四色の色鉛筆があれば
toi
シアタートラム(東京都)
2009/01/27 (火) ~ 2009/01/28 (水)公演終了
満足度★★★★
宇宙を想像させる
「ハイパーリンくん」 宇宙に浮かんでいるような気がしました。
「反復かつ連続」 できあがっていく風景にワクワクしました。
感傷的な作品に関しては、胸を打つには少し、物語の力が弱いような気がしました。
柴さんは、演劇をアトラクションにすることのできる天才なのだなと思いました。
ばべるの塔の僕とガイジン【ご来場ありがとうございました】
ザ・プレイボーイズ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/08/01 (土) ~ 2009/08/05 (水)公演終了
満足度★★★
「黒」観劇
コメディとして非常に分かりやすい設定で、笑いやすかったです。
登場人物も3人ということで、中盤を過ぎるまでは、話にもしっかりとついていくことができました。
前回公演よりもずっと面白くなっていたように思います。
僕の彼女はAVアイドル
ザ・プレイボーイズ
池袋GEKIBA(東京都)
2009/01/28 (水) ~ 2009/02/01 (日)公演終了
3人いる!
リトルモア地下
リトルモア地下(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/12 (水)公演終了
満足度★★★★
初日観劇
物語以上の興奮を与えてくれる脚本に対して、非常に誠実で丁寧、それでいて刺激的な演出だったように思います。
一人の人間が抱える不安と孤独に押しつぶされ、終演後しばらくぼーっとしてしまいました。
12バージョンあるとのことですが、その日その日で戯曲をどう解釈するのか、どのような付加価値を足すのかは気になりますし、それを許容できる懐の深い戯曲であると感じました。
cover
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
するめのような舞台
噛めば噛むほど味が出てくる舞台でした。
登場人物たちの味のあるナンセンスなやりとりを、最初から最後まで笑って見ていましたが、ふいに、ドンと感情が迫ってきて、無性にやるせなくなったり切なくなったりしました。
最後まで見終わった後、舞台上でのできごとを思い出しては感嘆します。
余韻が濃くて深くて、これを書いている今もまだ、頭の中で劇が続いているような気がしています。
アルバトロス
ホチキス
王子小劇場(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/28 (火)公演終了
満足度★★★
誠実な舞台
演劇という媒体を借りて、バラエティをやろうとしているのかなと思いました。
ただ、導入部で登場人物に乗れず、おいてけぼりをくったまま話が進んでしまい、感動できるはずのシーンが自分の中でするっと流れていってしまったのは残念でした。
明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
引き込まれました
派手なギミックに走らず、伝えるべき「空気」を表層化させるにことに拘って作られた誠実な舞台でした。非常におもしろかったです。
終始、舞台上から伝わってくる緊張感が、気持ちよかったです。
D_E_S_K 東京公演
Monochrome Circus
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/07/20 (月) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
関係性が見えると
3編の短~中編ダンス集。
何を見たらいいのか分からずとまどいながら見ていたのですが、ダンサーさんたちの踊りが、それぞれの踊りに関係し合ってくると、途端に面白くなってきました。
旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★★
水の循環のよう
90分くらいしてようやく、状況が飲み込めてくるようなつくり。起きているシーンの、何を見ていいのか分からないため、ぼんやりと見てしまいました。
時折強烈な光景を見せつけられ、おぉ、と思うことはありましたが、2時間半は長すぎました。
村井美樹のmono*mono語り vol.1
supported by ai-ou !
