長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

2001-2020件 / 2308件中
パペット・オン・ザ・パニック 完全版【全ての公演は終了致しました。ご来場いただき本当にありがとうございました!!】

パペット・オン・ザ・パニック 完全版【全ての公演は終了致しました。ご来場いただき本当にありがとうございました!!】

隕石少年トースター

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/02/17 (木) ~ 2011/02/21 (月)公演終了

満足度★★★

なんとなく・・・
完全版というには、物語りの膨らませ方が歪に感じられました。
切迫したあわただしさは伝わってきたんだが、
なんか現実離れした感じが強くて、いまひとつ話に引き込まれませんでした。
舞台セットの作りやギミックには眼を瞠るものがあるのに、
ちょっと勿体ないなーって感じでした。
登場人物達の性格付けは納得出来るものでしたので、
あとは状況に応じた反応や言動を話を中心とせずに、
各々が”こう動くだろう”と納得できる行動してれば、
違和感無かったかも、と思いました。
(レベルEの作者さん見習って作ってみては、いかがでしょうか?。)

ドンジョヴァンニ

ドンジョヴァンニ

みなとオペラ愛好会

台場区民センター・区民ホール(東京都)

2011/01/30 (日) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

敷居が低くなったのは良いけれど
生演奏に字幕付き、おまけに荒筋解説の入ったパンフも付いて。
お得感バリバリでしたが、体育館風の施設では平面に椅子が並んでいるので、後方の座席では舞台が大変見難いです。
椅子に段を付けるより舞台上の高低のある舞台設定などが工夫されるべきか、会場の選定を考えるかした方が良いのではと思いました。
衣装や小道具などは洒落っ気のある演出がなされており好感が持てましたし、ちゃんとしたオペラだった分。いろいろ注文がつけたくなりました。
あー「もったいない」とゆー感想であります。

恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

王子小劇場(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

評判通り!かな
大変愉しめました。
それはもう骨までしゃぶるような味わいつくした2時間強でした。
でもチョット難を言わせて貰うと、
折角「夜景の綺麗な・・」という台詞も入るんだから。
大きな窓ガラスの向こうには、
シティライトがちらほら欲しかったですね。

ひとひらの犯罪

ひとひらの犯罪

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

青年漫画誌のラブコメ?!
という感じを受けました。
らしさが前面で、今ひとつリアリティが無かったかな。
台詞の間とか、キャラの立ち具合とか。
舞台セットの作りとか効果音等もよく考えられてました。
でも何となくフワフワっとした感じでしたね。
役者さん達のパワーが物語に勝って、
キャラの動きに脚本がついて行けなかったって思いました。
(90分)

ネタバレBOX

警察の職務質問がリアルさ欠いてて笑えなかった・・。
暴力事件起きたのに全員連行するとか、
無理ならせねてメモとって報告書作成の資料にすると事か、
そーゆートコ見せてれば、また違ったかもね。
せっかくお巡りさんの制服とか、いい感じに仕上げてたのにねー残念。

「ハチクロ」の世界観みたく、それぞれの思いのベクトルが異なっていて面白く交差してましたが、各キャラの考え・行動の幅やタイミングが、
先に物語ありき風で、違和感感じたからかな?
この場面なら、こうするのでは?とか心で突っ込み入れて観てましたし。

また、
チカちゃんの名乗りポーズとか。
アゴ眼鏡とか。
コンドーさんギャグとか。
弟の行方不明のパンツとか。
「食べちゃうぞ!」とか。 いろいろと、

いいとこ多かったのに、ぼやけた感じが残念でした。

あと舞台設定のワンルームで、扉の金属音とかよく出てましたが。
実際の外の音も入ってしまい、重なる事ありました。
ドアベルとかも付いてた設定の方が観客には親切では?
梅沢富美男  特別公演

梅沢富美男  特別公演

明治座

明治座(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ド派手な旅芸人一座って感じでした
大きく3回に分けて
1部は芝居 十八番の与五郎シリーズ
2部は瀬川瑛子オンステージ
3部はバラエティー舞踏
でした
まー、キンキラキンで光物の多い舞台衣装が印象に残りました。
芝居は割りと役者人気に寄りかかった笑いでしたが
観客を楽しませようとする姿勢は最後まで1本筋が通っていて愉しめました。
瀬川さんと舞踊は、本当に派手で豪華で、
日常とか平凡という言葉が吹き飛ぶような舞台でした。
客層はシニアの女性層が多く見受けられました。

