johnnyの観てきた!クチコミ一覧

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ペール・ギュント

ペール・ギュント

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/21 (日)公演終了

残念、物語に入り込めなかった・・・
休日を1日費やして、静岡までバスに揺られて観劇旅行。SPACの企画公演は概ねレベルが高いんだけれど、今回は正直、今ひとつでした。

赤い薬

赤い薬

MONO

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

Excellent! 素晴らしい出来栄えでした!
お気に入りの京都の劇団「MONO」。ほぼ年1回の東京公演はもうかれこれ10年近く必ず観にいっています。いつもだいたい期待とそれほど違わぬ作品に仕上げてくるのだけれど、今年はどうか・・・。はい、今年もExcellent!でした! それも例年以上に完成度が高かったように思います。観客を上手に物語の世界にいざなう誘導の巧みさ、絶妙の役者のアンサンブル、よく計算された舞台美術。とても完成度の高い劇団です。休日にもかかわらず空席が目立ったのがとても残念です。

ネタバレBOX

この劇団はどの俳優も抜群に芝居が上手いけど、今回の公演で劇団員以上に目を引いたのが、客演の山本麻貴さん。この方、只者ではないと思います。あのメンバーの中でがっぷり四つで堂々と芝居をしていました。芝居中でも肝となる役です。かつての劇団員の女性陣より上かもしれません!
家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

家族の証明∴(公演終了!次回は10月シアタートラムにて!)

冨士山アネット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/10 (水)公演終了

満足度★★★

「創造的なヴィジュアル」ではありましたが・・・
初日観劇。当日パンフレットのカンパニー紹介にあるとおり、長谷川寧が手がける「類稀な空間演出と創造的なヴィジュアル」を体感することはできました。特に役者の衣装には彼のおしゃれさというかセンスの良さがよく出ていたと、個人的には思います。しかし、ダンスパフォーマンスを主体にした表現としては、例えばコンテンポラリーダンスの舞台と比べると、決してダンスのレベルは高くなかったように思います。

ネタバレBOX

それと不満だったのは「家族」の描き方。難しいモチーフだとは思いますが、表層的な家族の絆や温かさなどではなく、どろどろしている部分だったり分かり合えない部分を描いてほしかった。せっかく小劇場でやっているのだから、単に「いいお話」で終わってほしくはないと思います。
飛龍伝2010―ラストプリンセス【作・演出 つかこうへい】

飛龍伝2010―ラストプリンセス【作・演出 つかこうへい】

松竹

新橋演舞場(東京都)

2010/02/03 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度

ひどかった・・・観てられなかった。
初のつか芝居&新橋演舞場ということでそれなりには期待していったんだけど・・・感想は「ひどい」の一言に尽きます。休憩入れて3時間弱、何度途中退席しようと思ったことか。まず脚本、モチーフを脇に置いたとしても、台詞がやけに薄っぺらい! とてもプロの脚本家が書いたとは感じられない言葉を役者がしゃべってました。あれでは俳優がかわいそうです。やけに長台詞が多いのも、ダイアローグを紡ぐ筆力がないせいではないかと疑りたくなります。それからそもそも、芝居が成立してなかった! 物語はドラマたっぷり、波乱万丈の筋書きにもかかわらず、舞台上で成立してないから、個人的には観てて「?」連発です。これは演出家が入院したため身のある稽古ができなかったからかもしれません。とにかく、もうつか芝居は二度と観ないでしょう。

凡骨タウン

凡骨タウン

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/02/05 (金) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

モダンスイマーズ、初見でした
「芸劇eyes」最後のモダンスイマーズ。野田秀樹さんの期待がかかるのを機に、初めて観に行ってみました。

感想は・・・可もなく不可もなく、というところでした。
脚本はよく練られていたと思うし、俳優陣も客演・カンパニーメンバーとも破綻のない(少ない)芝居をしていたと思います。
ただ、仮にいま以上に多くの観客に観てもらうには、足りない要素も多いかなとは思いました。

個人的には、次も観に行きたいカンパニーとは思いませんでした。

スーパースター

スーパースター

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

素直に感動しました!!
3年ぶりに「鹿殺し」観ました。前回は「ばかばかしいことをひたすら真剣にやる劇団」という印象でしたが・・・、今回はとても感動しました!! うるっとしました!!

