸能部に来た人でー
思い違いに勘違いで混乱するところの匙加減が微妙で上手でした(^-^)

登場人物各一人一人に話を当てたり
犬の刺客の結成から解散に至る経緯とか
様々な業界や人間模様を丁寧に表現していたなぁと感心しきりっす

女性芸人Ver.は台詞とかが微妙にちゃうそうで
台本セットで¥500だと物販が・・・
それならー
「ハルさんハルさん」
「なんです ご主人」
「人は変わる事ができるのかな?」
「人は・・って ご主人作品が違います!」
的なネタ台詞を入れたら
ユーチューブ好きな方とかにうけるやも~とか思ったデス
→世界の終りに柴犬と がネタです←

おバカ認定で有名なハスキー犬らしい
犬の着ぐるみでのネタが犬の刺客コンビです
犬と飼い主の掛け合い漫才でしたわ

いまでもピン芸人続けている元相方氏の
元気に良く動くトコは
ほんとに元気もらえてる感じで好ましかったデス
モモ

モモ

かわさき演劇まつり実行委員会

川崎市多摩市民館(神奈川県)

2023/07/29 (土) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ハマキ組を観劇
結構広い舞台に66人もの演者が集まると
それだけでも見応えが凄かった
舞台美術は階段状の台など割と簡素なものであったが
灰色の男達の服装や葉巻とか
でかい時計とか
なかなかに目を引く作りの細やかさは好ましかった
長丁場な作品ではあったが
観客席の小さなお子さんたちも大人しく見ていて
夏休みの良い芝居観劇になったろうなぁ~と思えた2時間40分

あらすじはウィキにある通りですので
そちらをごらんくだされ
映画もあるしー配信でもレンタルでもーと思うデス

開演前の幕に中央に洞窟の入り口状に穴があいていて
そこから中が覗けるようになっていて
作中的にはモモのいる廃墟の円形劇場から外の世界を覗いた感じにしていました
演出うまいなぁハンバーグさんは~♪
綺麗に舞台化されていて
半世紀前の話とは思えないくらいに
現代でも通じる内容で・・なんか現代は悪化してますよねー
倍速再生とか・・・ね

ネタバレBOX

マイスターさん重要台詞は噛まないで~
みんなのえほん

みんなのえほん

9-States

小劇場B1(東京都)

2023/07/26 (水) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ちょい現実味は乏しい感じでの
病室中心な作品でした
でもメッセージ性は強くて
生きる事と死ぬ事は表裏一体でー
とか
いろいろと考えさせられる舞台でした

全席自由

ネタバレBOX

再演というのではなく
公演中止品の焼き直しとおっしゃっていました

シンメトレルな
温かみの感じられないベット4つと白さが
とっても印象強い舞台美術でした
ブラックライトとかも用いておりました

前向きで明るいピエロの猿が出てくる絵本を描いる
絵本作家が入院している大部屋病室=4人部屋にて
余命半年と言われつつ9年も長生きしている
マヌルママみたいな部屋の主さんと
明るいスマホ依存の女子と
大人いしいがママがヤンキー風な女子に囲まれて
担当医の八雲先生とヤブDrとかが病院関係で
絵本作家に担当者と
その同僚等が絡んでの話になります
芝居のファンタジーと言ったのは
余命判明した患者と完治できそうな患者とか
一緒にしないし
各原因病によって病室・病棟等は分かれてるの普通ですし
余命って時点で入所してるの終末医療=ターミナルケアの
ホスピスになるのが普通だわねー現実的にはー

しかし話の設定上は寿命不明でないと
感動とかにはもっていけないしーですわね

絵本作家は半年後の賞に向けて新作を描こうとしますが
治療の為の服薬で頭がハッキリしないので
こっそり服用薬を抜いていたりします
同室の子が急変して亡くなったり
自分の余命が少ないと知ったりして
作品を残す事に命をかけることにして
無事に作品が描き上がったとして舞台は幕を閉じます

話は自分が望む事=本の完成とか
周囲が望む事=とにかく延命とか

いろいろな感情を丁寧に描いていました

名前がヤブなのに医者をしている方の話は
面白く作ってたなぁと感心しきり

昔の櫛の歯が欠けるような人の死を
あまり感じ取れなくなってそうな現代には
一石を投じられた良い作品ではと思えたっす

20周年が近いそうです(^-^)

犬と独裁者

犬と独裁者

劇団印象-indian elephant-

駅前劇場(東京都)

2023/07/21 (金) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

独裁者の作家の殺し方がリアルに納得できたなぁ と
横長の舞台中央に観音開きの扉付き本棚があり
左右中央等にテーブルや椅子などを配した舞台セットで
当時風のへアースタイルとか服飾で
干された作家と周囲の方々が
独裁国家内で織りなす話であります

2時間10分・・・長めっす
全席指定

ネタバレBOX

中央の本棚がファンタジー空間で
どこでもドアになってる風に
そこから若きスターリンが出てきたりするのは
とってもユニ~クで面白かった(^-^)