目白庭園(東京都)
2009/07/20 (月) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★
好感の持てる語り
誠実な語りと、会場となった目白庭園の緑とが相俟って、のんびりとした気持ちの良い時間を過ごし、村井さんに対して好感をもって会場を後にすることができました。
引き込まれるほどの語りとまでは至りませんでしたが、作品自体に吸引力があるため、最後まで集中して聞けました。
いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校
ロロ
新宿眼科画廊(東京都)
2009/07/18 (土) ~ 2009/07/22 (水)公演終了
満足度★★★★
きらきら輝く衝動
傑作だと思いました。
演技の質などは、ギャラリーサイズではなかったものの、表現することの衝動が、嘘なく、ダイレクトに伝わってきました。
なぜ三浦さんが表現をするのかということが、表現形態と密接に絡まっていて、胸を打ちました。
奇ッ怪
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2009/07/03 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
喫茶シャコンヌ
劇団東京イボンヌ
王子小劇場(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★
融合していない
台詞に違和感があったこと、またドラマとしての粗が多すぎることやぶつ切りのシーンの連続だったこともあり、集中できませんでした。さらに演出としての狙いも浅はかだと感じてしまいました。
これでは、どんな素敵な音楽をかけても劇場の雰囲気を心地よいものにはできないのではないでしょうか。
ホームページのような雰囲気を想像して行っただけに、とても残念でした。
73&88【満員御礼!】
カニクラ
アトリエヘリコプター(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了
満足度★★★
繋がりたいと思えるかどうか
好意的に見ている自分と、斜に構えて見ている自分とが同居していて、感想を残すのが困る舞台でした。
なんかもったいない、というのが、今の感想を表すのに一番近い言葉です。
面白そうな設定を面白そうなやり方でやっているのですが、主題に対しての焦点がぼやけているせいなのか、俳優さんに興味を持ちづらかったからなのか、舞台から強い引力を感じませんでした。劇場の大きさも、表現しようとしていることに対して広すぎる気がしました。もっと小さなところで見ていたら、印象も違ったかと思います。
それでもやはり、柴さんでなくては作れなかった舞台だと思いましたし、とても優しい気持ちで帰路に着くことが出来ました。
ヘッダ・ガブラー
メジャーリーグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/14 (火)公演終了
満足度★★★
薄味なイプセン
俳優が、脚本の中におとなしく収まっている印象を受けましたし、作品を通しての「狙い」が、漠然としすぎているような気がしました。
演出家は、この脚本が何を伝えたいかを理解していると思いました。
けれどもそれは、作品を通して強烈に伝えていただきたかったですし、
古川さんでなくてはできない演出方法を駆使して表現してほしかったです。
向日葵と夕凪【ご来場頂き誠にありがとうございました。】
七里ガ浜オールスターズ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/07/07 (火) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★
よく喋る大人たち
登場人物達が全てを語るような話の運び方に、ついていけませんでした。
俳優さんたちが巧みに人間を立ち上げようとすればするほど、登場人物の持っている軽薄さが嘘くさく見えてしまい、もったいないと感じました。
話の狙い自体には心を動かされそうになっていただけに、残念です。
シリタガールの旅
本能中枢劇団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/06/20 (土) ~ 2009/06/27 (土)公演終了
満足度★★★★
恋をする
小学生でなくては考えつかないようなことを、大人が舞台化したような印象。
ゆるいとかくだらないだけではくくれない唯一感を感じられるかどうかが、この作品を理解できるかどうかの境目なのだろうなと思います。
私は、アンビバレンスなことを常に成立させ続けているというワクワクのせいで、この作品、恋におちました。
15 MINUTES MADE VOLUME6
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2009/06/25 (木) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★
小粒な印象
どの団体も既に見たことがあるのですが、それぞれが存分に個性を発揮できていなかったような気がして残念でした。
それぞれの個性をもっと突き詰めて考えて、強烈な15分にしてほしかったです。
空耳タワー
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/06/16 (火) ~ 2009/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
ドキドキしました
不思議なアトラクションに迷い込んだような楽しさを味わうことが出来ました。
初めは話にのっかりづらく、なんだかうまいこと煙に巻かれて楽しまされたような気もするのですが、突き抜けたラストシーンにただもう興奮しっぱなしでした。
スメル
キリンバズウカ
王子小劇場(東京都)
2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
秀才のつくった傑作
現在の小劇場の代表作のようだなと感じました。
ずば抜けて何かがすごいというわけではないのだけれど、丁寧に作られているシーンの重なりに、きっとこの作品は秀才が命を削ってつくった舞台なのだろうなと想像させられ、いとおしくなりました。