農家の娘の観てきた!クチコミ一覧

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ALL THAT 飛龍伝「初級革命講座 飛龍伝80‘」

ALL THAT 飛龍伝「初級革命講座 飛龍伝80‘」

北区つかこうへい劇団

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
役者の力の凄みを見せつけられた。
物語としてはくどく思うし、このあとの’90の方が好きだけれども、圧倒されてしまう。

「美しきラビットパンチ」

「美しきラビットパンチ」

ゴジゲン

駅前劇場(東京都)

2010/09/18 (土) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
何はさておきコーチ役の彼が土田英生に見えてしょうがなかった。
☆半分追加。

花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

泣けました
チケットプレゼントで観ました。ありがとうございました。

母と娘のつながりを主軸に置いていたり、(終演後まで)黒澤さんを女性と思い込んでいたこともあり、、女性的なやわらかさ、繊細さを感じる舞台でした。
場内では飲み物なども売っており、手書きのメニューが配布され、そういった空間構築の肌ざわりにも、スタッフの方々の細やかさを感じました。
PPTで少女漫画が好きだと語っていたのを聞き、そこらへんが納得できた思いです。
舞台という見世物の面白さを堪能するには、うってつけの作品だと思います。

ネタバレBOX


時を旅する場面が終わり、骨董店に戻ってきたときに感じた違和感だけが、少し気になりました。
かぶせていた布をそのままにしていたことの狙いが、うまくつかめませんでした。時代を超えた合唱への布石なのでしょうか。

合唱は胸の奥に響く素晴らしいものでしたが、一方で、おばあさんの物語が終わった時点で幕を下ろしても余韻が深かったかなと感じました。
2010億光年

2010億光年

サスペンデッズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/05/22 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
会話のやりとりは、余計な説明を省いて、あれこれ想像させる余地があった。
ありきたりな言葉、場面でも、演じる人の力で変わるんだなあって。
ただこの劇場の、舞台を見上げる感じが、なにかちょっと、物語との間に距離感のようなものを生んでいた気がした。遠い世界の話ではないから、目線が同じか少し高い位置から見つめたかった。
次作にも期待。

コドモもももも、森んなか

コドモもももも、森んなか

マームとジプシー

STスポット(神奈川県)

2011/02/01 (火) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★★

みた
予約日直前の案内メールとか、荷物預かりとか、制作の方の小回りがきいていたと思う。
作品も良かった。安くて良質な芝居。神奈川まで行って良かった。

舞台を初めて見るという人に勧めるべきかは分からないけれども、色々見ている人には勧めてみたい。次回公演も足を運びたい。

ネタバレBOX


前回の『ハロースクール、バイバイ』では、終盤、級友の家業(銭湯)が廃業するというくだりがあった。そちらの方は、個人の選択肢の喪失と、銭湯という昔ながらの社交場の喪失という郷愁を、うまい具合につなげていた気がして、胸に迫ってきた。
今回は、やはり終盤で、登場人物の一人の家が燃えるという事件が起こるけれども、前回に比べたらとってつけたエピソードに感じた。
悪意(放火)という意味だろうか。
ガラスの家族

ガラスの家族

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/10 (水)公演終了

満足度★★★★

王道にも作法がいる
こういうことを伝えたいという想いがあって、それを劇団全体で共有できているように思えました。皆が心血を注いでいる。
よくできた話でも、作っている人々の気持ちがちぐはぐだと作品に現れます。王道という言葉はありきたりという意味に捉えられがちですが、それをきちんと実現するにも作法がいるということを教えられた思いです。

いつも凝った話、刺激的な物語ばかり追い求めていると、こうした昔ながらの物語にほっとします。刺激に頭脳は楽しませてもらっていても、心は疲れていたのかもしれないと考えさせられます。

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

味わい堂々

OFF OFFシアター(東京都)

2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
苦くて切ない。

役者陣もみな好演。

見て良かった。

ネタバレBOX

ダンス?の場面はないほうがいいように思った。
狭き門より入れ

狭き門より入れ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/08/17 (月) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