世に影響力のある作家の無力化方法が
リアルに進行表現されていたデス
亡命は許さず殺したりする事も無く
書くモノ書くモノ全てダメだしして監視を身近に付けて
やる気気力を削いでゆく手段がえぐいなぁ と

最初はスープを欲しがってるだけの
ロシア語もわからない原人みたいなスターリンが出てきて
だんだんと革命家になり
ついには現金輸送車両を襲う計画まで立てて実行するのだが
その襲撃芝居が演者さん達のりのりだった感じがしました
毛色の違った演出で力を入れてたなぁ~って

結局戯曲は完成せず
眼を病み主人公は病死とあいなるのだが
毒でも監視者に盛らせていたんじゃなかろうかとか思えたわ

とにもかくにも
中央部の本棚と舞台美術が強く印象に残ったのと
ナルニア的な感じでしたんでーファンタジー好きだしー
主人公が妙に とある芸能人に似てるなぁとも思えたデスな
これが戦争だ

これが戦争だ

劇団俳小

ザ・ポケット(東京都)

2023/07/22 (土) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

インタビューを繰り返す形~というか
なぞってゆく感じかな
質問者や音声等の演出は無く
演者が自答する形で芝居がなされてゆくスタイルでした

う~ん見応えはあったなぁ~と感想

ネタバレBOX

合同作戦前の妙な高揚感ある戦場での話と
実際に合同作戦で起きた事
その後の顛末をインタビュー形式で
時間軸を前後しつつ
かつ
回答者らの視点での返答が再現劇=回想シーンにて
舞台上で表現されました

舞台セットは凹をひっくり返した
鉄板製の門のような形状のみで
表面には弾痕とか付いてる感じの簡素なセットでした
回答者は兵士さんらで
女性兵士と新兵と上官である軍曹さんと軍医さんのみです

女性兵士は先の軍事作戦で民間人の少女を射殺してしまったトラウマがあり
軍曹さんは国に残したカミサンが間男引きずり込んで離婚状態
そんで基地の女性兵士に手当たり次第に手を出して
性病もらいまくってます・・・・
新兵さんは女性兵士に気があるも軍曹と女性兵士の
おっせっせ現場を聞いてしまい自暴気味になり
軍医さんはマトモと思ってたらホモさんでしたが
まぁそれはそれですけど
凄いのは軍曹さんで~その軍医さんにも手を出す両刀さんでした・・・
役者さんの根性入り具合が凄いと思った=キスシーンあってねぇ

でタリバン掃討の合同軍事作戦で
新兵さんが玉と膀胱をやられて
負傷兵がいるんで俺たちは後方支援にまわると伝えると
現地軍さんは敵の塹壕出口を塞いで水攻めにして
敵を溺死させてしまいます
それが人道的にどうかとのインタビューが
メインでの隠されていた話でした
止められなかったのか~米軍は何をしていたとか~ですね

で後日現地で生活している方々から
戦地=水攻めされた塹壕で異臭がするし
コレラ等の感染症蔓延が怖いので何とかしてくれと
苦情が入り現状改善に向かった軍医の報告
気温50℃にもなる塹壕内で兵士だけでなく
民間人・・かなぁ少年兵の死体も多く見つかり
総数170体近くの死体を埋葬したと語り
話は閉じるのでした・・・・

教育の無い少年兵とかを自爆兵として
敵陣に突っ込ませるとかリアルなトラウマものの話があったが

自分ン聞いた話では
まっ裸の子供兵が銃だけ持って突撃してくるというのも
聞いた事あったデス・・そんで胴体に爆発物とか巻いてきてたら
どうしようもないですよね・・・
先頭車両の進行先ルートに赤子を置いておいて・・・・などという話も・・・
戦争は狂気だなぁと
つくづく思った舞台でありました

戦争繋がりで
広島原爆被害者さんの話の一つ
一面死体だらけで
足の踏み場が無いので
仕方なく死体を踏みつけて移動しなければならなかった方の
足が死体に沈み込んでゆく描写がリアルで怖かった
死体を踏むという人の尊厳の話
原爆で損壊した死体の柔らかい腹部等に沈み込む
生理的嫌悪感を伴う足の感触・・・
戦争は悲惨などという言葉では済まされないと
深く心に残った話でした
スペーストラベロイド

スペーストラベロイド

collaboLab

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/07/19 (水) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

突っ込みどころ満載のコメディで
それを楽しんで下さいねーという作品ですわね(^-^;)
SFオタ・・自覚は無いけど・・・の自分としては
SFって こんな感じでいいよね~って軽いノリが
いまひとつだったなぁ
も少し設定を細かくして欲しかったが
まぁ話自体はバカバカしくも感動出来たりするシーンもあり
イケメンさんらを眺めるに良い作品でもあったといえるかしら~♪
そのイケメン目的なのか観客は
お若い女性が多かった(^-^)

