悪ノ娘
X-QUEST
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
原案の動画は知らなかったが・・・
動画サイトで有名になった「悪ノ娘」を原案とした、X-QUEST版「悪の娘」の舞台。
原案となる動画は見たこと無いので(^^;;、どれだけ原案の雰囲気を出せているかはわかりませんが、2時間の上演時間はあっという間に感じるほど、舞台の世界観に引き込まれてました。非常の面白かったです。
各出演者の衣装も素晴らしかったですが、それ以上に殺陣も素晴らしかった。若干効果音とのズレはありましたが、舞台上になかなかの人数がいながら、各人ともぶつからず流れるようなあの動き、凄かった、いや圧巻でした。
赤の女剣士・ジェルメイヌを演じた松山友紀さん、カッコよすぎです。
逆に、王女・リリアンヌ、悪っぽい雰囲気は出してましたが、もっと冷酷・冷徹ぽいイメージと捕らえたので、ちょっと冷酷・冷徹さが足らなかったかな。(見ていても嫌な王女とは思えなかったし)
ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-
FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー
エビス駅前バー(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★
飽きずに観れるループ
ひょんなことからある7分間を繰り返すことになり、抜け出そうとする物語。
7分間の繰り返しを、どう飽きさずに見せてくれるか楽しみにしてましたが、繰り返し部分は少しずつ変えたり、バーに来てた客を巻き込んで、前の7分間とは大きく変えたりして、飽きずに楽しめました。
ただ、ループに巻き込まれた原因と、脱出した答えは少し曖昧だったように感じました。
また、抜け出した後の描写の解釈も、お客さんに任せる部分の方が多かったかも。
記憶を持ったまま無限ループに巻き込まれる役(厳密に言えば、出演者全員ループしてるんですけどねww)の桐野を演じた、酒巻さんのループにより、いろいろな変化する演技もよかったですが、バーの客役・結城を演じた今城文恵さんが、まさかあんな役だとは。
前半の口説かれる役柄もよかったですが、後半部分の役はさらに似合ってたような(笑)
音楽劇「雨を乞わぬ人」
黒色綺譚カナリア派
ザ・ポケット(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
変わらぬカナリア派
今回は音楽劇ということで、いつものカナリア派と違うのかなと思っていましたが、カナリア派の雰囲気はそのままでした。
劇中に挿入される歌も、物語の流れを切ることなく、物語の中の1つとして考えられてました。
物語は若干好き嫌いが分かれるかと思いますが、役者が世界観に溶け込めているし、世界観にきちんと連れて行ってもらったと感じたので、オイラは面白いと感じました。
その中でも巫女を演じた、牛水さんは非常に好演でした。
バベルノトウ
国道五十八号戦線
サンモールスタジオ(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/25 (月)公演終了
満足度★★★★
2回観てしまった
最初は話が行ったり来たりするので、話の関連性が掴み辛かった部分もあり、また空想のドラッグの話で幻覚が見える設定もあり、製薬会社の研究所?場面は幻覚の世界のお話なんだろうと思っていて見ていたら、製薬会社の研究所?世界の話は20年後の話だというのがわかり、繋がった時は、ほーそうきましたかと感心させられました。
ほんとにあるように思わせる設定や、繋がりなどが上手いこと考えられていたので、面白い上に面白かったです。
後、タイトル「バベルノトウ」の発音は完全に勘違いしてました(笑)
(バビル2世の発音と思ってたww)
2回目観て感じたこと
シキミ(加賀美秀明)が「バベルノトウ」をやってる人達が作り出した幻であることが最初から分かっていたので、それを頭に入れながら見てると、「バベルノトウ」をやってない人達には見えないから、シキミと話してるのを怪訝な顔で見たり、どこ向いてるのと言ったり、シキミが話てるのに台詞をかぶしてきたりと、ちゃんと演じられてることが分かりました。
僕らの声の届かない場所
ろばの葉文庫
The Art Complex Center of Tokyo(東京都)
2010/01/12 (火) ~ 2010/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
物語と場所がマッチ
空想組曲で上演された「僕らの声の届かない場所」を大幅改定し、詩森さん演出により上演。
ただオイラは元の「僕らの声の届かない場所」は観てないので、どこが大幅改定かはわかりません(笑)
いい本でいい役者揃っていて、そしてさらに上演された場所が物語にマッチしており、非常によい舞台でした。
三月の5日間
オーストラ・マコンドー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/01/07 (木) ~ 2010/01/17 (日)公演終了
満足度★
合わなかったかな?