ネタバレBOX

無駄がなくシンプルで分かりやすい脚本、スピーディーな演出、よく訓練された俳優陣、どれをとっても素晴らしかったです。「ピカイチ君」とほぼ同年齢の自分にとって心に刺さる物語でした。そうですよね・・・「星を持っているか」どうか・・・20代の日々を悩みながら一生懸命に駆け抜けて、何が残るのか、何が見えるのか。それは努力とか才能とかあるいは巡り合わせといったものとは別次元に、その人の人生を照らし出してくれるものだと思います・・・。劇団旗揚げメンバーも「ピカイチ君」と同世代。きっとおのが人生の足跡が綴られていたんだと思います。感動しました!
『カガクするココロ』『北限の猿』

『カガクするココロ』『北限の猿』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

満足度★★★

「北限の猿」安心して観ることはできましたが・・・
満席。客席の年齢層はやや高めだったような気がします。芝居は、「カガクするココロ」同様、大きな破綻もなく、安心して観ることができます。若手だけの座組みにもかかわらず、このクオリティは、やはり劇団の層の厚さを感じます。ただ、大きな破綻がない一方、戯曲のポテンシャルを引き出す、優れた演技をした俳優も特に見当たらなかったかな。その点では不満も残りました。

ネタバレBOX

大学生の吉川さん(先輩の子どもを宿してしまった人)役の役者さんは、がんばってはいたが、正直、あの役をやるには力不足だった気がします。最後の見せ場のシーンが効いていませんでした。
EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)

EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)

冨士山アネット

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/01/14 (木) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★

冨士山アネット以外は期待外れでした
冨士山アネットがセレクトした若手の有望カンパニーをオムニバスで観れるということで、新しい出会いを期待して劇場へ。一言でいうと「冨士山アネット以外は期待外れでした」です。厳しい見方かもしれませんが、チケット代や東京芸術劇場という舞台にふさわしい、客観的に必要とされる水準に達していないパフォーマンスもあったのではないかと、個人的には思います。。もっとも、前回公演を野田秀樹さんが観て直接、冨士山アネットを「芸劇eyes」に誘ったのですから、何かしら光るものはあるのかもしれませんが。大人の、きちんと働いている大多数の社会人が観ても、好き嫌いは別にしてそれなりに納得させられる作品づくりを目指すカンパニーが増えることを祈るばかりです。あ、☆3つは、冨士山アネットが良かった分でした。

『カガクするココロ』『北限の猿』

『カガクするココロ』『北限の猿』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

満足度★★★★

「カガクするココロ」楽しく観ることができました
2010年初の観劇。満席でした。若手劇団員のみの出演のみということでしたが、特に目立ったほころびもなく、安心して楽しく観ることができました。ただ個人的には、物語全体として心に刺さるような瞬間がなかったのも事実。エンターテイメントとして楽しみました。

ネタバレBOX

平田オリザ初期の代表作ということですが、他のこれまで自分が観た作品と比べると、ベタな笑いどころが若干、多かったような気がします。大学生の戸田君が清水さんにふられるシーンは切なかったなああ。
ANJIN〜イングリッシュサムライ

ANJIN〜イングリッシュサムライ

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/12/10 (木) ~ 2010/01/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

テンポの良い展開とウェルメイドな芝居
今年最後の観劇に天王洲アイルへ。「日英共同合作」ということで、半信半疑のまま臨んだのだが・・・、これが素晴らしかった! スケールの大きな物語をテンポ良く見せて、3時間を越える芝居を全く飽きさせない。日英の演技陣も、大きな劇場に負けない、芯の通った芝居を見せてくれました。市村正親さすが!! 惜しむらくは、関が原~大阪の陣を貫く大きな物語の前に、宣教師(藤原竜也)を取り巻く物語が負けてしまったことだけど。ともかく観に行って良かった!