物語の力とその持続性
わかりやすく、しかし考えさせる(考える機会を与えてくれる)作品。
でもなによりいいのは、きっと無名の人々ばかりの小劇団でやっても面白い物語であること。
金をかけなければ、役者の人気に頼らなければ(頼っても)もたない作品も世の中少なくないのに。
役者人気に寄りかかっていないのは大事なことに思う。

こういう作品をきっかけに、小劇場作品にも興味を持ち、足を運ぶ人が増えればいいと思うけれども。

ネタバレBOX

物語は、箱舟とか自己犠牲とか、そういうキーワードでもって、観客にあれやこれやと考えさせるわけですが、、、
劇場から降りるエレベーターで、満杯なのにもかかわらず体を押し込んでくる方々を見、やりきれない気分になったのでした。
売り言葉

売り言葉

Hal's Party

d-倉庫(東京都)

2009/09/03 (木) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

一人芝居とはいえ

一人芝居というと、どうしても演じる誰かにばかり目が注がれてしまうが、それを支え羽ばたかせるものにも気配りが必要なのだと気付かされた。
何が潜んでいるか気になる舞台装置も、柔軟な照明も、開幕の引き込み方も、心を躍らせてくれた。それは戯曲を読むだけでは味わえないこと。

女優はしなやかだった。可憐で、勇ましく、寂しげだった。淵を覗き込ませてくれた。

パンフの言葉も気にかかる。

ワイルドターキー

ワイルドターキー

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★

みた

筋は粗が目立つ。が、客演を交えての丁々発止のやりとりは見ていてとても気持ちが良かった。ダンスと同じくらいにリズム感が試されるのは、実はそういったところではないのかと思った。
主演中山、客演岡田の両氏の芝居は、カラーは違えど、個人でも目を引く強さを備えていた。

コントの場面はドリフを彷彿とさせ、嫌いではないけれど、もう少し絞って全体を2時間程度にできたらなお良かったと思う。メリハリが利いていたからか、2時間20分という実時間よりは短く感じた。

客演の方々も、オイシイ役を振り当てられてはいるものの、きちんとそれに応えるだけの力の持ち主ばかりだった。

楽器を使った演出も、これまでに無かった試みに思え、次回以降も楽しみ。

ネタバレBOX

中山の結末はああしたことで良かったのか、無理矢理どんでん返しをとってつけたのではと、暗転の間ずっと考えていたが、そのあとの1人語りを聞かされると、それでバランスがとれた気もする。

ここ2作ほど、低調を感じていたが、今作で復帰の兆しが見えた気がして嬉しい。
The Heavy User

The Heavy User

柿喰う客

仙行寺(東京都)

2010/06/19 (土) ~ 2010/06/19 (土)公演終了

満足度★★★★

みた
言葉が与えてくれるものがあって、言葉が奪ってしまうものがあるんだね。

シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】

シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】

MCR

駅前劇場(東京都)

2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★

笑い、そのほか
全編通して笑わされっぱなしでした。
でも時に切なく、時にとてもロマンチックだったりするから、あちこちのツボを刺激されるのです。
結末については、意見が分かれそう。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
SFというジャンルが苦手な人にも勧められそうな物語だった。序盤からあれこれと文系の話題が押し寄せてくる。

ただ、終盤の展開には違和感が残った。

ネタバレBOX


概念というのは、結局、理屈だと思う。
だから愛の実体(凄み)というのは、概念というより信念や思い込みに近いもので、侵略者と観客を打ちのめしたのは、まさにそれだと感じた。
だから「愛の概念」という言葉、捧げ物には違和感が残る。

また、侵略者は何度か「大切な人だとは知らなかった」と弁解のように言っていたけれども、それは既に愛の概念を知っている者の言葉ではないのかと感じた。
恋愛感情のみを愛というわけでないし、だから、愛という言葉だけで括ろうとするのは少し乱暴ではないかなと思った。

ほとんど終わった関係が、一方が白痴化したことで甦るというのは、素晴らしいことなのか皮肉なのかよく分からない。

夫婦のやりとりより、男二人のやりとりが胸に迫った。
サマーゴーサマー

サマーゴーサマー

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2009/08/19 (水) ~ 2009/08/24 (月)公演終了