1時間30分+スペシャルカーテンコール時間
全席指定の作品

物販でプロマイドは普通だったが
なぜか お弁当が売られていましたー

アンケートはQRコードでしたわ

ネタバレBOX

A.D.2050 年代の近未来
いよいよ宇宙旅行の一般化が現実のものになろうとしていた・・・
アンドロイドと行く宇宙旅行【スペーストラベロイド】
本格開業を 1 か月後に控え、
最終テスト飛行には乗組員 4 名と総責任者 1 名、抽選で選ばれた
新婚の夫婦=技術者夫とさんと割と普通な奥様
報道の取材クルー男性2名(カメラマンとディレクターかな)が搭乗
そのフライトには、見習い船長の昇格試験を始め、宇宙旅行のPR、
ハイジャック対策のための防犯訓練や故障時の対応訓練などが組み込まれており
モニターとしての客もそれを理解して搭乗している
だが、その詰め込み過ぎたミッションのせいかトラブル発生!
それは徐々に大きなトラブルへと発展していく
時折船体が揺れるのは、訓練なのか故障なのか!?
乗組員のポケットに入っていたネジは何のネジなのか!??
ウソがウソを呼び、勘違いが勘違いを生む宇宙船でのシットコム!!
彼らは無事、全行程を終えて地球に帰ってこられるのか!!!

乗員がいまいちな理由を
機動戦艦ナデシコのクルーみたく
能力も性格も良い方々は大手企業とか政府がもれなく漁り
仕方ないから能力は高くても・・・・・な人員になったんだとか
理由を説明出来たら良かったねぇ

売りのアンドロイドが場内アナウンスで女子のボイスで出るんだが
作中では壊れてて代理のおっさん=生身の人間=エンジニアの彼氏=
がアンドロイドのふりで出てくるという設定
これは~無理があり過ぎる上に~ばれない様にするフォローが
とっても少なくて 何ともな状況でしたわ
また 元のドロイドを修理してる話が無い=せめて本稼働には間に合わせるんでーとか
台詞説明でも欲しかったなぁ
アンドロイド担当のエンジニア=ポニーテール女子=さんは
せめてドロイド調整用にモニター端末持ってるとかできなかったんかい
とか思ったねー

さて 船の不調は開発部を抜けた有能さんのせいで
全体に出来が悪くて出港〆切になんとか出せたって話でした
その有能さん(嫌がらせ人事だったんだろう)が乗船しており
乗客の技術屋さんの頑張りもあり
船体は何とかなり帰路に着く事ができました

売りのアンドロイドにしても
全身甲冑みたいな感じを期待されてもー
映画メトロポリスのマリアでも
その姿は一瞬で~基本は完全人間体ですよー
とか説明入れられたらSFマニアもニンマりでしたがなぁ

ひたすら宇宙遊泳したがる馬鹿は理由がしたいから・・って
宇宙なめてるなぁとしか思えなかった
プラテネスみたいな宇宙服ネタでも入れて
オムツ男としてからかってやるのも一興だったろうに

とか いろいろ突っ込みドコロ多く
星数は~3.5ぐらいかな~って

舞台セットは白を基調とした
宇宙船内のラウンジがベースで
雰囲気はスタートレックみたいなイメージでしょうか

ハナイトナデシコ Vol.13

ハナイトナデシコ Vol.13

ハナイトナデシコ

ギャラリーサイズ(東京都)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

A‐team観劇
劇場入り口~というか
建物がなんか妖精さんの住処みたいで
ユニークで面白かった(^-^)

住居改造した場所で横長に舞台を使用し
客席から右手側がキッチンで
作中もキッチンとして使用してました
色合いは基本白で
自己主張の激しいスピーカーが左右下に配されていて

中央部は奥の部屋への出入り口であり
作中では外のドアーとしての役割ありました

40分作で換気に小休憩にと5分間隙があり
キッチンでは開演前にと飲み物の販売等されていました

小品ながらも良作な話であり
役者さんも客席近いながらも照れなく
熱演されていて好感の持てた話となっていました

ネタバレBOX

#1【 私をあきらめない 】
ある数年前の歩道橋よりの転落事故の事を知りたいと一人の客が訪れ
事故だと思っていた私こと
舞台となっている喫茶店の店主(独身)は
その客は『他殺ではないか』と尋ねられる

守るべきもの、守られるべきものとは何か・・・。という話で
店主はヤングケアラーのJKに
自分の時間が取れるようにと
母子家庭であるJKに食事を弁当という形で無償提供している
事件ではと尋ねた女性は元保険会社で勤務していたが
理解ある伴侶のおかげでヤングケアラー等の支援会社を作ろうとしている

