満足度★★★★★
舞台最前列で観てたら・・・・
この5っ星評価にはならなかったと思います。
「だって煙草の煙・臭いキライですので」→これだけの理由で、ですけど。
(特に舞台向かって左側でしたら最悪だったと思います)
まさか観客に配慮して、薬用煙草つかってましたか?
わかりませんが、舞台の作りこみ・話の面白さ・熱さ。
とっても愉しめました。
なんか、王道でストレートな話を熱くみせられると楽しいものですね。
もう1回、高校生でもしてみたくなる芝居でした。
ネタバレBOX
やはり尾崎豊は良い!
でも昨今では「あぁ高2病ね」で済まされそうな気もしますが。
キャラの配置も、判り易くてよかった。
親の世代でカブレてたものを、子供がなぞって再びはまり。
理解のある、その時代の生き証人が先生で。
反対派っぽい先生が、
眼鏡教師にイケメンでカッコいいけど脳みそ筋肉さんとか。
何気に通り過ぎるモブの輩の怪しげなカッコウ。
なんか懐かしのアニメ「うる星やつら」映画版、
ビューティフルドリーマーの終らない文化祭準備みたいでした。
銀塩フィルムにハマル女子高生や、
なんか存在感の濃い、印刷機メーカーのメンテナンスマンとか。
Hに興味ありありの男女とか。
彩り添える文化祭の出し物話など、
飽きさせない会話と出来事の進行が見事でした。
ひとりピーターパンとか、話だけと思ったら。
ちゃんと出て来て、驚かされました(^^)。
古い印刷機=お婆ちゃん説とか、
ユーモアも機知に富んでて良かった。
できれば、スペシャルステージとか組んで。
AKB48vsおニャン子クラブ
(どこかの学園祭で本当にやってそうですよね)
実際に見せて欲しかったかなーって(^^)
(すみません調子のって無理言ってますね)
これで賞とれたんだ・・
なんかずっーと、一本調子の怒鳴りあいにしか感じられませんでした。
座席の狭さ等もあいまって。
なんか精神苦行しているような気分になってしまいました。
ネタバレBOX
脚本としては思い返すと、出来は良い方ではと思える点も多々あった。
太もも舐めるエロっぽいとことか、3人同じ名前なコトとか。
(理由説明無かったけど)
性差の問題代弁者のオカマさんとか、
閉塞感から自殺願望を募らせる十代娘とか、
役者さんは、上手に演じていたように感じた。
でも荒唐無稽な話を、観客に信じ込ませるには。
細かなリアリティーが圧倒的に不足していました。
あんな間抜けな3人組が、いくら良い闇ルートが使えたからといって。
高価そうな自動拳銃入手できるかね?
せいぜい、錆だらけのトカレフとか、材質も悪くライフリングも無いような、
回転式の拳銃で、サタデーナイトスペシャルとか総称される、
粗悪品つかまされて、持っていそうな気がしますが、どうですか?
また飲み物に仕込んだ睡眠薬。
みな缶を自分で開けて飲んでたから、
薬は飲み口に塗っていたんでしょうが、不自然!
仕込んだのが店員なんだから、グラス入りの飲み物の方が自然ですよ!
(暗転からの缶開ける音を聞かせたかった演出?→無駄・下手)
盗聴器にしても、今どき携帯の充電器のようなモノって・・。
売ってるトコ探すのも大変だと思うけど・・・。(手造り品ネット入手?)
現実アキバの高架下に、電源不要のコンセント擬装タイプ。
普通に売っていますが・・・。
それにオカマさん、機械も無くよくまあ盗聴器見つけられたね。
なんか特殊な電磁波でも感知出来る電波人間さん?