満足度★★★★

ゆるい中にこだわり
肩の力を抜いて見られて、小さく笑って、70分。
アンケートの作りも、ゆるいんだけどこだわりを感じて、それに星1つ追加。

喜劇向きの役者とそうでもない役者の差が、結構くっきりと出てしまうのは仕方のないことか。喜劇って難しい。

『「「「愛」を使う」と言う」とつぶやく』

『「「「愛」を使う」と言う」とつぶやく』

コマツ企画

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
作家を演じてるときの顔が太宰に似ていた。
ありだな、ておもった。
何がありだかよくわからないけど。

これ1人芝居だから成立するんだろうなあ。

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

劇団姦し

ザ・スズナリ(東京都)

2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
ほかの観客が教えてくれることがある。
目の前の物語に、どこで笑うのか、笑わないのか。
いまの場面で笑った人は、笑わなかった人は、これまでどんな人生だったんだろうとか。
自分か、自分の近しい人に投影してあれこれ思う。

つらい経験だから笑えないことと、それでも笑い飛ばせることがある。
前方の自由席にいたから、後方からは笑い声が降ってくるだけだったけど、聞こえなかっただけで、もしかしたら泣いている人もいたのかも知れない。

徹底的に手足

徹底的に手足

売込隊ビーム

「劇」小劇場(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台と想像力

ひたすら笑わせる作風かと思っていたら、きっちりとした会話劇だった。それは小劇場ならではの楽しみ。

逆に、舞台装置が小劇場に不釣り合いなくらい大きく、見えないものをどこまで観客が想像できるかで、劇に入り込めるかどうかが決まってしまう気がした。
舞台よりは映画向きの状況設定に思えた。

初めて舞台を観るとか、年に1、2度といった方には勧めにくい作りに思った。

プランクトンの踊り場

プランクトンの踊り場

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
開演前の舞台上、光が一筋。それだけ。
シンプルなのに謎めいていていて期待が高まった。
始まってみると、使い方が面白い。舞台ならでは。

前半はともかく安井順平という役者の求心力が飛び抜けていて、この人が出てきたらなんか面白いこというんじゃないのて期待がすごく大きい。台本じゃなく、本人の言葉みたいに聞こえる。伊勢佳世も良かった。

映画のシナリオにしても面白いと感じた。

ネタバレBOX

後半は作家の方程式が収束し出す。
理詰めで迫って、でもその理論をぽんと投げ出す潔さが気持ちいい。
どうにも執着心が強い自分にはなおさらで。
夜のプラタナス

夜のプラタナス

弘前劇場

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/19 (金) ~ 2010/03/24 (水)公演終了

満足度★★★★

たくらみ
いろいろなたくらみが込められた戯曲のようで、でもはったりのようにも見える。見逃しているかも知れない部分が気になり戯曲も買ってみた。
でも照明が細やかだから、戯曲だけ読んでも空気は味わえないはずだ。

男と女の相容れなさみたいなものを、滑稽であったり淋しかったり恐ろしかったり描いた物語に見えたけれど。

ネタバレBOX

でも結末は無理につけたオチみたいに見えた。
魔女のように描くことは、却って人物の底を見せてしまうと感じた。
目的もなく惹かれあって、些細な誤解が生まれて、それを晴らそうとしてもっと大きな誤解を招いてしまう、そんなありふれた情景の方が、魔性より遥かに印象深く恐ろしく思えるから。
青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

みた
ふざけた話に見えて、作者のロマンチシズムが選曲やせりふ回しにちりばめられていた。笑いを狙ったところよりむしろその辺りが好き。

表情や動きが豊かな役者が何人かいて、彼等彼女等に物語が助けられていたように思う。物語がなんだか惜しい。時間も少し長い。
ただ、自分なりのものを作ろうともがいているように見えて、次回以降がどうなっていくのか気になる。
期待を込めて☆多め。

ネタバレBOX

10年後の青山はもっと早いタイミングで出した方がいいように思った。感情移入の度合いがちがってくる。

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