JKさん空いた時間で派手な化粧をして
彼氏と遊んでいると その起業女性が喫茶店店主に話すと
自分の自由になる時間でしたい事をしているのなら
提供した食事は無駄ではなかったと安心する店主
なかなか出来た方の設定で感動出来ました
そうだよなー親切の押しつけのような形かもしれないけど
自分のしたい事ができるならいいよね~と素直に心に響きました
結局過労によるフラツキなのか
自殺なのかは時間の経過もあり本人でもないので
作中では判別はしなかった
3000万円もの保険金であったが
父との話し合いでの結果で納得のできる理由もあり
明るく前を向いていこうとする作品の方向性が心地良かった
ちなみに起業家の女性の伴侶が実は
歩道橋から落ちる彼女を見ていた子で
その事もあっての話ではあった
時間が解決はしてくれなくてーの結果足を運んだんだろうと・・・

#2【 ミ・モ・ザ 】
『生配信!
正体不明のカリスマモテ講座の日下部ゆりあがリスナーからの質問に答えます』に
集められた3人のスタッフと1人のリポーター。
しかし正体不明の講師日下部ゆりあが1時間前になっても現れない・・・。
え、どうするのこれ?という話=先の話の舞台=喫茶店の2階ブースの貸出室です

先の話のJKが気にしていた生配信の話であり
ケータリングで先の喫茶店店主さんもカメオ出演という繋がりあり(^-^)
カリスマさんは急遽気が変わって旅に出てしまい
お金あげるから代役か引退を配信してねーと
お気楽にメールひとつで投げてられて
困った4人が四苦八苦してくコメディタッチの話
結局くじで どうするかを決めるのだが
全員が代役という結果を出し
4人の名前の頭文字を繋げるとカリスマさんの名前になるし
自分らは自他共に認める濃厚支援者でもあり
代役での配信で顔出しする4人
これからが大変だ―と明るく終わる話
まーコメディだからか
配金額が一人2億円って~多すぎない??
2000万円ぐらいが適切では―とか思えたけどねー
それと2作同じセットだから仕方ないけど
キッチンは暗転出来ないのねー
キッチンのライトスイッチから電線を壁中に伸ばしてくるとか
壁でなくともスイッチ引き出して外付けでON OFFの回路伸ばせば
可変抵抗とか付いてる調光スイッチとかで暗転を遠くから制御できるのではー
とか思ったなぁ
 「若きウェルテルの悩み」

「若きウェルテルの悩み」

株式会社Kazan office.

カフェムリウイ「屋上劇場」(東京都)

2023/07/13 (木) ~ 2023/07/13 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作品40分アフタートークが30分でした
雰囲気的には芝居熱が高くて良い感じではありましたが
自分的にはー
に思えたかしら

ネタバレBOX

演出家さんとのアフタートークは
衣装やこれまでの上演作の話に加えて
観客からの質問も多々あって内容濃い目に感じました

それにしても
観客自体も演劇をやっている方々が多いようで
ちょい独自な感じがあったかなぁ~って
丹下左膳'23

丹下左膳'23

椿組

新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)

2023/07/11 (火) ~ 2023/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いや うん~内容は説明通りです
でも台詞とかは放送禁止用語
満載で38年の歳月を感じさせる芝居でした
野趣溢れる野外演劇は
まさに芝居小屋って感じで熱気が凄かった
暑さは無料配布された団扇でしのぎつつ
開演前にはよく冷えたドリンク販売もありました
熱気の凄さからか蚊などはあましいなかったが
まぁ虫よけスプレーとかはあった方が安心ですかな
いろいろと仕掛けの楽しめた2時間半(休憩15分を含む)作品です

ネタバレBOX

初日杮落とし公演観劇となりました
客席中央が出入り口で開演中は役者さんの花道ともなり
中央左右が指定席で端の両側黒座布団背もたれ無しが自由席です
観光客らしい外人さんカップルも自由席に入ったが
1部で抜けてしまったなぁ言葉があまし解らんかったからかな
充分なインパクトとかはあったと思うのだが
1部ラストに2部ラスト
いろいろと見せ場が凄かったが
集団でとか端々で台詞の聞き取り難いシーンや
野外劇なのでしょうが無いのだが
外のノイズが結構入ってきますなー
割とシーン的には緊張感とかも多くて
サイレンとかがバックで入ると合うときは合うが
外す時もあってなかなか凄いと思ったわ(^-^;)
君しか見えないよ

君しか見えないよ

レプロエンタテインメント

浅草九劇(東京都)

2023/06/01 (木) ~ 2023/06/11 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

BS松竹東急での
スペシャルドラマでの観劇

映像的にも面白く出来ていた
120分の作品

娘が回想する
父との邂逅を
不条理劇として構成していたが
とても理解し易くされていた

その後
舞台版も放映があって見ましたわ(^-^)

