悪魔を汚せ
鵺的(ぬえてき)
駅前劇場(東京都)
2016/05/18 (水) ~ 2016/05/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/05/18 (水) 19:30
確か誕生日に当日券1番で並んで拝見しました。凄かったですね、鵺的では「幻戯」に並ぶ印象の強い作品となりました。異様な血族の中、ホント悪魔のような福永マリカさんの演技が普段見ない役だけに、ハマリっているギャップにやられました。そして、秋月三佳さんのか弱さと、最後の決意が凄いシビレましたよ~。二人の因縁の始まりの物語。秋月さんの白い衣装が炎に映えてるように観えた印象。希望を愕然とさせる面白さがありました。
演劇
DULL-COLORED POP
王子小劇場(東京都)
2016/05/12 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/05/28 (土) 18:00
【演劇】ストレートな題名、ゆめあを連想させる万能感のある少年と、車椅子の少女の出会い。そこはファンタジー要素があって、一方で別世界のような学校でのイジメを巡る卒業式に被害者が出席する、しない会議の攻防。谷さんの暑苦しい(笑)舞台が、休止前にも炸裂、結果はハッキリ見えないけど、夢と現実が繋がるような期待感で終わる所が良かった。でもモノなりない所でもありました。
演劇
DULL-COLORED POP
王子小劇場(東京都)
2016/05/12 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/05/15 (日) 19:00
【名作短編集観劇】速攻で完売していた短編集、追加席を予約して観賞。ゆめあは中村さんが出演出来なかったのが寂しいかったですが、川村さんが頑張ってました。そして、アノ名作の再演「エリクシールの味わい」小林タクシーさんのオヤジから、主演二人が本物になってて、飲尿ミュージカルが素敵なものになってました。設定も若干今風にアレンジされてて、ゆめあと同じくファンタジー世界が秀逸。これはそこか他でも上演して欲しい作品です。再会出来てよかった、ピット北区が懐かしい。
わが家の最終的解決
Aga-risk Entertainment
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/05/04 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/05/14 (土) 19:30
昨年、ナイゲンが大成功したから直前では前売りが完売してたんですよ。諦めてたけど、当日券で拝見出来ました。富阪さんは何をやっても上手く纏める力が有る事を再確認した作品。ナチがユダヤ人の恋人を匿い、逃がすって事だけど、妙なタイミングで妙な連中が現れ、笑を含めながら問題が増えて飽和していく。最後のピンチの後、解決していく所はなかなか良かった。期待はしていたけど、期待通りの範疇でまた同じ事の繰り返しで終わるエンディングには、もう少し予想外の人物を匿って欲しかったです。人の良さそうな甲田さんが主人公にしたのが◎、でもコータさんでハイテンションなテンパリが続く主人公ってのも面白いかな?
クノセカイ
劇団普通
Gallery & Space しあん(東京都)
2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/05/13 (金) 19:30
確か、仕事終わりで当日券で拝見しました。上野の古民家の中から、庭を望むような向きで繰り広げられるマフィアの本音と建て前、過去のものとなった友情・血縁。それに翻弄される女性達のが強く表れてた舞台でした。男どもは勝手に、愛して、隠して、殺して、過去を織り交ぜながらチョット謎解き感があって面白い。劇団普通の澱んだ感じの空気が、派手なドンパチじゃないマフィアの内紛に不気味さを加えてくれますね。三瓶さん、三澤さんの雰囲気が強烈な印象的ですが、公演前後の主宰・石黒さんの腰の低い感じが凄いギャップで面白いです。
[完全版]菊菊&刀
<火遊び>
新宿眼科画廊(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/15 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2016/05/08 (日) 14:00
5月から色々キツイ状態で、観てきた!書き込みをかなりしてなかったのですが、誰も書き込みしてなかったとは驚き。火遊びさんはフライヤーのテイストも好きで、前売り完売だったのですが、当日券で拝見した作品。舞台は女性の拘置所がメイン、網で仕切られた奥の席に通されて、こちらが閉じ込められたような客席。昭和が終わる頃、失踪した父親を待たずにロクでもなさそうな男と再婚しようとする母親に敵意を向ける娘。黒澤さんが意外にも母親っぽい年齢にちゃんと見えました。母に訴えられて投獄された娘役の佑木さん。少年ぽさがあって良かった、同じ雑居房に居る人々の影響がちょっとだけ大人になる変化が、静かに写されてた気がします。昭和ギリな時期というより昭和初期っぽい空気感でした。ま菊菊のタイトルには必要だったのかな?場面は拘置所が多いのに、寂しさを感じる日常系な親子の作品に感じました。
至極滑稽亡者戯
HYP39
ART THEATER かもめ座(東京都)
2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/29 (土) 19:30
地獄からの生還
主演の木村さん、物凄く激しい演技でした。
コラムとのメディアミックス?的でもあり
主宰の豊さんの現状と勘違いさせる?あるいはホント?
