散歩する侵略者 公演情報 イキウメ「散歩する侵略者」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    みた
    SFというジャンルが苦手な人にも勧められそうな物語だった。序盤からあれこれと文系の話題が押し寄せてくる。

    ただ、終盤の展開には違和感が残った。

    ネタバレBOX


    概念というのは、結局、理屈だと思う。
    だから愛の実体(凄み)というのは、概念というより信念や思い込みに近いもので、侵略者と観客を打ちのめしたのは、まさにそれだと感じた。
    だから「愛の概念」という言葉、捧げ物には違和感が残る。

    また、侵略者は何度か「大切な人だとは知らなかった」と弁解のように言っていたけれども、それは既に愛の概念を知っている者の言葉ではないのかと感じた。
    恋愛感情のみを愛というわけでないし、だから、愛という言葉だけで括ろうとするのは少し乱暴ではないかなと思った。

    ほとんど終わった関係が、一方が白痴化したことで甦るというのは、素晴らしいことなのか皮肉なのかよく分からない。

    夫婦のやりとりより、男二人のやりとりが胸に迫った。

    0

    2011/05/18 23:19

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大