ネタバレBOX

主人公=娘=アズが
今は亡き父と家族の思い出を
過去に家に来た
ズケズケてぃーびーのDVD再生として
演劇とドラマを混ぜて見せていました

リアルに再現された
何処でもドアーが
不条理に拍車をかけていました
何となく
映画バンデットQを
思い出しました

あらすじ:
 熊村家の居間で一人
主人公である熊村亜寿がソファに座してDVDを見ていて。「覚えてるかな?君がはじめてわたしんちにきた時。そうだよ。タランチュラがきた時。ママはブチぎれるしパパは泣くし爺じは⼑振り回すし。私はでも、楽しかった気がするな。私と私の家族と君と、タランチュラと。楽しかった気がする。だってたまに、⾒返したりもするんだよ?あの番組。録画した動画。ほんとに滅茶苦茶な⼀⽇だったけどさ、きれーいにやっぱり編集されてるの。時が経てば経つほど、カットされた部分の思い出がなくなって、あの番組を、リアルな視聴者として⾒ている感覚になるの。それでね、そんな⾵に他⼈として⾒てみると、ああやっぱり良い家族かもなあって思うんだよね。やっぱり好きかもこの家族って、思うんだよね。」

亜寿がドアを開け家に⼊り
観客に向かってキミと
語りかけてきて
ひとり芝居風に作家と会話してるみたいに
8年前のある日、熊村家にズケズケてぃーびーのロケクルーがやってきて。芝居にもして。と
回想から巻き起こるハプニングとドタバタの連続、今か昔か、こちらかあちらか、ファンタジックな渦の中に喜怒哀楽がたっぷり詰まった、笑いと愛が溢れる家族のお話。
 
BSキラリのディレクター 里見 兄
お笑いピン芸人 タランチュラ米櫃=里見マサキ 弟 
番組はお試しであり この二人しかいない

裏番組設定で
サイコロをふって出た目のお題を完遂しないと
訪問した家から帰れないという縛りがあり
今回は家族全員を笑わせるというものであった

基本は舞台なのだが
話の前後はドラマ仕立てであり
ラストは
いろいろなロケ地で広がり方が凄いです

タランチュラが観客席に入り込み
出たくないと言い出して
兄がそうしたメタ的な状況に哲学心を
呼び出されて説得したり
なかなか演劇を攻めてきてました(^-^:)

ラストは現在の病室で寝ている
膵臓癌からの全身転移で昏睡状態の父が
息を引き取り~から
突然起きあがって
ドラマと舞台上での死の表現の強弱について語り
そのまま病室を出て歩いてゆく後ろ姿を
カメラが付いてゆくと
舞台のカーテンコールに出る父の姿で終演です

ドラマのエンドロールは
舞台の撤収の早回しで
ラストは主人公のUPでした~♪

観客をキミと呼んで語りかけてるようで
実際には舞台設定でキミくんは居て
8年後の今は亡くなってる?らしい
墓が見えるとか台詞がある
ここもメタ設定してますのよ
無法地帯

無法地帯

藤原たまえプロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2023/07/05 (水) ~ 2023/07/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

共同住宅【双葉荘】に集う
おじさん10人の群像劇ですかね
なかなかに女子率が低い芝居でしたが
個性あるオジサン達の生き様が
かなり楽しめた1時間50分の作品

開演前の舞台撮影とかはOKで
いろいろUPして作品を盛り上げて欲しいとの事です
舞台セットも壁のウェザリングとか
生活感らしさが上手に表現できていた
舞台美術でありました

で普通なら感想等は
#無法地帯とするのでしょうが
そうすると違うトコに行ってしまうそうで
#演劇おじさん で感想等は欲しいとの話でした
舞台内でのアンケートとかは無いです
将来的にはオジサンでミュージカルがしたいそうですが
時代はコラボです
おやじダンサーズさんとかとやったら
面白くて受けそうな気がしますが~♪どうかしら~♪♪

ネタバレBOX

杮落とし回でもあり場内は満席で
最前列は普段の椅子の前にある通路にパイプ椅子置いての
砂被り席みたいな客席まで用意されておりました
(ハイ!面白そうなんで自分そこ座りました(^-^)
おにくでそうるの男汁被り席とも言えるわね

弁護士のおじ様が
痴漢の冤罪で前科のついたオジサンを
不憫に思い生活の受け皿として立ち上げたのが双葉荘であり
ここにいるオジサン皆前科持ちで
更生施設であり
ここから出る事を望まれている設定で
舞台は施設の共同居間ですわね
中央にキッチンが置かれて
周囲にテーブルやら椅子や置かれて中央はソファーで
作中リアルに飲み食いしてました
女子率の低さは舞台冒頭でオジサン達の見てる
出会い系の女子自己紹介動画観賞の2次元のみです(^-^;)
客席側に向いたプロジェクターで
手動にて上げ下げする画像投影用の白幕が天井から下りてきます
客席やや後方の方が動画は見易いかな
時々動画の投影も作中ではしますしー

で いろんな前科持ちの方々が暮らす双葉荘に
親権を外されても娘に会いたい新入居の男性が来て
物語の開始となります=狂言まわし的に
時々のモノローグを述べるのも この方ですわ