そんな設定と小劇場の現状も描いてるので
舞台関係者と、私みたいな非関係者では印象が違う作品。
現実の設定が真面目に普通なので、最後は角の1本も
生えて生還してくる位の悪のりも欲しかったかなぁ。
でも、「やり切ってる感」は凄い感じたので、
色んな意味で、見事生還出来た舞台だと思います。
史上最悪最期の日の過ごし方
劇団トンチンカンポン!
小劇場 楽園(東京都)
2016/08/26 (金) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/08/27 (土) 14:00
祝、旗揚げ公演
未見の劇団を見たくてフライヤーでチョイス。
女性だけのシェアハウスで地球滅亡の日に何をするのか?
滅亡館のテンションはありませんが、最後ちゃんと滅亡したらしい
演出をされったのは好感が持てます。
バランスが良いとは思いましたが、物足りない所はあります。
まぁ、旗揚げなのでオマケも含めて良いスタートだと思います。
長女と住民の関係性とかもう少し欲しかったかなぁ
ダージリン急行
シンクロ少女
スタジオ空洞(東京都)
2016/08/15 (月) ~ 2016/08/17 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/08/16 (火) 19:30
ママの消失感
映画へのオマージュかと思いますが
私は初見だし、This is 30 を先に観ているので
3馬鹿兄弟の珍道中シリーズとも思えてしまいます。
泉さんのウザイ長男は鉄板で、ゆるく楽しめる前半から
突如クライマックスに現れる堂本ママの存在感が凄い
そして、大盛り上がりの後、消えてしまうママに
こちらも、凄い消失した寂しさを享受してまいます。
見易いくて楽しめる、作品です。
ムーア
日本のラジオ
RAFT(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/10/08 (土) 18:00
凄い濃密な作品
ムーアの名前からは想像出来ませんでしたが
入口で配布された新聞型の当日パンフで書かれた背景から
過去の連続幼児誘拐殺人事件と
そのバトンを初恋の思い出と共に継承してしまった猟奇漫画家
宛書のようにピッタリの配役、特に三澤さんはやっぱ凄い
1時間を切るのですが、狭い静かな狂喜の空間同封された感じ
狂犬百景の3話と対比する部分もあって、凄い良かったです。
ちょっとしたホラー映画より面白いね、
なんとなく日本的な恐怖表現なんだろうと思いました。
夜明けに、月の手触りを ~2016~
mizhen
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/10/08 (土) 14:00
素敵な女優さんと好演出
出演者の名前から、初観劇する事になりました。
神戸さんは流石な感じ、小野寺さん、橘さんは普段よりも
違った魅力が観る事ができました。
動物の仮面とか面白い演出もありますが、登場から
最初の満員電車シーンとか、素敵な演出も印象的でした。
物語りは5人の女性の、バランスは違うけど
少しの不安と少しの幸せを描きながら、ある駅に集まる感じが
自然で、見易い作品でした。
〻のメルヘン
フロアトポロジー
APOCシアター(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
寂しいメルヘン
ファンタジーを想像して初観劇だったのですが
奇妙な一家と、幻のように消えた主人公の青年と怪しい女主人
大森さんの60歳でも若さを保っている女主人はピッタリですね
存在も流石と言える存在感と演技でした。
少々、大声の演技は気になりましたが、
色々、観客に委ねる空欄の部分があって、色々考えが楽しめます。
小崎さんの出演控え目な所も好感が持てます。
作家さんの前説も、頑張ってていい人感が全開でした。
狂犬百景(2016)
MU
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2016/10/01 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
「狂犬百景」を見下ろす
初演と構成は同じですがが色々変えてる部分もあり
かなり違う感覚で拝見できました。
地続きの臨場感から、見下ろすように狂喜と滑稽さを
冷ややかに観察しているよう感覚だから
怖さよりも、面白さの雰囲気が強くて見易いです。
そこは、ハセガワさん特有の台詞の賜物です。
次は5月ですか、どこか中劇場とか大劇場で
企画投げればいいのに、プチ公演期待かな?