そもそも、探し出して見せつける必要性が、
話の大筋の中でまったく無い気がしますけど・・・・。
なんか全体的に、拙い雰囲気出まくっていました。
これで、商業ベースで観客からお金毟ろうなどとは・・・。
猛省すべき点、多く感じられた舞台でした。
それにつけても、きちんと制作サイドの意向通りに演じ切って、
プロ根性発揮しきった役者さん達の、メンタルの強さに拍手です。
満足度★★★★★
本当に良く出来ていました
和テイストの旅館の玄関ロービー風の舞台での一幕で、
そこに訪れる登場人物達の織り成す人間関係の、
畳み掛けるような感情の折込が、
笑いを交えつつ、ミステリー風な要素や。
緊張感など伴って繰り広げられました。
バックで響く水琴のような音や、雨で濡れて入ってくるずぶぬれ感など。
細かい所の手抜かりの無さが、なんとも心地よく見事な出来でした。
ネタバレBOX
たまーに、まったく人気の無くなるロビーの緊張感も良かったー(^^)。
まぁ不満があるとすると、座席の高さが同じだったので。
(左右にズラしてはくれてたけど)前の座席の方の頭が邪魔で、
舞台が少々見辛かったコトかな。
なんかこう、皆人生があって。
たまたまこの旅館に居合わせての話で。
明日になれば、またそれぞれの日常に戻るんだよなーって感じ。
本当に良く伝わりました。
あぁ、そうそう毎度のコトになってきましたが。
煙草嫌いなんで、舞台上では薬用タバコとか、電子煙草にして欲しいです。
満足度★★
熱血度が不足していたような気がした
戦隊もののオマージュ作品のようでしたが、
いかんせん抑揚が小さく、テレがあったように感じました。
廉価版「7人のオタク」みたいな気がしましたが、
いまひとつ、寝かせの足りないうどんというか、
発酵不十分なパン生地のような印象受けました。
ネタバレBOX
う~ん、この程度の熱血では。
「男球」は投げられないし、「クィーンサイダロン」も呼べないと思うなー。
各キャラクターなどは良く出来ていたけど、
グリーンさんは、いまひとつでした。
逆に奥さんのブラックが良く出来ていたので、
旦那さんをとことん無口な内気キャラにして、奥さんが声当てるとか。
その方が面白い、楽しめて笑えるいじり方出来たと思いますが?
レッドも無理に、がに股+ジーンズにして超合金ロボ並べずとも、
袖まくった上着から下の赤シャツ見えて、赤いバンダナでもしてる方が、
良いような気がした。(あとピンクはピンクハウス着てくる位して欲しかった)
ブルーの伏線にしても、本人に言わせるよりも。
喫茶店入る前に、声だけでも御付のパシリが。
「若」とか呼んでる科白入れるとか。
いろいろ工夫出来た点があったはずと御見受けします。
(格好は良かった!)
あと戦隊ものなら、ナレーションも多く入れて。
いろいろな場面などの補足すれば、ギャグも入り易くなったと思う。
最初のガキレンジャーの敵役、女幹部さん。
チャイナドレスにバタフライアイマスクでは、ちっとらしさが無さ過ぎたかな。
それにガキレンジャーのシーン。
子供向けなんだから、もっとナレーションで説明入れましょうよ。
あと映像が、今ひとつな気がしましたので。
ニュースなんかも、無理に映像見せるより。
観客席側にある、見えない画面見ながらの声だけの報道の方が、
リアルさ出たと思う。
あと暗転時にSEとかアイキャッチの音入れるとか、
いろいろ残念なトコ多く感じました。
暗幕もキチンと留めたり、細かいところが抜けてました。
(観客席背にして左手上の暗幕弱く、光が見えてたし。)
六人集まっただけで物語終結するのもいいけど。
情報戦の現代でならば、その六人のもつ各々のネットワークを、
六人が一つに重ねた時に、問題が解決するという団結の力を
みせる脚本の方が、よりカッコ良さが伝わるだろうし。
カタルシスが高くなったと思うのだが、いかがなものであろう?