うーん、ちょっと合わないかな。
ただ、上演時間が約2時間との事であったが、長くは感じなかった。
合わない感じがしながらも、物語の中に引き込まれてたということか?
美しいヒポリタ
世田谷シルク
小劇場 楽園(東京都)
2010/01/13 (水) ~ 2010/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
古典劇と現代劇の融合
「夏の夜の夢」をベースにした物語との事。
とあるITベンチャー企業の社内での出来事をベースに、「夏の夜の夢」が古典のまま導入されたり、現代バージョンに直した状態で導入されたりとしたり、なかなか面白い作品に仕上がってました。
通常の動きに加え、早送り動き(クロックアップ)や、ファミコン時代?のRPGキャラ的な動き(口調もだが)も、アクセントがありよかった。
なかなか面白かったです。
また、狭い舞台ながらダンスを盛り込んでおり、さすがに狭いのでその場でのダンスが多かったですが、揃っていて見てて気持ちよかったです。
後、大竹沙絵子は、年末のモエプロとはまた違った役でしたが、なかなかよかったかも。
Under Water Over Revival
GOKAN。
銀座小劇場(東京都)
2009/12/24 (木) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
前半の笑わせが弱いかな
コメディぽいと情報が入ってきていたので、どれだけ笑わせてくれるかと楽しみにしていましたが、中盤以降、各登場人物の秘密がわかって来る以降は面白かったです。が、その反面ちょっと前半部分の笑が弱かったかな。登場人物の秘密などがわかってないので、笑いに持っていきづらかったかな。
ただ、セットを揺らしての地震はちょっとビックリした。いやーお見事だったとしかいえない。
海ノ底カラ星ヲ見上ゲヨ
おぼんろ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/12/17 (木) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
悪くはなかった
浦島太郎をモチーフにしてた物語になるのかな。
そのモチーフにした物語と、その後の物語で進んで行ってるのかと思っていたら、実は1つの物語でした。
おじいさんとおばあさん(繋がりはない)の描かれ方は十分だと思いますが、孫娘の描かれ方はちょっと足らなかったように思えた。(結局運命を引き継いだ感じになったのかな)
まあ、悪くはなかったです。
おぼろ
ゲキバカ
吉祥寺シアター(東京都)
2009/12/16 (水) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
エンターテイメント全開
いやーもうエンターテイメント全開のお披露目公演でした。面白かったという以上に、楽しかったです。
でも、ただ単にオチャラケだけで笑わせて過ぎるのではなく、キチンと話の軸はあったのはよかった。
ラストの雪の降らせ方は圧巻。予想以上に降らせてました。積もってたし(笑)
しかし、鈴木ハルニさん、前作でブスコーを演じてた同一人物とは思えん(笑)
カックよかったです。
モンキー・チョップ・ブルックナー!!