ネタバレBOX

(わーい、やっと休みだーっと。 すみませんワタクシ事ですね嬉しくてツイ)
あーさて

1部 浅草の大店の放蕩息子”与五郎”が、
大阪のオバの店へ100両という運転資金とテコ入れに旅立つも、
箱根にて盗人に身包み剥がされて命からがら逃げ帰ります。
その時宿場に着くまでの道中で狼の声がして怖くなり、
盗人からガラクタの脇差一振りを貰います。
江戸の店に帰って事の低落を報告し休んでいると、
店の主人と碁を打ちたいと馴染みの骨董屋が来まして、
先ほどの脇差見せると500両で買取り。
主人は与五郎に500両お前のものだと渡します。
与五郎100両は取られた店の損だと主人に返し。
残りの400両を盗人に返しに箱根に行きます。「いくら落ちぶれようとも、
盗人の上前をはねる訳にはいかない」と。
盗人の家に行き400両渡して語るともなく身の上話を聞くと、
なんと盗っ人は生き別れた7つ上の兄だと判り。
お前のいる大店に盗賊の兄がいてはと自刃して果て。
神戸の大店から浚って自分の女房にした娘を、
生まれたばかりの赤子と共に与五郎に400両託して召捕られます。

大店の主人の16の娘が瀬川さん!
着物が重くて、座ると独りで立てず難儀に周囲で抱えて立たせてました・・。
長い睫毛も簪の飾り紐がくっつくし、
台詞忘れたか演出か、「瀬川さんの台詞の番ですよ」と声かかるし(^^)。
見事なお笑いキャラに仕上がっていました。
で盗っ人の20歳の女房が中村玉緒さんでした。
まー気が緩むと台詞間違えるは踊るは、
楽しませてくれました。

2部 初め赤い海老マヨの様なドレスで登場した瀬川さん。
早変わりで振り袖姿に変身。新曲の披露と売り込みいたします。
ドラムのだんな様とパーカッションの旦那の親戚等も、
司会の梅沢さんと絶妙に紹介し合い。
早変わり隠す扇子の値段やら(\36000)、
バックダンサーの足踏んで骨折させたりした話など、
愉しくステージ進行されてました。
そしてなにより照明が見事でありました。
うーん職人芸!って思いました。

3部 銀ラメの着物とか、空中吊り上げとか、巨大な龍とか。
なんとも派手な舞踏でありました。
合い間の座長口上にて(足の怪我で椅子に腰掛けながらの話でした)、
亡き母上の13回忌であり、母の形見の着物着て、
母の好きだった草団子の宣伝に、夜の部無いの忘れ。
いつも通りの発注した「アイスモナカ」売り切る為に、空調温度を上げた事など。
正直に笑いにして宣伝してました。
(各劇団の座長さんとか会計さんは見習うべき点になるのでは?)

ターゲットを明確に絞った商戦に、
旅芸人をして世間渡り歩いてきた前座長からの商売人の根性を、
見せて貰いました。 凄かったです。

アザトサに、星いくつか引こうかとも思いましたが。
あそこまで清々しくやられると、もうどうでもいいです(^_^;)。
ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事に引き込まれた110分間でした
黒い舞台上に2本の曲がったジェットコースターのようなモニュメントがあるだけの空間で、部屋・池袋の雑踏・駅のホームなどの様々な状況を上手に観客に伝え、台詞や行動も各登場人物達に分けて情感豊に物語を紡いでいました。人の思いや感情の連鎖・波紋という繋がりを愉しく笑いを交えつつ真面目に表現した見事な舞台でした。

ネタバレBOX

白い服の男女の会話
女は病室で死が迎えに来るのを待っていて、
男に飼っていた金魚の世話を頼む。
男は女の死の現実から眼を背けて話題を変える・・。
その話が鞠井クンの話