個性が有り余ってる方々の共同生活は
最初は面白おかしく楽しげにまとまっていましたが
痴漢冤罪のハズの最長老のおじさんが
実は本当に電車痴漢していたとカメラで証明されてしまい
出て行ってしまい自白し捜査が入る事で
トラブルメーカー的な方が罵り始めて
それを暴力で止めた話から
被害者がかなりの流血もして周囲も救急車を言ってる最中
オーナーである弁護士さんは単なる喧嘩とし
共同生活を守ろうと暴行事件を無いものとしようとしてしまい
個々の生活は決定的なひび割れをしてしまいます
弁護士さんは暴行事件の現場流血をふき取り捜査妨害をしたことになるので
弁護士を辞し出頭することにし
ほとんどのメンバーが双葉荘を出ていき
残ったのは誘拐さんと盗撮さんのみとなりました
ここもどうするかとオーナーが言いかけると
盗撮さんが自分が続けていこうといい
静かに舞台は幕となります
弁護士さんはどうなるのか
双葉荘は継続するのか
観客に判断を委ねた
ゆるやかな終わり方としていました

開演前のBGMはカーペンターズで
作中でも流したり
ユーチューブUPしようと
おやじ歌謡を撮影して投影したりと
なかなかユニ~クな舞台表現に挑んでおりましたわ
うるとらそうる!は頑張ってた~♪
SNSで演劇おじさんとかに
毎回の作中歌謡UPとかするのかな?しないのかな?
したら面白そうだな(^-^)

トラブルメーカー的な傷害前科な方は
結局全治3週間での流血という話でしたが
なかなかに嫌われキャラを上手に演じられていました
年齢で態度をコロコロ変えるトコとか~
でも何か嫌いになりきれない
ムードメーカー的な役処は壺ってましたわ

最後まで残る一人である盗撮さんの
朝の日課のラジオ体操が
のびたカセットテープでの
ハラハラ感のある演出は笑えました
効果さんとか上手だなぁ~と
劇中での会場音響と
右手側に置かれたラジカセのスピーカー音源にするのとか
電子工作してる方おるんだろうなーと感心しきりでした
プロジェクターの使い方も上手でしたし
裏方さんも見事だったんで
星数は満点なのです

因みにー
盗撮さんがサムエに合わせた
足袋風のスリッパが気に入りました😁
共演者/同級生

共演者/同級生

2223project

小劇場B1(東京都)

2023/07/01 (土) ~ 2023/07/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『同級生』を観劇
高校の演劇部同期4人の最後の公演。
2年生であるが3年生時には部活出来ない=リアルな内情を知れて納得。
演劇の大会が近づく1学期の終わり、その部室での一幕。
演劇という魔物に魅せられた高校生たちの葛藤が
誇張されつつも何かリアルな台詞やリズムの良い会話の応酬で
大変楽しめた舞台となっておりました。
全席自由=2方向席で約90分強の作品

ネタバレBOX

群像劇的ではあるが
基本演劇部部長が主人公かな
舞台セットは高校の演劇部部室で
小道具や衣装~演劇系の台本やら作品やらの本もある
部長さんは演技がメインながらも
実は台本も書きたくて長年書き連ねてきて
作数は多いんだが一つも完結したものがなく
部員に台本を見せる一歩が踏み出せない
演技だけは巧い顧問の先生の台本は
出来が今一つで皆のやる気が出ないなか
他の脚本ではと=図書館で自作小説を拾って
その出来の良さを知り脚本書いてもらおうと
演劇部にいる唯一の男子の幼馴染を引っ張ってきて~が
導入部で・・・話が基本濃いです=登場人物たちが
しっかり描けていて
演劇に対する話や台詞等が面白く引き込まれました

ただただ演劇が好きで集まってるという
高校生の部活が等身大=リアルに感じられた舞台でした
「部活では集まるけど、休日に一緒に遊んだりとかはしない。」
など台詞がリアルだったー
半額のお惣菜ばかり買ってるという顧問の先生も
なかなか楽しいキャラだった

作品内容は新たな脚本担当を入れるならと
喝の入った部長が台本を書いてる事を皆に言い
W脚本でいこうと本担当を引き込むも
熱が入り過ぎて遅くまで学校に残ってしまい
それが問題となって部活動の停止
演劇大会は停止明けの3日後であり出れるのだが
脚本も練習も出来ない となる
出来ごとに関して処分が厳しい理由も
ハブられている顧問や問題児が多くて
演劇部自体が教職員から嫌われてるらしいコト
学校に遅くまでいた理由も
引き込んだ本書きさんがネグレクト気味で
家にいたくないという重い理由があり
ルールはルールとして守ろうとして
皆でルールを掻い潜り何とか大会に出れるように
部室の使用を夏休みにできるようにする
影的な存在だったアナウンサー志望の男子くんが
自分がティチャーズペットだからと先生方に掛け合い
ネグレクトを暴露して可愛そうな生徒を演じると
幼馴染ペアが頑張り
何とか部室の使用をもぎとり
脚本を進めつつ台詞も覚え
表面上は勉強会をしつつ反省という意味での
学校の草むしりをして夏休みを過ごしてゆく
そのなかで脚本担当ネグレクト女子は
演劇部部員に言われた親への反抗を実施し
皿を無視できなくまで割って
福岡の親戚の家に行けるようになり
夏休み空けに転校すると伝えて部長と邂逅を深める
男子君は休み中も頑張って
部活動停止を1週間切り上げに成功し
夏休み明け
いよいよ演劇大会だーと舞台が暗転して
開演のブザーが鳴るところで終演デス
開演時は舞台照明を強めて
客席の暗転だけにしてたから対照的な良い締めでした