すいません、なんか思い入れ強くて。
こーゆーの好きなんです。申し訳ないッス
ガキレンジャーのドラマCD頑張ってください(^o^)
満足度★★
感性に訴える芝居でした
その分、理屈や明確な回答・説明は無く。
観た人が自由に解釈出来る作品と云えるのでしょう。
スパッと斬った切り口が好きな自分にはチョット・・・。
と感じました。
スンマセン
ネタバレBOX
「2点間の最短距離は直線である」
という言葉の好きな理系オタリーマンには、正直合わなかったです。
ただ、楽しそうに動いていく役者さん達は躍動感あって明るかった。
舞台中央の穴(奈落って言うのかな?)の説明もっと欲しかった。
また穴の周りの反応が、よくわからなかった。
たぶん再生や接点・境目・誕生・ゲートなどの意味を持った、
象徴だったんでしょうが。
穴の両端の世界の見せ分けが出来てない?しなかった?わざと?
カラー照明で世界別に表現するとか、
着ている服の色で住人分けるとか、
そういう事は出来なかったんだろうか?
なんとも不思議な感じの芝居でした。
満足度★★★
役者さんは頑張っていた
空港建設反対の決起、立て篭もり小屋での話しであり。
いよいよ小屋も壊される事となる、当事者達の身の振り方や。
語られる、小屋建設当時のさまざまな事件や人間関係。
なのですが、今ひとつメリハリが感じられず。
起承転結のフリ幅が小さく、観客へのメッセージ性が少なく感じました。
ちょっと残念。
ネタバレBOX
いろいろと各登場人物に、さまざまな過去があり。
それが今の生き方や考え方になっているトコロの説明が、
割と観客の想像に頼った感が否めなかった。
各キャラクターは良く色が出ていました。
人の役に立つ事に全てを掛けてる、お助けおばさんとか。
普通に見えて、だんだんとズレみせるのは上手かった。
親と同じく、小屋で首つってしまった主人公の葛藤や苦悩は、
もっとイロリロと出すべきだったと思いました。
自殺はしそうではあったけど、う~んそれほど思いつめてるようには、
見えなかったし。予感させるエピソードも無かったんでねぇ。
ヒロイン役の暴露話は凄味あったけど、
感情の吐露が今ひとつ中途半端に感じました。
押さえまくるか、段々とテンション上げて思いっきり昂ぶるかして欲しかった。
かな。
状況の説明と、判り易さ。
観客に伝える情報量は多くした方が、作品世界に合っていたと思いました。
芝居のスタジオは、一軒家の改造みたく見えましたが。
普通の住宅街の中にあるとは、少々ビックリでした。
追伸:煙草は嫌いなので、できれば舞台上とはいえ吸って欲しくはないです。
満足度★★★
Pには、いろいろな意味がありました。
死刑を待つだけの空間内での群像劇。
戦争は終ったのに戦勝国側に訴えられ・裁かれて・・、
死という結末を押し付けられた者たちの、最期の日々が坦々と流れてゆく。
静かながらも、訴えるモノが大きな芝居でした。
ネタバレBOX
最期の方の映像で、各人の家族などを映し出した演出は上手かった。
実際に、ただ敵国人が憎いからと。
憎しみのみぶつけられて理不尽な環境の中。
悔しい思いしながら、過酷な状況下。
諦めて死刑に甘んじた人たちも多かったのではなかろうか?
などと考えさせられる劇でした。
実話でしょうしね。
<戦争って嫌ですね>
満足度★★
3D漫画と銘打とう
それもテイストが、’60~70年台のような感じでした。
青年誌の漫画のようなノリと出来でした。
まぁ~それなり~に楽しめたし、工夫もしていましたが。
なんか、照れがあるというか。
全力が出し切っていない感じを受けました。
ネタバレBOX
部屋から物語始めて、
OPの映像に続いてそのまま場面転換する手法は上手かな。
いっそ昔の時代の話でした。
としてしまった方が良かったと思える芝居に感じました。
デリヘルとか使ってるし、話の基軸をいろいろ変えねばならんでしょうがね。
今時ナンパって・・・。出会い系も何もあるでしょう。
ケータイなんて誰もが持ってるんだから!(あっしは持ってませんが・・)
しかし本当、下ネタに走った「あだち充」の漫画のような印象受けました。
祭りの缶落とし屋のトコも、もっと距離とるとか。
手から離れたボールは、屋台のオッサンに持たせて動かすより、
ちゃんと黒子出して操作させた方がよかったと思う。
それと、説明ね。観客に「何します」「この屋台はコウユウ事します」とか。
また後半で〆とりに来るヤクザさん。
夏の祭りの屋台に出没するなら、帽子にグラサン・アロハシャツの方が、
後で出て来る時のスーツっぽい姿が、締まったと思います。
そこそこ良い台詞や、工夫があるのに。
なんか残念な感じが抜けませんでした。
4人組、各人の性格設定は判り易かった分。
他の煮詰め方・広げ方が少なかったのでは?
