ITOYAが投票した舞台芸術アワード!

2014年度 1-9位と総評
わたしを離さないで

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わたしを離さないで

ホリプロ

ダントツ1位。それこそ観劇後数日間は「わたしを離さなかった。」
こういう虚構の世界の中での切ない話はグッときます。
蜷川さんチャレンジ魂と主演の多部未華子さんの安定感と清涼感が素晴らしかった。

関数ドミノ

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関数ドミノ

イキウメ

前回公演に続いての鑑賞。
昨年の私の1位「カタルシツ『地下室の手記』」にも通じる、
安井順平さんによるラストの衝撃が凄かった。

おそるべき親たち

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おそるべき親たち

東京芸術劇場

演者5人の演技が良かったのですが、中でも
中嶋朋子さんの感情の変化が素晴らしかった。

ジョビジョバ

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ジョビジョバ

U-1グランプリ

きっと他の人とは違って、私は「ジョビジョバ」は知らなくて「U-1グランプリ」のファン。
こういう感じの芝居(コント)を見やすい小劇場で十分楽しみました。
DVDも購入。今から次回が待ち遠しい。

グローブ・ジャングル

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グローブ・ジャングル

虚構の劇団

虚構の劇団は、旗揚げ当時からお気に入り劇団で、本作も初演時にリピートしました。
その後、仕方ないことではありますが、2名退団してからバランスが今一つ悪くなった感じで残念。

暴走ジュリエット/迷走クレオパトラ

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暴走ジュリエット/迷走クレオパトラ

柿喰う客

柿喰う客もお気に入り。
女体シェイクスピアも最初の目新しさが無くなった分、安定感が出てきた。
今後も女優祭りに期待!

舞台『ガラスの仮面』

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舞台『ガラスの仮面』

松竹

蜷川版2作も観ましたが、今回は貫地谷しほりとマイコの劇中劇に感激。

宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~

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宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~

鈍牛倶楽部

下北沢小劇場の作品。
今や重鎮扱いの岩松了さんによるプロデュース・作・演出作品で、
1年かけてワークショップして作り上げた濃厚さ、小劇団・小劇場の良さがある。
安藤聖さん推し。

シェブールの雨傘

9

シェブールの雨傘

東宝

映画と共に超メジャーな作品ながら、描かれる繊細な人生の変化と
静かな反戦のメッセージに感動しました。

総評

大小規模取り混ぜての鑑賞してますが、
最近数年の年100本から、今年は40本に観劇ペースがダウン。
経済的な理由(チケット高くなりましたね…)と、仕事上休日出勤が増えたためです。
その結果、より作品を『好み』で厳選して観ています。
最近、自分の興味がわく若い俳優さんや個性的な劇団、小劇場が減ってきている感じがします。
来年は青山劇場・青山円形劇場の閉鎖など、さらに暗い現実が待っています。
半年以上も前からのチケット先行販売や、チケット代の高騰、劇場の閉鎖など、
業界側にもファンにとってもマイナス面が目立ちますが、来年も頑張りましょう。

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