話を作り続ける中での演劇の練習とか
あぁ芝居ってこんな風に作り上げてるんだなぁ
という舞台の裏側も見れるような作りは面白かった

顧問の台本も実はアテといわれる
実際の話や人を軸に書いたモノであり
バンドをしていた仲間は台本と違って出て行ったまま
戻る事は無かったと語り
それを聞いた本屋ちゃんは
自分のネグレクトを話にして
「芝居は終わらなくてもいいんだ」という言葉にも後押しされ
話を作り上げてゆき
自分達の物語を自分達の演劇部部室で演じ
それを外の窓から見るという作品にして
休み空けにゲネプロ風に仕上げて
大会へは60分に短くしたものを演じよう
という事になるのでした
確かに いろんな作品を観てるけど
こうしなければいけないという作品規定なんぞ
演劇には無いもんなぁ~
とある仮面の少女も劇団員が来れないと
舞台上で一人芝居なんぞする話もあったしなぁ・・・

少々部長さんがハイテンション気味な感じもしましたが
濃厚で楽しめた作品でありました(^-^)

以前に感じた妙なリアリティーは
各段に進んでいる感じがしました

ラストの方で部長さんが劇団作る~と言って
作った劇団の話が今回の同時上演の共演者となるらしいが
ポジション的には世界線が異なる話だと
敵は海賊シリーズみたいな各話は並行世界って感じらしい

何一つ書かねーくせに
セリフだけ待ってる
穀潰しどもが
ってゆう部長の台詞は
なかなか攻めてるなぁと笑えました
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

中央大学第二演劇研究会

APOCシアター(東京都)

2023/06/29 (木) ~ 2023/07/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作品内容は見応えあるものであったが
客席右手側からは舞台左手側が見えず
かなりイラついたので星数はマイナスしました

内容は監禁に関する話で
大学生メインのシェアハウスで
監禁されていたと思われる女性が逃げてきて
匿う事となり
ハウス内の男性2名と女性1名の関係が
徐々に崩壊してゆく話であり
舞台美術もユニークであったが
椅子の配置とかを
もっとしっかりして欲しかった
ちなみに満席ではありました

瀬戸内の小さな蟲使い

瀬戸内の小さな蟲使い

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2023/06/21 (水) ~ 2023/06/28 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台装置は極めてシンプルであり
役者さんの演技で場面を想像しての笑いが
なかなかに楽しめた80分強の作品

ネタバレBOX

基本 黒の素舞台に
正方形の木の枠を2つ重ねて椅子にしたりしての
表現となりましてー

家業を継ぐために東京を離れて実家に戻る事を決めた男
その男についていく事にした女・・・だが
男は実家に戻るのと女との結婚はイコールでは無いと
言い切るクズ男でした
その会話が地方の寂れた遊園地でのフリーホール頂上付近
それも停止して5時間以上たってて
その男女と隣の女同志のペア+影の薄そうな男性が
止まったアトラクションの椅子に固定されて
会話をするという極限な話~(^-^;)
関わる遊園地側の職員2名
何というか
会話が巧い

男の家業の話も
タイトルに絡めて出てくるし
唐突に時間経過を舞台背景に投影するし と
なかなか展開の先が読めなくて
作品世界に引き込まれました
小劇場らしいかなーとか思えたデス
雨の世界

雨の世界

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2023/06/14 (水) ~ 2023/06/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

月組さんの回を観劇
ちょうどホントに雨の日であり
なんかシンクロしてたかねぇ・・・

舞台セットは床に色とりどりの紙を千切って撒いてあり
舞台下手には赤が基調の紫陽花3輪飾ってあった
開演前は舞台中央に椅子が一脚置いてあった
開演後は黒子さんらが
扉やテーブルや椅子やらを上げ下げしての
舞台変換をされていました

短編を伸ばした感じの
少し不思議~♪な
オハナシって感じの中編=75分の作品
客席の各椅子にナンバリング等はしているが
自由席であった

ネタバレBOX

大雨の中倒れかけた主人公が
見つけた屋敷の中で雨宿りをしていて
いろいろと話が出てきて
繋がってー
雨が上がって舞台中央で日が差し込んで
明るい感じに終演とした話
白いカーテンでの日の差し込みで
せっかく飾ってあった
サンキャッチャーとかのキラメキが
今一つ目立たなかった感あり
・・照明とかで何とかはなるかしらん・・・