5W1Hを上手に観客に伝える方法を、いろいろ考え演じる必要が或るのではないだろうか?と思いました。→若いんだから、これから頑張ってください。
満足度★★★
衣装やら小道具凝っていました
箱膳やらポンプつき井戸(なんとホントに水が出る)など、
リアルで細かい時代感じさせる衣装や小道具など、手が入っていました。
感動モノです。
時代は変わっていても、日々の生活に追われている。
人間の生活ってのは、変わらないものだなーと感じた芝居でした。
満足度★★★★★
ケチの付け所が殆ど無い・・・・
細かい伏線、豪華なキャスト、楽しめる周り舞台。
最後は、ラッキィ池田氏振り付けのショウタイムって!
至れり尽くせりの3時間でした。
えーい持ってけドロボウ!
星5つくれてやるわー
ネタバレBOX
観客、ご高齢な方多く傍若無人でした・・・・。
芝居始まっても、おしゃべり続ける人。
紙袋・ビニール袋をカサカサ鳴らす人達・・。
人生の先達者達よ、あまりにマナーが悪いぞ!
もうすぐ、お迎え来るなら。
「飛ぶ鳥後を濁さず」にしましょうよ。
「旅の恥はかき捨て」はみっともないよ。
座席で食事できるのは嬉しかったが、
周りの方々の豪勢な芝居弁当は、見ていて羨ましかったなー。
時間と金のある先達者は・・(以下略)
散りばめた伏線が、綺麗に生きたのは見事でしたが。
唐突に出現した「水戸の縮緬問屋」の御老公が、
いきなり主人公に、1両恵むよりも。
義賊「真田小僧」が、いきなりチャリーンと小判ばらまいていく方が、
納得は出来たと思う。 (鼠小僧みたいな設定だったんだしねぇ)
これ位かな、気になったのは。
最後、花道使って船で退場するのは驚かされました。
ホントに良く出来ていて愉しめました。
満足度★★★★
まさに秋の夜長にピッタリでした
なんといっても長い、2時間半超え!
途中休憩も挟んでの公演なのであるが、
先が読めずしっかり最後まで飽きることなく付き合えました。
大変楽しめたのですが・・・・。
スパスパと劇中、煙草よく吸われており。
副流煙や臭い苦手なので、少々困った・・。
エアコンの風向きなどは考えてくれていたのでしょうが、
苦手は苦手なので、わがままに星ひとつマイナスです。
ネタバレBOX
自分が死んだら、女房が後追い自殺するかもしれないので。
手癖の悪い葬儀屋の主人公に、手を出してもらい。
自殺などさせないようにと、夢枕に立つ死んだ旦那。
実は高校時代の同級生であり、いろいろと人物が登場してゆくのであるが。
妙に味のあるキャラ達で、笑いを取っていきます。
残った美人の後家さんの所に引き寄せられる、様々な人間たち。
ドキドキの展開をみせる。旦那の死亡から初七日までの物語。
楽しゅうございました。
怪談と名うちながら、ぜんぜん怖くない幽霊さん。
あの世のモノより怖い、生きてる人間の仕打ち・・。
ホントよく出来ていました。
煙草さえ吸ってなけりゃねー
満足度★★★★★
お得な感じの2演目
「霊媒」は怖かったが、反して「電話」はコミカルで楽しいものになっていた。
ネタバレBOX
「電話」はホントに楽しめた!
