みんなのえほん 公演情報 9-States「みんなのえほん」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ちょい現実味は乏しい感じでの
    病室中心な作品でした
    でもメッセージ性は強くて
    生きる事と死ぬ事は表裏一体でー
    とか
    いろいろと考えさせられる舞台でした

    全席自由

    ネタバレBOX

    再演というのではなく
    公演中止品の焼き直しとおっしゃっていました

    シンメトレルな
    温かみの感じられないベット4つと白さが
    とっても印象強い舞台美術でした
    ブラックライトとかも用いておりました

    前向きで明るいピエロの猿が出てくる絵本を描いる
    絵本作家が入院している大部屋病室=4人部屋にて
    余命半年と言われつつ9年も長生きしている
    マヌルママみたいな部屋の主さんと
    明るいスマホ依存の女子と
    大人いしいがママがヤンキー風な女子に囲まれて
    担当医の八雲先生とヤブDrとかが病院関係で
    絵本作家に担当者と
    その同僚等が絡んでの話になります
    芝居のファンタジーと言ったのは
    余命判明した患者と完治できそうな患者とか
    一緒にしないし
    各原因病によって病室・病棟等は分かれてるの普通ですし
    余命って時点で入所してるの終末医療=ターミナルケアの
    ホスピスになるのが普通だわねー現実的にはー

    しかし話の設定上は寿命不明でないと
    感動とかにはもっていけないしーですわね

    絵本作家は半年後の賞に向けて新作を描こうとしますが
    治療の為の服薬で頭がハッキリしないので
    こっそり服用薬を抜いていたりします
    同室の子が急変して亡くなったり
    自分の余命が少ないと知ったりして
    作品を残す事に命をかけることにして
    無事に作品が描き上がったとして舞台は幕を閉じます

    話は自分が望む事=本の完成とか
    周囲が望む事=とにかく延命とか

    いろいろな感情を丁寧に描いていました

    名前がヤブなのに医者をしている方の話は
    面白く作ってたなぁと感心しきり

    昔の櫛の歯が欠けるような人の死を
    あまり感じ取れなくなってそうな現代には
    一石を投じられた良い作品ではと思えたっす

    20周年が近いそうです(^-^)

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    2023/07/29 09:52

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