さくえるの観てきた!クチコミ一覧

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アタシだけ超怒られた

アタシだけ超怒られた

バナナ学園純情乙女組

王子小劇場(東京都)

2009/07/30 (木) ~ 2009/08/03 (月)公演終了

満足度★★★★

凄いパワー
今回の公演は、旗揚げ公演(公式的にはやり逃げ公演ですがww)で上演したものの再演となりますが、単純な再演ではなく、元々あった脚本の骨格は変えずに、肉を切り落としながらも、今までの公演で出てきたキャラという名の肉を新たに肉付けした
脚本に変化してました。

ネタバレBOX

単純に再演ものとして観比べたら、初演を超えてはいませんでした。
ただ、公演を重ねてきて、演出方向がバナナ学園(というより二階堂瞳子ですが)としての固まってきたので、それを考慮すると初演とは別物と見る必要性があると思われます。

で、単純に「アタシだけ超怒られた」の公演だけとして見ると、面白いとは感じるものの、反面キャラが多すぎの感じを受けるし、物足りなさも感じる。
また、1時間20分とアナウンスされていたが、アナウンスされていた上演時間より長く感じてしまった。(実際長かったかもしれないがww)
後、キャスト紹介の映像、役者に被って見えません(笑)
カッコよさげな映像だったので勿体なかったなぁ。(まあ、その反面、あんなに見えないなら流す必要ないやんとも思いましたがww)

本編終了後は、もうおまけじゃなく必須になっている(笑)おはぎライブがありました。
おはぎライブ、新曲も取り入れ、今回も非常にクオリティー高いです(笑)
いや高すぎです。どっちが本編やねんという感じです(笑)。

ちなみに、おはぎ祭も観ました(笑)
楽しい時間はあっという間に過ぎちゃいますね。
本編後にあるおはぎライブより、さらにさらにさ・ら・に、パワーアップしておりました(笑)
一切手抜きナッシングです(笑)
もう出演者全員が素晴らしいです。至福の時間でした。
楽しい楽しい時間でした。

肩の上で踊るロマンシングガール

肩の上で踊るロマンシングガール

「佐藤の、」

新宿眼科画廊(東京都)

2009/07/31 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★

会場とマッチした物語
付き合ってた男が、ある日起きたら女性になってしまって、受け入れないながらも受け入れ、一緒に生活を続けていく中で、大きな決断をする物語でした。

今回の会場にマッチしたお芝居で、なかなかよかったと思います。(二人芝居でもあったのもあるが)
面白かったです。

ただ、場転について、少し役者の姿が見える暗さでの暗転としておりましたが、部屋の中の話であるならば、いっそ明るいままでの場転手法を取ったほうがよかったのでは(場転後の次の場面に繋ぐ物語や動きが必要とはなってきますが)

しかし、会場に入ったら(わりとギリギリで入場で(^^;;)、女優二人が既に舞台上に出ており寝てる状態を表してたようですが、寝てしまわないんだろうかと、いらん心配してしまった(笑)

東都灯綺譚

東都灯綺譚

流星揚羽

萬劇場(東京都)

2009/07/30 (木) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★

時代選択がなかなか絶妙
今回は明治初期が舞台と言うことで、どのような物語を、どのような殺陣を見せてくれるか楽しみでしたが、面白かったです。

ネタバレBOX

物語は、幕末に活躍した女暗殺者を中心として、ある者は復讐のため、あるものは記者の誇りを賭け、また新たな武士の世界を作ろうとしたり、薩長の力を削ごうとしたり、古きものを滅ぼそうとしたりと、いろいろな考え・思惑が入り組んで、次はどうなるんだろう次はどうなるんだろうとワクワクしながら観させてもらい、楽しませてもらいました。

また、殺陣も時代的にどうかなと思ってましたが、選んだ時代がなかなか絶妙で、剣での殺陣があっても不思議ではなく、また殺陣もハラハラドキドキ見応え十分でした。
特に、さえ(加藤智彩)がかな(三浦久枝)を逃す場面なんて、迫力ある殺陣にプラスして、身を盾にしてかなを逃そうとするのは、もうよすぎです。
(後、無表情での踊りもナイスでしたがww)

ただ、女暗殺者の未紅(松尾美香)がいた十六夜衆、警察組織と組んだりしたようなニュアンスはあったが、とくに場面は明示されてなかったし、十六夜衆として物語上の必要性も特に見えなかったので、元十六夜衆の仲間ぐらいでよかったかも。
溺れる家族

溺れる家族

アロッタファジャイナ

タイニイアリス(東京都)