まさか現代の日本舞台にして、
コタツにミカンのある部屋でジャージのヒロインが、
相方とおコタでお茶飲みながらのオペラとするとは・・。
堅苦しい感じのオペラという、今までの概念が根底から崩されました。
オマケに歌は英語だし。
う~ん、こーゆーのもアリなんですね。
楽しかったー(^o^)
満足度★★★★★
シリーズ化して続編とか出来そうな・・
と考えるほど、出来が良く楽しかった。
話も先が気になって、ぜんぜん飽きることなく引っ張られた2時間弱でした。
満足度★★★★
正直、とっても面白かった。
でもちょっと台詞回しが全体的にカミカミ感じたので、
星ひとつマイナスですぢゃ。ちと残念じゃのう。
それでも十二分に楽しませてくれました。
結構登場人物が多いのに、みな役割あって無駄が無かった。
火山火山さんの笑い声が印象的で良かったです。
ネタバレBOX
その笑い声で、黄金バットの物まねして舞台に降りてきたり。前転したり。
スーツ姿で、よくまあ動いてました。
奥さんSの楽しさもあった。メタ推理の火山奥様、後にキャッツアイ・・・。
SMボディコン嬢としか見えないビューティー仮面。
しょっぱなの火山家長女、タエコさんの登場シーンは凄かった。
まぁビューティー仮面もですが。
ヅカのオスカルですもんねー! ほんと良く似合ってて、まんまでした。
冬彦君のキャラクターも楽しかった。
サントスなどの会話や、ネーミングセンス。
独特の間やタイミングで進んでゆく楽しい劇でした。
妙な所がサービス満点!
劇中のスモーク発生が盛大過ぎて、
前の座席の方々が、場外へ退避する事態が発生していましたが・・・。
話の方は・・・、
なんかズレを感じた作風でした。
う~む、仕事放り出して開演時間に間に合わせたのに・・・。
とても残念な気持ちになってしまいました。
ネタバレBOX
OP・EDに黒尽くめの帽子眼深に被った狂言回しが出て来て期待感・雰囲気など盛り上げてくれたんですけど・・。
小さなBer風の店の中で繰り広げられる物語。
店は「地図屋」というらしい。
店のオーナー以下3人の個性溢れる従業員たちの会話や、
訪れる客などにより話は進められるのだが。
キーワードはセンビーンズというスナック菓子と多面体の地図。
どうやら宝の地図らしく、その地図の独り占めを企み、
従業員の一人が暴走し結局皆死んでしまってお終い・・。と思いきや、
どうやら店のオーナーと客がぐるになっての、
従業員と思われた連中の何かしらの治療をしていたが、
失敗だったと判り。幕となる。
うーん空調熱くて、頭が熱暴走してたらしく、
時々眠気に襲われたあげくの話の理解度が先の記述程度です。
そこそこ楽しい個性の従業員さん達と、
某ドラゴンボール内に出てきた仙豆(せんず)をかけて、
麻薬成分配合でと、いろいろしていたようです。
センズパイのぶつけあいなどでの倒しあい
(殺してはいないのかな?よくわからんかった)など、
説明不足や説得力に乏しかった気がします。(意識とんでたせいもある)
結局は、暑さや眠気を吹き飛ばすような魅力は無かった芝居だった。
と結論します。それにつけてもスモークはホント盛大でした。
いろいろ反省すべき点が多いのではないでしょうか?と感じました。
満足度★★★★★
人の致死率は100%
ですけど、普段は見えない自分の寿命が判ってしまった人たちと、
普通に寿命の見えない人々。
延命中心か、心の充実感が優先か?