いつも死について考えていた鞠井クンは
彼女との買い物で別行動となり、
待っていた交差点で交通事故を見て、
人の死があっけなく簡単に起こる出来事に驚くが、
自分も突然誰もいない世界に来たことを知り漠然とする・・。

鞠井クンの彼女は、彼の死後も更新されるブログを見て、
彼は死んでいないと思い、日々ネットに向かう引き篭もりとなってしまう。
見かねた姉が相談相手を連れて来て、ブログの発信元を突き止める。

生前、鞠井クンは友人に死とは肉体の死ではなく。
記憶や情報の継続が出来なくなる事ではと考えて、
友人に遺言で、自分の死後も自らの日記と考え方を綴ったノートと、
ブログへのパスを託していた。そうすれば自分は死んでいないのでは?と

友人は鞠井クンのいしを汲み取りブログを更新し続けていたが、
鞠井クンの彼女が引き篭もりになってしまった現実を聞かされて、
ブログの更新をやめる事にする。

更新の停止に伴い鞠井クンの死を受け容れた彼女は、
自分がしっかり生きてゆく決心をメールにしてブログに送る。

白い服の男女、噛み合わない会話で。
彼女の死後、女から託された金魚が死んでしまった事を、
男は泣きながら告白する。

といった話でした(途中いろいろ端折っています)
うーむ、舞踏を取り入れ台詞も受け渡しての流れに淀みなく。
笑わせつつも上記の話を観客に伝えてるんですから、たいしたものです。

(まぁパンフも見ずに記憶で綴っていますので、
けっこうズレがあるかもしれませんが、
私の脳内では上記にて記憶されております。ハイ)

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

junkiesista×junkiebros.

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★

brosを観ました
話しは暴走族の話ですが。
人の思いの話しとして、まじめな旅立ち話でした。
が、時々に差し込まれる替え歌詞ミュージカルが本当に楽しかった。

ネタバレBOX

ちゃんと歌詞が舞台のバックスクリーンに映されたので、
わかり易かったです。
またモノトーンのバックに照明で空や背景が投影され、
また観客席にも演出にて照明が降り注ぐシーンもあり、
見事に舞台盛り上げていました。(ほんと照明印象に残りました)

杉田家とロミオさん家のコント(?)のどたばたは楽しかった。
「ハバ ナイスタィー」が耳に残ってたら、ラストでも使いましたね(^^)。

ただ観客席一番後ろの席は関係者席?
妙に印象に残る笑い声。
大きいのは良いが、役者さんの台詞にかぶってかき消すのはどうかと思う。

さて、もう一方は出演者の異なる(レディース?)同じ話なのかな?
見てみたかったかな。
ソムリエ

ソムリエ

靖二(せいじ)

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/01/28 (金) ~ 2011/02/01 (火)公演終了

満足度★★★

ほのぼのとした雰囲気が良かった
これといって壮大な事が起こるわけではないのに、
物語に引き込まれました。

ネタバレBOX

「ココロ図書館」という話が思い出されました。
死んでて見えない親父さんが本屋内にて、
家族を暖かく見守っているトコロは結構印象に深く残りました。
13人のスピード!

13人のスピード!

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了

満足度★★★

期待感が大きすぎたか!?
いまひとつ感が拭えませんでした。
科白とか役者さんとか、バス車内を上手に作った舞台とか。
褒めるところは多々あれど、タイトルの「スピード」感が伝わってこなかった。
緊迫感あつシーンでのBGM効果が無いせいかな?
映画「スピード」のパロディとかに徹した方が良かったのでは?
と思いましたデス。

ネタバレBOX

ジャングル・ブギーの面白さで期待感に溢れ過ぎたのが原因でしょうか?
で「13人」っていました?