2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度★★★

少し長いかな
ちょっと2時間15分は長いかな。
長いですが、前半は引き込まれ度が少なかったですが、後半は引き込まれました。なかなかよかったです。

ネタバレBOX

今回は現代劇で家族の話で、いろんな問題を抱えてる(溺れてるの方がいいか?)家族が出てきました。

最初のそれぞれの7家の物語は平凡な感じでしたが、前の場面に出てた人物が残り、その残った人物の話になる場転(それぞれ誰かが関係してる見せ方)はよかったし面白いと思いましたが(ちょっと短い間に場転しすぎ感はありましたが)、最後まで同じ感じで続けなくてもよかったのでは。
後、ちょっと家族の数が多かったかな。ちょっと物語的にもう少し掘り下げて欲しい(掘り下げてもいいのでは)と思うエピソードもあったので、
まあ最初これでもよかったが、途中から家族を絞ってもよかったのでは。

後、場転時、薄暗いパターンと完全暗転のパターンに分かれてましたが(分かれてる理由は不明)、一箇所、和則(太田守信)が利香(青木ナナ)を人質?(的な感じ)に取り、祐一(原田健二)に諭されうなだれる場面後の暗転は完全暗転にして欲しかった。(諭されうなだれてるのに、暗転してスッと立ち上がるのが見えると、雰囲気がーと思ったので)

ラスト前の、和郎(野口雅弘)と美緒(長坂しほり)、そして美和(安川結花)の親子3人の場面は非常によく、美和の涙はよすぎです。つられそうでした。
その前の場面で父親と別れた理由、母親に何も聞かされてないのに、母親から聞いた回想的シーン的な部分は、おや?と思ったけど、母親の幽霊が話しかけてきてると理解すれば納得の場面。

しかし、対面客席はやはりニガテだな(笑)。
カレッジ オブ ザ ウィンド

カレッジ オブ ザ ウィンド

Yellow Brick Road ~a journey seeking for happiness~

明石スタジオ(東京都)

2009/07/22 (水) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

悲しさを引きずらない別れ
ある家族が毎年恒例のキャンプに行く途中に事故に遭い、一人生き残った長女・ほしみには家族の幽霊が見え、家族の幽霊達とのやり取りを通じ、家族の絆を取り戻す物語かな。

今回の公演、半分のキャストがダブルキャストであったので、時間があればもう一方のバージョンも観たかったな・・・

ネタバレBOX

まあ、物語や設定はよく聞くパターンですが、そこに叔父達の物語を上手いこと絡めてきて、こちらも家族の絆を確認するのですが、叔父も既に死んでた設定とは、予想外(いい意味で)に裏切られました。(まあ、確かに劇中でオヤ?と思わせるシーンは明示されてましたが)
ラストの別れはもう少し引っ張ってもよかったかもとは思いましたが。(まあ、明るい別れを取った結果かな?)

ただ、回想シーンでそこに必要ないキャラをそのままステージに出してたのは、最初は流れで致し方ないが、長い場面では一度いなくなって、終わりそうな前に再度出てくる手法でもよかったかも?(まあ、逆に出入りがうるさくなってしまいますが)
物言わぬヒーローたち

物言わぬヒーローたち

劇団生命座

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)

2009/07/24 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

こういうヒーローモノね
チラシをチラッと見ただけで、あ、ヒーローモノだと思ってたら、予想外のヒーローモノでした。

ネタバレBOX

物に憑く霊魂と言うか、ツクモガミ?を主人公にしてましたが、その主人公達が世の中の人々を助けるのではなく、モノの持ち主を陰ながら見守っており、最後は本当に持ち主を助ける物語となってました。
(エコや物を大切になどのメッセージも込められてましたが)

前半は明るく笑いもある物語、後半は一転シリアス(までもいかないかな?)で、持ち主の本当の危機には、禁を犯してまでも持ち主を助けるという、なかなか面白かったと思います。
ただ、全部の物に宿ってるんじゃなく、使い込んだ電化製品や家具だが今まで宿ってなくて、何かの拍子に宿るキャラを出してもよかったかも。(宿る条件とかを描くとか)
ジプシー

ジプシー

ゲキバカ

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

別れの部分が強くても・・・
劇中劇の手法を取っていましたが、面白く楽しませてもらいました。
少しイロイロなものを詰め込みすぎ(というか持って来すぎ?)な感があり、劇中劇の比率がちょっと多すぎて、登場人物のほとんどが幽霊という設定少し生きてこなかったかなと感じたかな。もう少し別れの部分は部分は描いてもよかったかも。
でもまあ、よくまとめたなとも思いましたね。
ただ、もう少しダンスは見たかったかも。

しかし、ブスコーは強烈過ぎだ(笑)(ちょっと持っていき感があるが)