たくさんある選択肢の1つを選ぶ事、選ばせる事の難しさ。
もう取り返せない過去の選択。
さまざまな人の思いを、上手にまとめて。
明るい話にしながらも、「死」というテーマを上手に語ってくれた作品でした。
ネタバレBOX
まぁ実際は、感染予防で無菌状態にしなければいけない人とか。
体力持たせるために、点滴しながらの打ち合わせ風景があったりとか。
リアリティ追求すると、キリが無いので。うまく回避していました。
明るい小児病棟の3人娘が、「大人になりたい!」
という子供特有の無邪気な言葉を発するけど・・。
そこも小児のホスピスなので、なんとも悲しい台詞でした。
患者みんなで企画・出演したイベント。
白雪姫の物語仕立ての、ファッションショーは楽しめました。
白馬の王子様をもじって、白衣の王子様にし。
姫が「チュー」で起きる所を、「チューシャ」で起こしたり。
なんとも惚けたネタいが、所々に入っていて笑わせてくれました。
ヒーローショーまで見せて頂けたサービス精神には、頭を下げます(^^)。
ショーで終わりにせず、きちんとエピローグまで作っていた所も。
大変心地よかったです。
まぁ時間経過が過ぎて、皆天使になってしまったようですが・・。
小さい子も来ていたようですが、おとなしく観劇していたようです。が!
私の後ろの席のお婆さんは、関節等にビニル袋でも入っていたようで・・。
カサカサと時々駆動音を会場に響かせていました。
やはり入場前には、きちんと関節からビニル袋などのゴミ取って、
駆動部には油さしておくようにして欲しかったな。
それと途中で幽霊さんになった患者さん、
白い服着ての再登場は素敵でしたが、なぜにパンプスのみブラウン?
全身白づくめにして欲しかったなー。
日本人は基本的に・無意識に避ける主題を、
上手にまとめ上げた、明るい芝居でした。
満足度★★★★
愉しめました
好みの作品でした。
キチンと計算された物語が、綺麗に滑らかに動いて行く様は。
なかなか心地良かったです。
前説から始まっての、物語への導入は見事でした。
その話の根底支える舞台の作りもしっかりしていて、
病院の大部屋が、分かり易く配置されていました。
作品テーマが死などに、まつわるものなのに。
明るく笑える会話劇とも作られていて楽しめました。
ネタバレBOX
杮落としでもあり、ちょっとぎこちないところなども見受けられましたが。
主人公のベットに置かれた、普通病人見舞いに置かない、椿の花とか。
その赤い椿が、病室の一番奥の白い椿の花に、だんだん近付き。
最後は取って代わる演出など。細かい所が計算されていて好ましかった。
また、会話がセンス良くて聞き逃せない感じも上手かったです。
家電製品と思い込んでる患者さんや、
最初ナースの幽霊じかと思わせて、
実は入院患者だった、おもしろナースさんとか。
また人間観察が上手なのか、
入院患者さん達、妙にリアルで生活感良く出ていました。
ただまぁ、あれだけパタパタ死ぬようだと、
終末病棟(ホスピス)の方が向いていたでしょうが、
そこはそれ芝居の嘘ですが、
その患者達の死の理由を、ホスピス行かないながらも・・。
という理由など、会話や設定に入っていたら文句無し!
(すいません細かくて)
でも緻密に計算されて、メッセージ性の高い芝居でした。
ラストの観客による自由解釈出来る結末もよかった。
また、パンフも観劇後に見てねと。
封してあったのも芸が細かくて好きです。
満足度★★★
ホントにレトロでノスタルジック
父と娘の邂逅物語が、宇宙ステーションを舞台に繰り広げられました。
でもどこかレトロで、見知った話に思えました。
開演前のコラージュ音楽は、上手で面白く懐古的で気に入りました。
で芝居の方は、うーん・・・SFマニア的には。
いろんな作品のパッチワークのように思えて、
いまひとつ芝居に入り込んでいけませんでした。
ネタバレBOX
骨組みの話が、「ふたつのスピカ」の主人公とライオンさんに被り。
ラストに手にするハーモニカが、プラネテスの妻の遺品探しする、
デブリ回収屋にWり。
銀河鉄道は、登場が唐突に思えて。
ビーグルの行動制御プログラミングでの話は、
ガンダムシードの砂漠戦、初戦での主人公の早口対応にWったうえ劣り・・。
なんか、いろいろツッコミ所が多くて、今ひとつ感が抜けなかった。
リンダさんは、結構お気に入りな性格でしたが。
もっと話の中心部分にかませても良かったのでは?