星数は4にはしたけどー
3.5~3.8ぐらいな感じではあったかなーって
小劇場っぽさは良く出ていた気はしました
「その先の闇と光」

「その先の闇と光」

ISAWO BOOKSTORE

雑遊(東京都)

2023/06/03 (土) ~ 2023/06/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

A「壁の向こうの友人―名古屋保険金殺人事件―」
B「明日は運動会―和歌山毒物カレー事件―」を観劇

Aは面会室での被害者家族と犯人に
拘置場の職員が狂言回し的な役割で加わる
Bは加害者家族の長女宅居間に
家族が集まり母の無実を訴える為に
ネットに動画を投稿するか否かでの話で
事件経緯や司法の判決の歪さを表現していた

犯罪ものは興味深く
いろいろと映像関係など中心で視聴等しているが
実際の事件を背景にした作品は重みが違うなぁと
感心しきりでした
確かカレー事件では
長女さんが心の闇を広げてしまって・・・な
結末になっていましたね・・・昨年

作品の切り口的には
王道な感じでしたが
やはり背景にある現実からの重みは凄かったなぁと
強く感じた2作でありました

引き結び

引き結び

ViStar PRODUCE

テアトルBONBON(東京都)

2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昭和・・・う~ん平成初期の
青年漫画みたいな設定の主人公が
妊娠出産について考えさせられる物語
といった2時間10分超えの作品です
衣装替えが凄いなぁと
感心しきりでした

開演15分前からの
座の温めはいつも通りで楽しめました
=撮影タイムにもなっていましたし=

ネタバレBOX

実年齢を叫びながらの
割と恥ずかしい衣装での登場は
インパクトあったデスよー
さておき
ちょっと冴えない感じの大学生が
初めてできた彼女に舞い上がり
周囲の仲間がいろいろ絡んでの話ながら
初Hで彼女が妊娠~本人達は出産に前向きながらも
周囲の反対がーという流れで
いやぁ彼女が医学生という話でしたが
それだったら生殖行為に対してゆるすぎじゃねとかは
強く思ったねー
生理痛とか酷い方とかは低用量ピルの服用とかもあるだろうし
いろいろと設定がほんに青年漫画風に緩かったかなぁ
で主人公さんには昔からユキエという女性の幽霊が見えてて
何かと生活に介入してきて迷惑がっている風な設定もあり
賑やかな笑いをとりつつも堕胎とか子育てとかの話しを盛り込み
まーそういった話の簡易提供としては良く出来たと評価できた
妊娠彼女の母親が産婦人医という設定でシングルマザーなんだが
それにしては本当に生殖についての知識がお粗末な彼女だなぁと再び思うわ
で当然堕胎するように娘に迫るのだが当然だなぁと思えた
でもまぁハッピーエンドに持ち込む団体さんでもあり
そこは力技でも嬉しい方向ではあるが
わたしが最終的には生れた孫の面倒をみるしかないかぁと
諦めたんだろうと思えたわ=金はあるだろうし=医者だし
開業医か勤務医かは知らんが
開業医ならそこそこ稼げているだろうし
今回の娘の出産で保育室でも作るかもねーと変な納得しました
それにしても
自分が同様の立場なら
机上論と感情だけで結婚出産をゴリ押ししてくる男は
鼻もちならんなぁ=主人公の事ですが・・・

綺麗なカラーパンフには
登場人物らの相関図も描かれて
作品世界の概要が分かりやすくなってました

話的には実は主人公が見ていた学友の一人が
また幽霊さんで
20年前に主人公らと同じように学生結婚したんだが
その時の子が幽霊さんの正体で
死産だったか堕胎だったかは明確に語られず
母を求めたその幽霊さんが妊娠彼女を連れだして
あわやというところで
本当の母や父と会えて成仏し
主人公に憑いていた幽霊も
実は・・と北海道から出てきてくれた
主人公の両親が「おまえには姉がいた」と話し
その子が幽霊さんの正体で
家族に囲まれた幽霊っ子も成仏し大団円となるのでした

ラストに
いままで真っ黒い衣装だった学友幽霊氏が
真っ白な衣装に変えて
幽霊っ子と共赤い紐で中央に立つ
新米家族=赤子と両親=紐を緩く巻くところで
綺麗に終演を締めていてビジュアル的には満点だったかなーと
それで星はオマケしまする

まぁ現実的に考えると
彼女は将来的な稼ぎを考えると医学生は休学し継続
主人公は大学辞めてもいいけど
しっかり稼いで
ふた親から資金援助してもらって
完全保育補助での生活かなぁと想像しますわ

いつも登場のもじゃ様は
今回は霊的なものの支援での
もじゃ神様立場というか使徒でしたかな
女医さんの手下としての主人公探索もしていました

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