- 初恋

- 初恋

世界名作小劇場

シアター711(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

乙女だ(笑)
乙女チックな男(ゲイ)達の話なのだが、アパートに住んでる役を演じる各役者陣とも見た目は男だけど、きっちり乙女の心を見せてくれました。
しかし、酒巻さんキレイすぎ(笑)(一瞬誰かわからなかったww)

女優陣は二人だけですが、アパートの管理人である小百合を演じた津留崎夏子さんは、男たちの中にいるのが自然と感じるのを感じさせてくれる演技でした。
ラストの「一緒に行っても・・」のセリフは、柔らかい言い方だが、凄くズシンと来る。凄いの一言。
毛利さんを演じたこいけけいこさんは、他の役者陣に比べセリフが少し大きすぎるのが気になったが、アクセントとしては十分の存在感であった。

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸

超科学戦闘機スーパーホーク1号の着陸

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

単純なヒーローモノではない
ヒーローを題材にしてましたが、単純なヒーローモノではなく、ヒーローを夢見る男がヒーローになりかけたが挫折し、その後の現実と向かうというのを描いてました。
笑いも所々に散りばめられており、ヒーローの訓練場面、挫折したその後の日常も丁寧ね描かれており面白かったです。
物語もよかったですが、完全暗転せずに役者が1回転して場転する手法が今回は生きてました。役者陣も雰囲気や気持ちの切替りがきちんと伝ってきたので、前の場面を引きずること無く観れました。

旅がはてしない

旅がはてしない

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

満足度★★

うーん
うーん物語はよく分かりませんでした。(前作「プラスチックレモン」の方向性に近い感じを受けましたが)
また、長い割りに各キャラの描き方が足らない感じがする。
やはり、伝わりが少ない中での2時間30分は長いです。

73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

アイディアは面白い
73や88はアマチュア無線の用語との事で、そういう情報は入ってたので、アマチュア無線の話かと思ってましたが、テレパシーのお話となっておりました。(無線の概念をテレパシーに置き換えたと言ったほうがいいのかな?)
ただ、テレパシーで重要な話を扱うわけではなく、話してることは、ほんと日常会話です。
で、その合間にそれぞれの役者が自身の紹介+フィクション?を織り交ぜる構成となっておりました。
設定や日常会話は面白かったですが、それにプラスして、4人が絡む芝居が欲しかったかな。

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

濃密な時間
重い題材ですが、役者が与えられた役を演じ、またそれをきちんと見せることにより重い題材だと感じさせない仕上がりになってました。面白いです。

ネタバレBOX

過去を見せる場面は白幕を下ろして見せるようになっておりましたが、この演出さらに舞台の引き締める効果を担ってました。
1000$とGOLDLEMON

1000$とGOLDLEMON

コーヒーカップオーケストラ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2009/07/10 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★

うーん
うーん・・・わざわざ物語を4話(それぞれの最初にタイトルコールが入るので、それで判断)に分けている意図がつかめず。
また、セットなどからコント芝居と思わせながら、あまり笑える場面はなかったかな。
物語もチグハグな感じがした。もう少し短い(90分以内)に収めたほうがよかったかも。

ショートストーリーズ

ショートストーリーズ

劇団6番シード

劇団6番シード稽古場(東京都)

2009/06/26 (金) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

コンプリート
何とか、Aコース、Bコース、Cコースとコンプリート。

公演は終わってますが、ネタバレへ。

ネタバレBOX

Aコースはテンリロ☆インディアンの元になった「渋谷警察24時ごろ」が一番好きかな。椎名さんや客演の緒方さんがあまり本公演などでは見せない役柄でよかった。

Bコースは「取調室ABC」ですねえ。それぞれ独立して見ても面白いが、ラスト物語がつながってくる所は上手いの一言。

Cコースはやはり「天気と戦う女」でしょう。
物語も面白いですが、それ以上に椎名さんが凄すぎです。
膨大なセリフ量を高速で。白い椎名さんがどんどん真っ赤になっていきました(笑)
それにプラスして、短編というのに衣装チェンジが多い多い(笑)
でも、よく短期間でここまで作れたものだ。お見事です。
ロボット

ロボット

劇団三年物語

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い、そして感動
初日、2日目と観てきましたが、物語を知ってても、2時間15分があっという間です。
初日は少しセリフの聞き取りにくい箇所が見受けられましたが、2日目にはよくなってました。
展開もスピーディで、殺陣も見事でした。笑いもあるし。
これからどうなるのだろうと思っていたところへのあのラスト、非常によかったです。感動させていただきました。
オススメの舞台です。

ネタバレBOX

大型ロボット設定で、最初はコンピューター制御の自動操縦、そして人間による遠隔操縦、そして直接搭乗操縦となるが、直接搭乗操縦後の、ロボット役の役者と操縦役の役者の動きのシンクロ率はお見事です。
ロボット役の役者の武器をぶん回す動きも見事ですが。

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