夢と希望の先
月刊「根本宗子」
本多劇場(東京都)
2016/09/28 (水) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
まさかの展開
名作「夢も希望もなく」とタイトルは似ていますし、
設定も展開も似ておりますが、最終的には別作品でした。
さまかの「シベ少」展開でしたが、
初本多で、思い切り馬鹿馬鹿しく好きな役者さんと出来た
記念碑的作品って事ですね!
大型
3.14ch
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了
満足度★★★
再生の道
序盤のリフレインする馬鹿騒ぎから
謎の世界へ転落。
プールの負荷の中でみなさん大変そうでした。
説明もなく観念作品でした。
復活するのかな?と思ったんですが、そこはアッサリ
七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
Aga-risk Entertainment
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
面白いのは当然ですね
それでも、七人の語らいは既視なので
再確認って感じの観劇になってしまいました。
ナイゲンにはそんな事は感じなかったのですが
ドラマ無いからなのでしょうね
笑の太字は、なかなか緊張感のない2人芝居
まぁ十分面白かったです。
姉妹
劇団普通
RAFT(東京都)
2016/09/12 (月) ~ 2016/09/14 (水)公演終了
満足度★★★
しまおさんの魅力がクローズUP
姉妹
腹違いの姉妹の初の対面。
平行線のまま、先が見えない2つの世界の境が見えます。
卍
谷崎の短編一部を切り取った作品
両作品とも、しまおさんだけが感情激しく動く怪しい雰囲気で
存在感が印象に残る作品でした。
Vamp Bamboo Burn 〜 ヴァン!バン!バーン!〜
劇団☆新感線
赤坂ACTシアター(東京都)
2016/08/17 (水) ~ 2016/09/18 (日)公演終了
満足度★★★★
宮藤さんは相性いいです。
新感線で音モノで、それにピッタリの脚本を書けるのは
外部では宮藤さんしか居ませんね、10年ぶりに拝見した斗真さん
宛書だけに、ネタもの気味で楽しめました。
そんな中、中村倫也さんがしっかり演じてるのに感激です。
小池さん含めて、3人のラストの対決場面はなかなk盛り上がりました。
魔法処女☆えるざ(30)
劇団だるめしあん
王子小劇場(東京都)
2016/09/15 (木) ~ 2016/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
飛んでみたくなるラスト
処女喪失しちゃうと魔法力が無くなるんですね
年老いた魔女はそうとうな人々なんでしょうけど
そんな世界で美人なのに30歳で現役魔女
しかも10年前に魔女終了と嘘ついていた彼女が
恋とか結婚とかの前に奮闘する姿が、滑稽でもピュアで
全然エロを感じない、応援したくなるえっちゃんの姿
最後、念願が成就されませんが、
吹っ切って空に飛び立つ姿と見守るみんなの姿が爽やかです。
題名と違い可愛らしい作品です。
星くず14号 ~PLAY
はちみつシアター
シアター風姿花伝(東京都)
2016/09/15 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
45分でもしっかりはちみつさんでした
最優秀は逃しましたが、45分の短い時間で
はちみつさんの魅力、ダンスも歌も織り込んで
笑もある、素敵な結末の作品になっていたと思います。
田渕さんが主役で頑張ってましたし、
メンバーの色がちゃんと描かれてましたよー
GAME編の面白さが加わってたら・・・優勝出来たかも?
短い中でインパクトあるキャラ居すぎです。(笑)
それでいて女性のみの団体なんて唯一でしょう。