アマヤドリ
シアタートラム(東京都)
2009/12/15 (火) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★
乱舞はなし
前説で何故か主宰の広田さんが出てくる。ナゼ?と思っていたら、諸事情により若干の演出変更があったことを説明。
(ちなみに、ある人が出てくれば1発で判明ww)
物語は監禁から助かった女を監禁してしまう男と、その周りの仲間たちのお話。
物語、わかるといえばわかるし、わからないといえば言えるし。ただ前作よりはわかりやすいかなと思いました。
で、面白いとか面白くないかというと、どちらとも言える。ただ、ずっと物語の世界観には引き込まれてました。
監禁された&監禁されてしまう女を、笠井里美、中村早香、佐藤みゆきの3人が演じるのだが、3人で演じる意図はわかりませんでした(^^;;;
ただ、演じる人が代わっても、あるアイテムさえ見ればわかるようになってるので、ゴチャゴチャにはならなかったのはよかったが。
まさか、あんなところに客席があるとは、シアタートラムをあのように使うとは斬新でした。
後、珍しく乱舞がなかった。
ロミオの代わりはいくらだっているし、ジュリエットの代わりだって腐るほどいる
掘出者
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/12/15 (火) ~ 2009/12/20 (日)公演終了
満足度★★★
ネガティブ方向が強い?
妄想を描いてるのか、優柔不断のダメさを描いてるのか、なかなか微妙であるが、芝居全体はちょっとネガティブすぎるような気がした。
後、一部の芝居は地べたに座って演じられるので、後ろの人は若干見えづらいと思うが。
また、上演時間は実際の上演時間より長く感じたかな。
ただ、2回目観たときは、ネガティブ方向、実はそれ程でもない?と思いました。1回目より面白く感じました。(お客さんの笑いは少なかったが(^^;;)
後、地べたに座っての芝居があり、後ろのお客さんには見えづらいとの意見があったのか、一部の場面は立ち位置の演出変更があったようです。
こちらの演出のほうが後ろからも見えると思いますので、こちらにしたのは正解だと思います。
グレートマザーの件はよかった(笑)
出発の日
劇団SHOW&GO FESTIVAL
アイピット目白(東京都)
2009/12/11 (金) ~ 2009/12/14 (月)公演終了
満足度★★★
分ける必要があったのか?
5つの物語からとの事であったが、3話目まではテンポもよく面白いと感じたが。4話目が単語表現の逆転とのことで、本来の意味と真逆の表現で台詞を表しており、最初は面白いと感じたが、あまりにも長く続くので、途中で現実に引き戻されてしまった。
5話からなるとの事で時間配分を5等分にしてたからだと思うのだが、逆転表現に慣れてないし、4話目はあそこまで長くなくてよいと思う。
したがって、5話目はいい話と思われたのに、4話目の戻された感じを引きずってしまい、ちょっと残念と思ってしまった。
最高傑作 -Magnum Opus-
劇団銀石
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/12/08 (火) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
そういう最高傑作ね
タイトルの最高傑作、そっち系のお話なのねと、タイトルは納得。
観終った後、理解度の悪いオイラは、まず全てが夢だったのと思ってしまった。
後、5つのオムニバスとの事であったが、確かに話が変わった感じは取れたが、変わったと思えず、そのまま続いてると思える部分もあったかな。
また、役者がいろんな役をやるから、ちょっとゴチャゴチャになってしまった。
したがって、上演時間が80分との事であったが、悪いほうでそれ以上に長く感じてしまった。
ただ、衣装や舞台を飾っている布などは綺麗でした。
『プルーフ/証明(Repirse)』
DULL-COLORED POP
SPACE EDGE(東京都)
2009/12/12 (土) ~ 2009/12/12 (土)公演終了
満足度★★★★
喜怒哀楽の切替はお見事
出演者は4人で、清水那保さんを除く3人役者さんも非常によかったですが、清水那保さんがそれ以上によかった。
もう、あの一瞬の喜怒哀楽のチェンジはお見事です。
途中休憩が入ったので、もしかしたら観てるほうが集中力切れるかな思われましたが、全然そんなことなく、時間があっという間でした。
カタルシス夢十夜
ムシラセ