銀河鉄道の話は、チケットのコントは受けたが。
登場が唐突過ぎて、いまいち感が拭えなかった。
もっとこう、鉄道なんだから、それもパパさん20年も乗ってるのかな(?)。
娘とのランデブーが近付くのを通過駅で表現してゆくとか。
結構味のある車掌と音楽家がいたのに、
使いこなしてない様な気がしました。
後半の盛り上げのひとつ、コンテスト。
今ひとつ何をしているのか、場所・状況の説明が不足してる上に、
緊張感や、スピード感が圧倒的に不足していた。
でも船外(船じゃないのに船外も無いかな)作業用ロボットさんは、
良く動いて、たいしたもんでした。視界悪そうなゴーグル付けてるのにね。
主人公のハッパちゃんは、声が日高のり子さんに
似ている事も含めて、「トップをねらえ」のスポコンもの思い出しました。
あと、音声さん。警官隊の声。出を間違えましたね。ダウト!
それと天井裏歩くような音が頭上から時々してきて、興が削がれました。
SFなわりに、小道具の通信装置とか、凝ってなく。
せいぜい黄色ipadみたいな情報端末も、
名前や使い方説明するべきだったのでは?
宇宙と名を冠するのに、設定に甘さがあるような印象受けました。
SFは考えた設定10として、芝居上で表現するのが1ぐらいになるのでは?
設定が甘い!
コンテストの賞金額にしても、$ですか。元とかにしたり。
通貨は自分の好きな単位での交換とかにしてみたり。
未来性をみせて欲しかった。
ちなみに衣装は100点でした、シリーズものにでもして。
宇宙ステーションでの他の話しにとか、
利用してみてはいかがなものでしょうか?
満足度★★★★★
笑いで癌を吹き飛ばそう!
病気に負けない強い笑いを提供してくれた、
楽しいミュージカルでした。
ネタバレBOX
でもまぁ死ぬ人もいますが・・・。
でも前向きで、ほんとに楽しかった。
ただ元となってる医療知識が結構古い!
鎮静剤でアスピリンで、効かなければ次はモルヒネって・・。
それも注射オンリーって!
モルヒネでも座剤も内服もあるし、
アスピリン以外の鎮静剤もいろいろあるぞ。
変更すべき点でしたね。
満足度★★★★
よしっ死ぬ気の炎をBOXに込めるんだ!
ではなくて。
キーワードで特殊能力の発動する銀のハコの、
SFアクションストーリでした。
なかなか好みのSFものでしたが、
なんで某家庭教師マンガのBOX兵器にしたのかな?
全体的にマンガチックにしたかったからかな?
アクションとかストーリーも頑張ってたので、
類似品の兵器にしなくても良かったのでは?
ネタバレBOX
さくさく進む話は良いのだけれど。
溜めや巻きなどの強弱が緩くて、一本調子になってしまっていました。
残念です。
せっかくのBOX兵器の発動キーワードを、
観客に強くアピールすべきシーンが少なく、
見せ場の盛り上げ方がもったいなかった感じがしました。
登場人物の性格設定や、
演じる役者さん達の成りきり度は高くて、
社長の豹変振りや、上杉さんのがっかりな声など、とっても笑えました。
細かい伏線やギャグなど、なかなか楽しませてくれるのに。
話を進める事が優先されてしまい。
観客に共感させたり、説明をするシーンが少な過ぎましたね。
ハコの兵器利用方法などは、ラストに社長に解説させるだけではなく。
追う側からも、こんな事されたら東京が大惨事になる!
とか説明・解説するべきでした。
効果音やライト。舞台の使い方などは、
とっても上手で、らしさが良く出ていました。
あと、なんでハコの能力に限界や使用回数制限あるのかとか、
きーわーどの設定はどうしたのか、とか
解説が無かったのが残念です。
結構否定的意見出しつつ、星の数が多いのは。
このSF設定と話の作りとハコの能力の使い方が好みに合っていた為です。
(ライトと効果音での表現が主でしたが、Mgを使ったフラッシュは良かった)