ヤンキーカップルが実は警官。
という演技は、なかなか愉しかった。
ディズニー好きな設定も笑えた。

細かく設定できているらしいのに、もったいない!
お化け出てきそうですよー。
大戦死遊園

大戦死遊園

サイバー∴サイコロジック

OFF OFFシアター(東京都)

2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★

力技系の娯楽作品でした
なんか「力技とはこういうものさ」と、
ポルコ・ロッソがキメ台詞で言いそうな舞台でした。
ここまで壮大にやりきると、かえって清々しかったです。
出してくるキャラクターもユニークでしたし。
でも人に紹介するとなると・・・・。
合う・合わぬ人、賛否両論でしょうね。

ネタバレBOX

主人公声デカ!
ヒロインの方は、らしくてよく演じていた。
予備校講師さん。
大どんでん返しの正体や、オーバーアクションな授業など笑えました。

それにつけても、ただでさえ狭い舞台に
ジェットコースターのレール再現してしまうところとか。
3D映像とか言って姿見での表現など、
やること突き抜けていましたね(^^)

謎のインド人やソビエト連邦軍人。
キャラクターは判り易かったのに、舞台が’70年代だとか。
この部屋は予備校の談話室だとか、
観客を引き込もうとする状況説明の台詞が薄いのが残念でした。
彼女、借ります。【ご来場誠にありがとうございました!】

彼女、借ります。【ご来場誠にありがとうございました!】

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★

深夜ドラマでありそうな
そんな感じの「もしも」の話みたいでした。
ユニークな人たちの繰り広げるドタバタシワンルームコメディで、
個性豊な登場人物たちが笑わせてくれました。
でも今ひとつ話しにヒネリ無く、
凡庸に閉めたかなぁって感じが、チョット残念。

ネタバレBOX

主人公のモジャッとした髪型がだんだん気にならなくなる位の、
濃いめの方々が面白かった。
レンタル彼女「まき」ちゃんのストーカー男とか、
主人公にマンション貸してるカッコいい「イシバシ」さんなど。
特にインパクトあったのがレンタル彼女店の二人のマネージャーさん。
踊る説明と、濃い目の元AV監督兼男優の「ダイナマイト」さんが印象強かった。

オチはやはりというか。
彼女を持つ気分を味合わせたという営業時間内の話で、
二股もWブッキングも上手に商売にしてた
レンタル彼女屋さんの仕事が垣間見れましたが、
主人公の彼女をレンタルする動機の割に、
行動が遅かったし
(死にかけてる疎遠だった親父に婚約者(でよかったかな?)を見せる)
せっかくの、面白い店を見つけた経緯なんかも、
会社の後輩さんから面白く引き出せたかなって思った。
ただ後輩さんが店利用していて
妻に隠れて不倫してる設定で楽しんでいたとは面白かった。
先に、よくあるHなDVDを主人公にプレゼントという伏線で、
そのDVD監督の「ダイナマイト」さんが、
後輩に声掛けられるシュチュエーションは笑えました。
「お待たせしました」で監督モードになる所などもね。
でもなんか漫画等で使い尽くされた設定の様で、
平たく感じてしまったのが残念です。
結構登場人物の設定細かく作っていたのが判る分に、
見せ方かな?ちと、そう感じてしまいました。

後ろの席の方で「やっぱりオチはこうだった、って私わかったよ。」と
いってる声が聞こえましたが、先読み易かったと私も思う。
ヒネリ欲しかったです。

糞尿譚

糞尿譚

劇団俳小

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/22 (土) ~ 2011/01/29 (土)公演終了

満足度★★★

プロレタリアートでした
おしむらくは、ちょっと時期を走したかな?
蟹工船ブームの時に公演していれば、もっと取り上げられたかも?!
現状が、逼迫している状況からの精神的脱出話。
世の中そうそう上手い話も、努力が報われるとも、そう簡単にいかない。
というアンダーな物語でした。

ネタバレBOX

大八車に肥え樽など、なかなか舞台に映えていました。
エディット・ピアフ

エディット・ピアフ

日本テレビ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2011/01/20 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

時代と生き様のストレートなトコが
ダイレクトに伝わってきました。
熱量の高い3時間強でした。
歌詞が全て日本語訳でした。
その分、込めた思いが伝わってきた感じを受けました。
ピアフの生涯も、演じた役者さん達も熱かったです。

ネタバレBOX

まぁ会場も暖房効かせてくれて暑うございましたが。

客席は満席、殆どが女性で占められており。
演じる方も観劇する方も、
固唾を呑んで真摯に集中し舞台に注目している感じが、
ヒシヒシと伝わってきた真剣勝負のような音楽劇でした。