王子小劇場(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/07 (月)公演終了
満足度★★★
場転時の音でか過ぎ(笑)
どこまでが夢で、どこからが現実か。
もしくは全て夢なのか、理解は出来ませんでした。
また、夢もそれぞれ登場する人物の夢なのか、晃太郎(緑川陽介)1人の夢なのかも、ちょっとわかりにくかったかな。
(鬼が出てきた後に現実世界に戻ってきたような感じに取れたので、オイラは夢部分は晃太郎1人の夢と思ったが)
後、場転で音楽の効果音を使用しているが、いきなり大音量すぎ。
もう少し抑えるか、徐々に上げていって欲しかったかな。
場転のたびに、ビクッとなってましたので(笑)
しかし、鬼役の保坂萌さんの、いいです。(久しぶりに演技を見ましたが、やはりいいです)
ライク ア ローリングストーンズ
enji
ザ・ポケット(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
人の心に残りさえ・・・
ローリングストーンズが好きながら若くして逝った堀川空海(豊田高史)が14?15?年後に霊として実家に戻ってきて、同じく霊である金髪男(天野由紀子)の言葉により、自分の伝説を残そうとしてドタバタする物語。
面白かったですし、空海が生きてる人間に憑依するのだが、憑依された人間がきちんと空海のキャラを演じれてたのはお見事でした。
ラストとある秘密を姪である百合(崗本侑樹)に伝えるのだが、ここで弟である良弦に憑依するのだが、完全に憑依出来るのではなく、弟は僧侶なんだから、途中で兄が憑依してることを気付き、押し問答するが理解しあい、そして百合に秘密を打ち明けるパターンなら
この場面がさらに感動となったと思われ、個人的にはちょっと残念。
今回のenji、三年物語の馬渡直子さんが客演しておりましたが、非常に楽しそうにやっておりました(笑)
後、金髪男を演じた天野由紀子さんが、きちんと外人っぽさを出せていたのは非常によかった。
In The PLAYROOM
DART’S
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/12/01 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
リアルに感じる
とある人気小説の最新作に出演しませんかと、とある場所に集められたファン達。
そのファン達が小説内の登場人物となり、鬼ごっこという形で渋谷区内を逃げ回るのを考えるが、実際の世界では・・・。
ムチャクチャ面白かったです。まばたきや息をするのも忘れるほどでした。
役者たちの動きは少ない(座って台詞をしゃべる事が多い)のですが、凄い躍動感を感じました。
また、ある場面場面もリアルでは見せないのに、本当に目の前で起こってるような錯覚を起こさせてくれました。
2転、3転する謎解きもお見事でした。
あまりにも面白かったので、翌日も急遽観劇しました。
(夜は20時開始だったので間に合うのもありましたが)
2回目は座る位置は違いましたが、別の役者の表情などがよく見えるため、昨日とは違った感じで楽しめました。
2回目でも面白さは変わりません。いやさらに面白かった。
ひまわりの花言葉
丸の内ストラテジー
THIRD(東京都)
2009/11/26 (木) ~ 2009/11/30 (月)公演終了
満足度★★★★
バー公演での意図が・・・
物語は面白かったので、もっと長くてもよかったと思った。
ただ、バー公演との事で、脚本や演出面でいろいろ工夫は見られたが、バー公演としなくてはいけない理由があまり見出せなかったかも。
せっかくバーを使うのだから、バーで起きる出来事などを覗き見るような感じに仕上げてほしいかな。
梅津さんの穴を埋める
H・R企画
東京アポロシアター(東京都)
2009/11/28 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
演じる体勢にビックリ(笑)
H・R企画は保谷高校の演劇部のとある期間のOB・OGが集まって芝居をやろうじゃないかとの企画集団。
最近は「公開同窓会劇団」と呼ばれてるらしい(笑)
同窓会的といっても、早くも3回目。(同窓会のペース超えてるようなww)
まさか、ずっとあんな体勢で物語が進んでいくと思いませんでした(笑)
もう、最初から完全にもっていかれました。(なんで、幕を引いてるのか不思議でしたが、理由がわかりましたww)
いやー面白かったです。
椎名さんも、老けメイクで十分お母さんでした。ただ、手が綺麗過ぎたのはちょっと惜しかったが。