太陽と下着の見える町(庭劇団ペニノ)

太陽と下着の見える町(庭劇団ペニノ)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/12/05 (土) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

満足度★★

期待はずれでした
タニノクロウさんが舞台でやりたいことに、残念ながら全く共感できませんでした。ただそれが残念です。

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/11/17 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

もう、文句なしに素晴らしい舞台でした!
Corich でも評判の良い舞台、自分の好みの作品かと期待して観に行きましたが・・・、
いや~、文句なしに素晴らしい舞台でした!!
台本の秀逸さに加え、何よりも俳優のごまかしのない演技、それを際立たせる演出と、演劇の面白さを存分に表現している作品でした。
中井貴一、やっぱり素晴らしい俳優ですね・・・。
こういう「大人の芝居」をもっとたくさん観たい。。
ガキの芝居はたくさんだ。

フォト・ロマンス(ラビア・ムルエ、リナ・サーネー)

フォト・ロマンス(ラビア・ムルエ、リナ・サーネー)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

素直に楽しめました
少しとっつきにくい内容かな?と思っていたので、コミカルな展開は意外ながらも、楽しく観ることができました。

デッド・キャット・バウンス(クリス・コンデック)

デッド・キャット・バウンス(クリス・コンデック)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/27 (金)公演終了

満足度★★★

「芸術」というより「エンターテイメント」の色合いでした
ドイツ発の「ドキュメンタリー演劇」を鑑賞。90分間、観客を飽きさせることない、手際の良い運びには関心しました。実際の株取引のおおざっぱな流れを誰でもしっかり理解することができると思います。ただ個人的には、それ以上に感ずるものがなかったのも事実。自分が演劇に求めているものとはかなり差異があったなあ。

「演劇という芸術」「自分のこの手で」

「演劇という芸術」「自分のこの手で」

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/11/19 (木) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

???な内容でした
肩透かしを食らった気分になりました。「普通」の演劇を観たい人には全くお勧めしません。

H3(グルーポ・ヂ・フーア)

H3(グルーポ・ヂ・フーア)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり素晴らしかった!!
あまりの素晴らしさのあまり、2度目の鑑賞。やっぱり素晴らしかった!! 幸せな時間を過ごすことができました。

ネタバレBOX

後ろ向きにただダッシュする姿がなぜ、あんなにも美しいのだろう・・・。踊りは決して優雅ではないし、ダンサーのスタイル・体型も日本人に近い。にもかかわらず彼らがひたむきに踊る様は、心を捉えて離さないです。
H3(グルーポ・ヂ・フーア)

H3(グルーポ・ヂ・フーア)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

何だかとにかく素晴らしかったです!
ダンスはあまり観た経験がなく、全てが新鮮だったというのもあるが、とにかく心が揺さぶられました! うまくいえないけど、なんだかサッカーW杯に出るブラジル代表を見ているようでした・・・。もう1回観に行こうと思っているくらいです!

ポール・クローデルの「交換」

ポール・クローデルの「交換」

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★

僕は楽しめませんでした・・・
6月の「鳥の飛ぶ高さ」が秀逸だった青年団国際演劇交流プロジェクト。今回も期待して劇場に足を運びましたが・・・、うーん、正直物語に入り込めませんでした。俳優の演技は別にして、演出に不明な点が多く、個人的には芝居に集中するのを妨げられた気がします。次に期待!

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

ろじ式〜とおくから、呼び声が、きこえる〜

維新派

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/10/23 (金) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

舞台美術の美しさには目を奪われました
F/T秋の開幕作品を鑑賞。会場は超満員でした。維新派を観るのは3回目だけれど、いつも舞台美術の美しさには目を奪われます。

ネタバレBOX

ここの芝居は、台詞を普段、人が話すようには発話しないのだが、個人的には今回の舞台で唯一、役者が普通にしゃべっていたシーン(前半の、男優3人が電話をかけて話すシーン)の、演技の上手さに感心しました。
ブランドラ劇場「解体 タイタス ローマの没落」

ブランドラ劇場「解体 タイタス ローマの没落」

劇団1980

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

異様な迫力のある舞台でした
観客の生理に訴える芝居でした。物語が凄惨を極めるため、役に入り込んでいた一部の役者の表情が、終演後に青ざめていたように思えます。こういう類の舞台は今の日本の演劇状況では、観ること自体が貴重なのだと思いました。大変だとは思いますけど、招聘委員会の関係者の方には、今後もこのような「良質」の舞台を観る機会を作っていただけたらと思います。

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