舞台を仕切るカーテンへの年代や場所の投影や、
扉で仕切られた舞台背景。
どうやって開閉させてるのか不思議な扉でした。
照明も良かった。

なんにせよ、正面で観れたのが嬉しかったです。
アウトロ

アウトロ

ハチビットプラネット

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★

うむ王道でした
それも’60年代テイストの!
突き詰めればアラの出る、
(作品世界観内の)本当のヤクザ者映画のような話になっていました。
でも、なかなかに”らしい”感じの配役で、
パワフルに話を押し切って行ってました。
エンターテイメント性は高かったです

ネタバレBOX

折角の進行係(服装がいかにもと似合っていた助監督さん)がいて、
モノローグも上手く使っているのに。
ここは「よその星のある国の物語」ですと。
チラシに口上述べてるからと本芝居上で語らなかったので、
珈琲の値段での、
いきなりのわからん通貨単位で少々混乱させてくれました。
芝居は本編で語ってナンボと思っている自分には、ちと?!でした。
(チラシとかパンフは帰宅後に見ること多いのです)

舞台奥のスクりーンに見立てたマジックミラー風の場所は、
面白い工夫がなされていて愉しめました。

世間知らずで怖いもの無しの、
明るく可愛い二代目社長役の坂田さん。
役に合い過ぎてて、すごく納得させられました。

脅されてたお嬢さんの最後の会見シーンに向かう時は、
せめて服装は変えて欲しかったかな。
せっかく芝居という事で、先にいろいろ衣装遊びもしていたのに。
詰めが甘くもったいなかったです。

しかし作品の世界観は劇中で出てくる、
「ゴ○ラ対巨大ヤクザ」みたいな感じのタイトルが象徴していた様な、
話しで娯楽性が強くて楽しめました。
水飲み鳥+溺愛

水飲み鳥+溺愛

ユニークポイント

「劇」小劇場(東京都)

2011/01/18 (火) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★

2本立ては、お得感高かった。
感覚的・抽象的な「溺愛」が先に開演され、
前説から面白く繋いでましtが。ホントにふわふわした感じで、
つかみ所無い印象受けまして、もちっと情報与えて欲しかったです。
で次に再演の「水飲み鳥」が上演されましたが。
うって変わって、舞台もリアルな部屋の設定にて。
久し振りに再会した同級生達の、結構ヘビーな会話劇でした。
サクッと再会の時間だけの切り取りを見せていましたが、
材料並べて下ごしらえしただけで終らせて、
仕上げを観客に委ねた感じでしたが、
これもそーゆー話にするなら、情報を詰め込んだ方がよいのでは?
と思われました。(素材のデキは結構良いと思ったデス)

『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!

『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!

舞台芸術集団 地下空港

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★

なかなか楽しかった
悪魔との契約が中心ながら、コミカルな悪魔たちと。
結構癖のある登場人物たちが繰り広げるドタバタコメディでした。

ネタバレBOX

舞台を斜めに仕切って見せる方法は斬新で面白かったが、
舞台正面を見て右手(上手と言うんだそうですね:最近知りました)の
席の方が見やすくなり、少々不公平感を味わいました(ハイ座席左側です)。

悪魔たちのモノトーンながらカラフルなモコモコした衣装は温かそうで、
着てみたくなりましたが。それで動いている役者さんたちは、
着ぐるみ状態で暑かったでしょうね。

なんとなく話は「主婦と魔王」というタイトルの方が
しっくり来そうな感じがしましたが、主契約者がOLさんだったからかな?

人間のサガとも言える戦争の武器等をモチーフとした。
良く動く舞台装置に乗って動かしてと、面白い演出でしたが。
基本ホントに左側は、
人の動きや待ちでの立ち位置が見えてしまい残念でした。

ひたすらパンツ一丁で始終過ごした魔王の息子さん+OLの彼氏くん。
最初のダークな2面性が、いつの間にか抜けてしまう事とか、
折角愉しい設定だったOLの上司さんなど、
最初から回想シーンなんかで登場させても良かったのに。

ちなみにOPでの人間操る悪魔のモチーフなんかは面白かった。

それと近所のおば様。キャラが立ってましたー(^^)

OLのお母さん=主婦さんのダークな演技も笑えました

なんか、まだまだ改良の余地が多い感じ受けました。
また再演しませんか?
ジハード家族

ジハード家族

案山子堂

シアター711(東京都)

2011/01/13 (木) ~ 2011/01/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

確かにタイトルに偽り無し
微妙なバランス感覚で
見事に軟着陸を成功させた名パイロットのような芝居でした。
笑えて、考えさえられて、教えられて、明日への希望に溢れた。
そんな楽しい90分間でした。

ネタバレBOX

入場前にお土産までつけてもらい、
舞台最期に主題歌(でいいのかな?)の生演奏が付くという!
徹底したサービス精神に脱帽です(^_^)

話しは家族(両親のいない兄弟達のみの共同住居=神社ですが)皆の、
信仰している宗教が異なり、(長男が神道で次男仏教など)
兄弟喧嘩=聖戦になるという設定には笑えました。
自称カミさまも、ご飯たかりに来たり。
自分の母親が、何か怪しげな宗教にハマッテ。
解決法を得る為に、従兄弟のジハード家族に相談に来るという設定で。
主人公のモノローグや家族への質問で、
さまざまな宗教の側面を紹介するという手法も上手でした。
またカミさまの扱いが上手で、酒飲ませての弁論や、
酔い潰れた後の回想シーンでの死体役やら主人公の父親役など、
上手に使われていた演出は見事でした。

でもまぁ、扱ってるネタがネタだけに。
ホントに小劇場向けで、間違っても公共放送では出来ない作品でしたね。

また役者さん達上手で、明るく気さくな人柄等が上手に演じられていました。

それに、家族でつつく鍋料理。鍋奉行さんが作ったそうで(^^)
おいしそうでした。劇場内にも美味そうな匂いがたちこめて・・・。
夕食抜きでの観劇者には、少々辛いものがありましたねぇ。
あと柚子胡椒にたいする思い入れとコダワリが気に入りました。
私も柚子胡椒は好きです。

フリーメーソン出てくるは、カトリックにエホバの証人、創価学会にイスラム教。
アザーンも流すし、話の設定上なかなか本格的でした。
ホントに判り易かった。

20歳超えての久し振りな学校時代の友人からの電話は、
「公明党への選挙の1票」か「小劇場の案内しか来ない」といった、
自虐ネタもすごかった。
僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★

パワフルでした
まさに渾身の音楽演奏でしたが、ヒロインさんの歌が・・・。
声掠れてしまってましたね。
でも2時間の予定が2時間半!
厭きさせず眠気もふっとばす熱量がありました。

ジョー・エッグの死の一日

ジョー・エッグの死の一日

旭レジデント・シアター・カンパニー”RISING SUN”

横浜市旭区民文化センター サンハート ホール(神奈川県)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

確かに話しは良い話
でも役者さん、科白を述べるのが精一杯でしたね。
このレベルでの休憩10分入れての2時間半は結構辛いぞ。

ミュージカル「眠れる森の迷子たち~The Story With No Name」

ミュージカル「眠れる森の迷子たち~The Story With No Name」

みなとミュージカルカンパニー

赤坂区民センター 区民ホール(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/15 (土)公演終了

満足度★★★

おぉ子供向け!
と思っていたら結構しっかりと作ってあり楽しませていただきました。
休憩はさんでの2時間半近い公演で、
前半は今ひとつながら後半の盛り上げ方は上手でした。
衣装などは豪勢でしたが小道具などが今ひとつだったかな。

ネタバレBOX

よくある主人公異世界飛ばされ、成長し帰還する話しですが。
なんとこの主人公名前が無い!
結局最後まで本当の名前が不明のままとは珍しかった。

いろんな御伽噺をめぐる旅などは、サンデーの漫画「月光条例」に近かった。

グレーテル兄弟のお父さんの声量とラストの大合唱が、
なかなか良い声出ていました。

平たく言うと、
異世界で善と悪(正と負の感情の方がしっくりくるかな)に分かれた主人公の自分探しでした、使い古されたモチーフながら安心して観ていられました。

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